JP2013229503A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】微細化された配線の配線抵抗が低減された半導体装置を提供する。
【解決手段】第1層間絶縁膜に設けられた第1配線または第1プラグと、第1配線または第1プラグに接続し第1層間絶縁膜上の第2層間絶縁膜に設けられた第2プラグと、第2プラグと一体に形成され第2層間絶縁膜上の第3層間絶縁膜に設けられた第2配線とを有する半導体装置において、第1配線と交差し又は第1プラグの直上を通過し且つ第2配線と交差する長尺開口部を有するマスク膜が第2層間絶縁膜上に設けられ、第2プラグが長尺開口部と第2配線との交差部に形成されている。第2プラグと第2配線は、この長尺開口部を有するマスク膜と、第2配線形成用のマスク膜を用いてデュアルダマシン法により形成することができる。
【選択図】図26

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関するものである。
近年、半導体装置の微細化に伴い、回路を構成する配線も微細化されている。これに伴い、配線幅を小さくした分、配線抵抗が高くなり、特に、幅300nm以下のアルミ配線では顕著である。そのため、アルミより低抵抗な銅を用い、ダマシン配線技術により銅配線を形成することが行われている。
ダマシン配線技術は、層間絶縁膜を加工して溝を形成し、その溝内に銅を埋設し、溝内に埋設された銅を配線とするものである。銅はドライエッチングが難しいために、銅配線の形成にはこのようなダマシン配線技術が必要になる。特許文献1(特開平10−242271号公報)には、ダマシン配線技術を用いて形成された配線構造を有する半導体装置およびその製造方法が記載されている。
ダマシン配線技術においては、ビアと配線を同時に形成するデュアルダマシン法がある。このデュアルダマシン法には、図41A及び図41Bに示すように、次の二つの方法がある。なお、図中の符号101は下地層、符号102はSiCN層、符号103はSiCO層、符号104はSiO層、符号105はBARC層、符号106はレジスト層、符号107は金属層(TiN層)、符号111a、111bはホール、符号112は溝(トレンチ)を示す。
第1の方法は、Via−Firstと呼ばれる方法である。図41Aに示すように、まず、ビア用のホール111aを形成する。このホールをBARC材105aで埋めて保護し、レジスト層106aを形成し、その状態で溝112を形成する。その後、レジスト層とBARC材105をアッシング除去し、次いでホール111bの底のSiCN層を除去する。
第2の方法は、Trench−Firstと呼ばれる方法である。図41Bに示すように、TiNのような金属層107を形成した後に、BARC層105及びレジスト層106を形成し、この金属層107を加工して、目的の溝に対応する浅い溝を形成する。その浅い溝をBARC材105aで埋めて保護し、レジスト層106aを形成し、その状態でビアプラグ用のホール111aを形成する。次いで、レジスト層とBARC材をアッシング除去した後、金属層107をマスクにして溝112を形成し、その際ホール111bが形成する。続いて、このホール111bの底のSiN層102を除去する。
いずれの方法も一長一短があり、加工のしやすさの点では、第1の方法(Via−First法)が良いが、Low−k絶縁層のダメージ抑制の点では第2の方法(Trench−First法)が良い。
一方、配線の微細化を進めると、配線間距離が短くなり、配線の寄生容量が増大する。また配線の微細化の際に、配線抵抗の増大を抑えるために配線の高さを高くすると、隣接配線における対向側面の面積が増大し、配線の寄生容量は一層増大する。このような配線の寄生容量の増大は、回路の動作遅延の原因となり、微細化の大きな妨げとなっている。
配線の寄生容量を低減する方法として、例えば以下の方法が開示されている。
特許文献2(特開2004−193431号公報)及び特許文献3(特開2006−165129号公報)には、隣接配線の間隔が狭いことを利用して、段差被覆性(ステップカバレージ)が悪くなる条件で絶縁膜堆積を行ない、配線間にボイドを形成する方法が記載されている。この方法においては、段差被覆性が悪いため、隣接配線の各々の上部の絶縁膜が繋がり、配線間の中央部にボイドが形成される。このボイドは、配線間のエアギャップ部として用いることができ、絶縁膜よりも誘電率が小さいため、配線の寄生容量を低減することができる。
特許文献4(特開2011−238833号公報)には、次のようにして配線の側面にエアギャップを形成する方法が記載されている。まず、配線を形成した後、後に容易に除去できるカーボン等の材料で配線側面にサイドウォールを形成する。その後、配線間を充填するように層間絶縁膜を形成し、続いてその表面を平坦化するとともにカーボンサイドウォールの上端部を露出させる。次に、このカーボンサイドウォールをエッチング除去し、サイドスペースを形成する。次に、サイドスペース内が充填されないように層間絶縁膜を堆積し、このサイドスペースからなるエアギャップを得る。この方法を用いると、配線間スペースに依存することなく、セルフアラインに配線に隣接してエアギャップを形成することができる。
特許文献5(特開2003−163264号公報)には、特殊なポリマーを用いて層間膜(犠牲膜)を形成し、その後にアニールを行ってポリマーを分解し、当該層間膜をエアギャップに変換する方法が記載されている。
特開平10−242271号公報 特開2004−193431号公報 特開2006−165129号公報 特開2011−238833号公報 特開2003−163264号公報
上述のデュアルダマシン法は、配線抵抗やコストの低減に有利であるが、ビアホールとトレンチとの位置合わせズレ(リソグラフィ時の目合わせズレ)については、程度の差はあるものの、どちらの方法も十分なマージンがとれなくなる傾向にある。位置合わせズレが生じた場合の例を図42A及び図42Bに示す。図42Aでは、Via−First法(第1の方法)において、トレンチ112を形成するためのレジスト106aの位置がズレたため(図42A(c))、最終的に形成されるトレンチの幅(配線幅)が所定の幅より大きい幅(Wt)になる(幅の増大量はWsに相当、図42A(d))。図42Bでは、Trench−First法(第2の方法)において、ビアプラグ用のホール111aを形成するためのレジスト106aの位置がズレたため(図42B(c))、ビアホールの径が所定のサイズより小さい径(Wh)になる(径の縮小量はWsに相当、(図42B(d))。
また、配線の寄生容量を低減するための上述のようなエアギャップの形成方法は、ダマシン配線に対しては十分に考慮されていない。
例えば、特許文献2及び3に記載の方法では、ダマシン配線間にエアギャップを形成することは物理的に不可能である。その理由は、ダマシン配線の形成においては配線の形成よりも先に層間絶縁膜を形成するので、エアギャップ(ボイド)の形成に必要な配線高さによる高アスペクト段差が生じないためである。
特許文献4に記載の方法においては、ダマシン配線でエアギャップを形成しようとすると、次の2つの問題を生じる。
一つ目の問題は、シングルダマシン配線の形成において、ビアプラグ形成後のトレンチ内にカーボンサイドウォールを形成しようとすると、このカーボンサイドウォール形成時にビアプラグ上層に大量のカーボンが打ち込まれてしまう。こうなると、ビアプラグ上層にカーバイドが形成され、コンタクト抵抗が高くなるという問題が生じる。
もう一つの問題は、デュアルダマシン配線の形成において、ビアホール幅よりトレンチの幅が大きい場合(図43A)や、幅を同じにしても位置ズレが生じた場合(図43B)は、トレンチ112内のカーボンサイドウォール120とビアホール111b内のサイドウォール120が不連続となり、その結果、ビアホール内のカーボンが除去されなくなり、歩留りを低下させることになる。
