JP2013238325A - 冷却設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】地球環境に無害で、冷却温度が異なる複数の冷却室を冷却するに際し、高い利用率と低コスト化が可能な冷却設備を実現する。
【解決手段】閉鎖型空気循環式冷凍装置12と、複数のNH3冷凍装置14a〜dとを併用してCO2ブラインを冷却する。複数の冷却庫1〜4に夫々設けられた空気冷却器16a〜d毎に、CO2ブラインを冷却するNH3冷凍装置14a〜d及びブライン冷却器28a〜dと、CO2ブラインを空気冷却器16a〜dに送るブライン供給装置18a〜dとが独立して設けられている。閉鎖型空気循環式冷凍装置12は駆動モーター32の単軸の出力軸32aに連結された圧縮機30及び膨張機34を備え、出力軸32aを磁気軸受36で支持している。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷却庫や冷凍・冷蔵保管庫等を冷却するための空調装置を備え、地球環境に無害な自然冷媒を用いた冷却設備に関する。
空気又は窒素ガスを冷媒ガスとして用いたガス循環式冷凍装置が知られている。ガス循環式冷凍装置は、冷媒ガスを圧縮機で断熱圧縮して高温高圧とし、中間冷却器で冷却した後、膨張機で断熱膨張させて低温低圧とする。この低温低圧の冷媒ガスを冷凍庫等に供給し、この冷媒ガスの顕熱で冷凍庫内を冷却する。代替フロンやNH3等の冷媒を高圧に圧縮する蒸気圧縮式冷凍装置と比べて、ガス循環式冷凍装置は、冷媒ガスを高圧にする必要がなく、安全で環境を害しない利点があると共に、−50℃以下の超低温冷媒を作ることができる。
ガス循環式冷凍装置は、膨張機出口の低温冷媒ガスが冷凍庫等に開放される開放型と、冷媒ガス循環系が大気に対して閉鎖され、膨張機出口の低温冷媒ガスとブラインとをブライン冷却器で熱交換させる閉鎖型とがある。開放型は例えば特許文献1に開示され、閉鎖型は例えば特許文献2に開示されている。図7に、ガス循環式冷凍装置と蒸気圧縮式冷凍装置のCOP(成績係数)を示す。ラインAはガス循環式冷凍装置のCOPを示し、ラインBは蒸気圧縮式冷凍装置のCOPを示している。ガス循環式冷凍装置のCOPは、−55℃より高い温度域において蒸気圧縮式冷凍装置より小さいが、−55℃以下の超低温温度域において蒸気圧縮式冷凍装置より大きい。
建物の各室の空調や冷凍室等の冷凍を行うため、NH3を一次冷媒とし、CO2ブラインを二次冷媒として用いた冷凍装置が、地球環境に無害な蒸気圧縮式冷凍装置として冷却庫に広く使用されるようになっている。この冷凍装置を図8に示す。図8において、4階建ての建物05の各階に、冷却庫01〜04が設けられている。建物05の1階に機械室Mが設けられ、機械室MにNH3冷凍装置100が設けられている。NH3冷凍装置100は、一次冷媒のNH3冷媒が循環する循環路102に、圧縮機104と、凝縮器106と、膨張弁108と、CO2液化器110とが設けられている。CO2液化器110で二次冷媒のCO2ブラインをNH3冷媒で冷却して液化する。
機械室Mの半地下GLに、CO2液溜器114と、液ポンプ116とが設けられている。CO2液化器110で冷却され液化したCO2ブラインは、CO2循環路112を通ってCO2液溜器114に貯留される。冷却庫01〜04に、夫々空気冷却器120a〜dが設けられている。CO2液溜器114に貯留されたCO2ブラインは、液ポンプ116によってCO2循環路118を介し空気冷却器120a〜dに送られる。空気冷却器120a〜dは、送風機126によって内部に空気流が形成されるケーシング122と、ケーシング122の内部に配設され、CO2循環路118に接続された冷却管124と、冷却管124の入口に設けられた流量調整弁128とを備えている。
冷却管124で空気流を冷却し、一部が気化したCO2ブラインは、CO2循環路118からCO2液溜器114に戻る。CO2液溜器114に戻ったCO2ガスはCO2液化器110で冷却され液化して、CO2液溜器114に戻る。
NH3冷凍装置100の圧縮機104の能力は、予め各冷却庫01〜04の負荷の合計の最大値に見合った能力のものを選定しておく必要がある。一方、各空気冷却器120a〜dでは、最大負荷運転から停止状態まで、負荷の変動に応じて運転状態が異なる。そのため、圧縮機104の最大冷却能力からみると、通常のNH3冷凍装置100の利用率は低くなり、非効率な運転となると共に、イニシャルコスト及びランニングコストが高コストになっている。
