JP2013236205A - 充電制御情報通信システムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の蓄電池に充電を行う充電スタンドと該車両との間で充電を制御するための充電制御情報の通信において、車両と充電スタンド間で互いのIPアドレスを認識可能とする。
【解決手段】自リンクローカルアドレス生成部105は、自身の通信装置に設定されているMACアドレスに基づいて、自身の通信装置のリンクローカルアドレスである自リンクローカルアドレスを生成する。MACアドレス交換部106は、自身の通信装置と通信相手の通信装置との間でMACアドレスを交換して取得する。相手リンクローカルアドレス生成部107は、通信相手の通信装置に設定されているMACアドレスに基づいて、通信相手の通信装置のリンクローカルアドレスである相手リンクローカルアドレスを生成する。マイコン104は、相手リンクローカルアドレスおよび自リンクローカルアドレスを用いて、自身の通信装置と通信相手の通信装置との間で充電制御情報を通信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の蓄電池に充電を行う充電スタンドと該車両との間で充電を制御するための充電制御情報を通信する充電制御情報通信システムおよび方法に関する。
近年、プラグインハイブリット車、EV車(エレクトリックビークル:電気自動車)が急速に発展しており(以下、これらを総称して「車両」と呼ぶ)、車両の充電を行う充電スタンドの普及が見込まれる。このような環境下において、充電時に車両の認証、課金を行ったり、車両固有の情報(例えばバッテリの充電状態(SOC:State Of Charge))をユーザ端末に伝えるといったような、車両と充電スタンド間の相互通信のニーズが高まると予測される。
車両と充電スタンド間の通信媒体の候補の一つとして、充電制御信号を通信するためのCPLT(Control Pilot:コントロールパイロット)信号に充電制御情報を重畳する、インバンド(以下「Inband」と呼ぶ)通信方式が挙げられる。CPLT信号の通信回路構成は規格化されており、IEC(国際電気標準会議)61851−1(FDIS:Final Draft International Standard:最終国際規格案)、SAE(米国自動車技術者協会)J1772作業部会DRAFT等に記載されている。またInband通信システムの構成も規格化が検討されており、IEC−ISO(国際標準化機構)15118等で規格化が進んでいる。車両と充電スタンド間の通信媒体の他の候補の一つとして、米国に本拠を置く業界団体Wi−Fiアライアンスによって認定されるIEEE802.11シリーズ通信規格を利用した例えば非接触充電電送方式と併用されるWiFi無線通信方式を挙げることもできる。
さらに、車両と充電スタンド間の上述したような通信媒体上の上位通信プロトコルとしては、インターネットプロトコル(IP)を用いた通信プロトコルが適している。これは、車両および充電スタンドは、両者間だけではなく、車両のユーザに対して認証や課金をはじめとする様々なサービスを提供するためのインターネット上のサーバコンピュータ(以下単に「サーバ」と呼ぶ)とも通信を行う必要性がでてくるためである。このため、車両および充電スタンド間の通信プロトコルも、インターネットプロトコルに合わせたほうが都合が良い。
車両と充電スタンド間の通信にインターネットプロトコルを適用するためには、車両が充電スタンドに接続するときに、まず両者で互いのIPアドレス(インターネットプロトコルアドレス)を認識する必要がある。そして、両者間で各々、通信相手装置(車両が送信元の場合は充電スタンド、充電スタンドが送信元の場合は車両)のIPアドレスを宛先アドレス、自装置のIPアドレスを送信元アドレスとして格納したIPパケットを生成し、そのIPパケットに充電制御情報を格納して通信を行う必要がある。
車両と充電スタンド間で互いのIPアドレスを認識するための従来技術としては、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)やNDP(Neighbor Discovery Protocol)が知られている。
しかし、これらの従来技術では、IPアドレスを設定するために複雑な通信プロトコルを実行するプロセッサを実装する必要があり、充電スタンドや車両の充電制御情報通信システムのコストアップを招くという問題点を有していた。
特開2011−214930号公報 特開2011−205777号公報
本発明は、簡易な仕組みで車両と充電スタンド間で互いのIPアドレスを認識可能とすることを目的とする。
