JP2013225042A - 虚像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装着者の姿勢の変化に応じて画面位置の調整をして、装着者が受ける虚像表示に起因する違和感を緩和することができる虚像表示装置を提供すること。
【解決手段】姿勢情報検出部60において装着者の姿勢を検出し、画面位置調整機構である演算処理装置70及びデバイス位置駆動装置80によって、姿勢情報検出部60の検出結果に基づいて、導光装置20の光入射面ISに平行な面内で、光変調素子である液晶表示デバイス32を導光装置20に対して相対的に並進移動させ、装着者の動きとは逆に映像が動くように画面の位置を変化させるように制御することができる。これにより、装着者が動いても、画像は装着者の動きについてくることなく、あたかもその場にとどまっているかのように見せることができるので、装着者が動いても、この動きに起因する違和感を緩和できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、頭部に装着して使用するヘッドマウントディスプレイ等の虚像表示装置に関する。
近年、ヘッドマウントディスプレイのように虚像の形成及び観察を可能にする虚像表示装置として、表示素子からの画像光を観察者である装着者の瞳に導くタイプのものが種々提案されており、例えば虚像を形成する画像光と外界からの光である外界光とを重畳させるために、シースルーにしたものが提案されている(特許文献1参照)。
ヘッドマウントディスプレイによる投影画像は、装着者の動きとともに動く。例えば上記のようなシースルーの場合、装着中に首を動かす等によって装着者の視線の方向が変わると、それまで見えていた外界光による外界像は、一部が視界から外れて見えなくなっていくことで変化していく一方、画像光による虚像は、装着者の動きに合わせて動くので、装着者の視界から外れずについてくることになる。このように画像が常に装着者の動きに合わせてついてくるという状況は、装着者に非常に違和感を生じさせることがある。さらに、装着者によっては、乗り物酔いのような症状がでる場合もある。なお、ヘッドマウントディスプレイのように頭部に装着した状態で画像を観察する装置では、画像の観察中において、装着者の頭(首)が動くすなわち装着者の姿勢が変わることは、不可避的である。また、このような動きに伴う違和感は、シースルーでない視界の遮られたタイプのヘッドマウントディスプレイにおいても生じる。
特開2012−3040号公報
本発明は、装着者の姿勢の変化に応じて画面位置の調整をして、装着者が受ける虚像表示に起因する違和感を緩和することができる虚像表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の虚像表示装置は、(a)画像光による虚像を形成する虚像形成部と、(b)虚像を観察する装着者の頭部の姿勢の変化を検出する姿勢情報検出部と、(c)姿勢情報検出部での検出結果に基づいて、虚像形成部に形成される虚像による画像の画面位置を、装着者の姿勢が変化する方向と逆方向に変化させるように調整する画面位置調整機構と、を備える。ここで、虚像となるべき画像の画面については、例えば、装着者にとっての正面にあるものとし、当該正面に垂直な方向に延び、かつ、装着者の眼の中心を通る軸上の位置を、画像の画面位置の中心位置の基準とする。
上記虚像表示装置では、姿勢情報検出部において装着者の姿勢の変化を検出し、画面位置調整機構によって、姿勢情報検出部の検出結果に基づいて、装着者の動きとは逆に映像が動くように画面の位置を変化させるように補正する、すなわち逆補正する制御を行うことができる。これにより、装着者が動いても、画像は装着者の動きについてくることなく、あたかもその場にとどまっているかのように見せることができるので、装着者が動いても、この動きに起因する違和感を緩和できる。
本発明の具体的な側面では、(a)虚像形成部が、(a1)光源からの照明光を変調して画像光を形成する光変調素子と、(a2)光変調素子からの画像光を投射する投射光学系と、(a3)投射光学系からの画像光を導くとともに射出して画像光による虚像を形成する導光装置とを有し、(b)画面位置調整機構が、光変調素子、投射光学系、及び導光装置のうち少なくともいずれか1つの駆動を制御する移動制御機構である。この場合、画面位置調整機構が、移動制御機構として、光変調素子、投射光学系、及び導光装置のいずれかを移動させることで、画面の位置を変化させるように制御することができる。
本発明の別の側面では、画面位置調整機構が、導光装置の光入射面に平行な面内で、光変調素子を導光装置に対して相対的に移動させる移動制御機構である。この場合、光変調素子を導光装置に対して移動させる結果として、画面の位置を調整することができる。
本発明のさらに別の側面では、画面位置調整機構が、導光装置の光入射面に平行な面内で、投射光学系を導光装置に対して相対的に移動させる移動制御機構である。この場合、投射光学系を導光装置に対して移動させる結果として、画面の位置を調整することができる。
本発明のさらに別の側面では、画面位置調整機構が、光変調素子と投射光学系とを一体的に回転移動させ、導光装置の光入射面に対して投射光学系の投射光軸を傾ける移動制御機構である。この場合、投射光学系の投射光軸の方向を調整することで、形成される画面の位置を調整することができる。
本発明のさらに別の側面では、画面位置調整機構が、光変調素子における変調動作を制御する変調制御機構である。この場合、変調動作を制御して、画面の位置を調整することができる。
本発明のさらに別の側面では、画面位置調整機構が、虚像形成部全体を回転移動させる移動制御機構である。この場合、虚像形成部全体を動かすことで、画面の位置を調整することができる。
本発明のさらに別の側面では、(a)虚像形成部が、(a1)画像に対応して変調された信号光を射出する信号光変調部と、(a2)変調された信号光を走査させることにより走査光として射出させる走査光学系と、(a3)走査光学系からの走査光を受けて画像光による虚像を形成する被照射部材と、を備え、(b)画面位置調整機構が、走査光学系による走査光の照射角度を調整する機構である。この場合、被照射部材により虚像が形成されるとともに、画面位置調整機構が、走査光学系による走査光の照射角度を調整することで、画面の位置を調整することができる。
本発明のさらに別の側面では、虚像形成部が、外界光を透過させ、当該外界光のよる外界像と画像光による虚像とを重畳させる。この場合、シースルーによる観察を行うことができる。
本発明のさらに別の側面では、虚像形成部が、装着者の眼前の一部を覆っている。この場合、装置全体の小型化を図ることができ、また、装着者は、虚像形成部越しに外界を観察することができる。
第1実施形態の虚像表示装置を示す斜視図である。 (A)は、虚像表示装置を構成する第1表示装置の本体部分の平断面図であり、(B)は、本体部分の正面図である。 虚像表示装置の光学系における光路の一例を具体的に説明する平面図である。 (A)は、虚像表示装置における画像位置の調整について説明するための図であり、(B)は、左右方向についての画像のシフトを示す図であり、(C)は、上下方向についての画像のシフトを示す図である。 虚像表示装置における左右方向に関する調整動作を説明するための図である。 (A)は、第2実施形態に係る虚像表示装置を説明するための平面図であり、(B)は、画像のシフトを示す図である。 (A)は、第3実施形態に係る虚像表示装置を説明するための平面図であり、(B)は、左右方向のうち一方向についての画像のシフトを示す図であり、(C)は、左右方向のうち他方向についての画像のシフトを示す図である。 (A)は、第4実施形態に係る虚像表示装置を説明するための平面図であり、(B)は、画面位置調整機構による調整動作を説明するための図である。 (A)は、第5実施形態に係る虚像表示装置を説明するための平面図であり、(B)は、画面位置調整機構による調整動作を説明するための図である。 (A)は、第6実施形態に係る虚像表示装置を説明するための平面図であり、(B)は、画面位置調整機構による調整動作を説明するための図である。 (A)は、第7実施形態に係る虚像表示装置を説明するための平面図であり、(B)は、画面位置調整機構による調整動作を示す図である。 第8実施形態に係る虚像表示装置を示す図である。 その他の虚像表示装置の一例を示す図である。 その他の虚像表示装置の別の一例を示す図である。
