JP2013228786A - 情報端末、情報表示方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】入力検出手段に対する接触または近接による操作を片手で行いやすくするとともに、表示手段に表示された情報が汚れによって見にくくならず、意図しない入力操作が認識されてしまうことを回避する。
【解決手段】筐体の前面に設けられ、情報を表示する表示部1と、筐体の側面に設けられ、接触または近接を検出する入力検出部2と、入力検出部2に対する接触または近接による入力操作を認識し、その入力操作に応じて表示部1における表示を制御する制御部3とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】筐体の前面に設けられ、情報を表示する表示部1と、筐体の側面に設けられ、接触または近接を検出する入力検出部2と、入力検出部2に対する接触または近接による入力操作を認識し、その入力操作に応じて表示部1における表示を制御する制御部3とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、接触または近接による入力操作に応じた表示が行われる情報端末及び情報表示方法に関する。
現在、携帯電話機は、情報交換や情報収集の面から、生活にはなくてはならないツールとなりつつある。携帯電話機は、世の中に登場した当時は、通話機能しか有していないものがほとんどであった。しかし、近年では、一般のパーソナルコンピュータと同様に、電子メールを送信したり、インターネットに接続したりすることができるようになっている。
このような携帯電話機の市場では、近年、スマートフォンが急速に普及している。スマートフォンは、キーパッドを有さず、表示画面上に接触を検出するタッチパッドを有し、タッチパッドにて接触を検出すると、その検出した位置と同じ表示画面上の場所の選択や操作が可能となる。そして、このようなタッチパッドを有する情報端末は、スマートフォンに限らず、携帯ゲーム機等にも採用されており、表示画面上のアプリケーション用アイコンやブラウザのリンク、文字入力用のキーの選択や、表示画面のスクロールや拡大/縮小を直感的に分かりやすく、簡単に操作することができる。
ここで、タッチパッドを情報端末装置の背面側にも設け、直感的な入力を可能とする技術が、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に開示された技術においては、情報端末装置の前面にモニタとタッチパッドを設けるとともに、情報端末装置の背面にタッチパッドを設け、これら2つのタッチパッドを指で挟むようにして情報を入力することにより、直感的な操作が可能となる。
上述したようなタッチパッドを用いた情報端末においては、表示画面に表示された情報に対して直接操作を行うことになるため直感的な操作が可能となるものの、情報端末を把持した片手のみでの操作は難しく、特に、画面のスクロールや拡大/縮小操作等は両手を使わないと操作が難しい。
また、表示画面上のタッチパッドに接触することによって画面のスクロールや拡大/縮小操作を行うことになるため、タッチパッドが指紋等で汚れ、表示画面が見にくくなってしまい、また、スクロールや拡大/縮小操作を行う際に、タッチパッドに接触した領域によっては、その領域に表示された情報の選択や操作が行われたと判断され、意図しないリンクに飛んでしまう等の誤操作が起こる虞れがある。
本発明は、上述したような技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、入力検出手段に対する接触または近接による操作を片手で行いやすくするとともに、表示手段に表示された情報が汚れによって見にくくならず、意図しない入力操作が認識されてしまうことを回避できる情報端末、情報表示方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
筐体の前面に設けられ、情報を表示する表示手段と、
前記筐体の側面に設けられ、接触または近接を検出する入力検出手段と、
前記入力検出手段に対する接触または近接による入力操作を認識し、当該入力操作に応じて前記表示手段における表示を制御する制御手段とを有する。
筐体の前面に設けられ、情報を表示する表示手段と、
前記筐体の側面に設けられ、接触または近接を検出する入力検出手段と、
前記入力検出手段に対する接触または近接による入力操作を認識し、当該入力操作に応じて前記表示手段における表示を制御する制御手段とを有する。
また、筐体の側面に設けられた入力検出手段にて接触または近接を検出する入力検出処理と、
前記入力検出処理にて検出された接触または近接による入力操作を認識し、当該入力操作に応じて、前記筐体の前面に設けられた表示手段における表示を制御する表示制御処理とを有する。
