JP2013231413A - チューブポンプ - Google Patents

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【課題】チューブを圧迫してポンプ作用を行うチューブポンプにおいて、チューブの移動を防止し、かつ、チューブの交換を容易にする。
【解決手段】
チューブポンプ1は、ハウジング2と、チューブ3と、サンローラ4と、複数の遊星ローラA,B,Cと、を備えている。遊星ローラA,B,Cは、中心軸41に回転支持された複数のアングルa,b,cに自転可能に支持されている。遊星ローラA,B,Cは、自転しながらサンローラ4の周りを公転して、チューブ3上を滑らずに転がり、遊星ローラA,B,Cとチューブ3との間の滑り摩擦を無くすことができ、チューブ3の移動を防止できる。また、アングルa,b,cを回転させて、チューブ3が配置されていない流体流入側及び流出側に遊星ローラA,B,Cを配置することができ、チューブ3を遊星ローラA,B,Cから解放して、チューブ3の交換を容易にすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、チューブを順次圧迫してポンプ作用を行うチューブポンプに関する。
従来より、ハウジングに形成された円筒形の内壁面に沿わせてリング状に配置されたチューブを、加圧部材の偏心運動により圧迫してチューブ内の流体を送出するチューブポンプが知られている(例えば、特許文献1参照)。加圧部材は、チューブのリング状内側に設けられたリング状部材であり、その内接する偏心ロータがモータにより回転されることによって偏心運動する構造となっている。
特開2006−29161号公報
上記のようなチューブポンプでは、加圧部材はチューブを順次圧迫して移動していくので、加圧部材とチューブとの間には滑り摩擦が生じ、この滑り摩擦によりチューブ自身が加圧部材の回転方向又は反回転方向に移動してしまう虞があった。そこで、チューブポンプの動作時に、チューブが移動しないようにチューブの流体流入側端及び流体流出側端付近をハウジングにしっかりと固定したり、用途によってはシリコングリス等の潤滑剤をチューブの表面に塗布して滑り摩擦の低減を図っていた。しかしながら、加圧部材は、チューブを想像以上に強く圧迫しており、依然として加圧部材とチューブとの間には滑り摩擦が生じ、チューブ自身が移動してしまう虞があった。また、チューブが、そのような強い圧迫を受けることにより損傷して寿命を短くしてしまう虞もあった。
ところで、上記のようなチューブポンプでは、加圧部材と内壁面との間には、チューブを装着するための隙間が設けられているが、この隙間は加圧部材がチューブを内壁面に沿って十分に圧迫することができるように、チューブの外径よりも小さく設定されている。例えば使用によって汚れたチューブを新しい清潔なチューブに取り換えるためのチューブの交換作業に際して、新しいチューブをそのような小さな隙間に装着しなければならない。この際、偏心ロータの加圧部材に対する係合状態を解除して加圧部材と内壁面との対向間隔をある程度広げた状態でチューブを押し入れたり、或いは加圧部材と内壁面との間の隙間の位置を順次変えながらチューブを押し込む等の煩雑な作業が必要となり、チューブの交換作業に多大な手間が掛かっていた。特に、頻繁に又は毎回チューブの交換作業を必要とする、医療機器等に使用されているチューブポンプにおいては、そのような手間は顕著であった。
なお、上記では加圧部材の偏心運動により圧迫してチューブ内の流体を送出するチュー
ブポンプを一例として述べたが、複数のローラの公転運動により圧迫するチューブポンプにおいても、複数のローラとチューブとの間には滑り摩擦が生じ、また、複数のローラとハウジングの内壁面との隙間は上記のように小さく設定されているので、上記問題が同様に生じてしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、チューブの移動を防止することができ、かつ、チューブの交換を容易にすることができるチューブポンプを提供することを目的とする。
本発明のチューブポンプは、円筒形の内壁面を有するハウジングと、前記内壁面に沿わせて流体流入側及び流出側を除いてリング状に配置されたチューブと、モータにより駆動され、前記チューブの内側に回転可能に設けられた回転体とを備え、前記回転体により前記チューブを前記内壁面に対して圧迫して前記チューブ内の流体を送出するチューブポンプにおいて、前記回転体は、前記モータにより回転力が与えられるサンローラと、前記サンローラの中心軸に一端が回転支持された複数のアングルの各他端にそれぞれ自転可能に支持された複数の遊星ローラとを有し、前記遊星ローラは、前記サンローラから回転力が伝達されて自転しながら前記サンローラの周りを公転し、この公転により前記チューブ内の液体を送出するものである。
