JP2007205903A - 環境測定装置と環境測定方法 - Google Patents

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Shigetoshi Komatsu
成寿 小松
Kuninobu Yajima
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Abstract

【課題】既存の環境測定装置は、長期間継続的に環境測定を続けると、その機能が低下して測定精度が悪くなることがある。故障も発生する。
【解決手段】予め基準の形状に加工された生分解性プラスチック材14と、この生分解性プラスチック材14を、被環境測定場所にその全部または一部の外観の変化が視覚により認識できる状態で固定する支持体13と、少なくとも、生分解性プラスチック材14の支持を開始した日を表示する表示体15とを備える。生分解性プラスチックは、環境に応じた速度で劣化を進行させる。基準の形状に加工されたものだから、劣化状態は定型的である。劣化の程度に応じて変化するその外観を観察すれば、その環境の程度が測定できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、品物を保管する倉庫や建物の内部等の環境測定に利用される、環境測定装置と環境測定方法に関する。
品物を保管する倉庫内部の温度や湿度は、所定期間保管される物の品質に影響を及ぼす。保管のみならず、各種の用途に使用される建物の内部の環境は、定量的に測定しておくことが望ましい。環境温度や湿度の測定装置に、例えば、金属酸化物を使用したセンサが知られている(特許文献1参照)。
特開2005−106802号公報
ここで、従来の技術には、次のような解決すべき課題があった。
従来の環境測定用のデバイスは、電子回路により駆動されたり、電子回路を用いて出力を取り出す。しかしながら、例えば、長期間継続的に環境測定を続けると、その機能が低下して測定精度が悪くなることがある。故障も発生する。また、温度と湿度の両方を測定して総合的に環境の優劣を判定するための処理は煩雑になる。本発明は以上の点に着目してなされたもので、被環境測定場所に支持された生分解性プラスチック材の外観の変化を利用して環境測定をする、環境測定装置と環境測定方法を提供することを目的とする。
本発明の各実施例においては、それぞれ次のような構成により上記の課題を解決する。
〈構成1〉 予め基準の形状に加工された生分解性プラスチック材と、この生分解性プラスチック材を、被環境測定場所にその全部または一部の外観の変化が視覚により認識できる状態で固定する支持体と、少なくとも、上記生分解性プラスチック材の支持を開始した日を表示する表示体とを備えたことを特徴とする環境測定装置。
生分解性プラスチックは、環境に応じた速度で劣化を進行させる。基準の形状に加工されたものだから、劣化状態は定型的である。劣化の程度に応じて変化する。その外観を観察すれば、その環境の程度が測定できる。
〈構成2〉 構成1に記載の環境測定装置において、上記表示体には、上記生分解性プラスチック材の標準的な環境における外観の変化を表示する見本画像が含まれていることを特徴とする環境測定装置。
現在の状態の生分解性プラスチック材を見本画像と見比べると、その環境が標準的な環境よりも悪い環境か良い環境かを判断できる。
〈構成3〉 構成1に記載の環境測定装置において、上記生分解性プラスチック材はシート状であって、上記支持体は任意の壁面に対して当該生分解性プラスチック材を固定する接着剤層または粘着材層を有することを特徴とする環境測定装置。
接着剤層や粘着材層を有するシート状にすれば、任意の壁面に簡単に生分解性プラスチックシートを固定して、その付近の環境を長期間測定することができる。
〈構成4〉 構成1に記載の環境測定装置において、上記生分解性プラスチックは粒状であって、上記支持体は多数の粒状の生分解性プラスチック材を収納する透明容器であることを特徴とする環境測定装置。
生分解性プラスチック材は粒状でもよい。多数の粒状の生分解性プラスチック材を支持するために、支持体を容器にした。また、生分解性プラスチックの外観を観察できるように、透明容器とした。
〈構成5〉 構成1に記載の環境測定装置において、上記支持材は、複数種類のそれぞれ異なる形状の生分解性プラスチック材を併せて支持することを特徴とする環境測定装置。
例えば、粒状の生分解性プラスチック材は劣化が速く、板状の生分解性プラスチック材は劣化が遅い。両方を併せて支持体で支持しておくと、短期的には粒状のものを観察し、長期的には板状のものを観察して、環境測定ができる。
〈構成6〉 構成1に記載の環境測定装置において、上記生分解性プラスチック材の外観の変化を写真撮影する撮影手段と、撮影した画像データを、撮影時刻の表示とともに記憶する記憶装置とを備えたことを特徴とする環境測定装置。
