JP2013235126A - 回転作動機構および光学撮像装置 - Google Patents

回転作動機構および光学撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】機構の大型化を招くことのない構成を備える回転作動機構および光学撮像装置を提供する。
【解決手段】この回転作動機構は、レバー部材112の他端側に設けられ、レバー部材112が半径方向Sの内側に移動した場合には、円盤110の外周端面110aに当接し、レバー部材112が半径方向Sの外側に移動した場合には、円盤110の外周端面110aへの当接が解除される当接部材と、一端がレバー部材112の他端側に固定され、他端が基台51に固定され、伸縮の制御が可能なように形状記憶合金線を用いた第1駆動部材11と、第1駆動部材11が延びる方向に対して交差する方向に沿って架設され、一端側がレバー部材112の他端側に固定され、他端側が基台51に固定され、伸縮の制御が可能なように形状記憶合金線を用いた第2駆動部材12と、を備える。
【選択図】図16

Description

この発明は、形状記憶合金(SMA:Shape Memory Alloy)を用いたインチワーム型の回転作動機構および光学撮像装置に関する。
携帯電話、スマートフォンなどの携帯型端末装置に内蔵される、マイクロカメラユニット(MCU:micro camera units)は、現在数多く製品化されている。マイクロカメラユニットは、高画素化とともにデジタルカメラに置き換わるための機能を備えつつある。
下記特許文献1には、回転軸の周囲に伸縮可能な孔を有するインチワームが開示されている。このインチワームは、形状記憶合金を用いて孔の伸縮と、インチワーム自体に対する回転力の印加とを行なう機構が開示されている。
特開平7−9384号公報
光学ズーム機構のように、レンズ群を大きく動かす必要がある機能は、作動機構(アクチュエータ)を含めてマイクロカメラユニットが大型化してしまう。たとえば、上記特許文献1に開示されるインチワームを、携帯型端末装置に内蔵させて光学ズーム機構を実現させた場合には、回転軸の周囲に駆動付勢部材が必要である。そのため、光学ズーム機構のサイズが拡大してしまう。その結果、この光学ズーム機構を携帯型端末機器に内蔵する場合には、携帯型端末機器も大型化してしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、機構の大型化を招くことのない構成を備える回転作動機構および光学撮像装置を提供することにある。
この発明に基づいた回転作動機構においては、基台と、上記基台に固定された中心軸を中心として回転自在に支持された円盤と、一端側が上記中心軸を中心として回転自在に支持され、上記円盤の半径方向に移動可能なレバー部材と、上記レバー部材の他端側に設けられ、当該レバー部材が上記半径方向の内側に移動した場合には、上記円盤の外周端面に当接し、当該レバー部材が上記半径方向の外側に移動した場合には、上記円盤の外周端面への当接が解除される当接部材と、一端が上記レバー部材の上記他端側に固定され、他端が上記基台に固定され、伸縮の制御が可能なように形状記憶合金線を用いた第1駆動部材と、上記第1駆動部材が延びる方向に対して交差する方向に沿って架設され、一端側が上記レバー部材の他端側に固定され、他端側が上記基台に固定され、伸縮の制御が可能なように形状記憶合金線を用いた第2駆動部材とを備える。
上記第1駆動部材の伸縮の制御により、上記当接部材の上記外周端面への当接および非当接が制御され、上記第2駆動部材の伸縮の制御により、上記円盤の回転方向の移動量が制御される。
他の形態においては、上記第1駆動部材を挟んで、上記第2駆動部材が架設された領域とは反対側の領域に架設され、一端が上記レバー部材の上記他端側に固定され、他端が上記基台に固定され、伸縮の制御が可能なように形状記憶合金線を用いた第3駆動部材をさらに備え、上記第3駆動部材の伸縮の制御により、または上記第2駆動部材の伸縮制御と連動させて上記円盤の回転方向の移動量が制御される。
他の形態においては、上記第2駆動部材および上記第3駆動部材は、上記第1駆動部材を挟んで線対称となる位置に架設されている。
他の形態においては、一端が上記レバー部材の上記他端側に固定され、他端が上記基台に固定され、上記第1駆動部材を伸張する方向に力を加える伸張部材をさらに備える。
他の形態においては、上記形状記憶合金線の直径は、30μm以上100μm以下である。
この発明に基づいた光学撮像装置においては、上述のいずれかに記載の回転作動機構と、上記円盤の回転によりレンズの駆動を行なうレンズ駆動機構とを備える。