特許文献3には、かかる利用率の低下を解消する手段を具備した空気調和装置が開示されている。この空気調和装置は、2系統の冷凍装置とを備えており、複数の冷却室を冷却する場合に、冷却室の冷却負荷が一方の冷凍装置の圧縮機の最大能力以上を要求している時、他方の冷凍装置の液冷媒で冷房能力を補償することで、冷凍装置全体の設計時の最大能力を低く抑えることができるようにしている。
特開2004−317081号公報 特開平10−47829号公報 特開昭63−204076号公報
複数の冷却室を備えた冷却庫では、各冷却室の冷却温度は、被保冷物に応じてC級の10℃以下から、F級の−30℃以下と多様化してきている。例えば、図8において、冷却庫01はC2級(−2℃〜−10℃)、冷却庫02及び03はF1級(−20℃〜−30℃)、冷却庫04はC3級(10℃〜−2℃)で使用される。また、冷却庫01〜04の保冷温度は一定ではなく、需要に応じて変更される。そのため、これらのニーズに対応して、冷却温度が異なる複数の冷却庫を、効率良く、かつ低コストで運転できる冷却設備が求められている。
しかし、各冷却庫01〜04の冷却温度が異なると、空気冷却器120a〜dの出口における気液二相流のCO2ブラインの圧力は異なってくる。即ち、冷却温度が高いC級の冷却庫では、CO2ブラインの蒸発圧力は高くなり、冷却温度が低いF級の冷却庫でCO2ブラインの蒸発圧力は低くなる。そのため、図8の冷凍装置100のように、1系統のCO2循環路118に空気冷却器120a〜dの冷却管124が連結してあると、圧力が低いF級の冷却庫のCO2ブラインの戻りを阻害することになる。従って、冷却庫01〜04の冷却温度の変更に合わせて、空気冷却器120a〜dに供給するCO2ブライン量を調整することが必要になり、複雑な制御となる。なお、特許文献3に開示された空気調和装置は、保冷温度が異なる複数の冷却庫に対応できるものではない。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、安全で環境を害しない閉鎖型ガス循環式冷凍装置と地球環境に無害なNH3冷媒を一次冷媒として用い、CO2ブラインを二次冷媒として用いた蒸気圧縮式冷凍装置とを併用し、冷却温度が異なる複数の冷却庫に対し、利用率が高く、かつ低コスト化が可能な冷却設備を実現することを目的とする。また、超低温域を含む広範囲な冷却温度に対応可能であり、かつ冷却庫の冷却温度の変動に柔軟に対応可能な冷却設備を実現することを目的とする。また、各冷却庫に設けられた空気冷却器から戻るCO2ブラインが他のCO2ブラインの流れを阻害しないようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明の冷却設備は、空気又は窒素ガスを冷媒とする閉鎖型ガス循環式冷凍装置と、NH3を冷媒とするNH3冷凍装置と、複数の冷却室に夫々配置された複数の空気冷却器と、該複数の空気冷却器に夫々CO2ブラインを供給する複数のブライン供給装置とを備えている。このように、−50℃以下の超低温域の冷媒温度を可能とする閉鎖型ガス循環式冷凍装置と、−50℃以上の温度域で冷却能力が高いNH3冷凍装置とを併用することで、COPを低下させることなく、超低温域を含む広範囲な冷却温度に対応可能になる。
本発明で用いられる閉鎖型ガス循環式冷凍装置は、駆動モータの単一の出力軸に連結された圧縮機及び膨張機と、該出力軸を回転自在に支持する磁気軸受と、該圧縮機から吐出した冷媒ガスを冷却する中間冷却器と、該膨張機から吐出された冷媒ガスとCO2ブラインとを熱交換させるブライン冷却器とを有している。このように、圧縮機と膨張機とが単一の出力軸に連結されているため、膨張機によって回収した動力で圧縮機の駆動に要する動力を軽減できる。
また、該出力軸を磁気軸受で回転自在に支持しているので、潤滑油が不要になると共に、冷媒として地球に無害な空気又は窒素ガスを用いるので、究極のゼロエミッションを達成できる。また、蒸気圧縮式冷凍装置より高いCOPで、−55℃以下の超低温への冷却が可能になる。そのため、超低温域を含む広範囲な冷却温度に対応できる。また、冷媒ガスが2MPa(ゲージ圧)以上の高圧にならないので、安全であり、かつ機器類に耐圧強度が不要となるので低コストとなる。