前記入力検出処理にて検出された接触または近接による入力操作を認識し、当該入力操作に応じて、前記筐体の前面に設けられた表示手段における表示を制御する表示制御処理とを有する。
また、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
筐体の側面に設けられた入力検出手段にて接触または近接を検出する入力検出手順と、
前記入力検出手順にて検出された接触または近接による入力操作を認識し、当該入力操作に応じて、前記筐体の前面に設けられた表示手段における表示を制御する表示制御手順とを実行させる。
筐体の側面に設けられた入力検出手段にて接触または近接を検出する入力検出手順と、
前記入力検出手順にて検出された接触または近接による入力操作を認識し、当該入力操作に応じて、前記筐体の前面に設けられた表示手段における表示を制御する表示制御手順とを実行させる。
本発明によれば、入力検出手段に対する接触または近接による操作が片手で行いやすくなるとともに、表示手段に表示された情報が汚れによって見にくくならず、意図しない入力操作が認識されてしまうことを回避できる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の情報端末の概要を示す図である。
本発明の情報端末は図1に示すように、表示手段となる表示部1と、入力検出手段となる入力検出部2と、制御手段となる制御部3とから構成されている。
上記のように構成された情報端末においては、表示部1が情報端末の筐体の前面に設けられ、入力検出部2が情報端末の筐体の側面に設けられている。そして、入力検出部2が接触または近接を検出すると、制御部3が、入力検出部2に対する接触または近接による入力操作を認識し、認識した入力操作に応じて表示部1における表示を制御する。
以下に、上記のように構成された情報端末について具体的な例を挙げて説明する。
図2は、図1に示した情報端末の実施の一形態となる携帯端末を示す図であり、(a)は正面から見た外観図、(b)は外観斜視図、(c)は機能ブロック図である。
本形態は図2に示すように、筐体40の前面にタッチパネル50が設けられるとともに、筐体40の両側面に入力検出部2となるタッチパッド21a,21bが設けられて構成されている。タッチパネル50は、表示部1となる表示ユニット10上にタッチパッド20が重ね合わされて構成されている。
筐体40は、例えば、フロントカバーとリアカバーとがその周囲にて嵌合されて構成されている。
タッチパッド20,21a,21bは、その表面に導電膜(不図示)を有し、位置検出部22,23a,23bにおいて、この導電膜と指等との間の静電容量の変化によって、指等が接触または近接した位置を検出する。また、指等が接触した位置を検出するものであれば、上述した静電容量を用いたもの以外にも、2枚の導電膜が指等によって押されて互いに接触した際の抵抗値を検出することでその位置を検出する抵抗膜方式によるものであってもよい。
表示ユニット10は、液晶や有機EL等から構成され、タッチパネル50に対する接触または近接による入力操作を行うために表示を行う情報表示部11を有する。また、情報表示部11は、タッチパッド21a,21bに対する接触または近接による入力操作に応じて情報をスクロール表示したり、拡大/縮小表示したりする。
筐体40の内部には、図1に示した制御部3となるコントロールユニット30が内蔵されている。コントロールユニット30は、位置認識部31と、操作認識部32と、表示制御部33と、動作制御部34とを有している。位置認識部31は、位置検出部22,23a,23bにて検出された位置を認識する。操作認識部32は、位置認識部31にて認識された位置の軌跡に基づいて、タッチパッド20,21a,21bに対する接触または近接による入力操作を認識する。表示制御部33は、操作認識部32にて認識された入力操作に応じて情報表示部11における表示を制御する。動作制御部34は、操作認識部32にて認識された入力操作に応じてこの携帯端末の動作を制御する。なお、コントロールユニット30には、これらの他に、通信を司る通信部や、音声出力部、音声入力部等が設けられているが、これらは本発明に直接関係しないものであるため、説明は省略する。
以下に、上記のように構成された携帯端末の使用方法及びその使用方法による動作について説明する。なお、以下の説明においては、タッチパッド21a,21bに指を接触させることによって入力操作を行う場合を例に挙げるが、上述したように、タッチパッド21a,21bに指を近接させることによって入力操作を行うことも可能である。
図3は、図2に示した携帯端末の動作の一例を説明するためのフローチャートであり、図4は、図2に示した携帯端末の使用状態を示す図である。
図2に示した携帯端末にて表示ユニット10に情報が表示されている状態において(ステップ1)、位置検出部23a,23bのいずれかがタッチパッド21a,21bに対する接触を検出すると(ステップ2)、まず、コントロールユニット30が、表示制御部33の制御によって表示ユニット10に表示している情報の表示形態を確認する(ステップ3)。なお、ここでは、位置検出部23aがタッチパッド21aに対する接触を検出したものとする。
