JP2013227568A5

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Publication number: JP2013227568A5
Application number: JP2013085448A
Authority: JP
Filing date: 2013-04-16
Publication date: 2016-06-09
Anticipated expiration: 2033-04-16

Claims

下記式ＩＩで表される酒石酸エステルまたは式ＩＩＩのクエン酸エステルを含む非晶質構成成分と、
下記式Ｉで表されるスルホン化合物である結晶性構成成分と、を含む相変化インク：

式Ｉ中、Ｒ _６およびＲ _７は、同一でも異なっていてもよく、式中、Ｒ _６およびＲ _７のそれぞれは、互いに独立に、（ｉ）線状でも分岐状でも環状でも非環状でもよく、置換でも非置換でもよく、飽和アルキル基でも不飽和アルキル基でもよい１〜４０個の炭素原子を有するアルキル基であって、ここで該アルキル基にはヘテロ原子が存在してもよい、アルキル基；（ｉｉ）置換アリールアルキル基でも非置換アリールアルキル基でもよい４〜４０個の炭素原子を有するアリールアルキル基であって、ここで該アリールアルキル基のアルキル部分は、線状でも分岐状でも環状でも非環状でもよく、置換でも非置換でもよく、飽和でも不飽和でもよく、該アリールアルキル基のアリール部分またはアルキル部分のいずれかにはヘテロ原子が存在してもよい、アリールアルキル基；および（ｉｉｉ）置換芳香族基でも非置換芳香族基でもよい３〜４０個の炭素原子を有する芳香族基であって、ここでこの置換基は、線状、分岐状、環状または非環状アルキル基であってもよく、芳香族基にはヘテロ原子が存在してもよい、芳香族基；およびこれらの混合物からなる群から選択され；

式ＩＩ及び式ＩＩＩ中、Ｒ _１、Ｒ _２、Ｒ _３、Ｒ _４およびＲ _５は、それぞれ独立に、アルキル基（ここで前記アルキル基は、１〜４０個の炭素原子を有し、直鎖でも分岐状でも環状でもよく、飽和でも不飽和でもよく、置換されていても置換されていなくてもよい）、置換または非置換の芳香族基、置換または非置換のヘテロ芳香族基、またはこれらの混合物である）。
１５秒未満で結晶化する、請求項１に記載の相変化インク。
前記酒石酸エステルの酒石酸骨格がＬ−（＋）−酒石酸、Ｄ−（−）−酒石酸、ＤＬ−酒石酸、またはメソ酒石酸、およびこれらの混合物から選択される、請求項１に記載の相変化インク。
Ｒ _６およびＲ _７のそれぞれが、独立に、１つ以上のハロ、アミノ、ヒドロキシ、シアノまたはこれらの組み合わせで置換されていてもよいフェニルまたはベンジルである、請求項１に記載の相変化インク。
Ｒ _６およびＲ _７のそれぞれが、独立に、１つ以上のヒドロキシル、シアノまたはこれらの組み合わせで置換されたメチル、エチル、イソプロピル、ｎ−ブチル、またはビニルである、請求項１に記載の相変化インク。
前記結晶性構成成分が、前記相変化インクの総重量の６０重量％〜９５重量％の量で存在する、請求項１に記載の相変化インク。
前記非晶質構成成分が、前記相変化インクの総重量の５重量％〜４０重量％の量で存在する、請求項１に記載の相変化インク。
染料、顔料、及びこれらの混合物からなる群より選択される着色剤をさらに含有する、請求項１に記載の相変化インク。
前記結晶性構成成分が１４０℃の温度にて１０ｃｐｓ未満の粘度を有する、請求項１に記載の相変化インク。
前記結晶性構成成分の溶融温度が１５０℃未満である、請求項１に記載の相変化インク。
前記結晶性構成成分の結晶化温度が６０℃を超える、請求項１に記載の相変化インク。
１００℃〜１４０℃の噴出温度範囲にて１ｃｐｓ〜２２ｃｐｓの粘度を有する、請求項１に記載の相変化インク。
室温にて１０ ^６ｃｐｓより高い粘度を有する、請求項１に記載の相変化インク。
前記非晶質構成成分の重量に対する前記結晶性構成成分の重量の比（結晶性構成成分／非晶質構成成分）が、６０／４０〜９５／５である、請求項１に記載の相変化インク。
前記式Ｉ中、Ｒ _６およびＲ _７のそれぞれは、独立に、１つ以上のハロ、アミノ、ヒドロキシ、またはシアノ基およびこれらの組み合わせで置換されていてもよいアルキル、またはアリールであり、あるいはＲ _６およびＲ _７は、それらが結合するＳ原子と一緒になって、複素環式環を形成する、請求項１４に記載の相変化インク。
前記結晶性構成成分が、ジフェニルスルホン、ジメチルスルホン、ビス（４−ヒドロキシフェニル）スルホン、ビス（４−アミノフェニル）スルホン、ビス（３−アミノフェニル）スルホン、ビス（４−クロロフェニル）スルホン、ビス（４−フルオロフェニル）スルホン、２−ヒドロキシフェニル−４−ヒドロキシフェニルスルホン、フェニル−４−クロロフェニルスルホン、フェニル−２−アミノフェニルスルホン、ビス（３−アミノ−４−ヒドロキシフェニル）スルホン、ジベンジルスルホン、メチルエチルスルホン、ジエチルスルホン、メチルイソプロピルスルホン、エチルイソプロピルスルホン、ジ−ｎ−ブチルスルホン、ジビニルスルホン、メチル−２−ヒドロキシエチルスルホン、メチルクロロメチルスルホン、スルホラン、３−スルホレン、およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項１４に記載の相変化インク。
室温で固体状態である、請求項１４に記載の相変化インク。
噴出温度範囲が１００℃〜１４０℃である、請求項１４に記載の相変化インク。
液体状態で互いに混和性である、請求項１４に記載の相変化インク。