態様の一例では、車両の蓄電池に充電を行う充電スタンドの通信装置と車両の通信装置との間で充電を制御するための充電制御情報を通信する充電制御情報通信システムであって、自身の通信装置に設定されているMACアドレスに基づいて、自身の通信装置のリンクローカルアドレスである自リンクローカルアドレスを生成する自リンクローカルアドレス生成部と、自身の通信装置と通信相手の通信装置との間で、それぞれに設定されているMACアドレスを交換して取得するMACアドレス交換部と、MACアドレス交換部が取得した通信相手の通信装置に設定されているMACアドレスに基づいて、通信相手の通信装置のリンクローカルアドレスである相手リンクローカルアドレスを生成する相手リンクローカルアドレス生成部と、相手リンクローカルアドレスおよび自リンクローカルアドレスを用いて、インターネットプロトコルにより、自身の通信装置と通信相手の通信装置との間で充電制御情報を通信する制御部とを、前記充電スタンドの通信装置および前記車両の通信装置にそれぞれ備える。
本発明によれば、車両と充電スタンドの双方で互いのMACアドレスを交換するという簡易な仕組みで、互いのIPアドレスを認識することが可能となる。
本発明の実施形態のシステム構成図である。 本実施形態におけるリンクローカルアドレスのデータフォーマットを示すデータ構成図である。 本実施形態によるMACアドレスからリンクローカルアドレスの生成方式を示す説明図である。 本実施形態によるリンクローカルアドレスの生成処理を示すフローチャートである。 本実施形態による通信確立処理を示すタイミングチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態のシステム構成図である。
本実施形態のシステムは、車両102内の特には図示しない蓄電池に充電を行う充電スタンド101の通信装置と車両102の通信装置との間で充電を制御するための充電制御情報を通信する充電制御情報通信システムとして実施される。充電制御情報としては、充電時の車両の認証情報や課金情報、車両固有の例えばバッテリの充電状態(SOC:State Of Charge)を示す情報などである。
車両102および充電スタンド101のそれぞれは、通信装置として、充電制御情報を通信するための車両側モデム103(A)およびスタンド側モデム103(B)と、各モデムを介して充電制御情報の送受信を制御するマイコン104(A)および104(B)を備える。
車両側モデム103(A)およびスタンド側モデム103(B)のそれぞれは、自リンクローカルアドレス生成部105(A)および105(B)、MACアドレス交換部106(A)および106(B)、相手リンクローカルアドレス生成部107(A)および107(B)を備える。
自リンクローカルアドレス生成部105(A)および105(B)は、自身(車両102または充電スタンド101)の通信装置に設定されているMACアドレスに基づいて、自身の通信装置のリンクローカルアドレスである自リンクローカルアドレスを生成する。
MACアドレス交換部106(A)および106(B)はそれぞれ、自身(車両102または充電スタンド101)の通信装置と通信相手(充電スタンド101または車両102)の通信装置との間で、それぞれに設定されているMACアドレスを交換して取得する。
相手リンクローカルアドレス生成部107(A)および107(B)はそれぞれ、MACアドレス交換部106(A)および106(B)が取得した通信相手(充電スタンド101または車両102)の通信装置に設定されているMACアドレスに基づいて、通信相手の通信装置のリンクローカルアドレスである相手リンクローカルアドレスを生成する。
マイコン(制御部)104(A)および104(B)はそれぞれ、相手リンクローカルアドレスおよび自リンクローカルアドレスを用いて、インターネットプロトコルにより、通信相手(充電スタンド101または車両102)の通信装置との間で充電制御情報を通信する。
また、充電スタンド101は、ルータ装置109を介してインターネット110に接続されてよく、インターネット110に接続されているサーバ111との間で通信を行う。この場合、充電スタンド101内のスタンド側モデム103(B)は、充電スタンド101が接続されるルータ装置109から通知されるリンクの番号を示す上位アドレスを自リンクローカルアドレスと連結することにより、自リンクローカルアドレスを自グローバルアドレスに変換するリンクローカル/グローバルアドレス変換部108をさらに備える。そして、充電スタンド101内のマイコン104(B)は、その自グローバルアドレスを用いて、ルータ装置109およびインターネット110を介して、インターネット110に接続されるサーバ111との間で、インターネットプロトコルにより充電制御情報を通信する。
