JP2013225069A - 偏光光照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ワイヤーグリッド偏光素子の入射側にフィルタを配置しても偏光光の偏光軸のばらつきが顕在化しないようにする。
【解決手段】 棒状のランプ11と樋状の反射ミラー12を収容したランプハウス60内には、ワイヤーグリッド偏光素子81が設けられ、ランプ11とワイヤーグリッド偏光素子81との間にはフィルタ90が設けられる。ランプ11からの光はワイヤーグリッド偏光素子81によって偏光光となり、ワークWに照射される。ランプ11の長さ方向に垂直な方向で見た際、フィルタ90はワイヤーグリッド偏光素子81よりも大きい。外側斜め入射光Loが遮蔽されないので、有効照射領域の端点Eにおいて偏光軸のばらつきが顕在化しない。
【選択図】 図1

Description

本願の発明は、ワイヤーグリッド偏光素子を使用して偏光光を照射する偏光光照射装置に関する。
液晶パネルの配向膜や、紫外線硬化型液晶を用いた視野角補償フィルムの配向層などを得るための配向処理において、ワークに紫外域の偏光光を照射することにより配向を行なう光配向技術が採用されるようになってきている。以下、本明細書においては、光により配向を行うことを総称して光配向と呼び、光により配向処理された膜や層を光配向膜と総称する。尚、「配向」とは、対象物の何らかの性質について方向性を与えることである。
液晶パネルで用いられる光配向膜は、液晶パネルの大型化とともに大型化しており、それとともに光配向膜用のワークに偏光光を照射する偏光光照射装置も大型化している。
このような大面積の光配向膜用のワークに対して光配向を行うために、線状の光源である棒状のランプとワイヤーグリッド偏光素子とを組み合わせた偏光光照射装置が、例えば特許文献1(特許第4506412号公報)などで提案されている。
図8は、従来の偏光光照射装置の主要部の斜視概略図である。図8に示す偏光光照射装置は、ワークWを搬送する搬送機構と、搬送されるワークWに対して偏光光を照射する光照射部10などから構成されている。図8において、ワークWは、例えば視野角補償フィルム用の帯状の長尺ワークであり、送り出しロールR1から送り出され、図中矢印方向に搬送されながら偏光光照射により光配向処理され、巻き取りロールR2により巻き取られる。棒状のランプ11及び樋状の反射ミラー12を備えた光照射部10からの光はワイヤーグリッド偏光素子81により偏光され、光照射部10の下で搬送されるワークWに照射される。これにより、光配向処理が行われる。
ワイヤーグリッド偏光素子81は、利用する光(偏光光)を透過する透明基板にグリッドを形成した構造を有する。グリッドは、一定の方向に延びる導電性又は半導電性のラインをスペースを設けながら平行に多数形成したパターン(ライン・アンド・スペース)を有する。入射する光のうち、グリッドの長手方向に平行な偏光成分は大部分が反射もしくは吸収され、グリッドの長手方向に直交する偏光成分は透過する。したがって、ワイヤーグリッド偏光素子81を透過した光は、グリッドの長手方向に直交する方向の偏光軸を有する偏光光となる。このようなワイヤーグリッド偏光素子81の詳細は、例えば特許文献2(特開2002−328234号公報)や特許文献3(特表2003−508813号公報)に示されている。
特許第4506412号公報 特開2002−328234号公報 特表2003−508813号公報 特開2006−184747号公報
上述した偏光光照射装置において、波長選択やワイヤーグリッド偏光素子の保護などの目的で、光源とワイヤーグリッド偏光素子との間にフィルタを配置することが必要になる場合がある。例えば、光配向では、前述したように紫外線をワークに照射するが、ワークが感度を持つ波長(光配向に使用される波長)以外の紫外線については、ワークの劣化などを生じるため除去すべき場合がある。このような場合、ワークの劣化などを生じる有害な波長の紫外線をフィルタを用いてカットすることが行われる。
また、ワイヤーグリッド偏光素子の重要な特性の一つに消光比がある。光配向において、消光比は、Iv/Ipで表される。Ivは、グリッドの長手方向に垂直な方向の偏光光強度、Ipは平行な方向の偏光光強度である。高い消光比の偏光光を照射することで、ワークに対する光配向処理の度合いを高めることができる。発明者の研究によると、ワイヤーグリッド偏光素子の特性として、特定の波長域については他の波長域と比べて消光比が高くなる場合があることが判ってきている。ワークの感光波長域(光配向が可能な波長域)と消光比が高くなる波長域が重なっているのであれば、その重なっている波長域の紫外線を選択的に照射することで、光配向処理の効果をより高めることができる。フィルタによる波長選択は、このような目的でも行われることがある。