本発明によれば、機構の大型化を招くことのない構成を備える回転作動機構および光学撮像装置を提供することを可能とする。
実施の形態1における回転作動機構の構成を示す平面図である。 図1中のII−II線矢視断面図である。 実施の形態1における回転作動機構による円盤の右回転方向(時計回転方向)への動作原理を示す第1図である。 実施の形態1における回転作動機構による円盤の右回転方向への動作原理を示す第2図である。 実施の形態1における回転作動機構による円盤の右回転方向への動作原理を示す第3図である。 実施の形態1における回転作動機構による円盤の右回転方向への動作原理を示す第4図である。 実施の形態1における回転作動機構による円盤の右回転方向への動作原理を示す第5図である。 実施の形態1における回転作動機構の図3から図7に示す、円盤の右回転方向への回転動作の動作シーケンスを示す図である。 実施の形態1における回転作動機構による円盤の左回転方向(反時計回転方向)への動作原理を示す第1図である。 実施の形態1における回転作動機構による円盤の左回転方向への動作原理を示す第2図である。 実施の形態1における回転作動機構による円盤の左回転方向への動作原理を示す第3図である。 実施の形態1における回転作動機構による円盤の左回転方向への動作原理を示す第4図である。 実施の形態1における回転作動機構による円盤の左回転方向への動作原理を示す第5図である。 実施の形態1における回転作動機構の図9から図13に示す、円盤の左回転方向への回転動作の動作シーケンスを示す図である。 実施の形態1における他の回転作動機構の構成を示す平面図である。 実施の形態1におけるさらに他の回転作動機構の構成を示す平面図である。 実施の形態1におけるさらに他の回転作動機構の構成を示す平面図である。 図17中のXVIII−XVIII線矢視断面図である。 実施の形態2における光学撮像装置の構成を示す部分平面図である。 実施の形態2における光学撮像装置の構成を示す概略側面図である。
本発明に基づいた実施の形態における回転作動機構および光学撮像装置について、以下、図を参照しながら説明する。なお、以下に説明する各実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。また、各実施の形態における構成を適宜組み合わせて用いることは当初から予定されていることである。
(実施の形態1:回転作動機構100)
図1および図2を参照して、実施の形態1における回転作動機構100について説明する。図1は、本実施の形態における回転作動機構100の構成を示す平面図、図2は、図1中のII−II線矢視断面図である。
この回転作動機構100は、基台としてのベース51と、このベース51に固定された中心軸111を中心として回転自在に支持された円盤110と、一端側が中心軸111を中心として回転自在に支持され、円盤110の半径方向Sに移動可能なレバー部材112とを備える。
本実施の形態において、レバー部材112は板状の形態を有し、一端側には、半径方向Sに長辺を有する長孔113が設けられている。この長孔113の内部に、中心軸111が収容されている。長孔113の短辺側の寸法は、中心軸111の直径と略一致している。長孔113の長辺側の寸法は、中心軸111の直径よりも大きく設けられ、レバー部材112の半径方向Sへの移動を可能としている。
レバー部材112は、円盤110の上面に載置されており、レバー部材112の下面と円盤110の上面との相互の接触面(重なり面)には、低摩擦処理が施されている。レバー部材112および円盤110には、樹脂材料等が用いられる。円盤110の直径は、約10mm程度、厚さは、約0.1mm程度である。また、レバー部材112の長さは、約7mm程度、幅は、約2mm程度、厚さは、約0.1mm程度である。
レバー部材112の他端側の円盤110側(下面側)には、レバー部材112が半径方向Sの内側に移動した場合には、円盤110の外周端面110aに当接し、レバー部材112が半径方向Sの外側に移動した場合には、円盤110の外周端面110aへの当接が解除される当接部材120が設けられている。当接部材120としては、ゴム、樹脂等の摩擦係数の高い弾性部材が用いられる。
レバー部材112の他端側の円盤110側とは反対側(上面側)には、電極22が設けられている。また、中心軸111を挟んで、電極22とは反対側の位置において、ベース51にも、電極24が設けられている。電極22と電極24との間には、一端が電極22に固定され、他端が電極24に固定され、円盤110上を通過するように第1駆動部材11が架設されている。この第1駆動部材11は、円盤110の表面に対して平行となるように架設されている。