このチューブポンプにおいて、前記サンローラ、前記複数の遊星ローラ、及び前記遊星ローラの公転の際に遊星ローラと前記チューブとの接点が描く仮想リングは、遊星ギア動作が成立する関係に構成され、前記サンローラと遊星ローラとの間は、摩擦によって接続され、前記遊星ローラの公転の際に遊星ローラは、前記チューブ上を滑ることなく転がることが好ましい。
このチューブポンプにおいて、前記サンローラの半径Lと、前記遊星ローラの半径Lと、前記仮想リングの半径Lとは、2πL+2πL×2=2πLが成立する構成とされていることが好ましい。
このチューブポンプにおいて、前記ハウジングは、前記チューブの流体流入側端及び流体流出側端を外部へ延出するための開口を有し、前記ハウジングの内壁面は、前記チューブのリング状配置領域であって、前記遊星ローラが前記チューブを圧接してポンプが作動する第1の領域と、前記ハウジングの前記開口間であって、前記遊星ローラが前記チューブから離れる第2の領域とを有し、前記チューブの交換時に、前記遊星ローラの全てを前記第2の領域に集めることで、前記チューブが前記遊星ローラの全てから解放された状態とすることが好ましい。
このチューブポンプにおいて、前記複数のアングルは、第1乃至第3のアングルから成り、これらのアングルのそれぞれに第1乃至第3の遊星ローラが支持されており、前記第2及び第3のアングルは、それらの回転支持された一端側に前記第1乃至第3の遊星ローラの角度間隔を均等に設定するための爪を有し、前記第3のアングルの爪が前記第2のアングルの側面と係合し、前記第2のアングルの爪が前記第1のアングルの側面と係合し、これらの係合により前記角度間隔が120度に設定されることが好ましい。
このチューブポンプにおいて、前記遊星ローラが通過したことを検出するセンサと、前記アングルの回転をロックし、又はそれを解除するプランジャと、前記モータを駆動させるモータ駆動部と、前記センサの検出信号及び前記モータの回転数に基づいて前記プランジャを制御する制御部とを備え、前記第1のアングルは、その他端に第1の識別タブを有し、前記第2及び第3のアングルは、それぞれの他端に第2及び第3の識別タブを有し、前記チューブの交換前後において、前記制御部は、前記センサにより検出された第1の識別タブの検出信号と第2及び第3の識別タブの検出信号とを認識することにより、前記第1の遊星ローラの通過と前記第2及び第3の遊星ローラの通過とを識別することが好ましい。
このチューブポンプにおいて、前記チューブの交換前において、前記モータをポンプの動作時の方向とは反対方向へ回転させることにより、前記サンローラ及び前記アングルを前記反対方向へ回転させて、前記爪は、前記第1のアングルの側面及び前記第2のアングルの側面から離れて前記角度間隔の設定が解除され、前記遊星ローラの全てが前記第2の領域に集められることが好ましい。
このチューブポンプにおいて、前記チューブの交換後において、前記モータをポンプの動作時の方向へ回転させることにより、前記サンローラを前記動作時の方向へ回転させ、前記第1乃至第3の遊星ローラを前記動作時の方向へ公転させ、前記制御部は、前記センサにより第2及び第3のアングルを最初に認識したときに前記プランジャをONし、前記モータの回転数に基づいて前記ONされたプランジャをOFFすることにより、前記第1乃至第3の遊星ローラの前記角度間隔が均等に設定されることが好ましい。
このチューブポンプにおいて、前記プランジャは、前記アングルの前記反対方向への回転をロックし、又はそれを解除する第1のプランジャと、前記アングルの前記動作時の方向への回転をロックし、又はそれを解除する第2のプランジャとから成り、前記チューブの交換に際して、前記制御部は、前記センサにより前記第1の遊星ローラの通過を認識したとき前記第1のプランジャをONし、前記センサにより前記第3の遊星ローラの通過を認識したとき前記第2のプランジャをONして前記アングルをロックし、全ての遊星ローラを前記第2の領域に集めることが好ましい。
本発明のチューブポンプによれば、複数の遊星ローラは、自転しながらサンローラの周りを公転することによって、チューブ上を滑ることなく転がることができる。従って、複数の遊星ローラとチューブとの間の滑り摩擦を無くすことができ、チューブの移動を防止することができる。また、遊星ローラを支持するアングルを回転させて、チューブが配置されていない流体流入側及び流出側に遊星ローラを配置することができるので、チューブを複数の遊星ローラから解放することができ、チューブの交換を容易にすることができる。
