JP2013233622A - 放電加工機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガイドアームに形彫放電用電極を装着して形彫放電加工を行う場合に、ガイドアームの接触を感知する機能を使用可能な放電加工機を得ること。
【解決手段】コレット121を有する加工ヘッド12と、コレット121に取り付けられた細穴放電加工用電極又はフィーダ線60に、パルス状電圧を印加するパルス電源19と、ガイドアーム13と、電極ガイド及び電極取付治具40が装着された形彫放電加工用電極80を択一的に被把持物として把持する部分がガイドアーム13と電気的に絶縁されるようにガイドアーム13の先端に設置され、ガイドアーム13と電気的に絶縁された部分にフィーダ線60を接続可能である把持装置20と、ガイドアーム13が他の部材に接触したことを検出する接触感知機能部18と、を備え、把持装置20に把持された形彫放電加工用電極80に、フィーダ線60を介してパルス電源19からパルス状電圧を印加する。
【選択図】図1

Description

本発明は、放電加工機に関する。
従来、細穴放電加工機は、電極触れを抑えるためにガイド機構を有しているため、タップ電極のような特定形状の電極を把持することができない。したがって、放電加工でねじ穴加工を行う場合、先に細孔放電加工機で下穴を空け、次に形彫放電加工機でタップ加工を行う必要があった。
特許文献1には、電極ガイド自体に形彫放電加工用の電極を固定する放電加工機が開示されている。特許文献1に開示される放電加工機は、細穴加工とタップ加工とを一台で実行できるため、ワークの載せ替え作業を省略でき、作業性が向上する。
特開2005−7497号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、形彫放電加工用電極を電極ガイドに取り付けて形彫放電加工を行うため、ガイドアームがワークに接触しやすい状態となる。それにも関わらず、特許文献1に記載の発明では、電極ガイドと電極とが同電位となってしまうため、ガイドアームの接触を感知する機能を使用できなくなってしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ガイドアームに形彫放電加工用電極を装着して形彫放電加工を行う場合に、ガイドアームの接触を感知する機能を使用可能な放電加工機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ワークと電極との間にパルス状電圧による放電を発生させてワークに加工を施す放電加工機であって、細穴放電加工用電極及びフィーダ線が択一的に取り付けられるコレットを有する加工ヘッドと、コレットに取り付けられた細穴放電加工用電極又はフィーダ線に、パルス状電圧を印加するパルス電源と、加工ヘッドの下方に先端が配置されたガイドアームと、細穴放電加工用電極をガイドする電極ガイド及び電極取付治具が装着された形彫放電加工用電極を択一的に被把持物として把持する部分がガイドアームと電気的に絶縁されるように該ガイドアームの先端に設置され、ガイドアームと電気的に絶縁された部分にフィーダ線を接続可能である把持装置と、ガイドアームが所定の電位となるように該ガイドアームに電圧を印加し、該ガイドアームの電位が所定の電位よりも低下した場合に該ガイドアームが他の部材に接触したことを検出する接触感知機能部と、を備え、ワークに形彫放電加工を施す際には、把持装置に把持された形彫放電加工用電極を、把持装置のフィーダ線が接続される部分に電気的に接続し、フィーダ線を介してパルス電源から形彫放電加工用電極にパルス状電圧を印加することを特徴とする。
本発明によれば、細穴放電加工と形彫放電加工の両方を行えるとともに、形彫放電加工中に接触感知機能を使用できるという効果を奏する。