特許文献5に記載の方法は、ダマシン配線を考慮しているが、エアギャップを形成するために層間膜全体を消失させている。このような方法では、断線等のデバイス強度に起因する問題が生じる。
このように、微細化に伴う配線の抵抗増大に係る問題に対しては銅が採用されダマシン配線技術が適用されているが、デュアルダマシン法を用いると、位置合わせのマージンが不足する問題がある。また、配線の寄生容量を低減する技術においても問題があり、特にダマシン配線技術により微細配線を形成する場合、配線の寄生容量を低減しようとすると、前述の問題が生じる。
本発明の第1の態様によれば、
第1層間絶縁膜と、
前記第1層間絶縁膜に設けられた第1配線または第1プラグと、
前記第1層間絶縁膜上の第2層間絶縁膜と、
前記第2層間絶縁膜に設けられ、前記第1配線または前記第1プラグに接続する第2プラグと、
前記第2の層間絶縁膜上に設けられ、該第2の層間絶縁膜をエッチングする際のマスク材からなるマスク膜と
前記マスク膜上の第3層間絶縁膜と、
前記第3層間絶縁膜に、前記第2プラグと一体に形成された第2配線とを有し、
前記マスク膜は、前記第1の配線と交差し又は前記第1プラグの直上を通過し、且つ前記第2配線と交差する長尺開口部を有し、
前記第2プラグは、基体平面に投影した配置において、前記長尺開口部と前記第2配線との交差部に位置している半導体装置が提供される。
本発明の第2の態様によれば、
第1の態様による半導体装置を製造する方法であって、
第1層間絶縁膜に第1配線又は第1プラグを形成する工程と、
前記第1層間絶縁膜上に第2層間絶縁膜を形成する工程と、
前記第2層間絶縁膜上に、該第2層間絶縁膜をエッチングする際のマスク材からなる第1マスク膜を形成する工程と、
前記第1マスク膜に、前記第1配線と交差し又は前記第1プラグの直上を通過する第1の長尺開口部を形成する工程と、
前記第1マスク膜上に、第3層間絶縁膜を形成する工程と、
前記第3層間絶縁膜上に、前記第1の長尺開口部と交差する第2の長尺開口部を有する第2マスク膜を形成する工程と、
前記第1及び第2マスク膜を利用して前記第3層間絶縁膜および前記第2層間絶縁膜を一括エッチングして、前記第3層間絶縁膜に溝を形成すると同時に、前記第2層間絶縁膜にスルーホールを形成する工程と、
前記溝および前記スルーホールを充填するように導電膜を形成する工程と、
前記溝および前記スルーホールの外の前記導電膜を除去し、前記溝内に残った導電膜からなる配線と前記スルーホール内に残った導電膜からなるプラグを含むデュアルダマシン配線を得る工程と、を含む半導体装置の製造方法が提供される。
本発明の第3の態様によれば、
層間絶縁膜と、
前記層間絶縁膜内にダマシン配線技術により設けられた配線と、
前記配線の側面と前記層間絶縁膜との間に形成されたエアギャップ部と、
を有する半導体装置が提供される。
本発明の第4の態様によれば、
第1層間絶縁膜と、
前記第1層間絶縁膜に設けられた第1配線または第1プラグと、
前記第1層間絶縁膜上の第2層間絶縁膜と、
前記第2層間絶縁膜に設けられ、前記第1配線または前記第1プラグに接続する第2プラグと、
前記第2層間絶縁膜上の第3層間絶縁膜と、
前記第3層間絶縁膜に設けられ、前記第2プラグと一体に形成された第2配線と、
該第2配線の側面と前記第3層間絶縁膜との間に設けられた第1エアギャップ部と、

前記第2プラグの外周側面と前記第2層間絶縁膜との間に設けられた、前記第1エアギャップ部に連通する第2エアギャップ部とを有する半導体装置が提供される。
本発明の第5の態様によれば、第3の態様による半導体装置を製造する方法であって、
層間絶縁膜に凹部を形成する工程と、
前記凹部を含む前記層間絶縁膜上に犠牲膜を形成する工程と、
前記犠牲膜をエッチバックして、前記凹部内の側面上に犠牲サイドウォールを形成する工程と、
前記凹部を充填するように前記層間絶縁膜上に導電膜を形成する工程と、
前記犠牲サイドウォールの上端部が露出するように前記凹部の外の前記導電膜を除去し、前記凹部内に残った導電膜からなる配線を得る工程と、
前記犠牲サイドウォールを選択的に除去して、前記配線の側面と前記凹部内の側面との間のスペースからなるエアギャップ部を形成する工程と、を含む半導体装置の製造方法が提供される。
本発明の第6の態様によれば、第4の態様による半導体装置を製造する方法であって、
第1層間絶縁膜に第1配線または第1プラグを形成する工程と、
前記第1層間絶縁膜上に第2層間絶縁膜を形成する工程と、
前記第2層間絶縁膜上に、該第2層間絶縁膜をエッチングする際のマスク材からなる第1マスク膜を形成する工程と、
前記第1マスク膜に、前記第1配線と交差し又は前記第1プラグの直上を通過する第1の長尺開口部を形成する工程と、
前記第1マスク膜上に、第3層間絶縁膜を形成する工程と、
前記第3層間絶縁膜上に、前記第1の長尺開口部と交差する第2の長尺開口部を有する第2マスク膜を形成する工程と、
前記第1及び第2マスク膜を利用して前記第3層間絶縁膜および前記第2層間絶縁膜を一括エッチングして、前記第3層間絶縁膜に溝を形成すると同時に、前記第2層間絶縁膜にスルーホールを形成する工程と、
前記スルーホール内の側面および前記溝内の側面を含む露出表面上に犠牲膜を形成する工程と、
前記犠牲膜をエッチバックして、前記スルーホール内の側面上および前記溝内の側面上に犠牲サイドウォールを形成する工程と、
前記溝および前記スルーホールを充填するように導電膜を形成する工程と、
前記犠牲サイドウォールの上端部が露出するように前記溝および前記スルーホールの外の前記導電膜を除去し、前記溝内に残った導電膜からなる配線と前記スルーホール内に残った導電膜からなるプラグを含むデュアルダマシン配線を得る工程と、
前記犠牲サイドウォールを選択的に除去して、前記配線の側面と前記溝内の側面との間の第1スペースからなる第1エアギャップと、該第1のスペースに連通する、前記プラグの側面と前記スルーホール内の側面との間の第2スペースからなる第2エアギャップ部を形成する工程とを含む半導体装置の製造方法が提供される。
本発明の実施形態によれば、微細化された配線の配線抵抗が低減された半導体装置を提供することができる。
第1の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第1の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第1の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 図3の一部(点線で囲まれた部分)の拡大図である。 第1の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第1の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第1の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第1の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 図8に対応する平面図である。 第1の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 図10の一部(点線で囲まれた部分)の拡大図である。 第2の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第2の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 図13の一部(点線で囲まれた部分)の拡大図である。 第2の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 図15の一部(点線で囲まれた部分)の拡大図である。 