本発明の一実施形態に係るチューブポンプの正面図。 同チューブポンプが備えている複数の遊星ローラ及びアングルの正面図。 (a)及び(c)は同アングルの正面図、(b)及び(d)は(a)及び(c)の側面図。 (a)は2つのアングルが120度の角度間隔に保たれて配置されたときの正面図、(b)は(a)の側面図。 (a)はプランジャがOFFされているときのアングル及び遊星ローラの側面図、(b)はプランジャがONされたときの同側面図。 サンローラの半径、遊星ローラの半径、及び遊星ローラとチューブとが接する点が描く仮想リングの半径の寸法関係を示した図。 遊星ローラの1公転寸法と仮想リングの寸法関係を示した図。 チューブの交換作業のときのチューブポンプの正面図。 チューブポンプのブロック図。 チューブポンプの動作に移るための制御について説明するための図。 チューブの交換作業において、チューブを取り外すための制御について説明するための図。 チューブポンプを遊星ギア動作が成立する構成としたことの有効性を証明するための実験の方法を示す図。 同実験の結果を示す図。
本発明の一実施形態に係るチューブポンプについて、図1乃至図4を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態のチューブポンプ1は、円筒形の内壁面21を有するハウジング2と、この内壁面21に沿わせて流体流入側及び流出側を除いてリング状に配置されたチューブ3と、このリング状のチューブ3の内側であって、ハウジング2の中心に回転可能に設けられたサンローラ4と、チューブ3を圧接した状態でサンローラ4の周りにこれと接するように均等な角度間隔で配置された複数の遊星ローラA,B,C(第1乃至第3の遊星ローラ)と、を備えている。複数の遊星ローラA,B,Cは、サンローラ4の中心軸41に一端が回転支持された複数のアングルa,b,c(第1乃至第3のアングル)の各他端にそれぞれ自転可能に支持されている。サンローラ4が回転することにより、サンローラ4の中心軸41を中心にアングルa,b,cが回転すると共に、遊星ローラA,B,Cがサンローラ4の周りを公転するように構成されている。
また、チューブポンプ1は、ハウジング2の前面側に配置されている部品取付台5と、ハウジング2に開閉自在に設けられているカバー(図示せず)と、を備えている。この部品取付台5は、センサ6及びプランジャ7a,7b(第1及び第2のプランジャ)を有している。センサ6は、公転している遊星ローラA,B,Cが通過したことを所定の位置で検出するものである。プランジャ7a,7bは、ハウジング2側に突出可能な可動片71a,71bを有しており、この可動片71a,71bによってアングルa,b,cの回転をロックし、又はそれを解除する(以下、ロック等するという)ものである。
ハウジング2は、サンローラ4や遊星ローラA,B,C等を内部に収納したり、チューブ3を装着したりするための部材である。ハウジング2は、チューブ3の流体流入側端31及び流体流出側端32を外部へ延出するための開口22を有している。この開口22は、内壁面21が形成されていない間隙部分となっている。内壁面21は、チューブ3のリング状配置領域であって、遊星ローラA,B,Cがチューブ3を圧接してポンプが作動する第1の領域R1と、ハウジング2の開口22間であって、遊星ローラA,B,Cがチューブ3から離れる第2の領域R2とを有している。第2の領域R2は、主としてチューブ3の交換作業のとき、アングルa,b,cを時計回りに回転させて扇状に束ね、遊星ローラA,B,Cを集めるための領域である。ハウジング2の材料として、例えばABS樹脂等が用いられる。
チューブ3は、遊星ローラA,B,Cの公転により受ける圧力に耐えることができるように可撓性材料により形成されている。そのような可撓性材料として、例えばゴム又は合成樹脂等が用いられる。遊星ローラA,B,Cの公転の際、遊星ローラA,B,Cとチューブ3との接点は、仮想リングrを描く。この仮想リングrは、上記公転の際、第1の領域R1において遊星ローラA,B,Cとチューブ3との接点が描くリングの一部分r1と、第2の領域R2においてそのリングの一部分r1から仮想的に延長された円孤状の部分r2とから成っている。
サンローラ4は、その中心にモータ軸(図示せず)が取り付けられており、モータにより駆動されて回転力が与えられる。サンローラ4と遊星ローラA,B,Cとの間は摩擦によって接続されており、サンローラ4は、遊星ローラA,B,Cにその回転力をそれぞれ伝達する。本実施形態においては、サンローラ4は、ポンプの通常の動作のときは反時計回りに回転させ、チューブ3の交換作業のときは時計回りに回転させるものとする。また、サンローラ4を駆動させるためのモータとして、後述のように遊星ローラA,B,Cの動作を制御するために、ステッピングモータ又は回転エンコーダを有するモータが用いられる。