図1は、本発明にかかる放電加工機の実施の形態1の構成を示す図である。 図2は、本発明にかかる放電加工機の実施の形態1の構成を示す図である。 図3は、実施の形態1にかかる放電加工機のガイドアーム先端近傍の側面図である。 図4は、実施の形態1にかかる放電加工機のガイドアーム先端近傍の前面図である。 図5は、実施の形態1にかかる放電加工機のガイドアーム先端近傍の上面図である。 図6は、把持装置の断面図である。 図7は、電極取付治具の形状の一例を示す図である。 図8は、電極ガイドの形状の一例を示す図である。 図9は、把持装置への電極ガイドの装着作業を示す図である。 図10は、電極取付治具を装着した形彫放電加工用電極を把持装置に把持した状態を示す図である。 図11は、本発明にかかる放電加工機の実施の形態2の構成を示す図である。 図12は、実施の形態2にかかる放電加工機の把持装置の断面図である。
以下に、本発明にかかる放電加工機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1、図2は、本発明にかかる放電加工機の実施の形態1の構成を示す図であり、図1は形彫放電加工用電極80を用いて形彫放電加工を行う時の状態、図2は細穴放電加工用電極90を用いて細穴放電加工を行う時の状態を示している。実施の形態1にかかる放電加工機100は、ワーク70と電極との間にパルス状電圧を印加してワークに加工を施す装置であり、加工槽11、加工ヘッド12、ガイドアーム13、X軸方向駆動機構14、Y軸方向駆動機構15、Z軸方向駆動機構16、W軸方向駆動機構17、接触感知機能部18及びパルス電源19を備える。
加工ヘッド12は、細穴放電加工用電極90及びフィーダ線60を択一的に取付可能なコレット121を備えている。パルス電源19は、コレット121に取り付けられた細穴放電加工用電極90又はフィーダ線60に、パルス状電圧を印加する。
ガイドアーム13の先端部には、細穴放電加工用電極90を案内する電極ガイド50及び特定形状の形彫放電加工用電極(例えばタップ電極)80に装着した電極取付治具40を択一的に被把持物として把持可能な把持装置20が設置されている。
把持装置20は、コレット121に取り付けたフィーダ線60の一端を接続可能となっている。すなわち、コレット121と把持装置20とは、着脱可能なフィーダ線60によって電気的に接続可能となっている。
X軸方向駆動機構14は、加工ヘッド12及びガイドアーム13を一体的に放電加工機100の幅方向に移動させる駆動機構である。Y軸方向駆動機構15は、加工ヘッド12及びガイドアーム13を一体的に放電加工機100の奥行き方向に移動させる駆動機構である。Z軸方向駆動機構16は、加工ヘッド12を鉛直方向に移動させる駆動機構である。W軸方向駆動機構17は、加工ヘッド12及びガイドアーム13を鉛直方向に一体的に移動させる駆動機構である。
加工槽11には、ワーク70を載置するワーク取付台111が設置されている。
接触感知機能部18は、ガイドアーム13が所定の電位となるようにガイドアーム13に電圧を印加している。ワーク70やこれを固定するための治具にガイドアーム13が接触すると、ガイドアーム13の電位が所定の電位よりも低下する。このため、接触感知機能部18はガイドアーム13の電位を監視することによりガイドアーム13がワーク70等に接触したことを感知する。放電加工機100は、接触感知機能部18の検出結果に基づいて、放電加工を停止させたり、警告表示をすることができる。
図3は、実施の形態1にかかる放電加工機のガイドアーム先端近傍の側面図である。図4は、実施の形態1にかかる放電加工機のガイドアーム先端近傍の前面図である。図5は、実施の形態1にかかる放電加工機のガイドアーム先端近傍の上面図である。図6は、把持装置の断面図であり、図3、図4におけるVI−VI断面を示している。なお、図6では、構成の理解を容易とするために電極ガイド50の図示を省略し、後述する抑え部材に後述する給電ねじを取り付けた状態を示している。把持装置20は、電極ガイド50又は電極取付治具40を装着した形彫放電加工用電極80を支持する支持部21と、支持部21に支持された電極ガイド50又は形彫放電加工用電極80の振れを抑える振れ止め部材22と、支持部21に支持された電極ガイド50又は形彫放電加工用電極80が脱落することを防止する抑え部材23と、抑え部材23を振れ止め部材22との間隔が狭くなる方向に付勢する抑えばね24と、抑えばね24の伸縮と連動して回動するように設置された回動板25と、抑え部材23の接触圧を調整するための調整ねじ26と、下が細いテーパ穴が形成されていて支持部22の上方に固定された案内部材35を有している。調整ねじ26は、絶縁スペーサ27及び絶縁部材28を介して回動板25にねじ止めされており、抑え部材23と回動板25とは電気的に絶縁されている。
