JP2013230413A - 窒素含有排水の処理方法および窒素含有排水の処理装置 - Google Patents

窒素含有排水の処理方法および窒素含有排水の処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】アンモニア酸化菌と独立栄養性脱窒菌を組み合せ、同一槽内で硝化脱窒処理を行うに際し、溶存酸素濃度を高く制御することができ、効率的な窒素含有排水の処理方法および窒素含有排水の処理装置を提供する。
【解決手段】アンモニア性窒素含有排水をアンモニア酸化菌と独立栄養性脱窒菌により処理する窒素含有排水の処理方法であって、体積0.05cm以上の多孔質担体28を反応槽10に充填し、多孔質担体28に付着したアンモニア酸化菌により少なくとも一部のアンモニア性窒素を亜硝酸にすると共に、多孔質担体28に付着した独立栄養性脱窒菌により脱窒を行う窒素含有排水の処理方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、窒素含有排水の処理方法および窒素含有排水の処理装置に関し、特に、アンモニア性窒素含有排水をアンモニア酸化菌と独立栄養性脱窒菌により同一槽内で処理する窒素含有排水の処理方法および窒素含有排水の処理装置に関する。
排水中に含まれるアンモニア性窒素等の窒素成分は、環境水の富栄養化の原因であり、排水中の濃度に基準が設けられている。一般的に、排水中のアンモニア性窒素は、硝化と脱窒という2段階の生物処理によって窒素ガスまで分解処理されている。硝化は好気性の硝化菌による反応であるのに対し、脱窒は嫌気性の脱窒菌による反応であるため、両方の反応を進行させるために、好気槽と嫌気槽の2種類の反応槽が必要である。従来法で利用される脱窒菌は従属栄養細菌であり、活性を維持するために脱窒槽に電子供与体としての有機物等を添加しなければならないという問題もある。
近年になって、アンモニアを電子供与体、亜硝酸を電子受容体として脱窒処理を行う脱窒菌を利用した新しい脱窒処理が注目されるようになった。特許文献1には、アンモニア酸化菌と独立栄養性脱窒菌を共存させ、硝化および脱窒を同一の反応槽で行う技術が開示されている。特許文献2には、高濃度のアンモニアとリンを含有する排水の処理方法として、晶析法でリンを除去した後に、アンモニア酸化菌と独立栄養性脱窒菌を組み合わせた反応により、硝化脱窒を行う処理方法が開示されている。特許文献1,2の方法は、好気槽と嫌気槽に分ける必要がなく1槽での処理が可能であり、電子供与体としての有機物等を添加する必要がないという利点はあるものの、嫌気性細菌である脱窒菌の活性を維持するために、アンモニアの酸化に必要な溶存酸素濃度を高めることができず、処理能力に限界があった。
特許文献3には、繊維状担体に、アンモニア酸化菌を外側に、独立栄養性脱窒菌を内側に付着させ、生物膜を厚さ5mm以上に保った上で脱窒処理する方法が開示されている。この方法では生物膜を十分に厚くするため、生物膜内部の独立栄養性脱窒菌の周囲の嫌気性が保たれる。その結果、処理槽内の溶存酸素濃度を高くしても独立栄養性脱窒菌の活性が維持され、高い処理能力が得られる。しかし、細菌を5mmの厚さに集積するためには長期間を要し、現実的ではない。また、汚泥が繊維状担体の表面に付着しているにすぎないために、酸素濃度を高めて処理速度を上げるために曝気風量を増やすと、繊維状担体から汚泥が脱落し、処理性が悪化する可能性もある。
特許文献4には、硝化菌と、亜硝酸に対する半飽和定数が6.1mgN/L以上である嫌気性アンモニア酸化菌を共存させて脱窒処理する方法が開示されている。この特殊な嫌気性アンモニア酸化菌は、溶存酸素濃度が高い条件下でも脱窒活性を維持できる。しかし、事前に培養が必要である等の菌の特殊性から、現実的に処理に利用するには困難が伴う。
