JP2013239049A - リーダライタ装置およびタグデータ処理方法 - Google Patents

リーダライタ装置およびタグデータ処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】タグデータを読取るタイミングで上位装置へ送信できるようにする。
【解決手段】上位装置との通信を行うデータ送受信制御部15と、データ受信制御部17と、タグデータメモリ18とを備えている。データ受信制御部17は、受信部20が受信したタグデータに含まれるコマンドが蓄積のコマンドであれば、受信したタグデータをタグデータメモリ18に格納する。もし、送信のコマンドであれば、データ受信制御部17は、タグデータメモリ18に格納されているタグデータのうち、すべてのタグデータが揃っているグループがあるか否かを調べる。すべてのタグデータが揃っているグループがあれば、データ送受信制御部15に依頼して、そのグループのタグデータを上位装置に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明はリーダライタ装置およびタグデータ処理方法に関し、特に、大量のRFID(Radio Frequency IDentification)タグを扱う場合に上位装置へのタグデータのアップロードを適時に行うことができるリーダライタ装置およびタグデータ処理方法に関する。
近年、RFID技術を用いた通信システムが普及している。この通信システムでは、リーダライタ装置とRFIDタグとが無線通信する。RFIDタグは、微小なIC(Integrated Circuit)チップにより構成される。ICチップには、個体の識別データや所定の演算処理機能などが搭載され、RFIDタグを付与された各個体および各個体に対応付けられた各種情報の管理を可能とする。
リーダライタ装置とRFIDタグとの間の通信に、UHF(Ultra High Frequency)帯の周波数を用いるシステムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。特に、UHF帯として900MHz帯を用いたものは、通信可能距離が最も長いことからさまざまな用途に適用することが期待されている。
このようなUHF帯RFIDリーダライタ装置を含め、一般的には、リーダライタ装置が読取ったRFIDタグのタグデータは、リーダライタ装置内に保持しておき、上位装置(サーバ)からの要求に応じて、上位装置に送信するようにしている。
特開2010−130457号公報
従来のリーダライタ装置は、リーダとして動作しているとき、読取ったタグデータを上位装置に送信するタイミングが上位装置の主導であるため、タグデータを上位装置にタイムリーに送信することができないという問題点があった。そのため、リーダライタ装置は、あるグループのタグデータの読取りをすべて完了していたとしても、上位装置から要求があるまでその読取ったデータを保持しておく必要がある。また、上位装置は、リーダライタ装置に要求を出して、応答がないと、何度も要求を出すことになり、タググループのタグ数が大量(たとえば、数10ないし数100)である場合には、すべてのタグの読取りが終わるまで時間がかかるので、要求数も多くなる。さらに、上位装置は、リーダライタ装置に対して一定間隔で要求を出しているので、それに対する応答があったとしても、タグデータの読取りから応答までどうしてもタイムラグが発生してしまう。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、上位装置への送信に必要なタグデータの読取りを完了したタイミングで送信のアクションを実施できるようなリーダライタ装置およびタグデータ処理方法を提供することを目的とする。
本発明では上記の課題を解決するために、タグに格納されたタグデータの読取りを行うリーダライタ装置において、前記タグから読取った前記タグデータを格納しておくタグデータメモリと、前記タグデータメモリに格納された前記タグデータを上位装置に送信するデータ送信制御部と、前記タグデータに含まれるコマンドが蓄積を表している場合に、読取った前記タグデータを前記タグデータメモリに格納し、前記コマンドが送信を表している場合に、前記タグデータメモリに格納されている前記タグデータを前記データ送信制御部に転送するデータ受信制御部と、を備えていることを特徴とするリーダライタ装置が提供される。
また、本発明では、タグから読取ったタグデータの処理方法において、読取った前記タグデータに含まれるコマンドが蓄積を表している場合に、読取られた前記タグデータをタグデータメモリに格納し、前記コマンドが送信を表している場合に、前記タグデータメモリに格納されている前記タグデータを上位装置に送信する、ことを特徴とするタグデータ処理方法が提供される。