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る虚像表示装置について詳細に説明する。
〔A.虚像表示装置の外観〕
図1に示す本実施形態の虚像表示装置100は、眼鏡のような外観を有するヘッドマウントディスプレイであり、この虚像表示装置100を装着した観察者である装着者に対して虚像による画像光を認識させることができるとともに、装着者に外界像をシースルーで観察させることができる。虚像表示装置100は、装着者の眼前を覆う光学パネル110と、光学パネル110等を支持するフレーム121と、フレーム121の前方のカバー部分からテンプルにかけての部分に付加された第1及び第2駆動部131,132とを備える。光学パネル110は、第1パネル部分111と第2パネル部分112とを有し、両パネル部分111,112は、中央で一体的に連結された板状の部品となっている。図面上で左側の第1パネル部分111と第1駆動部131とを組み合わせた第1表示装置100Aは、左眼用の虚像を形成する部分であり、単独でも虚像表示装置として機能する。また、図面上で右側の第2パネル部分112と第2駆動部132とを組み合わせた第2表示装置100Bは、右眼用の虚像を形成する部分であり、単独でも虚像表示装置として機能する。
〔B.表示装置の構造〕
以下、図2(A)等を参照して、第1表示装置100Aすなわち表示装置の本体についての構造について説明する。
図2(A)及び2(B)に示すように、第1表示装置100Aは、画像形成装置10と、導光装置20とを備える。ここで、画像形成装置10は、図1における第1駆動部131に相当し、導光装置20は、図1における第1パネル部分111に相当する。なお、図1に示す第2表示装置100Bは、第1表示装置100Aと同様の構造を有し左右を反転させただけであるので、第2表示装置100Bの詳細な説明は省略する。ここでは、第1表示装置100Aのうち画像形成に直接的に関与する画像形成装置10と、導光装置20とを画像形成部IPとする。
図示の状態において、装着者にとって真正面の方向が、虚像表示装置100を構成する光学系の射出側の光軸である第2光軸AX2に沿った方向であり、第2光軸AX2が虚像表示装置100側から装着者側に向かう方向を−Z方向とし、装着者にとって眼が並ばない上下方向を±Y方向とし、眼が並ぶ左右方向を±X方向とする。
画像形成装置10は、画像表示装置11と、投射光学系12とを有する。このうち、画像表示装置11は、2次元的な照明光SLを射出する照明装置31と、透過型の空間光変調装置すなわち光変調素子である液晶表示デバイス32と、照明装置31及び液晶表示デバイス32の動作を制御する駆動制御部34とを有する。
照明装置31は、赤、緑、青の3色を含む光を発生する光源31aと、光源31aからの光を拡散させて矩形断面の光束にするバックライト導光部31bとを有する。液晶表示デバイス32は、照明装置31からの照明光SLを空間的に変調して動画像等の表示対象となるべき画像光を形成する。駆動制御部34は、光源駆動回路34aと、液晶駆動回路34bとを備える。光源駆動回路34aは、照明装置31の光源31aに電力を供給して安定した輝度の照明光SLを射出させる。また、光源駆動回路34aは、供給する電力を調整することで、照明装置31の照明光SLの光量を調整でき、延いては画像光GLの光量を調整できる。例えば、矩形形状のバックライト導光部31bからの射出領域を分割し分割された領域ごとに光量を変化させるといった制御が可能である。液晶駆動回路34bは、液晶表示デバイス32に対して画像信号又は駆動信号を出力することにより、透過率パターンとして動画や静止画の元になるカラーの画像光を形成する。
投射光学系12は、液晶表示デバイス32上の各点から射出された画像光を平行状態の光束にするコリメートレンズである。
以上のように、画像形成装置10を構成する画像表示装置11と投射光学系12とは、虚像を形成するための基となる画像光を形成させる虚像形成部IPの主要な部分の1つとして機能する。
導光装置20は、導光部材21と光透過部材23とを接合したものであり、全体としてXY面に平行に延びる平板状の光学部材を構成している。導光装置20は、導光部材21と光透過部材23とにより、外界光を透過させるとともに画像光による虚像を形成するシースルータイプとして機能する。
導光装置20のうち、導光部材21は、平面視において台形のプリズム状部材であり、側面として、第1反射面21aと、第2反射面21bと、第3反射面21cと、第4反射面21dとを有する。第1及び第2反射面21a,21bは、XY面に沿って延びている。また、第3反射面21cは、XY面に対して45°以下の鋭角αで傾斜しており、第4反射面21dは、XY面に対して例えば45°以下の鋭角βで傾斜している。第3反射面21cを通る光軸すなわち光学系の入射側の光軸である第1光軸AX1と、第4反射面21dを通る光軸すなわち光学系の射出側の光軸である第2光軸AX2とは、平行に配置されている。
導光部材21は、可視域で高い光透過性を示す樹脂材料で形成されている。導光部材21は、射出成型によって一体的に成型されたブロック状部材を本体部分20aとしている。このように導光部材21は、基材としての本体部分20aを一体形成品とするが、機能的に、光入射部B1と導光部B2と光射出部B3とに分けて考えることができる。
光入射部B1は、三角プリズム状の部分であり、第1反射面21aの一部である光入射面ISと、光入射面ISに対向する第3反射面21cとを有する。光入射面ISは、画像形成装置10からの画像光GLを取り込むための裏側又は装着者側の平面であり、投射光学系12に対向してその第1光軸AX1に垂直に延びている。第3反射面21cは、矩形の輪郭を有し、その矩形領域全体に、光入射面ISを通過した画像光GLを反射して導光部B2内に導くための全反射ミラーであるミラー層25を有する。このミラー層25は、導光部材21の本体部分20aの斜面RS上にアルミ等の蒸着によって成膜を施すことにより形成される。第3反射面21cは、投射光学系12の第1光軸AX1又はXY面に対して例えば鋭角α=25°〜27°で傾斜しており、光入射面ISから入射し全体として+Z方向に向かう画像光GLを、全体として−Z方向寄りの−X方向に向かわせるように折り曲げることで、画像光GLを導光部B2内に確実に結合させる。
導光部B2は、互いに対向しXY面に平行に延びる2平面として、光入射部B1で折り曲げられた画像光をそれぞれ全反射させる第1反射面21aと第2反射面21bとを有している。ここでは、第1反射面21aが画像形成装置10に近い裏側又は装着者側にあるものとし、第2反射面21bが画像形成装置10から遠い表側又は外界側にあるものとする。この場合、第1反射面21aは、上記の光入射面ISや後述する光射出面OSと共通の面部分となっている。第1及び第2反射面21a,21bは、屈折率差を利用する全反射面である。