特開2001−293494号公報 特開2003−126888号公報 国際公開第2005/095289号パンフレット 特開2010−214244号公報
本発明の目的は、アンモニア酸化菌と独立栄養性脱窒菌を組み合せ、同一槽内で硝化脱窒処理を行うに際し、溶存酸素濃度を高く制御することができ、効率的な窒素含有排水の処理方法および窒素含有排水の処理装置を提供することにある。
本発明は、アンモニア性窒素含有排水をアンモニア酸化菌と独立栄養性脱窒菌により処理する窒素含有排水の処理方法であって、体積0.05cm以上の多孔質担体を反応槽に充填し、前記多孔質担体に付着したアンモニア酸化菌により少なくとも一部のアンモニア性窒素を亜硝酸にすると共に、前記多孔質担体に付着した独立栄養性脱窒菌により脱窒を行う窒素含有排水の処理方法である。
また、前記窒素含有排水の処理方法において、前記多孔質担体の表面から中心部までの最短距離が、2.5mm以上であることが好ましい。
また、前記窒素含有排水の処理方法において、前記多孔質担体を、前記反応槽に反応槽容積比で20〜40%充填することが好ましい。
また、前記窒素含有排水の処理方法において、前記反応槽内の溶存酸素濃度を、3mgO/L以上にすることが好ましい。
また、本発明は、アンモニア性窒素含有排水をアンモニア酸化菌と独立栄養性脱窒菌により処理する窒素含有排水の処理装置であって、体積0.05cm以上の多孔質担体が充填された反応槽を備え、前記多孔質担体に付着したアンモニア酸化菌により少なくとも一部のアンモニア性窒素が亜硝酸にされると共に、前記多孔質担体に付着した独立栄養性脱窒菌により脱窒が行われることを特徴とする窒素含有排水の処理装置である。
また、前記窒素含有排水の処理装置において、前記多孔質担体の表面から中心部までの最短距離が、2.5mm以上であることが好ましい。
また、前記窒素含有排水の処理装置において、前記多孔質担体が、前記反応槽に反応槽容積比で20〜40%充填されていることが好ましい。
また、前記窒素含有排水の処理装置において、前記反応槽内の溶存酸素濃度が、3mgO/L以上であることが好ましい。
本発明では、体積0.05cm以上の多孔質担体を反応槽に充填し、アンモニア酸化菌と独立栄養性脱窒菌を組み合せ、同一槽内で硝化脱窒処理を行うことにより、溶存酸素濃度を高く制御することができ、効率的な窒素含有排水の処理方法および窒素含有排水の処理装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る窒素含有排水処理装置の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施形態に係る窒素含有排水処理装置の他の例を示す概略構成図である。 実施例で用いた窒素含有排水処理装置を示す概略構成図である。 実施例における多孔質担体の体積と全窒素処理速度との関係を示す図である。 実施例における多孔質担体の充填率と全窒素処理速度との関係を示す図である。 実施例における溶存酸素濃度と全窒素処理速度との関係を示す図である。
本発明の実施の形態について以下説明する。本実施形態は本発明を実施する一例であって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
本発明者らは、好気条件を必要とする硝化菌であるアンモニア酸化菌と嫌気条件を必要とする独立栄養性脱窒菌という、相反する生存条件の微生物を、いかに効率的に反応槽で共存させることができるかについて鋭意検討した結果、所定の大きさ以上(体積0.05cm以上)の多孔質担体にアンモニア酸化菌と独立栄養性脱窒菌を付着させることにより、独立栄養性脱窒菌が阻害されることを回避するために溶存酸素濃度を低く制御しなくてもよく、効率的に処理することができることを見出した。また、本実施形態に係る窒素含有排水処理方法および窒素含有排水処理装置によれば、従来の処理に比べて非常に大きな処理速度が得られることを見出した。
