JP2013234405A - 放射性核種吸着性再生セルロース繊維、その製造方法、繊維構造物及び濾過材 - Google Patents

放射性核種吸着性再生セルロース繊維、その製造方法、繊維構造物及び濾過材 Download PDF

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Abstract

【課題】放射性核種(セシウム、ストロンチウム等)を選択的に吸着し、効率的に除去・回収できる放射性核種吸着性再生セルロース繊維、その製造方法、繊維構造物及び濾過材を提供する。
【解決手段】本発明の放射性核種吸着性再生セルロース繊維は、無機粒子を含む再生セルロース繊維であって、上記無機粒子は2:1型層状珪酸塩粒子であり、水中における放射性核種のイオンを吸着する。本発明の放射性核種吸着性再生セルロース繊維の製造方法は、セルロースを含むビスコース原液に2:1型層状珪酸塩粒子を混合して紡糸用ビスコース液を調製し、上記紡糸用ビスコース液をノズルより押し出し、凝固再生して再生セルロース繊維とする。本発明の繊維構造物は、上記の放射性核種吸着性再生セルロース繊維を含むものである。本発明の濾過材は、上記繊維構造物を含むものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、水中において特定の放射性核種のイオンを選択的に吸着する2:1型層状珪酸塩を含む放射性核種吸着性再生セルロース繊維、その製造方法、繊維構造物及び濾過材に関する。
再生セルロース繊維は、ビスコース法、銅アンモニア法、溶剤紡糸法等様々な方法で製造されることが知られている。一般的に再生セルロース繊維は湿式紡糸法で製造されるため、様々な粒子を練り込むことができる。特許文献1には白雲母を第一鉱物とし、例えばゼオライト等の多辺体状の鉱物を第二鉱物としてこれら鉱物を樹脂に混合した混合樹脂を紡糸した遠赤外線放射等の機能を有する複合機能性繊維が提案されている。特許文献2には、例えばセルロース等の親水性高分子を塩基性物質及びアルミニウム化合物を含む溶液に含浸し、親水性高分子を膨潤させ、ケイ素化合物を作用させて親水性高分子に無機多孔結晶を生成させることが提案されている。特許文献3には、ベントナイトの主成分であるスメクタイトを用いたセシウムイオン固定材が提案されており、200〜400℃の高温条件においてもセシウムイオンを吸着する能力を失わず安定的であることや、スメクタイトが水に膨潤する性質を有するため、流出の際においては人工バリアーとしての効果もあることが記載されている。特許文献4には、有機繊維に対して空気酸化、オゾン酸化、液相酸化のいずれかの酸化処理を行い、繊維状活性炭を得ることが提案されている。特許文献5には、放射性物質を含有する排水を、イオン交換基を有する合成繊維とセルロースを主成分としたイオン交換濾紙を用いて濾過した後、濾紙を焼却することが提案されている。特許文献6には、膨潤型合成雲母の層間イオンをアルカリ土類金属もしくは金属イオンに置換してなる合成雲母を主体とする放射性廃有機溶媒用吸着材が提案されている。特許文献7には、放射性物質を含む水溶液を、弱酸性イオン交換基を有する粒状セルロース、強塩基性イオン交換基を有する粒状セルロース及び繊維状セルロースの混合物に接触させて放射性物質を吸着除去する処理方法が提案されている。
しかし、特許文献1に開示されている繊維は白雲母を主体にした鉱石粉末を添加しているが、放射性核種(セシウム、ストロンチウム等)の高い吸着性能を得ることは困難である。特許文献2に開示されている高分子複合体は、無機多孔性結晶(4Aゼオライト)による高い陽イオン交換能が得られているが、ゼオライトはセシウムに対する選択吸着が弱いため、ナトリウムイオンやカリウムイオンが存在する海水等ではセシウム吸着性能は低下するという問題がある。特許文献3に記載されているセシウムイオン固定材は、具体的な使用方法の開示がなく粉体での使用を想定すると、スメクタイトを主成分とするものになるが、スメクタイトは強イオン環境下では、セシウム吸着性能が低下する問題がある。また、粉末を扱うため使用時においては配管等に詰まりを生じさせて処理水の漏えい等のトラブルを引き起こす問題もある。