JP2013229481A - 太陽電池モジュール用端子ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽電池モジュールの筐体に端子ボックスを支障なく取り付けることができるようにする。
【解決手段】ボックス11内には導電性の板材からなる端子20が収容される。端子20は、ケーブル80に接続されるケーブル接続部26を有するとともに、ケーブル接続部26から延出した延出先端部32に位置してボックス11の外部に臨み且つ筐体91に形成された開口98を通して筐体91内に進入して筐体91内で太陽電池セル95側の電極に接続されるセル側接続部27を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、太陽電池モジュール用端子ボックスに関する。
特許文献1に記載の太陽電池モジュール用端子ボックスは、太陽電池モジュールの筐体に取り付けられる樹脂製のボックスと、ボックス内に端部が導入される外部接続用の一対のケーブルと、ボックス内に全体が収容されてケーブルに接続されるケーブル接続部を有する一対の端子とを備えている。筐体内には、太陽電池セルの電極に接続された出力電線が配置されている。そして、端子は、出力電線が接続されるセル側接続部を有している。
ボックスが筐体に取り付けられる過程では、出力電線がボックス内に引き込まれ、その状態で端子のセル側接続部に出力電線が半田付けにより接続されるようになっている。
特開2007−311665号公報
上記従来の構成であると、太陽電池モジュールの取付面にボックスを対面させた状態を保ちながら、端子に対する出力電線の接続作業を行わなければならない。このため、作業し辛く、作業性が必ずしも良好ではないという事情がある。
また、例えば、図17の参考例1に示すように、筐体1内が空洞となる集光追尾式の太陽電池モジュールの場合、仮に、筐体1の側面にボックス2が取り付けられ、その状態で、端子3と出力電線4との接続部位を封止するべくボックス2内にシリコン樹脂等の封止材5が投入されると、投入された封止材5が筐体1に貫設された開口6を通して筐体1内に流れ込むという事情がある。このため、筐体1内を実質的に樹脂封止することができないという問題がある。
また、上記に鑑み、例えば、図18の参考例2に示すように、筐体1の開口6にグロメット7を嵌め込んでグロメット7にケーブル8を通した後、端子ボックスを介さずに、筐体1内にケーブル8を直接引き込み、その状態でケーブル8の先端部に出力電線4を直接接続する方法をとることも可能である。この方法によれば、ボックスを持ちながらの接続作業が不要とされ、且つ封止材で封止する必要もない。しかし、ケーブル8は相当な弾性反力を有するため、筐体1内の取り回しに難渋する懸念があり、また筐体1内におけるケーブル8の屈曲に伴ってグロメット6が弾性変形して所定のシール性を確保することができないおそれもある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、太陽電池モジュールの筐体に端子ボックスを支障なく取り付けることができるようにすることを目的とする。
本発明は、太陽電池モジュールの筐体に取り付けられる樹脂製のボックスと、前記ボックス内に端部が導入される外部接続用のケーブルと、前記ボックス内に収容される導電性の板材であり、前記ケーブルに接続されるケーブル接続部を有するとともに、前記ケーブル接続部から延出した延出先端部に位置して前記ボックスの外部に臨み且つ前記筐体に形成された開口を通して前記筐体内に進入して前記筐体内で太陽電池セル側の電極に接続されるセル側接続部を有する端子とを備える太陽電池モジュール用端子ボックスであるところに特徴を有する。
このような構成であれば、太陽電池モジュールの筐体にボックスを取り付けた状態で、筐体内に進入する端子のセル側接続部に対して太陽電池セル側の電極を接続する作業を行うことが可能となる。したがって、セル側接続部の接続作業を行う間、ボックスを持っている必要がなく、且つボックス内を封止材で封止する必要もない。また、ケーブルと違って、筐体内における接続作業に難渋したりすることもない。その結果、太陽電池モジュールの筐体に端子ボックスを支障なく取り付けることができる。