NH3冷凍装置は、NH3循環路と、該NH3循環路に設けられ、CO2液化器を含む冷凍サイクル構成機器とを有している。NH3冷凍装置のCOPは、−50℃以上では閉鎖型ガス循環式冷凍装置より大きい。従って、冷却室の設定温度及び負荷に応じて、両者のどちらか一方又は両方を運転することで、全体として高い効率で運転できる。例えば、負荷が30%以下では閉鎖型ガス循環式冷凍装置のみを稼働させ、負荷が30%を超えたら、両方を稼働させるようにする。あるいは、負荷が大きい昼間は又は夏季等の時間帯においては両方を稼働させ、負荷が小さい夜間等の時間帯においては、閉鎖型ガス循環式冷凍装置のみ運転させ、低温のCO2ブラインを蓄熱するようにする。
本発明の空気冷却器は、ブライン供給装置から供給されるCO2ブラインが流れる冷却管と、該冷却管の表面に沿って空気流を形成する送風機とを有している。また、本発明のブライン供給装置は、ブライン冷却器で冷却されたCO2ブライン液及びCO2液化器で冷却されたCO2ブライン液を貯留するCO2液溜器と、CO2液溜器に貯留されたCO2ブライン液を空気冷却器に送る液ポンプとを有している。そして、ブライン冷却器及びブライン供給装置は、複数の冷却室毎に独立した配管系で構成されている。
このように、ブライン冷却器及びブライン供給装置が冷却室毎に独立して設けられているので、各冷却室に供給するCO2ブラインの量及び温度を冷却室毎に調整できる。そのため、冷却温度が異なる複数の冷却室を容易に設定温度に制御できると共に、冷却室の頻繁な設定温度の変更に対しても柔軟に対応できる。また、各ブライン冷却器のCO2ブラインの圧力が異なっても、他のCO2ブラインの流れを阻害し合うことがなくなる。
本発明において、ブライン冷却器は、膨張機から吐出された冷媒ガスの流路に対して直列に配置され、冷却温度が低い冷却室に対応したブライン冷却器ほど冷媒ガス流路の上流側部位に配置されるとよい。このように、設定温度が低い冷却室に対応したブライン冷却器は、上流側に配置し、設定温度が高い冷却室に対応したブライン冷却器は、下流側に配置することで、冷媒ガスとCO2ブラインとの熱交換を高効率で行うことができる。そのため、冷却温度が異なる複数のCO2ブラインを所望の温度域に効率良く冷却できる。
本発明において、複数の冷却室に室内温度を検出する温度センサーが夫々設けられ、温度センサーの検出値が入力され、閉鎖型ガス循環式冷凍装置、NH3冷凍装置及び空気冷却器に設けられた送風機の駆動を制御すると共に、CO2液溜器から空気冷却器、ブライン冷却器及びCO2液化器に送るCO2ブラインの流量を制御し、複数の冷却室の冷却温度を設定温度に制御する制御装置を備えているとよい。これによって、設定温度が異なる複数の冷却室の温度を効率良くかつ正確に制御できる。例えば、閉鎖型ガス循環式冷凍装置を稼働させ、CO2液溜器に低温のCO2ブライン液を貯留しておけば、制御装置によって、CO2液溜器から空気冷却器、ブライン冷却器及びCO2液化器に送るCO2ブラインの流量とを制御することで、複数の冷却室をCO2液溜器に貯留されたCO2ブラインの温度以上の範囲で、任意の温度に制御することが可能になる。
本発明において、NH3冷凍装置が、ブライン供給装置毎に独立して複数設けるようにすることができる。かかる構成では、冷却室にCO2ブラインを供給する供給系統及び該CO2ブラインの温度制御装置を完全に独立させることができる。そのため、CO2ブライン及び該CO2ブラインが供給される冷却室の冷却温度を容易かつ正確に制御できる。また、冷却室に数に応じて複数のNH3冷凍装置を設けるため、個々のNH3冷凍装置を小型化できる。
本発明において、NH3冷凍装置が、1系統のNH3循環路と、NH3循環路に設けられた1組の冷凍サイクル構成機器とを有し、CO2液化器がブライン供給装置毎に複数設けられ、複数のCO2液化器がNH3循環路に並列に接続されるようにしてもよい。これによって、1台のNH3冷凍装置を設ければよいので、設備を簡素化かつ低コスト化できる。
本発明によれば、閉鎖型ガス循環式冷凍装置と、NH3冷凍装置と、複数の冷却室に夫々配置された複数の空気冷却器と、該複数の空気冷却器に夫々CO2ブラインを供給する複数のブライン供給装置とを備えているので、地球環境に無害で、冷却温度が異なる複数の冷却室を冷却するに際し、高い利用率と低コスト化が可能であると共に、超低温域を含む広範囲な冷却温度に対応でき、かつ冷却室の冷却温度の変動に柔軟に対応できる冷却設備を実現できる。また、各冷却室に設けられた空気冷却器から戻るCO2ブラインが他のCO2ブラインの流れを阻害するのを防止できる。
