JP2013230233A - 超音波観測装置および超音波内視鏡の制御方法 - Google Patents

超音波観測装置および超音波内視鏡の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】鮮明な画像が取得できる超音波観測装置3を提供する。
【解決手段】超音波観測装置3は、複数の静電容量型の超音波エレメント60が列設された超音波ユニット30が先端部17に列設された超音波内視鏡2と接続され、送信信号を発生する送信部24と、受信信号を処理する受信部23と、DCバイアス電圧を制御するバイアス制御部22と、送信時と受信時とで異なるDCバイアス電圧を印加するとともに、超音波エレメント60Nから送信された超音波の反射波は、超音波エレメント60Nで受信されず、超音波エレメント60Nに近接して配置された超音波エレメント60(N+1)で受信されるように、送信部24または受信部23と接続される超音波エレメント60を切り替える送受信切替部21と、を具備する。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数の静電容量型の超音波エレメントが列設された電子走査型の超音波ユニットが挿入部の先端部に配設された超音波内視鏡と接続される超音波観測装置および前記超音波内視鏡の制御方法に関する。
発生した超音波を体内に照射し、その反射波を受信することで、体内の状態を画像化して診断する超音波診断法が普及している。例えば、超音波内視鏡システムは、超音波内視鏡と超音波観測装置とから構成されている。超音波内視鏡は、体内に導入される挿入部の先端部に超音波を送受信する超音波ユニット(以下、「USユニット」ともいう)が配設されている。USユニットの超音波振動子は電気信号(送信信号)を超音波に変換し、また体内で反射した超音波を受信して電気信号(受信信号)に変換する機能を有する。
超音波振動子には、環境負荷が大きいおそれのある鉛を含むセラミック圧電材、例えばPZT(ジルコン酸チタン酸鉛)等が主に使用されている。これに対して、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて製造される、材料に鉛を含まない静電容量型超音波振動子(Capacitive Micro-machined Ultrasonic Transducer;以下、「c−MUT」という)の開発が進んでいる。
c−MUTは、上部電極と下部電極とが空洞部(キャビティ)を介して対向配置した超音波セル(以下、「USセル」ともいう)を基本素子とする。USセルでは、キャビティの上側の上部電極を含むメンブレンが振動部を構成している。そして、上部電極/下部電極が配線部により互いに接続された複数のUSセルが、送受信の基本単位である超音波エレメント(以下、「USエレメント」ともいう)を構成している。
USセルは、下部電極と上部電極との間に電圧を印加することで、静電力により上部電極を含むメンブレンを振動して超音波を発生する。また外部からメンブレンに超音波が入射すると両電極の間隔が変化するため、静電容量の変化から超音波を電気信号に変換する。
米国特許第6795374号明細書には、送受信効率の向上のために、c−MUT型の超音波エレメントに送信時と受信時とで異なるDCバイアス電圧を印加する制御方法が開示されている。
しかし、上記制御方法では、1つのUSセルで送受信を行っているため、送信後にDCバイアス電圧を、送信用から受信用に、素早く変化させる必要がある。すると、メンブレンが振動して、不要な超音波が発生したり、受信信号にノイズが発生したりする。また近接するUSエレメントの間でクロストークが発生する。このため、送信時と受信時とで異なるDCバイアス電圧を印加する超音波観測装置では、鮮明な画像の取得が容易ではないおそれがあった。
一方、特表2005−510264号公報(米国特許第6585653号明細書)には、送信専用のUSセルと受信専用のUSセルとを有するc−MUTが開示されている。