本発明の実施形態に係る窒素含有排水処理装置の一例の概略を図1に示し、その構成について説明する。図1に示す窒素含有排水処理装置1は、多孔質担体28が充填された反応槽10を備える。
図1の窒素含有排水処理装置1において、反応槽10の入口には原水配管16が接続され、出口には処理水配管18が接続されている。反応槽10の内部には酸素を供給するための散気手段として散気装置12が設置されている。反応槽10には撹拌効率を高めるため、撹拌手段として整流板14が設置されてもよい。また、反応槽10には、pH測定手段としてpH計20が設置され、pH調整剤供給手段としてpH調整剤槽22がpH調整剤配管24によりポンプ26を介して接続されている。pH計20とポンプ26とは電気的接続手段等により接続されている。
本実施形態に係る窒素含有排水処理方法および窒素含有排水処理装置1の動作について説明する。
原水は必要に応じて原水槽へ貯留された後、原水配管16を通して、体積0.05cm以上の多孔質担体28が充填された流動床式の反応槽10へ供給される。反応槽10において、散気装置12により散気されながら、多孔質担体28に付着したアンモニア酸化菌により原水中の少なくとも一部のアンモニア性窒素が亜硝酸にされると共に、多孔質担体28に付着した独立栄養性脱窒菌により脱窒が行われる(硝化脱窒工程)。反応槽10へは、pH調整剤槽22からpH調整剤配管24を通してポンプ26によりpH調整剤が供給され、反応槽10内のpHが所定の範囲に調整される。反応槽10内のpHはpH計20により測定され、測定されたpH値に基づき、図示しない制御手段によりポンプ26が制御されてpH調整剤の供給量が調整されてもよい。硝化脱窒処理された処理水は、処理水配管18を通して排出される。
本実施形態に係る窒素含有排水処理方法および窒素含有排水処理装置によれば、反応槽10内の溶存酸素濃度を低く制御しなくてもよいため、同一の反応槽内での硝化および脱窒の処理能力を高めることができる。従来、アンモニア酸化菌と独立栄養性脱窒菌の組み合せでは、嫌気性の独立栄養性脱窒菌の活性を維持するために反応槽内の溶存酸素濃度を低く制御する必要があった。溶存酸素濃度を低くすると、脱窒の電子受容体となる亜硝酸の生成が制限され、結果として、処理能力が制限されていた。本実施形態に係る窒素含有排水処理方法および窒素含有排水処理装置によれば、所定の大きさ以上(体積0.05cm以上)の多孔質担体を用いることにより、多孔質担体の表面には多量の硝化菌(アンモニア酸化菌)が付着保持されるため、亜硝酸が十分に生成される。一方で、多孔質担体の表面に多量の硝化菌が付着しているために、多孔質担体の内部には嫌気条件が確保され、脱窒菌の活性が維持される。したがって、溶存酸素濃度が高い条件下で、効率のよい硝化脱窒処理を行うことができる。特殊なアンモニア酸化菌を用いたり、担体に厚い生物膜を形成したりしなくても、可能な限り溶存酸素濃度を高くして脱窒処理を行うことができる。すなわち、所定の大きさ以上の多孔質担体にアンモニア酸化菌と独立栄養性脱窒菌を付着させるという簡易な構成により、効率のよい脱窒処理を行うことができ、特殊な細菌を馴養したり、生物膜を特に厚くしたりしなくてもよい。
多孔質担体28としては、体積0.05cm以上であり、粒状に成形した多孔質担体が用いられる。ここで、「多孔質担体」とは、担体の内部に複数の空孔を有する粒状かつ中実状の担体であり、一般的な繊維状担体とは異なるものである。多孔質担体28の体積は、0.1cm以上であることが好ましく、0.1cm〜9.3cmの範囲がより好ましく、0.1cm〜0.5cmの範囲が特に好ましい。多孔質担体28の体積が0.05cm未満であると、多孔質担体の内部の嫌気条件が確保されず、脱窒菌の活性が低下する。多孔質担体28の体積が9.3cmを超えると、担体の流動性の低下や比表面積の低下により、処理能力が低下する場合がある。