本発明の第1実施形態に係る冷却設備の全体構成図である。 前記第1実施形態に係る冷却設備の一部拡大図である。 前記第1実施形態に係る冷却設備の制御装置を示すブロック線図である。 前記第1実施形態に係る空気冷媒の温度勾配を示す説明図である。 前記第1実施形態に係る冷却設備の負荷率の変動を示す線図である。 本発明の第2実施形態に係る冷却設備の全体構成図である。 ガス循環式冷凍装置及び蒸気圧縮式冷凍装置のCOPを示す線図である。 従来のNH3冷凍装置の全体構成図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
(実施形態1)
本発明装置の第1実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。図1において、4階建ての建物5は、夫々の階に4室の冷却庫1〜4を有しており、本実施形態の冷却設備10Aは、冷却庫1〜4を夫々異なる冷却温度に冷却するものである。冷却設備10Aは、冷媒とする閉鎖型空気循環式冷凍装置12と、NH3を冷媒とする4台のNH3冷凍装置14a〜dと、各冷却庫1〜4に夫々設けられた4台の空気冷却器16a〜dと、各冷却庫1〜4に夫々CO2ブラインを供給する4台のブライン供給装置18a〜dとを備えている。
閉鎖型空気循環式冷凍装置12は、建物5の屋上等に設けられている。閉鎖型空気循環式冷凍装置12は、冷媒としての空気が循環する冷媒循環路20に、圧縮膨張ユニット22と、水冷式熱交換器24と、熱回収用熱交換器26と、ブライン冷却器28a〜dとが設けられている。圧縮膨張ユニット22は、遠心式の圧縮機30と、駆動モーター32と、タービン式の膨張機34とから構成されている。圧縮機30及び膨張機34は、駆動モーター32の単一の回転軸32aに結合され同軸に回転する。
図2に示すように、回転軸32aを圧縮機30、駆動モーター32及び膨張機34のケーシング(図示省略)との間で回転自在に支持する軸受は磁気軸受36を使用している。そのため、潤滑油は不要となり、かつ冷媒ガスとして空気を使用するゼロエミッションの冷凍装置である。水冷式熱交換器24は、冷媒循環路20の圧縮機吐出側部位と、冷却水循環路38とに跨って設けられている。冷却水循環路38には、冷却水を矢印方向へ循環する冷却水ポンプ40と、水冷式熱交換器24で昇温した冷却水を冷却する冷却塔42が設けられている。
膨張機34の吐出側冷媒循環路20に、互いに独立した4個のブライン冷却器28a〜dが直列に設けられている。ブライン冷却器28a〜dで、膨張機34から吐出された空気とCO2ブラインとが熱交換し、CO2ブラインを冷却する。熱回収用熱交換器26は、水冷式熱交換器24の出口側の冷媒循環路20と、ブライン冷却器28a〜dの出口側冷媒循環路20とに跨って設けられている。
かかる構成において、冷媒として用いられる空気は、圧縮機30で断熱圧縮され、吐出圧力が2.0MPa以下の範囲で高温高圧となって吐出される。圧縮機30から吐出された空気は、水冷式熱交換器24で冷却水循環路38を循環する冷却水で一次冷却される。一次冷却された空気は、熱回収用熱交換器26でブライン冷却器28a〜dから戻った低温(−40℃〜−50℃)の空気で二次冷却される。二次冷却された空気は、膨張機34で断熱膨張され、超低温(−60℃〜−70℃)でかつ大気圧以下の低圧の空気となって吐出される。他方、ブライン冷却器28a〜dから戻った空気は、圧縮機30の吸入口に吸入される。
ブライン冷却器28a〜dは、冷媒循環路20の上流側から、28c、28b、28a、28dの順に配置されている。ブライン冷却器28a〜dには、夫々ブライン循環路72a〜dが導設されている。即ち、ブライン冷却器28aにはブライン循環路72aが導設され、ブライン冷却器28bにはブライン循環路46bが導設され、ブライン冷却器28cにはブライン循環路72cが導設され、ブライン冷却器28dにはブライン循環路72dが夫々導設されている。ブライン循環路72a〜dは、互いに独立している。
膨張機34から吐出された低温低圧の空気は、ブライン冷却器28a〜dで、上流側から順にブライン循環路72a〜dを流れるCO2ブラインガスと熱交換し、ガス状のCO2ブラインを冷却し液化させる。
