JP2013224839A - いすの測定器 - Google Patents

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Abstract

【課題】いすの座面の傾斜角度、背もたれの支持面の傾斜角度、坐位基準点の高さなどの測定を容易にすること。
【解決手段】第1部材2は、いすの座面51上に配置される座面配置直線部8を有する。第2部材3は、一端部が、第1部材2の一端部に所定の第1軸線14回りに相対回動可能に連結されている。第3部材4は、背もたれに沿って配置される背もたれ配置直線部13を有し、一端部が、第2部材3の他端部に第1軸線14と平行な第2軸線15回りに相対回動可能に連結されている。第1角度表示手段5は、第1部材2の座面配置直線部8の水平面Wに対する角度を示す。第2角度表示手段6は、第1部材2の座面配置直線部8と、第1軸線14および第2軸線15間を結ぶ線分23とのなす角度を示す。第3角度表示手段7は、第1軸線14および第2軸線15間を結ぶ線分23と、第3部材4の背もたれ配置直線部13とのなす角度を示す。
【選択図】図8

Description

本発明は、いすの座面の傾斜角度、背もたれの傾斜角度、坐位基準点の高さなどを測定するために用いる、いすの測定器に関する。
いすは使用目的によって座面の傾斜角度、背もたれの支持面の傾斜角度および坐位基準点の高さが異なり、これらの3要素によりいすの使用目的としての属性が決まるといわれている。例えば、非特許文献1では、いすの使用目的としての属性を決める3要素(以下単に「3要素」という。)がそれぞれ異なる1型〜6型のいすの支持面のプロトタイプが提案されている。同文献における1型〜2型は作業姿勢用であり、型番号が大きくなるにしたがって順次休息の要素が強くなる。
小原二郎、内田祥哉、宇野英隆編集 「建築・室内・人間工学」鹿島出版会 1969年 111頁〜145頁
特開2002−059401号公報 特開平11−083407号公報
ところで、いすを選び使用する場合、使用者の側から上記3要素を調べようとしても、いすのメーカが提供するカタログには、いすの外形寸法しか記載されておらず、3要素を把握することはできない。また、3要素を使用者が角度定規(例えば特許文献1,2に開示されているようなもの)などを使って測定しようとしても、いすの座面と背もたれが交わる部分が、側方から視て微妙な曲線状になっていることから、適切な場所に角度定規を当てにくく、3要素を容易に測定することができない。
本発明はかかる実情等に鑑みて創案されたものであり、いすの座面の傾斜角度、背もたれの支持面の傾斜角度、坐位基準点の高さなどの測定を容易にするための、いすの測定器を提供することを目的とする。
本発明のいすの測定器は、第1〜第3部材と、第1〜第3角度表示手段と、を備える。前記第1部材は、いすの座面上に配置される座面配置直線部を有する。前記第2部材は、一端部が、前記第1部材の一端部に所定の第1軸線回りに相対回動可能に連結されている。前記第3部材は、背もたれに沿って配置される背もたれ配置直線部を有し、一端部が、前記第2部材の他端部に前記第1軸線と平行な第2軸線回りに相対回動可能に連結されている。前記第1角度表示手段は、前記第1部材の前記座面配置直線部の水平面に対する角度を示す。前記第2角度表示手段は、前記第1部材の前記座面配置直線部と、前記第1軸線および前記第2軸線間を結ぶ線分とのなす角度を示す。前記第3角度表示手段は、前記第1軸線および前記第2軸線間を結ぶ線分と、前記第3部材の背もたれ配置直線部とのなす角度を示す。
かかる構成を備えるいすの測定器によれば、第1角度表示手段が示す角度を読み取るだけで、座面の傾斜角度を把握することができる。また、第1〜第3角度表示手段が示す角度を読み取り、簡単な算出式にあてはめるだけで、背もたれの支持面の傾斜角度を求めることができる。
既述の構成を備えるいすの測定器において、前記座面配置直線部に沿ってスライド可能に設けられたスライド部材と、前記スライド部材に揺動自在に設けられた振り子と、を備え、前記第1部材には、前記座面配置直線部に沿って目盛が設けられたものとすることが望ましい。
かかる構成を備えるいすの測定器によれば、第1角度表示手段、目盛等から読み取った値を簡単な算出式にあてはめることにより、坐位基準点の高さを求めることができる。
既述の構成を備えるいすの測定器において、前記第2部材には、第2部材の長さを調整することにより、前記第1軸線および前記第2軸線間の距離を調整する、第2部材長さ調整手段が設けられたものとすることが望ましい。