表示ユニット10に表示している情報の表示形態としては、表示ユニット10に表示すべき情報が一度に表示ユニット10に表示できずに、表示内容を上下に移動させて表示ユニット10に順次表示可能とするスクロール可能な形態と、地図や写真のように表示ユニット10に指定された領域の全てが表示され、拡大/縮小が可能な形態とがある。
ここで、タッチパッド21a,21bに指を接触させる操作は、図4に示すように行われる。
図2に示した携帯端末は、その筐体40が、操作者が片手で把持可能な形状を有している。そのため、例えば、図4に示すように左手だけで把持することができる。また、タッチパッド21a,21bは、筐体40の両側面に設けられているが、筐体40の両側面のうち、筐体40を把持した手の親指、人差し指または中指の少なくともいずれかが接触または近接可能な位置に設けられている。そのため、図4に示すように、この筐体40を把持した手60の親指61でタッチパッド21aに対する接触操作を行うことができ、また、中指62でタッチパッド21bに対する接触操作を行うことができる。また、携帯端末を右手だけで把持された場合は、手60の親指61でタッチパッド21bに対する接触操作が行われ、中指62でタッチパッド21aに対する接触操作が行われることになる。なお、携帯端末を左手、右手だけで把持された場合のいずれの場合であっても、中指62の代わりに人差し指でタッチパッドに対する接触操作を行って、片手だけで操作することもできる。
表示ユニット10に表示している情報の表示形態が、スクロール可能な形態である場合、位置認識部31が、位置検出部23aにて検出されたタッチパッド21aに対する接触の位置を認識し、その位置の軌跡を認識していく(ステップ4)。そして、位置認識部31にて認識された位置の軌跡が、タッチパッド21aを上から下へなぞるものである場合は、操作認識部32が、タッチパッド21aに対する接触による入力操作を、表示ユニット10に表示している情報を順方向にスクロール表示するものと認識し、表示制御部33の制御によって、表示ユニット10に表示している情報を順方向にスクロール表示する(ステップ5)。なお、表示ユニット10に表示している情報を順方向にスクロール表示する速さは、タッチパッド21aを上から下へなぞる速さによって変えることができる。またこの際、コントロールユニット30は、タッチパッド21bをロック状態に設定し、位置検出部23bがタッチパッド21bに対する接触を検出した場合であっても、上述した処理を行わない(ステップ6)。これにより、表示ユニット10に表示している情報を順方向にスクロール表示するためにタッチパッド21aに対して接触操作が行われている際に、タッチパッド21bに指等が接触することによる誤動作を防止することができる。
その後、操作認識部32が、位置認識部31にて認識されている位置の軌跡によってタッチパッド21aに対する接触による入力操作が終了したと判断すると(ステップ7)、表示制御部33が、表示ユニット10に表示している情報のスクロール表示を停止する(ステップ8)。またこの際、コントロールユニット30は、タッチパッド21bのロック状態を解除する(ステップ9)。
また、位置認識部31にて認識された位置の軌跡が、タッチパッド21aを下から上へなぞるものである場合は、操作認識部32が、タッチパッド21aに対する接触による入力操作を、表示ユニット10に表示している情報を逆方向にスクロール表示するものと認識し、表示制御部33の制御によって、表示ユニット10に表示している情報を逆方向にスクロール表示する(ステップ10)。またこの際も、コントロールユニット30は、タッチパッド21bをロック状態に設定し、位置検出部23bがタッチパッド21bに対する接触を検出した場合であっても、上述した処理を行わない(ステップ11)。
その後、操作認識部32が、位置認識部31にて認識されている位置の軌跡によってタッチパッド21aに対する接触による入力操作が終了したと判断すると(ステップ12)、表示制御部33が、表示ユニット10に表示している情報のスクロール表示を停止する(ステップ13)。またこの際、コントロールユニット30は、タッチパッド21bのロック状態を解除する(ステップ14)。
また、表示ユニット10に表示している情報の表示形態が、拡大/縮小可能な形態である場合、位置認識部31が、位置検出部23aにて検出されたタッチパッド21aに対する接触の位置を認識し、その位置の軌跡を認識していく(ステップ15)。そして、位置認識部31にて認識された位置の軌跡が、タッチパッド21aを上から下へなぞるものである場合は、操作認識部32が、タッチパッド21aに対する接触による入力操作を、表示ユニット10に表示している情報を拡大表示するものと認識し、表示制御部33の制御によって、表示ユニット10に表示している情報を拡大表示していく(ステップ16)。またこの際も、コントロールユニット30は、タッチパッド21bをロック状態に設定し、位置検出部23bがタッチパッド21bに対する接触を検出した場合であっても、上述した処理を行わない(ステップ17)。