このようなリーダライタ装置およびタグデータ処理方法によれば、タグデータの読取りをしたタイミングで、タグから読取られたタグデータを上位装置に送信することができる。
上記構成のリーダライタ装置およびタグデータ処理方法は、タグデータを読取る側から、タグデータを読取ったタイミングで、上位装置に送信することができるので、読取ったタグデータを上位装置にタイムリーに送信することができるという利点がある。また、複数グループの大量のタグの読取りを行う場合には、リーダライタ装置の側に大量のデータを保持しておく必要がない。また、上位装置は、リーダライタ装置が読取りをしたタイミングでタグデータを受信できる。
実施の形態に係るリーダライタ装置の機能構成を示すブロック図である。 リーダライタ装置の初期設定処理の流れを示すフローチャートである。 リーダライタ装置のタグの設定動作処理の流れを示すフローチャートである。 リーダライタ装置のタグ読取り操作処理の流れを示すフローチャートである。 コマンド処理の流れを示すフローチャートである。 データ格納処理の流れを示すフローチャートである。 データ送信処理の流れを示すフローチャートである。 タグ読取り操作時におけるデータの流れを説明する説明図である。 リーダライタ装置のハードウェア構成を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は実施の形態に係るリーダライタ装置の機能構成を示すブロック図である。
リーダライタ装置10は、その初期化関連の機能として、リーダライタ・タグ初期設定部11と、リーダライタ・タグ初期設定メモリ12と、リーダライタ初期化部13と、電波動作制御部14とを備えている。リーダライタ装置10は、また、タグデータを扱う機能として、データ送受信制御部15と、タグ書込み制御部16と、データ受信制御部17と、タグデータメモリ18とを備えている。リーダライタ装置10は、さらに、送信部19と、受信部20と、アンテナ制御部21とを備え、このアンテナ制御部21には、少なくとも1つのアンテナ22が接続されている。
リーダライタ・タグ初期設定部11は、リーダライタ装置10がタグ読取りを行う運用時間、リーダライタ装置10を初期化するときの初期値、電波出力順番、電波出力電力、電波出力チャネル、次のアンテナが電波を出すまでの時間などを設定する。また、リーダライタ装置10を初期化するときの初期値には、タグデータメモリ18に格納されたタグデータが、タグデータメモリ18に留まることのできるタイマの設定時間を含んでいる。リーダライタ・タグ初期設定部11で設定された初期値などは、リーダライタ・タグ初期設定メモリ12に格納される。
リーダライタ・タグ初期設定部11は、また、タグに記録されるタグデータのフォーマットを設定し、設定した値をリーダライタ・タグ初期設定メモリ12に格納する。タグデータのフォーマットとしては、データ受信制御部17に対するコマンドと、データ領域内のグループ番号およびシーケンス番号の位置とが設定され、位置は、エリア名、エリア内オフセット、長さで決定している。
リーダライタ初期化部13は、リーダライタ装置10が読取り動作を開始するときに、リーダライタ・タグ初期設定部11で設定した内容をリーダライタ・タグ初期設定メモリ12から読込み、初期化処理を行う。
電波動作制御部14は、リーダライタ・タグ初期設定部11で設定した電波出力順番、電波出力電力、電波出力チャネル、次のアンテナが電波を出すまでの時間などの電波動作設定内容に従って送信部19を制御する。このとき、アンテナ制御部21によって指定されたアンテナ22は、設定された内容で電波を放出し、電波が届く範囲内にあるタグのタグデータを受信する。
データ送受信制御部15は、上位装置に接続されていて、タグ設定動作を行うとき、および、タグ読取り操作を行うときに、上位装置との間でデータの送受信を行う。タグ設定動作を行うとき、データ送受信制御部15は、上位装置からタグに書込みたいデータを受信し、タグ書込み制御部16に制御を渡すとともに、受信部20から書込み結果を受取り、その結果を上位装置に返す機能を有する。また、タグ読取り操作を行うときには、データ送受信制御部15は、データ受信制御部17から受取ったデータを上位装置に送信する制御を行う。
タグ書込み制御部16は、上位装置からデータ送受信制御部15を介してタグに書込むデータを受取ると、アンテナ22から電波を出してタグを1枚選択し、その選択したタグにデータを書込み、結果をデータ送受信制御部15に返す処理を行う。