吸着飽和状態になった場合においては、吸着した放射線物質の放射線強度によっては周囲に近づけなくなり、吸着材交換等の後処理に課題が残る。特許文献4に記載されている放射性物質吸着材は、繊維状活性炭に親水性を有する官能基を付与しているが、活性炭には極性がないためセシウムイオンの選択的吸着性能は低いという問題がある。特許文献5では、イオン交換基を有する合成繊維が放射性物質を吸着し、セルロースは焼却時の燃焼性を改善するために用いるものであり、また全イオンを捕集することを目的としており、セシウム、ストロンチウムの選択的吸着性を有していない問題がある。特許文献6は、所定の合成雲母とすることにより、従来から吸着材として用いられていたバーミキュライトやゼオライトよりも吸着性が高いが、粒子での使用であるため、用途が限定されるという問題がある。特許文献7には、適量の繊維状セルロースを用いることにより、イオン交換基の効率的な使用を可能にし、吸着能力が高くなることが記載されているが、繊維長が50〜600μmと極めて短い繊維を用いているため、用途が制限されるうえ、セシウム、ストロンチウムの選択的吸着性を有していないという問題がある。
特許第3631440号公報 特許第3317660号公報 特許第2526389号公報 特許第3290505号公報 特開昭61−13195号公報 特開昭61−66198号公報 特開昭63−298198号公報
本発明は、上記従来の問題を解決するため、放射性核種(セシウム、ストロンチウム等)を選択的に吸着し、効率的に除去・回収できる放射性核種吸着性再生セルロース繊維、その製造方法、繊維構造物及び濾過材を提供する。
本発明の放射性核種吸着性再生セルロース繊維は、無機粒子を含む再生セルロース繊維であって、上記無機粒子は2:1型層状珪酸塩粒子であり、水中における放射性核種のイオンを吸着することを特徴とする。
本発明の放射性核種吸着性再生セルロース繊維の製造方法は、セルロースを含むビスコース原液に2:1型層状珪酸塩粒子を混合して紡糸用ビスコース液を調製し、上記紡糸用ビスコース液をノズルより押し出し、凝固再生して再生セルロース繊維とすることを特徴とする。
本発明の繊維構造物は、上記の放射性核種吸着性再生セルロース繊維を含むことを特徴とする。
本発明の濾過材は、上記の繊維構造物を含むことを特徴とする。
本発明は、2:1型層状珪酸塩を含む再生セルロース繊維とすることにより、汚染水中の放射性核種(セシウム、ストロンチウム等)を選択的に吸着し、効率的に除去・回収できる放射性核種吸着性再生セルロース繊維、その製造方法及び繊維構造物を提供できる。特に、海水又は淡水を含む汚染水においてもセシウムやストロンチウムを効率よく除去でき、水中の放射線強度を効率的に低下させることができる。再生セルロース繊維は生分解性があり、放射性核種を吸着した後は地中に埋めておくことにより生分解し、放射性核種は半減期等の期間経過により無害化できる。繊維に練り込むために2:1型層状珪酸塩が微粉砕化(微粒子化)されているため、2:1型層状珪酸塩の吸着性能を高めることが可能であると同時に吸着量も制御でき、吸着後の繊維処理も容易にできる。さらに本発明の繊維は熱に対して溶融することは無いので、放射性核種吸着後に発生する熱によっても溶融することなく安定して保管することが可能である。
本発明の繊維構造物は、例えば、シート、フィルター、オイルフェンス等に成形することにより、放射性核種を吸着した後は、繊維及び/又は放射性核種の脱離、脱落がなく、取り扱い性が便利であるという利点がある。
図1は、本発明の一実施例の放射性核種吸着性再生セルロース繊維(繊維B)の断面を示す走査型電子顕微鏡写真(倍率1000倍)である。 図2は、本発明の一実施例の放射性核種吸着性再生セルロース繊維(繊維B)の側面を示す走査型電子顕微鏡写真(倍率3000倍)である。 図3は、放射性核種吸着性再生セルロース繊維の繊維側面における溝の深さの求め方を示す説明図である。
(放射性核種吸着性再生セルロース繊維)
