JP2013231685A - 検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 検出装置10は、第1光源11Aと、第2光源11Bと、第1光源からの光が入射され、被測定試料を検出および/または同定する光を出射する第1検出部12Aと、第2光源からの光が入射され、被測定試料を検出および/または同定する光を出射する第2検出部12Bと、を有する。第1検出部は、第1密度で誘電体16上にて第1金属粒子17が形成され、第2検出部は、第1密度よりも低い第2密度で誘電体16上にて第2金属粒子18が形成されている。
【選択図】 図1
Description
第1光源と、
第2光源と、
前記第1光源からの光が入射され、被測定試料を検出および/または同定する光を出射する第1検出部と、
前記第2光源からの光が入射され、前記被測定試料を検出および/または同定する光を出射する第2検出部と、
を有し、
前記第1検出部は、第1密度で誘電体上にて第1金属粒子が形成され、
前記第2検出部は、前記第1密度よりも低い第2密度で前記誘電体上にて第2金属粒子が形成されている検出装置に関する。
第1光源と、
第2光源と、
前記第1光源からの光が入射され、被測定試料を検出および/または同定する光を出射する第1検出部と、
前記第2光源からの光が入射され、前記被測定試料を検出および/または同定する光を出射する第2検出部と、
を有し、
前記第1検出部及び前記第2検出部の各々は、誘電体上に金属粒子が形成され、かつ、少なくとも前記金属粒子を覆って有機分子膜が形成され、前記有機分子膜は前記被測定試料を付着(捕捉)し、
前記第1検出部と前記第2検出部とでは、前記有機分子膜の形成範囲及び前記有機分子膜の種類の少なくとも一方が異なる検出装置に関する。
1.1.検出装置
図1は、第1実施形態に係る検出装置10を示している。検出装置10は、第1光源11A、第1検出部12A、第2光源11B及び第2検出部12Bを有する。
図2(A)〜図2(D)を用いて、流体試料を反映した光検出原理の一例としてラマン散乱光の検出原理の説明図を示す。図2(A)に示すように、光学デバイス13に吸着される検出対象の試料(試料分子)1に入射光(振動数ν)が照射される。一般に、入射光の多くは、レイリー散乱光として散乱され、レイリー散乱光の振動数ν又は波長は入射光に対して変化しない。入射光の一部は、ラマン散乱光として散乱され、ラマン散乱光の振動数(ν−ν’及びν+ν’)又は波長は、試料分子1の振動数ν’(分子振動)が反映される。つまり、ラマン散乱光は、検査対象の試料分子1を反映した光である。入射光の一部は、試料分子1を振動させてエネルギーを失うが、試料分子1の振動エネルギーがラマン散乱光の振動エネルギー又は光エネルギーに付加されることもある。このような振動数のシフト(ν’)をラマンシフトと呼ぶ。
第1検出部12Aでは、第1金属粒子17の密度が高いので、単位面積当たりの増強電場(ホットサイト)19の数が多い。よって、低濃度の流体試料1であっても、増強電場によって流体試料1を反映したSERS信号レベルが確保される。つまり、図3に示すように、低濃度側の濃度範囲1について第1検出部12Aからの光に基づいてSERS信号を検出できる。
2.1.検出装置
図4は、第2実施形態に係る検出装置20を示し、図1に示す部材と同一機能の部材については図1と同一符号を付しその説明を省略する。図4に示す検出装置20に設けられた光学デバイス23は、第1検出部22Aと第2検出部22Bとを有する。第1検出部22Aは誘電体16上に形成した金属粒子24を有し、第2検出部22Bは誘電体16上に金属粒子25を有する。第2実施形態では、金属粒子24,25の密度は同一であってもよいし、異なっていてもよい。また、金属粒子24,25は、一次元配列であってもよく、二次元配列であってもよい。また、金属粒子24,25は入射光の波長よりも小さいナノオーダーの金属ナノ粒子であり、サイズが1〜1000nmである。
この第2実施形態でも図2(A)〜図2(D)にて説明したように局在表面プラズモンと伝搬表面プラズモンとを併用することができる点は、第1実施形態と同様であるが、さらにSAMによる機能が追加される。
第2実施形態でも、図3に示す広い濃度範囲で流体試料を検出することができる。第1検出部22Aでは、SAM膜26の形成範囲が広い。よって、低濃度の流体試料1であってもSAM膜26に付着(捕捉)されやすく、流体試料1を反映したSERS信号レベルが確保される。つまり、図3に示すように、低濃度側の濃度範囲1について第1検出部22Aからの光に基づいてSERS信号を高感度で検出できる。
図10は、第3実施形態に係る検出装置30を示し、図1及び図4に示す部材と同一機能の部材については図1及び図4と同一符号を付しその説明を省略する。図10に示す検出装置30に設けられた光学デバイス33は、第1実施形態と第2実施形態の双方の構成を有している。