遊星ローラA,B,Cは、360度を3(遊星ローラA,B,Cの数)で割った値である120度の角度間隔を均等に保った状態でチューブ3を圧接し、サンローラ4から伝達される回転力により、チューブ3内の液体を均一な流量で送出する。遊星ローラA,B,Cの材料として、チューブ3との間で滑り摩擦が生じないように硬化性ゴム等の樹脂が用いられる。本実施形態では、サンローラ4の半径Lの大きさと遊星ローラA,B,Cの半径Lの大きさとの比率は、2対1となるように構成されている。この比率は、特に限定されるものではないが、遊星ローラA,B,Cの半径Lをサンローラ4の半径Lよりも大きくすると、チューブ3にトルクが働き易くなってチューブ3が移動してしまう虞がある。従って、遊星ローラA,B,Cの半径Lは、サンローラ4の半径Lよりも小さくすることが好ましい。また、上記のように設定された比率により、サンローラ4が1回転すると、遊星ローラA,B,Cは3回自転しながら3分の1周期分(120度の角度分)だけ公転するようになっている。
図2及び図3(a),(b)に示すように、アングルa,b,cは、それらの他端を遊星ローラA、B,Cの中心軸A1,B1,C1にそれぞれ装着されて、サンローラ4の周りに遊星ローラA,B,Cを保持している。アングルaは、その他端側に遊星ローラA,B,Cを識別するための識別タブ(第1の識別タブ)a1を2つ有しており、アングルb,cは、それらの他端側に識別タブ(第2及び第3の識別タブ)b1,c1をそれぞれ1つ有している。識別タブa1,b1,c1は、センサ6が検出可能なパルス等の信号を発生するものである。
また、アングルc、アングルb、及びアングルaの各一端は、この順にサンローラ4の中心軸41に装着されている。アングルb,cは、その一端側に遊星ローラA,B,Cの角度間隔を均等に設定するための爪b2,c2をそれぞれ有している。爪b2,c2は、アングルb,cの各一端からアングルb,cの長さ方向へ若干突出した部分であり、その先端部が部品取付台5が設けられた前面側にさらに突出している。
一例としてこの爪b2による遊星ローラA,Bの角度間隔の設定について説明する。図4(a),(b)に示すように、アングルbの一端部上にアングルaの一端部が載置されており、爪b2はアングルaの側面に係合している。それにより、アングルbは爪b2の制約を受けて反時計回りに120度以上に開くことができず、遊星ローラA,Bの角度間隔θが120度に設定されている。この状態で、アングルbが反時計回りに回転すると、アングルaの側面が爪b2に押圧されて、アングルaはアングルbに引き連れられ、結果としてアングルa,bは互いに同じ速さで反時計回りに回転する。上記の考察は、爪c2による遊星ローラB,Cの角度間隔の設定についても同様に考えることができる。
ここで、第1の領域R1内を移動する遊星ローラA,B,Cの速さと、第2の領域R2内を移動する遊星ローラA,B,Cの速さとは、チューブ3の有無を原因として異なってしまうことが危惧されている。すなわち、第2の領域内には、チューブ3が配置されておらず、この領域を移動する遊星ローラA,B,Cは、チューブ3から回転方向へ力を受けることはないので、それらの遊星ローラA,B,Cの速さは、第1の領域内を移動する遊星ローラA,B,Cの速さより小さくなると考えられる。そこで、本実施形態では、爪b2,c2によって、全てのアングルa,b,cを互いに同じ速さで回転させることができるようにして、アングルa,b,cに支持された遊星ローラA,B,Cを第1の領域R1内と第2の領域R2内とで同じ速さで移動させることができる。また、それにより、遊星ローラA,B,Cの角度間隔を均等に維持し易く、送出される液体の流量が変動し難くなっている。
なお、アングルa,b,cは、チューブ3の交換作業のときに遊星ローラA,B,Cを時計回りに回転させる必要があるので、時計回りには爪b2,c2の制約がなく自由に回転することができるようになっている。また、遊星ローラA,Bの角度間隔θは、爪b2の設定角度θにより調整することができる。この設定角度θは、爪b2の係合箇所とサンローラ4の中心軸41と結んだ線とアングルbの中心線とが成す角であり、中心軸41から爪b2までの距離や爪b2の幅等によって適宜設定することができる。
センサは6、部品取付台5の左方領域であって、遊星ローラA,B,Cの通過を検出可能な位置に設けられおり、例えばフォトインターラプタ等の光センサやホール素子等の磁器センサが用いれる。本実施形態では、上記のように識別タブa1の数が2つであり、識別タブb1、c1の数がそれぞれ1つであるので、センサ6は、遊星ローラAが通過したときに2つの検出信号を取得し、遊星ローラB,Cが通過したときに1つの検出信号を取得する。それにより、センサ6は、遊星ローラAの通過と遊星ローラB,Cの通過とを識別することができるようになっている。