抑え部材23は、振れ止め部材22と対向する部分にねじ穴231が形成されており、頭が振れ止め部材22と反対側にくるように給電ねじ232が取り付けられる。抑え部材23の一端部には、給電部233が設けられている。給電部233にはねじ穴234が設けられており、フィーダ線60の一端を挟んで固定可能である。なお、フィーダ線60の一端に圧着端子を取り付けておくことにより、給電部233へのフィーダ線60の固定が容易となる。
また、振れ止め部材22は、絶縁スペーサ29及び絶縁部材30を介して固定金具31にねじ止めされており、振れ止め部材22と固定金具31とは電気的に絶縁されている。
形彫放電加工用電極80は、電極取付治具40を装着した上で把持装置20に把持される。図7は、電極取付治具の形状の一例を示す図である。電極取付治具40は絶縁材料(例えばセラミック)で形成されており、筒状の本体部41と、本体部41の下に設けられた鍔部42とを有する。鍔部42と本体部41との間には支持部21を挿入可能な幅の溝43が形成されている。本体部41には抑え部材23に取り付けられる給電ねじ232よりも大径の給電穴44が形成されている。電極取付治具40には、本体部41及び鍔部42を貫通するように、形彫放電加工用電極80とほぼ同径の穴45が設けられている。形彫放電加工用電極80は、鍔部42側から穴45に圧入されることによって電極取付治具40に保持される。図7では、形彫放電加工用電極80を圧入する方向を矢印で示している。
図8は、電極ガイドの形状の一例を示す図である。電極ガイド50は、絶縁材料(例えばセラミック)で形成されており、筒状の上ガイド部51と、上ガイド部51の下に設けられた鍔部52と、鍔部52の下に設けられた筒状の下ガイド部53とを有する。上ガイド部51及び鍔部52の外形形状は、電極取付治具40の本体部41及び鍔部42と同様であり、両者の間には溝54が形成されている。電極ガイド50には、上ガイド部51、鍔部52及び下ガイド部53を貫通するように、細穴放電加工用電極90よりも若干大きい径の穴55が設けられている。コレット121に細穴放電加工用電極90が取り付けられた加工ヘッド12がZ軸方向駆動機構16によって下降してくると、細穴放電加工用電極90は、電極ガイド50を貫通して下側に突出する。
抑え部材23の給電部233に一端がねじ止めされるフィーダ線60の他端は棒状になっており、コレット121に取り付けることが可能となっている。フィーダ線60の他端をコレット121に取り付けることにより、パルス電源19から、フィーダ線60、抑え部材23、給電ねじ232を経由して形彫放電加工用電極80にパルス状電圧を印加可能となる。
図9は、把持装置への電極ガイドの装着作業を示す図である。抑え部材23に力を加えていない状態では、抑えばね24は、調整ねじ26が振れ止め部材22に当接する位置まで抑え部材23及び回動板25を回動させている(図9(a))。抑えばね24を押し縮める方向に抑え部材23及び回動板25を回動させることにより、抑え部材23と振れ止め部材22との間隔を広げ、電極ガイド50の溝54に支持部21を差し込んで電極ガイド50を支持部21で支持する(図9(b))。その後、抑え部材23を解放すると、抑えばね24が復元して抑え部材23と振れ止め部材22との間隔が狭くなり、ガイド部材50は抑え部材23と振れ止め部材22との間に挟持される(図9(c))。
ガイド電極50を取り外す際は、上記と逆の操作を行う。