また、前述したように、ワイヤーグリッド偏光素子は、透明基板上に微細なグリッドを形成した繊細で高価な光学素子であり、グリッドを形成した面(以下、グリッド面という)については特に慎重な取り扱いが要求される。グリッド面を誤って手で触って汚損してしまったり、メンテナンスの際にねじなどを落下させてグリッドに欠けなどを生じさせたりすることがないようにしなければならない。このため、グリッド面を覆うようにして保護用のフィルタを設けることが必要になる場合が多い。ワイヤーグリッド偏光素子は、通常、グリッド面を光源側に向けた状態で配置される。光源とは反対側に向けると、グリッド面が露出してしまう構造になることが多く、誤って手で触ってしまう恐れが高くなるからである。したがって、保護用のフィルタは、ワイヤーグリッド偏光素子の光源側(入射側)に配置される。
上述したいずれかの又は二以上の目的のため、ワイヤーグリッド偏光素子の入射側にフィルタを配置することが必要になる場合がある。ここで、発明者の研究によると、ワイヤーグリッド偏光素子の入射側にフィルタを配置した場合、偏光光照射領域の周辺部において偏光光の偏光軸のばらつきが顕在化する問題が生じることが判明した。
図9は、偏光光照射領域の周辺部における偏光軸のばらつきの問題について示した平面概略図である。図9において、偏光光の偏光軸の向きを矢印で示す。図8に示すように、偏光光照射領域は、樋状の反射ミラー12の下端開口の直下の領域であり、ランプ11の長さにほぼ等しい長さの長方形の領域となる。このような偏光光照射領域において、例えばランプ11の長さ方向に直角な方向の偏光光が出射されるようにワイヤーグリッド偏光素子81を配置した場合、ランプ11の直下の位置で偏光光の偏光軸を測定すると、図9に示すように、正しく直角な方向に向いているのが確認される。しかしながら、偏光光照射領域の周辺部、特に四隅の部分で測定すると、図9に示すように偏光軸が直角に向かず、斜めに傾いて(回転して)しまっているのが確認される。
このような各隅部での偏光軸のばらつきに対して、特許文献4では、ランプとワイヤーグリッド偏光素子との間に筒状のミラーを設けるなどの構造で改善していくことが検討されている。しかしながら、発明者の研究によると、ワイヤーグリッド偏光素子の入射側にフィルタを配置すると、幅方向の端部において別の要因で偏光軸のばらつきが顕在化することが判明した。尚、ここでの幅方向とは、偏光光照射領域のうちランプ11の長さ方向に対して垂直な方向を意味しており、図9に示す例では、ワークWの長さ方向(搬送方向)に相当する。
本願発明は、上述した新たな課題(フィルタ配置による偏光軸ばらつきの顕在化)を解決するためになされたものであり、ワイヤーグリッド偏光素子の入射側にフィルタを配置しても偏光光の偏光軸のばらつきが顕在化しないようにすることを目的としている。
上記課題を解決するため、本願の請求項1記載の発明は、線状の光源と、光源からの光を偏光させて照射するワイヤーグリッド偏光素子と、ワイヤーグリッド偏光素子が設けられた側とは反対側において光源を覆った樋状の反射ミラーとを備えた偏光光照射装置において、
光源とワイヤーグリッド偏光素子との間の光路上にはフィルタが設けられており、
光源の長さ方向に対して垂直で光照射面に対して平行な方向である幅方向で見た際、フィルタはワイヤーグリッド偏光素子よりも大きいという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項2記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記反射ミラーは、前記光源の長さ方向に垂直な断面での反射面の形状が放物線を成しており、前記フィルタは前記ワイヤーグリッド偏光素子に対して平行に設けられており、