電極22および電極24への第1駆動部材11の固定は、たとえば、電極22および電極24に設けられた切り込みに第1駆動部材11を差し込み、切り込みを加圧により変形(かしめ)させることで、電極22および電極24に第1駆動部材11を容易に固定することができる。電極22のレバー部材112への固定は、かしめ(加締め)または接着等、電極24のベース51への固定は、接着やインサート成形等の固定方法が用いられる。
第1駆動部材11には、形状記憶合金線が用いられる。この形状記憶合金線は、Ni−Ti系合金である。Ni−Ti系合金を用いた形状記憶合金線は、低温で弾性係数が低い状態(マルテンサイト相)となり、所定の張力を与えることで伸張する性質を有している。
また、Ni−Ti系合金を用いた形状記憶合金線は、通電により発熱し変態温度を超えることにより相変態し、弾性係数が高い状態(オーステナイト相:母相)に移行して、伸張状態から元の長さ(記憶長さ)に戻る性質を有している。形状記憶合金線の直径は、約30μmから約100μmである。
ベース51上において、電極22と電極24との略中間位置の円盤110の外側の位置には、電極21および電極23が、第1駆動部材11を挟んで線対称となる位置に設けられている。電極21および電極23のベース51への固定方法は、電極24と同じである。
電極21と電極22との間には、第1駆動部材11が延びる方向に対して交差する方向に沿って第2駆動部材12が架設されている。電極23と電極22との間には、第1駆動部材11が延びる方向に対して交差する方向に沿って第3駆動部材13が架設されている。電極21および電極23の配置関係から、第2駆動部材12および第3駆動部材13も、第1駆動部材11を挟んで線対称の位置関係になる。
第2駆動部材12および第3駆動部材13も、第1駆動部材11と同様に、円盤110の表面に対して平行となるように架設されている。第2駆動部材12および第3駆動部材13に用いる材料、および電極への固定方法は、第1駆動部材11の場合と同様である。
(動作原理)
図3から図14を参照して、上記構成を有する回転作動機構100の動作原理について説明する。図3から図7は、回転作動機構100を用いた円盤110の右回転方向(時計回転方向)への動作原理を示す図であり、図8は、円盤の右回転方向(時計回転方向)への回転動作の動作シーケンスを示す図である。また、図9から図13は、回転作動機構100を用いた円盤110の左回転方向への動作原理を示す図であり、図14は、円盤の左回転方向へ回転動作の動作シーケンスを示す図である。
(円盤110の右回転(時計回転方向))
図3は、回転作動機構100により円盤110を右回転させる場合の「(i)初期状態」を示している(図8参照)。この(i)初期状態では、第1駆動部材11、第2駆動部材12および第3駆動部材13には通電されておらず、当接部材120は、円盤110の外周端面110aに当接しておらず、外周端面110aから離れた位置に位置決めされている。なお、円盤110の回転の理解を容易にするために、説明の便宜上、円盤110上に目印としてポイントP1を標記する。
図4は、「(ii)第2駆動部材12に通電した状態」を示している(図8参照)。第2駆動部材12は通電されることにより、伸張状態から元の長さ(記憶長さ)に戻る(縮む)。これにより、レバー部材112が中心軸111を中心に僅かに左回転方向(A1)に回転する。このとき、当接部材120は、外周端面110aから離れた位置であるため、円盤110に回転力が付与されることはなく、円盤110は静止したままの状態である。
図5は、「(iii)第1駆動部材11および第2駆動部材12に通電した状態」を示している(図8参照)。第1駆動部材11は通電されることにより、伸張状態から元の長さ(記憶長さ)に戻る(縮む)。これにより、レバー部材112が中心軸111の方向(S1)に引き寄せられる。その結果、当接部材120は、外周端面110aに当接(押し付けられた)状態となる。
図6は、「(iv)第2駆動部材12の通電が解除され、第1駆動部材11および第3駆動部材13に通電した状態」を示している(図8参照)。第3駆動部材13は通電されることにより、伸張状態から元の長さ(記憶長さ)に戻る(縮む)。
第2駆動部材12は、通電が解除されることで、第1駆動部材11および第3駆動部材13の伸縮に応じて伸張される状態となる。これにより、レバー部材112は、当接部材120が外周端面110aに当接した(押し付けられた)状態のまま、第3駆動部材13により、右回転方向(A2)に回転する。その結果、円盤110は、右回転方向(D1)に回転する。