電極取付治具を装着した形彫放電加工用電極を把持装置20に装着する場合の作業は、電極ガイド50を装着する場合と同様であるが、抑え部材23のねじ穴231に給電ねじ232を装着しておく。図10は、電極取付治具を装着した形彫放電加工用電極を把持装置に把持した状態を示す図であり、図10(a)は縦断面(図10(b)のXA−XA断面)、図10(b)は横断面(図10(a)のXB−XB断面)を示している。抑え部材23のねじ穴231にねじ止めされた給電ねじ232の先端が電極取付治具40の給電穴44に挿入され、貫通することにより、形彫放電加工用電極80は抑え部材23と導通する。一方、ガイドアーム13は、電極取付治具40や、絶縁部材28、30、絶縁スペーサ27、29によって形彫放電加工用電極80とは電気的に絶縁される。これ以外は、電極ガイド50を取り付ける場合と同様である。
電極取付治具40を装着した形彫放電加工用電極80を把持装置20に把持させて形彫放電加工を行う場合には、コレット121にフィーダ線60を取り付けて一端を抑え部材23の給電部233にねじ止めし、W軸方向駆動機構17を用いて加工ヘッド12及びガイドアーム13を一体的に鉛直方向に移動させて、形彫放電加工用電極80をワーク70側へ送りながら形彫放電加工を行う。この際、X軸方向駆動機構14及びY軸方向駆動機構15を駆動させて、加工ヘッド12及びガイドアーム13を水平面(XY面)内で揺動させることにより、加工する径を調整することが可能となる。
把持装置20に電極ガイド50を把持させて細穴放電加工を行う場合には、コレット121及び抑え部材23の給電部233からフィーダ線60を取り外してからコレット121に細穴放電加工用電極90を取り付け、Z軸方向駆動機構16を用いて加工ヘッド12を鉛直方向に移動させる。細穴放電加工用電極90は、案内部材35のテーパ穴に導かれて電極ガイド50の穴55に挿入されて、電極ガイド50を貫通して下側に突き出る。細穴放電加工用電極90が電極ガイド50の下側に突き出たら、Z軸方向駆動機構16で加工ヘッド12を下へ移動させることにより細穴放電加工用電極90をワーク70側へ送りながら細穴放電加工を行う。
実施の形態1にかかる放電加工機によれば、形彫放電加工用電極80は、絶縁材料で形成された電極取付治具40を装着した上で把持装置20に把持され、ガイドアーム13は、電極取付治具40や、絶縁部材28、30、絶縁スペーサ27、29によって形彫放電加工用電極80とは電気的に絶縁される。したがって、ガイドアーム13の電位を形彫放電加工用電極80とは異なる電位に設定できるため、形彫放電加工中に接触感知機能を使用することが可能となる。これにより、細穴放電加工用電極90でワーク70に下穴加工を行ったのち、電極ガイド50を形彫放電加工用電極80の1種であるタップ加工用電極に交換するだけでタップ加工を行うことができる。すなわち、細穴放電加工機から形彫放電加工機へワーク70を載せ替える作業が不要となる。
また、水中放電で使用されている細穴放電加工用の電源をタップ加工などの形彫放電加工に適用することにより、通常の形彫放電加工機よりも高周波のパルス電圧を印加して形彫放電加工を行える。これにより、高速かつ電極消耗の少ない加工を実現できる。また、油中で加工しないことにより、安全性を向上させることができる。
実施の形態2.
図11は、本発明にかかる放電加工機の実施の形態2の構成を示す図である。実施の形態2にかかる放電加工機100は、把持装置20に把持された電極ガイド50又は電極取付治具が装着された形彫放電加工用電極80を、別の電極ガイド50又は形彫放電加工用電極80に交換するオートガイドチェンジャー120を備えている。
図12は、実施の形態2にかかる放電加工機の把持装置の断面図である。実施の形態2にかかる放電加工機100では、抑え部材23は回動板と一体となっており、抑え部材23自体が抑えばね24の伸縮と連動して回動するように設置されている。また、抑え部材23は、フィーダ線を介してコレット121と接続されていないことに加え、ねじ穴が形成されていない。また、電極取付治具40には穴が形成されていない。
本実施の形態では、コレット121に取り付けられた細穴放電加工用電極90を用いて形彫放電加工用電極80にパルス状電圧を印加する。具体的には、コレット121に細穴放電加工用電極を予め取り付けておき、把持装置20に電極取付治具40が装着された形彫放電加工用電極80を把持させた後、Z軸方向駆動機構16を用いて加工ヘッド12を下方向に移動させて細穴放電加工用電極90の先端を形彫放電加工用電極80の上部に当接させる。この際、形彫放電加工用電極80の上部に凹みを設けておき、細穴放電加工用電極90を弾性変形によって撓めた状態で形彫放電加工用電極80と当接させても良い。このようにすれば、加工ヘッド12及びガイドアーム13を揺動させる際に、細穴放電加工用電極90と形彫放電加工用電極80とが離れて、両者の間で放電が発生することを防止できる。