本発明の実施形態1に係る太陽電池モジュール用端子ボックスにおいて、ボックスが筐体の側面に取り付けられ、筐体内で端子のセル側接続部に太陽電池セル側のリード線が接続された状態をあらわす側面視方向の断面図である。 図1の平面視方向の要部拡大断面図である。 カバーの取り付け前、端子のケーブル接続部にケーブルの端部が接続された状態をあらわす正面図である。 太陽電池モジュール用端子ボックスの平面図である。 太陽電池モジュール用端子ボックスの正面図である。 太陽電池モジュール用端子ボックスの平面視方向の断面図である。 カバーの背面図である。 カバーの側面図である。 プラス側端子ボックスの背面図である。 マイナス側端子ボックスの背面図である。 両側面にボックスが取り付けられた筐体本体と集光板とをあらわす太陽電池モジュールの分解斜視図である。 複数の太陽電池モジュールが接続された状態をあらわす斜視図である。 太陽電池モジュールの一部破断斜視図である。 実施形態2に係る太陽電池モジュール用端子ボックスにおいて、プラス側端子ボックスとそれに設けられたプラス側識別部に対応するプラス側識別受け部とをあらわす正面図である。 マイナス側端子ボックスとそれに設けられたマイナス側識別部に対応するマイナス側識別受け部とをあらわす正面図である。 プラス側端子ボックスの平面図である。 参考例1の側面視方向の断面図である。 参考例2の側面視方向の断面図である。
本発明は、次のように具体化することができる。
前記ボックスには、前記筐体への取り付け時に前記開口内で前記端子と前記筐体との間に位置する絶縁部が設けられている。例えば、筐体が金属製である場合には、絶縁部によって筐体と端子との絶縁状態が保持されるため、端子が筐体に誤って短絡される事態が回避される。
前記絶縁部が前記開口内に嵌合して前記筐体に対する前記ボックスの位置決めをなす位置決め構造を有している。かかる位置決め構造によって筐体にボックスを位置決め保持させることが可能となる。
前記導体が前記太陽電池セル側のプラス側の電極に接続されるプラス側端子ボックスと、前記導体が前記太陽電池セル側のマイナス側の電極に接続されるマイナス側端子ボックスとで構成され、前記プラス側端子ボックス及び前記マイナス側端子ボックスがそれぞれ独立して設けられている。これにより、太陽電池セルの配列パターンに起因してプラス側とマイナス側の両電極が離間する場合にも対応することが可能となり、汎用性が高められる。
前記プラス側端子ボックスにはプラス側識別部が設けられ、前記マイナス側端子ボックスにはマイナス側識別部が設けられており、前記プラス側識別部は、前記筐体への取り付け時に前記筐体のブラス側識別受け部には嵌合するが、前記筐体のマイナス側識別受け部には嵌合しない形態とされ、前記マイナス側識別部は、前記筐体への取り付け時に前記筐体のマイナス側識別受け部には嵌合するが、前記筐体のプラス側識別受け部には嵌合しない形態とされている。このような構成であれば、プラス側端子ボックスが誤ってマイナス側の電極に接続されたり、マイナス側端子ボックスが誤ってプラス側の電極に接続されたりする事態が回避される。
前記ボックスが前記筐体における受光面と交差する側面に取り付けられる。これによれば、筐体の底面(受光面と反対側の面)に取り付けられる場合と違って、輸送時の形態安定性に優れる。
前記ケーブルが前記筐体の前記側面に沿って配索される。こうすると、ケーブルが異物に絡む事態が防止される。
前記ボックスは、前記ケーブルの端部及び前記端子が収容されるボックス本体と、前記ボックス本体に取り付けられて前記ボックス本体の開口を閉じるカバーとにより構成され、前記カバーには、前記ボックス本体への取り付けに伴って前記ケーブルと当接することで前記ケーブルを固定する固定部が一体に設けられている。カバーに固定部が設けられることにより、ケーブルを固定する専用の固定部材を設けずに済み、構成を簡素化することができるとともに、部品点数を削減することできる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1〜図13によって説明する。実施形態1に係る太陽電池モジュール用端子ボックス(以下、単に端子ボックス10という)は、図12に示すように、太陽電池モジュール90の筐体91に取り付けられるようになっている。