前記フィルタの幅方向の端部が前記ワイヤーグリッド偏光素子からはみ出している長さは2.5mm以上であるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項3記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記反射ミラーは、前記光源の長さ方向に垂直な断面での反射面の形状が放物線を成しており、前記フィルタは前記ワイヤーグリッド偏光素子に対して平行に設けられており、
前記フィルタの端部が前記ワイヤーグリッド偏光素子からはみ出している長さをS、前記ワイヤーグリッド偏光素子の有効領域の端点に対して最も外側から入射する光の入射角をθ、前記フィルタと前記ワイヤーグリッド偏光素子との離間間隔をdとしたとき、S≧d・tanθの関係が成立しているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項4記載の発明は、前記請求項1乃至3いずれかの構成において、前記光源、前記ワイヤーグリッド偏光素子及び前記反射ミラーは、ランプハウスに収容されており、
ランプハウスには、ランプハウス内を通風によって冷却する通風路が形成されており、
前記フィルタは前記ワイヤーグリッド偏光素子に対して平行に設けられており、
前記フィルタと前記ワイヤーグリッド偏光素子との間の空間も通風路となっているとともに、前記フィルタの出射面と前記ワイヤーグリッド偏光素子の入射面との離間間隔は5mm以上であるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項5記載の発明は、前記請求項1乃至4いずれかの構成において、前記フィルタは、フィルタ本体と、フィルタ本体を保持したフィルタ枠とによって構成されており、フィルタ本体は複数設けられており、フィルタ枠は、同一平面上に並べられた複数のフィルタ本体を保持したものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項6記載の発明は、前記請求項1乃至5いずれかの構成において、前記ワイヤーグリッド偏光素子は、フレームによって保持されており、前記フィルタはこのフレームに連結されていて前記ワイヤーグリッド偏光素子と一緒に移動可能となっているという構成を有する。
以下に説明する通り、本願の各請求項記載の発明によれば、幅方向で見た際、フィルタはワイヤーグリッド偏光素子よりも大きいので、幅方向の端部における偏光軸のばらつきの顕在化が防止される。このため、より均一性の高い光配向処理に貢献できる。
また、請求項4記載の発明によれば、上記効果に加え、フィルタがワイヤーグリッド偏光素子の冷却を阻害することがないので、ワイヤーグリッド偏光素子が限度以上に加熱されてしまったり、ワイヤーグリッド偏光素子が発する輻射熱が光配向膜を限度以上に加熱してしまったりする問題が防止される。
また、請求項5記載の発明によれば、上記効果に加え、複数のフィルタ本体が並べられてフィルタ枠により保持されているので、より大面積の領域に偏光光を照射するのに適したものとなる。
また、請求項6記載の発明によれば、上記効果に加え、フィルタがワイヤーグリッド偏光素子と一緒に移動できるので、着脱の際の動作が容易となる。
本願発明の実施形態に係る偏光光照射装置の側面断面概略図である。 図1に示すフィルタの平面概略図である。 フィルタの大きさと偏光光照射領域における偏光軸のばらつきとの関係について模式的に示した図である。 ワイヤーグリッド偏光素子に対するフィルタの相対的な大きさと偏光軸のばらつきとの関係について調べた実験の結果を示す図である。 図4に結果を示す実験において、偏光軸の向きを有効照射領域のどの地点で測定したのかを示す平面概略図である。 ワイヤーグリッド偏光素子に対するフィルタの相対的な大きさに関する定性的な説明の一例について示した概略図である。 ワイヤーグリッド偏光素子に対するフィルタのはみ出し長さが一定の場合に離間距離の増大に伴って偏光軸のばらつきが大きくなる点を確認した実験の結果を示す図である。 従来の偏光光照射装置の主要部の斜視概略図である。 偏光光照射領域の周辺部における偏光軸のばらつきの問題について示した平面概略図である。
次に、本願発明を実施するための形態(以下、実施形態)について説明する。
図1は、本願発明の実施形態に係る偏光光照射装置の側面断面概略図である。図1は、ワークWの搬送方向での断面図となっている。図1に示す偏光光照射装置は、線状の光源と、この光源からの光を偏光させるワイヤーグリッド偏光素子とを備えている。
