JP2013229401A - 渦巻型コイル - Google Patents

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Abstract

【課題】コイル自体が反りを生じないように工夫された平面渦巻型空芯コイルを提供する。
【解決手段】撚り方向の異なる複数の撚り線が巻回され隣接する撚り線同士が密接した渦巻平面形状である。例えば、1又は2本以上のS撚り線11と、1又は2本以上のZ撚り線12とを、半径方向に交互配列に隙間なく平面渦巻形状に巻線され、互いに接触するS撚り線11とZ撚り線12とが一体化されてなる平面渦巻型空芯コイル10を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として対向するコイル間に生じる電磁誘導作用により無接点電力を伝送する電力伝送装置の送電用コイルと受電用コイルに適用可能な空芯コイルに関し、特にコイル線が撚り線からなるフラットな密着渦巻き状に巻き線された平面渦巻型コイルに関する。
コードレス機器(例えば、携帯電話、電気剃刀機、卓上掃除機、リモートコントローラ、腕時計、電卓など)に内蔵したバッテリーを充電する充電器として、充電器に内蔵した一次コイルとコードレス機器に内蔵した二次コイルとを磁気結合した無接点充電式機器が知られている。
この種の無接点充電式機器では、充電器とコードレス機器を電気的に接続する接点を設けることなく、一次コイルから二次コイルへの電磁誘導により、充電器からコードレス機器に電力を供給することができる。充電器の送電制御回路から送電用コイルに交流電流を流すと、相互誘導作用によりコードレス機器の受電用コイルに起電力が誘起され、起電力による電流がコードレス機器の受電制御回路に流れて電力伝送が行われる。送電用コイルあるいは受電用コイルは、導体を渦巻き状に巻回して構成される。
特許文献1には、被接触型トランスを構成する一次コイル及び2次コイルが、単導線から構成されたなる平面渦巻き型空芯コイルが記述されている。
特許文献2には、断面形状が円形または矩形の線材を渦巻き状に巻回することによって製造される渦巻き型状コイルが記述されている。
特許文献3には、単導線に絶縁被覆を施した導線を平板空芯単層渦巻き状に、かつ隣接する導線同士が密接するように巻回してなる空芯コイルが示され(図1)、さらにこの空芯コイルを絶縁板上に配置し、空芯コイルの単導線上に絶縁性樹脂を塗布してなる絶縁材付き空芯コイルが示されており(図20)、及び複数の裸単導線の集合体に絶縁被覆を施した導線(例えば7本のホルマル線を撚ったリッツ線)を単層渦巻き状に巻回してなる空芯コイルについての記載がある。
特許文献4には、撚り線からなる電線が同一平面内に渦巻き状に巻回された平面コイルが示されている。
特開平04−122007号公報 特開平11−97263号公報 特開2007−324532号公報 特開2008−172873号公報
図8は、特許文献3の図1に相当し、断面円形の単導線に絶縁被覆を施した導線を平板空芯単層渦巻き状に、隣接する導線同士が密接するように巻回してなる、空芯渦巻型単層コイル4の製造方法を示す、模式的縦断面図である。図8において、符号1は導線を巻き付けるためのコア、符号2はコア1と一体のフランジ、符号3はフランジ2と協働して巻き付けスペースを規定するスペース規定フランジである。
断面円形の単導線に絶縁被覆を施しさらに自己融着層で覆われた7本の素線を撚ってなる導線(リッツ線)の巻き始め端をフランジ2に設けた小孔(図示しない)に通してから、フランジ3をコア1の端面に当接して巻き付けスペースを規定し、フランジ2,3を一体に回転することにより、導線(リッツ線)をコア1の周りに密に巻回し、巻き終わり端を弛まないよう固定しておいて、所要温度に加熱しその後冷却することにより、自己融着層により空芯渦巻型単層コイル4として一体化し、その後、空芯渦巻型単層コイル4をコア1及びフランジ2,3から取り外すものである。