光入射部B1の第3反射面21cで反射された画像光GLは、まず、第1反射面21aに入射し、全反射される。次に、当該画像光GLは、第2反射面21bに入射し、全反射される。以下この動作が繰り返されることで、画像光は、全体として導光装置20の奥側の主導光方向すなわち光射出部B3を設けた−X側に導かれる。なお、第1及び第2反射面21a,21bには反射コートが施されていないため、外界側から第2反射面21bに入射する外界光又は外光は、高い透過率で導光部B2を通過する。つまり、導光部B2は、外界像の透視が可能なシースルータイプになっている。
光射出部B3は、三角プリズム状の部分であり、第1反射面21aの一部である光射出面OSと、光射出面OSに対向する第4反射面21dとを有する。光射出面OSは、画像光GLを装着者の眼EYに向けて射出するための裏側の平面であり、光入射面ISと同様に第1反射面21aの一部となっており、第2光軸AX2に垂直に延びている。第4反射面21dは、矩形の平坦面であり、第1及び第2反射面21a,21bを経て入射してきた画像光GLを反射して光射出部B3外に射出させるとともに外界光OLを透過させるためのハーフミラー層28を、第4反射面21dの中央に配置された矩形の部分領域に有する。このハーフミラー層28は、光透過性を有する半透過反射膜である。ハーフミラー層28は、導光部材21のうち第4反射面21dを構成する斜面RR上に例えば銀等による金属反射膜や誘電体多層膜を成膜することにより形成される。ハーフミラー層28の画像光GLに対する反射率は、シースルーによる外界光OLの観察を容易にする観点で、想定される画像光GLの入射角範囲において10%以上50%以下とする。
第4反射面21dは、第1反射面21aに垂直な第2光軸AX2又はXY面に対して例えば鋭角α=25°〜27°で傾斜しており、上記ハーフミラー層28により、導光部B2の第1及び第2反射面21a,21bを経て入射してきた画像光GLを部分的に反射して全体として−Z方向に向かわせるように折り曲げることで、光射出面OSを通過させる。
光透過部材23は、導光部材21の本体部分20aと同一の屈折率を有する本体部分23sで構成され、第1面23aと、第2面23bと、第3面23cとを有する。第1及び第2面23a,23bは、第1及び第2反射面21a,21bと同様、XY面に沿って延びている。また、第3面23cは、XY面に対して傾斜しており、導光部材21の第4反射面21dに対向して平行に配置されている。つまり、光透過部材23は、第2面23bと第3面23cとに挟まれた楔状の部材を有するものとなっている。光透過部材23は、導光部材21と同様に、可視域で高い光透過性を示す樹脂材料で形成されている。光透過部材23は、射出成型によって一体的に成型されたブロック状部材を本体部分23sとしている。
光透過部材23において、第1面23aは、導光部材21に設けた第1反射面21aの延長平面上に配置され、装着者の眼EYに近い裏側にあり、第2面23bは、導光部材21に設けた第2反射面21bの延長平面上に配置され、装着者の眼EYから遠い表側にある。第3面23cは、接着剤によって導光部材21の第4反射面21dに接合される矩形の光透過面である。以上の第1面23aと第3面23cとなす角度は、導光部材21の第2反射面21bと第4反射面21dとのなす角度εと等しくなっており、第2面23bと第3面23cとのなす角度は、導光部材21の第1反射面21aと第3反射面21cとのなす角度βと等しくなっている。
光透過部材23と導光部材21とは、両者の接合部分及びその近傍において、透視部B4を構成している。すなわち、第1及び第2面23a,23bには、ミラー層等の反射コートが施されていないため、導光部材21の導光部B2と同様に外界光OLを高い透過率で透過させる。第3面23cも、外界光OLを高い透過率で透過可能であるが、導光部材21の第4反射面21dがハーフミラー層28を有していることから、第3面23cの中央領域を通過する外界光OLは減光される。つまり、装着者は、減光された画像光GLと外界光OLとを重畳させたものを観察することになる。また、導光装置20は、画像光を受けて虚像形成させる被照射部でもあり、虚像形成部IPの主要な部分の1つとして機能し、外界像と虚像とを重畳させシースルーを実現させるものである。
以下、図3を参照して、第1表示装置100Aにおける画像光の具体的な光路の一例を説明する。なお、図3では、画像光の光路決定に関係する光学系のみ示している。また、投射光学系12は、3つのレンズL1,L2,L3を有しているものとする。
図示のように、液晶表示デバイス32の右側の第1表示点P1からの画像光GL11,GL12は、第1及び第2反射面21a,21bにおいて等しい第1反射角γ1で計3回全反射され、第4反射面21dに入射する。画像光GL11,GL12は、この第4反射面21dで第3反射面21cと同一の角度で反射され、光射出面OSからこの光射出面OSに垂直な第2光軸AX2方向に対して角度θの傾きで平行光束として射出される。
液晶表示デバイス32の左側の第2表示点P2からの画像光GL21,GL22は、第1及び第2反射面21a,21bにおいて等しい第2反射角γ2で計5回全反射され、第4反射面21dに入射する。画像光GL21,GL22は、この第4反射面21dで第3反射面21cと同一の角度で反射され、光射出面OSからこの光射出面OSに垂直な第2光軸AX2方向に対して角度θの傾きで平行光束として射出される。
また、図3において、導光部材21を展開した場合で見ると、装着者は、光入射面ISに対応する2つの位置の異なる入射等価面IS',IS"の近傍に存在する投射光学系12のレンズL3を重ねて観察していることになる。
ここで、虚像表示装置100のようなヘッドマウントディスプレイによる投影画像は、装着者の動きとともに動くので、外界像と異なり、装着者が動いても装着者の視界から外れずについてくることになる。このように画像が常に装着者の動きについてくるという状況は、装着者に非常に違和感を生じさせ、さらに、装着者が乗り物酔いのような症状になる場合もある。また一方で、上述のような画像形成の場合、装着者は、眼EYに対して入射する画像光GLの入射角度によって画像の位置すなわち画面の位置を判断するものとなる。従って、画像光GLの角度を調整することで、画面の位置が変更されたものと認識させることができる。本実施形態では、虚像表示装置100が、装着者の動きすなわち姿勢の変化に対して、装着者の姿勢が変化する方向と逆方向にシフトさせるように画面位置を調整する機構を有することで、上記のような違和感を緩和させるものとしている。
〔C.画面位置調整について〕
以下、図4(A)等を参照して、虚像表示装置100における姿勢情報検出部60やデバイス位置駆動装置80等による装着者の姿勢の変化に応じた画面位置調整の動作について説明する。本実施形態では、デバイス位置駆動装置80等を用いて、導光装置20の光入射面ISに平行な面すなわちXY面に平行な面内で液晶表示デバイス32を並進移動させることにより、表示される画面の位置を調整可能としている。また、装着者の姿勢の変化としては、回転運動による変化と並進運動による変化とが考えられるが、ここでは、装着中での姿勢の変化として主たるものであると考えられる首の動きによる回転(旋回)運動による姿勢の変化に対応して画面位置の調整を行うものとする。
虚像表示装置100は、装着者の姿勢の変化に関する情報すなわち首の回転の動きについて検出する姿勢情報検出部60と、姿勢情報検出部60での検出結果から必要となる補正量等を算出する演算処理装置70と、演算処理装置70での算出結果に基づいて液晶表示デバイス32を移動させるデバイス位置駆動装置80とを有する。