なお、ルータ装置109から通知されるリンクの番号を示す上位アドレスは、充電スタンド101を介して車両102まで伝達されてもよく、車両102内の車両側モデム103(A)が、上記上位アドレスを自リンクローカルアドレスと連結することにより、自リンクローカルアドレスを自グローバルアドレスに変換するリンクローカル/グローバルアドレス変換部をさらに備えてもよい。そして、車両102内のマイコン104(A)が、その自グローバルアドレスを用いて、充電スタンド101、ルータ装置109、およびインターネット110を介して、インターネット110に接続されるサーバ111との間で、インターネットプロトコルにより充電制御情報を直接通信してもよい。
図2は、本実施形態におけるリンクローカルアドレスのデータフォーマットを示すデータ構成図である。このデータフォーマットは、IETF(Internet Engineering Task Force)による技術仕様であるRFC(Request for Comments)2373において規定される。このデータフォーマットは、RFC2460において規定されるInternet Protocol Version 6(IPv6)のローカルユニキャストアドレスフォーマットである。図2に示されるように、リンクローカルアドレスは、先頭が16進値「FE80」(0xFE80)を表す10ビットのビット列部分201と、それに続く54ビットのオールゼロのビット列部分202と、インタフェース識別子(Interface ID)を示す64ビットのビット列部分203とから構成される。
本実施形態において、図1の自リンクローカルアドレス生成部105(A)および105(B)と、相手リンクローカルアドレス生成部107(A)および107(B)は、図2のデータフォーマットで示される自リンクローカルアドレスまたは相手リンクローカルアドレスを、自身の通信装置のMACアドレスまたは通信相手の通信装置のMACアドレスから生成する。
図3は、本実施形態によるMACアドレスからリンクローカルアドレスの生成方式を示す説明図である。MAC(Media Access Control)アドレスは、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers,Inc.)学会によって標準化されている48ビット(EUI−48)のアドレス体系である。
本実施形態では、まず、図3(a)に示されるように、48ビットのMACアドレスが、24ビットの上位アドレスビット列部分301と24ビットの下位アドレスビット列部分302に分割される。上位アドレスビット列部分301は、OUI(Organizationally Unique Identifier)と呼ばれ、図1の車両側モデム103(A)またはスタンド側モデム103(B)の製造業者を識別するIDである。下位アドレスビット列部分302は、製造業者が管理する車両側モデム103(A)やスタンド側モデム103(B)の製品を識別するためのExtention Identifierである。
次に、本実施形態では、図3(b)に示されるように、24ビットずつに分割された上位アドレスビット列部分301と下位アドレスビット列部分302の間に、16進数値「FFFE」(0xFFFE)に対応するビット列部分303が挿入されることにより、IEEE学会によって標準化されている64ビット(EUI−64)のアドレス体系によるアドレスビット列部分304が生成される。このアドレス体系において、先頭から7ビット目はuniversal/localビットと呼ばれる。この7ビット目に0がセットされていると識別子が世界で一意であること示す。一方、1がセットされているとローカル利用を示しており,必ずしも一意である保証はない。また、先頭から8ビット目は、グループ・アドレスになりうるかどうかを示すビットで,このビットがオフの場合はユニキャストアドレスとして扱われ、オンの場合はマルチキャストアドレスとして扱われる。図3(b)の例では、先頭の8ビットからなる16進値「00」(0x00)は、先頭から7ビット目および8ビット目がともに0であること、すなわちこのアドレスが世界で一意であることおよびユニキャストアドレスであることを示している。これにより、図1に示される車両102と充電スタンド101との接続の一意性が保証される。
