JP2013232443A - 発光装置、発光装置用パッケージ及び発光装置用パッケージの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストを削減できる発光装置用パッケージ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】セラミックスを主成分とし、発光素子2を収納するとともに発光素子2の出射光を所定方向に反射させる発光装置用パッケージ10の製造方法において、セラミックス原料と粒状の樹脂から成るスペーサとを混合して混合物を生成する混合工程と、該混合物を焼成してスペーサの燃焼により形成される気孔22を有した焼結体を形成する焼成工程とを備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、パッケージ内に発光素子を収納した発光装置に関する。また本発明は、発光素子を収納する発光装置用パッケージ及びその製造方法に関する。
従来の発光装置は特許文献1に開示されている。この発光装置はアルミナセラミックスやガラスセラミックス等のセラミックスを主成分とする焼結体により形成されたパッケージを備えている。パッケージはセラミックス原料を所定形状に成形した後に焼成され、セラミックス原料の粒子間に生じる隙間によって気孔を有した多孔質に形成される。
パッケージは配線導体を形成した基体と基体上に接着固定される環状の反射部とを有している。反射部の内部にはLED等の発光素子が収納され、発光素子はワイヤーボンディング等により配線導体に接続される。そして、反射部の内部に透明樹脂から成る封止材を充填して発光素子が封止される。
発光素子の発光は封止材を導光し、基体表面及び反射部の内壁で反射して上方に導かれる。これにより、発光装置の上面から所定の範囲に光が出射される。
パッケージは気孔を有するため、封止材が基体及び反射部の表面の気孔内に浸透する。これにより、封止材とパッケージとの固着強度を向上させることができる。また、セラミックスの粒子と気孔との屈折率の差によって両者の界面での反射光量が増加する。これにより、パッケージの反射率が向上して発光装置の発光効率を向上させることができる。
特開2007−227868号公報(第5頁−第14頁、第1図)
しかしながら、上記従来の発光装置によると、パッケージの気孔が成形時にセラミックス原料の粒子間に生じる隙間によって形成されるため、成形時や焼成時の圧力や温度等の加工条件によって気孔の含有率が変動する。このため、所望の含有率の気孔を有するパッケージを得るために成形時や焼成時の加工条件を高精度に制御する必要がある。従って、パッケージ及び発光装置の製造コストが大きくなる問題があった。
本発明は、製造コストを削減できる発光装置用パッケージ及びその製造方法を提供することを目的とする。また本発明は、製造コストを削減できる発光装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、セラミックスを主成分とし、発光素子を収納するとともに前記発光素子の出射光を所定方向に反射させる発光装置用パッケージの製造方法において、セラミックス原料と粒状の樹脂から成るスペーサとを混合して混合物を生成する混合工程と、前記混合物を焼成して前記スペーサの燃焼により形成される気孔を有した焼結体を形成する焼成工程とを備えたことを特徴としている。
この構成によると、発光装置用パッケージは混合工程でセラミックス原料とスペーサとを混合して混合物が生成される。混合物は所定の形状に成形して焼成工程で焼成され、セラミックスを主成分とした焼結体が形成される。この時、樹脂から成るスペーサが焼成時の加熱によって燃焼して消滅し、セラミックスの粒子間にはスペーサの消滅による気孔が形成される。
また本発明は、上記構成の発光装置用パッケージの製造方法において、前記スペーサが球状または内角が鈍角の多角形による多面体に形成されることを特徴としている。この構成によると、星形等の尖鋭な形状の気孔の形成が防止される。
また本発明は、上記構成の発光装置用パッケージの製造方法において、前記スペーサの粒径が190nmよりも大きいことを特徴としている。この構成によると、気孔の界面で可視光を反射させることができる。