多孔質担体28の体積は、ノギスを用いて担体の寸法を測定することにより計算することができる。担体20個の測定値の平均値を、多孔質担体の体積とする。
ここで、本実施形態における多孔質担体の体積と、上記特許文献1,4における担体の体積とを比較した結果を表1に示す。表1に示すように、本実施形態における多孔質担体の体積が、上記特許文献1,4における担体の体積よりも大きいことがわかる。
多孔質担体28の形状は、担体内部に嫌気条件を確保できる粒状等の形状であればよく、特に制限はないが、例えば、立方体形状、長方体形状、六角柱等の多角柱形状、円柱形状、球形状等が挙げられる。
多孔質担体28の材質は、特に制限はないが、例えば、ウレタン、ポリエチレン、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリプロピレン、セルロース、塩化ビニル等のスポンジ、ポリビニルアルコール、アルギン酸、ポリエチレングリコール等のゲルが挙げられる。
本実施形態において、多孔質担体28の表面から中心部までの最短距離が、2.5mm以上であることが好ましく、2.5mm〜10mmの範囲であることが好ましい。多孔質担体28の表面から中心部までの最短距離が2.5mm未満であると、多孔質担体の内部の嫌気条件が確保されにくく、脱窒菌の活性が低下する場合がある。多孔質担体28の表面から中心部までの最短距離が20mmを超えると、処理能力が悪化する場合がある。
ここで、中心距離のことを多孔質担体28の表面から中心部までの最短距離と定義する。多孔質担体28の表面から中心部までの最短距離は、ノギスを用いて測定することができる。担体20個の測定値の平均値を、多孔質担体の表面から中心部までの最短距離とする。
多孔質担体28の空隙率は、特に制限はないが、例えば、30%〜98%のものを用いればよい。空隙率は対象担体の比重を測定し、下記の式から空隙率を算出する。
空隙率(%)=(1−比重/真比重)×100
比重:対象担体の比重の測定値
真比重:対象担体材質の比重(文献値) 例えばポリウレタンの場合 1.20
多孔質担体28の空孔の平均孔径は、特に制限はないが、例えば、20μm〜2.0mmのものを用いればよい。
多孔質担体28の空隙率および平均孔径は、ノギスまたはマイクロスコープ等を用いて測定することができる。なお、担体の質量は、天秤を用いて測定することができる。
本実施形態において、多孔質担体28を、反応槽10に反応槽容積比で20〜40%充填することが好ましく、30〜40%充填することがより好ましい。多孔質担体28の充填率が20%未満であると、十分な処理能力が得られない場合があり、40%を超えると、担体が流動しにくくなる場合がある。
本実施形態において、反応槽10内の溶存酸素濃度を、3mgO/L以上にすることが好ましく、3mgO/L〜8mgO/Lの範囲であることがより好ましい。反応槽10内の溶存酸素濃度が3mgO/L未満であると、酸素不足による硝化活性の低下の場合があり、8mgO/Lを超えると、過剰曝気により電力を無駄に消費する場合がある。
反応槽10内の溶存酸素濃度を高くするためには、散気装置12による曝気風量を大きくすればよい。曝気風量を大きくすることで、反応槽10内の撹拌効率が高まり、処理が安定化する効果も期待できる。
反応槽10としては、体積0.05cm以上の多孔質担体を充填することができるものであればよく、特に制限はないが、例えば、流動床式の反応槽、充填式の反応槽等が挙げられる。原水と多孔質担体との接触効率が高い等の点から、流動床式の反応槽が好ましい。
散気装置12としては、反応槽10内の溶存酸素濃度を好ましくは3mgO/L以上に維持できる曝気風量を提供できるものであればよい。