光源は、光配向に必要な波長の光を放射するものである。図8に示す場合と同様に、ワークWの幅方向に長いパターンで光を照射するため、棒状のランプ11が光源として使用されている。本実施形態では、紫外域の光によって光配向を行うので、高圧水銀ランプや水銀に他の金属を加えたメタルハライドランプなどが使用される。紫外域の必要な波長の光を放射するLEDを複数並べて長い照射パターンを得るようにしても良い。尚、棒状のランプ11は、その長さ方向がワークWの幅方向となるように配置される。ワークWは、ランプ11の長さ方向に対して垂直な水平方向(図1の図面左右方向)に搬送され、その搬送の過程で偏光光が照射される。
図8と同様に、ランプ11を覆うようにして、樋状の反射ミラー12が設けられている。反射ミラー12は、ランプ11からの光を折り返してワークWに向かわせることで光の利用効率を高めるものである。樋状の反射ミラー12としては、本実施形態では、反射面の断面形状が放物線を成すもの(放物面鏡)が使用されている。
ワイヤーグリッド偏光素子81は、ランプ11とワークWとの間に位置するよう配置される。本実施形態では、ワークWの大型化に対応するため、複数のワイヤーグリッド偏光素子81を並べてユニット化したものが採用されている。各ワイヤーグリッド偏光素子81は方形の板状であり、ワークWの幅方向(図1の紙面垂直方向)に並べられ、フレーム82で保持されている。各ワイヤーグリッド偏光素子81の端面が隣り合う箇所には、隙間からの漏れ光(非偏光光の漏れ)を防止するため、不図示の遮光板が設けられている。このようなワイヤーグリッド偏光素子81のユニット(以下、偏光素子ユニットという)の構造については、特許文献1に開示されたものを参照することができる。
尚、偏光素子ユニットの着脱を容易にするため、レール83に沿って移動させる構造が採用されている。ランプ11などを収容したハウジング(以下、ランプハウスという)60の下板部には光照射口70が設けられている。光照射口70の縁に沿って一対のレール83が設けられており、偏光素子ユニットは、着脱の際、このレール83上を移動する構造となっている。
また、ランプ11からの光による熱の問題を解消するため、ランプハウス60内を冷却する構造が採用されている。図1に示すように、反射ミラー12は左右一対のものとなっている。左右の反射ミラー12は、上部において離間しており、ランプ11の上側において通風用のスリットを形成している。スリットの上方にはラジエータ20が設けられており、その上にはブロア30が設けられている。ブロア30が動作すると、図1に破線矢印で示すようにラジエータ20を通して風が流れ、ランプハウス60内が冷却される。
冷却の目的は、ランプ11自体の温度上昇を抑制する他、ランプハウス60内の各部品を冷却したり、ランプハウス60の表面が限度以上に熱くならないようにしたりするためである。また、各ワイヤーグリッド偏光素子81を冷却することで熱的損傷を防止する目的の他、各ワイヤーグリッド偏光素子81が高温になることでその輻射熱でワークWが異常加熱されるのを防止する目的もある。
本実施形態の装置は、ワイヤーグリッド偏光素子81の入射側にフィルタ90を備えている。フィルタ90の配置は、前述した一又は二以上の目的である。フィルタ90は、フィルタ本体91と、フィルタ本体91を保持したフィルタ枠92とから成る。
フィルタ本体91は、利用する偏光光の波長を十分に透過するものであることが最低限必要である。この他、波長選択の目的でフィルタ90が配置される場合、目的とする波長を透過し、他の波長を適宜遮断ないし吸収する特性を有するものが使用される。
図2は、図1に示すフィルタの平面概略図である。図2に示すように、ワイヤーグリッド偏光素子81と同様、フィルタ90についても、複数のフィルタ本体91を並べて配置した構造が採用されている。各フィルタ本体91は方形の板状であり、ワークWの幅方向に並べられている。図2に示すように、フィルタ枠92の内縁はフィルタ本体91の枚数分の長さを有し、同一平面上に並べられた各フィルタ本体91を保持している。図1に示すように、フィルタ枠92の各辺はL字状の断面形状を有し、段差を有する。各フィルタ本体91は、この段差に落とし込まれた状態で保持されている。尚、図2では、四枚のフィルタ本体91が使用されているが、フィルタ本体91はワークWの大きさに応じて適宜変更されることはいうまでもない。より幅広のワークWについてより多くの枚数のフィルタ本体91が使用されるし、幅の狭いワークWについては少なくされる。