また本発明は、上記構成の発光装置用パッケージの製造方法において、前記混合物が前記セラミックスよりも屈折率の高い高屈折率材の原料を含み、前記焼結体の前記気孔の平均径をD1、体積含有率をV1とし、前記高屈折率材の平均径をD2、体積含有率をV2としたときに、V1/D1>V2/D2の関係を有することを特徴としている。
この構成によると、混合工程で高屈折率材の原料、セラミックス原料及びスペーサを混合して混合物が生成され、焼成工程で焼成して焼結体が形成される。発光装置用パッケージに入射する光はセラミックスの粒子と気孔との界面で反射するとともに、セラミックスの粒子と高屈折率材の粒子との界面で反射する。これにより、発光効率を低下させずに発光装置用パッケージの気孔の含有率を低くして発光装置用パッケージの強度を向上することができる。この時、焼結体内の気孔の表面積が高屈折率材の表面積よりも大きいため、セラミックスと高屈折率材との屈折率の差が小さくても発光効率の低下を抑制することができる。
また本発明は、上記構成の発光装置用パッケージの製造方法において、前記セラミックスと前記気孔との屈折率の差が前記セラミックスと前記高屈折率材との屈折率の差よりも大きいことを特徴としている。この構成によると、セラミックスとの屈折率の差が小さい安価な高屈折率材を用いることができる。
また本発明は、上記構成の発光装置用パッケージの製造方法において、前記セラミックスがガラスを含むガラスセラミックスから成ることを特徴としている。
また本発明は、セラミックスを主成分とし、発光素子を収納するとともに前記発光素子の出射光を所定方向に反射させる発光装置用パッケージにおいて、セラミックス原料と粒状の樹脂から成るスペーサとを混合して焼成し、前記スペーサの燃焼により形成された気孔を有することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の発光装置用パッケージにおいて、前記スペーサが球状または内角が鈍角の多角形による多面体に形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の発光装置用パッケージにおいて、前記スペーサの粒径が190nmよりも大きいことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の発光装置用パッケージにおいて、前記セラミックスよりも屈折率の高い高屈折率材を含み、前記気孔の平均径をD1、体積含有率をV1とし、前記高屈折率材の平均径をD2、体積含有率をV2としたときに、V1/D1>V2/D2の関係を有することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の発光装置用パッケージにおいて、前記セラミックスと前記気孔との屈折率の差が前記セラミックスと前記高屈折率材との屈折率の差よりも大きいことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の発光装置用パッケージにおいて、前記セラミックスがガラスを含むガラスセラミックスから成ることを特徴としている。
また本発明の発光装置は、上記各構成の発光装置用パッケージ内に発光素子を収納したことを特徴としている。
本発明によると、発光装置用パッケージがセラミックス原料と粒状の樹脂から成るスペーサとを混合して焼成し、スペーサの燃焼により形成された気孔を有するので、所望の含有率の気孔を有した発光装置用パッケージを容易に形成することができる。従って、発光装置用パッケージ及び発光装置の製造コストを削減することができる。
本発明の実施形態の発光装置を示す斜視図 本発明の実施形態の発光装置を示す正面断面図 本発明の実施形態の発光装置のパッケージの内部断面を示す概念図 本発明の実施形態の発光装置のパッケージの製造工程を示す工程図
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は一実施形態の発光装置を示す斜視図ある。発光装置1はセラミックス21(図3参照)を主成分とした焼結体のパッケージ10を備えている。詳細を後述するように、セラミックス21はガラス成分を含んでもよく、含まなくてもよい。パッケージ10の上面にはLEDから成る発光素子2を収納する孔部10aが凹設される。発光素子2の発光は孔部10aの周壁及び底壁で反射して所定方向に導かれる。
孔部10aには発光素子2を封止する封止材3が充填される。封止材3は光を波長変換する蛍光体の粒子を分散して含有した透明樹脂から成る。本実施形態では発光素子2は青色光を発光し、蛍光体は青色光を黄色光に波長変換する。