さらに、本実施形態では、図3(c)の306として示されるように、上記EUI−64ベースのアドレスビット列部分304において、先頭から7ビット目が反転させられることにより、図2のインタフェース識別子203を表すビット列部分305が生成される。インタフェース識別子でも,先頭から7ビット目はuniversal/localビットであるが、1がセットされている場合に世界で一意に特定可能な識別子であることを示す。すなわち、EUI−64アドレス体系とIPv6のリンクローカルアドレス体系におけるインタフェース識別子203とでは、7ビット目の意味が逆転している。従って、図3(b)から図3(c)に示されるように、EUI−64ベースのアドレスビット列部分304の先頭から7ビット目を反転させることにより、図2に示されるリンクローカルアドレスのインタフェース識別子203を生成することができる。
図4は、上述の原理に基づいて、本実施形態における図1の自リンクローカルアドレス生成部105(A)および105(B)と、相手リンクローカルアドレス生成部107(A)および107(B)が、自身の通信装置のMACアドレスまたは通信相手の通信装置のMACアドレスから図2のデータフォーマットで示される自リンクローカルアドレスまたは相手リンクローカルアドレスを生成する処理を示すフローチャートである。この処理は、図1の車両側モデム103(A)またはスタンド側モデム103(B)を構成する特には図示しない演算処理プロセッサが、特には図示しないメモリに記憶された制御プログラムを実行する動作として実現される。
まず、MACアドレスが取得される(ステップS401)。このMACアドレスは、自リンクローカルアドレス生成部105(A)および105(B)においては、自身の車両側モデム103(A)またはスタンド側モデム103(B)に設定されているMACアドレスである。また、相手リンクローカルアドレス生成部107(A)および107(B)においては、後述するMACアドレス交換部106(A)および106(B)によって通信相手から取得された通信相手のスタンド側モデム103(B)または車両側モデム103(A)に設定されているMACアドレスである。
次に、ステップS401で取得された48ビットのMACアドレスが、図3(a)で説明したようにして24ビットずつの上位アドレスビット列部分301と下位アドレスビット列部分302に分割される(ステップS402)。
次に、図3(b)で説明したように、ステップS402で24ビットずつに分割された上位アドレスビット列部分301と下位アドレスビット列部分302の間に、16進数値0xFFFEに対応するビット列部分303が挿入されることにより、EUI−64ベースのアドレスビット列部分304が生成される(ステップS403)。
次に、図3(c)で説明したように、ステップS403で生成されたEUI−64ベースのアドレスビット列部分304において、先頭から7ビット目が反転させられることにより、図2のリンクローカルアドレスのインタフェース識別子203を表すビット列部分305が生成される(ステップS404)。
最後に、ステップS404で生成されたインタフェース識別子203を表すビット列部分305の先頭に、16進値「FE80 0000 0000 0000」に対応する図2のビット列部分201および202が付加される(ステップS405)。この結果、ステップS401で取得されたMACアドレスに対応するリンクローカルアドレスが生成される。
以上のようにして本実施形態における図1の自リンクローカルアドレス生成部105(A)および105(B)と相手リンクローカルアドレス生成部107(A)および107(B)で生成される各リンクローカルアドレスは、前述したように、IPv6をサポートする図1のインターネット110上で、車両側モデム103(A)とスタンド側モデム103(B)を一意に識別できるローカルユニキャストアドレスである。これにより、車両102と充電スタンド101の1対1の通信が可能となる。
図5は、本実施形態による通信確立処理を示すタイミングチャートである。
まず、車両102側のホストであるマイコン104(A)と車両側モデム103(A)が起動する(シーケンスS1(A))。同様に、充電スタンド101側のホストであるマイコン104(B)とスタンド側モデム103(B)が起動する(シーケンスS1(B))。ここで、MACアドレスとして、車両側モデム103(A)にはMAC−Aが、スタンド側モデム103(B)にはMAC−Bがそれぞれ、モデム製造業者によって設定されているとする。
次に、図1の車両側モデム103(A)内の自リンクローカルアドレス生成部105(A)が、図4のフローチャートの処理を実行することにより、車両側モデム103(A)のMACアドレスMAC−Aを取得し(シーケンスS2(A))、それに対応する自リンクローカルアドレスAを生成する(シーケンスS3(A))。この生成されたIPアドレスをIP−Aとする。