第2の実施形態の変形例を説明するための断面図である(図15の点線で囲まれた部分に相当する拡大図)。 第2の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第2の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第2の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第2の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 図21の一部(点線で囲まれた部分)の拡大図である。 第3の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための斜視図である。 第3の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための斜視図である。 第3の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための斜視図である。 第3の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための斜視図である。 第3の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第3の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第3の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第3の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第3の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第3の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第4の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第4の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第4の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第4の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第4の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第4の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第4の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第4の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第4の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第4の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第5の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第5の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第5の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第5の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第5の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第5の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第5の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第5の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第5の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第5の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第5の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第5の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 デュアルダマシン法(Via−First)を説明するための工程断面図である。 デュアルダマシン法(Trench−First)を説明するための工程断面図である。 デュアルダマシン法(Via−First)の問題(位置合わせズレ)を説明するための工程断面図である。 デュアルダマシン法(Trench−First)の問題(位置合わせズレ)を説明するための工程断面図である。 デュアルダマシン法に、エアギャップ形成用のカーボンサイドウォールを適用した場合の問題を説明するための断面図である。 デュアルダマシン法に、エアギャップ形成用のカーボンサイドウォールを適用した場合の問題を説明するための断面図である。
本発明の一実施形態による半導体装置は、第1層間絶縁膜に設けられた第1配線または第1プラグと、第1配線または第1プラグに接続し第1層間絶縁膜上の第2層間絶縁膜に設けられた第2プラグと、第2プラグと一体に形成され第2層間絶縁膜上の第3層間絶縁膜に設けられた第2配線とを有する。第2層間絶縁膜上には、第1配線と交差し又は第1プラグの直上を通過し且つ第2配線と交差する長尺開口部を有するマスク膜が設けられている。第2プラグは、この長尺開口部と第2配線との交差部に形成されている。第2プラグと第2配線は、この長尺開口部を有するマスク膜(第1マスク膜)と、第2配線形成用のマスク膜(第2配線に対応する第2の長尺開口部を有し、第3層間絶縁膜上に設けられた第2マスク膜)を用いてデュアルダマシン法により形成することができる。
このような実施形態によれば、自己整合的にビア部(プラグ)と配線部とを繋ぐことができる。こうすることで、ビア部と配線部とのリソグラフィ時の目合わせが多少ズレても、配線幅が所定値より大きくなったり、ビアホールの径が所定値より小さくなったりする問題を防ぐことができ、安定して歩留まりよく配線を形成できる。
本発明の他の実施形態による半導体装置(エアギャップを有するダマシン構造)は、層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜内にダマシン配線技術により設けられた配線と、前記配線の側面と前記層間絶縁膜との間に形成されたエアギャップ部と、を有する。
この半導体装置は、前記エアギャップ部を覆うように前記層間絶縁膜上に設けられたカバー絶縁膜と、前記層間絶縁膜下に設けられた下層絶縁膜と、をさらに有し、前記エアギャップ部は、前記配線の側面と、前記層間絶縁膜と、前記カバー絶縁膜と、前記下層絶縁膜とに囲まれた空間である構成にすることができる。
上記の半導体装置は、また、前記エアギャップ部を覆うように前記層間絶縁膜上に設けられたカバー絶縁膜と、前記層間絶縁膜下に設けられ、該層間絶縁膜をエッチングする際のストッパー絶縁膜と、をさらに有し、前記エアギャップ部は、前記配線の側面と、前記層間絶縁膜と、前記カバー絶縁膜と、前記ストッパー絶縁膜とに囲まれた空間である構成にすることができる。
上記の半導体装置において、前記配線は、該配線の側面に沿ったバリアメタル膜を含むことができ、該バリアメタル膜は、前記エアギャップ部を介して前記層間絶縁膜と対向することができる。