図9に示すように、フランジ3を離間させ、取り外された空芯渦巻型単層コイル4は、平面を保つことができず、最内周部から半径方向外方へ行くに連れて最内周部のリッツ線の断面中心を通る平面Yから漸次にずれていく反りを生じる。これは、コイル自体が撚り線応力により変形することに基づくものである。従って、特許文献3の図20に示されるように、絶縁板上に空芯渦巻型単層コイル4を配置しその上に絶縁性樹脂を塗布して絶縁材付き空芯コイルを形成し、反りを抑え込む必要がある。
本発明は、上述した点に鑑み案出されたもので、絶縁板上に配置し絶縁性樹脂で固めて反り抑えこむといった手段を講ずることなく、コイル自体が反りを生じない渦巻型コイルを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の渦巻型コイルは、以下の3つの態様がある。
本発明の第1の態様の渦巻型コイルは、撚り方向の異なる複数の撚り線が同軸上に巻回され、隣接する撚り線同士が密接した渦巻形状であることを特徴とする。
この渦巻型コイルは、1又は2本以上のS撚り線と、1又は2本以上のZ撚り線とを、半径方向に交互配列に隙間なく平面渦巻形状に巻線され、互いに接触するS撚り線とZ撚り線とが一体化されてなる単層空芯コイルである第1の形態と、1本のS撚り線と、素線数及び断面積がS撚り線の素線数及び断面積と同一である1本以上のZ撚り線とを、並列に繰り出してS撚り線の渦巻とZ撚り線の渦巻とが同一の位相で渦巻状に隙間なく巻線され、互いに接触するS撚り線同士、Z撚り線同士、及び一体化S撚り線とZ撚り線とが一体化されてなる複数層空芯コイルである第2の形態と、を含む。
さらに、第1,第2の形態は、いずれも、S撚り線とZ撚り線の内周側取り出し線が一本に纏められリードとされると共に、S撚り線とZ撚り線の外周側取り出し線が一本に纏められリードとされる形態と、S撚り線とZ撚り線のいずれか一方の、巻き始め端と巻き終わり端をリード線とし、他方の、巻き始め端と巻き終わり端をリードから絶縁し通電不可とする形態とを含む。
撚り線同士の一体化については、自己溶着ワイヤーを用いプレスしかつ高温に加熱し積層して冷却することで達成され、あるいは、プレスにより変形方向の延展を抑えて積層方向に高圧プレスすることにより達成される。
ここで「自己融着線」とは、銅線を絶縁膜で被覆し、さらに絶縁膜を自己融着層で覆った線をいう。非接点電力伝送用コイルにおいては、高い周波数での使用と薄型で線積率を高くした高効率の巻線技術が要求される。本発明では、撚り線を使用することでコイルの共振周波数を高くし、高い周波数での利用が可能である。
本発明の第2の態様の渦巻型コイルは、撚り方向の異なる撚り線からなる複数の渦巻型コイルが、軸方向に重ねられ複数層に一体化されてなることを特徴とする。
この渦巻型コイルは、1又は2本以上のS撚り線を同一平面上に渦巻状に隙間なく巻線され、互いに接触するS撚り線同士が一体化されてなるS撚り線渦巻コイルと、1又は2本以上のZ撚り線を同一平面上に渦巻状に隙間なく巻線され、互いに接触するZ撚り線同士が一体化されてなるZ撚り線渦巻コイルとが別々に作られ、S撚り線渦巻コイルとZ撚り線渦巻コイルの渦巻平面同士を重ねられ複数層に一体化されてなる第3の形態を含む。
さらに、第3の形態においても、上記の第1,第2の形態と同様に、S撚り線とZ撚り線の内周側取り出し線が一本に纏められリードとされると共に、S撚り線とZ撚り線の外周側取り出し線が一本に纏められリードとされる形態と、S撚り線とZ撚り線のいずれか一方の、巻き始め端と巻き終わり端をリード線し、他方の、巻き始め端と巻き終わり端をリードから絶縁し通電不可とする形態とを含むものである。