同様に、図1のスタンド側モデム103(B)内の自リンクローカルアドレス生成部105(B)が、図4のフローチャートの処理を実行することにより、スタンド側モデム103(B)のMACアドレスMAC−Bを取得し(シーケンスS2(B))、それに対応する自リンクローカルアドレスBを生成する(シーケンスS3(B))。この生成されたIPアドレスをIP−Bとする。
次に、図1において、車両102が充電スタンド101に、例えば充電ケーブルを用いて接続される(シーケンスS4)。
この結果、図1の車両側モデム103(A)とスタンド側モデム103(B)に応じた通信接続処理が実行され、車両側モデム103(A)内のMACアドレス交換部106(A)とスタンド側モデム103(B)内のMACアドレス交換部106(B)によって、それぞれに設定されているMACアドレスが交換される。この結果、車両側モデム103(A)内のMACアドレス交換部106(A)において、スタンド側モデム103(B)のMACアドレスMAC−Bが取得される(シーケンスS6(A))。逆に、スタンド側モデム103(B)内のMACアドレス交換部106(Bにおいて、車両側モデム103(A)のMACアドレスMAC−Aが取得される(シーケンスS6(B))。
続いて、車両側モデム103(A)内の相手リンクローカルアドレス生成部107(A)が、図4のフローチャートの処理を実行することにより、MACアドレスMAC−Bに基づいて、通信相手である充電スタンド101に対応する相手リンクローカルアドレスB=IP−Bを生成する(シーケンスS8(A))。
同様に、スタンド側モデム103(B)内の相手リンクローカルアドレス生成部107(B)が、図4のフローチャートの処理を実行することにより、MACアドレスMAC−Aに基づいて、通信相手である車両102に対応する相手リンクローカルアドレスA=IP−Aを生成する(シーケンスS8(B))。
以上のようにして、車両側モデム103(A)において、自リンクローカルアドレスAと相手リンクローカルアドレスBが取得でき、スタンド側モデム103(B)において、自リンクローカルアドレスBと相手リンクローカルアドレスAが取得できる。この結果、インターネットプロトコルに基づくIPパケットを使った通信が可能となり、そのIPパケットを使って、上位プロトコルであるTCP(Transfer Control Protocol:転送制御プロトコル)による接続処理(シーケンスS9)が可能となる。この場合、車両102内のマイコン104(A)は、IPアドレスIP−Bへの接続要求のシーケンスを実行する。すなわち、送信元(from)アドレスがIP−A、宛先(to)アドレスがIP−BであるTCPパケットを生成し、車両102内マイコン104(A)から充電スタンド101内マイコン104(B)への接続要求パケットSYN、マイコン104(B)からマイコン104(A)への応答パケットSYN+ACK、さらにマイコン104(A)からマイコン104(B)への応答パケットACK等の通信等によって、TCP通信が確立される(シーケンスS10)。TCP通信確立後は、TCPパケットのデータ格納部に充電制御情報を格納して、車両102と充電スタンド101との間で充電制御情報を通信することが可能となる。
以上の本実施形態の通信確立処理において、充電ケーブルが接続された後にシーケンスS5で示される簡易なMACアドレスの交換処理に基づいて、図3および図4に示される単純なビット列操作によって、車両102および充電スタンド101ともに、通信相手の相手リンクローカルアドレスを取得することが可能となる。
図1に示されるスタンド側モデム103(B)内のリンクローカル/グローバルアドレス変換部108は、ルータ装置109から通知されるリンクの番号を示す上位アドレスを自リンクローカルアドレスと連結することにより、自リンクローカルアドレスを自グローバルアドレスに変換する。より具体的には、ルータ装置109から通知される8バイト(64ビット)の上位アドレスを、自リンクローカルアドレス内の図2に示される8バイト(64ビット)のインタフェース識別子203と単純に連結する。このようにして生成された自グローバルアドレスを用いることにより、充電スタンド101内のマイコン104(B)は、ルータ装置109を介して、インターネット110上のサーバ111と通信をすることができる。前述したように、同様の仕組みを車両102内にも構成することにより、車両102が充電スタンド101、ルータ装置109、およびインターネット110を介して、サーバ111と直接通信することも可能である。