無人でも、一定の時間に生分解性プラスチック材の外観を撮影して記録するので、生分解性プラスチック材の外観の変化を規則的に観察して環境測定をすることができる。
〈構成7〉 構成6に記載の環境測定装置において、上記撮影手段が撮影した画像データを、所定の見本の画像データと比較して、両者が近似しているとき警報を発する警報手段を備えたことを特徴とする環境測定装置。
外観の変化を記録するだけでなく、その変化の状態を検知して警報を発することができる。
〈構成8〉 予め基準の形状に加工された生分解性プラスチック材を、被環境測定場所に、支持体を用いて、その全部または一部の外観の変化が視覚により認識できる状態で固定し、上記生分解性プラスチック材の支持を開始した日から、所定期間を経過する毎に、当該生分解性プラスチック材の外観を観察することを特徴とする環境測定方法。
被環境測定場所に支持した生分解性プラスチック材を、その支持を開始した日から所定期間を経過する毎に観察することで、環境測定ができる。また、それぞれ別々の被環境測定場所に同じ生分解性プラスチック材を固定しておくと、環境の比較ができる。
本発明では、とうもろこし等を原料として製造される生分解性プラスチックを利用する。生分解性プラスチックは、分解しても二酸化炭素を排出しない。こうしたカーボンニュートラル特性を有する材料は、環境保護の見地から利用促進が図られている。この生分解性プラスチックは、常温では安定しており、水や熱を加えることによって分解する。製造された直後は透明体であるが、分解を始めると変色する。分解が進むほど、濃い褐色に変色する。この性質を環境測定や監視に利用する。以下、本発明の実施の形態を実施例毎に詳細に説明する。
図1は、実施例1の環境測定装置を使用した被環境測定場所主要部を示す斜視図である。
この例では、被環境測定場所は棚11を設けた倉庫である。棚11の上には保管対象物12が乗せられている。このような場所が、この保管対象物12の保管に適した場所であるかどうかを測定する。棚11の前面には、支持体13が固定されている。支持体13は、生分解性プラスチック材14を被環境測定場所に固定するためのものである。生分解性プラスチック材14は、予め基準の形状に加工されている。基準の形状にしたのは、劣化状態が定型的になるようにするためである。支持体13は、少なくとも、生分解性プラスチック材14の全部または一部の外観の変化が視覚により認識できる状態で支持する。この例では、生分解性プラスチック材14を支持体13上に貼り付けた。
支持体13上には、さらに表示体15と見本画像16とが設けられている。表示体15は、少なくとも、生分解性プラスチック材14の支持を開始した日を表示する。支持を開始した日とは、測定を開始した日である。生分解性プラスチック材14は、環境に応じた速度で劣化を進行させる。測定開始日から、例えば、1年を経過したときに、生分解性プラスチック材14の変色の程度を、その外観で観察する。環境が悪いと劣化の程度が大きい。濃く変色する。環境が良いと変色の程度が小さい。標準的な状態と比較すると、その被環境測定場所の良否が判定できる。
図2は、見本画像16の具体例の説明図である。
図示したように、見本画像16は、測定期間に応じた生分解性プラスチック材14の標準的な環境における外観の変化を、色見本を用いて表示している。例えば、保管対象物12(図1)の保管場所として適切な環境での変色の程度を、「良好」という列に例示している。1年目は若干汚れ、2年目はやや茶褐色に、3年目は黒く変色している。これに対して、「やや悪い」という場合と「非常に悪い」という場合の見本が、隣の列にそれぞれ示されている。測定結果をこうした見本画像16と比較することで、被環境測定場所の環境レベルを正確に知ることができる。即ち、その環境が標準的な環境よりも悪い環境か良い環境かを判断できる。
図3は生分解性プラスチック剤14を固定する手段の実施例を示す斜視図である。
図示の生分解性プラスチック材14は、接着剤層17を介して壁面18に固定される。生分解性プラスチック材14を固定するには、接着剤層や粘着材層が適する。ここでは、接着剤層17や壁面18が生分解性プラスチック材14の支持体となる。このように、任意の壁面に対して生分解性プラスチック材14を固定することができる。また、図示のように、生分解性プラスチック材14をシート状にすると、手軽に各所の壁面に固定して、その付近の環境を長期間測定することができる。以上のような構成では、故障の心配が全く無い。また、生分解性プラスチック材14は、環境の程度に応じて外観を変化させるので、物が劣化し易い環境かどうかをそのまま直感的に知ることができる。