プランジャ7aは、部品取付台5の左方領域に設けられ、アングルa,b,cの反時計回りの回転をロック等するものであり、プランジャ7bは、部品取付台5の右方領域に設けられ、アングルa,b,cの時計回りの回転をロック等するものである。一例として、プランジャ7aがアングルaをロック等するときについて、図5(a),(b)を参照して説明する。図5(a)に示すように、通常の動作時においては、プランジャ7aはOFFされており、可動片71aはハウジング2側に突出しておらず、アングルaは自由に反時計回りに回転することができる。それに対して、図5(b)に示すように、チューブ3の交換作業のとき等においては、プランジャ7aはONされ、可動片71aはハウジング2側に突出して、アングルaはその可動片71aにより回転を妨げられる。プランジャ7a,7bとして、例えば電磁プランジャが用いられる。
上記のように構成された本実施形態のチューブポンプ1においては、サンローラ4、遊星ローラA,B,C、及び仮想リングrの寸法関係は、遊星ギア動作が成立する関係に構成されている。ここで、遊星ギア動作とは、サンローラ4をサン歯車、遊星ローラA,B,Cを遊星歯車、仮想リングrをリング歯車と考えた場合、固定されたリング歯車内において、その中心に配置されたサン歯車を回転させて、サン歯車の周りに配置された遊星歯車を自転させながらサン歯車の周りを公転させる動作をいう。一般に、このような遊星ギア動作が成立し、各歯車がかみ合うためには、「サン歯車の歯数+2×遊星歯車の歯数=リング歯車の歯数」の関係式を満たすことが必要とされている。
チューブポンプ1は、上記関係式において、各歯車の歯数を無限大とし歯車の表面が平滑化されと考えてサン歯車をサンローラ4、遊星歯車を遊星ローラA,B,C、及びリング歯車を仮想リングrと置き換え、また、各歯車の歯数をサンローラ4、遊星ローラA,B,C、及び仮想リングrの寸法として表わしたものである。これにより、本実施形態のチューブポンプ1においては、図6に示すように、サンローラの半径Lと、遊星ローラの半径Lと、仮想リングの半径Lとは、「2πL+2πL×2=2πL」が成立し、同時に(L+L)÷Lの値が余り0で割り切れる構成とされている。このような構成により、固定されたチューブ3内において、その中心に配置されたサンローラ4を回転させて、サンローラ4の周りに配置された遊星ローラA,B,Cを自転させながらサンローラ4の周りを公転させることができる。なお、サンローラ4、遊星ローラA,B,C、及び仮想リングrは全て円であるので、円周寸法でなく半径のみを用いてもよい。すなわち、2πを両辺から削除して、「L+L×2=L」としてもよい。
図7は、仮想リングrの寸法と遊星ローラA,B,Cが1回公転したときの寸法との関係を示したものである。本実施形態では、サンローラ4の半径Lの大きさと遊星ローラA,B,Cの半径Lの大きさとの比率は、2対1(L=2L)なので、仮想リングrの半径Lの大きさと遊星ローラA,B,Cの半径Lの大きさとの比率は、4対1(L=4L)となっている。つまり、遊星ローラA,B,Cが1回公転したときの寸法(2πL×4)と仮想リングrの寸法(2πL)とは等しくなっている。それにより、遊星ローラA,B,Cは、1回公転し終わると、チューブ3上の公転し始めた位置と同じ位置に戻ることになる。これは、遊星ローラA,B,Cは、チューブ3上を滑ることなく転がることを示しており、遊星ローラA,B,Cとチューブ3との間に滑り摩擦は生じていないことになる。
上記のような遊星ローラA,B,Cの動きを考察すると、遊星ローラA,B,Cは、チューブ3の表面上の各部分を順次圧接しながら移動しており、チューブ3に対して遊星ローラA,B,Cの回転方向にストレスを与えることがない。また、チューブ3が移動しないので、遊星ローラA,B,Cはチューブ3の表面上の各部分を正確に圧接することができ、チューブ3内の液体の流量を変化し難くすることができ、脈流を低減することができる。
また、本実施形態のチューブポンプ1では、チューブ3の交換前において、モータを時計回り(ポンプの動作時とは反対方向)に回転させることにより、サンローラ4及びアングルa,b,cを時計回りに回転させる。このとき、爪b2,c2は、アングルaの側面及びアングルbの側面から離れて、遊星ローラA,B,Cの角度間隔の設定が解除される。それにより、図8に示すように、第2の領域R2にアングルa,b,cが扇状に束ねられて、全ての遊星ローラA,B,Cがその領域に集められ、チューブ3が遊星ローラA,B,Cの全てから解放された状態とすることができる。従って、チューブ3の交換作業のときに、従来のように遊星ローラA,B,Cが邪魔になることは無くなり、容易にチューブ3を装着することができる。