実施形態1の場合は、複数の太陽電池モジュール90が図示しない架台により平面状に支持され、その状態で、表面に配置された集光板93(後述する)が常に太陽と対向するように、架台が太陽の移動に追従する集光追尾式の発電システムを例示するものである。
太陽電池モジュール90は、図13に示すように、角箱状をなす金属製の筐体91を備えている。筐体91は、上面開口の筐体本体92と、その上面開口を閉じるように筐体本体92の上端に取り付けられる集光板93とからなり、内部が空洞になっている。集光板93は、太陽光を集光するための複数のフレネルレンズ等の集光レンズ94を有している。筐体本体92は、集光板93と対向する位置に支持板94を有し、支持板94には、複数の太陽電池セル95が配設されている。各太陽電池セル95は、各集光レンズ94により集光された太陽光を受ける位置に整列に配置されている。また、各太陽電池セル95の電極にはリード線96が接続されている。図11に示すように、前後両端に位置する太陽電池セル95におけるプラス側及びマイナス側の電極に接続された両リード線96は、ほぼ屈曲自在に引き出され、端子ボックス10側の端子20(後述する)と接続可能とされている。
また、筐体91は、支持板94の外周縁から立ち上がる側板97を有している。側板97の外面(筐体91の側面)は、集光板93の板面にほぼ直交して配置されている。そして、図1に示すように、側板97には、略矩形状の開口98が前後に対をなして形成されている。両開口98には、端子ボックス10が位置決め状態で嵌合されている。図12に示すように、端子ボックス10から延出するケーブル80が隣接する太陽電池モジュール90間でコネクタ60を介して連結されることにより、太陽電池モジュール90同士が相互に接続されるようになっている。
端子ボックス10は、図6に示すように、ボックス11と、ボックス11内に収容される一つの端子20と、ボックス11内に端部が収容され且つボックス11外に引き出されるケーブル80とを備えている。そして、端子ボックス10は、太陽電池セル95の正極から延出するリード線96に接続されるプラス側端子ボックス10A(図9を参照)と、太陽電池セル95の負極から延出するリード線96に接続されるマイナス側端子ボックス10B(図10を参照)とで構成されている。プラス側端子ボックス10A及びマイナス側端子ボックス10Bはそれぞれ別体であって相互に独立して設けられている。
ボックス11は合成樹脂製であって、図6に示すように、前面開口のボックス本体12と、その前面開口を閉じるようにボックス本体12の前端に取り付けられるカバー13とからなる。
ボックス本体12は、幅方向に細長いキャップ状をなし、端子20及びケーブル80の端部が装着される略矩形状の装着板14と、装着板14の外周縁から前方に突出する略角筒状の周壁板15とで構成されている。図3に示すように、ケーブル80は、複数の素線からなる芯線部81の周りを絶縁被覆82で覆った被覆電線として構成されている。ケーブル80の端末部には、絶縁被覆82の除去により芯線部81が露出して配置されている。
周壁板15の前端には、図3及び図6に示すように、フランジ部16が径方向に張り出して形成されている。また、周壁板15の前端には、段差17が全周に亘って形成されている。周壁板15の前端のうち、段差17を境とする内側の部分は、外側の部分よりも一段落ちるように後退しており、この内側の部分にカバー13が嵌着されるようになっている。
周壁板15の長辺側の両側壁には、幅方向に一対ずつのロック受け部18が形成されている。各ロック受け部18は、周壁板15の前端に開口するようにして周壁板15の内面に凹み形成されている。ボックス本体12にカバー13が取り付けられると、各ロック受け部18に後述するロック部35が弾性的に係止して、カバー13がボックス本体12に固定されるようになっている。
周壁板15の短辺側の一側壁には、図6に示すように、ケーブル80が挿入される筒部19が側方に突出して形成されている。筒部19内にケーブル80が挿入された状態で、筒部19及びケーブル80の両外周面に跨ってゴムブーツ50が嵌着され、ゴムブーツ50によってケーブル80と筒部19との隙間からボックス11内に水が浸入するのが防止されるようになっている。