図1に示すように、各フィルタ本体91は、ワイヤーグリッド偏光素子81と平行な姿勢でフィルタ枠92に保持されている。また、フィルタ枠92は、連結具93によりワイヤーグリッド偏光素子81のフレーム82に連結されている。したがって、フィルタ90は、偏光素子ユニットの着脱の際に偏光素子ユニットと一緒にレール83上を移動可能となっている。
また、ワイヤーグリッド偏光素子81とフィルタ本体91との間には、ブロア30による冷却風が流れるようになっている。即ち、フィルタ90の配置によってワイヤーグリッド偏光素子81の冷却が阻害されないようにしている。尚、連結具93は、フィルタ本体91とワイヤーグリッド偏光素子81との間に流れる冷却風を遮蔽しない構造となっている。
このようなフィルタ90は、図1に示すように、ワイヤーグリッド偏光素子81よりも幅広のものとなっている。より正確にいえば、幅方向で見た際、フィルタ90はワイヤーグリッド偏光素子81よりも大きいものとなっている。
尚、「フィルタはワイヤーグリッド偏光素子よりも大きい」といった場合、いうまでもないことであるが、フィルタとして機能する領域がワイヤーグリッド偏光素子よりも大きいという意味である。図1に示すように、フィルタ本体91の端部はフィルタ枠92で覆われており、フィルタ本体91のうちフィルタ枠92で覆われた部分はフィルタ90としては機能しない。したがって、実施形態でいえば、フィルタ本体91のうちフィルタ枠92で覆われていない部分(有効領域)の大きさがワイヤーグリッド偏光素子81よりも大きいということである。ちなみに、この点はワイヤーグリッド偏光素子81についても同様で、ワイヤーグリッド偏光素子として有効に機能する領域よりもフィルタ90の有効領域の方が大きいという意味である。ワイヤーグリッド偏光素子81の有効領域は、ワイヤーグリッド偏光素子81のうちのフレーム82や不図示の遮光板で覆われていない部分ということになる。
上記のようにフィルタ90をワイヤーグリッド偏光素子81よりも幅広にしておくことは、前述した光照射面における偏光軸のばらつきの顕在化の問題を研究した発明者の研究成果に基づいている。以下、この点について図3を使用して説明する。図3は、フィルタ90の大きさと偏光軸のばらつきとの関係について模式的に示した図である。尚、光照射面において、一定以上の照度で偏光光が照射される領域が有効照射領域として設定される。問題となる偏光軸のばらつきは、一義的には有効照射領域において生じる。
前述したように、ワイヤーグリッド偏光素子では、グリッドの長手方向に垂直な方向に偏光する偏光光を透過し、グリッドの長手方向に平行な方向に偏光する偏光光を反射ないし吸収する。この特性は、光がワイヤーグリッド偏光素子に垂直に入射する時に最適に得られるが、光が斜めに入射しても消光比自体には影響がない。しかしながら、光が斜めに入射すると、偏光光の偏光軸が変化し、この影響が大きくなると、問題となる偏光軸のばらつきとなって現れる。
図3に示すように、有効照射領域のうちの幅方向(ランプ11の長さ方向に垂直な方向)について考えてみる。有効照射領域の各点には、ランプ11から直接到達する光と、反射ミラー12を経て到達する光とがある。反射ミラー12が樋状放物面鏡である場合、通常、ランプ11の中心が焦点の位置になるようランプ11は配置される。この場合、ランプ11の中心から出て反射ミラー12に反射した光は、光軸aに沿った平行光になり、光照射面に垂直に入射する。ランプ11の中心から出た光の軌跡を、図3中実線で示す。
実際には、ランプ11は、有限な大きさの発光部を有しており、中心以外の場所から出た光は平行光とはならない。仮に、ランプ11の管内全体が発光部だとすると、図3に一点鎖線で示すように光照射面の一点に光が到達する。また、図3中に二点鎖線で示すように、反対側の反射ミラー12に反射して一点に到達する光もある。
図3から容易に理解できるように、有効照射領域の中央部では、各光線の入射角に大きな違いはない。しかし、図3に示すように、有効照射領域の端部の点Eでは、一方の側の反射ミラー12に反射して入射する光線と、ランプ11からの直射光及び反対側の反射ミラー12に反射して入射する光線との間で、入射角の違いが大きくなる。このため、有効照射領域の中央部では問題となる偏光軸のばらつきが生じていなくても、端部の点Eでは、問題となるばらつきが生じてしまうことがある。