以上の説明において、充電スタンド101から車両102内の蓄電池へは、充電ケーブルによる1対1の有線接続によって充電が行われることを前提とした。この場合、車両側モデム103(A)とスタンド側モデム103(B)は、例えば充電ケーブル上のCPLT(コントロールパイロット)方式を用いたインバンド通信方式によって、1対1の通信を実行するように構成することができる。
また、車両側モデム103(A)とスタンド側モデム103(B)との間で1対1の近接無線通信が保証できるのであれば、充電スタンド101から車両102内の蓄電池へは、電磁誘導原理に基づく非接触充電電送方式によって充電が実施されてもよい。
101 充電スタンド
102 車両
103 モデム
104 マイコン
105 自リンクローカルアドレス生成部
106 MACアドレス交換部
107 相手リンクローカルアドレス生成部
108 リンクローカル/グローバルアドレス変換部
109 ルータ装置
110 インターネット
111 サーバ

Claims (4)

  1. 車両の蓄電池に充電を行う充電スタンドの通信装置と前記車両の通信装置との間で充電を制御するための充電制御情報を通信する充電制御情報通信システムであって、
    自身の通信装置に設定されているMACアドレスに基づいて、前記自身の通信装置のリンクローカルアドレスである自リンクローカルアドレスを生成する自リンクローカルアドレス生成部と、
    前記自身の通信装置と通信相手の通信装置との間で、それぞれに設定されているMACアドレスを交換して取得するMACアドレス交換部と、
    該MACアドレス交換部が取得した前記通信相手の通信装置に設定されているMACアドレスに基づいて、前記通信相手の通信装置のリンクローカルアドレスである相手リンクローカルアドレスを生成する相手リンクローカルアドレス生成部と、
    前記相手リンクローカルアドレスおよび前記自リンクローカルアドレスを用いて、インターネットプロトコルにより、前記自身の通信装置と前記通信相手の通信装置との間で前記充電制御情報を通信する制御部と、
    を前記車両の通信装置および前記充電スタンドの通信装置にそれぞれ備えることを特徴とする充電制御情報通信システム。
  2. 前記充電スタンドが接続されるルータ装置から通知されるリンクの番号を示す上位アドレスを前記自リンクローカルアドレスと連結することにより、前記自リンクローカルアドレスを自グローバルアドレスに変換するリンクローカル/グローバルアドレス変換部をさらに備え、
    前記制御部は、前記自グローバルアドレスを用いて、前記ルータ装置を介して前記車両および前記充電スタンド以外の外部の通信装置との間で、前記インターネットプロトコルにより前記充電制御情報を通信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の充電制御情報通信システム。
  3. 車両の蓄電池に充電を行う充電スタンドの通信装置と前記車両の通信装置との間で充電を制御するための充電制御情報を通信する充電制御情報通信方法であって、
    自身の通信装置に設定されているMACアドレスに基づいて、前記自身の通信装置のリンクローカルアドレスである自リンクローカルアドレスを生成し、
    前記自身の通信装置と通信相手の通信装置との間で、それぞれに設定されているMACアドレスを交換して取得し、
    該取得した前記通信相手の通信装置に設定されているMACアドレスに基づいて、前記通信相手の通信装置のリンクローカルアドレスである相手リンクローカルアドレスを生成し、
    前記相手リンクローカルアドレスおよび前記自リンクローカルアドレスを用いて、インターネットプロトコルにより、前記自身の通信装置と前記通信相手の通信装置との間で前記充電制御情報を通信する、
    ことを前記車両の通信装置および前記充電スタンドの通信装置でそれぞれ実行することを特徴とする充電制御情報通信方法。
  4. 前記充電スタンドが接続されるルータ装置から通知されるリンクの番号を示す上位アドレスを前記自リンクローカルアドレスと連結することにより、前記自リンクローカルアドレスを自グローバルアドレスに変換し、
    前記自グローバルアドレスを用いて、前記ルータ装置を介して前記車両および前記充電スタンド以外の外部の通信装置との間で、前記インターネットプロトコルにより前記充電制御情報を通信する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の充電制御情報通信方法。
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