上記の半導体装置において、前記エアギャップ部は、前記配線の延在方向に沿った側面に沿って設けることができる。また、前記エアギャップ部は、前記配線の両側にそれぞれ設けることができる。すなわち、前記エアギャップ部は、前記配線の延在方向に沿った一方の側面とこの側面に対向する他方の側面に沿ってそれぞれ設けることができる。
上記の半導体装置において、基板平面の法線方向の基板側を下方としたとき、前記配線の下面は、前記エアギャップ部の下端部より下方に位置することができる。
上記の半導体装置において、前記配線は銅又は銅を含む金属材料で形成することができる。
上記の半導体装置は、例えば以下の製造方法により製造することができ、この製造方法は、
層間絶縁膜に凹部を形成する工程と、
前記凹部を含む前記層間絶縁膜上に犠牲膜を形成する工程と、
前記犠牲膜をエッチバックして、前記凹部内の側面上に犠牲サイドウォールを形成する工程と、
前記凹部を充填するように前記層間絶縁膜上に導電膜を形成する工程と、
前記犠牲サイドウォールの上端部が露出するように前記凹部の外の前記導電膜を除去し、前記凹部内に残った導電膜からなる配線を得る工程と、
前記犠牲サイドウォールを選択的に除去して、前記配線の側面と前記凹部内の側面との間のスペースからなるエアギャップ部を形成する工程を含む。
この製造方法は、前記スペースの上端部に蓋をするように前記層間絶縁膜上にカバー絶縁膜を形成する工程と、を含むことができる。
この製造方法は、また、前記層間絶縁膜の形成前に、該層間絶縁膜をエッチングする際のストッパー絶縁膜を形成する工程を含み、
前記凹部を形成する工程において、該凹部の底部を覆う前記ストッパー絶縁膜を残し、この状態で前記犠牲膜を形成し、
該犠牲膜をエッチバックして前記犠牲サイドウォールを形成した後に、前記凹部の底部の前記ストッパー絶縁膜を除去し、その後に前記導電膜を形成することができる。
この製造方法においては、前記犠牲膜としてカーボン膜を用いることができる。
本発明の他の実施形態による半導体装置(エアギャップを有するデュアルダマシン構造)は、
第1層間絶縁膜と、
前記第1層間絶縁膜に設けられた第1配線または第1プラグと、
前記第1層間絶縁膜上の第2層間絶縁膜と、
前記第2層間絶縁膜に設けられ、前記第1配線または前記第1プラグに接続する第2プラグと、
前記第2層間絶縁膜上の第3層間絶縁膜と、
前記第3層間絶縁膜に設けられ、デュアルダマシン配線技術により前記第2プラグと一体に形成された第2配線と、
該第2配線の側面と前記第3層間絶縁膜との間に設けられた第1エアギャップ部と、
前記第2プラグの外周側面と前記第2層間絶縁膜との間に設けられた、前記第1エアギャップ部に連通する第2エアギャップ部とを有する。
上記の半導体装置は、前記第1エアギャップ部を覆うように前記第3層間絶縁膜上に設けられたカバー絶縁膜をさらに有することができる。
上記の半導体装置は、また、前記第2配線は、該第2配線の側面に沿ったバリアメタル膜を含み、該バリアメタル膜は、前記第1エアギャップ部を介して前記第3層間絶縁膜と対向し、前記第2プラグは、該第2プラグの外周側面に沿ったバリアメタル膜を含み、該バリアメタル膜は、前記第2エアギャップ部を介して前記第2層間絶縁膜と対向している構成にすることができる。
上記の半導体装置は、また、前記第2層間絶縁膜上に、該第2層間絶縁膜をエッチングする際のマスク材からなるマスク膜をさらに有し、前記マスク膜は、前記第1配線と交差し又は前記第1プラグの直上を通過し、且つ前記第2配線と交差する長尺開口部を有し、前記第2プラグは、基板平面に投影した配置において、前記長尺開口部と前記第2配線との交差部に位置している構成にすることができる。
上記の半導体装置において、前記第2配線および前記第2プラグは銅又は銅を含む金属材料で形成することができる。
上記の半導体装置(エアギャップを有するデュアルダマシンの構造)は、例えば以下の製造方法により製造することができ、この製造方法は、
第1層間絶縁膜に第1配線または第1プラグを形成する工程と、
前記第1層間絶縁膜上に第2層間絶縁膜を形成する工程と、
前記第2層間絶縁膜上に、該第2層間絶縁膜をエッチングする際のマスク材からなる第1マスク膜を形成する工程と、
前記第1マスク膜に、前記第1配線と交差し又は前記第1プラグの直上を通過する第1の長尺開口部を形成する工程と、
前記第1マスク膜上に、第3層間絶縁膜を形成する工程と、
前記第3層間絶縁膜上に、前記第1の長尺開口部と交差する第2の長尺開口部を有する第2マスク膜を形成する工程と、
前記第1及び第2マスク膜を利用して前記第3層間絶縁膜および前記第2層間絶縁膜を一括エッチングして、前記第3層間絶縁膜に溝を形成すると同時に、前記第2層間絶縁膜にスルーホールを形成する工程と、
前記スルーホール内の側面および前記溝内の側面を含む露出表面上に犠牲膜を形成する工程と、
前記犠牲膜をエッチバックして、前記スルーホール内の側面上および前記溝内の側面上に犠牲サイドウォールを形成する工程と、
前記溝および前記スルーホールを充填するように導電膜を形成する工程と、
前記犠牲サイドウォールの上端部が露出するように前記溝および前記スルーホールの外の前記導電膜を除去し、前記溝内に残った導電膜からなる配線と前記スルーホール内に残った導電膜からなるプラグを含むデュアルダマシン配線を得る工程と、
前記犠牲サイドウォールを選択的に除去して、前記配線の側面と前記溝内の側面との間の第1スペースからなる第1エアギャップと、該第1のスペースに連通する、前記プラグの側面と前記スルーホール内の側面との間の第2スペースからなる第2エアギャップ部を形成する工程とを含む。
この製造方法は、前記第2スペースの上端部に蓋をするように前記第3層間絶縁膜上にカバー絶縁膜を形成する工程を含むことができる。
この製造方法は、また、前記第2層間絶縁膜の形成前に、該第2層間絶縁膜をエッチングする際のストッパー絶縁膜を形成する工程を含み、
前記スルーホールを形成する工程において、該スルーホールの底部を覆う前記ストッパー絶縁膜を残し、この状態で前記犠牲膜を形成し、
前記犠牲膜をエッチバックして前記犠牲サイドウォールを形成した後に、前記スルーホールの底部の前記ストッパー絶縁膜を除去し、その後に前記導電膜を形成することができる。
この製造方法においては、前記犠牲膜としてカーボン膜を用いることができる。
本発明の実施形態によれば、凹部(溝、ホール)内の側面に犠牲サイドウォール(例えばカーボンサイドウォール)を形成し、この凹部内に導電材料を充填した後、この犠牲サイドウォールを除去することにより、ダマシン配線やビアの側面にエアギャップを形成することができる。このようにして、配線の抵抗と寄生容量を低減することができる。
また、デュアルダマシン配線の形成方法を用いた本発明の実施形態によれば、ビア部と配線部に一括でエアギャップを形成することができ、このようにして、簡便に配線の抵抗と寄生容量を低減することができる。この時、配線の下部に接続するビアプラグの上部表面におけるカーバイド等の高抵抗層の形成を回避することができる。
以下に、図面を参照して、本発明の好適な実施形態を説明する。なお、下記の実施形態は本発明のより一層の理解のために示される具体例であって、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
第1の実施形態
本実施形態は、シングルダマシン配線及びエアギャップを有する形態であり、3層の配線と論理素子を含む半導体装置を例に挙げて図1〜図11を用いて説明する。
本実施形態による半導体装置は、3層の配線のうち最下層の配線として、銅のダマシン配線を有し、このダマシン配線の側面と層間絶縁膜との間にエアギャップを有する。このエアギャップは、カーボン膜を利用して配線側面にセルフアラインで形成することができる。以下、このようなエアギャップのセルフアラインでの形成方法をSAAG法(Self-Align Air Gap method)という。なお、上層側に設けられる他の配線は、例えば、後述の第3、第4及び第5の実施形態のいずれかに従って形成することができる。