4.1.検出装置の全体構成
次に、第4実施形態として、検出装置の全体構成について説明する。図23は、本実施形態の検出装置の具体的な構成例を示す。図23に示される検出装置100は、吸引口101A及び除塵フィルター101Bを有する試料供給流路101、排出口102Aを有する試料排出流路102、図1、図4または図10のいずれかに記載の光学デバイス(センサーチップ)103等を備えた光学デバイスユニット110を有する。光学デバイス103には、光が入射される。検出装置100の筐体120は、ヒンジ部121により開閉可能なセンサーカバー122備える。光学デバイスユニット110は、センサーカバー122内にて、筐体120に対して着脱自在に配置される。光学デバイスユニット110が装着/非装着状態は、センサー検出器123により検出できる。
図25は、図23に示す光源130である垂直共振器面発光レーザーの構造例を示す。図25の例では、n型GaAs基板200の上にn型DBR(Diffracted Bragg Reflector)層201が形成される。n型DBR(Diffracted Bragg Reflector)層201の中央部に活性層202及び酸化狭窄層203が設けられる。酸化狭窄層203の上にp型DBR層204を設ける。これらの周辺部には絶縁層205を介して電極206を形成する。n型GaAs基板200の裏側にも電極207を形成する。図25の例では、n型DBR層201とp型DBR層204との間に活性層202が介在し、活性層202で発生した光がn型DBR層201とp型DBR層204との間で共振する垂直共振器210が形成される。なお、垂直共振器面発光レーザーは、図25の例に限定されず、例えば酸化狭窄層203を省略してもよい。
図27は、図1、図4または図10の第1検出部12A(22A,32A)及び第2検出部12B(22B,32B)での検出動作を示すタイミングチャートである。
Claims (7)
- 第1光源と、
第2光源と、
前記第1光源からの光が入射され、被測定試料を検出および/または同定する光を出射する第1検出部と、
前記第2光源からの光が入射され、前記被測定試料を検出および/または同定する光を出射する第2検出部と、
を有し、
前記第1検出部は、第1密度で誘電体上にて第1金属粒子が形成され、
前記第2検出部は、前記第1密度よりも低い第2密度で前記誘電体上にて第2金属粒子が形成されていることを特徴とする検出装置。 - 請求項1において、
前記第1検出部は、前記第1金属粒子に形成された第1有機分子膜と、隣り合う2つの第1金属粒子間の前記誘電体上に形成された第2有機分子膜とを有し、
前記第2検出部は、前記第2金属粒子に形成された前記第1有機分子膜を有し、
前記第1有機分子膜及び前記第2有機分子膜は、前記被測定試料を付着する
ことを特徴とする検出装置。 - 請求項1において、
前記第2検出部は、前記第2金属粒子に形成された第1有機分子膜を有し、
前記第1検出部は、前記第1金属粒子に形成された第2有機分子膜を有し、
前記第1有機分子膜及び前記第2有機分子膜は、前記被測定試料を付着することを特徴とする検出装置。 - 請求項1において、
前記第2検出部は、前記第2金属粒子に形成された第1有機分子膜を有し、
前記第1検出部は、前記第1金属粒子と、隣り合う2つの第1金属粒子間の前記誘電体上とに形成された第2有機分子膜とを有し、
前記第1有機分子膜及び前記第2有機分子膜は、前記被測定試料を付着することを特徴とする検出装置。 - 請求項2乃至4のいずれか1項において、
前記第2有機分子膜の分子長は、前記第1有機分子膜の分子長よりも短いことを特徴とする検出装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項において、
前記第1検出部及び前記第2検出部からの光を検出する単一の光検出器をさらに有し、
前記第1検出部及び前記第2検出部からの光を前記単一の光検出器にて時分割で検出することを特徴とする検出装置。 - 第1光源と、
第2光源と、
前記第1光源からの光が入射され、被測定試料を検出および/または同定する光を出射する第1検出部と、
前記第2光源からの光が入射され、前記被測定試料を検出および/または同定する光を出射する第2検出部と、
を有し、
前記第1検出部及び前記第2検出部の各々は、誘電体上に金属粒子が形成され、かつ、少なくとも前記金属粒子を覆って有機分子膜が形成され、前記有機分子膜は前記被測定試料を付着し、
前記第1検出部と前記第2検出部とでは、前記有機分子膜の形成範囲及び前記有機分子膜の種類の少なくとも一方が異なることを特徴とする検出装置。
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