4台のNH3冷凍装置14a〜dは、後述するブライン供給装置18a〜dに対して並列に配置され、同一構成を有している。NH3冷凍装置14aを例に取って、NH3冷凍装置14a〜dの構成を説明する。NH3冷凍装置14aは、冷媒としてNH3が循環するNH3循環路46aに、冷凍サイクル構成機器である圧縮機48aと、蒸発式凝縮器50aと、受液器52aと、膨張弁54aと、CO2液化器56aとが設けられている。圧縮機48aは駆動モーター49aで駆動され、圧縮機48aで断熱圧縮されたNH3冷媒は、蒸発式凝縮器50aで冷却されて液化する。液化したNH3冷媒は、受液器52aに一旦貯留され、その後、膨張弁54aを経て減圧され、CO2液化器56aに送られる。
CO2液化器56aには、後述するブライン循環路76aが導設されており、ブライン循環路76aからガス状のCO2ブラインが送られてくる。CO2液化器56aで、NH3冷媒はガス状のCO2ブラインを冷却して液化する。液化したCO2ブラインは後述するCO2液溜器64aに戻る。
各冷却庫1〜4内の上部内部に夫々空気冷却器16a〜dが配設され、空気冷却器16a〜dの構成を、空気冷却器16aを例に取って説明する。冷却庫1内の空気を導入自在な開口をもつケーシング58aが設けられ、ケーシング58a内に蛇行形成されたブライン蒸発管60aが設けられている。ブライン蒸発管60aは、後述するブライン循環路66aに接続されている。また、ケーシング58aの開口出口に送風機62aが設けられ、送風機62aによってブライン蒸発管60aの表面に沿う空気流が形成される。
ブライン蒸発管60aにはブライン循環路66aから液状のCO2ブラインが送られてくる。液状のCO2ブラインはブライン蒸発管60aで空気流と熱交換し、該空気流を冷却すると共に、自身は一部が気化する。
次に、4台のブライン供給装置18a〜dの構成を、ブライン供給装置18aを例に取って説明する。建物5の近傍に、CO2液溜器64a〜dが設けられている。CO2液溜器64aと空気冷却器16aとの間に、ブライン循環路66aが設けられている。CO2液溜器64aから空気冷却器16aに液状のCO2ブラインを送るブライン循環路66aの往路は、CO2液溜器64aの下部液溜部に接続されている。該往路に液ポンプ68a及び液ポンプ68aの下流側部位に流量調整弁70aが設けられている。
CO2液溜器64aとブライン冷却器28との間にブライン循環路72aが設けられている。CO2液溜器64aからブライン冷却器28aにガス状のCO2ブラインを送るブライン循環路72aの往路は、CO2液溜器64aの上部に接続されている。また、該往路に流量調整弁74aが設けられている。該往路からガス状のCO2ブラインがブライン冷却器28aに送られ、ガス状のCO2ブラインはブライン冷却器28aで冷却されて液化され、CO2液溜器64aに戻る。同様に、ブライン循環路72bはCO2液溜器64bとブライン冷却器28bとの間に設けられ、ブライン循環路72cはCO2液溜器64cとブライン冷却器28cとの間に設けられ、ブライン循環路72dはCO2液溜器64dとブライン冷却器28dとの間に設けられている。
さらに、CO2液溜器64aとCO2液化器56aとの間にブライン循環路76aが設けられている。CO2液溜器64aからブライン冷却器28aにガス状のCO2ブラインを送るブライン循環路72aの往路に、流量調整弁76aが設けられている。該往路からガス状のCO2ブラインがCO2液化器56aに送られ、ガス状のCO2ブラインはCO2液化器56aで冷却され液化してCO2液溜器64aに戻る。
かかる構成において、CO2液溜器64aから液状のCO2ブラインが液ポンプ68aで空気冷却器16aに送られ、液状のCO2ブラインはブライン蒸発管60aで空気流と熱交換して該空気流を冷却する。ブライン蒸発管60aで一部が気化したCO2ブラインはCO2液溜器64aに戻る。また、CO2液溜器64a内のガス状のCO2ブラインは、CO2液溜器64aより上方に位置するブライン冷却器28aに自然循環で移動する。ブライン冷却器28aに移動したガス状のCO2ブラインは、ブライン冷却器28aで空気冷媒によって冷却され、液化してCO2液溜器64aに流下する。