USセルを送信専用と受信専用とに分割したUSエレメントを有するUSユニットでは、DCバイアス電圧を切り替える必要はない。しかし、送受信する超音波の密度は、通常のUSエレメントの半分になる。また送信専用セルと受信専用セルとの配置によってはクロストークが発生する。このため、やはり鮮明な画像の取得が容易ではないおそれがあった。
米国特許第6795374号明細書 特表2005−510264号公報(米国特許第6585653号明細書)
本発明の実施形態は、鮮明な画像が取得できる超音波観測装置および超音波内視鏡の制御方法を提供することを目的とする。
本発明の実施形態の超音波観測装置は、複数の静電容量型の超音波エレメントが列設された超音波ユニットが挿入部の先端部に列設された超音波内視鏡と接続され、送信信号を発生する送信部と、受信信号を処理する受信部と、前記複数の超音波エレメントのそれぞれに印加されるDCバイアス電圧を制御するバイアス制御部と、前記複数の超音波エレメントのそれぞれに送信時と受信時とで異なるDCバイアス電圧を印加するとともに、前記複数の超音波エレメントのうちの少なくとも1つから送信された超音波の反射波は、前記超音波を送信した超音波エレメントで受信されず、前記超音波を送信した超音波エレメントに近接して配置された別の超音波エレメントで受信されるように、前記送信部または前記受信部と接続される超音波エレメントを切り替える送受信切替部と、を具備する。
本発明の実施形態によれば、鮮明な画像が取得できる超音波観測装置および超音波内視鏡の制御方法を提供することができる。
実施形態の超音波観測装置を含む内視鏡システムの外観図である。 実施形態の超音波観測装置と接続される超音波内視鏡の先端部の外観図である。 実施形態の超音波観測装置と接続されるUSユニットの外観図である。 実施形態の超音波観測装置と接続されるUSエレメントの外観図である。 実施形態の超音波観測装置を含む内視鏡システムの構成図である。 実施形態の超音波観測装置の動作を説明するための図である。 実施形態の超音波観測装置の信号を説明するための図である。 変形例の超音波観測装置の動作を説明するための図である。 変形例の超音波観測装置の動作を説明するための図である。 変形例の超音波観測装置の動作を説明するための図である。 超音波観測装置と接続される変形例のUSユニットの構造図である。 超音波観測装置と接続される変形例のUSユニットの構造図である。
以下、図面を参照して実施形態の超音波観測装置3について説明する。
<超音波内視鏡の構成>
図1に示すように超音波観測装置3は、超音波内視鏡2およびモニタ4とともに超音波内視鏡システム1を構成する。超音波内視鏡2は、体内に挿入される細長の挿入部11と、挿入部11の基端に配された操作部12と、操作部12の側部から延出したユニバーサルコード13と、を具備する。
ユニバーサルコード13の基端部には、光源装置(不図示)に接続されるコネクタ14Aが配設されている。コネクタ14Aからは、カメラコントロールユニット(不図示)にコネク15Aを介して着脱自在に接続されるケーブル15と、超音波観測装置3にコネクタ16Aを介して着脱自在に接続されるケーブル16と、が延出している。超音波観測装置3にはモニタ4が接続される。
挿入部11は、先端側から順に、先端部17と、先端部17の後端に位置する湾曲部18と、湾曲部18の後端に位置して操作部12に至る細径かつ長尺で可撓性を有する可撓管部19と、を連設して構成されている。そして、先端部17の先端側には、超音波送受部である超音波ユニット(USユニット)30が配設されている。
操作部12には、湾曲部18を所望の方向に湾曲制御するアングルノブ12Aと、送気および送水操作を行う送気送水ボタン12Bと、吸引操作を行う吸引ボタン12Cと、体内に導入する処置具の入り口となる処置具挿入口12D等と、が配設されている。
そして、図2に示すように、超音波を送受信するUSユニット30が、設けられた先端部17には、照明光学系を構成する照明用レンズカバー31と、観察光学系の観察用レンズカバー32と、吸引口を兼ねる鉗子口33と、図示しない送気送水ノズルと、が配設されている。
<超音波ユニットの構成>
次に、図3、図4および図5を用いて、超音波ユニット30の構成について説明する。