その後、操作認識部32が、位置認識部31にて認識されている位置の軌跡によってタッチパッド21aに対する接触による入力操作が終了したと判断すると(ステップ18)、表示制御部33が、表示ユニット10に表示している情報を拡大表示していく制御を停止する(ステップ19)。またこの際、コントロールユニット30は、タッチパッド21bのロック状態を解除する(ステップ20)。
また、位置認識部31にて認識された位置の軌跡が、タッチパッド21aを下から上へなぞるものである場合は、操作認識部32が、タッチパッド21aに対する接触による入力操作を、表示ユニット10に表示している情報を縮小表示するものと認識し、表示制御部33の制御によって、表示ユニット10に表示している情報を縮小表示していく(ステップ21)。またこの際も、コントロールユニット30は、タッチパッド21bをロック状態に設定し、位置検出部23bがタッチパッド21bに対する接触を検出した場合であっても、上述した処理を行わない(ステップ22)。
その後、操作認識部32が、位置認識部31にて認識されている位置の軌跡によってタッチパッド21aに対する接触による入力操作が終了したと判断すると(ステップ23)、表示制御部33が、表示ユニット10に表示している情報を縮小表示していく制御を停止する(ステップ24)。またこの際、コントロールユニット30は、タッチパッド21bのロック状態を解除する(ステップ25)。
このように、携帯端末の筐体40の側面に設けられたタッチパッド21a,21bに対する接触操作によって、表示ユニット10に表示している情報がスクロール表示されたり、拡大/縮小表示されたりするので、表示ユニット10に表示している情報をスクロール表示したり、拡大/縮小表示したりするための操作を、携帯端末を把持している片手で行うことができる。また、表示ユニット10に表示している情報をスクロール表示したり、拡大/縮小表示したりする際に、表示ユニット10上に重ね合わされたタッチパッド20に対する接触操作が不要となり、それにより、タッチパッド20が指紋等で汚れ、表示ユニット10に表示された情報が見にくくなってしまうことがなく、また、意図しないリンクに飛んでしまう等の誤操作が起こることがなくなる。
なお、本形態においては、表示ユニット10に表示している情報の表示形態がスクロール可能な形態であって、位置認識部31にて認識された位置の軌跡が、タッチパッド21aを上から下へなぞるものである場合は、表示ユニット10に表示している情報を順方向にスクロール表示し、位置認識部31にて認識された位置の軌跡が、タッチパッド21aを下から上へなぞるものである場合は、表示ユニット10に表示している情報を逆方向にスクロール表示しているが、この向きは適宜設定することができる。同様に、表示ユニット10に表示している情報の表示形態が拡大/縮小可能な形態であって、位置認識部31にて認識された位置の軌跡が、タッチパッド21aを上から下へなぞるものである場合は、表示ユニット10に表示している情報を拡大表示し、位置認識部31にて認識された位置の軌跡が、タッチパッド21aを下から上へなぞるものである場合は、表示ユニット10に表示している情報を縮小表示しているが、タッチパッド21aに対する接触操作の向きと拡大/縮小表示の関係も適宜設定することができる。
また、上述したようにタッチパッド21a,21bに対して接触または近接による入力操作を行う際に、予め、タッチパッド21a,21bのいずれか一方に対して接触または近接による入力操作を行う旨を設定し、他方をロック状態としてもよい。
なお、タッチパッド20に対しては、上述したスクロール表示や拡大/縮小表示のための操作を除いて、表示ユニット10に表示された情報を指定する等の一般的な接触操作が行われ、コントロールユニット30の表示制御部33や動作制御部34において、その接触操作に応じた制御が行われることになる。
上述した例においては、表示ユニット10に表示している情報の表示形態に応じて、タッチパッド21a,21bに対する接触または近接による入力操作が、表示ユニット10に表示している情報をスクロール表示するためのものか、拡大/縮小表示するためのものかを認識しているが、タッチパッド21a,21bにて接触または近接が検出された場合にその接触または近接による入力操作の種別(スクロール表示するためのものか拡大/縮小表示するためのものか)をタッチパッド21a,21bのそれぞれにて予め設定しておくことも考えられる。
