JP2013228348A - 合成繊維製安全ロープなどの自然劣化を表面色彩の退色度合いで判定する方法の自動化とその装置 - Google Patents
合成繊維製安全ロープなどの自然劣化を表面色彩の退色度合いで判定する方法の自動化とその装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】照明や背景ならびにカメラの撮影設定条件が管理された状態でのカラー画像撮影とパソコン処理による色彩解析で表面色彩の退色度合いを的確に表現できる特定の指標データを利用することで、表面色彩の退色度合いを迅速・正確に把握できる方法と装置を提供した。
【選択図】図1
Description
すなわち、安全ロープの診断者は、予め劣化ロープの残存強度をもとに設定された退色度分類別に作成された数本の劣化サンプルである合成繊維製ロープの表面色彩と診断しようとする安全ロープの表面色彩とを目視で比較して退色度分類を評価し、診断しようとする安全ロープの継続使用可否の判定や使用可能残期限を推定している。
これらの診断方法は[非特許文献1]に詳細に記載されている。
今回、これまで実際に使用していた安全ロープの表面色彩を請求項3に示す診断装置の一部を使い色彩を解析して得られた色を表現する各種のデータの中から、残存強度との関連性がよく表面色彩の退色度合いを最も明確に表現するものとして「彩度」を選択した。安全ロープ以外の物に本発明を適用する場合には、その物の表面の色合いや反射の有無など診断しようとする物の表面状態に合わせて色の三原色や色の三属性などから最も適したデータを採用すればより確実な診断が可能になる。
また、この工程を実現する装置として請求項3に診断装置のシステム構成を提供した。具体的には、数値化したカラー画像データの取得から劣化診断判定までを自動的に、または少数の簡便な操作で、かつ迅速に診断できるためのシステムとして、カラー画像データを取得して解析用のパソコンなどの電子機器に伝送するためのデジタルスチルカメラなどの電子機器と、伝送されたカラー画像データを記録し解析して診断に最適な指標データを算出し劣化診断判定するプログラムを装備したパソコンなどの電子機器を組み合わせた装置、および退色度合い評価に適したカラー画像撮影のための照明装置、背景板などを提供した。なお、これらの装置は分割しても1台に統合してもよい。
カラー画像から診断しようとするロープの色彩データを抽出するためには画像内のロープ部を特定する必要がある。今回の検討では撮影時に画像内のロープの大きさや位置を予め指定して撮影することとしたが、指定しないで撮影した画像からロープ部をプログラムに判断させてもよい。
次に、ロープ表面を包括的に代表するデータの取得方法として、ピントを合わせないで撮影した画像のロープ部の数か所の色彩データを取得し代表値に変換する方法と、ピントを合わせた画像のロープ部の多数の色彩データを取得し統計処理して包括的に代表する色彩データに変換する方法を提供した。ピントを合わせた画像を取得して診断し記録すれば写真自体の後日の利用価値が高まる。
この結果、これまでの退色度分類としてのおおまかな区分による管理と異なり数値によるきめ細かな管理ができ、継続使用可否判断基凖の細分化も可能となる。
10 デジタルスチルカメラ
11 パソコン
12 照明ランプ
13 遮へい覆い
14 背景板
Claims (5)
- 合成繊維製ロープまたは合成樹脂製機械部品その他合成樹脂製品の紫外線、風雨およびその他の自然現象による強度劣化の程度を、ロープまたは機械部品などの表面に着色した色彩の退色度合いにより診断する場合において、診断しようとするロープまたは機械部品などの表面色彩のデータを取得する工程と、取得したデータを加工して退色度合いの評価に適したデータに変換する工程と、変換したデータとあらかじめ構築されている退色度合いと強度劣化程度の関係を整理したデータベースとを比較する工程と、比較した結果から診断しようとするロープまたは機械部品などの強度劣化程度を判断し継続使用の可否を判定しまたは余寿命を推定する工程と、これらの工程で取得したデータを表示し記録する工程とを一括して、または分割して連続処理する方法で自動化することを特徴とする診断方法。
- 前記表面色彩の退色度合いを評価するためのデータは、数値化した色の三原色、三属性、またはそれらから導き出せる特定の数値とすることを特徴とする請求項1に記載の診断方法。
- 前記表面色彩の退色度合いを評価するためのデータは、カラー画像の中の診断しようとするロープまたは機械部品などの全体を包括的に代表する数値として、故意にピントを合わせていないカラー画像から1個以上、またはピントの合っているカラー画像から少なくとも数十個以上のデータを取得して統計処理することを特徴とする請求項1および請求項2に記載の診断方法。
- 前記表面色彩の退色度合いによる劣化診断を自動的に行う装置は、診断しようとするロープまたは機械部品などの表面カラー画像を退色度合い分析に適した条件で数値化して伝送するデジタルスチルカメラなどの電子機器と、カラー画像をデジタルスチルカメラなどの設定条件に適合させた退色度合い評価に適した条件で取得するための照明装置および背景板と、取得したカラー画像から必要なデータを抽出し分析し表示し記録するパソコンなどの電子機器からなることを特徴とする請求項1および請求項2に記載の診断方法で診断する診断装置。
- 退色度合い評価用データの取得に適した診断しようとするロープまたは機械部品などのカラー画像を取得するための条件としての、色温度設定が可能なデジタルスチルカメラなどと色温度が明確で必要な照度が得られる照明ランプと、太陽光や室内照明光を遮へいした空間と、表面が光線反射の少ない素材でかつ色相の異なる複数の色彩が存在する背景板とからなることを特徴とする請求項4に記載の診断装置。
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