次に、チューブポンプ1のブロック図について、図9を参照して説明する。チューブポンプ1は、CPU(中央演算処理装置)及びメモリ等から成るマイコン8(制御部)と、遊星ローラA,B,Cを操作するための操作部9と、モータを駆動するためのモータ駆動部10と、を備えている。操作部9は、サンローラ4を反時計回りに回転させるためのロードキー(Road)と、サンローラ4を時計回りに回転させるためのイジェクトキー(Eject)と、チューブポンプ1の動作を開始させるためのキー(Run)と、チューブポンプ1の動作を停止させるためのキー(Stop)と、各遊星ローラA,B,Cを120度の角度間隔に配置するためのキー(Key1)と、チューブ3を取り外すために各アングルa,b,cを扇状に束ねるためのキー(Key2)と、を有している。
マイコン8は、センサ6が検出した識別タブa1,b1,c1の信号を取得する。また、マイコン8は、操作部9からの信号を取得する。そして、マイコン8は、これらの識別タブa1,b1,c1からの信号及び操作部9からの信号に基づいてプランジャ7a,7b及びモータ駆動部10を制御する。プランジャ7a,7bは、マイコン8からの制御信号に基づいて可動片71a,71bを突出させたり、その突出を元に戻す。モータ駆動部10は、マイコン8からの制御信号に基づいてサンローラ4を回転又は停止したり、モータの回転数や回転方向を決定する。なお、モータとして、上述のように、ステッピングモータ又は回転エンコーダを有するモータが用いられているので、より精度の高い制御をすることができる。また、マイコン8は、ポンプ専用で使用しても、種々の機器に内蔵されている組み込みマイコンの一部として使用してもよい。
次に、チューブ3の交換後、チューブポンプ1の動作に移るための制御について、図10を参照して説明する。ここでは、初期状態として、第2の領域R2内に遊星ローラA,B,Cが集められ、プランジャ7a,7bはONされている状態とする。
ユーザがロードキーをONすると、マイコン8は、モータをポンプの動作時の方向へ回転させることにより、サンローラ4を反時計回り(ポンプの動作時の方向)に回転させる。このサンローラ4の回転により、遊星ローラA,B,Cも反時計回りに回転(公転)し始め、センサ6は、最初に識別タブc1の信号を検出し、マイコン8はその信号を取得する。遊星ローラCがセンサ6を通過した後、マイコン8は、遊星ローラBと遊星ローラCとの角度間隔を120度にするために、プランジャ7aをONして、遊星ローラBがプランジャ7aよりも反時計周りに進まないようにロックする。このONされたプランジャ7aは、遊星ローラCの爪c2によって遊星ローラBが引き連れられる直前のタイミングに
OFFされる。このタイミングは、サンローラ4の回転数に基づいてマイコン8で推測することができ、例えばモータの回転数が200パルスとなったときにサンローラ4が1回転する場合、モータの回転数が180パルスとなったときにプランジャ7aがOFFされるように設定すればよい。なお、3つの遊星ローラを備えたチューブポンプでは、サンローラが1回転すると、各遊星ローラは120度の角度分だけ進むので、マイコン8がモータ駆動部に送信した制御信号から上記タイミングをマイコン8で推測することができる。
遊星ローラBがセンサ6を通過した後、遊星ローラAに対しても同様の処理が行われ、遊星ローラAがセンサ6を通過した後、遊星ローラCはセンサ6に検出され、ロードの動作を終了する。このように、チューブ3の交換後、ユーザが操作部9を操作するだけの簡単な操作で、自動的に遊星ローラA,B,Cの角度間隔を均等に設定して、チューブポンプ1の動作に移ることができる。
次に、チューブポンプ1の動作の終了後、チューブ3の交換作業において、チューブ3をハウジング2から取り外すための制御について、図11を参照して説明する。ここでは、初期状態として、遊星ローラAがセンサ6よりも若干反時計回りに進んだ位置にあり、プランジャ7a,7bがOFFされ、チューブポンプ1が停止している状態とする。
まず、ユーザがイジェクトキーをONすると、マイコン8は、モータをポンプの動作時と反対方向へ回転させ、サンローラ4を時計回り(ポンプの動作時とは反対方向)に回転させる。このサンローラ4の回転により、遊星ローラA,B,Cも時計回りに回転(公転)し始め、センサ6は、最初に2つの識別タブa1の信号を検出し、マイコン8はその信号を取得する。遊星ローラAがセンサ6を通過した後、マイコン8は、遊星ローラAを第2の領域R2内に留まらせるためにプランジャ7bをONして、遊星ローラAがプランジャ7bよりも時計回りに進まないようにロックする。この後、遊星ローラBがセンサ6を通過して、第2の領域R2内で停止させる。