同様に、CO2液溜器64a内のガス状のCO2ブラインは、CO2液溜器64aより上方に位置するCO2液化器56aに自然循環で移動する。CO2液化器56aに移動したガス状のCO2ブラインは、CO2液化器56aでNH3冷媒によって冷却され、液化してCO2液溜器64aに戻る。他の冷却庫2〜4を冷却する3系統の冷却装置も同様に動作する。CO2液溜器64aに接続されたブライン循環路66a、72a及び76aと、他の3系統のブライン供給装置18a〜dに属するブライン循環路とは、互いに独立して設けられている。図1〜図4においては、4系統の冷却装置において、同一の機器又は部位に対して同一の番号を付し、番号の後に付したアルファベット文字(a〜d)でどの系統の冷却装置に属するかを識別している。
図3は冷却設備10Aの制御系を示す。冷却庫1〜4には、夫々庫内温度を検出する温度センサー82a〜dが設けられている。温度センサー82a〜dの検出値は制御装置80に入力される。制御装置80では、温度センサー82a〜dの検出値に基づいて、圧縮膨張ユニット22の駆動モーター32、圧縮機48a〜dの駆動モーター49a〜d、送風機62a〜dの駆動モーター63a〜d、及び流量調整弁70a〜d、74a〜d及び78a〜dを制御する。これによって、冷却庫1〜4の庫内温度を設定温度に制御している。
従来、冷却設備10Aの圧縮機等の能力は、各冷却庫1〜4の負荷の最大値に見合った能力を有するものが選定されている。一方、冷却庫1〜4の通常使用時には、当初設定された負荷の最大値の30〜50%で運転されている。本実施形態では、空気冷却器16a〜dでの負荷変動が当初設定された負荷の最大値の30%程度のときには、閉鎖型空気循環式冷凍装置12のみを運転させる。即ち、閉鎖型空気循環式冷凍装置12でCO2ブラインを冷却液化させ、CO2液溜器64a〜dに貯留する。このCO2ブラインを冷却庫1〜4の空気冷却器16a〜dに送り、冷却庫1〜4を冷却する。
各冷却庫1〜4は、夫々異なった冷却負荷率で運転される。例えば、冷却庫1(1F)の冷却負荷率は30%となり、冷却庫2(2F)の冷却負荷率は40%となり、冷却庫3(3F)の冷却負荷率は50%となり、冷却庫4(4F)の冷却負荷率は40%となるとする。冷却負荷率が30%である冷却庫1(1F)は、閉鎖型空気循環式冷凍装置12のみの稼働でCO2ブラインを冷却する。そのため、NH3冷凍装置14aは稼働させない。冷却負荷率が40〜50%である冷却庫2〜4(2〜4F)は、閉鎖型空気循環式冷凍装置12及びNH3冷凍装置14b〜dを併用し、これらの運転でCO2ブラインを冷却する。
また、冷却庫1〜4の冷却温度も、被保冷物によってC級(10℃以下)からF級(−30℃以下)と夫々異なる設定温度となる。例えば、冷却庫1(1F)はC2級(−2℃〜−10℃)に、冷却庫2(2F)及び冷却庫3(3F)はF1級(−20℃〜−30℃)に、冷却庫4(4F)はC3級(10℃〜−2℃)に設定されるとする。
図4に、冷媒循環路20の空気冷媒の温度、及び各ブライン冷却器28a〜dにおけるCO2ブラインの温度を示す。図4に示すように、膨張機34の出口の空気冷媒温度は−70℃であり、熱回収用熱交換器26の入口における空気冷媒温度は−50℃である。温度差ΔT=20℃の冷熱がブライン冷却器28a〜dに分配されて、CO2ブラインを冷却液化する。温度差ΔTが20℃となる熱交換が最も効率が良い。
例えば、冷却庫1(1F)は、ブライン冷却器28aで冷却液化された−10℃のCO2ブラインが、CO2液溜器64aを介して空気冷却器16aに送られる。冷却庫4(4F)は、ブライン冷却器28dで冷却液化された−5℃の低温のCO2ブライン液が、CO2液溜器64dを介して空気冷却器16dに送られる。冷却庫2(2F)及び冷却庫3(3F)は、ブライン冷却器28b及び28cで冷却液化された−35℃〜−30℃の低温のCO2ブライン液が、CO2液溜器64b及び64cを介して送られる。
本実施形態によれば、閉鎖型空気循環式冷凍装置12においては、圧縮機30の駆動に要する動力を膨張機34で回収した動力で軽減できるので省エネとなる。また、駆動モーター32の出力軸32aを磁気軸受36で支持しているので、潤滑油が不要になると共に、地球に無害な空気冷媒を用いているので、究極のゼロエミッションを達成できる。また、蒸気圧縮式冷凍装置より高いCOPで、空気冷媒を−55℃以下の超低温へ冷却でき、そのため、超低温域を含む広範囲な冷却温度に対応できる。また、冷媒ガスが2MPa(ゲージ圧)以上の高圧にならないので、安全であり、機器類に耐圧強度が不要となるので低コストとなる。