S撚り線渦巻コイルとZ撚り線渦巻コイルとの一体積層化は、自己溶着ワイヤーを積層してプレスし、かつ高温に加熱し冷却することで達成される。
本発明の第3の態様の平面渦巻型空芯コイルは、第1又は第2の態様において、前記撚り方向の異なる複数の撚り線同士の撚りピッチが異なる構成である。
この平面渦巻型空芯コイルは、例えば、S撚り線は、撚り線集合体の直径の30倍程度の標準撚りピッチで撚られている一方、Z撚り線は、撚りピッチが撚り線集合体の直径の約40倍以上でゆるく撚られ、当該S撚り線と当該Z撚り線とを用いて、上記の第1〜第3の形態の渦巻コイルが形成されている形態である。
本発明によれば、撚り線方向が異なる撚り線(S撚り線とZ撚り線)を巻回して渦巻型コイルを形成することにより、S撚り線の反りと、Z撚り線の反りとを相殺することができ、反りが生じない渦巻型コイルを提供することができる。
また、撚り線ピッチが異なる撚り線(S撚り線とZ撚り線)を巻回して渦巻型コイルを形成した場合には、反りが生じないことに加えて、撚り線同士の重なり状態を制御できて、線積率を高くできるから、高効率の非接点電力伝送用の平面渦巻型空芯コイルを提供することができる。
図(a)は本発明の第1の実施形態に係る平面渦巻型空芯コイルの正面図、図(b)は図(a)におけるIb−Ib拡大断面図を示す。 図(a)は本発明の第2の実施形態に係る平面渦巻型空芯コイルの正面図、図(b)は図(a)におけるIIb−IIb拡大断面図を示す。 図(a)は本発明の第3の実施形態に係る平面渦巻型空芯コイルの正面図、図(b)は図(a)におけるIIIb−IIIb拡大断面図を示す。 図(a)は本発明の第4の実施形態に係る平面渦巻型空芯コイルの正面図、図(b)は図(a)におけるIVb−IVb拡大断面図を示す。 図(a)は本発明の第5の実施形態に係る平面渦巻型空芯コイルの斜視図、図(b)は図(a)におけるVb−Vb拡大断面図である。 図(a)は本発明の第6の実施形態に係る平面渦巻型空芯コイルの斜視図、図(b)は図(a)におけるVIb−VIb拡大断面図である。 図(a)は本発明の第7の実施形態に係る平面渦巻型空芯コイルの斜視図、図(b)は図(a)におけるVIIb−VIIb拡大断面図である。 従来の空芯渦巻型単層コイルの製造方法を示す模式的縦断面図である。 図8のコイル製造装置から取り出した空芯渦巻型単層コイルの製造後の反り を示す図である。
以下、図面を参照して本発明に係る平面渦巻型空芯コイルの実施形態を説明する。
〔第1の実施形態〕
図1(a)はこの実施形態に係る平面渦巻型空芯コイル10の正面図、図1(b)は図1(a)におけるIb−Ib拡大断面図を示す。この平面渦巻型空芯コイル10は、1本のS撚り線11と、1本のZ撚り線12とが、半径方向に交互に配列され隙間なく平面渦巻形状に巻線され、互いに接触するS撚り線11とZ撚り線12とが一体化されてなる単層空芯コイルである。S撚り線11とZ撚り線12の内周側取り出し線11a,12aが一本に纏められリードとされると共に、S撚り線11とZ撚り線12の外周側取り出し線11b,12bが一本に纏められリードとされている。S撚り線11とZ撚り線12の配置が逆転していても良い。
S撚り線11とZ撚り線12は、いずれも、複数の自己融着線がS撚りまたはZ撚りされてなる集合線であるか、または複数の裸導線(銅線)がS撚りまたはZ撚りされてから絶縁被膜で被覆され、さらに自己溶着層で被覆された集合線である。S撚り線11とZ撚り線12は、自己融着線の本数が同一で、撚りピッチが同一の標準ピッチ(撚り線集合体の直径の30倍程度)である。このような撚りピッチの撚り線は、巻線によっても断面形状がほとんど変形せず、略円形となる。なお、S撚り線11とZ撚り線12は、リッツ線に限定されない。