さらに、その後、遊星ローラCもセンサ6を通過して、第2の領域R2内で停止させる。遊星ローラCがセンサ6を通過した後に、プランジャ7aがONされる。これにより、全ての遊星ローラA,B,Cが第2の領域R2内に集められて固定されるので、チューブ3の交換作業のときに遊星ローラA,B,Cが動くことがなく、チューブ3を交換し易くすることができる。遊星ローラA,B,Cを固定する時間tは、ポンプを使用する機器の使用で決定すことができるし、あるいは、そのような時間を設けることなく常に遊星ローラA,B,Cを固定してもよい。こうして、チューブ3の交換作業において、ユーザが操作部9を操作するだけの簡単な操作で、自動的に遊星ローラA,B,Cを第2の領域に集めて、チューブ3の交換をし易い状態とすることができる。
このように本実施形態のチューブポンプ1においては、遊星ローラA,B,Cは、自転しながらサンローラ4の周りを公転することによって、チューブ3上を滑ることなく転がることができる。従って、遊星ローラA,B,Cとチューブ3との間の滑り摩擦を無くすことができ、チューブ3の移動を防止することができる。また、遊星ローラA,B,Cを支持するアングルa,b,cを回転させて、チューブ3が配置されていない流体流入側及び流出側に遊星ローラA,B,Cを配置することができるので、チューブ3を遊星ローラA,B,Cから解放することができ、チューブ3の交換を容易にすることができる。
以下、チューブポンプ1を遊星ギア動作が成立する構成としたことの有効性を証明するための実験について説明する。本実験において、サンローラの半径Lを19mm(直径:38mm)とし、遊星ローラの半径Lを9.5mm(直径:19mm)とし、仮想リングrの半径Lを38mm(直径:76mm)とし、ハウジング2に内壁面21の寸法を若干大きめに設計したチューブポンプを製作した。なお、これらの寸法を除いては、このチューブポンプは上記実施形態で説明したチューブポンプ1と同様の構成を有する。図12示すように、このチューブポンプにおいて、チューブ3と内壁面21との間に種々の厚みのスペーサ11を配置して、仮想リングrの直径の寸法を±変化させて、遊星ローラA,B,Cを10回公転させたときのチューブ3の移動寸法を計測した。
図13に示すように、仮想リングrの直径が76mmのとき、チューブ3の移動はほどんど無かった。それに対して、仮想リングrの直径が76mmよりも小さくなると、チューブ3は、遊星ローラA,B,Cから回転方向に力を受けてその方向に移動した。また、仮想リングrの直径が76mmよりも大きくなると、チューブ3は、遊星ローラA,B,Cから回転方向と反対方向に力を受けてその方向に移動した。この実験結果から、チューブポンプを遊星ギア動作が成立する構成としたことの有効性が証明できた。
本発明は、上記実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記では遊星ローラの数を3つとしているが、これに限られず、2つ以上であれば構わない。また、上記では、遊星ローラAと遊星ローラB,Cとを識別していたが、全ての遊星ローラA,B,Cを互いに識別してもよい。
1 チューブポンプ
2 ハウジング
21 内壁面
22 開口
R1 第1の領域
R2 第2の領域
3 チューブ
31 流体流入側端
32 流体流出側端
4 サンローラ
41 サンローラの中心軸
サンローラの半径
A,B,C 遊星ローラ(第1乃至第3の遊星ローラ)
a,b,c アングル(第1乃至第3のアングル)
a1,b1,c1 識別タブ(第1乃至第3の識別タブ)
b2,c2 爪
遊星ローラの半径
r 仮想リング
仮想リングの半径
6 センサ
7a,7b プランジャ(第1及び第2のプランジャ)
8 マイコン(制御部)
10 モータ駆動部

Claims (9)

  1. 円筒形の内壁面を有するハウジングと、前記内壁面に沿わせて流体流入側及び流出側を除いてリング状に配置されたチューブと、モータにより駆動され、前記チューブの内側に回転可能に設けられた回転体とを備え、前記回転体により前記チューブを前記内壁面に対して圧迫して前記チューブ内の流体を送出するチューブポンプにおいて、
    前記回転体は、前記モータにより回転力が与えられるサンローラと、前記サンローラの中心軸に一端が回転支持された複数のアングルの各他端にそれぞれ自転可能に支持された複数の遊星ローラとを有し、
    前記遊星ローラは、前記サンローラから回転力が伝達されて自転しながら前記サンローラの周りを公転し、この公転により前記チューブ内の液体を送出することを特徴とするチューブポンプ。
  2. 前記サンローラ、前記複数の遊星ローラ、及び前記遊星ローラの公転の際に遊星ローラと前記チューブとの接点が描く仮想リングは、遊星ギア動作が成立する関係に構成され、