図7は、「(v)第1駆動部材11および第3駆動部材13への通電が解除された状態」を示している(図8参照)。これにより、第1駆動部材11、第2駆動部材12および第3駆動部材13の、全てへの通電が解除される。その結果、第1駆動部材11、第2駆動部材12および第3駆動部材13は全て伸張状態に復帰することとなり、当接部材120は、外周端面110aから離れる状態となる。この状態は、図3に示す(i)初期状態と同じである。
その後、図4〜図7に示すステップを繰り返して実施することにより、円盤110を右回転方向(D1)に回転させることができる。なお、上記図4〜図7のステップは、図4〜図7のステップの1回の操作において円盤110を右回転方向に最も大きく回転させる場合を示している。たとえば、図3から図4に示す状態で、第1駆動部材11および第2駆動部材12を通電状態とすることで、第2駆動部材12の伸縮分に対応した回転を円盤110に与えることが可能である。
(円盤110の左回転(反時計回転方向))
図9は、回転作動機構100により円盤110を左回転させる場合の「(i)初期状態」を示している(図14参照)。この(i)初期状態では、第1駆動部材11、第2駆動部材12および第3駆動部材13には通電されておらず、当接部材120は、円盤110の外周端面110aに当接しておらず、外周端面110aから離れた位置に位置決めされている。なお、円盤110の回転の理解を容易にするために、上述の場合と同様に、説明の便宜上、円盤110上に目印としてポイントP1を標記する。
図10は、「(ii)第3駆動部材13に通電した状態」を示している(図14参照)。第3駆動部材13は通電されることにより、伸張状態から元の長さ(記憶長さ)に戻る(縮む)。これにより、レバー部材112が中心軸111を中心に僅かに右回転方向(B1)に回転する。このとき、当接部材120は、外周端面110aから離れた位置であるため、円盤110に回転力が付与されることはなく、円盤110は静止したままの状態である。
図11は、「(iii)第1駆動部材11および第3駆動部材13に通電した状態」を示している(図14参照)。第1駆動部材11は通電されることにより、伸張状態から元の長さ(記憶長さ)に戻る(縮む)。これにより、レバー部材112が中心軸111の方向(S1)に引き寄せられる。その結果、当接部材120は、外周端面110aに当接(押し付けられた)状態となる。
図12は、「(iv)第3駆動部材13の通電が解除され、第1駆動部材11および第2駆動部材12に通電した状態」を示している(図14参照)。第2駆動部材12は通電されることにより、伸張状態から元の長さ(記憶長さ)に戻る(縮む)。
第3駆動部材13は、通電が解除されることで、第1駆動部材11および第2駆動部材12の伸縮に応じて伸張される状態となる。これにより、レバー部材112は、当接部材120が外周端面110aに当接した(押し付けられた)状態のまま、第2駆動部材12により、左回転方向(B2)に回転する。その結果、円盤110も、左回転方向(D2)に回転する。
図13は、「(v)第1駆動部材11および第2駆動部材12への通電が解除された状態」を示している(図14参照)。これにより、第1駆動部材11、第2駆動部材12および第3駆動部材13の、全てへの通電が解除される。その結果、第1駆動部材11、第2駆動部材12および第3駆動部材13は全て伸張状態に復帰することとなり、当接部材120は、外周端面110aから離れる状態となる。この状態は、図9に示す(i)初期状態と同じである。
その後、図10〜図13に示すステップを繰り返して実施することにより、円盤110を左回転方向(D2)に回転させることができる。なお、上記図10〜図13のステップは、図10〜図13のステップの1回の操作において円盤110を左回転方向に最大限回転させる場合を示している。たとえば、図9から図10に示す状態で、第1駆動部材11および第3駆動部材13を通電状態とすることで、第3駆動部材13の伸縮分に対応した回転を円盤110に与えることが可能である。
以上、本実施の形態における回転作動機構によれば、図8および図14に示したように、それぞれ形状記憶合金線を用いた第1駆動部材11、第2駆動部材12および第3駆動部材13の通電状態のON/OFFを制御することにより、円盤110に右回転方向または左回転方向の回転を制御することができる。
なお、第1駆動部材11、第2駆動部材12、および第3駆動部材13の通電状態のON/OFFの制御は、上述の実施の形態における制御に限定されることなく、第1駆動部材11の通電状態のON/OFF制御、第2駆動部材12の通電状態のON/OFF制御、および第3駆動部材13の通電のON/OFF制御を適宜組み合わせることで、円盤110に右回転方向または左回転方向の任意の回転移動量を与えることができる。