本発明者らは、2:1型層状珪酸塩を微粒子とし、再生セルロース繊維内に練り込むことにより、汚染水中の放射性核種(セシウム、ストロンチウム等)を選択的に吸着し、効率的に除去・回収でき、取り扱いにも便利なものとすることができることを見出した。2:1型層状珪酸塩それ自体が放射線核種を吸着することは知られているが、それ自体で汚染水処理に使用するのは、配管詰まりが生ずることがあり、吸着後の処理も困難性があった。再生セルロース繊維は親水性が高く、汚染水等の水中に含まれるイオン性放射性核種が繊維内部までも浸透することができ、2:1型層状珪酸塩による吸着効果が最大限に得られる。
上記放射性核種吸着性再生セルロース繊維における2:1型層状珪酸塩粒子の含有量は、1〜50質量%であることが好ましく、より好ましくは3〜35質量%であり、さらに好ましくは4〜30質量%であり、さらにより好ましくは10質量%を超え、30%以下である。この範囲であれば、繊維化は可能でありかつ高い放射性核種の吸着性が発揮できる。また、2:1型層状珪酸塩粒子の含有量を調整することにより、放射性核種の吸着量がコントロールできるので作業者の安全性も考慮できる。放射性核種吸着性再生セルロース繊維における2:1型層状珪酸塩粒子の含有量は、放射性核種吸着性再生セルロース繊維の灰分により求めることができる。灰分とは、高温で有機物を焼却し、残渣として残る無機物のことである。本発明において、放射性核種吸着性再生セルロース繊維の灰分は、JIS L 1015 8.20に準じて測定しており、繊維の絶乾質量に対して、繊維を850℃で燃焼させたときに残る成分の質量の質量%で示される。
本発明の放射性核種吸着性再生セルロース繊維は、2:1型層状珪酸塩粒子を比較的多く含有するので、繊維の形状が崩れて、少なくとも下記(1)〜(3)のような形状の繊維を含むことが好ましい。このような形状を有することにより、放射性核種を含む汚染水(液体)等の媒体との接触がしやすくなり、放射性核種の吸着性が向上し、好ましい。このような形状の繊維は、2:1型層状珪酸塩粒子の添加量が15質量%以上になると特に顕著となる。
(1)繊維が鬆(す)の様になっている(以下において、鬆(す)形状とも記す。)。
(2)繊維側面の筋(凸部)がうねり状である(筋の表面がざらついている)(以下において、うねり状の凸部形状とも記す。)。
(3)繊維側面の筋(凸部)間に溝(凹部)が形成されている(以下において、溝形状とも記す。)。
上記形状は、図1の本発明の一実施例の放射性核種吸着性再生セルロース繊維の断面を示す走査型電子顕微鏡写真(倍率1000倍)及び図2の同繊維の側面を示す走査型電子顕微鏡写真(3000倍)から確認することができる。図1において、鬆(す)形状を、丸い線で囲んで例示している。図2において、うねり状の凸部形状を四角い線で囲んで例示している。また、図1及び図3から凸部と凹部を確認でき、例えば図3において、頂点A及び頂点Bが凸部であり、頂点Aと頂点Bの間が凹部となっている。
上記放射性核種吸着性再生セルロース繊維の繊維側面における溝(凹部)は、深さが1.5μm以上であることが好ましく、より好ましくは2.5μm以上である。上記溝(凹部)の深さは、繊維の断面写真を用いて以下のように測定する。繊維の断面写真において、図3に示しているように、隣り合う筋(凸部)の頂点A及び頂点Bを結ぶ直線Cを引き、溝の最底点Dから直線Cまでの垂直線の長さLを求め、溝(凹部)の深さとする。
上記2:1型層状珪酸塩粒子は、二次粒子の平均粒子径(メジアン径:d50)が、好ましくは1.5μm以下であり、より好ましくは1.3μm以下である。この粒子径であると、繊維の強伸度特性をそれほど低下させず、高い放射性核種の吸着性が発揮できる。上記2:1型層状珪酸塩粒子の平均粒子径の下限は、特に限定されないが、粒子がバーミキュライトの場合、セシウムを吸着するサイトの構造が約2nm(0.002μm)であることから、0.05μmであることが好ましい。本発明において、二次粒子の平均粒子径はレーザー回折光散乱法により測定する体積累積平均粒子径(メジアン径d50)を意味する。この測定器としては、例えば堀場製作所製社製のレーザー回折/散乱式粒子分布測定装置LA−950S2がある。また、上記2:1型層状珪酸塩粒子は、粒度分布における90%粒子径(d90)が、5〜10μmであることが好ましく、より好ましくは7〜9μmである。上記範囲の90%粒子径であると、繊維表面に凹凸やうねり等の繊維形状の変化が現れるので、繊維の表面積が増加することによって吸着性能の効率を高めることができる。