また、図9に示すように、プラス側端子ボックス10Aは、装着板14の後面に+の記号21が刻印され、図10に示すように、マイナス側端子ボックス10Bは、装着板14の後面に−の記号22が刻印されている。このため、プラス側端子ボックス10A及びマイナス側端子ボックス10Bは両記号21、22によって視覚的に識別されるようになっている。
図3及び図6に示すように、装着板14の前面の幅方向一側(ケーブル80が引き出される側)には、ケーブル80の端部を受けるケーブル受け部23が突出して形成されている。ケーブル80の端部はケーブル受け部23によって装着板14に位置決め状態で支持されている。また、装着板14の前面の幅方向他側には、端子20を受ける端子受け部24が突出して形成されている。端子受け部24には、端子20が挿入される挿入溝25が形成されている。挿入溝25は、前後方向に深くなり且つ幅方向に沿ったスリット溝状の形態とされている。
端子20は導電性の金属板を曲げ加工等して一体に成形され、図3及び図6に示すように、ケーブル接続部26と、セル側接続部27と、セル側接続部27及びケーブル接続部26を連結する連結部28とを備えている。ケーブル接続部26は、ケーブル80の芯線部81に圧着により接続され、芯線部81に外側からかしめ付けられる一対のかしめ片29を有している。連結部28は、図3に示すように、ケーブル接続部26の底面と同一平面上に配置され、ケーブル接続部26からセル側接続部27にかけて正面視略クランク状に延びる形態とされている。端子20が端子受け部24に装着されると、ケーブル接続部26がケーブル受け部23の端部に隣接して配置され、連結部28が端子受け部24を回り込むように端子受け部24に隣接して配置されるようになっている。
セル側接続部27は、ケーブル接続部26及び連結部28よりも大きい板幅を有し、ケーブル接続部26及び連結部28とほぼ直交する板面を有している。つまり、セル側接続部27は、連結部28の端部からほぼ直角に折り曲げられている。
セル側接続部27の板幅方向の両端は挿入溝25の溝面に当接され、これによって端子20が端子受け部24に位置決め状態で支持される。この場合、図6に示すように、セル側接続部27は装着板14の板面に対してほぼ直交する方向となる前後方向に突出して配置され、連結部28及びケーブル接続部26は装着板14の板面にほぼ沿って配置される。また、セル側接続部27のうち、連結部28に近い延出基端部31は周壁板15の立ち上がり範囲に位置してボックス本体12内に収容されるが、連結部28から離れた延出先端部32は周壁板15の立ち上がり範囲を超えてボックス本体12外に露出して配置されるようになっている。また、セル側接続部27における延出先端部32寄りの位置には、幅方向に延びるスリット状の接続孔33が形成されている。図2に示すように、端子ボックス10が筐体91の側面に取り付けられると、セル側接続部27が筐体91内に臨み、筐体91内でセル側接続部27の接続孔33にリード線96が半田付けにより接続されるようになっている。
カバー13は、図5に示すように、周壁板15の段差17に沿った略矩形板状のカバー本体34を有している。図7に示すように、カバー本体34の長辺側の側縁には、幅方向に一対ずつのロック部35が後方に突出して形成されている。各ロック部35は、爪状をなし、カバー13の固定時に各ロック受け部18に内側から弾性的に嵌り込んで各ロック受け部18を係止する。
カバー本体34の後面の幅方向一側には、ケーブル80の端部を固定する固定部36が一体に設けられている。図6に示すように、固定部36は、カバー13の固定時、ケーブル受け部23と対向して配置され、ケーブル受け部23との間にケーブル80の端部を径方向から挟持して固定するようになっている。図8に示すように、固定部36の内面は、円弧状をなし、ケーブル80の外周面に沿って配置される。
カバー本体34の幅方向他側には、図7に示すように、幅方向に延びるスリット状の通し孔38が開口して形成されている。カバー13の固定時、通し孔38内にはセル側接続部27がほぼ適合して挿入され、セル側接続部27の延出先端部32が通し孔38から前方に突出して配置されるようになっている。