図3に示すように、超音波ユニット30は、複数の平面視略矩形の超音波エレメント60と、複数の超音波エレメント60が外周面に接合された保持部材20と、それぞれの超音波エレメント60と導線81A、81Bが接続されており信号を伝送するケーブル80と、を具備する。USユニット30では、例えば、直径2mmの円筒の外周面に、短辺が0.1mm以下の約200個USエレメント60が、長辺が隣り合うように列設されている。
後述するように、超音波ユニット30は、それぞれの超音波エレメント60は自らが発生した超音波の反射波は受信せず、他の超音波エレメント60が発生した超音波の反射波を受信するように制御される。
図4に示すように、超音波を送受信する基本単位である超音波エレメント60は、第1の主面60SAと、第1の主面60SAと対向する第2の主面60SBと、を有する。そして、超音波エレメント60の第1の主面60SAの略中央部には超音波を送受信する送受信部61が形成されており、第1の主面60SAの両端部には外部電極62A、62Bが配設されている。図3に示したように、外部電極62A、62Bは、それぞれケーブル80の導線81A、81Bと接続される。外部電極62A、62Bはケーブル80を介して超音波観測装置3の送受信切替部21と接続されている。
送受信部61には、複数の静電容量型の超音波セル10がマトリックス状に配置されている。なお、図4では一部の超音波セル10のみを模式的に示している。超音波セル10は、メンブレンを構成する上部電極が、キャビティ(空隙部)を介して下部電極と対向配置している。外部電極62Aは複数の超音波セル10の下部電極の共通電極であり、外部電極62Bは複数の超音波セル10の上部電極の共通電極である。
一方、図5に示すように、超音波観測装置3は、送受信切替部21と、バイアス制御部22と、受信部23と、送信部24と、制御部25とを具備する。後述するように、送受信切替部21は、超音波ユニット30の複数の超音波エレメント60の中から選択された超音波エレメント60と、送信部24または受信部23とを接続する。
バイアス制御部22は、送信バイアス制御部22Aと受信バイアス制御部22Bとからなり、送信用エレメントと受信用エレメントに、異なるDCバイアス電圧を印加する。なお、送信バイアス制御部22Aと受信バイアス制御部22Bとは、1つのバイアス制御部が時間差で2つの機能を有していてもよい。
受信部23は、増幅部23Aと、AD変換部23Bと、受信ビームフォーマー生成部23Cと、信号処理部23Dとからなる。モニタ4には、受信部23で信号処理された超音波画像が表示される。送信部24は、遅延回路24Aと、送信波形生成部24Bとからなる。制御部25は、超音波観測装置3の制御だけでなく、超音波内視鏡システム1の全体制御を行っても良い。
図3に示したように、USユニット30は、円周上に列設されている複数の超音波エレメント60を用いて360度の範囲を走査するラジアル電子走査型ユニットである。すなわち、送受信切替部21は、送信部24または受信部23と接続される超音波エレメントを円周方向に順に切り替えていくことで、360度の範囲を走査する。
なお、USユニット30は、凸形状の湾曲面に列設されている複数の超音波エレメント60を用いて所定角度範囲を走査するコンベックス電子走査型ユニットでもよい。
超音波観測装置3は、複数の超音波ビームによって所定の距離を焦点とする走査を行う。すなわち、隣接する複数のUSエレメントを、遅延時間を設けて順次駆動することにより、所望の方向に送信される超音波ビーム(音線)が合成される。音線合成には例えば、2個から36個のUSエレメントが用いられる。超音波ビームを、異なる位置に配置された複数のUSエレメントを用いて、同時または略同時に送信することにより、合成された超音波ビームが形成される。さらに、超音波ビームの方向を送信タイミングに応じて変化しながら被検体内をラジアル走査する。
送信部24の送信波形生成部24Bが発生した送信波形信号は、音線を合成するために遅延回路24Aにより遅延される。そして送信バイアス制御部22Aにより所定の送信用バイアス電圧が印加された送信波形信号が、送受信切替部21により選択された送信用USエレメントに印加される。