姿勢情報検出部60は、例えばジャイロセンサーのような角速度センサーや、加速度センサー等で構成される装置であり、装着者とともに動く導光装置20等の各種構成要素を位置決めして固定する固定部材FPに取り付けられており、装着者が首を動かすことで生じる姿勢の変化に関する情報を検出可能としている。ここでは、首を横に振る動作がX方向への移動として検出され、首を縦に振る動作がY方向への移動として検出されるものとする。
演算処理装置70は、演算回路等で構成されており、姿勢情報検出部60で検出された結果から装着者の姿勢の変化について、変化した位置や角度の変化量、変化のスピードといった各種情報を算出する。ここでは、特に、姿勢の変化のうち、首の動きによって生じる角度に関する変化量が読み取られる。さらに、演算処理装置70は、姿勢の変化に伴って必要となる液晶表示デバイス32の移動量等を算出するとともに、算出結果に基づく駆動信号等の各種制御信号をデバイス位置駆動装置80に送信する。ここで、液晶表示デバイス32の移動の方向は、装着者の移動方向とは逆方向となるように制御信号が形成されている。例えば、装着者が首を動かすことに伴う回転運動が検出された場合、その回転角度や角速度の量等に対応するだけ画面の位置を画素のピクセル単位で移動量やその移動速度等を演算処理装置70において算出し、当該移動量に応じた移動動作をデバイス位置駆動装置80によって行わせることができる。
デバイス位置駆動装置80は、例えば、リニアモーターやピエゾモーターで構成され、演算処理装置70からの駆動信号に基づいた移動量やその移動速度で、X方向及びY方向に液晶表示デバイス32を移動させる。
以上のように、演算処理装置70とデバイス位置駆動装置80とは、姿勢情報検出部60に基づいて画面の位置調整を行う画面位置調整機構として機能する移動制御機構である。
以下、図4(A)〜4(C)を参照して、画面位置調整の具体的な動作について説明する。ここでは、図4(A)において破線で示すXY面に平行な仮想的な面上に虚像である画像を映した画面GIがあると認識されるものとする。図4(A)に示す位置調整前の標準位置にある画面GIの位置は、その画面GIの中心CXを、第4反射面21dの中心XXを通る第2光軸AX2の延長上として規定される。言い換えると、画面GIは、装着者にとって真正面(XY面)に形成され、真正面の方向(Z方向)に関して装着者の眼EYの中心を通る軸である第2光軸AX2の通る位置を、画面GIの位置(画面位置)の中心CXとし、中心CXを基準として画面GIの位置すなわち画面位置が規定されている。図4(B)及び4(C)に示すように、画面GIの位置(画面位置)は、実線で示す標準位置にある状態から破線や一点鎖線で示すX方向或いはY方向に並進移動する。具体的な移動の方法として、ここでは、上記のように、デバイス位置駆動装置80によって液晶表示デバイス32を物理的に移動させることで、画面GIに関する画面位置の調整を可能としている。なお、以下では、図4(B)に示す左右方向すなわちX方向の移動(シフト)についてのみ説明し、図4(C)に示す上下方向すなわちY方向の移動(シフト)については左右方向へ移動させる場合と同様の動作となるので詳しい説明を省略する。
既述のように、姿勢情報検出部60において装着者が姿勢を左右のいずれかについて変化したことすなわち装着者が首を横に動かしたことが検出されると、演算処理装置70によって算出された駆動信号に従って、デバイス位置駆動装置80が液晶表示デバイス32を左右方向に移動させる。
以上の動作において、例えば姿勢情報検出部60において矢印AA1に示す+X方向について動いたことが検出されると、演算処理装置70及びデバイス位置駆動装置80は、矢印BB1に示す−X方向に画面位置を動かすように調整を行う。結果として、図4(A)及び図4(B)に示すように、画面GIは、矢印CC1に示す方向にシフトされて画面GI1となる。
一方、姿勢情報検出部60において矢印AA2に示す−X方向について動いたことが検出されると、演算処理装置70は、デバイス位置駆動装置80を介して、矢印BB2に示す+X方向に画面位置を動かすように調整を行う。結果として、図4(A)及び図4(B)に示すように、画面GIは、矢印CC2に示す方向にシフトされて画面GI2となる。
同様に、上下のいずれかについて変化したことすなわち装着者が首を縦に動かしたことが検出されると、演算処理装置70及びデバイス位置駆動装置80は、図4(C)に示すように、画面GIの位置を上下方向にシフトさせる。
以上のように、演算処理装置70及びデバイス位置駆動装置80は、画面位置調整機構として位置調整を行うにあたって、姿勢情報検出部60での検出結果に基づいて、導光装置20において形成される画面の位置を、装着者の姿勢が変化する方向と逆方向にシフトさせる逆補正の補正動作による制御を行っている。このような制御をすることで、装着者が姿勢を変えた際に、虚像としての画像は、装着者の動きについて移動することなく、あたかも外界像と同様にその場にとどまっている画像であるかのように見えることになる。これにより、装着者に虚像による画像の影響で違和感が生じ、延いては乗り物酔いのような現象を引き起こす、といった事態を回避できる。
以下、図5を参照して、虚像表示装置100を構成する第1表示装置100Aと第2表示装置100Bとの左右両方についての画像の補正動作の関係を説明する。ここで、虚像表示装置100において、第1表示装置100Aは、上述した各種装置や光学系、或いは画面位置調整のための機構として、投射光学系12Lと、導光部材21Lと、液晶表示デバイス32Lと、デバイス位置駆動装置80Lとを有し、同様に、第2表示装置100Bは、投射光学系12Rと、導光部材21Rと、液晶表示デバイス32Rと、デバイス位置駆動装置80Rとを有する。ここで、既述のように、第1表示装置100Aと第2表示装置100Bとは、左右一対で同様の構造を有するものであるが、中心面CSを基準として反転させたいわば鏡合せの対称性をもった配置となっている。また、導光部材21Lと導光部材21Rとは、中央に位置する光透過部材23によって一体化され、1つの導光装置20を構成している。
以下、画面位置の調整動作すなわち逆補正による補正動作について具体的に説明する。第1表示装置100Aのデバイス位置駆動装置80Lと第2表示装置100Bのデバイス位置駆動装置80Rとは、姿勢情報検出部(図示略)の検出結果に基づく演算処理装置(図示略)からの制御信号に従って、導光装置20に対して相対的に液晶表示デバイス32Lと液晶表示デバイス32Rとをそれぞれ移動させる。この際、例えば矢印AA1の方向(+X方向)に姿勢が変わったと判断されると、デバイス位置駆動装置80Lは、矢印BB1の方向(−X方向)に液晶表示デバイス32Lを移動させる。また、デバイス位置駆動装置80Rも、矢印BB1の方向(−X方向)に液晶表示デバイス32Rを移動させる。逆に、矢印AA2の方向(−X方向)に姿勢が変わったと判断されると、デバイス位置駆動装置80L,80Rは、矢印BB2の方向(+X方向)に液晶表示デバイス32L,32Rをそれぞれ移動させる。
以上において、画面位置の移動という観点からは、両表示装置100A,100Bとも±X方向について同じ方向への移動を行うものとなっている。ただし、第1表示装置100Aと第2表示装置100Bとは、互いに鏡合せした構造をしていることから、上記の動作は、表示装置100A,100Bの機構という観点からは、左右逆転したものとなっている。例えば第1表示装置100Aでの液晶表示デバイス32Lの+X方向(矢印BB2)への移動は、装着者の眼EYLから離れる方向への移動であるのに対して、第2表示装置100Bでの液晶表示デバイス32Rの+X方向(矢印BB2)への移動は、装着者の眼EYRに近づく方向への移動である。
