JP2013234529A - 引戸構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】引戸を確実に閉じ位置に保持すると共に、引戸の閉じ位置にズレが生じると、自動的に正しい閉じ位置に修正することのできる引戸構造を、簡単な構成で、かつ、低コストで提供する。
【解決手段】
引戸1若しくは枠壁2に取り付けられた受け部材Aと、枠壁若しくは引戸に取り付けられた凸部材Bとからなり、前記受け部材Aは、水平方向に沿った横断面形状において、前面に向かって開口する略V字形の溝3と、該V字形溝3の背面側に配置された磁石体5とを備え、前記凸部材Bは、磁石体5に吸着する金属材で形成され、かつ、前記V字形溝3に嵌合する横断面略V字形の突起9を備えている構成。
【選択図】図3
【解決手段】
引戸1若しくは枠壁2に取り付けられた受け部材Aと、枠壁若しくは引戸に取り付けられた凸部材Bとからなり、前記受け部材Aは、水平方向に沿った横断面形状において、前面に向かって開口する略V字形の溝3と、該V字形溝3の背面側に配置された磁石体5とを備え、前記凸部材Bは、磁石体5に吸着する金属材で形成され、かつ、前記V字形溝3に嵌合する横断面略V字形の突起9を備えている構成。
【選択図】図3
Description
本発明は、主として室内で使用される引戸構造に関するものである。
レールに沿って開閉する引戸は、建具の間口や家具、クローゼットの開口部に取り付けられて広く用いられている。この引戸は、レールに沿って走行する滑車を備えた吊下げ具を介して吊下げられたり、あるいは間口上下に設けたレールに沿って滑動したりするように構成されている。
しかし、レールと引戸滑動部分との間にはスムースに走行させるための許容クリアランスが必要なため、引戸を閉じたときにガタツキや揺れが生じることがある。この揺れは、吊戸方式において顕著に発生する。また、引戸を急激に閉めたときに、垂直な枠壁との衝突の反動によって跳ね返り、引戸と枠壁との間に隙間ができて、密閉性を損なうことがった。
そこで従来では、例えば特許文献1に示すように、扉の前端面に出没可能な棒状の磁石体を設け、枠体側に磁石体が嵌合する凹部を形成してその奥部に吸着板を設け、引戸が近づくと磁石体が吸着板に吸着するようにしたものが提案されている。
そこで従来では、例えば特許文献1に示すように、扉の前端面に出没可能な棒状の磁石体を設け、枠体側に磁石体が嵌合する凹部を形成してその奥部に吸着板を設け、引戸が近づくと磁石体が吸着板に吸着するようにしたものが提案されている。
特許文献1の手段によれば、磁石体を受け入れる凹部が円形で形成され、磁石体も円柱状に形成されているため、両者を嵌合させるためには両者間に隙間を設ける必要がある。従って、引戸を閉じたときに、磁石の吸着力だけで引戸を固定するのは難しく、振動などにより前記の隙間分だけ引戸が揺れることがある。
また、引戸が少しでも設定位置よりずれて取り付けられたり、あるいは経年使用により閉じ位置にずれが生じると、磁石体が凹部に嵌まり込まず、その機能を発揮することができないといった大きな欠点がある。
また、引戸が少しでも設定位置よりずれて取り付けられたり、あるいは経年使用により閉じ位置にずれが生じると、磁石体が凹部に嵌まり込まず、その機能を発揮することができないといった大きな欠点がある。
そこで本発明は、上記従来課題を解決するとともに、引戸の閉じ位置に許容範囲内でずれが生じると、自動的に正しい閉じ位置に修正することのできる引戸構造を、簡単な構成で、かつ、低コストで提供することを主たる目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発明の引戸構造は、引戸若しくは枠壁に取り付けられた受け部材と、枠壁若しくは引戸に取り付けられた凸部材とからなり、
前記受け部材は、水平方向に沿った横断面形状において、前面に向かって開口する略V字形の溝と、該V字形溝の背面側に配置された磁石体とを備え、前記凸部材は、磁石体に吸着する金属材で形成され、かつ、前記V字形溝に嵌合する横断面略V字形の突起を備えている構成とした。
前記受け部材は、水平方向に沿った横断面形状において、前面に向かって開口する略V字形の溝と、該V字形溝の背面側に配置された磁石体とを備え、前記凸部材は、磁石体に吸着する金属材で形成され、かつ、前記V字形溝に嵌合する横断面略V字形の突起を備えている構成とした。