上記2:1型層状珪酸塩(粒子)は、特に限定されないが、膨張性の2:1型層状珪酸塩であることが好ましく、フィロケイ酸塩鉱物であることがより好ましい。上記2:1型層状珪酸塩としては、例えば、バーミキュライト、スメクタイト、雲母等が挙げられ、セシウム及びストロンチウムに対する吸着選択性が高く、セシウムに対する吸着選択性が特に高いことから、バーミキュライトを用いることが好ましい。
上記放射性核種吸着性再生セルロース繊維は、繊度が0.6〜60dtexの範囲であることが好ましく、より好ましくは1〜17dtexの範囲であり、さらにより好ましくは、2〜17dtexである。繊度が上記範囲であることにより、繊維強度が確保できるとともに紡糸性が損なわれない。また、繊度が上記範囲であると、糸巻きカートリッジフィルターなどのフィルター等に用いた場合、送液の圧力損失を低くすることができ、水処理設備のランニングコストや送液ポンプの負荷が軽減でき、好ましい。
上記放射性核種吸着性再生セルロース繊維は、特に限定されるものではないが、フィラメントとしてもステープルとしても使用できる。例えば、長繊維フィラメント、ステープル、短カット繊維としても使用できる。フィラメント、糸、織編物、ネット、不織布、紙(湿式不織布)、繊維成型体などの繊維構造物への加工性を考慮すると、繊維長が5mm以上であることが好ましい。例えば、湿式不織布用途であれば、5〜20mmが用いられる。乾式不織布用途や紡績用途であれば、20mm〜200mmが用いられる。長繊維束では、再生セルロース繊維の製造工程中の精練後に切断せずに使用できる。繊維長が上記範囲であると、フィルター、オイルフェンス等の繊維構造物にするときの加工性が良好となる。
上記放射性核種吸着性再生セルロース繊維は、放射性核種の除去率が30%以上であることが好ましく、より好ましくは50%以上であり、さらに好ましくは80%以上であり、特に好ましくは90%以上である。また、上記放射性核種吸着性再生セルロース繊維は、セシウムイオンの除去率が30%以上であることが好ましく、より好ましくは50%以上であり、さらに好ましくは80%以上であり、特に好ましくは90%以上である。また、上記放射性核種吸着性再生セルロース繊維は、ストロンチウムイオンの除去率が30%以上であることが好ましく、より好ましくは50%以上であり、さらに好ましくは80%以上であり、特に好ましくは90%以上である。本発明において、放射性核種の除去率とは、以下のように測定したものをいう。試料を所定の濃度の対象イオン(放射性核種)を含む純水又は河川水(利根川)に1時間浸漬し、試料を浸漬する溶液中の前後の対象イオンの濃度を、誘導結合プラズマ質量分析装置(横河電気株式会社製HP−4500)で測定し、下記式により対象イオンの除去率を求める。例えば、セシウムイオンの除去率の測定には、1ppmの安定セシウムを含む純水又は河川水(利根川)を用い、ストロンチウムイオンの除去率の測定には、1ppmの安定ストロンチウムを含む純水又は河川水(利根川)を用いる。
除去率(%)=[(浸漬前の溶液中の対象イオンの濃度−浸漬後の溶液中の対象イオンの濃度)/浸漬前の溶液中の対象イオンの濃度]×100
上記放射性核種吸着性再生セルロース繊維における2:1型層状珪酸塩の含有量及び処理液に対する上記放射性核種吸着性再生セルロース繊維の添加量により、目的等に応じて放射性核種除去率を調整することができる。
上記放射性核種吸着性再生セルロース繊維は、長繊維状又は短繊維状の形態で提供され、繊維構造物を形成することが好ましい。上記長繊維状としては、例えば、トウ、フィラメント、不織布等が挙げられ、上記短繊維状としては、例えば、湿式抄紙用原綿、エアレイド不織布用原綿、カード用原綿等が挙げられる。
(放射性核種吸着性再生セルロース繊維の製造方法)
本発明の放射性核種吸着性再生セルロース繊維は、2:1型層状珪酸塩を微粒子とし、この粒子の水分散液を、セルロースを含むビスコース原液に混合して紡糸用ビスコース液とし、この紡糸用ビスコース液をノズルより押し出して湿式紡糸することにより得られる。これにより、上記2:1型層状珪酸塩粒子は、水分散液中で微分散された状態のままか、それに近い状態で繊維内に存在する。