図5は、図2に示した携帯端末の動作の他の例を説明するためのフローチャートである。なお、本例では、タッチパッド21a,21bに対する入力操作を接触によるものとし、タッチパッド21aに対する接触による入力操作が、表示ユニット10に表示している情報をスクロール表示するためのものに設定され、タッチパッド21bに対する接触による入力操作が、表示ユニット10に表示している情報を拡大/縮小表示するためのものに設定されているものとする。
図2に示した携帯端末にて表示ユニット10に情報が表示されている状態において(ステップ31)、位置検出部23a,23bのいずれかがタッチパッド21a,21bに対する接触を検出すると(ステップ32)、まず、コントロールユニット30が、接触が検出されたタッチパッドがタッチパッド21a,21bのいずれかであるかを判断する(ステップ33)。これは、コントロールユニット30の位置認識部31が、タッチパッド21a,21bに対する接触の位置を認識することによって行う。すなわち、タッチパッド21a,21bのうち、位置認識部31において接触の位置が認識された方が、接触が検知されたタッチパッドであると判断されることになる。なお、タッチパッド21a,21bに対する接触操作は、図4に示したように、タッチパッド21aに対しては、この筐体40を把持した手60の親指61で接触操作が行われ、タッチパッド21bに対しては、中指62で接触操作が行われることになる。
接触が検出されたタッチパッドがタッチパッド21aである場合、位置認識部31が、位置検出部23aにて検出されたタッチパッド21aに対する接触の位置の軌跡を認識する(ステップ34)。そして、位置認識部31にて認識された位置の軌跡が、タッチパッド21aを上から下へなぞるものである場合は、操作認識部32が、タッチパッド21aに対する接触による入力操作を、表示ユニット10に表示している情報を順方向にスクロール表示するものと認識し、表示制御部33の制御によって、表示ユニット10に表示している情報を順方向にスクロール表示する(ステップ35)。
また、位置認識部31にて認識された位置の軌跡が、タッチパッド21aを下から上へなぞるものである場合は、操作認識部32が、タッチパッド21aに対する接触による入力操作を、表示ユニット10に表示している情報を逆方向にスクロール表示するものと認識し、表示制御部33の制御によって、表示ユニット10に表示している情報を逆方向にスクロール表示する(ステップ36)。
また、接触が検出されたタッチパッドがタッチパッド21bである場合、位置認識部31が、位置検出部23aにて検出されたタッチパッド21bに対する接触の位置の軌跡を認識する(ステップ37)。そして、位置認識部31にて認識された位置の軌跡が、タッチパッド21bを上から下へなぞるものである場合は、操作認識部32が、タッチパッド21bに対する接触による入力操作を、表示ユニット10に表示している情報を拡大表示するものと認識し、表示制御部33の制御によって、表示ユニット10に表示している情報を拡大表示する(ステップ38)。
また、位置認識部31にて認識された位置の軌跡が、タッチパッド21bを下から上へなぞるものである場合は、操作認識部32が、タッチパッド21bに対する接触による入力操作を、表示ユニット10に表示している情報を縮小表示するものと認識し、表示制御部33の制御によって、表示ユニット10に表示している情報を縮小表示する(ステップ39)。
このように、本例においては、コントロールユニット30が、タッチパッド21a,21b毎に、接触による入力操作に応じた表示ユニット10における表示が互いに異なるように制御する。それにより、表示ユニット10に表示している情報の表示形態が、スクロール可能な形態であって、かつ拡大/縮小可能な形態であっても、タッチパッド21a,21bに対する接触による入力操作が互いに干渉せずに認識されることになる。
図6は、図1に示した情報端末の他の実施の形態となる携帯端末を示す図であり、使用状態を示す。
図6に示すように本形態における携帯端末は、図2に示したものに対してタッチパッド21bが設けられていない点が異なるものである。このように構成された携帯端末は、図6に示すように、この携帯端末を把持した手60の親指61でタッチパッド21aに対する接触操作が行われ、上述した実施の形態に示したものと同様に、コントロールユニット30によって表示ユニット10における表示が制御されることになる。
図7は、図1に示した情報端末の他の実施の形態となる携帯端末を示す図であり、使用状態を示す。
図7に示すように本形態における携帯端末は、図2に示したものに対してタッチパッド21aが設けられていない点が異なるものである。このように構成された携帯端末は、図7に示すように、この携帯端末を把持した手60の中指62でタッチパッド21bに対する接触操作が行われ、上述した実施の形態に示したものと同様に、コントロールユニット30によって表示ユニット10における表示が制御されることになる。