図2は発光装置1の正面断面図を示している。パッケージ10は複数のセラミックシート12を積層して形成される。パッケージ10の上部のセラミックシート12には孔部10aを形成する貫通孔が形成される。パッケージ10の下部のセラミックシート12には放熱ビア18及び電極ビア19が貫通する。放熱ビア18及び電極ビア19には導電性材料が充填される。放熱ビア18の上面には伝熱部14が形成され、下面には放熱部16が形成される。
発光素子2は接着等により伝熱部14上に固着して孔部10aの底面に設置される。発光素子2の発熱は伝熱部14から放熱ビア18を介して放熱部16に伝えられて放熱する。電極ビア19の上面には端子13が形成され、下面には電極17が形成される。電極ビア19によって端子13と電極17とが導通する。発光素子2はワイヤー4をワイヤーボンディングして端子13に接続される。
図3はパッケージ10の内部断面を示す概念図である。セラミックス21を主成分とするパッケージ10内には高屈折率材23の粒子及び気孔22が含有される。セラミックス21として、例えば、ホウ珪酸ガラス及びアルミナを含むガラスセラミックス、ソーダ石灰ガラス及びアルミナを含むガラスセラミックス、窒化アルミニウム、アルミナ等を用いることができる。
高屈折率材23はセラミックス21よりも屈折率の高い材料により形成される。高屈折率材23として、例えば、五酸化タンタル、五酸化ニオブ、酸化チタン、酸化バリウム、硫酸バリウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム等を用いることができる。
気孔22は後述するように焼成前に混合されるスペーサの燃焼によって形成される。気孔22の径は190nmよりも大きく形成される。
図4はパッケージ10の製造工程を示す工程図である。混合工程ではセラミックス21の原料(セラミックス原料)、高屈折率材23の原料、及び粒状の樹脂から成るスペーサとを混合して混合物を生成する。セラミックス原料及び高屈折率材23の原料は例えば、所定の粒径に粉砕された粉体により形成される。
スペーサは樹脂から成るため後述する焼成工程で燃焼して気孔22を形成し、焼成温度で燃焼可能なポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、アクリル等が用いられる。スペーサは所望の大きさや形状の気孔22に応じた大きさや形状に形成される。この時、スペーサを星形等の尖鋭部分を有する形状に形成すると、気孔22の含有率が多いときにワイヤーボンディング時の加熱等によってパッケージ10に気孔22からヒビが発生する場合がある。このため、スペーサは尖鋭部分を持たない球状や内角が鈍角の多角形による多面体等に形成される。
また、スペーサは可視光の下限波長の半波長である190nmよりも大きい粒径に形成される。これにより、気孔22を190nmよりも大きい径に形成することができる。従って、パッケージ10に可視光が入射した際に光が気孔22を透過せず、気孔22の界面で光を反射させることができる。
シート形成工程では混合工程で生成した混合物を加圧して例えば、厚さ0.1mmのシート状に成形し、セラミックシート12の素材を形成する。打ち抜き工程ではセラミックシート12の素材を打ち抜き、孔部10a、放熱ビア18及び電極ビア19となる貫通孔を形成する。電極形成工程では印刷によってセラミックシート12の素材上に端子13、電極17、伝熱部14及び放熱部16となる導体を形成する。
積層工程では各セラミックシート12の素材が低温加熱により仮圧着して積層される。これにより、ハウジング10の素材が形成される。焼成工程ではハウジング10の素材が焼成炉により約900℃で焼成され、ハウジング10の焼結体が形成される。この時、スペーサが樹脂から成るため燃焼して気孔22が形成される。
メッキ工程では端子13、電極17、伝熱部14及び放熱部16にメッキが施される。これにより、ハウジング10が得られる。
上記構成の発光装置1において、発光素子2により発光した青色光は封止材3を導光し、蛍光体に到達すると黄色光に波長変換される。そして、波長変換された黄色光と蛍光体に到達しない青色光とが混合して白色光が孔部10aの上面から出射される。また、封止材3を導光した光はハウジング10の孔部10aの底壁及び周壁で反射して孔部10aの上面から出射される。これにより、発光装置1は孔部10aの大きさに応じた範囲に光を出射する。