まず、図1に示すように、トランジスタが設けられた半導体基板1を用意する。この半導体基板には、素子分離領域2、拡散領域3及び拡散領域4が設けられている。このトランジスタは、拡散領域3、4、ゲート絶縁膜5、ゲート電極6、キャップ絶縁膜7、サイドウォール8で構成されている。このトランジスタは第1の層間絶縁膜9内に埋め込まれている。この第1の層間絶縁膜には、拡散領域に接続するコンタクトプラグ10が形成されている。
第1の層間絶縁膜9上には、後に形成する第1の配線間の絶縁層を形成するための積層膜が形成される。この積層膜は、通常の低誘電率材料で形成することができる。この積層膜は、下層側から順に、ストッパー絶縁膜11、第2の層間絶縁膜12、キャップ絶縁膜13が積層されている。ストッパー絶縁膜11は、第2の層間絶縁膜12のエッチングの際にストッパーとして機能する。キャップ絶縁膜13は、後のCMP(化学的機械的研磨)の際にストッパーとして機能する。
次に、図2に示すように、フォトリソグラフィとドライエッチング技術により、ダマシン配線用の溝27を形成する。
次に、図3に示すように、LP−CVD法によりカーボン膜28を形成する。成膜方法としては、LP−CVD法のように良好なステップカバレージで成膜が可能な方法が好ましい。これにより、溝の内側面に沿った成膜が可能であり、溝内が充填されたり、溝が覆われ溝内にボイドを形成されたりすることを防止できる。また、このカーボン膜は、後に除去してエアギャップを形成するための犠牲膜である。後に選択的に除去可能な膜であればカーボン膜に限定されない。
図4に、図3の一部(点線で囲まれた部分)の拡大図を示す。図4に示されるように、本実施形態では、カーボン膜28とコンタクトプラグ10が直接に接触するため、カーボン膜の成長時と後に行うカーボン膜の除去時に、カーボン膜28とコンタクトプラグ10との界面29にカーバイドからなる高抵抗層が形成される場合がある。
次に、図5に示すように、カーボン膜28をエッチバックし、溝の外部および底部のカーボン膜を除去して、溝27の内側面上にカーボン膜からなるサイドウォール30を形成する。この時、コンタクトプラグ10の表層にカーバイドがある場合、このカーバイドをCFガスやSFガス等のフッ素を多く含むフッ素含有ガスを用いて除去することができる。その際、カーボンサイドウォール30の形状が損なわれたり、カーボンサイドウォールの膜厚が変動したりする虞があるため、カーバイドの除去処理を行う場合はこの点を考慮して行うことが好ましい。
次に、図6に示すように、溝を充填することなく溝の内壁面及び底面を覆うようにバリアメタル膜14を形成し、次いで溝内を充填するようにめっき法により銅膜15を形成する。バリアメタル膜は、例えばTa膜とTaN膜との積層膜を用いることができる。
次に、CMP法により銅膜15及びバリアメタル膜14を研磨して、図7に示すように、上面を平坦化するとともに、カーボンサイドウォール30の上端部が露出するように溝外部の銅膜およびバリアメタル膜を除去し、リセスが形成されるまで研磨を行う。その際、キャップ絶縁膜13が研磨ストッパーとして機能する。結果、溝内にバリアメタル膜14を介して設けられたダマシン配線15aが得られる。
次に、図8に示すように、酸素プラズマや、オゾンプラズマ、オゾンガス等を用いたドライエッチングによりカーボンサイドウォール30を選択的に除去し、結果、溝内の側壁に沿った空間(サイドスペース)31が得られる。
図9は、図8に対応する平面図である。サイドスペース31は各配線の外周を囲むように形成される。なお、図8は図9のA―A’線に沿った断面図である。
次に、図10に示すように、サイドスペース31を充填しないようにサイドスペースを覆うストッパー絶縁膜(カバー絶縁膜)32を形成し、その上に第3の層間絶縁膜(酸化膜)17と第3のストッパー絶縁膜(窒化膜)18をこの順で積層する。このようにして得られた空間31aは、エアギャップとして機能することができる。
図11に、図10の一部(点線で囲まれた部分)の拡大図を示す。エアギャップ31aは、その幅が例えば20nm前後で極めて狭い空間であるため、カバレッジの悪い膜はその中に入ることができず、成膜の早い段階でサイドスペースの上部開口を塞ぐ。結果、ダマシン配線の側面に沿ったエアギャップ31aが得られる。このようにエアギャップは、セルフアラインで形成することができる。エアギャップの配線側面の法線方向の幅は、2〜200nmの範囲に設定することができ、十分な形成効果を得る点から5nm以上が好ましく、10nm以上がより好ましく、製造の容易さ等の点から100nm以下が好ましく、50nm以下がより好ましい。
以上のようにしてダマシン法により第1の配線を形成し、SAAG法によりエアギャップを形成した後、上層側に第2の配線を形成することができ、さらにその上層側に第3の配線を形成することができる。第2の配線および第3の配線もダマシン法で形成することができ、各配線の側面にエアギャップを設けることができる。後述の第3、第4及び第5の実施形態において第2の配線および第3の配線の具体例について説明する。
第2の実施形態
本実施形態は、シングルダマシン配線及びエアギャップを有する第1の実施形態の変形例である。
第1の実施形態では、カーボン膜11をエッチバックした際(図5)にコンタクトプラグ10の露出表面にカーバイドからなる高抵抗層が形成された場合はこれを除去するが、本実施形態では、カーボン膜形成時にコンタクトプラグの露出表面にカーバイドが形成されない。第1の実施形態ではエアギャップの底部は層間絶縁膜9であるのに対して(図11)、本実施形態ではエアギャップの底部はストッパー絶縁膜11である(図22)。
まず、第1の実施形態と同様に、図1に示すようにトランジスタが設けられた半導体基板1を用意する。
次に、図12に示すように、フォトリソグラフィとドライエッチング技術により、ダマシン配線用の溝27を形成する。その際、溝27の底部にストッパー膜11を残す。
次に、図13に示すように、LP−CVD法によりカーボン膜28を形成する。
図14に図13の一部(点線で囲まれた部分)の拡大図を示す。本実施形態では、ストッパー膜11がコンタクトプラグ10の上端部を覆っているために、カーボン膜28がコンタクトプラグ10と接触することはなく、カーバイドは形成されない。
次に、図15に示すように、カーボン膜28をエッチバックし、その後、溝の底部のストッパー膜11をエッチング除去する。
図16に図15の一部(点線で囲まれた部分)の拡大図を示す。カーボン膜28のエッチバック時にコンタクトプラグ上端部は露出しておらず、その上端部にカーボンが打ち込まれることもない。なお、ストッパー膜11のエッチング時にはCFガスを使う場合、CFガスのCは主にエッチング反応で使用されるので、コンタクトプラグ上端部に打ち込まれることはほとんどないか、打ち込まれたとしても極わずかである。以上のようにして得られたカーボンサイドウォール30はストッパー膜11上に位置する。
なお、図17に示すように、カーボンサイドウォール30を形成した後に、更に溝の内側面に絶縁膜からなるサイドウォール35を形成してもよい。こうすることで、配線用の金属材料とカーボンサイドウォールとを直接接しないようにすることができる。
次に、図18に示すように、バリアメタル膜14を形成し、次いで溝内を充填するように銅膜15を成長する。
次に、銅膜15及びバリアメタル膜14をCMP法により研磨して、図19に示すように、上面を平坦化するとともに、カーボンサイドウォール30の上端部が露出するように溝外部の銅膜およびバリアメタル膜を除去し、リセスが形成されるまで研磨を行う。その際、キャップ絶縁膜13が研磨ストッパーとして機能する。結果、溝内にバリアメタル膜14を介して設けられたダマシン配線15aが得られる。