以上のように、本実施形態では、姿勢情報検出部60において装着者の姿勢に関する情報を検出し、画面位置調整機構である演算処理装置70及びデバイス位置駆動装置80によって、姿勢情報検出部60の検出結果に基づいて、導光装置20の光入射面ISに平行な面内で、光変調素子である液晶表示デバイス32を導光装置20に対して相対的に並進移動させ、装着者の動きとは逆に映像が動くように画面の位置を変化させるように制御することができる。これにより、装着者が動いても、画像は装着者の動きについてくることなく、あたかもその場にとどまっているかのように見せることができるので、装着者が動いても、この動きに起因する違和感を緩和できる。
また、以上では、装着者の姿勢の変化として主たるものであると考えられる首の動きによる回転(旋回)運動による姿勢の変化を捉え、これに対応して画面位置の調整を行うものとしているが、装着者の姿勢の変化としては、このほかに、並進運動による変化も考えられる。例えば、装着者が首だけでなく体全体や上半身全体を動かす場合には、並進的な運動となり、このような運動に起因する違和感が生じる場合もある。このような場合についても、例えば姿勢情報検出部60において姿勢に関する情報として並進運動による変化を検出し、演算処理装置70において適宜補正量の算出を行うことで、画面位置の調整ができる。
〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態に係る虚像表示装置について説明する。なお、本実施形態に係る虚像表示装置は、第1実施形態に係る虚像表示装置100の変形例であり、画面位置調整機構を除いて、外部の構造は虚像表示装置100と同様であるため、全体の図示及び説明を省略する。
図6(A)及び6(B)は、第1実施形態の図4(A)及び4(B)に対応する図であり、本実施形態に係る虚像表示装置において画面位置調整機構を構成する光学系位置駆動装置280について説明するためのものである。
光学系位置駆動装置280は、演算処理装置70からの駆動信号に基づいて、X方向及びY方向に投射光学系12を移動させる。
以上のように、演算処理装置70と光学系位置駆動装置280とは、姿勢情報検出部60に基づいて画面の位置調整を行う画面位置調整機構として機能する移動制御機構である。
以下、光学系位置駆動装置280等による画面位置調整の具体的な動作について説明する。姿勢情報検出部60において装着者が姿勢を左右のいずれかについて変化したことが検出されると、演算処理装置70によって算出された駆動信号に従って、光学系位置駆動装置280が投射光学系12を左右方向に移動させる。以上の動作において、例えば姿勢情報検出部60において矢印AA1に示す+X方向について動いたことが検出されると、演算処理装置70及び光学系位置駆動装置280は、投射光学系12を矢印BB1に示す+X方向に動かすように調整を行う。結果として、図6(B)に示すように、画面GIは、矢印CC1に示す方向に移動して画面GI1となる。つまり、本実施形態における光学系位置駆動装置280による投射光学系の移動は、第1実施形態におけるデバイス位置駆動装置80による液晶表示デバイス32の移動の場合とは移動させる方向の関係が逆になっている。
例えば、投射光学系12が矢印BB1の方向(+X方向)に動かされることで、投射光学系12から射出される画像光のうち、中央付近において光入射面ISに対して略垂直な方向を主光線の方向とする成分SSは、図中破線で示すようにやや外側に傾いた方向を主光線の成分SS1とすることになる。結果として、当該成分SS1は、導光装置20からの射出される際に、光射出面OSに対して垂直な状態よりもやや内側に傾いた状態となる。装着者は、光の射出角度によって画像の位置を判断するため、垂直な状態よりもやや内側に傾いた状態すなわち−Z方向からやや+X方向に角度を有した成分SS1を−X側に位置する画像であると認識することになる。また、投射光学系12が矢印BB1の方向(+X方向)に動かされることで、中央付近以外の成分についても同様に、やや外側に傾いて光入射面ISに入射し、やや内側に傾いて光射出面OSから射出されることになる。従って、以上の場合、図6(B)に示すように、装着者は、画像全体が矢印CC1の方向に移動したものと捉える。
逆に、投射光学系12が矢印BB2の方向(−X方向)に動かされることで、投射光学系12から射出される画像光のうち、中央付近において光入射面ISに対して略垂直な方向を主光線の方向とする成分SSは、図中一点鎖線で示すようにやや内側に傾いた方向を主光線の成分SS2とすることになり、当該成分SS2は、導光装置20からの射出される際に、光射出面OSに対して垂直な状態よりもやや外側に傾いた状態となる。中央付近以外の成分についても同様であり、結果として、図6(B)に示すように、装着者は、画像全体が矢印CC2の方向に移動したものと捉える。
なお、詳細な説明及び図示を省略するが、上下方向すなわちY方向の移動についても同様に調整される。この場合も投射光学系12の移動方向は、第1実施形態での液晶表示デバイス32の移動の場合とは逆方向になる。
本実施形態の場合、画面位置調整機構である演算処理装置70及びデバイス位置駆動装置80によって、姿勢情報検出部60の検出結果に基づいて、導光装置20の光入射面ISに平行な面内で、投射光学系12を導光装置20に対して相対的に並進移動させ、装着者の動きとは逆に映像が動くように画面の位置を変化させるように制御することができる。
〔第3実施形態〕
以下、第3実施形態に係る虚像表示装置について説明する。なお、本実施形態に係る虚像表示装置は、第1実施形態等に係る虚像表示装置の変形例であり、画面位置調整機構を除いて、第1実施形態等に係る虚像表示装置と同様であるため、全体の図示及び説明を省略する。
図7(A)は、第1実施形態の図4(A)に対応する図であり、7(B)及び7(C)は、4(B)に対応する図であり、本実施形態に係る虚像表示装置において画面位置調整機構について説明するためのものである。
本実施形態の虚像表示装置では、液晶表示デバイス32の動作を制御する駆動制御部34が、演算処理装置70に接続されている。駆動制御部34は、通常の画像信号だけでなく、演算処理装置70からの制御信号に基づいて、液晶表示デバイス32内での変調動作を制御する。つまり、演算処理装置70と駆動制御部34とは、姿勢情報検出部60に基づいて画面の位置調整を行う画面位置調整機構として機能する変調制御機構である。
以下、演算処理装置70及び駆動制御部34による画面位置調整の具体的な動作について説明する。姿勢情報検出部60において装着者が姿勢を左右のいずれかについて変化したことが検出されると、演算処理装置70によって算出された制御信号に従って、駆動制御部34において表示すべき画像の表示位置をシフトさせる。例えば姿勢情報検出部60において矢印AA1に示す+X方向について動いたことが検出されると、演算処理装置70及び駆動制御部34は、図7(B)に示すように、画像全体をシフトして、画面GI内において、矢印CC1に示す−X方向に移動させた画像を形成させる。例えば画面GI内において、中央付近を占めている画像SFを−X方向に移動させて画像SF1を形成する。また、姿勢情報検出部60において矢印AA2に示す−X方向について動いたことが検出されると、演算処理装置70及び駆動制御部34は、図7(C)に示すように、画像SFを+X方向に移動させて画像SF2を形成する。
なお、詳細な説明及び図示を省略するが、駆動制御部34での変調動作により、上下方向すなわちY方向の移動についても同様に調整される。
本実施形態の場合、画面位置調整機構である演算処理装置70及び駆動制御部34によって、姿勢情報検出部60の検出結果に基づいて、変調動作を制御して、装着者の動きとは逆に映像が動くように画面の位置を変化させるように制御することができる。なお、上記他の実施形態と比較すると、第1及び第2実施形態では、画像全体の投影位置を変化させることで、画像の画面位置を変化させているのに対して、本実施形態では、以上のように、液晶表示デバイス32側において、予め画像の位置を調整しておくことで、虚像として映し出される画像の画面位置を変化させている。