この平面渦巻型空芯コイル10を製造するには、図8に示すコア1とフランジ2,3と同様の巻き付け手段を用いる。すなわち、S撚り線11とZ撚り線12の巻き始め端をフランジ2に設けた小孔(図示しない)に通してから、フランジ3をコア1の端面に当接して巻き付けスペースを規定し、フランジ2,3を一体に回転することにより、S撚り線11とZ撚り線12をコア1の周りに交互配列に隙間なく巻回し、巻き終わり端を弛まないよう固定しておいて、所要温度に加熱しその後冷却することにより、自己融着層により空芯渦巻型単層コイル4として一体化し、その後、取り外す。加熱の方法としては、適宜の加熱手段によるもののほか、コイルを通電する事によって発生する発熱を使って融着させる通電融着でもよい。その場合は、巻線後に端末線固定した状態で通電加熱し、冷却し、コイルを取り外す。また、他の融着方法として、巻線後に加熱するのではなく巻線を行いながら熱風を巻線部に吹き付け融着させる熱風巻線や、アルコールを融着層に塗りつけながら巻線して融着させるアルコール融着を用いることもできる。
本実施形態によれば、S撚り線の反りと、Z撚り線の反りとを相殺させることができ、反りが生じない。
なお、S撚り線11の巻き始め端と巻き終わり端をリード線とし、Z撚り線12の巻き始め端と巻き終わり端を基部より切除してS撚り線11のリード線に対して不導通としてもよい(他の実施形態でも同様)。この形態にしたときは、S撚り線11のみがコイルとして使われ、Z撚り線12は、S撚り線の反りと相殺させる役目を果たす。
〔第2の実施形態〕
図2(a)はこの実施形態に係る平面渦巻型空芯コイル13の正面図、図2(b)は図2(a)におけるIIb−IIb拡大断面図を示す。この平面渦巻型空芯コイル13は、1本のS撚り線14と、1本のZ撚り線15とが、半径方向に交互配列に隙間なく平面渦巻形状に巻線され、互いに接触するS撚り線14とZ撚り線15とが一体化され、S撚り線14とZ撚り線15の内周側取り出し線14a,15aが一本に纏められリードとされ、S撚り線14とZ撚り線15の外周側取り出し線14b,15bが一本に纏められリードとされてなる単層空芯コイルである。
この平面渦巻型空芯コイル13は、第1の実施形態の平面渦巻型空芯コイル10と自己融着線の本数は同一であるが、S撚り線14及びZ撚り線15の撚りピッチが撚り線集合体の線径の40倍以上である点において相違する。より具体的には、本実施形態においては線径0.1mmの撚り線7本による撚り線集合体(撚り直径0.3mm)で撚り線ピッチが20mmのワイヤであり、撚り線ピッチが撚り直径の67倍である。このような撚りピッチの撚り線は、巻線によって断面形状が維持出来ず、巻線治具の隙間に入り込み形状が決まるため、隙間形状に応じて四角、三角、小判状等となる。すなわち、この平面渦巻型空芯コイル13は、第1の実施形態の平面渦巻型空芯コイル10に比べ、ゆるく撚られたS撚り線14とZ撚り線15が使用され、同一平面上にタイトに巻回されてなるので、図2(b)に示すように、撚り線の元の断面形状が歪み、概略矩形になっている。この平面渦巻型空芯コイル13について、その他の構成は、第1の実施形態と同一であるので説明を省略する。
この実施形態に係る平面渦巻型空芯コイル13は、S撚り線14の反りとZ撚り線15の反りとが相殺され、全体としての反りを生じないことに加え、撚り線集合体の重なり状態を制御でき、スペースファクタ(線積率)を高くできるから、インダクタンス値を大きくすることができ、高効率の非接点電力伝送用の平面渦巻型空芯コイルを提供することができる。
〔第3の実施形態〕