図5及び図6に示すように、カバー本体34の前面における通し孔38の孔周りは、周囲から段付き状に突出する厚肉部39となっている。通し孔38の延出範囲は厚肉部39によってカバー本体34の幅方向一側の板厚以上になっている。
また、カバー本体34の前面には、筒状の絶縁部41が厚肉部39の周りを全周に亘って取り囲むようにして形成されている。絶縁部41は、図2に示すように、筐体91の開口98にほぼ適合する形態とされ、筐体91への取り付け時に、開口98内に位置決め状態に嵌合保持される。絶縁部41の突出寸法は、厚肉部39の突出寸法よりも大きく、また側板97の板厚よりも大きくされている。カバー13の固定時、セル側接続部27の前端は絶縁部41の前端よりも前方に配置される。一方、セル側接続部27の接続孔33は、絶縁部41の前端よりも後方に位置し、図4に示すように、平面視において絶縁部41内に隠れて配置される。
次に、実施形態1に係る端子ボックス10の組み上げ方法及び太陽電池モジュール10への取り付け方法について説明する。
まず、ボックス本体12の端子受け部24に前方から端子20がスライドして挿入される。すると、装着板14の前面に連結部28及びケーブル接続部26が載置され、且つセル側接続部27が前方に突出して配置される。続いて、ケーブル80の端部が筒部19内に側方から差し込まれる。ボックス本体12内に導入されたケーブル80の端部はケーブル受け部23に支持される。また、図3に示すように、ケーブル80の芯線部81がケーブル接続部26に重ねられ、その状態で、両かしめ片29が芯線部81に圧着により接続される。
次いで、ボックス本体12の段差17内にカバー13が嵌め込まれる。カバー13の取付け過程では、カバー本体34の通し孔38内に後方から端子20のセル側接続部27が位置決め状態で通されて、セル側接続部27の延出先端部32が通し孔38から前方に突出して配置される。カバー13が正規の取り付け位置に至ると、固定部36とケーブル受け部23との間にケーブル80が固定され、且つ各ロック部35が各ロック受け部18を弾性係止して、カバー13がボックス本体12に固定される。これにより、図4〜図6に示すように、端子ボックス10が組み上げられ、ケーブル80が端子ボックス10の長さ方向となる幅方向に延出して配置される。また、端子ボックス10の前面はカバー13からボックス本体12にかけてほぼ面一に連続して配置される。
次に、端子ボックス10の前面に接着材等の固着材を塗布し、その状態で、図1及び図2に示すように、筐体本体92の開口98内にボックス11の絶縁部41が嵌め込まれる。すると、端子ボックス10が固着材を介して筐体本体92の側面に位置決め状態に固定される。また、図11に示すように、端子ボックス10から引き出されたケーブル80は、筐体本体92の側面に沿うように幅方向に延出して配置される。
筐体本体92の開口98に絶縁部41が嵌め込まれるのに伴い、セル側接続部27の延出先端部32が筐体本体92内に突出して配置される。このとき、セル側接続部27は筐体91内のリード線96とほぼ対向する位置に配置される。なお、筐体本体92の側面における前後夫々の開口98に対してプラス側端子ボックス10A及びマイナス側端子ボックス10Bがそれぞれ離間して取り付けられる。
続いて、セル側接続部27の接続孔33内にリード線96の先端部を保持させ、その状態で、セル側接続部27とリード線96とを半田付けにより接続する。かかる半田接続作業は筐体本体92内で行うことができる。その後、筐体本体92の上端に集光板93が被せ付けられ、筐体91が組み上げられる。また、筐体91の側面から延出するプラス側及びマイナス側の各ケーブル80の延出端部にはコネクタ60が接続され、図12に示すように、コネクタ60が隣接する太陽電池モジュール90のコネクタ60に連結されることにより、各太陽電池モジュール90が直列に接続される。
以上説明したように、本実施形態によれば、太陽電池モジュール90の筐体91にボックス11を取り付けた状態で、筐体91内に進入する端子20のセル側接続部27に対して太陽電池セル95側の電極(リード線96を含む)を接続する作業を行うことが可能となる。したがって、セル側接続部27の接続作業を行う間、ボックス11を持っている必要がなく、且つボックス11内を封止材で封止する必要もない。また、ケーブル80と違って、筐体91内における接続作業に難渋したりすることもない。その結果、太陽電池モジュール90の筐体91に端子ボックス10を支障なく取り付けることができる。