バーミキュライト等の2:1型層状珪酸塩は、乾式粉砕及び/又は湿式粉砕により、微粒子化し、例えば、二次粒子の平均粒子径が1.5μm以下の2:1型層状珪酸塩粒子とすることができる。安定した紡糸性と加工に耐えうる繊維強度を得るという観点から、乾式粉砕した後、さらに湿式粉砕することが好ましい。通常のバーミキュライトの大きさは、1〜7mm程度であるが、乾式粉砕及び/又は湿式粉砕により、二次粒子の平均粒子径が1.5μm以下の微粒子にすることで、粒子の比表面積が大きく、繊維内に含有させても放射線物質に対する吸着性が高い。
上記2:1型層状珪酸塩粒子の水分散液は、2:1型層状珪酸塩粒子の分散性を高めるために分散剤を含むことが好ましい。上記分散剤としては、例えば、ノニオン系の界面活性剤やアニオン系の界面活性剤が有効であり、分散効果が高いという観点から、ポリエキシエチレンジスチレン化フェニルエーテルや、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ソーダ等を用いることが好ましい。分散性を高める観点から、水分散液における2:1型層状珪酸塩粒子の濃度は、5〜25質量%であることが好ましく、より好ましくは10〜20質量%である。また、分散性を高める観点から、分散剤の添加量は、2:1型層状珪酸塩粒子に対して1〜40質量%であることが好ましく、より好ましくは3〜30質量%である。
原料ビスコースとしては、セルロースを7〜10質量%、水酸化ナトリウムを5〜8質量%、二硫化炭素を2〜3.5質量%含むビスコース原液を調製して用いるとよい。このとき、必要に応じて、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、二酸化チタン等の添加剤を使用することもできる。原料ビスコースの温度は18〜23℃に保持するのが好ましい。セルロースを含むビスコース原液に、2:1型層状珪酸塩粒子の水分散液を混合して紡糸用ビスコース液を調製する。このとき、2:1型層状珪酸塩粒子の対セルロースの添加率は、4〜85質量%であることが好ましい。より好ましくは、6〜60質量%であり、さらにより好ましくは、18〜60質量%である。特に、本発明で用いられる2:1型層状珪酸塩粒子は、粒度分布が比較的広いため、粒子(特に粒子径の大きな粒子)の脱落等も考慮して、得ようとする繊維における2:1型層状珪酸塩粒子の含有率よりも多く添加すると良い。
紡糸浴(ミューラー浴)としては、硫酸を95〜130g/L、硫酸亜鉛を10〜17g/L、硫酸ナトリウム(芒硝)を290〜370g/L含む強酸性浴を用いることが好ましい。より好ましい硫酸濃度は、100〜120g/Lである。また、紡糸浴は、温度が45〜60℃であることが好ましい。
紡糸ノズルとしては、目的とする生産量にもよるが、例えば直径0.05〜0.12mmであり、ホール数が1000〜20000である円形ノズルを用いることが好ましい。上記紡糸ノズルを用いて、紡糸用ビスコース液を紡糸浴中に押し出して紡糸し、凝固再生させる。紡糸速度は30〜80m/分の範囲が好ましい。また、延伸率は39〜55%が好ましい。ここで延伸率とは、延伸前のスライバー速度を100としたとき、延伸後のスライバー速度をどこまで速くしたかを示すものである。倍率で示すと、延伸前が1、延伸後は1.39〜1.55倍となる。
上記のようにして得られた2:1型層状珪酸塩を含むレーヨン長繊維束をそのまま用いるか、または所定の長さにカットし、精練処理を行う。精練工程は、通常の方法で、熱水処理、水硫化処理、漂白、酸洗い及び油剤付与の順で行うとよい。その後、必要に応じて圧縮ローラーや真空吸引等の方法で余分な油剤、水分を繊維から除去し、乾燥処理を施す。
(繊維構造物)
本発明の繊維構造物は、上記放射性核種吸着性再生セルロース繊維を10質量%以上含むことが好ましく、より好ましくは30質量%以上含む。上記繊維構造物に含まれる他の繊維としては、特に限定されないが、例えば、天然繊維、合成繊維、半合成繊維及び再生繊維を用いることができる。