図3(a)はこの実施形態に係る平面渦巻型空芯コイル16の正面図、図3(b)は図3(a)におけるIIIb−IIIb拡大断面図を示す。この平面渦巻型空芯コイル16は、1本のS撚り線17と、1本のZ撚り線18とが、半径方向に交互配列に隙間なく平面渦巻形状に巻線され、互いに接触するS撚り線17とZ撚り線18とが一体化され、S撚り線17とZ撚り線18の内周側取り出し線17a,18aが一本に纏められリードとされ、S撚り線17とZ撚り線18の外周側取り出し線17b,18bが一本に纏められリードとされてなる単層空芯コイルである。
この平面渦巻型空芯コイル16は、S撚り線17の撚りピッチが標準ピッチである一方、Z撚り線18の撚りピッチが撚り線集合体の直径の約40倍以上である点において第1の実施形態の平面渦巻型空芯コイル10と相違する。すなわち、この平面渦巻型空芯コイル16は、標準ピッチで撚られたS撚り線17とゆるく撚られたZ撚り線18が使用され、同一平面上にタイトに巻回されてなるので、図3(b)に示すように、Z撚り線18については元の断面形状が崩れ、中程でくびれた形状になっている。なお、Z撚り線18が標準ピッチで撚られており、S撚り線17がゆるく撚られていても良い。この平面渦巻型空芯コイル13について、その他の構成は、第1の実施形態と同一であるので説明を省略する。
この平面渦巻型空芯コイル16は、S撚り線17の反りとZ撚り線18の反りとが相殺され、全体としての反りを生じないことに加え、撚り線集合体の重なり状態を制御でき、スペースファクタを高くできるから、インダクタンス値を大きくすることができ、高効率の非接点電力伝送用の平面渦巻型空芯コイルを提供することができる。
〔第4の実施形態〕
図4(a)はこの実施形態に係る平面渦巻型空芯コイル19の正面図、図4(b)は図4(a)におけるIVb−IVb拡大断面図を示す。この平面渦巻型空芯コイル19は、1本のS撚り線20と、並列2本のZ撚り線21とが、半径方向に交互配列に隙間なく平面渦巻形状に巻線され、互いに接触するS撚り線20とZ撚り線21とが一体化され、S撚り線20とZ撚り線21の内周側取り出し線20a,21aが一本に纏められリードとされ、S撚り線20とZ撚り線21の外周側取り出し線20b,21bが一本に纏められリードとされてなる単層空芯コイルである。
この平面渦巻型空芯コイル19は、S撚り線20が例えば7本の自己融着線よりなり、撚りピッチが標準ピッチである一方、Z撚り線21が例えば4本の自己融着線よりなり、撚りピッチが標準ピッチである。すなわち、この平面渦巻型空芯コイル19は、標準ピッチで撚られた1本のS撚り線20と、標準ピッチであるが自己融着線の本数が少ない2本のZ撚り線21が使用され、巻回されてなるので、いずれの撚り線も断面形状は変形しないが、図4(b)に示すように、2本のZ撚り線18がS撚り線20間の隙間に入り込むことにより隙間を埋める。この平面渦巻型空芯コイル19について、その他の構成は、第1の実施形態と同一であるので説明を省略する。
この平面渦巻型空芯コイル19は、S撚り線20の反りとZ撚り線21の反りとが相殺され、全体としての反りを生じないことに加え、撚り線集合体の重なり状態を制御でき、スペースファクタを高くできるから、インダクタンス値を大きくすることができ、高効率の非接点電力伝送用の平面渦巻型空芯コイルを提供することができる。
〔第5の実施形態〕
図5(a)はこの実施形態に係る平面渦巻型空芯コイル22の斜視図、図5(b)は図5(a)におけるVb−Vb拡大断面図を示す。この平面渦巻型空芯コイル22は、1本(又は複数本)のS撚り線23と、1本(又は複数本)のZ撚り線24とが、断面形状が略直角三角形の斜面が密着するように、一体化されてなる。S撚り線23とZ撚り線24の内周側取り出し線23a,24aが一本に纏められリードとされると共に、外周側取り出し線23b,24bが一本に纏められリードとされている。