また、円盤110の上面に、第1駆動部材11、第2駆動部材12および第3駆動部材13を架設することができるため、平面的に見た場合に、回転作動機構100の大型化を招くことはない。
また、第1駆動部材11、第2駆動部材12および第3駆動部材13に形状記憶合金線を用いることで、簡易な構造で、第1駆動部材11、第2駆動部材12および第3駆動部材13の伸縮の制御が可能となり、高さ方向における回転作動機構100の大型化を招くこともない。
このように、本実施の形態における回転作動機構100によれば、所定の回転角(最大回転角)と、この回転角よりも小さい任意の回転角(分解能)とを円盤110に与えることが可能となる。
また、円盤110の回転時には、当接部材120が円盤110の外周端面110aに当接した状態で、円盤110およびレバー部材112が一体となって所定方向に回転し、回転時には、他に円盤110に接する部材がないことから、円盤110の回転速度が不安定になることはなく、また、回転効率を低下させることもない。
(他の回転作動機構の構成)
図15から図18を参照して、他の回転作動機構の構成について説明する。図15は、本実施の形態における他の回転作動機構100Aの構成を示す平面図、図16は、本実施の形態におけるさらに他の回転作動機構100Bの構成を示す平面図、図17は、本実施の形態におけるさらに他の回転作動機構100Cの構成を示す平面図、図18は、図17中のXVIII−XVIII線矢視断面図である。
上述の回転作動機構100においては、平面的に見た場合の回転作動機構100の大型化を回避するために、第1駆動部材11に対する第2駆動部材12の交差角度、および第1駆動部材11に対する第3駆動部材13の交差角度は、それぞれ鋭角となるように電極21および電極23の配置を決定している。
しかし、平面的に見た場合の回転作動機構100の大型化の回避を考慮する必要がない場合には、たとえば、図15に示す回転作動機構100Aのように、第2駆動部材12および第3駆動部材13の第1駆動部材11に対する交差角度がそれぞれ直角となるように、電極21および電極23の配置を決定してもよい。
また、レバー部材112に設けられた電極22に、第1駆動部材11、第2駆動部材12および第3駆動部材13を固定する場合について説明しているが、各部材に対応する電極を設けてもよい。
また、第2駆動部材12と第3駆動部材13とが、第1駆動部材11を挟んで線対称となるように、第2駆動部材12および第3駆動部材13を架設する場合について説明しているが、必ずしも第2駆動部材12と第3駆動部材13とを、第1駆動部材11を挟んで線対称となるように架設する必要はない。第2駆動部材12と第3駆動部材13とが、第1駆動部材11を挟んで非対称となるように配置した場合であってもよい。
また、図16に示す回転作動機構100Bのように、第3駆動部材13を設けず、第1駆動部材11および第2駆動部材12を用いる構成であっても、第1駆動部材11の伸縮の制御により、当接部材120の外周端面110aへの当接および非当接が制御し、第2駆動部材12の伸縮の制御により、円盤110の回転方向の移動量を制御することが可能である。
一方、図17および図18に示す回転作動機構100Cのように、上述した回転作動機構100の構成に加え、一端がレバー部材112の他端側に設けられた電極22に固定され、他端がベース51に固定され、第1駆動部材11を伸張する方向に力を加える伸張部材14をさらに備える構成の採用も可能である。この場合、伸張部材14には、コイルばねや、第1駆動部材11と同様に形状記憶合金線を用いるとよい。
なお、第1駆動部材11が円盤110上を通過するように架設した場合について説明しているが、この構成に限定されない。たとえば、図17において、伸張部材14に形状記憶合金線を用いて第1駆動部材として用いることにより、図1に示す機構、図15に示す機構、および図16に示す機構を実現することも可能である。
(実施の形態2:光学撮像装置1000)
図19および図20を参照して、本実施の形態における光学撮像装置1000について説明する。図19は、本実施の形態における光学撮像装置1000の構成を示す部分平面図、図20は、本実施の形態における光学撮像装置1000の構成を示す概略側面図である。なお、本実施の形態における光学撮像装置1000においては、上述の回転作動機構100を用いた場合について説明するが、他の回転作動機構100A〜100Cを用いてもよい。
図19を参照して、回転作動機構100の円盤110には、所定の軌道形状を有する2本のガイド溝R1,R2が設けられている。このガイド溝R1には、後述のレンズ駆動機構200に設けられる第1カムフォロア201が、ガイド溝R1に沿って摺動可能に嵌め入れられている。ガイド溝R2には、後述のレンズ駆動機構200に設けられる第2カムフォロア202が、ガイド溝R2に沿って摺動可能に嵌め入れられている。