また、ボックス11には筐体91への取り付け時に開口98内で端子20と筐体91との間に介在する絶縁部41が設けられているため、端子20が筐体91に誤って短絡される事態が回避される。しかも、絶縁部41が開口98内に嵌合して筐体91に対するボックス11の位置決めをなす位置決め構造を有しているため、筐体91にボックス11を位置決め保持させることが可能となる。
また、プラス側端子ボックス10A及びマイナス側端子ボックス10Bがそれぞれ独立して設けられているため、太陽電池セル95の配列パターンに柔軟に対応することが可能となり、汎用性が高められる。
また、ボックス11が筐体91における受光面(集光板93の板面)と交差する側面に取り付けられるため、筐体91の底面(受光面と反対側の面)に取り付けられる場合と違って、輸送時の形態安定性に優れる。さらに、ケーブル80が筐体91の側面に沿って配索されるため、ケーブル80が側方に張り出すことがなく異物に絡むような事態が回避される。
さらにまた、ボックス本体12にカバー13が取り付けられるに伴い、カバー13の固定部36がケーブル80をケーブル受け部23との間に固定するため、ケーブル80を固定する専用の固定部材を設けずに済み、全体の構成を簡素化することができるとともに、部品点数を削減することできる。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を図14〜図16に示す。実施形態2では、プラス側端子ボックス10E及びマイナス側端子ボックス10Fが筐体91E、91Fに誤組み付けされるのを確実に防止することが可能な構造になっている。なお、実施形態2では、誤組み付け防止構造以外は実施形態1とほぼ同様であるため、実施形態1と同一の部位には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図14及び図16に示すように、プラス側端子ボックス10Eのカバー13の前面には、小円柱状のプラス側識別部46が突出して形成されている。プラス側識別部46は、ボックス11の前面の中心から一方側に偏心して配置されている。また、筐体91Eの側面には、ボックス11の取り付け時に、プラス側識別部46が嵌合する小円形のプラス側識別受け部101が開口して形成されている。プラス側識別受け部101は、筐体91Eの側面のうち、開口98の中心を挟んだ一方側に偏心して配置されている。
一方、図15に示すように、マイナス側端子ボックス10Fのカバー13の前面には、小円柱状のマイナス側識別部47が突出して形成されている。マイナス側識別部47は、ボックス11の前面の中心から他方側に偏心して配置されている。また、筐体91Fの側面には、ボックス11の取り付け時に、マイナス側識別部47が嵌合する小円形のマイナス側識別受け部102が開口して形成されている。マイナス側識別受け部102は、筐体91Fの側面のうち、開口98の中心を挟んだ他方側に偏心して配置されている。
これにより、プラス側識別部46は、筐体91Eへの取り付け時に筐体91Eのプラス側識別受け部101には嵌合するが、筐体91Fのマイナス側識別受け部102には嵌合せず、マイナス側識別部47は、筐体91Fへの取り付け時に筐体91Fのマイナス側識別受け部102には嵌合するが、筐体91Eのプラス側識別受け部101には嵌合しない。したがって、実施形態2によれば、プラス側端子ボックス10Eが誤ってマイナス側の電極に接続されたり、マイナス側端子ボックス10Fが誤ってプラス側の電極に接続されたりする事態が確実に回避される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)ボックス本体内にシリコン樹脂等の封止材を投入したあと、ボックス本体にカバーを取り付けるものであってもよい。
(2)同一のボックス内にプラス側及びマイナス側の両端子が並列に配置されるものであってもよい。
(3)ケーブルと端子とは半田付けにより接続されるものであってもよい。