データ受信制御部17は、受信部20が受信したタグデータに含まれるコマンドに応じた処理を行う。たとえば、「蓄積する」コマンドであれば、データ受信制御部17は、タグデータをタグデータメモリ18に格納し、「送信する」コマンドであれば、データ送受信制御部15に対し、上位装置にデータを送信する依頼を行う。なお、コマンドとしては、「蓄積する」および「送信する」に限定されるものはなく、他の任意のコマンドまたはスクリプトとすることができる。
タグデータメモリ18は、タグから読取ったタグデータを上位装置に送信するまでの間、一時的に格納しておくものである。格納されるデータは、たとえば、「日付」、「読取り時刻」、「読込みアンテナ番号」、「コマンド」、「グループ番号」、「シーケンス番号」、「EOD(End Of Data)情報」、「データ」などである。
以下、このリーダライタ装置10の動作について、リーダライタ初期設定、それぞれのタグにデータを設定していくタグ設定動作、および、タグデータを読取るときのタグ読取り操作の順に説明する。
図2はリーダライタ装置の初期設定処理の流れを示すフローチャートである。
リーダライタ装置10の初期設定をする場合、リーダライタ装置10にたとえば設定用PC(パーソナルコンピュータ)を接続し、この設定用PCからリーダライタ装置10に対してその初期設定をすることになる。
まず、リーダライタ・タグ初期設定部11は、リーダライタ・タグ初期設定メモリ12の内容を読込む(ステップS1)。リーダライタ・タグ初期設定メモリ12の内容は、設定用PCに送られ、設定用PCでは、ブラウザによるGUI(Graphical User Interface)画面操作またはTelnet(Telecommunication network)でのコマンド操作によって各種設定が行われる。たとえば、ブラウザを利用する場合、その画面にリーダライタ装置10のデフォルト値設定とタグのフォーマット設定とに関する設定項目と設定値入力ボックスとが表示され、各種設定データを対応する所定の位置の設定値入力ボックスに設定する(ステップS2)。このようにして設定されたデータは、リーダライタ装置10に送られ、リーダライタ・タグ初期設定部11がリーダライタ・タグ初期設定メモリ12に書込む(ステップS3)。これにより、リーダライタ装置10の初期設定とタグのフォーマット設定とが行われ、その後、リーダライタ装置10は、設定を有効にするためにリブートされる。
なお、リーダライタ装置10のデフォルト値設定とは、たとえば、リーダライタ装置10が動作するための設定であり、リーダ部の運用時間、電波出力順番、電波出力電力、電波出力チャネル、次のアンテナが電波を出すまでの時間などを含む。タグのフォーマット設定とは、大量のタグを扱うために、タグ1枚1枚に対しタグのメモリのどの領域のどこに、どんな長さで、コマンド、グループ番号、EOD情報、シーケンス番号などを書くかを設定する。また、タグのフォーマット設定においては、同様に利用者が書きたいデータも指定される。
図3はリーダライタ装置のタグの設定動作処理の流れを示すフローチャートである。
それぞれのタグにデータを設定する場合、リーダライタ装置10は、タグに書込むデータを上位装置から取得し、あらかじめ設定されたタグフォーマットに従ってタグに書込んでいくことになる。
まず、リーダライタ初期化部13は、リーダライタ・タグ初期設定メモリ12に設定されたタグフォーマットに関するデータを読込む(ステップS11)。次に、データ送受信制御部15は、上位装置から送信されるタグ発行データを待つ(ステップS12)。
データ送受信制御部15は、上位装置よりタグに書込みたいデータの受信があると、タグ書込み制御部16に制御を渡す。タグ書込み制御部16は、受信されたデータに関して、未処理のタグがあるか否かを判断する(ステップS13)。未処理のタグがない場合、タグ書込み制御部16は、このタグの設定動作処理を終了する。未処理のタグがある場合、タグ書込み制御部16は、アンテナ22から電波を出してタグの検知を行う(ステップS14)。タグが検知されると、タグ書込み制御部16は、検知したタグから1枚のタグを選択し、その選択されたタグにデータをあらかじめ設定されたタグフォーマットに従って書込む(ステップS15)。このとき、タグ書込み制御部16は、書込み結果を受信部20から受取ると、その書込み結果をデータ送受信制御部15に転送し、上位装置に返す。その後、ステップS13に戻り、残りの未処理タグの処理に進む。このようにして、リーダライタ装置10は、上位装置から送信されたタグのデータを、選択したタグに対しタグフォーマットを設定した場所に書込む。このデータは、タグを貼り付けたい品物に対し、どのようなアクションをするかを示すコマンド、意味のある単位に纏めたグループ番号、グループ内のシーケンス番号、利用者データなどである。