撹拌手段としては、整流板14の他に、撹拌羽根等を備えた機械的な撹拌装置等が挙げられる。撹拌手段により反応槽10内の撹拌効率を高めることができる。
反応槽10内のpHは、例えば、6.5〜9.0の範囲とすればよい。
pH調整剤としては、塩酸等の酸や、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム等のアルカリの水溶液等が挙げられる。
アンモニア酸化菌および独立栄養性脱窒菌は、馴養段階から同一の反応槽内において多孔質担体に付着させることができる。
本実施形態の処理対象となる窒素含有排水は、アンモニア態窒素を含有する排水であり、例えば、下水、生活排水、畜産排水、食品工場排水、発電所排水、電子産業排水等の産業排水等が挙げられる。
また、図2に示すように反応槽10の後段に硝化装置、脱窒装置を組み合わせてもよい。
図2に示す窒素含有排水処理装置3は、多孔質担体28が充填された反応槽10を備え、反応槽10の後段に硝化槽30と、脱窒槽32と、酸化槽34と、沈殿槽36とを備える。
図2の窒素含有排水処理装置3において、反応槽10の入口には原水配管16が接続されている。反応槽10の出口と硝化槽30の入口、硝化槽30の出口と脱窒槽32の入口、脱窒槽32の出口と酸化槽34の入口、酸化槽34の出口と沈殿槽36の入口は、それぞれ配管38,40,42,44により接続され、沈殿槽36の出口には配管46が接続されている。沈殿槽36の下部と配管38とは返送配管48により接続されている。反応槽10、硝化槽30、酸化槽34の内部には散気装置12,50,58がそれぞれ設置されている。反応槽10、硝化槽30には、pH計20,52がそれぞれ設置され、pH調整剤槽22がpH調整剤配管24,54によりポンプ26,56を介してそれぞれ接続されている。pH計20とポンプ26、pH計52とポンプ56とは電気的接続手段等により接続されている。
窒素含有排水処理装置3の動作について説明する。原水は必要に応じて原水槽へ貯留された後、原水配管16を通して、体積0.05cm以上の多孔質担体28が充填された反応槽10へ供給される。反応槽10において、散気装置12により散気されながら、多孔質担体28に付着したアンモニア酸化菌により原水中の少なくとも一部のアンモニア性窒素が亜硝酸にされると共に、多孔質担体28に付着した独立栄養性脱窒菌により脱窒が行われる(硝化脱窒工程)。反応槽10へは、pH調整剤槽22からpH調整剤配管24を通してポンプ26によりpH調整剤が供給され、反応槽10内のpHが所定の範囲に調整される。反応槽10内のpHはpH計20により測定され、測定されたpH値に基づき、図示しない制御手段によりポンプ26が制御されてpH調整剤の供給量が調整されてもよい。
硝化脱窒処理された硝化脱窒処理水は、配管38を通して、硝化槽30へ送液される。硝化槽30において、散気装置50により散気されながら、硝化処理される(硝化工程)。硝化槽30へは、pH調整剤槽22からpH調整剤配管54を通してポンプ56によりpH調整剤が供給され、硝化槽30内のpHが所定の範囲に調整される。硝化槽30内のpHはpH計52により測定され、測定されたpH値に基づき、図示しない制御手段によりポンプ56が制御されてpH調整剤の供給量が調整されてもよい。硝化処理された硝化処理液は、配管40を通して、脱窒槽32へ送液される。
脱窒槽32において、脱窒処理される(脱窒工程)。脱窒工程において、有機物等の水素供与体を用いて脱窒処理を行ってもよいし、独立栄養性の脱窒処理を行ってもよい。脱窒処理された脱窒処理液は、配管42を通して、酸化槽34へ送液され、酸化槽34において、散気装置58により散気されながら、酸化処理される(酸化工程)。酸化処理された酸化処理液は、配管44を通して、沈殿槽36へ送液され、沈殿槽36において、固液分離処理が行われる(固液分離工程)。固液分離工程においては膜を使用してもよい。分離された分離水は、配管46を通して排出される。一方、分離された汚泥の少なくとも一部は、返送配管48を通して、硝化槽30の前段側の配管38へ返送される(返送工程)。