図20を参照して、レンズ駆動機構200は、プリズムレンズ群205、第1レンズ群210、第2レンズ群220、および撮像センサ230を含む。プリズムレンズ群205に入射した光L1は、プリズムレンズ群205により所定方向に反射し、第1レンズ群210および第2レンズ群220を通過した後、撮像センサ230に入光する。
撮像センサ230に入光する光L1の焦点距離を調整するために、回転作動機構100を用いて、第1レンズ群210および第2レンズ群220の位置調整を行なう。円盤110を回転させることで、第1レンズ群210に設けられた第1カムフォロア201および第2レンズ群220に設けられた第2カムフォロア202が、それぞれガイド溝R1,R2に沿って移動し、第1レンズ群210および第2レンズ群220の移動方向Sに沿った位置調整が行なわれる。
このように、小さな構成からなる回転作動機構100を用いて、高い分解能に基づき第1レンズ群210および第2レンズ群220の位置調整を行なうことを可能とする。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
11 第1駆動部材、12 第2駆動部材、13 第3駆動部材、14 伸張部材、21,22,23,24 電極、51 ベース、100,100A,100B,100C 回転作動機構、110 円盤、110a 外周端面、111 中心軸、112 レバー部材、113 長孔、120 当接部材、200 レンズ駆動機構、201 第1カムフォロア、202 第2カムフォロア、205 プリズムレンズ群、210 第1レンズ群、220 第2レンズ群、230 撮像センサ、1000 光学撮像装置、R1,R2 ガイド溝。

Claims (6)

  1. 基台と、
    前記基台に固定された中心軸を中心として回転自在に支持された円盤と、
    一端側が前記中心軸を中心として回転自在に支持され、前記円盤の半径方向に移動可能なレバー部材と、
    前記レバー部材の他端側に設けられ、当該レバー部材が前記半径方向の内側に移動した場合には、前記円盤の外周端面に当接し、当該レバー部材が前記半径方向の外側に移動した場合には、前記円盤の外周端面への当接が解除される当接部材と、
    一端が前記レバー部材の前記他端側に固定され、他端が前記基台に固定され、伸縮の制御が可能なように形状記憶合金線を用いた第1駆動部材と、
    前記第1駆動部材が延びる方向に対して交差する方向に沿って架設され、一端側が前記レバー部材の他端側に固定され、他端側が前記基台に固定され、伸縮の制御が可能なように形状記憶合金線を用いた第2駆動部材と、
    を備え、
    前記第1駆動部材の伸縮の制御により、前記当接部材の前記外周端面への当接および非当接が制御され、
    前記第2駆動部材の伸縮の制御により、前記円盤の回転方向の移動量が制御される、回転作動機構。
  2. 前記第1駆動部材を挟んで、前記第2駆動部材が架設された領域とは反対側の領域に架設され、一端が前記レバー部材の前記他端側に固定され、他端が前記基台に固定され、伸縮の制御が可能なように形状記憶合金線を用いた第3駆動部材をさらに備え、
    前記第3駆動部材の伸縮の制御により、前記円盤の回転方向の移動量が制御される、請求項1に記載の回転作動機構。
  3. 前記第2駆動部材および前記第3駆動部材は、前記第1駆動部材を挟んで線対称となる位置に架設されている、請求項2に記載の回転作動機構。
  4. 一端が前記レバー部材の前記他端側に固定され、他端が前記基台に固定され、前記第1駆動部材を伸張する方向に力を加える伸張部材をさらに備える、請求項1から3のいずれかに記載の回転作動機構。
  5. 前記形状記憶合金線の直径は、30μm以上100μm以下である、請求項1から4のいずれかに記載の回転作動機構。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の回転作動機構と、
    前記円盤の回転によりレンズの駆動を行なうレンズ駆動機構と、
    を備える、光学撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114721107A (zh) * 2022-05-16 2022-07-08 上海信迈电子科技有限公司 光学元件驱动装置、摄像装置及移动终端

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