JP2013236662A - 神経刺激電極および神経刺激システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】生体内に留置されて神経に電気刺激を行う神経刺激電極20は、神経に電気刺激を印加する刺激電極33A、33Bと、弾性変形可能な3つ以上の付勢部31を有し、刺激電極を位置決めされた状態で生体内に保持する留置部30と、電気刺激を発生する刺激発生装置と留置部とを接続するリード部21とを備え、付勢部は、リード部の軸線から離間しつつ前方に向かって延びており、それぞれの付勢部の先端部が互いに間隔をあけて配置されていることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明の他の目的は、神経刺激電極の留置に伴う血液凝固や血栓形成等が生じにくい神経刺激システムを提供することである。
また、前記付勢部の少なくとも一部が接続部材で接続され、接続された付勢部間の距離が所定値以内となるように規制されてもよい。
また、前記付勢部の少なくとも一つが前記軸線との距離の最大値が他の付勢部と異なっており、血管内に留置されたときに、前記リード部が血管内腔の中心よりも血管壁寄りの位置に配置されるように構成されてもよい。
さらに、前記付勢部の少なくとも一つが、前方に向かって螺旋状に延びてもよい。
図1は、本実施形態の神経刺激システム1の全体構成を示す模式図である。神経刺激システム1は、迷走神経Vnを電気的に刺激して頻脈や慢性心不全等の治療を行うものであり、神経刺激信号を発生する刺激発生装置10と、刺激発生装置10に接続されて血管Bv内に留置される神経刺激電極20とを備えている。
神経刺激電極20は、血管内に保持される留置部30と、留置部30と刺激発生装置10とを接続するリード部21とを備えている。
各付勢部31は、留置される血管壁の変形に抗して一定の形状を保持可能な程度の剛性を有しており、例えばニッケルチタン製の超弾性ワイヤ等を用いて好適に形成することができる。各付勢部31の表面は、図示しないポリウレタン等の生体適合性樹脂で被覆され、血管壁を傷つけにくく構成されている。付勢部31の表面には、さらに血栓防止のためのコーティングや薬剤等が配置されてもよい。
各付勢部31は、リード部21の軸線方向に見ると、図2(b)に示すようにリード部21の軸線から離間するように放射状に延びており、リード部21の周方向において概ね等間隔に配置されている。
術者は、患者の血管に小切開を加えて開口を形成し、筒状のイントロデューサー等を血管内に挿入する。そして、留置部30の各付勢部31を、リード部21の軸線に沿うような直線状に変形させてからイントロデューサーに挿入する。イントロデューサーの先端部を迷走神経に近い留置部位まで移動させ、イントロデューサーの先端から留置部30を突出させると、図4に示すように、各付勢部31が元の形状に復帰しあるいは復帰しようとし、血管Bvの内壁(血管壁Vw)に接触して、刺激電極33A、33Bが位置決めされた状態で血管内に保持される。イントロデューサーは、抜去するあるいは引き裂く等により取り除かれる。
これにより、神経刺激電極20が患者の血管Bv内の所定位置に留置される。このとき、刺激電極33A、33Bは、付勢部31により電極面を血管壁Vwに密着させるように位置決めされて保持され、リード部21は、血管Bvの内腔の中心軸線付近に位置する。
なお、本発明における「リード部の軸線」とは、図3に示すような神経刺激電極の体内留置時において、直線状(略直線状を含む。)となった状態のリード部の軸線を意味し、神経刺激電極の長手方向におけるリード部の軸線とほぼ同一である。
さらに、接続部材によって接続される部位は、付勢部の先端部でなくてもよく、例えば中間部でもよい。
各付勢部52は、2本の超弾性ワイヤ52Aおよび52Bで形成されている。超弾性ワイヤ52A、52Bは緩やかに湾曲した形状を有し、湾曲内側をリード部21の周方向において対向させた状態で互いの先端が溶接等により一体に接続されている。これにより、付勢部52は、前方に向かって延びる部位を2つ有するように構成されている。
また、各付勢部42が湾曲内側をリード部の周方向において対向させた2本の部材で形成されているため、上述の回転操作を行う際に、回転方向に湾曲内側を向けた部材が、回転方向に湾曲外側を向けた部材の変形を抑制して、付勢部の追随遅れが好適に防止される。
さらに、リード部21がより血管壁に近い位置に配置されるように留置されるため、リード部による血栓等の惹起を抑制し、より確実に血栓等の発生を防止することができる。
本実施形態において、長さの異なる複数の付勢部のリード部軸線からの距離や配置態様の組み合わせは、上記のものに限られず、適宜変更されてよい。また、刺激電極もいずれの付勢部に取り付けられても構わない。
本発明における留置部は、体内であまり大きくなり過ぎないという観点からは、リード部の軸線方向における寸法が30mm以上50mm以下の範囲に収められるのが好ましいが、付勢部を上述のように螺旋状に延びるようにすると、留置部により長い付勢部を配置することができる。これにより、付勢部と血管壁との接触面積を増加させて、より確実に体内の所定位置に留置することができる。なお、刺激電極が螺旋状に延びる付勢部に設けられた場合、刺激電極の並び方向と迷走神経の走行方向とが平行でない場合が生じるが、一対の刺激電極間の距離を適切に設定することにより、問題なく神経に対して電気刺激を行うことが可能である。
ただし、平行な領域を有する方が、血管壁との接触面積が増え、かつ血管内腔に突出する部位が少なくなるため、好ましいことは当然である。
10 刺激発生装置
20、40、50、60 神経刺激電極
21 リード部
30、41、51、61 留置部
31、52、62A、62B、62C、71A、71B 付勢部
33A、33B 刺激電極
42 接続部材
Vw 血管壁
Claims (7)
- 生体内に留置されて神経に電気刺激を行う神経刺激電極であって、
神経に前記電気刺激を印加する刺激電極と、
弾性変形可能な3つ以上の付勢部を有し、前記刺激電極を位置決めされた状態で前記生体内に保持する留置部と、
前記電気刺激を発生する刺激発生装置と前記留置部とを接続するリード部と、
を備え、
前記付勢部は、前記リード部の軸線から離間しつつ前方に向かって延びており、それぞれの付勢部の先端部が互いに間隔をあけて配置されている
ことを特徴とする神経刺激電極。 - 前記付勢部は、先端側の少なくとも一部が曲面状に加工されており、血管内に留置されるときに曲面状に加工された部位が血管壁に接触することを特徴とする請求項1に記載の神経刺激電極。
- 前記付勢部の少なくとも一部は接続部材で接続されており、接続された付勢部間の距離が所定値以内となるように規制されていることを特徴とする請求項1または2に記載の神経刺激電極。
- 前記付勢部は、前方に向かって延びる部位を複数有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の神経刺激電極。
- 前記付勢部の少なくとも一つは、前記軸線との距離の最大値が他の付勢部と異なっており、血管内に留置されたときに、前記リード部が血管内腔の中心よりも血管壁寄りの位置に配置されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の神経刺激電極。
- 前記付勢部の少なくとも一つは、前方に向かって螺旋状に延びていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の神経刺激電極。
- 請求項1から6のいずれか一項に記載の神経刺激電極と、
前記リード部に接続される前記刺激発生装置と、
を備えることを特徴とする神経刺激システム。
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