次に、図20に示すように、酸素プラズマや、オゾンプラズマ、オゾンガス等を用いたドライエッチングによりカーボンサイドウォール30を選択的に除去し、結果、溝の内側面に沿った空間(サイドスペース)31が得られる。
サイドスペース31は、第1の実施形態と同様に、図9に示すように、各配線の外周を囲むように形成される。なお、図20は図9のA―A’線に沿った断面図である。
次に、図21に示すように、サイドスペース31を充填しないようにサイドスペースを覆うストッパー絶縁膜(カバー絶縁膜)32を形成し、その上に第3の層間絶縁膜(酸化膜)17と第3のストッパー絶縁膜(窒化膜)18をこの順で積層する。このようにして得られた空間31aは、エアギャップとして機能することができる。
図22に、図21の一部(点線で囲まれた部分)の拡大図を示す。第1の実施形態と同様、エアギャップ31aは、その幅が例えば20nm前後で極めて狭い空間であるため、カバレッジの悪い膜はその中に入ることができず、成膜の早い段階でサイドスペースの上部開口を塞ぐ。結果、ダマシン配線の側面に沿ったエアギャップ31aが得られる。このようにエアギャップは、セルフアラインで形成することができる。
以上のようにしてダマシン法により第1の配線を形成し、SAAG法によりエアギャップを形成した後、上層側に第2の配線を形成することができ、さらにその上層側に第3の配線を形成することができる。第2の配線および第3の配線もダマシン法で形成することができ、各配線の側面にエアギャップを設けることができる。後述の第3、第4及び第5の実施形態において第2の配線および第3の配線の具体例について説明する。
第3の実施形態
本実施形態によれば、目合わせマージンが十分に広いデュアルダマシン法を提供できる。
前述の第1または第2の実施形態に従って、図23に示すように、下層側の接続先である第1配線15aを形成し、その上に第2のストッパー絶縁膜(下層側ストッパー膜、カバー絶縁膜)32を形成し、その上に第3の層間絶縁膜(下部層間絶縁膜)17を形成し、その上に窒化膜からなる第3のストッパー絶縁膜(中間ストッパー膜、マスク膜)18を形成する。下層側の接続先は、ビアプラグであってもよい。なお、図23中の符号11は第1のストッパー膜、符号12は第2の層間絶縁膜、符号14はバリアメタル膜、符号31aはエアギャップを示す。
次に、通常のリソグラフィ技術とドライエッチング技術により、図24に示すように中間ストッパー膜(マスク膜)18に溝41を形成する。
次に、図25に示すように、中間ストッパー膜(マスク膜)18上に、下部層間絶縁膜(第3の層間絶縁膜)17と同じ材料からなる上部層間絶縁膜(第4の層間絶縁膜)50を、溝41を埋め込むように形成する。
次に、通常のリソグラフィ技術とドライエッチング技術により、図26、図27A及び図27Bに示すように、上部層間絶縁膜(第4の層間絶縁膜)50に、溝41に対して垂直に交差する溝51を形成する。その際、上部層間絶縁膜(第4の層間絶縁膜)50から下部層間絶縁膜(第3の層間絶縁膜)17まで一括でエッチングする。エッチングの結果、上部層間絶縁膜(第4の層間絶縁膜)50に溝51が形成されるとともに、中間ストッパー膜(マスク膜)18がマスクとして機能して下部層間絶縁膜(第3の層間絶縁膜)17にビアホール51aが形成される。このビアホール51aは、その底部の下層側ストッパー膜32を除去することにより第1配線15aに達する。なお、図27Aは、図26中のA−A’面に沿った断面図であり、図27Bは、図26中のB−B’面に沿った断面図である。図27Aにおいて、エアギャップ31aは省略している(図28A等の対応する図面においても省略している)。
次に、図28A及び図28Bに示すように、溝51及びビアホール51aを充填することなく溝51及びビアホール51aの内側面および底面を覆うにようにバリアメタル膜61を形成し、次いで溝51及びビアホール51aを充填するようにめっき法により銅膜62を形成する。バリアメタル膜は、例えばTa膜とTaN膜との積層膜を用いることができる。
次に、CMP法により銅膜62及びバリアメタル膜61を研磨して、図29A及び図29Bに示すように、上面を平坦化するとともに、溝51の外部の銅膜及びバリアメタル膜を除去する。結果、溝51内にダマシン配線62aが形成されると同時に、ビアホール51a内にプラグ62bが形成される。
本実施形態によれば、上述の通り、上部層間絶縁膜(第4の層間絶縁膜)50にデュアルダマシン法による溝51を形成する際に、下部層間絶縁膜(第3の層間絶縁膜)17にデュアルダマシン法によるビアホールをセルフアラインで形成することができる。以下、本実施形態のように、ビアホールをセルフアラインで形成できるデュアルダマシン法をSADD法(Self-Align Dual Damascene method)という。SADD法は、Via−First法およびTrench−First法の両方に対して加工性に優れる(目合わせが容易)。また、SADD法は、Trench−First法に対してLow−k絶縁層のダメージ抑制の点で優れている。
第4の実施形態
本実施形態では、SADD法で形成したデュアルダマシン配線の側面にSAAG法でエアギャップを形成する。
従来のデュアルダマシン法では、図43A及び図43Bを用いた前述の説明の通り、SAAG法でエアギャップを形成しようとすると、ビアホールと溝との間でカーボンサイドウォールが途切れてしまうことがあり、ビアホール内のカーボンが除去されなくなることがあるため、エアギャップを安定に形成できない。しかし、SADD法によれば、デュアルダマシン配線に対しても安定してエアギャップを形成することができる。
まず、前述の実施形態と同様にして図26、図27A及び図27Bに示す構造を形成する。
次に、溝51及びビアホール51aの内側面を覆うようにLP−CVD法によりカーボン膜を形成する。LP−CVD法は、ステップカバレージが良好であるため、溝およびホール内が充填されたり、ボイドが形成されたりすることなく、内側面に沿った成膜が可能である。
次に、図30A及び図30Bに示すように、カーボン膜をエッチバックし、溝およびホールの外部および底部のカーボン膜を除去して、溝およびホールの内側面上にカーボン膜からなるサイドウォール70を形成する。この時、配線15aの表層にカーバイドがある場合、このカーバイドをCFガスやSFガス等のフッ素を多く含むフッ素含有ガスを用いて除去することができる。その際、カーボンサイドウォール70の形状が損なわれたり、カーボンサイドウォールの膜厚が変動したりする虞があるため、カーバイドの除去処理を行う場合はこの点を考慮して行うことが好ましい。
次に、図31A及び図31Bに示すように、溝51及びビアホール51aを充填することなく溝51及びビアホール51aの内側面および底面を覆うにようにバリアメタル膜61を形成し、次いで溝51及びビアホール51aを充填するようにめっき法により銅膜62を形成する。バリアメタル膜は、例えばTa膜とTaN膜との積層膜を用いることができる。
次に、CMP法により銅膜62及びバリアメタル膜61を研磨して、図32A及び図32Bに示すように、上面を平坦化するとともに、カーボンサイドウォール70の上端部が露出するように溝51の外部の銅膜及びバリアメタル膜を除去する。結果、溝51内にダマシン配線62aが形成されると同時に、ビアホール51a内にプラグ62bが形成される。
次に、図33A及び図33Bに示すように、酸素プラズマや、オゾンプラズマ、オゾンガス等を用いたドライエッチングによりカーボンサイドウォール70を選択的に除去し、結果、溝の内側面およびホールの内側面に沿った空間(サイドスペース)71が得られる。