この時、パッケージ10に入射する光は屈折率の差によってセラミックス21の粒子と気孔22との界面で反射するとともに、セラミックス21の粒子と高屈折率材23の粒子との界面で反射する。このため、パッケージ10に高屈折率材23を含有することにより、反射光量を低下させずに気孔22の含有量を減らしてパッケージ10の強度を向上させることができる。尚、媒質の屈折率は波長によって変動するため、使用される光の波長に応じてセラミックス21及び高屈折率材23が選定される。
気孔22の屈折率は約1.0である。セラミックス21の一例として例えば、ホウ珪酸亜鉛ガラスとアルミナとを主成分とするガラスセラミックスを用いると、ホウ珪酸亜鉛ガラスの屈折率は約1.4、アルミナの屈折率は約1.5である。また、高屈折率材23の一例として酸化ジルコニウムの屈折率は約2.0である。この時、セラミックス21と気孔22との屈折率の差は0.4〜0.5であり、セラミックス21と高屈折率材23との屈折率の差は0.5〜0.6である。このため、気孔22及び高屈折率材23の界面で同程度の量の光が反射する。
高屈折率材23はセラミックス21との屈折率の差が大きい方が反射する光が増加するため望ましい。しかしながら、セラミックス21との屈折率の差が大きい酸化ジルコニウム等の高屈折率材23は非常に高価である。
このため、安価な高屈折率材23を用いると、セラミックス21との屈折率の差が小さくなる。例えば、高屈折率材23として酸化マグネシウムを用いると、屈折率が約1.7であるためセラミックス21との屈折率の差が0.2〜0.3となる。この時、セラミックス21との屈折率の差が小さい高屈折率材23が多く含まれるとパッケージ10の反射光量が少なくなる。このため、気孔22の総表面積が高屈折率材23の総表面積よりも大きくなるようにパッケージ10を形成するとより望ましい。
即ち、混合工程において、スペーサの平均径をD1、体積含有率をV1とし、高屈折率材23の原料の平均径をD2、体積含有率をV2としたときに、V1/D1>V2/D2の関係を有するように混合物を生成する。これにより、ハウジング10の焼結体の気孔22の平均径がD1、体積含有率がV1となり、高屈折率材23の平均径がD2、体積含有率がV2となる。この時、ハウジング10の焼結体はV1/D1>V2/D2の関係を有し、気孔22の総表面積を高屈折率材23の総表面積よりも大きくすることができる。また、スペーサの平均径D1を小さくすることで、適正な気孔22の体積含有率V1でハウジング10の強度を維持して気孔22の総表面積を増加させることができる。
尚、ガラスセラミックスは例えば、ホウ珪酸ガラス系に添加物を添加してガラスを作製した後粉砕して粉体に形成し、アルミナ等のセラミックスの粉体と混合して作製される。ホウ珪酸ガラス系の中で添加物として酸化バリウム、酸化亜鉛、酸化チタン等を添加することによって屈折率を変更することができる。
これにより、ガラスセラミックスから成るセラミックス21の平均の屈折率を例えば、1.5よりも大きくすることができる。その結果、セラミックス21と気孔22との屈折率の差を大きくすることができ、気孔22の界面で反射する光を増加させることができる。この時、セラミックス21と気孔22との屈折率の差よりもセラミックス21と高屈折率材23との屈折率の差が小さくなるが、気孔22の表面積を高屈折率材23の表面積よりも大きくして発光効率を向上させることができる。
本実施形態によると、パッケージ10がセラミックス原料と粒状の樹脂から成るスペーサとを混合して焼成し、スペーサの燃焼により形成された気孔22を有するので、所望の含有率の気孔を有したパッケージ10を容易に形成することができる。従って、パッケージ10及び発光装置1の製造コストを削減することができる。
また、スペーサが球状または内角が鈍角の多角形による多面体に形成されるので、星形等の尖鋭な形状の気孔22の形成を防止し、パッケージ10の強度を向上することができる。
また、スペーサの粒径が190nmよりも大きいので、気孔22が190nmよりも大きい径に形成される。従って、パッケージ10に入射した可視光を透過させずに気孔22の界面で反射させることができる。