図4はリーダライタ装置のタグ読取り操作処理の流れを示すフローチャート、図5はコマンド処理の流れを示すフローチャート、図6はデータ格納処理の流れを示すフローチャート、図7はデータ送信処理の流れを示すフローチャートである。
タグの読取り操作処理をする場合、図4に示したように、リーダライタ装置10は、定期的にタグの読込みを行い、読込んだタグのデータを、タグデータメモリ18に格納、または、上記装置に通知する処理を行う。
リーダライタ装置10は、まず、リーダライタ初期化部13がリーダライタ・タグ初期設定メモリ12に設定された内容を読込み、設定することで初期化され(ステップS21)、次に、現在の時刻がリーダ部の運用時間中かどうかが判断される(ステップS22)。ここで、運用時間外であれば、このタグ読取り操作処理は終了する。
ステップS22の判断において、運用時間中であれば、電波動作制御部14がアンテナ22の枚数分の電波を出す(ステップS23)。このとき、電波が届く範囲内にタグがあれば、受信部20がタグからタグデータを受信する。データ受信制御部17は、そのタグデータを受信しているかどうかでタグの検出を判断している(ステップS24)。ここで、1枚のタグも検出できなければ、ステップS22に戻る。1枚以上のタグが検出されていれば、次に、データ受信制御部17は、読んだタグ枚数分の処理が済んだかどうかを判断し(ステップS25)、すべて処理済みの場合は、ステップS22に戻る。ステップS25の判断において、未処理のタグがあれば、データ受信制御部17は、そのうちの1枚のタグを選択し、そのタグのデータを読込む(ステップS26)。
次に、データ受信制御部17は、読込んだタグのデータにコマンドが存在するかどうかを判断し(ステップS27)、コマンドが存在しなければ、ステップS25に戻る。読込んだタグのデータにコマンドが存在する場合、データ受信制御部17は、そのコマンド処理を実行し(ステップS28)、ステップS25に戻る。
このようにして、タグ読取り操作の処理では、運用時間を確認してから、タグデータを読込み、そのタグデータの中にコマンドがあればコマンド処理を実行するという処理を、読んだ枚数分繰り返して行う。
ステップS28のコマンド処理では、図5に示したように、タグデータの中のコマンドがデータ格納処理であるか否かを判断する(ステップS31)。コマンドがデータ格納処理であれば、データ格納処理に進み(ステップS32)、コマンドがデータ格納処理でなければ、データ送信処理に進む(ステップS33)。なお、本実施の形態では、コマンドは、「蓄積する」および「送信する」の2つだけの場合であるが、それ以外のコマンドを設定している場合は、コマンドの種類だけの分岐処理が必要である。
ステップS32のデータ格納処理では、図6に示したように、まず、データ受信制御部17が読込んだデータとタグデータメモリ18に格納されているデータとを比較し、同一データがないかを確認する(ステップS41)。タグデータメモリ18に同一データが格納されていれば、格納する必要がないので、このデータ格納処理は終了し、図4の処理に戻る。タグデータメモリ18に同一データがなければ、データ受信制御部17は、読込んだデータをタグデータメモリ18に格納し(ステップS42)、その後、図4の処理に戻る。
ステップS33のデータ送信処理では、図7に示したように、まず、データ受信制御部17が読込んだデータとタグデータメモリ18に格納されているデータとを比較し、同一データがないかを確認する(ステップS51)。タグデータメモリ18に同一データが格納されていなければ、データ受信制御部17は、読込んだデータをタグデータメモリ18に格納し(ステップS52)、同一データが格納されていれば、ステップS52の処理をスキップする。
次に、データ受信制御部17は、読込んだデータのグループ(送信グループ)に属するすべてのデータがタグデータメモリ18に揃っているか否かを確認する(ステップS53)。ここで、送信グループのデータがすべて揃っていれば、データ受信制御部17は、揃っている送信グループのデータをシーケンス番号の順に上位装置へ送信するようデータ送受信制御部15へ依頼する(ステップS54)。データ送受信制御部15は、その依頼を受けて送信グループのデータを上位装置へ送信する。このとき、データ受信制御部17は、データ送受信制御部15の上位装置への送信を確認後、タグデータメモリ18の送信済みデータを削除する。ステップS53において、送信グループのデータが揃っていなければ、ステップS54の処理は、スキップされる。