上記繊維構造物としては、特に限定されないが、例えば、フィラメント、糸、織編物、ネット、不織布、紙(湿式不織布)、繊維成型体、及びこれを1又は2以上組み合わせて加工した繊維集合物が挙げられる。上記繊維構造物を含む具体的な繊維製品を例示すると、放射能汚染水処理装置や一般向けの浄水器、各種産業に用いられる筒状などのカートリッジフィルター、シート状フィルター、バッグフィルター等の濾過材、オイルフェンス、農業用や園芸用のシートやマットなどが挙げられる。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。本発明は、下記の実施例に限定されるものではない。
<バーミキュライトの分散液A>
(1)乾式粉砕
バーミキュライト(株式会社トーホー製、産地:中国)を乾式粉砕機(日陶科学株式会社製の小型ポットミルAN−5S)を用いて、約280rpmの処理速度で約2日間粉砕した。
(2)湿式粉砕
乾式粉砕後のバーミキュライトを濃度が20質量%となるように水に分散し、そこへ分散剤(花王株式会社製の「エマルゲンA−60(登録商標)」)を濃度がバーミキュライトに対して25質量%となるように添加した後、湿式粉砕機(シンマルエンタープライゼス社製のDyno Mill KDL−PILOT)を用いて、15L/時の流量で湿式粉砕機を5回通過させた。その後、ろ布(アドバンテック東洋株式会社製、PF050)を用いて吸引ろ過し、バーミキュライトの分散液Aを得た。得られたバーミキュライトの分散液Aにおいて、バーミキュライトの濃度は15.2質量%であった。また、得られたバーミキュライトの分散液Aの粒度分布は、粒径は0.187〜31.11μm、モード径は0.486μm、メジアン径は0.884μm(d50)、10%粒子径は0.357μm(d10)、90%粒子径は8.430μm(d90)、算術平均径は2.934μmであった。粒度分布は、日機装株式会社製のレーザー回折光散乱式粒度分布測定装置MT3300を用いて測定した。以下でも同様である。
(実施例1)
<紡糸用ビスコース液>
バーミキュライトの分散液Aを、バーミキュライトがセルロースに対して26質量%となるように原料ビスコースへ添加し、混合機にて攪拌混合を行った。原料ビスコースとしては、セルロースを8.5質量%、水酸化ナトリウムを5.7質量%及び二硫化炭素を2.6質量%含むビスコース原液を用いた。
<紡糸条件>
得られた紡糸用ビスコース液を、2浴緊張法により、紡糸速度50m/分、延伸率44%で紡糸して、繊度が約3.3dtexの繊維を得た。第一浴(紡糸浴)の組成は、硫酸115g/L、硫酸亜鉛15g/L及び硫酸ナトリウム350g/Lであり、第一浴の温度は50℃とし、紡糸用ビスコース液をノズルより押し出して、バーミキュライトを含むレーヨン長繊維束を作製した。
<精練条件>
得られたバーミキュライトを含むレーヨン長繊維束を、カッターを用いて繊維長51mmにカッティングし、精練処理を行った。精練工程は、熱水処理、脱硫、酸洗い、水洗の順で実施した。その後、圧縮ローラーで余分な水分を除いて、油剤処理後、圧縮ローラーにて水分を落とし、60℃の恒温乾燥機で7時間乾燥させて繊維Aを得た。得られた繊維Aは、繊維が鬆(す)の様になっており、繊維側面の筋(凸部)がうねり状で、ざらつきがある形状を有していた。また、繊維6本を束ねて繊維側面における溝(凹部)を観察したところ、6本中で深さが1.5μm以上の溝を有する繊維が4本、深さが2.5μm以上の溝を有する繊維が2本であった。なお、繊維側面における溝の深さは、後述する方法で測定した。
<バーミキュライトの分散液B>
(1)乾式粉砕
バーミキュライト(株式会社トーホー製、産地:中国)を協同組合ラテスト製の乾式粉砕機で約3時間粉砕した。
(2)湿式粉砕
乾式粉砕後のバーミキュライトと分散剤(花王株式会社製の「エマルゲンA−60(登録商標)」をバーミキュライトに対して25質量%)を、バーミキュライトの濃度が15重量%になるように水に添加した後、協同組合ラテストの湿式粉砕機で5時間湿式粉砕を行い、バーミキュライトの分散液Bを得た。得られたバーミキュライトの分散液Bにおいて、バーミキュライトの濃度は15質量%であった。また、得られたバーミキュライトの分散液Bの粒度分布は、粒径は0.187〜26.16μm、モード径は0.530μm、メジアン径は1.133μm(d50)、10%粒子径は0.364μm(d10)、90%粒子径は7.811μm(d90)、算術平均径は2.917μmであった。