一方、送受信切替部21により選択された受信用USエレメントには、受信バイアス制御部22Bにより所定の受信用バイアス電圧が印加される。受信感度を向上するために、受信用バイアス電圧は送信用バイアス電圧よりも高く設定されている。受信信号は受信部23の増幅部23Aで増幅され、AD変換部23Bでデジタル信号に変換される。受信ビームフォーマー生成部23Cは、複数の超音波エレメント60の受信信号をもとに合成信号を生成し、信号処理部23Dは合成信号を処理して超音波画像を作成する。
次に、図6(A)〜図6(C)を用いて、超音波観測装置3の動作について、詳細に説明する。なお、ここでは、説明を簡単にするため、1個のUSエレメントが送信した超音波の反射波を他の1個のUSエレメントが受信するシングルビームについて説明する。位相の異なるシングルビーム(音線)を連続して送受信することで所定の位置に焦点のある合成音線が形成される。
図6(A)の状態では、制御部25の制御により、送受信切替部21において第NのUSエレメント60Nが送信部24と接続され、第(N+1)のUSエレメント60(N+1)に受信部23が接続されている。このため、第NのUSエレメント60Nが発生した超音波の反射波は、第NのUSエレメント60Nで受信されず、第(N+1)のUSエレメント60(N+1)で受信される。
ここで、送受信切替部21等は制御部25からの制御信号により制御される。例えば、図7に示すように、制御部25は、音線トリガ信号(音線TRG)を基準に、送受信切替部21が図6(A)に示す状態Aとなるように状態遷移信号を送信する。そして、状態(A)では、第NのUSエレメント60Nが送信エレメントになり、第(N+1)のUSエレメント60(N+1)が受信エレメントとなる。そして制御部25からの送信トリガ信号(送信TRG)により送信部24は発生した送信信号は第NのUSエレメント60Nに伝達される。
制御部25からの受信トリガ信号(受信TRG)により受信部23は反射波による信号(エコー信号)を受信する。第NのUSエレメント60Nが発生した超音波は体内で反射して反射波が、USユニット30に戻ってくる。反射波による振動は第NのUSエレメント60Nにも発生する。しかし、第NのUSエレメント60Nは受信部23と接続されていないので受信信号は受信されない。一方、受信部23と接続されている第(N+1)のUSエレメント60(N+1)は反射波による振動を受信信号として受信し、1音線のデータが取得される。
図6(A)の状態での送受信が完了し、次に、状態遷移信号を受信した送受信切替部21は、図6(B)の状態になる。図6(B)の状態では、送受信切替部21において第(N+1)のUSエレメント60(N+1)が送信部24と接続され、第(N+2)のUSエレメント60(N+2)に受信部23が接続されている。このため、第(N+1)のUSエレメント60(N+1)が発生した超音波の反射波は、第(N+1)のUSエレメント60(N+1)で受信されず、第(N+2)のUSエレメント60(N+2)で受信される。
図6(B)の状態での送受信が完了し、次に、状態遷移信号を受信した送受信切替部21は、図6(C)の状態になる。図6(C)の状態では、送受信切替部21において第(N+2)のUSエレメント60(N+2)が送信部24と接続され、第(N+3)のUSエレメント60(N+3)に受信部23が接続されている。このため、第(N+2)のUSエレメント60(N+2)が発生した超音波の反射波は、第(N+2)のUSエレメント60(N+2)で受信されず、第(N+3)のUSエレメント60(N+3)で受信される。
すなわち、送受信切替部21は、超音波を送信した超音波エレメントに隣接して配置された別の超音波エレメントが受信するように、送信部24または受信部23と接続される超音波エレメントを切り替える。
そして、円周上に列設された複数のUSエレメントのそれぞれが、順に、送信用エレメントまたは受信用エレメントに1回なることで、360度の走査が完了し、1枚のラジアル超音波画像が作成される。走査が連続して行われることで超音波像が更新されていく。