このように、本発明は、携帯端末の筐体40の側面に少なくとも1つのタッチパッドが設けられていれば、表示ユニット10に表示している情報をスクロール表示したり、拡大/縮小表示したりするための操作を、携帯端末を把持している片手で行うことができるとともに、タッチパッド20が指紋等で汚れ、表示ユニット10に表示された情報が見にくくなってしまったり、意図しないリンクに飛んでしまう等の誤操作が起こったりすることを回避することができる。
なお、本発明の構成要素は、上述したブロック図に示されるような機能として分離されるものに限らず、適宜、機能毎に分離した構成としてもよい。
また、本発明においては、携帯端末内の処理は上述の専用のハードウェアにより実現されるもの以外に、その機能を実現するためのプログラムを携帯端末となるコンピュータにて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを携帯端末に読み込ませ、実行するものであっても良い。携帯端末にて読取可能な記録媒体とは、ICカードやメモリカード、あるいは、フロッピーディスク(登録商標)、光磁気ディスク、DVD、CD等の移設可能な記録媒体の他、携帯端末に内蔵されたHDD等を指す。この記録媒体に記録されたプログラムは、例えば、制御ブロックにて読み込まれ、制御ブロックの制御によって、上述したものと同様の処理が行われる。
また、本発明に用いられる情報端末は、上述したような携帯端末やスマートフォンに限らず、携帯音楽プレーヤーや携帯ゲーム機、タブレットPCやノートPC、PDA等であってもよい。
1 表示部
2 入力検出部
3 制御部
10 表示ユニット
11 情報表示部
20,21a,21b タッチパッド
22,23a,23b 位置検出部
30 コントロールユニット
31 位置認識部
32 操作認識部
33 表示制御部
34 動作制御部
40 筐体
50 タッチパネル
60 手
61 親指
62 中指
2 入力検出部
3 制御部
10 表示ユニット
11 情報表示部
20,21a,21b タッチパッド
22,23a,23b 位置検出部
30 コントロールユニット
31 位置認識部
32 操作認識部
33 表示制御部
34 動作制御部
40 筐体
50 タッチパネル
60 手
61 親指
62 中指
Claims (7)
- 筐体の前面に設けられ、情報を表示する表示手段と、
前記筐体の側面に設けられ、接触または近接を検出する入力検出手段と、
前記入力検出手段に対する接触または近接による入力操作を認識し、当該入力操作に応じて前記表示手段における表示を制御する制御手段とを有する情報端末。 - 請求項1に記載の情報端末において、
前記入力検出手段を複数有する情報端末。 - 請求項2に記載の情報端末において、
前記制御手段は、前記複数の入力検出手段のうち1つの入力検出手段に対する接触または近接による入力操作に応じて前記表示手段における表示を制御している状態では、他の入力検出手段にて接触または近接が検出された場合でも、当該接触または近接による入力操作に応じた表示の制御を行わない情報端末。 - 請求項2または請求項3に記載の情報端末において、
前記制御手段は、前記複数の入力検出手段毎に、前記入力操作に応じた前記表示手段における表示が互いに異なるように制御する情報端末。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報端末において、
前記筐体は、操作者が片手で把持可能な形状を有し、
前記入力検出手段は、前記筐体の側面のうち、該筐体を把持した手の親指、人差し指または中指の少なくともいずれかが接触または近接可能な位置に設けられている情報端末。 - 筐体の側面に設けられた入力検出手段にて接触または近接を検出する入力検出処理と、
前記入力検出処理にて検出された接触または近接による入力操作を認識し、当該入力操作に応じて、前記筐体の前面に設けられた表示手段における表示を制御する表示制御処理とを有する情報表示方法。 - コンピュータに、
筐体の側面に設けられた入力検出手段にて接触または近接を検出する入力検出手順と、
前記入力検出手順にて検出された接触または近接による入力操作を認識し、当該入力操作に応じて、前記筐体の前面に設けられた表示手段における表示を制御する表示制御手順とを実行させるためのプログラム。
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JP2012098632A JP2013228786A (ja) | 2012-04-24 | 2012-04-24 | 情報端末、情報表示方法及びプログラム |
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JP2012098632A JP2013228786A (ja) | 2012-04-24 | 2012-04-24 | 情報端末、情報表示方法及びプログラム |
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