ここで重要なことは、点Eに入射する光のうち、外側から入射する光の存在である。この光は、上述したランプ11が有限な発光部を有することから来るもので、この例では、ランプ11の下部から放射されて端部の点Eの側の反射ミラー12に反射した光である。この外側から斜めに入射する光(以下、外側斜め入射光と呼び、図3中にLoで示す)は、実は、偏光軸のばらつきの点では、ランプ11からの直射光や反対側の反射ミラー12に反射して入射する光(以下、中央側光と呼ぶ)の影響を弱める働きを有している。即ち、点Eで測定される偏光光の偏光軸は、入射する各偏光光の偏光軸を重ね合わせたものであり、重ねの理が成り立つ。外側斜め入射光Loは、中央側光の偏光軸を弱めるように作用し、点Eにおいて総量として観測される偏光光の偏光軸が光照射領域の中央部に比べて大きく異なってしまう(ばらついてしまう)のを抑制している。
ここで、何らかの部材により外側斜め入射光Loが遮蔽されてしまうと、中央側光の影響を弱める作用が無くなってしまうので、偏光軸のばらつきが顕在化してしまう。実施形態の構造でいえば、フィルタ枠92がこれに相当する。ワイヤーグリッド偏光素子81の入射側にフィルタ90を配置する際、図3中に破線で示すように、ワイヤーグリッド偏光素子81と同程度の幅のフィルタ90としてしまうと、フィルタ90はフィルタ枠92を有していることから、このフィルタ枠92が外側斜め入射光Loを遮蔽する状態となってしまう。
本願の発明者は、フィルタ90を当初はワイヤーグリッド偏光素子81と同程度の幅としたが、上記のような偏光軸のばらつき顕在化を確認した。発明者は、この原因について鋭意調査し、上記のような知見を得て、フィルタ90をワイヤーグリッド偏光素子81よりも幅広のものとする解決策を見い出したのである。
次に、フィルタ90をワイヤーグリッド偏光素子81よりもどの程度大きくしておけば良いかについて説明する。図4は、ワイヤーグリッド偏光素子81に対するフィルタ90の相対的な大きさと偏光軸のばらつきとの関係について調べた実験の結果を示す図である。
この実験では、幅の異なるフィルタ90を用意し、それぞれについて偏光軸のばらつきがどのようになるかを調べた。図5は、図4に結果を示す実験において、偏光軸の向きを有効照射領域のどの地点で測定したのかを示す平面概略図である。
図5に示すように、まず、有効照射領域の中心点(ランプ11の中心の直下の位置)Aにおいて偏光軸を測定し、これを基準となる偏光軸の向きとした。次に、有効照射領域の隅の一点Bにおいて偏光軸の向きを測定し、A点における偏光軸に対して成す角を偏光軸のばらつきとした。また、有効照射領域を少し外れた点であるが、図5に示す点Cにおける偏光軸の向きを測定し、同様に点Aでの偏光軸の向きに対して成す角を偏光軸のばらつきとした。
寸法について例示すると、ランプ11の長さが3000mm程度であるとすると、有効照射領域は、2500×80mm程度である。点Cは、点Bから例えば150mm程度離れた場所とされる。この例では、ワイヤーグリッド偏光素子の有効領域の幅は90mmである。尚、ワークWの幅の全長に亘って偏光光を照射する必要がある場合、図5中に破線で示すように、有効照射領域の長さはワークWの幅より少し大きく設定される。幅方向にマージンを取った上でワークWに光配向処理する場合、ワークWの幅よりマージンの分だけ狭い領域が有効照射領域として設定される。
図4に示すように、フィルタの幅が80mmの場合(ワイヤーグリッド偏光素子よりも10mm狭い場合)、点Bでは0.24度程度の偏光軸のずれが観測され、点Cでは1.0度程度のずれが観測された。また、フィルタの幅がワイヤーグリッド偏光素子と同じ90mmの場合、B点では0.15度程度の偏光軸のずれが観測され、点Cは0.6度程度のずれが観測された。フィルタの幅がワイヤーグリッド偏光素子よりも少し大きく、95mmの場合、B点では0.11度程度の偏光軸のずれが観測され、点Cでは0.49度程度のずれが観測された。さらにフィルタの幅を大きくし、100mm、110mmとしたが、偏光軸のずれは、点Bでは0.11度程度、点Cでは0.48度程度と、大きな変化は無かった。また、フィルタを配置しない状態での測定も同様に行っており、その結果が図3中の右端に併せて示してある。点Bで0.11度程度のずれ、点Cでは0.48度程度のずれであり、フィルタの幅を95mm以上とした場合と同程度であった。