次に、図34A及び図34Bに示すように、サイドスペース71を充填しないようにサイドスペースを覆う第4のストッパー絶縁膜(上層側ストッパー膜、カバー絶縁膜)81を形成し、その上に第5の層間絶縁膜(酸化膜)82を形成する。このようにして得られた空間71aは、エアギャップとして機能することができる。
さらに上層側に、同様にして、エアギャップを備えたデュアルダマシン配線を形成することができる。
第5の実施形態
本実施形態は、SADD法でデュアルダマシンを形成し、SAAG法でエアギャップを形成する第4の実施形態の変形例である。
第4の実施形態では、カーボン膜70をエッチバックした際(図30A、図30B)に配線15aの露出表面にカーバイドからなる高抵抗層が形成された場合はこれを除去するが、本実施形態では、カーボン膜形成時に配線の露出表面にカーバイドが形成されない。第4の実施形態ではエアギャップの底部は配線15aであるのに対して(図34A、図34B)、本実施形態ではエアギャップの底部は下層側ストッパー膜32である(図40A、図40B)。
まず、第3の実施形態と同様にして、図25に示す構造を形成し、通常のリソグラフィ技術とドライエッチング技術により、図26、図27A及び図27Bに示すように、上部層間絶縁膜(第4の層間絶縁膜)50に、溝41に対して垂直に交差する溝51を形成する。その際、上部層間絶縁膜(第4の層間絶縁膜)50から下部層間絶縁膜(第3の層間絶縁膜)17まで一括でエッチングするが、ビアホール51aの底部の下層側ストッパー膜(第2のストッパー膜)32は除去しない。
次に、溝51及びビアホール51aの内側面を覆うようにLP−CVD法によりカーボン膜を形成し、エッチバックして、図35A及び図35Bに示すように、溝およびホールの内側面上にカーボン膜からなるサイドウォール70を形成する。
次に、図36A及び図36Bに示すように、ビアホール51aの底部の下層側ストッパー膜(第2のストッパー膜)32をエッチング除去する。
次に、図37A及び図37Bに示すように、第4の実施形態と同様にしてバリアメタル膜61及び銅膜62を形成する。
次に、第4の実施形態と同様にしてCMP法により研磨を行って、結果、図38A及び図38Bに示すように、溝51内にダマシン配線62a、及びビアホール51a内にプラグ62bが得られる。
次に、第4の実施形態と同様にしてドライエッチングによりカーボンサイドウォール70を選択的に除去し、結果、図39A及び図39Bに示すように、溝の内側面およびホールの内側面に沿った空間(サイドスペース)71が得られる。
次に、第4の実施形態と同様にして、図40A及び図40Bに示すように、第4のストッパー絶縁膜(上層側ストッパー膜、カバー絶縁膜)81を形成し、その上に第5の層間絶縁膜(酸化膜)82を形成する。このようにして得られた空間71aは、エアギャップとして機能することができる。
本実施形態では、カーボン膜の成膜およびエッチバックの際にホール底部において配線15aが下層側ストッパー膜(第2のストッパー膜)32で保護されているため、配線15aの表面にカーバイド層の形成を防ぐことができる。
1 半導体基板
2 素子分離領域
3、4 拡散領域
5 ゲート絶縁膜
6 ゲート電極
7 キャップ絶縁膜
8 サイドウォール
9 層間絶縁膜(第1の層間絶縁膜)
10 コンタクトプラグ
11 ストッパー絶縁膜(第1ストッパー膜)
12 層間絶縁膜(第2の層間絶縁膜)
13 キャップ絶縁膜
14 バリアメタル膜
15 銅膜
15a シングルダマシン配線(第1配線)
17 層間絶縁膜(第3の層間絶縁膜、下部層間絶縁膜)
18 ストッパー絶縁膜(第3のストッパー膜、中間ストッパー膜、マスク膜)
27 シングルダマシン配線(第1配線)形成用の溝
28 カーボン膜
29 コンタクトプラグとカーボン膜との界面部
30 カーボンサイドウォール
31 カーボン消失後の空間(サイドスペース)
31a エアギャップ
32 ストッパー絶縁膜(第2のストッパー膜、下層側ストッパー膜、カバー絶縁膜)
35 絶縁膜サイドウォール
41 デュアルダマシン配線形成用の溝
50 層間絶縁膜(第4の層間絶縁膜、上部層間絶縁膜)
51 デュアルダマシン配線形成用の溝
51a ビアホール
61 バリアメタル膜
62 銅膜
62a デュアルダマシン配線
62b デュアルダマシンプラグ
70 カーボンサイドウォール
71 カーボン消失後の空間(サイドスペース)
71a エアギャップ
81 ストッパー絶縁膜(第4のストッパー膜、上層側ストッパー膜、カバー絶縁膜)
82 層間絶縁膜(第5の層間絶縁膜)
101 下地層
102 SiCN層
103 SiCO層
104 SiO
105 BARC層
105a BARC層
106 レジスト層
106a レジスト層
107 金属層(TiN層)
111a、111b ホール
112 溝(トレンチ)
120 カーボンサイドウォール

Claims (23)

  1. 第1層間絶縁膜と、
    前記第1層間絶縁膜に設けられた第1配線または第1プラグと、
    前記第1層間絶縁膜上の第2層間絶縁膜と、
    前記第2層間絶縁膜に設けられ、前記第1配線または前記第1プラグに接続する第2プラグと、
    前記第2の層間絶縁膜上に設けられ、該第2の層間絶縁膜をエッチングする際のマスク材からなるマスク膜と
    前記マスク膜上の第3層間絶縁膜と、
    前記第3層間絶縁膜に、前記第2プラグと一体に形成された第2配線とを有し、
    前記マスク膜は、前記第1の配線と交差し又は前記第1プラグの直上を通過し、且つ前記第2配線と交差する長尺開口部を有し、
    前記第2プラグは、基体平面に投影した配置において、前記長尺開口部と前記第2配線との交差部に位置している半導体装置。
  2. 前記第2配線および前記第2プラグは銅又は銅を含む金属材料で形成されている、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 請求項1又は2に記載の半導体装置を製造する方法であって、
    第1層間絶縁膜に第1配線又は第1プラグを形成する工程と、
    前記第1層間絶縁膜上に第2層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2層間絶縁膜上に、該第2層間絶縁膜をエッチングする際のマスク材からなる第1マスク膜を形成する工程と、
    前記第1マスク膜に、前記第1配線と交差し又は前記第1プラグの直上を通過する第1の長尺開口部を形成する工程と、
    前記第1マスク膜上に、第3層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第3層間絶縁膜上に、前記第1の長尺開口部と交差する第2の長尺開口部を有する第2マスク膜を形成する工程と、
    前記第1及び第2マスク膜を利用して前記第3層間絶縁膜および前記第2層間絶縁膜を一括エッチングして、前記第3層間絶縁膜に溝を形成すると同時に、前記第2層間絶縁膜にスルーホールを形成する工程と、
    前記溝および前記スルーホールを充填するように導電膜を形成する工程と、
    前記溝および前記スルーホールの外の前記導電膜を除去し、前記溝内に残った導電膜からなる配線と前記スルーホール内に残った導電膜からなるプラグを含むデュアルダマシン配線を得る工程と、を含む半導体装置の製造方法。
  4. 層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜内にダマシン配線技術により設けられた配線と、
    前記配線の側面と前記層間絶縁膜との間に形成されたエアギャップ部と、
    を有する半導体装置。
  5. 前記エアギャップ部を覆うように前記層間絶縁膜上に設けられたカバー絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜下に設けられた下層絶縁膜と、をさらに有し、