送信用エレメント60Nと受信用エレメント60(N+1)とは異なるエレメントであるので、送信直後にDCバイアス電圧を変化させる必要はなく、送信信号が受信信号に悪影響を及ぼすことがない。また、送受信する超音波の密度は、通常のUSエレメントと同じである。このため、超音波観測装置3および超音波内視鏡2の制御方法は鮮明な画像が取得できる。
<超音波観測装置3の動作の変形例>
超音波観測装置3の送受信切替部21の動作は、図6(A)〜図6(C)を用いて説明した動作に限られるものではなく、以下の変形例の動作でもよい。
図8(A)〜図8(C)に示す変形例では、複数の超音波エレメントが同時に送信部24または受信部23と接続されている。図8(A)に示す状態では、超音波エレメント60K、60(K+3)が受信用エレメントであり、超音波エレメント60(K+1)、60(K+2)が送信用エレメントである。そして、図8(A)に示す状態での送受信が完了すると、次に図8(B)に示す状態になる。図8(B)に示す状態では、超音波エレメント60(K+1)、60(K+4)が受信用エレメントであり、超音波エレメント60(K+2)、60(K+3)が送信用エレメントである。次の図8(C)に示す状態では、超音波エレメント60(K+2)、60(K+5)が受信用エレメントであり、超音波エレメント60(K+3)、60(K+4)が送信用エレメントである。
上記変形例の超音波観測装置3は、送信される超音波が強く、また受信信号も強い。このため、より鮮明な画像が取得できる。
また、図9(A)〜図9(C)に示す変形例では、複数の超音波エレメントが同時に送信部24と接続されている。図9(A)に示す状態では、超音波エレメント60(K+1)が受信用エレメントであり、超音波エレメント60(K)、60(K+1)が送信用エレメントである。そして、図9(A)に示す状態での送受信が完了すると、次に図9(B)に示す状態になる。図9(B)に示す状態では、超音波エレメント60(K+2)が受信用エレメントであり、超音波エレメント60(K+1)、60(K+3)が送信用エレメントである。次の図8(C)に示す状態では、超音波エレメント60(K+3)が受信用エレメントであり、超音波エレメント60(K+2)、60(K+4)が送信用エレメントである。
上記変形例の超音波観測装置3は、受信信号も強い。このため、より鮮明な画像が取得できる。
また、図10(A)〜図10(C)に示す変形例の図10(A)に示す状態では、超音波エレメント60Kが受信用エレメントであり、超音波エレメント60(K+1)が送信用エレメントである。そして、図10(A)に示す状態での送受信が完了すると、次に図10(B)に示す状態になる。図10(B)に示す状態では、超音波エレメント60(K+2)が受信用エレメントであり、超音波エレメント60(K+3)が送信用エレメントである。そして、全ての超音波エレメント60が送信または受信を行った次の走査では、図10(C)に示すように、超音波エレメント60(K+1)が受信用エレメントであり、超音波エレメント60(K+2)が送信用エレメントである。
上記変形例の超音波観測装置3は、音線密度は低くなるがクロストークの影響を受けにくいため、より鮮明な画像が取得できる。
すなわち、送受信切替部21が、複数の超音波エレメントのうちの少なくとも1つから送信された超音波の反射波は、前記超音波を送信した超音波エレメントで受信されず、超音波を送信した超音波エレメントに近接して配置された別の超音波エレメントで受信されるように、送信部24または受信部23と接続される超音波エレメントを切り替えることで、超音波観測装置3は鮮明な画像が取得できる。
<USユニットの変形例>
図11(A)に示すように、実施形態のUSユニット30では、幅W長さLの矩形のUSエレメント60が、長手方向が隣り合うように、所定の間隔Dをおいて列設されている。ここで、間隔Dは、USセル10のキャビティの直径Rの2倍以上であることが、クロストーク低減のためには好ましい。
また、図11(B)に示す変形例のUSユニット30Bのように、USエレメント60の間に溝部34を形成することにより、より効果的にクロストークを低減することができる。すなわち、溝部34はクロストーク低減手段である。