形彫放電加工用電極80へのパルス状電圧の印加に細穴放電加工用電極90を用いることにより、下穴加工及びタップ加工を連続して行うことが可能となる。この場合には、把持装置20に電極ガイド50を把持させ、Z軸方向駆動機構16を用いて加工ヘッド12を下降させ、コレット121に取り付けた細穴放電加工用電極90によりワーク70に下穴加工(細穴放電加工)を行う。その後、Z軸方向駆動機構16を用いて加工ヘッドを上昇させて、細穴放電加工用電極90を電極ガイド50から引き抜く。そして、オートガイドチェンジャー120により把持装置20から電極ガイド50を取り外し、形彫放電加工用電極80の1種であるタップ加工用電極に交換する。電極取付治具40が装着されたタップ加工用電極が把持装置20に把持されたらZ軸方向駆動機構16を用いて加工ヘッド12を下降させ、案内部材35のテーパ穴を通して細穴放電加工用電極90をタップ加工用電極の上部に当接させる。その後、W軸方向駆動機構17を用いて加工ヘッド12とガイドアーム13とを一体的に下降させ、X軸方向駆動機構14及びY軸方向駆動機構15を用いて加工ヘッド12とガイドアーム13とを一体的に揺動させながら、タップ加工用電極によってワーク70にタップ加工(形彫放電加工)を行う。
なお、上記の例では、細穴放電加工用電極90を用いて形彫放電加工用電極80にパルス状電圧を印加する場合を例としたが、細穴放電加工と形彫放電加工とを連続して行わないような場合には、導電性材料で形成された細棒状の部材を用いて形彫放電加工用電極80にパルス状電圧を印加することも可能である。
実施の形態2にかかる放電加工機によれば、形彫放電加工用電極80は、絶縁材料で形成された電極取付治具40を介して把持装置20に把持され、細穴放電加工用電極90を用いて形彫放電加工用電極80にパルス電源19からパルス状電圧が印加される。したがって、ガイドアーム13の電位を形彫放電加工用電極80とは異なる電位に設定できるため、形彫放電加工中に接触感知機能を使用することが可能となる。
また、実施の形態1と同様に、細穴放電加工用の電源を形彫放電加工に適用することにより、高速かつ電極消耗の少ない加工を実現し、安全性を向上させることができる。
以上のように、本発明にかかる放電加工機は、細穴放電加工と形彫放電加工との両方を実行可能である点で有用であり、特に、細穴放電加工による下穴加工と、形彫放電加工によるタップ加工とを連続して行うのに適している。
11 加工槽
12 加工ヘッド
13 ガイドアーム
14 X軸方向駆動機構
15 Y軸方向駆動機構
16 Z軸方向駆動機構
17 W軸方向駆動機構
18 接触感知機能部
19 パルス電源
20 把持装置
21 支持部
22 振れ止め部材
23 抑え部材
24 抑えばね
25 回動板
26 調整ねじ
27、29 絶縁スペーサ
28、30 絶縁部材
31 固定金具
35 案内部材
40 電極取付治具
41 本体部
42、52 鍔部
43、54 溝
44 給電穴
45 穴
51 上ガイド部
53 下ガイド部
70 ワーク
80 形彫放電加工用電極
90 細穴放電加工用電極
100 放電加工機
111 ワーク取付台
120 オートガイドチェンジャー
121 コレット
231 ねじ穴
232 給電ねじ
233 給電部
234 ねじ穴

Claims (6)

  1. ワークと電極との間にパルス状電圧による放電を発生させて前記ワークに加工を施す放電加工機であって、
    細穴放電加工用電極及びフィーダ線が択一的に取り付けられるコレットを有する加工ヘッドと、
    前記コレットに取り付けられた前記細穴放電加工用電極又は前記フィーダ線に、前記パルス状電圧を印加するパルス電源と、
    前記加工ヘッドの下方に先端が配置されたガイドアームと、