本発明では上記のように構成されているので、引戸が閉じたときに、凸部材の突起が受け部材のV字形溝に嵌合するとともに、磁石体と突起とが吸着して引戸の閉じ姿勢を保持すると共に、引戸Aの横揺れやガタツキを防止する。また、引戸が閉じられるときに、取付け時の不備や経年使用によって引戸の閉じ位置にズレが生じた場合、凸部材の突起が受け部材のV字形溝の斜面に当たってV字形溝の最深部にガイドされ、これにより引戸を正しい閉じ姿勢に強制的に修正することができるできるといった優れた効果がある。
(その他の課題を解決するための手段並びに効果)
本発明において、前記受け部材のV字形溝の頂角αが、凸部材のV字形突起の頂角βより大きな角度で形成するのがよい。
これにより、V字形溝の斜面によって凸部材の突起がガイドされる範囲が広がって、修正範囲を広くとることができる。
本発明において、前記受け部材のV字形溝の頂角αが、凸部材のV字形突起の頂角βより大きな角度で形成するのがよい。
これにより、V字形溝の斜面によって凸部材の突起がガイドされる範囲が広がって、修正範囲を広くとることができる。
また本発明では、前記受け部材の背面側に磁石体を嵌め込むための凹部が設けられ、該凹部の開口縁部に開口部を狭くした弾性係合爪が形成され、この弾性係合爪を押し広げるようにして磁石体を凹部に押し込むことにより磁石体が凹部に装着されている構成とするのがよい。
これにより、接着剤やビスなどの固定手段を使用することなく、ワンタッチで簡単に磁石体を受け部材に取付けることができる。
これにより、接着剤やビスなどの固定手段を使用することなく、ワンタッチで簡単に磁石体を受け部材に取付けることができる。
以下において、本発明の詳細をその実施の形態を示す図面に基づいて詳細に説明する。 本発明に係る引戸構造は、引戸1の前端面に取付けられた受け部材Aと、枠壁2に取り付けられた凸部材Bとからなる。引戸1は、建具などの間口や家具の開口部にレール(図示外)にそって走行可能に取付けられる。図1は水平方向に沿った断面図であって、引戸1は垂直に立てられた枠壁2に向かって矢印方向に走行並びに逆走するように形成されている。
前記受け部材Aは、水平面に沿った横断面形状において、前面に向かって開口する略V字形の溝3と、該V字形溝3の背面側にヨーク板4と共に装着された磁石体5とを備えている。磁石体5並びにヨーク板4は、受け部材の背面側に設けられた凹部6に強制嵌合手段により取付けられている。詳しくは、該凹部6の開口縁部に、開口部を狭くした弾性係合爪7、7が形成され、この弾性係合爪7を押し広げるようにして磁石体5並びにヨーク板4を凹部6に押し込むことにより、磁石体並びにヨーク板が凹部に装着されている。これにより、接着剤やビスなどの固定手段を使用することなく、ワンタッチで簡単に磁石体並びにヨーク板4を受け部材Aに取付けることができる。更に受け部材Aには、受け部材を引戸1に固着するためのビス孔8が設けられている。
一方、前記凸部材Bは、磁石体に吸着する鉄板などの金属材で形成され、前記V字形溝に嵌合する横断面略V字形の突起9を備えている。また、凸部材Bの表面には、凸部材Bを枠壁2に取付ける際の指標となるマーク10と、固着用のビス孔11とが設けられている。
本実施例において、前記受け部材AのV字形溝3の頂角αが、凸部材BのV字形突起の頂角βより大きな角度で形成されている。V字形溝の頂角αは40〜45度程度が好ましく、V字形突起の頂角βは25〜35度程度が好ましい。
上記した受け部材Aは引戸1の前端面1aに、受け部材Aの前面と引戸Aの前端面とが面一となるように埋め込んでビス止めして取付けられる。また凸部材Bは枠壁2の垂直な面で、引戸Aが正しく閉じた位置で突起9が受け部材AのV字形溝3に嵌合するように取付けられる。
引戸Aが図1の開いた位置から矢印方向に進行して図2のように閉じたときに、凸部材Bの突起9が受け部材AのV字形溝3に嵌合するとともに、磁石体6と突起9とが吸着して引戸の閉じ姿勢を保持すると共に、引戸Aの横揺れやガタツキを防止する。