この図4に示す結果からは、フィルタの幅を95mm以上としておけば、問題となる偏光軸のばらつきは生じないということになる。図1に示すように、フィルタ90はワイヤーグリッド偏光素子81と同心上に(中心が同一法線上になるように)平行に配置され、且つ互いの幅方向が同一方向になるように配置される。したがって、全体で5mmオーバーであるので、各側で2.5mm以上大きくなっていれば良いということになる。
以上は実験データに基づく定量的な説明であったが、外側斜め入射光の作用を考慮した定性的な説明も可能である。この説明について、図6を参照して行う。図6は、ワイヤーグリッド偏光素子に対するフィルタ90の相対的な大きさに関する定性的な説明の一例について示した概略図である。
前述したように、端部における偏光軸のずれは、外側斜め入射光Loが遮蔽されることによる。これを考慮に入れた場合、偏光軸のばらつきが顕在化しないようにするには、有効照射領域の幅方向の端点Eにおいて最も外側から斜めに入射する光(最も入射角が大きい外側斜め入射光、以下、最外斜め入射光と呼び、Lo’で示す)を遮らないようにすることが臨界的な条件ということになる。この光を遮らなければ、より入射角が小さい外側斜め入射光も遮ることがないし、端点Eよりも内側の点においても外側斜め入射光が遮蔽されることはない。
ワイヤーグリッド偏光素子の有効領域は、端点Eに入射する最外斜め入射光Lo’が透過する大きさとされる。通常は余裕を見て有効領域は少し大きくされるが、臨界的な条件を考えるため、ここでは、図6に示すように、最外斜め入射光Lo’はワイヤーグリッド偏光素子81の有効領域の端点Pを通過するとして考える。尚、最外斜め入射光Lo’を厳密に表現すると、発光部の各点のうち、有効照射領域の端点Eから反射ミラー12を経て発光部を見込んだ際に最もワイヤーグリッド偏光素子81の側に位置する点から出た光ということになる。
最外斜め入射光Lo’の入射角をθとする。フィルタ90、ワイヤーグリッド偏光素子81及び光照射面はすべて平行であるので、入射角θはそれぞれの面で等しい。尚、図6は、フィルタ本体91やワイヤーグリッド偏光素子81中での屈折を無視して描いている。また、フィルタ90とワイヤーグリッド偏光素子81の離間間隔をdとする。離間間隔dは、有効領域を規定する面間の距離で、この例ではそれぞれの出射面の間隔である。この場合、図6に示すように、フィルタ90のワイヤーグリッド偏光素子81からのはみ出し長さSを、S≧d・cot(π/2−θ)=d・tanθとしておけば、最外斜め入射光Lo’を遮蔽することなくワイヤーグリッド偏光素子81に入射させることができることになる。フィルタ90全体としてみると、2d・tanθ以上大きくしておけば良いということになる。
離間間隔dは、冷却を行う場合、冷却風のための必要なコンダクタンスとの関係で規定される。実用的には5mm以上は必要であり、20〜30mm程度の場合が多い。入射角θは、ランプ11の発光部の大きさ、反射ミラー12の曲率、設定される有効照射領域の幅に応じて決まる。例えばθが5度であり、dが25mmであるとすると、2d・tanθは4.4mm程度になり、上記実験結果の5mmに近い値となる。このように、フィルタ90をワイヤーグリッド偏光素子に対して5mm以上大きくするか、2d・tanθ以上大きくしておけば、問題となる偏光軸のばらつきの顕在化が避けられることになる。
上記のように、はみ出し長さSが一定の場合、離間距離dを大きくしていくと、偏光軸のばらつきは大きくなる。図7は、この点を確認した実験の結果を示す図である。図7に結果を示す実験は、図4と同様の測定点で偏光軸のばらつきが測定された。この際、図4の条件から、フィルタをワイヤーグリッド偏光素子に近づけたり遠ざけたりしながら測定を行った。図7中、「−10mm」とあるのは、10mm近づけた場合のデータ、「−20mm」とあるのは、20mm近づけた場合のデータ、「+10mm」とあるのは、10mm遠ざけた場合のデータである。
図7に示すように、点Bではそれほど大きな変化は出ていないが、点Cでは、離間距離dを大きくすることによって、偏光軸のばらつきが大きくなることが確認される。そして、離間距離dを大きくすることによって、偏光軸のばらつきが顕在化してくるはみ出し長さSの値(臨界点)が上昇することが確認される。
このように、本実施形態の装置によれば、偏光光のばらつきの顕在化が抑えられるので、フィルタ90を使用して波長選択をしたり、ワイヤーグリッド偏光素子81を保護したりすることを可能にしつつ、偏光軸のばらつきの少ない偏光光照射が行える。このため、より均一性の高い光配向処理を行うに貢献できる。