(実施例2)
バーミキュライトの分散液Bに分散剤(花王株式会社製の「デモールT(登録商標)」をバーミキュライトに対し4質量%)と、水を添加することでバーミキュライトの濃度を10質量%とした分散液を用いた以外は、実施例1と同様にして繊維Bを得た。得られた繊維Bは、繊維が鬆(す)の様になっており、繊維側面の筋(凸部)がうねり状で、ざらつきがある形状を有していた。また、繊維5本を束ねて繊維側面における溝(凹部)を観察したところ、5本中で深さが1.5μm以上の溝を有する繊維が5本、深さが2.5μm以上の溝を有する繊維が3本であった。
(実施例3)
バーミキュライトの分散液Bに分散剤(花王株式会社製の「デモールT(登録商標)」をバーミキュライトに対し4質量%)と、水を添加することでバーミキュライトの濃度を10質量%とした分散液を、バーミキュライトがセルロースに対して15質量%となるように原料ビスコースへ添加した以外は実施例1と同様にして繊維Cを得た。得られた繊維Cは、繊維A及びBに比べて繊維の形状の崩れは少ない傾向にあったが、繊維が鬆(す)の様になっており、繊維側面の筋(凸部)がうねり状で、ざらつきがある形状を有していた。また、繊維5本を束ねて繊維側面における溝(凹部)を観察したところ、5本中で深さが1.5μm以上の溝を有する繊維が2本、深さが2.5μm以上の溝を有する繊維が1本であった。
(実施例4)
バーミキュライトの分散液Bに分散剤(花王株式会社製の「デモールT(登録商標)」をバーミキュライトに対し4質量%)と、水を添加することでバーミキュライトの濃度を10質量%とした分散液を、バーミキュライトがセルロースに対して7質量%となるように原料ビスコースへ添加した以外は実施例1と同様にして繊維Dを得た。得られた繊維Dは、繊維Cに比べてさらに繊維の形状の崩れは少ない傾向にあった。繊維5本を束ねて繊維側面における溝(凹部)を観察したところ、5本中で深さが1.5μm以上の溝を有する繊維が1本、深さが2.5μm以上の溝を有する繊維が0本であった。
(比較例1)
原料ビスコースをそのまま紡糸用ビスコース液として用いた以外は、実施例1と同様にして繊維E(通常のレーヨン繊維)を得た。得られた繊維Eは、形状の崩れはなく、通常のレーヨン繊維の形状を有していた。繊維側面における溝(凹部)を観察したところ、深さが1.5μm以上の溝を有するものはなかった。
繊維A〜繊維Eの繊維物性及び灰分を以下のように測定・評価し、その結果を下記表1に示した。
(正量繊度)
JIS L 1015に準じて正量繊度を測定した。
(強伸度)
JIS L 1015に準じて乾強度、湿強度、乾伸度及び湿伸度を測定した。
(灰分)
灰分は、JIS L 1015 8.20 に準じて測定した。具体的には、絶乾質量1gの繊維を、850℃の電気炉で2時間燃焼させたときに残る成分の質量を測定し、灰分を求めた。灰分は、上記繊維の質量に対する燃焼させたときに残る成分の質量の質量%であり、ここでは、繊維中のバーミキュライトの含有量を示す。
(繊維側面における溝の深さ)
繊維を複数本束ねて切断して繊維断面を走査型電子顕微鏡で倍率2000倍に拡大して写真を撮影した。次いで、繊維断面写真において、図3に示しているように、隣り合う筋(凸部)の頂点A及び頂点Bを結ぶ直線Cを引き、溝の最底点Dから直線Cまでの垂直線の長さLを求め、溝(凹部)の深さとした。
表1の結果から、バーミキュライトを粉砕することによって繊維に練り込んでも、フィルター等の繊維構造物の加工に耐えうる繊維強度を確保できていることが分かる。
繊維Aのセシウムイオン及びストロンチウムイオンに対する吸着性を下記の吸着性試験1で評価し、その結果を下記表2に示した。また、繊維B〜繊維Dのセシウムイオンに対する吸着性を下記の吸着性試験2で評価し、その結果を下記表2に示した。
<吸着性試験1>
表2に示す固液比で、試料を1ppmの安定セシウムと1ppmの安定ストロンチウムを含む河川水(利根川)に1時間浸漬し、試料を浸漬する前後の対象イオンの濃度を誘導結合プラズマ質量分析装置(横河電気株式会社製のHP−4500)で測定し、下記式によりセシウムイオン及びストロンチウムイオンの除去率を求めた。