また、閉鎖型空気循環式冷凍装置12又はNH3冷凍装置14a〜dを併用することで、超低温域を含む広い温度範囲の冷却に対応できる。また、これらの冷凍装置をCOPが高い温度域で運転させることで、全体として高いCOPを維持できる。また、これらの冷凍装置の併用又は単独使用を使い分けることで、通常の利用率を高めることができる。そのため、設備費及びランニングコストを節減できる。
また、図5に示すように、昼間や夏季、冬季等のように、冷却庫1〜4の負荷率が高い時間帯Cにおいては、閉鎖型空気循環式冷凍装置12及びNH3冷凍装置14a〜dを併用する。一方、深夜等のように、冷却庫1〜4の負荷率が低い時間帯Dにおいては、閉鎖型空気循環式冷凍装置12を稼働させ、低温のCO2ブラインをCO2液溜器64a〜dに蓄熱する。そして、時間帯Dで蓄熱した冷熱を負荷率が高い時間帯Cで用いるようにする。これによって、負荷の変動に対して柔軟に対応できる。
また、ブライン冷却器28a〜d及びブライン循環路66a〜d、72a〜d及び76a〜dが、各冷却庫1〜4を冷却する4系統の冷却装置毎に独立して設けられているので、各冷却庫1〜4に供給するCO2ブラインの量及び温度を冷却庫毎に調整するのが容易になる。そのため、冷却庫1〜4の冷却温度が異なる場合でも、容易に冷却温度への調整が容易であると共に、冷却庫1〜4の頻繁な冷却温度の変更に対しても柔軟に対応できる。また、ブライン冷却器28a〜d及びブライン供給装置18a〜dの配管系が独立しているので、各ブライン冷却器28a〜dのCO2ブラインの圧力が異なっても、互いに影響を及ぼし合うことがなく、そのため、他のCO2ブラインの流れを阻害しない。
また、ブライン冷却器28a〜dを冷媒循環路20に対して直列に配置すると共に、冷却温度が低い冷却庫に対応したブライン冷却器ほど冷媒循環路20の上流側部位に配置されているので、各ブライン冷却器28a〜dでCO2ブラインの温度を所望の温度に効率良く調整できる。また、制御装置80によって、温度センサー82a〜dの検出値に基づいて、圧縮機30の駆動モーター32、圧縮機48a〜dの駆動モーター49a〜d、及び送風機62a〜dの駆動モーター63a〜dを制御すると共に、流量調整弁70a〜d、74a〜d及び78a〜dの開度を制御しているので、冷却温度が異なる複数の冷却庫1〜4の庫内温度を任意の温度に正確に制御できる。
また、NH3冷凍装置14a〜dが4系統の冷却装置毎に別々に設けられているので、NH3冷凍装置を複数に分割して配置できるなど、NH3冷凍装置14a〜dを小型化できる。また、冷却庫1〜4が低負荷のとき、閉鎖型空気循環式冷凍装置12を稼働させ、低温のCO2ブラインを蓄熱しておけば、高負荷時にこのCO2ブラインを利用でき、負荷の変動に対して柔軟に対応できる。
(実施形態2)
次に、本発明装置の第2実施形態を図6により説明する。図6に示す本実施形態の冷却設備10Bにおいて、NH3冷凍装置84は、1系統のNH3循環路86に、冷凍サイクル構成機器である、圧縮機88及びその駆動モーター89、蒸発式凝縮器90、及び受液器92が設けられている。受液器92の下流側NH3循環路86は4本の分岐循環路94a〜dに分岐している。各分岐循環路94a〜dには、電磁開閉弁96a〜d及びその下流側部位に膨張弁98a〜dが設けられている。各分岐循環路94a〜dにはCO2液化器56a〜dが設けられ、各CO2液化器56a〜dとCO2液溜器64a〜dとの間に、ブライン循環路76a〜dが設けられている。電磁開閉弁96a〜dは制御装置80によってその開閉動作を制御される。
前記第1実施形態では、制御装置80は駆動モーター49a〜dを制御するが、本実施形態では、制御装置80は駆動モーター89を制御する。また、本実施形態では、NH3冷媒は受液器92の下流側で各分岐循環路94a〜dに分岐し、膨張弁98a〜dで減圧されて各CO2液化器56a〜dに流入する。各分岐循環路94a〜dの開閉及び各分岐循環路94a〜dに流入するNH3冷媒の流量は、制御装置80で電磁開閉弁96a〜dを制御することで調整される。各CO2液化器56a〜dで、NH3冷媒は、ブライン循環路76a〜dから送られたCO2ブラインを冷却液化する。その他の構成及び動作は前記第1実施形態と同一である。
本実施形態によれば、第1実施形態で得られる作用効果に加えて、1台のNH3冷凍装置84を設ければよいので、第1実施形態と比べて、設備コストを節減できる。また、NH3冷凍装置84の設置スペースに余裕ができるので、CO2液化器56a〜dをすべてCO2液溜器64a〜dの上方位置に配置するのが容易になる。従って、CO2液化器56a〜dで液化したCO2ブラインを自然循環でCO2液溜器64a〜dに戻すのが容易になる。