この窒素含有排水処理装置3を用いることによって、反応槽容積の縮小や水素供与体添加量の削減が可能となる等の利点がある。
以下、実施例および比較例を挙げ、本発明をより具体的に詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
[多孔質担体の充填]
体積0.1〜0.5cmの正六角柱形状(底面の一辺3.5mm(±1mm)×高さ7.0mm)のスポンジ状の多孔質担体(材質:ウレタン、表面から中心部までの最短距離:3mm、空隙率:96.5%、空孔の平均孔径:約0.54mm)を反応槽内に容積比で20%充填し、通水試験を実施した。多孔質担体はあらかじめアンモニアを含む原水で馴養した担体を使用して通水を開始した。
[反応槽]
図3に示す窒素含有排水処理装置を用いて窒素処理を行った。原水の性状および用いた装置の仕様と条件は以下の通りである。
・原水:NH−N濃度300mg/Lの排水
・反応槽:寸法190mm×190mm×高さ400mm、容量6.7L(水面高さ 約190mm)
・処理方法:流動床式生物処理法
・反応槽内の水温:30℃
・反応槽内の溶存酸素濃度(DO濃度):約4mg/L
<実施例2>
実施例2の試験で用いた窒素含有排水処理装置の構成は、多孔質担体と反応槽の大きさを変更した以外は実施例1の構成と同様である。実施例2の装置および多孔質担体の仕様は以下の通りである。
・反応槽:寸法100mm×100mm×高さ250mm、容量1.5L(水面高さ 約150mm)
・多孔質担体:体積0.70〜1.30cmの立方体形状(10mm(±1mm)×10mm×10mm)に整形したスポンジ状の多孔質担体(材質:ポリオレフィン、表面から中心部までの最短距離:5mm、空隙率:95%、空孔の平均孔径:約0.52〜0.8mm)
<実施例3>
実施例3の試験で用いた窒素含有排水処理装置の構成は、多孔質担体の大きさを変更した以外は実施例2の構成と同様である。実施例3の多孔質担体の仕様は以下の通りである。
・多孔質担体:体積6.9〜9.3cmの立方体形状(20mm(±1mm)×20mm×20mm)に整形したスポンジ状の多孔質担体(材質:ウレタン、表面から中心部までの最短距離:10mm、空隙率:98%、空孔の平均孔径:約0.52〜0.8mm)
<比較例1>
比較例1の試験で用いた窒素含有排水処理装置の構成は、多孔質担体の大きさを変更した以外は実施例2の構成と同様である。比較例1の多孔質担体の仕様は以下の通りである。
・多孔質担体:体積0.02〜0.04cmの立方体形状(3mm(±1mm)×3mm×3mm)に整形したスポンジ状の多孔質担体(材質:ウレタン、表面から中心部までの最短距離:1.5mm、空隙率:96.5%、空孔の平均孔径:約0.54mm)
図4に示すように、比較例1においては0.02〜0.04cmの多孔質担体を用いても一工程での硝化脱窒を確認できたが、実施例1〜3に比べて処理速度が明らかに低い結果であった。このことから、多孔質担体の体積による微生物膜の厚さが一槽式の硝化脱窒処理には重要であり、体積0.05cm以上、好ましくは体積0.1cm以上の多孔質担体が適していることが示された。
<実施例4>
実施例1に示す実験装置において、体積0.1〜0.5cmの多孔質担体の反応槽への充填率を容積比で30%(反応槽内の溶存酸素濃度:4〜5mg/L)、40%(反応槽内の溶存酸素濃度:約6.7mg/L)になるように追加し、処理性能を検証した。