なお、予め基準の形状に加工された生分解性プラスチック材は、例えば、一定の厚さのシート状とか、一定の大きさの粒状が適する。標準的な環境における外観の変化と比較してその環境の優劣を判定するといった測定になるので、測定用の材料の形状を規格化することが好ましい。支持体は、被環境測定場所に、生分解性プラスチック材の全部または一部の外観の変化が視覚により認識できる状態で固定すればよい。視覚により認識して外観を観察できる。環境にさらされている部分が観察できればよい。生分解性プラスチック材の支持を開始した日は、文字で表示するとよい。見本画像は、複数の状態が比較できるように複数の状態を含むものが好ましい。見本画像は、当該場所の標準的な環境における外観の変化を表示するものであることが好ましい。また、例えば、日本の気象条件の平均値におけるものでも構わない。シート状にしたときのシートの形状や厚みは任意である。測定条件に応じて設定されるとよい。透明容器の形状も任意である。
図4は、粒状の生分解性プラスチック剤とその容器の説明図である。
図示のように、プラスチック製の透明容器21には、生分解性プラスチック粒23が収納されている。上部25には空気孔24が設けられている。上部25に貼り付けられた、図示しないカバーを取り外すことにより、生分解性プラスチック粒23を外気にさらす。透明容器21は任意の場所の壁面に粘着剤層22を用いて接着される。透明容器21を使用しているので生分解性プラスチック粒23の外観をいつでも観察できる。従って、その色の変化を観察して、環境測定をすることができる。なお、生分解性プラスチック粒23のサイズや形状は任意である。また、透明容器21のサイズも形状も任意である。
図5は、実施例3の環境測定装置を示す斜視図である。
図示の支持体13は、複数種類のそれぞれ異なる形状の生分解性プラスチック材を併せて支持する。即ち、紐状の生分解性プラスチック材27と、シート状の生分解性プラスチック材28と、ブロック状の生分解性プラスチック材29とを並べて支持している。紐状の生分解性プラスチック材27は細く成形されており、劣化が速い。シート状の生分解性プラスチック材28は、紐状の生分解性プラスチック材27に比べると劣化が遅い。ブロック状の生分解性プラスチック材29は、最も劣化が遅い。短期的には紐状の生分解性プラスチック材27を観察する。中期的にはシート状の生分解性プラスチック材28を観察する。長期的にはブロック状の生分解性プラスチック材29を観察して、環境測定ができる。
図6は、自動観測ができる環境測定装置の実施例を示す斜視図である。
これまで説明した実施例の環境測定装置は、任意の場所に固定できるが、観測をするには、管理者が出向いていかなければならない。実施例4の環境測定装置は、装置の接地場所から離れた遠隔地で観測をすることができる。図示のように、被環境測定場所には、これまでの実施例で説明したような生分解性プラスチックシート31が固定されている。また、その近傍には、撮影手段32が設備されている。撮影手段32は、生分解性プラスチックシート31の画像を撮影して、ネットワークを介して、パーソナルコンピュータ33にその画像データを送信する。ネットワークは、ローカルエリアネットワークやインターネットである。管理者は、パーソナルコンピュータ33を利用して、各所に設置した撮影手段32から、生分解性プラスチックシート31の画像データを収集する。
図7は、実施例4の環境測定装置の機能ブロック図である。
図示のハードウエアブロックは、図6に示した撮影手段32の中に組み込まれている。カメラ35は、生分解性プラスチック材の外観の変化を写真撮影するためのものである。時計36は、撮影時刻を記録するための時刻データを生成する装置で、例えば、コンピュータによるプログラムタイマでもよい。カメラ35と時計36とは、インタフェース42を介してバスライン41に接続されている。バスライン41には、CPU(中央処理装置)43とLANインタフェース44と記憶装置(MEM)45とが接続されている。
CPU43は、装置全体を制御するコンピュータである。LANインタフェース44は、パーソナルコンピュータ33(図6)との通信を制御し、記憶装置45に記憶されたデータや後で説明する警報信号53等を送信する機能を持つ。記憶装置45は、画像データ47とその撮影時刻表示のための時刻データ48を記憶する。さらに、生分解性プラスチックシート31の劣化判断のための見本の画像データ49を記憶する。撮影制御手段51と警報手段52とはCPU43に所定の処理を実行させるコンピュータプログラムである。
以下、図7の装置の動作を説明する。まず、撮影制御手段51は、例えば、一日1回一定の時刻にカメラ35を起動して生分解性プラスチックシート31(図6)を撮影させる。撮影制御手段51はカメラ35から画像データ47を取得する。同時に、時計36から時刻データ48を取得する。画像データ47と時刻データ48は記憶装置45に記憶される。毎日取得された画像データ47と時刻データ48は、順次記憶装置45中に蓄積される。パーソナルコンピュータ33(図6)は、任意のタイミングでその画像データ47と時刻データ48を読み取って、ディスプレイ等に表示する。また、プリンタ等により出力する。こうして撮影された画像データが、撮影時刻の表示とともにディスプレイで観察できる。