この平面渦巻型空芯コイル22は、S撚り線23とZ撚り線24が例えば7本の自己融着線よりなりかつ撚りピッチが撚り線集合体の直径の約40倍以上である。すなわち、この平面渦巻型空芯コイル28は、ゆるく撚られた1本のS撚り線23と1本のZ撚り線24が使用され、S撚り線23をフランジ2寄り、1本のZ撚り線24をフランジ3寄りにタイトに巻回されることによって、図7(b)に示すように、撚り線断面形状が概略直角三角形に変形している。この平面渦巻型空芯コイル22について、その他の構成は、第1の実施形態と同一であるので説明を省略する。
この平面渦巻型空芯コイル22を製造するにあたっては、図8に示すコア1とフランジ2,3と同様の巻き付け手段を用いコア1の母線の長さを撚り線集合体の直径の例えば1.5倍にしてフランジ2,3間の間隔を規制し、自己融着線よりなるS撚り線22とZ撚り線23とを、S撚り線23をフランジ2寄り、1本のZ撚り線24をフランジ3寄りに配置にして時間差をつけて渦巻き状にタイトに巻回して平面渦巻型空芯コイルを形成し、加熱冷却して一体化する。
この平面渦巻型空芯コイル22は、S撚り線23の反りとZ撚り線24の反りとが相殺され、全体としての反りを生じないことに加え、撚り線集合体の重なり状態を制御できて、スペースファクタを高くできるから、インダクタンス値を大きくすることができ高効率の非接点電力伝送用の平面渦巻型空芯コイルを提供することができる。
〔第6の実施形態(第2の態様)〕
図6(a)はこの実施形態に係る平面渦巻型空芯コイル25の斜視図、図6(b)は図6(a)におけるVIb−VIb拡大断面図を示す。この平面渦巻型空芯コイル25は、1本(又は複数本)のS撚り線26と、1本(又は複数本)のZ撚り線27とが、軸方向に並んで隙間なく平面渦巻形状に巻線され、すなわち、S撚り線26からなる平面渦巻型単層空芯コイルとZ撚り線27からなる平面渦巻型単層空芯コイルとが、渦巻平面同士を重ねられ複数層(この例では2層)に一体化されてなる。S撚り線26とZ撚り線27の内周側取り出し線26a,27aが一本に纏められリードとされると共に、外周側取り出し線26b,27bが一本に纏められリードとされている。S撚り線26とZ撚り線27の配置が逆転していても良い。
S撚り線26とZ撚り線27は、いずれも、複数本の自己融着線がS撚りまたはZ撚りされてなる集合線であるか、または複数の裸導線(銅線)がS撚りまたはZ撚りされてから絶縁被膜で被覆されさらに自己溶着層で被覆された集合線である。S撚り線26とZ撚り線27は、自己融着線の本数が同一で、撚りピッチが同一の標準ピッチである。S撚り線26とZ撚り線27は、リッツ線に限定されない。
この平面渦巻型空芯コイル25は、二通りの方法により製造することができる。
一の製造方法は、図8に示すコア1とフランジ2,3と同様の巻き付け手段を用い、コア1の母線の長さを撚り線集合体の直径の2倍にしてフランジ2,3間の間隔を規制し、自己融着線よりなるS撚り線26とZ撚り線27とを軸方向に並列させて同時に渦巻き状に巻回して平面渦巻型複層空芯コイルを形成し、加熱冷却して一体化する製造方法である。
他の製造方法は、図8に示すコア1とフランジ2,3と同様の巻き付け手段を用い、コア1の母線の長さを撚り線集合体の直径に等しくしてフランジ2,3間の間隔を規制し、自己融着線よりなるS撚り線26を渦巻き状に巻回し、加熱冷却して一体化して平面渦巻型単層空芯コイルを形成し、一方これとは別に、自己融着線よりなるZ撚り線27を渦巻き状に巻回し、加熱冷却して一体化して平面渦巻型単層空芯コイルを形成し、これらS撚り線26の平面渦巻型単層空芯コイルとZ撚り線27の平面渦巻型単層空芯コイルとを重ね合わせて2層平面を保持するようにプレスし、加熱冷却して一体化する製造方法である。
この実施形態によれば、S撚り線の反りと、Z撚り線の反りとを相殺させることができるから、反りが生じない平面渦巻型空芯コイルを提供することができる。
〔第7の実施形態〕