除去率(%)=[(浸漬前の溶液中の対象イオンの濃度−浸漬後の溶液中の対象イオンの濃度)/浸漬前の溶液中の対象イオンの濃度]×100
<吸着性試験2>
表2に示す固液比で、純水を溶媒として1ppmの安定セシウムを含む溶液に試料を6時間浸漬し、試料を浸漬する前後のセシウムイオンの濃度を誘導結合プラズマ質量分析装置(横河電気株式会社製のHP−4500)で測定し、下記式によりセシウムイオンの除去率を求めた。
除去率(%)=[(浸漬前の溶液中のセシウムイオンの濃度−浸漬後の溶液中のセシウムイオンの濃度)/浸漬前の溶液中のセシウムイオンの濃度]×100
表2の結果から、バーミキュライトを繊維中に練り込んでもバーミキュライトの特性であるセシウムの吸着性を阻害せず、実施例の繊維A〜繊維Dはセシウムに対して高い吸着性を有することが分かる。また、繊維Aにおいては河川水を用いている。河川水には他の金属イオン等も含まれているが、セシウムやストロンチウムに対して高い吸着性を示していることが分かる。
繊維B〜繊維Dのセシウムイオンに対する吸着性を以下のようにカラム式で評価し、その結果を下記表3に示した。
<吸着性試験3>
カラム管に試料を0.1g詰めて、純水を溶媒として100ppbの安定セシウムを含む溶液を上から1.9ml/minの流速で通液し、1分毎に試料通過後の溶液を採取し、セシウムイオンの濃度を誘導結合プラズマ質量分析装置(横河電気株式会社製HP−4500)で測定し、下記式によりセシウムイオンの除去率を求めた。
除去率(%)=[(通液前の溶液中のセシウムイオンの濃度−通液後の溶液中のセシウムイオンの濃度)/通液前の溶液中のセシウムイオンの濃度]×100
表3の結果から、放射性核種吸着性再生セルロース繊維中に含まれるバーミキュライトの含有率によって吸着処理できるセシウム量が調節できることが分かる。よって、放射性核種吸着性再生セルロース繊維中のバーミキュライトの含有率を調節することで、吸着させるセシウムの量をコントロールすることが可能である。
本発明の放射性核種吸着性再生セルロース繊維は、例えばシート、フィルター、オイルフェンス等に成形することができる。本発明の繊維構造物は、放射性核種を吸着した後は、繊維及び/又は放射性核種の脱離、脱落がなく、取り扱い性が便利であるという利点がある。

Claims (8)

  1. 無機粒子を含む再生セルロース繊維であって、
    前記無機粒子は2:1型層状珪酸塩粒子であり、水中における放射性核種のイオンを吸着することを特徴とする放射性核種吸着性再生セルロース繊維。
  2. 前記2:1型層状珪酸塩粒子は、再生セルロース繊維100質量%に対して1〜50質量%含まれている請求項1に記載の放射性核種吸着性再生セルロース繊維。
  3. 前記2:1型層状珪酸塩粒子は、二次粒子の平均粒子径が1.5μm以下である請求項1又は2に記載の放射性核種吸着性再生セルロース繊維。
  4. 前記再生セルロース繊維の繊度が0.6〜60dtexの範囲である請求項1〜3のいずれか1項に記載の放射性核種吸着性再生セルロース繊維。
  5. 前記2:1型層状珪酸塩粒子は、バーミキュライトである請求項1〜4のいずれか1項に記載の放射性核種吸着性再生セルロース繊維。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の放射性核種吸着性再生セルロース繊維の製造方法であって、
    セルロースを含むビスコース原液に2:1型層状珪酸塩粒子を混合して紡糸用ビスコース液を調製し、
    前記紡糸用ビスコース液をノズルより押し出し、凝固再生して再生セルロース繊維とすることを特徴とする放射性核種吸着性再生セルロース繊維の製造方法。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の放射性核種吸着性再生セルロース繊維を含むことを特徴とする繊維構造物。
  8. 請求項7に記載の繊維構造物を含むことを特徴とする濾過材。
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