また、フィルタ9が、複数のフィルタ本体91を並べてフィルタ枠92で保持した構造である点は、ワークWの大型化に対応してより大きな領域に偏光光を照射するのに役立っている。但し、フィルタ本体が一枚のみであり、一枚のみのフィルタ本体をフィルタ枠で保持した構造であっても、本願発明は実施可能である。
尚、フィルタも目的な機能については、前述したもののいずれでも良く、前述した以外のものであっても良いことは勿論である。
また、フィルタ枠92がワイヤーグリッド偏光素子81のフレーム82に連結されていてフィルタ9がワイヤーグリッド偏光素子81と一緒に移動可能である点は、メンテナンスなどの作業を容易にする効果がある。メンテナンスにおいて、例えばランプ11の点検のためにランプハウス60内を開放する必要が生じる。この場合ワイヤーグリッド偏光素子81やフィルタ9をランプハウス60から取り外す必要があるが、本実施形態では、レール83に沿って引き出すことで一緒に取り出せ、またレール83に沿って移動させることで再装着ができる。このため、作業が容易である。
11 ランプ
12 反射ミラー
20 ラジエータ
30 ブロア
60 ランプハウス
70 光照射口
81 ワイヤーグリッド偏光素子
82 フレーム
83 レール
90 フィルタ
91 フィルタ本体
92 フィルタ枠
93 連結具

Claims (6)

  1. 線状の光源と、光源からの光を偏光させて照射するワイヤーグリッド偏光素子と、ワイヤーグリッド偏光素子が設けられた側とは反対側において光源を覆った樋状の反射ミラーとを備えた偏光光照射装置において、
    光源とワイヤーグリッド偏光素子との間の光路上にはフィルタが設けられており、
    光源の長さ方向に対して垂直で光照射面に対して平行な方向である幅方向で見た際、フィルタはワイヤーグリッド偏光素子よりも大きいことを特徴とする偏光光照射装置。
  2. 前記反射ミラーは、前記光源の長さ方向に垂直な断面での反射面の形状が放物線を成しており、前記フィルタは前記ワイヤーグリッド偏光素子に対して平行に設けられており、
    前記フィルタの幅方向の端部が前記ワイヤーグリッド偏光素子からはみ出している長さは2.5mm以上であることを特徴とする請求項1記載の偏光光照射装置。
  3. 前記反射ミラーは、前記光源の長さ方向に垂直な断面での反射面の形状が放物線を成しており、前記フィルタは前記ワイヤーグリッド偏光素子に対して平行に設けられており、
    前記フィルタの端部が前記ワイヤーグリッド偏光素子からはみ出している長さをS、前記ワイヤーグリッド偏光素子の有効領域の端点に対して最も外側から入射する光の入射角をθ、前記フィルタと前記ワイヤーグリッド偏光素子との離間間隔をdとしたとき、S≧d・tanθの関係が成立していることを特徴とする請求項1記載の偏光光照射装置。
  4. 前記光源、前記ワイヤーグリッド偏光素子及び前記反射ミラーは、ランプハウスに収容されており、
    ランプハウスには、ランプハウス内を通風によって冷却する通風路が形成されており、
    前記フィルタは前記ワイヤーグリッド偏光素子に対して平行に設けられており、
    前記フィルタと前記ワイヤーグリッド偏光素子との間の空間も通風路となっているとともに、前記フィルタの出射面と前記ワイヤーグリッド偏光素子の入射面との離間間隔は5mm以上であることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の偏光光照射装置。
  5. 前記フィルタは、フィルタ本体と、フィルタ本体を保持したフィルタ枠とによって構成されており、フィルタ本体は複数設けられており、フィルタ枠は、同一平面上に並べられた複数のフィルタ本体を保持したものであることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の偏光光照射装置。
  6. 前記ワイヤーグリッド偏光素子は、フレームによって保持されており、前記フィルタはこのフレームに連結されていて前記ワイヤーグリッド偏光素子と一緒に移動可能となっていることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の偏光光照射装置。
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