    前記細穴放電加工用電極をガイドする電極ガイド及び電極取付治具が装着された形彫放電加工用電極を択一的に被把持物として把持する部分が前記ガイドアームと電気的に絶縁されるように該ガイドアームの先端に設置され、前記ガイドアームと電気的に絶縁された部分に前記フィーダ線を接続可能である把持装置と、
    前記ガイドアームが所定の電位となるように該ガイドアームに電圧を印加し、該ガイドアームの電位が前記所定の電位よりも低下した場合に該ガイドアームが他の部材に接触したことを検出する接触感知機能部と、を備え、
    前記ワークに形彫放電加工を施す際には、前記把持装置に把持された前記形彫放電加工用電極を、前記把持装置の前記フィーダ線が接続される部分に電気的に接続し、前記フィーダ線を介して前記パルス電源から前記形彫放電加工用電極に前記パルス状電圧を印加することを特徴とする放電加工機。
  2. 前記把持装置は、
    前記被把持物を支持する支持部と、
    前記支持部に支持された前記被把持物と当接して該被把持物振れを防止する振れ止め部材と、
    前記フィーダ線が着脱される給電部と、前記振れ止め部材と対抗する位置に設けられて給電ねじが取り付けられるねじ穴とを有し、前記被把持物を前記振れ止め部材に押し付ける抑え部材と、
    前記抑え部材と前記振れ止め部材との間隔が狭くなるように前記抑え部材を付勢する抑えばねと、
    前記抑えばねの伸縮と連動して回動するように設置され、絶縁部材を介して前記抑え部材が固定された回動板と、を備え、
    前記給電ねじの先端が貫通可能な給電穴が設けられた前記電極取付治具が装着された前記形彫放電加工用電極が前記支持部に支持された際に、前記給電穴を貫通した前記給電ねじを介して前記給電部と前記形彫放電加工用電極とを導通させ、前記パルス電源から前記形彫放電加工用電極に前記パルス状電圧を印加することを特徴とする請求項1に記載の放電加工機。
  3. ワークと電極との間にパルス状電圧による放電を発生させて前記ワークに加工を施す放電加工機であって、
    細穴放電加工用電極が取り付けられるコレットを有する加工ヘッドと、
    前記コレットに取り付けられた前記細穴放電加工用電極に、前記パルス状電圧を印加するパルス電源と、
    先端が前記加工ヘッドの下方に配置されたガイドアームと、
    前記ガイドアームの先端に設置され、電極ガイド及び電極取付治具が装着された形彫放電加工用電極を択一的に被把持物として前記ガイドアームと電気的に絶縁した状態で把持可能な把持装置と、
    前記ガイドアームが所定の電位となるように該ガイドアームに電圧を印加し、該ガイドアームの電位が前記所定の電位よりも低下した場合に該ガイドアームが他の部材に接触したことを検出する接触感知機能部と、を備え、
    前記ワークに形彫放電加工を施す際には、前記コレットに取り付けられた前記細穴放電加工用電極を前記把持装置に把持された前記形彫放電加工用電極に当接させて電気的に接続し、前記パルス電源から前記形彫放電加工用電極に前記パルス状電圧を印加することを特徴とする放電加工機。
  4. 前記把持装置は、
    前記被把持物を支持する支持部と、
    前記支持部に支持された前記被把持物と当接して、該被把持物の振れを防止する振れ止め部材と、
    前記被把持物を前記振れ止め部材に押し付ける抑え部材と、
    前記抑え部材と前記振れ止め部材との間隔が狭くなるように前記抑え部材を付勢する抑えばねとを有することを特徴とする請求項3に記載の放電加工機。
  5. 前記把持装置に把持された前記被把持物を、別の前記電極ガイド及び前記電極取付治具が取り付けられた形彫放電加工用電極のいずれかに交換するオートガイドチェンジャーを有することを特徴とする請求項4に記載の放電加工機。
  6. 前記ワークに形彫放電加工を施す際に、前記加工ヘッド及び前記ガイドアームを一体的に水平方向に揺動させる駆動機構を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の放電加工機。
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