また、引戸Aが閉じられるときに、取付け時の不備や経年使用によって引戸Aの閉じ位置にズレが生じた場合、凸部材Bの突起9が受け部材AのV字形溝3の斜面に当たってV字形溝3の最深部にガイドされ、これにより引戸1を正しい閉じ姿勢に強制的に修正することができる。この場合、受け部材AのV字形溝3の頂角αが、凸部材BのV字形突起の頂角βより大きな角度で形成されているので、V字形溝3の斜面によって突起9がガイドされる範囲が広がって、修正範囲が広くなる。
また、引戸Aが閉じられるときに、取付け時の不備や経年使用によって引戸Aの閉じ位置にズレが生じた場合、凸部材Bの突起9が受け部材AのV字形溝3の斜面に当たってV字形溝3の最深部にガイドされ、これにより引戸1を正しい閉じ姿勢に強制的に修正することができる。この場合、受け部材AのV字形溝3の頂角αが、凸部材BのV字形突起の頂角βより大きな角度で形成されているので、V字形溝3の斜面によって突起9がガイドされる範囲が広がって、修正範囲が広くなる。
以上、本発明の代表的な実施例について説明したが、本発明は必ずしも上記の実施例の構造のみに特定されるものでない。例えば、ズレの修正範囲が狭くなるが、受け部材AのV字形溝3の頂角αと、凸部材BのV字形突起の頂角βを、略同じ角度で形成することも可能である。その他本発明では、その目的を達成し、請求の範囲を逸脱しない範囲内で適宜修正、変更することが可能である。
本発明は、建具の間口や家具、クローゼットの開口部に組み付けられる引戸構造に適用することができる。
A 受け部材
B 凸部材
1 引戸
2 枠壁
3 V字形溝
5 磁石体
6 凹部
7 弾性係合爪
9 突起
10 マーク
B 凸部材
1 引戸
2 枠壁
3 V字形溝
5 磁石体
6 凹部
7 弾性係合爪
9 突起
10 マーク
Claims (3)
- 引戸若しくは枠壁に取り付けられた受け部材と、
枠壁若しくは引戸に取り付けられた凸部材とからなり、
前記受け部材は、水平方向に沿った横断面形状において、前面に向かって開口する略V字形の溝と、該V字形溝の背面側に配置された磁石体とを備え、
前記凸部材は、磁石体に吸着する金属材で形成され、かつ、前記V字形溝に嵌合する横断面略V字形の突起を備えている引戸装置。 - 前記受け部材のV字形溝の頂角αが、凸部材のV字形突起の頂角βより大きな角度で形成されている請求項1に記載の引戸構造。
- 前記受け部材の背面側に磁石体を嵌め込むための凹部が設けられ、該凹部の開口縁部に開口部を狭くした弾性係合爪が形成され、この弾性係合爪を押し広げるようにして磁石体を凹部に押し込むことにより磁石体が凹部に装着されている請求項1または2に記載の引戸構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012108815A JP2013234529A (ja) | 2012-05-10 | 2012-05-10 | 引戸構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012108815A JP2013234529A (ja) | 2012-05-10 | 2012-05-10 | 引戸構造 |
Publications (1)
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JP2013234529A true JP2013234529A (ja) | 2013-11-21 |
Family
ID=49760847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012108815A Pending JP2013234529A (ja) | 2012-05-10 | 2012-05-10 | 引戸構造 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2013234529A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113851965A (zh) * | 2021-09-07 | 2021-12-28 | 泉州七星电气有限公司 | 一种分体式固体柜 |
-
2012
- 2012-05-10 JP JP2012108815A patent/JP2013234529A/ja active Pending
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