図7(a)はこの実施形態に係る平面渦巻型空芯コイル28の斜視図、図7(b)は図7(a)におけるVIIb−VIIb拡大断面図を示す。この平面渦巻型空芯コイル28は、1本(又は複数本)のS撚り線29と、1本(又は複数本)のZ撚り線30とが、軸方向に並べて隙間なく平面渦巻形状に巻線され、すなわち、S撚り線29からなる平面渦巻型単層空芯コイルとZ撚り線30からなる平面渦巻型単層空芯コイルとが、渦巻平面同士を重ねられ複数層(この例では2層)に一体化されてなる。S撚り線29とZ撚り線30の内周側取り出し線29a,30aが一本に纏められリードとされると共に、外周側取り出し線29b,30bが一本に纏められリードとされている。
この平面渦巻型空芯コイル28は、S撚り線29とZ撚り線30が例えば7本の自己融着線よりなりかつ撚りピッチが撚り線集合体の直径の約40倍以上である。すなわち、この平面渦巻型空芯コイル28は、ゆるく撚られた1本のS撚り線29と1本のZ撚り線30が使用され、タイトに巻回されることによって、図7(b)に示すように、撚り線断面形状が概略矩形に変形している。この平面渦巻型空芯コイル28について、その他の構成は、第6の実施形態と同様であるので説明を省略する。製造方法も、第6の実施形態と同様である。
この平面渦巻型空芯コイル28は、S撚り線29の反りとZ撚り線30の反りとが相殺され、全体としての反りを生じないことに加え、撚り線集合体の重なり状態を制御でき、スペースファクタを高くできるから、インダクタンス値を大きくすることができ、高効率の非接点電力伝送用の平面渦巻型空芯コイルを提供することができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載に基づいて把握される技術的範囲には、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々、設計変更した形態が含まれる。例えば、ボビンに巻回されたコイルや有芯のコイルであってもよい。本発明により、電磁誘導方式及び電磁界共鳴方式の平面渦巻型空芯コイルを提供でき、例えばICタグ用の平面渦巻型空芯コイルアンテナとして使用することができる。
10 平面渦巻型空芯コイル
11 S撚り線
12 Z撚り線
11a,12a 内周側取り出し線
11b,12b 外周側取り出し線
13 平面渦巻型空芯コイル
14 S撚り線
15 Z撚り線
14a,15a 内周側取り出し線
14b,15b 外周側取り出し線
16 平面渦巻型空芯コイル
17 S撚り線
18 Z撚り線
17a,18a 内周側取り出し線
17b,18b 外周側取り出し線
19 平面渦巻型空芯コイル
20 S撚り線
21 Z撚り線
20a,21a 内周側取り出し線
20b,21b 外周側取り出し線
22 平面渦巻型空芯コイル
23 S撚り線
24 Z撚り線
23a,24a 内周側取り出し線
23b,24b 外周側取り出し線
25 平面渦巻型空芯コイル
26 S撚り線
27 Z撚り線
26a,27a 内周側取り出し線
26b,27b 外周側取り出し線
28 平面渦巻型空芯コイル
29 S撚り線
30 Z撚り線
29a,30a 内周側取り出し線
29b,30b 外周側取り出し線

Claims (3)

  1. 撚り方向の異なる複数の撚り線が同軸上に巻回され、隣接する撚り線同士が密接した渦巻形状であることを特徴とする、渦巻型コイル。
  2. 撚り方向の異なる撚り線からなる複数の渦巻型コイルが、軸方向に重ねられ複数層に一体化されてなることを特徴とする、渦巻型コイル。
  3. 前記撚り方向の異なる複数の撚り線同士の撚りピッチが異なることを特徴とする、請求項1または2に記載の渦巻型コイル。
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