本発明によれば、地球環境に無害で、異なる冷却温度を有する複数の冷却室に対して、利用率が高く、低コストでかつ高効率の冷却設備を実現できる。
1〜4、01〜04 冷却庫
5、05 建物
10A、10B 冷却設備
12 閉鎖型空気循環式冷凍装置
14a〜d、84,100 NH3冷凍装置
16a〜d、120a〜d 空気冷却器
18a〜d ブライン供給装置
20 冷媒循環路
22 圧縮膨張ユニット
24 水冷式熱交換器
26 熱回収用熱交換器
28a〜d ブライン冷却器
30、48a〜d、88,104 圧縮機
32、49a〜d、63a〜d、89 駆動モーター
32a 回転軸
34 膨張機
36 磁気軸受
38 冷却水循環路
40 冷却水ポンプ
42 冷却塔
46a〜d、86,102 NH3循環路
50a〜d、90 蒸発式凝縮器
52a〜d、92 受液器
54a〜d、98a〜d、108 膨張弁
56a〜d、110 CO2液化器
58a〜d、122 ケーシング
60a〜d ブライン蒸発管
62a〜d、126 送風機
64a〜d、114 CO2液溜器
66a〜d、72a〜d、76a〜d ブライン循環路
68a〜d、116 液ポンプ
70a〜d、74a〜d、78a〜d、128 流量調整弁
80 制御装置
82a〜d 温度センサー
94a〜d 分岐循環路
96a〜d 電磁開閉弁
106 凝縮器
112,118 CO2循環路
124 冷却管

Claims (5)

  1. 空気又は窒素ガスを冷媒とする閉鎖型ガス循環式冷凍装置と、NH3を冷媒とするNH3冷凍装置と、複数の冷却室に夫々配置された複数の空気冷却器と、該複数の空気冷却器に夫々CO2ブラインを供給する複数のブライン供給装置とを備え、
    前記閉鎖型ガス循環式冷凍装置は、駆動モータの単一の出力軸に連結された圧縮機及び膨張機と、該出力軸を回転自在に支持する磁気軸受と、該圧縮機から吐出した冷媒ガスを冷却する中間冷却器と、該膨張機から吐出された冷媒ガスとCO2ブラインとを熱交換させるブライン冷却器とを有し、
    前記NH3冷凍装置は、NH3循環路と、該NH3循環路に設けられ、CO2液化器を含む冷凍サイクル構成機器とを有し、
    前記空気冷却器は、前記ブライン供給装置から供給されるCO2ブラインが流れる冷却管と、該冷却管の表面に沿って空気流を形成する送風機とを有し、
    前記ブライン供給装置は、前記ブライン冷却器で冷却されたCO2ブライン液及び前記CO2液化器で冷却されたCO2ブライン液を貯留するCO2液溜器と、該CO2液溜器に貯留されたCO2ブライン液を前記空気冷却器に送る液ポンプとを有し、
    前記ブライン冷却器及び前記ブライン供給装置は、前記複数の冷却室毎に独立した配管系で構成されていることを特徴とする冷却設備。
  2. 前記ブライン冷却器は、前記膨張機から吐出された冷媒ガスの流路に対して直列に配置され、冷却温度が低い冷却室に対応したブライン冷却器ほど冷媒ガス流路の上流側部位に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の冷却設備。
  3. 前記複数の冷却室に室内温度を検出する温度センサーが夫々設けられ、
    前記温度センサーの検出値が入力され、前記閉鎖型ガス循環式冷凍装置、前記NH3冷凍装置及び前記空気冷却器に設けられた送風機の駆動を制御すると共に、前記CO2液溜器から前記空気冷却器、前記ブライン冷却器及び前記CO2液化器に送るCO2ブラインの流量とを制御し、前記複数の冷却室の冷却温度を設定温度に制御する制御装置を備えていることを特徴とする請求項1に記載の冷却設備。
  4. 前記NH3冷凍装置が、前記ブライン供給装置毎に独立して複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の冷却設備。
  5. 前記NH3冷凍装置が、1系統のNH3循環路と、該NH3循環路に設けられた冷凍サイクル構成機器とを有し、前記CO2液化器が、前記ブライン供給装置毎に複数設けられ、複数のCO2液化器が前記NH3循環路に並列に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の冷却設備。
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