〔第4実施形態〕
以下、第4実施形態に係る虚像表示装置について説明する。なお、本実施形態に係る虚像表示装置は、第1実施形態等に係る虚像表示装置の変形例であり、画面位置調整機構を除いて、第1実施形態等に係る虚像表示装置と同様であるため、全体の図示及び説明を省略する。
図8(A)は、第1実施形態の図4(A)に対応する図であり、本実施形態に係る虚像表示装置において画面位置調整機構を構成する回転駆動装置480について説明するためのものである。
回転駆動装置480は、演算処理装置70からの駆動信号に基づいて、投射光学系12等を移動させる。
以上のように、演算処理装置70と回転駆動装置480とは、姿勢情報検出部60に基づいて画面の位置調整を行う画面位置調整機構として機能する移動制御機構である。
ここで、画像光を形成する液晶表示デバイス32と投射光学系12とは、枠体90に取り付けられ、一体的に位置決め固定されている。回転駆動装置480は、この枠体90ごと液晶表示デバイス32及び投射光学系12を回転可能に駆動制御することで、投射光学系12から射出される画像光の導光装置20に対する入射方向を調整可能としている。ここでは、第1反射面21aの中心を通り、光学系全体の基準面であるXZ面に対して垂直な回転軸AAを中心として、液晶表示デバイス32及び投射光学系12を回転可能とている。言い換えると、回転駆動装置480は、液晶表示デバイス32及び投射光学系12をXZ面内において回転させることで、第1光軸AX1の方向を調整可能としている。
以下、回転駆動装置480等による画面位置調整の具体的な動作について説明する。姿勢情報検出部60において、装着者の姿勢が変化したことが検出されると、演算処理装置70によって算出された駆動信号に従って、図8(B)に示すように、回転駆動装置480は、回転軸AAを中心軸として、枠体90に収納された液晶表示デバイス32及び投射光学系12を一体的に回転移動させる。これにより、主光線の方向を変化させ、表示される画面位置を移動させることができる。
本実施形態の場合、画面位置調整機構である演算処理装置70及び回転駆動装置480によって、姿勢情報検出部60の検出結果に基づいて、投射光学系12を導光装置20の光入射面ISに対する画像光の入射角度を調整して、装着者の動きとは逆に映像が動くように画面の位置を変化させるように制御することができる。
なお、上記では、回転駆動装置480による回転移動の回転中心を回転軸AAとしているが、これは一例であり、これ以外の位置に回転軸を設定することも可能である。
また、詳細な説明及び図示を省略するが、回転駆動装置480において、回転中心の軸方向を変えることで、上下方向すなわちY方向の移動についても同様に調整される。
〔第5実施形態〕
以下、第5実施形態に係る虚像表示装置について説明する。なお、本実施形態に係る虚像表示装置は、第4実施形態に係る虚像表示装置の変形例であり、回転駆動装置によって回転させる対象を除いて、第4実施形態に係る虚像表示装置と同様であるため、全体の図示及び説明を省略する。
図9(A)は、第4実施形態の図8(A)に対応する図であり、本実施形態に係る虚像表示装置において画面位置調整機構を構成する回転駆動装置580について説明するためのものである。
回転駆動装置580は、演算処理装置70からの駆動信号に基づいて、投射光学系12等を移動させる。
以上のように、演算処理装置70と回転駆動装置580とは、姿勢情報検出部560に基づいて画面の位置調整を行う画面位置調整機構として機能する移動制御機構である。
ここで、枠体590は、液晶表示デバイス32、投射光学系12及び導光装置20等の画像を形成する光学系の全体について一纏めに位置決め固定する取付け部材である。回転駆動装置580は、この枠体590を回転可能に駆動制御することで、装着者の眼EYに向けて射出される射出光の方向を調整可能としている。ここでは、光学系全体の基準面であるXZ面に対して垂直な回転軸BBを中心として、光学系全体を一体的に回転可能とている。なお、姿勢情報検出部560は、回転駆動装置580による回転動作による影響を受けないように、枠体590とは別体で固定部材FPに取り付けられている。なお、図示において回転軸BBの位置は一例であり、他の位置に設けることも可能である。
以下、回転駆動装置580等による画面位置調整の具体的な動作について説明する。姿勢情報検出部560において、装着者の姿勢が変化したことが検出されると、演算処理装置70によって算出された駆動信号に従って、図9(B)に示すように、回転駆動装置580は、回転軸BBを中心軸として、枠体590に収納された液晶表示デバイス32及び投射光学系12等を一体的に回転移動させる。これにより、射出光の方向を変化させ、表示される画面位置を移動させることができる。
本実施形態の場合、画面位置調整機構である演算処理装置70及び回転駆動装置580によって、姿勢情報検出部560の検出結果に基づいて、投射光学系12を導光装置20の光入射面ISに対する画像光の入射角度を調整して、装着者の動きとは逆に映像が動くように画面の位置を変化させるように制御することができる。
〔第6実施形態〕
以下、第6実施形態に係る虚像表示装置について説明する。なお、本実施形態に係る虚像表示装置は、第4実施形態等に係る虚像表示装置の変形例であり、回転駆動装置によって回転させる対象を除いて、第4実施形態等に係る虚像表示装置と同様であるため、全体の図示及び説明を省略する。
図10(A)は、第4実施形態の図8(A)に対応する図であり、本実施形態に係る虚像表示装置において画面位置調整機構を構成する回転駆動装置680について説明するためのものである。
回転駆動装置680は、演算処理装置70からの駆動信号に基づいて、導光装置20等を移動させる。
以上のように、演算処理装置70と回転駆動装置680とは、姿勢情報検出部660に基づいて画面の位置調整を行う画面位置調整機構として機能する移動制御機構である。
ここで、枠体690は、導光装置20等の被照射側の部材を位置決め固定する取付け部材である。回転駆動装置680は、この枠体690を回転可能に駆動制御することで、装着者の眼EYに向けて射出される射出光の方向を調整可能としている。ここでは、光学系全体の基準面であるXZ面に対して垂直な回転軸BBを中心として、導光装置20等の被照射側の部材を一体的に回転可能とている。なお、姿勢情報検出部660は、回転駆動装置680による回転動作による影響を受けないように、枠体690とは別体で固定部材FPに取り付けられている。
以下、回転駆動装置680等による画面位置調整の具体的な動作について説明する。姿勢情報検出部660において、装着者の姿勢が変化したことが検出されると、演算処理装置70によって算出された駆動信号に従って、図10(B)に示すように、回転駆動装置680は、回転軸BBを中心軸として、枠体690に収納された導光装置20等を一体的に回転移動させる。これにより、射出光の方向を変化させ、表示される画面位置を移動させることができる。ここで、各光束は、第1反射面21aでの反射後、第2及び第3反射面21b,21cにおいて合計で奇数回反射された後に、第4反射面21dに向かう。この場合、導光装置20を傾けることで光入射面にISにおいて傾いた方向から入射した光束は、その傾いた分の角度状態を第4反射面21dへの入射においてもそのまま維持する。さらに、ここでは導光装置20等を一体的に回転移動させているため、光射出面OSも観察者の眼EYに対して傾いた状態となっている。これらの結果として、光射出面OSから射出される光束の角度は、導光装置20の傾斜角が0度の時と比較して、導光装置20を傾けた角度の2倍だけ傾いた角度となって眼EYに向かうことになる。