かかる構成を備えるいすの測定器によれば、いすの使用者の身長に応じて腰部支持点を適切に割り出すことができ、当該腰部支持点における背もたれの支持面の傾斜角を測定することが可能となる。
本発明のいすの測定器を用いれば、いすの座面の傾斜角度、背もたれの支持面の傾斜角度、坐位基準点の高さなどの測定を容易に行うことができる。
本発明の実施形態に係るいすの測定器を示す図である。 本発明の実施形態に係るいすの測定器を主なパーツに分解して表した図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB矢視図である。 図1のC矢視図である。 第2部材の分解斜視図である。 いすの座面の傾斜角度、背もたれの支持面の傾斜角度、坐位基準点の高さなどを説明するためのスケルトン図である。 本発明の実施形態に係るいすの測定器をいすの上に配置した状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係るいすの測定器について図面を参照しながら説明する。図1に示すように、本発明の実施形態に係るいすの測定器1は、第1部材2、第2部材3、第3部材4、第1角度表示手段5、第2角度表示手段6、第3角度表示手段7等で主に構成されている。
第1部材2は、図1〜図4に示すように、座面(図1〜図4において図示せず)上に配置される直線状の座面配置直線部8を有している。この第1部材2は、例えば、2枚の矩形平板9、架設部材10、安定化部材11等で構成される。いすの測定器1の使用時の安定性を確保すべく、2枚の矩形平板9は、所定隙間をおいて平行に並んで配置され、これらの先端部の間に架設部材10が固定されている。矩形平板9の一方の側部(図1において第1部材2の下縁部)が座面配置直線部8となっており、この座面配置直線部8に沿って目盛16が設けられている。安定化部材11は、矩形平板9の基端部(図1において右側端部)の両外側にそれぞれ固設されている。安定化部材11は、第1部材2の先端部より基端部を優先していすの座面に着座させるための拡底とおもりとして機能する。
第2部材3は、その一端部(図1に示す第2部材3の下端部)が、第1部材2の一端部(図1に示す第1部材2の右端部)に、所定の第1軸線14回りに相対回動可能に連結されている。すなわち、第2部材3の一端部は、第1部材2を構成する2枚の矩形平板9の端部間に挟まれ、第1軸線14上に配設された軸材12等によって第1部材2側に軸着されている。第1部材2と第2部材3とは互い第1軸線14回りに相対回転可能であるものの、人の手を離れていすの上に置かれた状態では、互いの摩擦力によって、相対角度が維持されるようになっている。なお、第2部材3はその長さ寸法を調整することが可能な構造となっているが、この構造については後に詳述する。
図1および図2に示すように第1軸線14は、第1部材2の一端部の座面配置直線部8の近傍に設けられている。また、図1に示すように第1部材2および第2部材3の角部(図1において右下の角部)にはアール加工が施されており、第1部材2と第2部材3の相対角度がどのような角度であっても第2部材3の角部が第1部材2の座面配置直線部8よりいすの座面側に突出しないようになっている。
第3部材4は、背もたれに沿って配置される直線状の背もたれ配置直線部13を有するものであって、一端部が、第2部材3の他端部に第2軸線15回りに相対回動可能に連結されている。この第3部材4は、例えば、図5に示すように、2枚の略矩形状板17、架設部材18等で構成されている。2枚の略矩形平板17は、所定隙間をおいて平行に並んで配置され、これらの一端部間に第2部材3の他端部が挟まれ、第2軸線15上に配設された軸材等によって第2部材3に軸着されている。また、2枚の略矩形状板17の他端部間には架設部材18が固定されている。矩形平板17の一方の側部(図1において第3部材4の右縁部)が背もたれ配置直線部13となっている。第3部材4と第2部材3とは互い第2軸線15回りに相対回転可能であるものの、人の手を離れていすの上に置かれた状態では、互いの摩擦力によって、相対角度が維持されるようになっている。
図1および図2に示すように第2軸線15は、第3部材4の一端部の背もたれ配置直線部13の近傍に設けられている。また、図2に示すように第2部材3および第4部材4の角部(図1において、第2部材3の右上の角部と第3部材4の右下の角部)にはアール加工が施されており、第2部材3と第3部材4の相対角度がどのような角度であっても第2部材3の角部が第3部材4の背もたれ配置直線部13よりいすの背もたれ側(図1において右側)に突出しないようになっている。