    前記エアギャップ部は、前記配線の側面と、前記層間絶縁膜と、前記カバー絶縁膜と、前記下層絶縁膜とに囲まれた空間である、請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記エアギャップ部を覆うように前記層間絶縁膜上に設けられたカバー絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜下に設けられ、該層間絶縁膜をエッチングする際のストッパー絶縁膜と、をさらに有し、
    前記エアギャップ部は、前記配線の側面と、前記層間絶縁膜と、前記カバー絶縁膜と、前記ストッパー絶縁膜とに囲まれた空間である、請求項4に記載の半導体装置。
  7. 前記配線は、該配線の側面に沿ったバリアメタル膜を含み、
    該バリアメタル膜は、前記エアギャップ部を介して前記層間絶縁膜と対向している、請求項4から6のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 前記エアギャップ部は、前記配線の両側にそれぞれ設けられている、請求項4から7のいずれか一項に記載の半導体装置。
  9. 基板平面の法線方向の基板側を下方としたとき、前記配線の下面は、前記エアギャップ部の下端部より下方に位置している、請求項4から8のいずれか一項に記載の半導体装置。
  10. 前記配線は銅又は銅を含む金属材料で形成されている、請求項4から9のいずれか一項に記載の半導体装置。
  11. 第1層間絶縁膜と、
    前記第1層間絶縁膜に設けられた第1配線または第1プラグと、
    前記第1層間絶縁膜上の第2層間絶縁膜と、
    前記第2層間絶縁膜に設けられ、前記第1配線または前記第1プラグに接続する第2プラグと、
    前記第2層間絶縁膜上の第3層間絶縁膜と、
    前記第3層間絶縁膜に設けられ、前記第2プラグと一体に形成された第2配線と、
    該第2配線の側面と前記第3層間絶縁膜との間に設けられた第1エアギャップ部と、
    前記第2プラグの外周側面と前記第2層間絶縁膜との間に設けられた、前記第1エアギャップ部に連通する第2エアギャップ部とを有する半導体装置。
  12. 前記第1エアギャップ部を覆うように前記第3層間絶縁膜上に設けられたカバー絶縁膜をさらに有する、請求項11に記載の半導体装置。
  13. 前記第2配線は、該第2配線の側面に沿ったバリアメタル膜を含み、該バリアメタル膜は、前記第1エアギャップ部を介して前記第3層間絶縁膜と対向し、
    前記第2プラグは、該第2プラグの外周側面に沿ったバリアメタル膜を含み、該バリアメタル膜は、前記第2エアギャップ部を介して前記第2層間絶縁膜と対向している、請求項11又は12に記載の半導体装置。
  14. 前記第2層間絶縁膜上に、該第2層間絶縁膜をエッチングする際のマスク材からなるマスク膜をさらに有し、
    前記マスク膜は、前記第1配線と交差し又は前記第1プラグの直上を通過し、且つ前記第2配線と交差する長尺開口部を有し、
    前記第2プラグは、基板平面に投影した配置において、前記長尺開口部と前記第2配線との交差部に位置している、請求項11から13のいずれか一項に記載の半導体装置。
  15. 前記第2配線および前記第2プラグは銅又は銅を含む金属材料で形成されている、請求項11から14のいずれか一項に記載の半導体装置。
  16. 請求項4に記載の半導体装置を製造する方法であって、
    層間絶縁膜に凹部を形成する工程と、
    前記凹部を含む前記層間絶縁膜上に犠牲膜を形成する工程と、
    前記犠牲膜をエッチバックして、前記凹部内の側面上に犠牲サイドウォールを形成する工程と、
    前記凹部を充填するように前記層間絶縁膜上に導電膜を形成する工程と、
    前記犠牲サイドウォールの上端部が露出するように前記凹部の外の前記導電膜を除去し、前記凹部内に残った導電膜からなる配線を得る工程と、
    前記犠牲サイドウォールを選択的に除去して、前記配線の側面と前記凹部内の側面との間のスペースからなるエアギャップ部を形成する工程と、を含む半導体装置の製造方法。
  17. 前記スペースの上端部に蓋をするように前記層間絶縁膜上にカバー絶縁膜を形成する工程を含む、請求項16に記載の半導体装置の製造方法。
  18. 前記層間絶縁膜の形成前に、該層間絶縁膜をエッチングする際のストッパー絶縁膜を形成する工程を含み、
    前記凹部を形成する工程において、該凹部の底部を覆う前記ストッパー絶縁膜を残し、この状態で前記犠牲膜を形成し、
    該犠牲膜をエッチバックして前記犠牲サイドウォールを形成した後に、前記凹部の底部の前記ストッパー絶縁膜を除去し、その後に前記導電膜を形成する、請求項16又は17に記載の半導体装置の製造方法。
  19. 前記犠牲膜はカーボン膜である請求項16から18のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  20. 請求項11に記載の半導体装置を製造する方法であって、
    第1層間絶縁膜に第1配線または第1プラグを形成する工程と、
    前記第1層間絶縁膜上に第2層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2層間絶縁膜上に、該第2層間絶縁膜をエッチングする際のマスク材からなる第1マスク膜を形成する工程と、
    前記第1マスク膜に、前記第1配線と交差し又は前記第1プラグの直上を通過する第1の長尺開口部を形成する工程と、
    前記第1マスク膜上に、第3層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第3層間絶縁膜上に、前記第1の長尺開口部と交差する第2の長尺開口部を有する第2マスク膜を形成する工程と、
    前記第1及び第2マスク膜を利用して前記第3層間絶縁膜および前記第2層間絶縁膜を一括エッチングして、前記第3層間絶縁膜に溝を形成すると同時に、前記第2層間絶縁膜にスルーホールを形成する工程と、
    前記スルーホール内の側面および前記溝内の側面を含む露出表面上に犠牲膜を形成する工程と、
    前記犠牲膜をエッチバックして、前記スルーホール内の側面上および前記溝内の側面上に犠牲サイドウォールを形成する工程と、
    前記溝および前記スルーホールを充填するように導電膜を形成する工程と、
    前記犠牲サイドウォールの上端部が露出するように前記溝および前記スルーホールの外の前記導電膜を除去し、前記溝内に残った導電膜からなる配線と前記スルーホール内に残った導電膜からなるプラグを含むデュアルダマシン配線を得る工程と、
    前記犠牲サイドウォールを選択的に除去して、前記配線の側面と前記溝内の側面との間の第1スペースからなる第1エアギャップと、該第1のスペースに連通する、前記プラグの側面と前記スルーホール内の側面との間の第2スペースからなる第2エアギャップ部を形成する工程とを含む半導体装置の製造方法。
  21. 前記第2スペースの上端部に蓋をするように前記第3層間絶縁膜上にカバー絶縁膜を形成する工程を含む、請求項20に記載の半導体装置の製造方法。
  22. 前記第2層間絶縁膜の形成前に、該第2層間絶縁膜をエッチングする際のストッパー絶縁膜を形成する工程を含み、
    前記スルーホールを形成する工程において、該スルーホールの底部を覆う前記ストッパー絶縁膜を残し、この状態で前記犠牲膜を形成し、
    前記犠牲膜をエッチバックして前記犠牲サイドウォールを形成した後に、前記スルーホールの底部の前記ストッパー絶縁膜を除去し、その後に前記導電膜を形成する、請求項20又は21に記載の半導体装置の製造方法。
  23. 前記犠牲膜はカーボン膜である請求項20から22のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
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