さらに、USエレメントは、外見上は1個であっても、別々に駆動可能な第1の送受信部61Aと第2の送受信部61Bとから構成されていてもよい。この場合には、図11(C)に示す変形例のUSユニット30Cのように、第1の送受信部61Aと第2の送受信部61Bとの間に、駆動されないUSセルからなる領域61Cを設けておくことがクロストーク低減のためには好ましい。すなわち、領域61Cはクロストーク低減手段であり、USセル10のキャビティの直径Rの2倍以上の幅があることが好ましい。
さらに、図12に示すUSユニット30Dのように、USエレメント60Dは、幅Wと長さLとが同じ正方形であってもよい。正方形のUSエレメント60Dを有するUSユニットは、矩形のUSエレメントを有するUSユニットに比べて、より高い音線密度となり、より鮮明な画像が取得できる。
本発明は、上述した実施形態または変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変、組み合わせ等が可能である。
1…超音波内視鏡システム、2…超音波内視鏡、3…超音波観測装置、10…超音波セル、11…挿入部、17…先端部、20…保持部材、21…送受信切替部、22…バイアス制御部、22A…送信バイアス制御部、22B…受信バイアス制御部、23…受信部、23A…増幅部、23B…変換部、23C…受信ビームフォーマー生成部、23D…信号処理部、24…送信部、24A…遅延回路、24B…送信波形生成部、25…制御部、30…超音波ユニット、60…超音波エレメント、61…送受信部、80…ケーブル

Claims (6)

  1. 複数の静電容量型の超音波エレメントが列設された超音波ユニットが挿入部の先端部に列設された超音波内視鏡と接続され、
    送信信号を発生する送信部と、
    受信信号を処理する受信部と、
    前記複数の超音波エレメントのそれぞれに印加されるDCバイアス電圧を制御するバイアス制御部と、
    前記複数の超音波エレメントのそれぞれに送信時と受信時とで異なるDCバイアス電圧を印加するとともに、前記複数の超音波エレメントのうちの少なくとも1つから送信された超音波の反射波は、前記超音波を送信した超音波エレメントに近接して配置された別の超音波エレメントで受信されるように、前記送信部または前記受信部と接続される超音波エレメントを切り替える送受信切替部と、を具備することを特徴とする超音波観測装置。
  2. 前記送受信切替部は、超音波を送信した超音波エレメントに隣接して配置された別の超音波エレメントが受信するように切り替えることを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
  3. 前記送受信切替部が、前記超音波ユニットの走査方向に、前記送信部または前記受信部と接続される超音波エレメントを順に切り替えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の超音波観測装置。
  4. 前記送受信切替部が、複数の超音波エレメントを同時に前記送信部または前記受信部の少なくともいずれかと接続することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の超音波観測装置。
  5. 複数の静電容量型の超音波エレメントが列設された超音波ユニットが挿入部の先端部に列設された超音波内視鏡の制御方法であって、
    前記複数の超音波エレメントのそれぞれに送信時と受信時とで異なるDCバイアス電圧を印加するとともに、前記複数の超音波エレメントのうちの少なくとも1つから送信された超音波の反射波は、前記超音波を送信した超音波エレメントに近接して配置された別の超音波エレメントで受信されるように、送信部または受信部と接続される超音波エレメントを切り替えることを特徴とする超音波観測装置の制御方法。
  6. 前記送受信切替部は、超音波を送信した超音波エレメントに隣接して配置された別の超音波エレメントで受信するように切り替えることを特徴とする請求項5に記載の超音波診断方法。
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