第1角度表示手段5は、水平面に対する座面配置直線部8の角度を表示するものである。この第1角度表示手段5は、例えば、第1部材2の長手方向(座面配置直線部8に沿った方向)にスライド可能に設けられたスライド部材24に形成された分度器19と、スライド部材24に揺動自在に設けられた振り子20とで構成され、振り子20に設けられた基準線22aが分度器19上の目盛を指示する。分度器19の目盛は−5°〜+30°まで設けられている。
振り子20は、上端部がビス29によりスライド部材24に揺動自在に留め付けられた透明板からなる連結部材22と、該連結部材22の下端部に固定された錘21とで構成されている。連結部材22には、振り子20が揺動していないときに鉛直方向を向く基準線22aが描かれている。なお、図面において分度器19の目盛値を示す数値の図示は省略している。後述する分度器25,27についても同様に数値の図示を省略している。
第2角度表示手段6は、第1部材2の座面配置直線部8と、第1軸線14および第2軸線15間を結ぶ線分23とのなす角度を表示するものである。この第2角度表示手段6は、例えば、図2に示すように、第2部材3の一端部に固設された分度器25と、第1部材2の一端部に固設されたカーソル26とで構成されている。分度器25の目盛は0°〜90°まで設けられている。カーソル26としては、分度器19上の目盛を指し示す基準線26aが描かれた扇状の透明板が採用されている。
第3角度表示手段7は、第1軸線14および第2軸線15間を結ぶ線分23と、第3部材4の背もたれ配置直線部13とのなす角度を表示するものである。この第3角度表示手段7は、例えば、図2に示すように、第2部材3の他端部に固設された分度器27と、第3部材4の一端部に固設されたカーソル28とで構成される。分度器27の目盛は0°〜90°まで設けられている。カーソル28としては、分度器27上の目盛を指し示す基準線28aが描かれた扇状の透明板が採用されている。
本実施形態に係るいすの測定器1には、第2部材長さ調整手段30が設けられている。この第2部材長さ調整手段30は、第2部材3の長さを調整することにより、第1軸線14および第2軸線15間の距離(前記線分23の長さ)を調整するものである。この第2部材長さ調整手段30は、例えば、図6に示すように、第2部材3を2つの部材31,32に分割可能な構成とし、各部材31,32同士の合わせ面に凸条34又は凹状35を設け、これらの凸条34と凹状35を嵌合した構造を有する。さらに、一方の部材31の外側面31aから他方の部材32の内側面32aに通じるスリット36が一方の部材31に設けられ、他方の部材32の内側面32aに雌ねじ37が形成されている。そして、ビス38を矩形座金39のビス孔40に通して、雌ねじ37にねじ込むことで、一方の部材31が他方の部材32に締結される。このような構造により、ビス38を緩めれば両部材31,32は互いに長手方向にスライド可能となり、第1軸線14および第2軸線15間の距離が調整可能となる。一方、ビス38を締め付ければ、両部材31,32は互いにスライド不能に締結され、第1軸線14および第2軸線15間の距離が一定に固定される。
なお、第1軸線14および第2軸線15間の距離は所定の値(例えば272mm)を中心に±20mmの範囲で調整可能となっている。また、一方の部材31の側面にはスライド方向に目盛31bが設けられ、他方の部材32の同側面には基準線32bが設けられている。この基準線32bが指し示す目盛値は後述するab間の距離又はab間の距離の近似値を示す。
つぎに、いすの測定器1を使って、図7に示すような、水平面Wに対するいすの座面51の傾斜角度θ1、水平面Wに対するいすの背もたれの支持面52の傾斜角度θ2、坐位基準点aの高さH1等を測定するための手順について説明する。以下では、腰部支持点をb、座面51と背もたれの支持面52との交線の中央点をc、いすの座50の前端部53に接する鉛直面と座面51との交線の中央点をdとし、∠acbをθ3、∠bacをθ4、∠abcをθ5とする。また、図8に示すように、第1部材2の座面配置直線部8と、第1軸線14および第2軸線15間を結ぶ線分23とのなす角度をθ4’、第1部材2の座面配置直線部8と、第1軸線14および第2軸線15間を結ぶ線分23とのなす角度をθ5’とする。
なお、坐位基準点aは、使用者がいすに深く座った時に、座骨結節の中央位置に相当し、腰部支持点bは、背もたれにおける、第2ないし第4腰椎を支える部分に相当するが、この腰部支持点bは、坐位基準点aを中心として所定半径(後述する身長に応じたab間の距離と同値の半径)の円弧を描いたときに、背もたれと交差する点と一致する。