また、パッケージ10が高屈折率材23を含有するので、パッケージ10の反射光量を低下させずに気孔22の含有量を減らしてパッケージ10の強度を維持することができる。この時、気孔22の平均径をD1、体積含有率をV1とし、高屈折率材23の平均径をD2、体積含有率をV2としたときに、V1/D1>V2/D2の関係を有するので、セラミックス21と高屈折率材23との屈折率の差が小さくても発光効率の低下を抑制することができる。
また、セラミックス21と気孔22との屈折率の差がセラミックス21と高屈折率材23との屈折率の差よりも大きいので、セラミックス21との屈折率の差が小さい安価な高屈折率材23を用いることができる。
本実施形態において、パッケージ10内に高屈折率材23を含有しているが、高屈折率材23を省いてもよい。
本発明によると、発光装置用パッケージ内に発光素子を収納した発光装置を搭載するエッジライト型バックライト、スキャナ用光源、LED照明等に利用することができる。
1 発光装置
2 発光素子
3 封止材
4 ワイヤー
10 パッケージ
10a 孔部
12 セラミックシート
13 端子
14 伝熱部
16 放熱部
17 電極
18 放熱ビア
19 電極ビア
21 セラミックス
22 気孔
23 高屈折率材

Claims (13)

  1. セラミックスを主成分とし、発光素子を収納するとともに前記発光素子の出射光を所定方向に反射させる発光装置用パッケージの製造方法において、セラミックス原料と粒状の樹脂から成るスペーサとを混合して混合物を生成する混合工程と、前記混合物を焼成して前記スペーサの燃焼により形成される気孔を有した焼結体を形成する焼成工程とを備えたことを特徴とする発光装置用パッケージの製造方法。
  2. 前記スペーサは球状または内角が鈍角の多角形による多面体に形成されることを特徴とする請求項1に記載の発光装置用パッケージの製造方法。
  3. 前記スペーサの粒径が190nmよりも大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の発光装置用パッケージの製造方法。
  4. 前記混合物が前記セラミックスよりも屈折率の高い高屈折率材の原料を含み、前記焼結体の前記気孔の平均径をD1、体積含有率をV1とし、前記高屈折率材の平均径をD2、体積含有率をV2としたときに、V1/D1>V2/D2の関係を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発光装置用パッケージの製造方法。
  5. 前記セラミックスと前記気孔との屈折率の差が前記セラミックスと前記高屈折率材との屈折率の差よりも大きいことを特徴とする請求項4に記載の発光装置用パッケージの製造方法。
  6. 前記セラミックスがガラスを含むガラスセラミックスから成ることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発光装置用パッケージの製造方法。
  7. セラミックスを主成分とし、発光素子を収納するとともに前記発光素子の出射光を所定方向に反射させる発光装置用パッケージにおいて、セラミックス原料と粒状の樹脂から成るスペーサとを混合して焼成し、前記スペーサの燃焼により形成された気孔を有することを特徴とする発光装置用パッケージ。
  8. 前記スペーサが球状または内角が鈍角の多角形による多面体に形成されることを特徴とする請求項7に記載の発光装置用パッケージ。
  9. 前記スペーサの粒径が190nmよりも大きいことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の発光装置用パッケージ。
  10. 前記セラミックスよりも屈折率の高い高屈折率材を含み、前記気孔の平均径をD1、体積含有率をV1とし、前記高屈折率材の平均径をD2、体積含有率をV2としたときに、V1/D1>V2/D2の関係を有することを特徴とする請求項7〜請求項9のいずれかに記載の発光装置用パッケージ。
  11. 前記セラミックスと前記気孔との屈折率の差が前記セラミックスと前記高屈折率材との屈折率の差よりも大きいことを特徴とする請求項10に記載の発光装置用パッケージ。
  12. 前記セラミックスがガラスを含むガラスセラミックスから成ることを特徴とする請求項7〜請求項11のいずれかに記載の発光装置用パッケージ。
  13. 請求項7〜請求項12のいずれかに記載の発光装置用パッケージ内に発光素子を収納したことを特徴とする発光装置。
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