次に、データ受信制御部17は、タグデータメモリ18に格納されている他のデータのグループ(送信予定グループ)の中で、すべてのデータが揃っているグループがあるか否かを確認する(ステップS55)。ここで、データがすべて揃っている送信予定グループがあれば、データ受信制御部17は、送信予定グループのデータを上位装置へ送信するようデータ送受信制御部15へ依頼して上位装置へシーケンス番号の順に送信する(ステップS56)。送信予定グループの中でデータが揃っているものがなければ、ステップS56の処理は、スキップされる。
次に、データ受信制御部17は、タグデータメモリ18に格納されている他の送信予定グループの中で、すべてのデータが揃っていないが時間が経過し過ぎているグループがないかを確認する(ステップS57)。これは、上位装置への送信タイミングをリーダライタ装置10が持ち、しかも、グループの中でデータが1つでも揃わないと送信できないので、読取り失敗などによりすべてのデータが揃わないグループがいつまでも送信されないでいることを避けるための機能である。このときの経過時間は、リーダライタ初期化部13による初期値によって設定されている。データ受信制御部17は、タグデータを格納するときに付された読取り時刻のうち、最終読取り時刻から所定時間を経過している送信予定グループがあれば、そのグループのデータを上位装置へシーケンス番号の順に送信する(ステップS58)。送信予定グループの中で時間が経過し過ぎているグループがなければ、ステップS58の処理は、スキップされる。これで、このデータ送信処理は終了し、図4の処理に戻る。
図8はタグ読取り操作時におけるデータの流れを説明する説明図である。
それぞれのタグ30は、データを格納するメモリ31を有し、そのメモリ31は、データ領域32とコマンド領域33とを有している。データ領域32には、ユニークな識別情報またはデータと、このデータの属性(データが属するグループ番号とデータの位置とシーケンス番号)とが格納され、コマンド領域33には、データの処理方法を指示するコマンドが格納されている。
リーダライタ装置10がタグ30の読取り操作を行うときには、まず、リーダライタ装置10のリーダ部は、アンテナ22から定期的に電波を出し、タグ30のデータを読取る。次に、リーダ部は、「蓄積する」コマンドのデータについては、タグデータメモリ18にデータを格納し、蓄積していく。
次に、リーダ部は、EOD情報(最終)および「送信する」コマンドを有するタグ30を読取ると、今まで蓄積したタグデータ、図示の例では、グループ#1のデータ#1〜#nをシーケンス番号順に上位装置40に送信する。
図9はリーダライタ装置のハードウェア構成を説明するための図である。
リーダライタ装置10は、アンテナ22に接続されたアンテナ端51、送信回路52、受信回路53、制御回路54、記憶回路55、および通信インタフェース56を備えている。
アンテナ22は、たとえば、UHF帯の周波数の電波を送受信するためのものであり、このリーダライタ装置10では、複数設けられている。アンテナ22は、タグ30から受信した電波に含まれる受信信号をアンテナ端51に出力する。また、アンテナ22は、アンテナ端51から取得する送信信号をタグ30に送信する。
アンテナ端51は、複数のアンテナ22に選択的に接続される。アンテナ端51は、アンテナ22から取得する受信信号を受信回路53に出力する。また、アンテナ端51は、送信回路52から取得する送信信号をアンテナ22に出力し、出力された送信信号は、アンテナ22からタグ30の存在する空間に向けて送信される。
送信回路52は、制御回路54から取得する処理結果を変調およびUHF帯の送信信号に周波数変換してアンテナ端51に出力する。
受信回路53は、アンテナ端51から取得するUHF帯の受信信号を周波数変換および復調して、受信信号に含まれるタグデータを抽出し、制御回路54に出力する。
制御回路54は、CPU(Central Processing Unit)を中心に構成され、リーダライタ装置10の全体の制御を司っている。特に、制御回路54は、受信回路53が受信したタグデータに対する格納処理および送信処理を行う。
記憶回路55は、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)を有している。ROMは、制御回路54の処理に必要なOS(Operating System)およびアプリケーションプログラムなどを格納する、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリであり、上記のリーダライタ・タグ初期設定メモリ12を含んでいる。RAMは、初期設定値、実行中のプログラムの一部、演算途中のデータなどが格納される揮発性メモリであり、上記のタグデータメモリ18を含んでいる。