(4)実施形態2では、例えば、プラス側識別部及びマイナス側識別部が互いに異なる形状をなす絶縁部によって構成され、プラス側識別受け部及びマイナス側識別受け部が互いに異なる形状をなす開口によって構成されるものであってよい。
(5)本発明は、家屋の屋根等に平面的に配列された太陽電池モジュールからなる薄膜型の発電システムにも適用可能である。
10…端子ボックス(太陽電池モジュール用端子ボックス)
10A、10E…プラス側端子ボックス
10B、10F…マイナス側端子ボックス
11…ボックス
12…ボックス本体
13…カバー
20…端子
26…ケーブル接続部
27…セル側接続部
32…延出先端部
36…固定部
41…絶縁部
46…プラス側識別部
47…マイナス側識別部
80…ケーブル
90…太陽電池モジュール
91、91E、91F…筐体
92…筐体本体
95…太陽電池セル
96…リード線
97…側板
98…開口
101…プラス側識別受け部
102…マイナス側識別受け部

Claims (8)

  1. 太陽電池モジュールの筐体に取り付けられる樹脂製のボックスと、
    前記ボックス内に端部が導入される外部接続用のケーブルと、
    前記ボックス内に収容される導電性の板材であり、前記ケーブルに接続されるケーブル接続部を有するとともに、前記ケーブル接続部から延出した延出先端部に位置して前記ボックスの外部に臨み且つ前記筐体に形成された開口を通して前記筐体内に進入して前記筐体内で太陽電池セル側の電極に接続されるセル側接続部を有する端子とを備えることを特徴とする太陽電池モジュール用端子ボックス。
  2. 前記ボックスには、前記筐体への取り付け時に前記開口内で前記端子と前記筐体との間に位置する絶縁部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
  3. 前記絶縁部が前記開口内に嵌合して前記筐体に対する前記ボックスの位置決めをなす位置決め構造を有していることを特徴とする請求項2記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
  4. 前記導体が前記太陽電池セル側のプラス側の電極に接続されるプラス側端子ボックスと、前記導体が前記太陽電池セル側のマイナス側の電極に接続されるマイナス側端子ボックスとにより構成され、前記プラス側端子ボックス及び前記マイナス側端子ボックスがそれぞれ独立して設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
  5. 前記プラス側端子ボックスにはプラス側識別部が設けられ、前記マイナス側端子ボックスにはマイナス側識別部が設けられており、前記プラス側識別部は、前記筐体への取り付け時に前記筐体のブラス側識別受け部には嵌合するが、前記筐体のマイナス側識別受け部には嵌合しない形態とされ、前記マイナス側識別部は、前記筐体への取り付け時に前記筐体のマイナス側識別受け部には嵌合するが、前記筐体のプラス側識別受け部には嵌合しない形態とされていることを特徴とする請求項4記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
  6. 前記ボックスが前記筐体における受光面と交差する側面に取り付けられることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
  7. 前記ケーブルが前記筐体の前記側面に沿って配索されることを特徴とする請求項6記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
  8. 前記ボックスは、前記ケーブルの端部及び前記端子が収容されるボックス本体と、前記ボックス本体に取り付けられて前記ボックス本体の開口を閉じるカバーとで構成され、前記カバーには、前記ボックス本体への取り付けに伴って前記ケーブルと当接することで前記ケーブルを固定する固定部が一体に設けられていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
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