図5に示すように、多孔質担体の充填量を20%から30%、40%に増やすことにより、全窒素処理速度で最大4.0kgN/m/日の処理能力が得られることを確認した。全窒素処理速度は担体の充填率によるところが大きく、反応槽容積比で20〜40%に充填することが好ましいことがわかった。
<実施例5>
実施例1に示す実験装置において曝気風量を調整して、溶存酸素濃度を3.0mgO/L(担体充填量:20%)、5.5mgO/L(担体充填量:20%)、6.7mgO/L(担体充填量:40%)とし、溶存酸素濃度が処理能力に与える影響を確認した。図6に溶存酸素濃度が処理能力に与えた影響を示す。
図6に示すように、溶存酸素濃度を3.0mgO/L以上にすることにより、全窒素処理速度で0.5kgN/m/日以上の高負荷窒素処理が可能なこと、溶存酸素濃度が6.7mgO/Lの条件下で全窒素処理速度4.0kgN/m/日の高負荷窒素処理が可能なことを確認した。
以上の結果より、使用する多孔質担体は一粒あたり0.05cm以上の容積を有する担体を反応槽容積比で20〜40%充填することが好ましいことがわかった。
1,3 窒素含有排水処理装置、10 反応槽、12,50,58 散気装置、14 整流板、16 原水配管、18 処理水配管、20,52 pH計、22 pH調整剤槽、24,54 pH調整剤配管、26,56 ポンプ、28 多孔質担体、30 硝化槽、32 脱窒槽、34 酸化槽、36 沈殿槽、38,40,42,44,46 配管、48 返送配管。

Claims (8)

  1. アンモニア性窒素含有排水をアンモニア酸化菌と独立栄養性脱窒菌により処理する窒素含有排水の処理方法であって、
    体積0.05cm以上の多孔質担体を反応槽に充填し、前記多孔質担体に付着したアンモニア酸化菌により少なくとも一部のアンモニア性窒素を亜硝酸にすると共に、前記多孔質担体に付着した独立栄養性脱窒菌により脱窒を行うことを特徴とする窒素含有排水の処理方法。
  2. 請求項1に記載の窒素含有排水の処理方法であって、
    前記多孔質担体の表面から中心部までの最短距離が、2.5mm以上であることを特徴とする窒素含有排水の処理方法。
  3. 請求項1または2に記載の窒素含有排水の処理方法であって、
    前記多孔質担体を、前記反応槽に反応槽容積比で20〜40%充填することを特徴とする窒素含有排水の処理方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の窒素含有排水の処理方法であって、
    前記反応槽内の溶存酸素濃度を、3mgO/L以上にすることを特徴とする窒素含有排水の処理方法。
  5. アンモニア性窒素含有排水をアンモニア酸化菌と独立栄養性脱窒菌により処理する窒素含有排水の処理装置であって、
    体積0.05cm以上の多孔質担体が充填された反応槽を備え、前記多孔質担体に付着したアンモニア酸化菌により少なくとも一部のアンモニア性窒素が亜硝酸にされると共に、前記多孔質担体に付着した独立栄養性脱窒菌により脱窒が行われることを特徴とする窒素含有排水の処理装置。
  6. 請求項5に記載の窒素含有排水の処理装置であって、
    前記多孔質担体の表面から中心部までの最短距離が、2.5mm以上であることを特徴とする窒素含有排水の処理装置。
  7. 請求項5または6に記載の窒素含有排水の処理装置であって、
    前記多孔質担体が、前記反応槽に反応槽容積比で20〜40%充填されていることを特徴とする窒素含有排水の処理装置。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載の窒素含有排水の処理装置であって、
    前記反応槽内の溶存酸素濃度が、3mgO/L以上であることを特徴とする窒素含有排水の処理装置。
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