    前記サンローラと遊星ローラとの間は、摩擦によって接続され、
    前記遊星ローラの公転の際に遊星ローラは、前記チューブ上を滑ることなく転がることを特徴とする請求項1に記載のチューブポンプ。
  3. 前記サンローラの半径Lと、前記遊星ローラの半径Lと、前記仮想リングの半径Lとは、
    2πL+2πL×2=2πL
    が成立する構成とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のチューブポンプ。
  4. 前記ハウジングは、前記チューブの流体流入側端及び流体流出側端を外部へ延出するための開口を有し、
    前記ハウジングの内壁面は、前記チューブのリング状配置領域であって、前記遊星ローラが前記チューブを圧接してポンプが作動する第1の領域と、前記ハウジングの前記開口間であって、前記遊星ローラが前記チューブから離れる第2の領域とを有し、
    前記チューブの交換時に、前記遊星ローラの全てを前記第2の領域に集めることで、前記チューブが前記遊星ローラの全てから解放された状態とすることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のチューブポンプ。
  5. 前記複数のアングルは、第1乃至第3のアングルから成り、これらのアングルのそれぞれに第1乃至第3の遊星ローラが支持されており、
    前記第2及び第3のアングルは、それらの回転支持された一端側に前記第1乃至第3の遊星ローラの角度間隔を均等に設定するための爪を有し、
    前記第3のアングルの爪が前記第2のアングルの側面と係合し、前記第2のアングルの爪が前記第1のアングルの側面と係合し、これらの係合により前記角度間隔が120度に設定されることを特徴とする請求項4に記載のチューブポンプ。
  6. 前記遊星ローラが通過したことを検出するセンサと、
    前記アングルの回転をロックし、又はそれを解除するプランジャと、
    前記モータを駆動させるモータ駆動部と、
    前記センサの検出信号及び前記モータの回転数に基づいて前記プランジャを制御する制御部とを備え、
    前記第1のアングルは、その他端に第1の識別タブを有し、
    前記第2及び第3のアングルは、それぞれの他端に第2及び第3の識別タブを有し、
    前記チューブの交換前後において、前記制御部は、前記センサにより検出された第1の識別タブの検出信号と第2及び第3の識別タブの検出信号とを認識することにより、前記第1の遊星ローラの通過と前記第2及び第3の遊星ローラの通過とを識別することを特徴とする請求項5に記載のチューブポンプ。
  7. 前記チューブの交換前において、前記モータをポンプの動作時の方向とは反対方向へ回転させることにより、前記サンローラ及び前記アングルを前記反対方向へ回転させて、
    前記爪は、前記第1のアングルの側面及び前記第2のアングルの側面から離れて前記角度間隔の設定が解除され、前記遊星ローラの全てが前記第2の領域に集められることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のチューブポンプ。
  8. 前記チューブの交換後において、前記モータをポンプの動作時の方向へ回転させることにより、前記サンローラを前記動作時の方向へ回転させ、前記第1乃至第3の遊星ローラを前記動作時の方向へ公転させ、
    前記制御部は、前記センサにより第2及び第3のアングルを最初に認識したときに前記プランジャをONし、前記モータの回転数に基づいて前記ONされたプランジャをOFFすることにより、前記第1乃至第3の遊星ローラの前記角度間隔が均等に設定されることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか一項に記載のチューブポンプ。
  9. 前記プランジャは、前記アングルの前記反対方向への回転をロックし、又はそれを解除する第1のプランジャと、前記アングルの前記動作時の方向への回転をロックし、又はそれを解除する第2のプランジャとから成り、
    前記チューブの交換に際して、前記制御部は、前記センサにより前記第1の遊星ローラの通過を認識したとき前記第1のプランジャをONし、前記センサにより前記第3の遊星ローラの通過を認識したとき前記第2のプランジャをONして前記アングルをロックし、全ての遊星ローラを前記第2の領域に集めることを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか一項に記載のチューブポンプ。
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