通信インタフェース56は、リーダライタ装置10の内部では、制御回路54に接続されており、リーダライタ装置10の外部では、ネットワーク60を介して上位装置40に接続されている。通信インタフェース56は、上位装置40から受信したリーダライタ装置10の設定値、タグフォーマット設定値などを制御回路54に送り、制御回路54から受けたタグデータなどを上位装置40に送信する。
なお、上記の実施の形態では、1つのグループに大量のタグが含まれている場合について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、1つのグループに1つのタグが含まれているような場合でもよい。
10 リーダライタ装置
11 リーダライタ・タグ初期設定部
12 リーダライタ・タグ初期設定メモリ
13 リーダライタ初期化部
14 電波動作制御部
15 データ送受信制御部
16 タグ書込み制御部
17 データ受信制御部
18 タグデータメモリ
19 送信部
20 受信部
21 アンテナ制御部
22 アンテナ
30 タグ
31 メモリ
32 データ領域
33 コマンド領域
40 上位装置
51 アンテナ端
52 送信回路
53 受信回路
54 制御回路
55 記憶回路
56 通信インタフェース
60 ネットワーク

Claims (7)

  1. タグに格納されたタグデータの読取りを行うリーダライタ装置において、
    前記タグから読取った前記タグデータを格納しておくタグデータメモリと、
    前記タグデータメモリに格納された前記タグデータを上位装置に送信するデータ送信制御部と、
    前記タグデータに含まれるコマンドが蓄積を表している場合に、読取った前記タグデータを前記タグデータメモリに格納し、前記コマンドが送信を表している場合に、前記タグデータメモリに格納されている前記タグデータを前記データ送信制御部に転送するデータ受信制御部と、
    を備えていることを特徴とするリーダライタ装置。
  2. 前記タグデータは、データ、グループ番号、データの位置、シーケンス番号、および、前記コマンドを含んでいることを特徴とする請求項1記載のリーダライタ装置。
  3. 前記データ受信制御部は、前記タグデータメモリに格納されている前記タグデータに含まれる前記グループ番号、前記データの位置および前記シーケンス番号に基づいて、読取った前記タグのグループに含まれるすべての前記タグデータが前記タグデータメモリに揃っているか否かを判断し、すべて揃っている場合に、当該グループに属するすべての前記タグデータを前記データ送信制御部に転送して前記上位装置に送信することを特徴とする請求項2記載のリーダライタ装置。
  4. 前記データ受信制御部は、前記タグデータメモリに格納されている前記タグデータに含まれる前記グループ番号、前記データの位置および前記シーケンス番号に基づいて、前記タグデータメモリに格納されている前記タグデータの中にすべての前記タグデータが揃っているグループがあるか否かを判断し、すべて揃っている前記グループがある場合に、当該グループに属するすべての前記タグデータを前記データ送信制御部に転送して前記上位装置に送信することを特徴とする請求項2記載のリーダライタ装置。
  5. 前記データ受信制御部は、前記タグデータメモリに格納するとき前記タグデータに読取り時刻を付加し、前記タグデータがすべて揃っていないグループのうち、前記タグデータの読取りが開始されてから所定時間を経過しているか否かを判断し、前記所定時間を経過している前記タグデータを含むグループがある場合、当該グループに属するすべての前記タグデータを前記データ送信制御部に転送して前記上位装置に送信することを特徴とする請求項2記載のリーダライタ装置。
  6. 前記データ受信制御部は、前記タグデータの前記上位装置への送信を前記シーケンス番号の順にしたことを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1項に記載のリーダライタ装置。
  7. タグから読取ったタグデータの処理方法において、
    読取った前記タグデータに含まれるコマンドが蓄積を表している場合に、読取られた前記タグデータをタグデータメモリに格納し、前記コマンドが送信を表している場合に、前記タグデータメモリに格納されている前記タグデータを上位装置に送信する、
    ことを特徴とするタグデータ処理方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116056146A (zh) * 2023-03-06 2023-05-02 至控科技(湖州)创新研究院有限公司 一种基于哈希数组的无线定位信号缓存传输方法及系统

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