一方、警報手段52は、記憶装置45から見本の画像データ49を読み出す。見本の画像データ49は色見本である。警報手段52は、生分解性プラスチックシート31(図6)の全体の画像データ47中に、見本の画像データ49で示す色成分が含まれていないかどうか判断する。見本の画像データ49で示す色成分が含まれているときは、警報手段52が警報信号53を生成する。即ち、一部の色が近似しているとき警報を発する。この警報信号53は電子メールに編集されて、LANインタフェース44を通じてパーソナルコンピュータ33(図6)に送信される。管理者はこのメールにより、生分解性プラスチックシート31が所定の状態まで劣化したことを知ることができる。生分解性プラスチックは全体が均一に劣化するわけではない。従って、その一部でも変色して色見本と近似した色になったときに警報を発するとよい。また、色の濃さを比較して、色見本と同等以上に濃く変色したときに警報を発するようにしてもよい。
以上の環境測定装置は、様々な商品の保管場所や環境を、温度と湿度を含めて総合的に目で診断できる。一定の場所について、長期間測定をする方法もあるし、複数の場所の環境を比較測定する方法もある。実施場所は、例えば、倉庫や住宅、学校、病院など様々な場所が考えられ、有効に利用できる。これらの場所にそれぞれ支持体を固定する。そして、全ての場所に、予め基準の形状に加工されたけ全く同じ生分解性プラスチック材を同時に支持する。生分解性プラスチック材の支持を開始した日から、所定期間を経過する毎に、当該生分解性プラスチック材の外観を観察する。それぞれを色見本と比較するとよい。また、複数の場所の生分解性プラスチック材を集めて並べて比較して、どの場所が環境がよいか、物の保存に適しているか等を判断することができる。同じ条件で環境劣化の進行状況を比較するから、非常に正確に、各場所の環境比較ができる。
実施例1の環境測定装置を使用した被環境測定場所主要部斜視図。 見本画像の具体例の説明図。 生分解性プラスチック剤を固定する手段の実施例斜視図。 実施例2の粒状生分解性プラスチック剤と容器の説明図。 実施例3の環境測定装置を示す斜視図。 自動観測ができる環境測定装置の実施例斜視図る。 実施例4の環境測定装置の機能ブロック図。
符号の説明
11 棚、12 保管対象物、13 支持体、14 生分解性プラスチック材、15 表示体、16 見本画像

Claims (8)

  1. 予め基準の形状に加工された生分解性プラスチック材と、
    この生分解性プラスチック材を、被環境測定場所にその全部または一部の外観の変化が視覚により認識できる状態で固定する支持体と、
    少なくとも、前記生分解性プラスチック材の支持を開始した日を表示する表示体とを備えたことを特徴とする環境測定装置。
  2. 請求項1に記載の環境測定装置において、
    前記表示体には、前記生分解性プラスチック材の標準的な環境における外観の変化を表示する見本画像が含まれていることを特徴とする環境測定装置。
  3. 請求項1に記載の環境測定装置において、
    前記生分解性プラスチック材はシート状であって、前記支持体は任意の壁面に対して当該生分解性プラスチック材を固定する接着剤層または粘着材層を有することを特徴とする環境測定装置。
  4. 請求項1に記載の環境測定装置において、
    前記生分解性プラスチックは粒状であって、前記支持体は多数の粒状の生分解性プラスチック材を収納する透明容器であることを特徴とする環境測定装置。
  5. 請求項1に記載の環境測定装置において、
    前記支持材は、複数種類のそれぞれ異なる形状の生分解性プラスチック材を併せて支持することを特徴とする環境測定装置。
  6. 請求項1に記載の環境測定装置において、
    前記生分解性プラスチック材の外観の変化を写真撮影する撮影手段と、
    撮影した画像データを、撮影時刻の表示とともに記憶する記憶装置とを備えたことを特徴とする環境測定装置。
  7. 請求項6に記載の環境測定装置において、
    前記撮影手段が撮影した画像データを、所定の見本の画像データと比較して、両者が近似しているとき警報を発する警報手段を備えたことを特徴とする環境測定装置。
  8. 予め基準の形状に加工された生分解性プラスチック材を、被環境測定場所に、支持体を用いて、その全部または一部の外観の変化が視覚により認識できる状態で固定し、前記生分解性プラスチック材の支持を開始した日から、所定期間を経過する毎に、当該生分解性プラスチック材の外観を観察することを特徴とする環境測定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013228348A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Denryoku Kizai Service Co Ltd 合成繊維製安全ロープなどの自然劣化を表面色彩の退色度合いで判定する方法の自動化とその装置

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