本実施形態の場合、画面位置調整機構である演算処理装置70及び回転駆動装置680によって、姿勢情報検出部660の検出結果に基づいて、導光装置20等の被照射側の部材の姿勢を調整して、装着者の動きとは逆に映像が動くように画面の位置を変化させるように制御することができる。
〔第7実施形態〕
以下、第7実施形態に係る虚像表示装置について説明する。なお、本実施形態に係る虚像表示装置は、第1実施形態等に係る虚像表示装置の変形例であり、XY面内において液晶表示デバイス32を回転させる回転駆動装置780を有することを除いて、第1実施形態等に係る虚像表示装置と同様であるため、全体の図示及び説明を省略する。
図11(A)は、第1実施形態の図4(A)に対応する図であり、本実施形態に係る虚像表示装置において画面位置調整機構を構成する回転駆動装置780について説明するためのものである。また、図11(B)は、虚像表示装置のうち、液晶表示デバイス32を回転移動させる回転駆動装置780による補正動作を示している。
図11(A)に示す演算処理装置70は、姿勢情報検出部60からの姿勢の変化に関する情報として、XY面内での回転に関する情報を取得すると、これに応じた制御信号を回転駆動装置780に送信する。回転駆動装置780は、演算処理装置70からの制御信号に応じて、図11(B)に示すように、液晶表示デバイス32をXY面内で回転させる。
以上のように、演算処理装置70と回転駆動装置780とは、姿勢情報検出部60に基づいて画面の位置調整を行う画面位置調整機構として機能する移動制御機構である。
なお、本実施形態の回転駆動装置780は、上記他の実施形態の駆動装置に追加して設けることができる。例えば、デバイス位置駆動装置80に加えて、回転駆動装置780を設ける構成とすることで、装着者による上下左右の首振り(揺れ)すなわち横方向及び縦方向の動きだけでなく、左右に首を傾げるような動きに対しても、画面移動を対応させ補正することができる。
また、第3実施形態の駆動制御部34による変調動作として、XY面内での回転方向に適用する画像処理を行うこともできる。
〔第8実施形態〕
以下、図12により、第8実施形態に係る虚像表示装置について説明する。ここでは、本実施形態に係る虚像表示装置200のうち、第1表示装置200Aの構造の一例について説明することで、虚像表示装置200の構造の一例を説明する。第1表示装置200Aは、信号光を形成するとともに当該信号光を走査光TLとして射出するための光射出装置210と、光射出装置210からの走査光TLを受けて画像光GLを形成する被照射部材220とを備える。光射出装置210は、装着者の鼻NS周辺に配置され、信号光形成部211と、走査光学系212とを有し、被照射部材220は、光射出装置210の前方側(+Z側)において装着者の眼EYの前方を覆うように配置されている。また、虚像表示装置200は、姿勢情報検出部860と演算処理装置870とを有し、演算処理装置870は、光射出装置210に接続されている。
被照射部材220は、走査光の照射を受ける被照射膜(半透過膜)である半透過反射膜と、半透過反射膜を支持固定する支持部材とを有している。つまり、被照射部材220は、ハーフミラーである。これにより、装着者の眼EYには、虚像のみならず、外界からの光も入ることになり、虚像表示装置200は、双方を重畳して観察可能にするシースルーの構成となっている。つまり、被照射部材220は、虚像形成部である。
被照射部材220は、図示のように、装着者の眼EYの前方であって光射出装置210よりも装着者に対して遠方側(+Z側)に位置するように配置されている。つまり、装着者の眼EYと被照射部材220との間に光射出装置210が配置されている。
被照射部材220は、装着者の眼EYを前方から覆うのに十分な大きさを有しており、光射出装置210の走査光学系212から+Z方向に傾いて照射された走査光TLを受け、これを反射することで虚像を形成し、装着者に認識させるものとなっている。なお、被照射部材220の形状は、虚像表示装置100の外観すなわちフレームFLの形状に沿った形状を有している。
以下、画像形成の動作について説明する。まず、光射出装置210のうち、信号光形成部211は、信号光を形成し、射出する信号光変調部である。射出された信号光は、スキャン部である走査光学系212に入射する。走査光学系212は、信号光を、走査光として被照射部材220に向けて射出する。被照射部材220において、信号光を走査光として走査させて入射させることで、画像光GLによって虚像が形成され、この虚像を装着者が眼EYで捉えることで、画像が認識される。
本実施形態のような構成を有する虚像表示装置200においても、上記各実施形態と同様に画面位置調整機構を備えることで、第1実施形態等の場合と同様に、装着者の動きとは逆に映像が動くように画面の位置を変化させるように制御することができる。本実施形態の場合、演算処理装置870及び演算処理装置870に接続された光射出装置210が画面位置調整機構として機能する。つまり、姿勢情報検出部860からの姿勢の変化に関する情報から演算処理装置870が算出した結果に基づいて、光射出装置210での操作を制御することで、形成される画面位置を調整することができる。
なお、上記では、光源として、ダイオードレーザ光源又はLED光源を用いるものとしているが、光源は、例えば有機EL等の上記以外のものであってもよい。
〔その他〕
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記の補正動作すなわち調整動作については、常時行うものとしてもよいが、補正を行うか否かについて、装着者が選択できる選択モードが設定できるものとしてもよい。また、装着者の動きとして、ゆっくりとした動き等違和感を与えるほどの影響のない動きも存在する。従って、例えば姿勢情報検出部60で検出される検出結果に対して、補正の制御を行うか否かを決定する閾値を設けておき、当該閾値以下の場合には、演算処理装置70は、補正の動作を行わないものとすることも可能である。
また、姿勢情報検出部60には、種々の装置を用いることができ、例えばカメラを搭載して、当該カメラで撮像した映像から装着者の姿勢の変化に関する情報の検出を行うものとしてもよい。
また、上記では、導光装置20において、光射出部B3における画像の取出しを、一枚構成の反射面である第4反射面21dで行うものとしているが、このようなタイプの虚像表示装置に限らず、例えば複数の反射面によって画像を取り出す角度変換部を有して、第1及び第2反射面21a,21bにおいて異なる角度で入射させた画像光を、異なる回数全反射させて取り出すタイプとしてもよい。上記各実施形態のうち、例えば第1,2実施形態のような装置を物理的に移動させる態様や第3実施形態の画像処理による態様や第5実施形態の光学系全体を移動させる態様において、複数の反射面によって画像を取り出す角度変換部を有するものが適用できる。このような角度変換部を有するものの一例として、例えば、角度変換部が第1及び第2反射面21a,21bに対して傾斜し互いに平行に等間隔で配列される多数のハーフミラー層を有する構造のものが考えられる。この場合、画像光のうち最大の反射角で第1反射面21aに入射し、第1及び第2反射面21a,21bにおいて全反射される画像光の成分は、角度変換部のうち最も入口側(+X側)での反射により角度が変換されて取り出され、最小の反射角で第1反射面21aに入射し、第1及び第2反射面21a,21bにおいて全反射される成分は、角度変換部のうち最も奥側(−X側)での反射により角度が変換されて取り出される。また、角度変換部を有するものの別の一例として、例えば、角度変換部が第1及び第2反射面21a,21bに対して互いに異なる角度で傾斜する第1の反射面と、第2の反射面とを1組とする反射ユニットを、ストライプ状に多数配列させているものが考えられる。この場合、最大の反射角で入射した画像光の成分が最も奥側(−X側)で取り出され、最小の反射角で入射した画像光の成分が最も入口側(+X側)で取り出される。また、この場合、1つの反射ユニットを経た画像光は、他の反射ユニットを経ることなく、角度変換部での1回だけの通過で所望の角度で取り出される。
上記の説明では、第1実施形態等において、光入射部B1と導光部B2と光射出部B3とを備える導光装置20を用いたが、光入射部B1や光射出部B3において、平面ミラーを用いる必要はなく、球面又は非球面の曲面ミラーによってレンズ的な機能を持たせることもできる。さらに、図13に示すように、光入射部B1として、導光部B2から分離したプリズム又はブロック状のリレー部材1125を用いることができ、このリレー部材1125の入射出射面や反射内面にレンズ的な機能を持たせることもできる。なお、導光部B2を構成する導光体には、画像光GLを反射によって伝搬させる第1及び第2反射面21a,21bが設けられているが、これらの反射面21a,21bは、互いに平行である必要はなく、曲面とすることもできる。
上記の説明では、虚像表示装置100がヘッドマウントディスプレイであるとして具体的な説明を行ったが、虚像表示装置100は、ヘッドアップディスプレイに改変することもできる。
また、上記のような画面の動きに伴う違和感は、シースルーでない視界の遮られたタイプのヘッドマウントディスプレイにおいても生じるものであり、各実施形態に示した姿勢情報検出部や画面位置調整機構をシースルーでないタイプのヘッドマウントディスプレイに適用するものとしてもよい。
上記実施形態の虚像表示装置100では、右眼及び左眼の双方に対応して、一組ずつ表示装置を設ける構成としているが、右眼又は左眼のいずれか一方に対してのみ例えば画像形成装置10と導光装置20とを設け画像を片眼視する構成にしてもよい。
また、右眼及び左眼の双方に表示装置を設ける構成とする場合、3D画像の観察において、双方の眼の位置について輻輳角や両眼視差を考慮して適した状態に位置調整できる。
上記実施形態では、光入射面ISを通る第1光軸AX1と光入射面ISを通る第2光軸AX2とが平行であるとしたが、これらの光軸AX1,AX2を非平行とすることもできる。
上記実施形態では、導光部材21の第4反射面21dに設けたハーフミラー層28の反射率を50%以下としてシースルーを優先しているが、ハーフミラー層28の反射率を50%以上として画像光を優先することもできる。
また、上記の実施形態では、虚像形成部IPのうち導光装置20が装着者の眼EYの前全体を覆うような構成となっているが、これに限らず、例えば図14に示す虚像表示装置300のように、第1表示装置300Aにおいて、眼EYの位置に合わせて設置される虚像形成部IPのうち導光装置320が眼EYの一部のみを覆っている、すなわち眼前の一部を覆い、覆わない部分も存在する小型の構成としてもよい。この場合、導光装置320を十分小さくすることで、導光装置320をシースルーとしなくても、装着者が導光装置320の周囲から外界を観察できる。なお、このような導光装置320の具体的構成については、例えば特開2010−224473号公報等に詳細な記載があるように、光射出面側に接眼レンズ(不図示)を有するものが考えられる。
10…画像形成装置、 11…画像表示装置、 12…投射光学系、 20…導光装置、 21…導光部材、 21a,21b,21c,21d…第1−第4反射面、 23…光透過部材、 23s…本体部分、 23a…第1面、 23b…第2面、 25…ミラー層、 28…ハーフミラー層、 31…照明装置、 32…液晶表示デバイス、 34…駆動制御部(変調制御機構)、 60,560,660,860…姿勢情報検出部、 70,870…演算処理装置(画面位置調整機構)、 80…デバイス位置駆動装置(画面位置調整機構、移動制御機構)、 280…光学系位置駆動装置(画面位置調整機構、移動制御機構)、 480,580,680,780…回転駆動装置(画面位置調整機構、移動制御機構)、 90,590,690…枠体、 100,200,300…虚像表示装置、 100A…表示装置、 210…光射出装置、 211…信号光形成部(信号光変調部)、 212…走査光学系、 IP…虚像形成部、 AX,AX1,AX2…光軸、 B1…光入射部、 B2…導光部、 B3…光射出部、 B4…透視部、 EY…眼、 GL,GL1,GL2…画像光、 OL…外界光、 IS…光入射面、 OS…光射出面、 SL…照明光

Claims (10)

  1. 画像光による虚像を形成する虚像形成部と、
    前記虚像を観察する装着者の頭部の姿勢の変化を検出する姿勢情報検出部と、
    前記姿勢情報検出部での検出結果に基づいて、前記虚像形成部に形成される前記虚像による画像の画面位置を、前記装着者の姿勢が変化する方向と逆方向に変化させるように調整する画面位置調整機構と、
    を備える、虚像表示装置。
  2. 前記虚像形成部は、光源からの照明光を変調して画像光を形成する光変調素子と、前記光変調素子からの画像光を投射する投射光学系と、前記投射光学系からの画像光を導くとともに射出して前記画像光による前記虚像を形成する導光装置とを有し、
    前記画面位置調整機構は、前記光変調素子、前記投射光学系、及び前記導光装置のうち少なくともいずれか1つの駆動を制御する移動制御機構である、請求項1に記載の虚像表示装置。
  3. 前記画面位置調整機構は、前記導光装置の光入射面に平行な面内で、前記光変調素子を前記導光装置に対して相対的に移動させる移動制御機構である、請求項2に記載の虚像表示装置。
  4. 前記画面位置調整機構は、前記導光装置の光入射面に平行な面内で、前記投射光学系を前記導光装置に対して相対的に移動させる移動制御機構である、請求項2及び請求項3のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  5. 前記画面位置調整機構は、前記光変調素子と前記投射光学系とを一体的に回転移動させ、前記導光装置の光入射面に対して前記投射光学系の投射光軸を傾ける移動制御機構である、請求項2から請求項4までのいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  6. 前記画面位置調整機構は、前記光変調素子における変調動作を制御する変調制御機構である、請求項2に記載の虚像表示装置。
  7. 前記画面位置調整機構は、前記虚像形成部全体を回転移動させる移動制御機構である、請求項1に記載の虚像表示装置。
  8. 前記虚像形成部は、画像に対応して変調された信号光を射出する信号光変調部と、変調された前記信号光を走査させることにより走査光として射出させる走査光学系と、前記走査光学系からの前記走査光を受けて前記画像光による前記虚像を形成する被照射部材と、を備え、
    前記画面位置調整機構は、前記走査光学系による前記走査光の照射角度を調整する機構である、請求項1に記載の虚像表示装置。
  9. 前記虚像形成部は、外界光を透過させ、当該外界光のよる外界像と前記画像光による前記虚像とを重畳させる、請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  10. 前記虚像形成部は、前記装着者の眼前の一部を覆っている、請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載の虚像表示装置。
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