測定に先立って第2部材長さ調整手段30により、第2部材3の長さをいすの使用者の体格に応じて調整する。使用者が平均的な日本人の身長(約165cm)の人である場合、ab間の距離は280mmとすることが望ましいので、第2部材3に設けられた基準線32b(図6参照)が目盛31b上で280mmを指示するように調整する。使用者がより高身長の人又はより低身長の人である場合は、ab間の距離は165cmに対するその人の身長の比率を280mmに乗じて得られる値とすることが望ましいので、基準線32bが目盛31b上で当該算出された値を指示するように調整する。
まず、使用者がいすに深く座り、座骨結節の中央点を確認して、当該中央点を坐位基準点aとする。いすの座面51上の坐位基準点aには、筆記具等を用いて印を付ける。
つぎに、いすの座面51上の印を付けた坐位基準点aの真上に第1軸線14が来るようにいすの測定器1の第1部材2をいすの前後方向に向けて座面51上に配置する。このとき座面配置直線部8が下になるようにする。
つぎに、第1部材2を座面51上に軽く押さえつけた状態で、第2部材3の端部がいすの背もたれに当たるまで第2部材3を回動させる。このとき第2部材3の端部(第2軸線15近傍部分)が当たった部分が腰部支持点bであり、背もたれの支持面52(使用者の第2ないし第4腰椎を支える面)でもある。
つぎに、第3部材4を背もたれ側に回動させ、背もたれ配置直線部13を背もたれの支持面52に沿わせる。
そして、スライド部材24の位置を調整して、連結部材22の側部がいすの座50の前端部53に僅かに接し、かつ、振り子20が鉛直方向に垂れ下がるようにする。
以上によりいすの測定器1は、図8に示すように、いすの上に載置されるが、この状態で、第1角度表示手段5が表示する角度θ1、第2角度表示手段6が表示する角度θ4’、第3角度表示手段7が表示する角度θ5’を読み取る。
座面51の傾斜角度θ1は、第1角度表示手段5が表示する角度θ1を読み取ることで確認できる。
背もたれの支持面52の傾斜角度θ2は、第1角度表示手段5が表示する角度θ1、第2角度表示手段6が表示する角度θ4’および第3角度表示手段7が表示する角度θ5’を読み取り、θ4=θ4’、θ5=θ5’とみなして、これらの角度θ1、θ4、θ5を次式(1)にあてはめることにより算出することができる。なお、θ4=θ4’、θ5=θ5’とみなすことができるのは、第1軸線14のいすの座面51に対する離間距離と、第2軸線15のいすの背もたれの支持面52に対する離間距離とが何れもab間の距離に対して十分に小さいからである。
θ2=180°−(θ4+θ5)+θ1・・・(1)
坐位基準点aの高さH1を求めるに当たっては、別途定規等を用意して、床54から点dまでの高さH2を測定するとともに、連結部材22のいすの座50側の縁部が目盛16上で重なる目盛値を、坐位基準点aから点dまでの距離Lとして読み取る。そして、高さH2、角度θ1および距離Lを次式(2)にあてはめることにより坐位基準点aの高さH1を算出することができる。
H1=H2−L×Sinθ1・・・・・・・・(2)
このように、本発明の実施形態に係るいすの測定器1を利用すれば、第1角度表示手段5が示す角度を読み取るだけで、座面51の傾斜角度θ1を把握することができる。また、第1〜第3角度表示手段5〜7、目盛16等から読み取った値を簡単な算出式(1)、(2)にあてはめるだけで、背もたれの支持面52の傾斜角度θ2、坐位基準点aの高さH1を求めることができる。
<他の実施形態>
第1〜第3角度表示手段5〜7の構成例として分度器、カーソル等を例に挙げて説明したが、第1〜第3角度表示手段5〜7の構成はこれらに限定されず、種々の構成を採用し得る。また、第1〜第3角度表示手段5〜7は、機械的な構造によって角度表示するものに限定されず、電気的・電磁気的な構成によって角度表示をするもの(例えば、角度をデジタル表示するものなど)であってもよい。
振り子20は、既述した連結部材22、錘21等で構成されるものに限定されず、種々の構成を採用し得る。例えば、糸等の線状体の上端をスライド部材24に揺動自在に固定し、下端に錘を吊るしたものを振り子として採用することができる。この場合、線状体が座50の前端部53に僅かに接し、且つ、鉛直方向を向くようにスライド部材24の位置を調整することで、坐位基準点aから点dまでの距離Lは、目盛16上で線状体の位置を読み取ることにより得られる。
ところで、図7,図8に示したいすの座面51および背もたれ52は概ね平坦な形状となっており、第1部材2の座面配置直線部8および第3部材の背もたれ配置直線部13は何れも全体的に座面51、背もたれ52に密着しているが、例えば、図7,図8のいすと異なり、座面の前側が下方に大きく湾曲しているタイプのいすを測定する場合は、第1部材2の第1軸線14側を座面に当てることを優先し、第1部材2の先端側を座面から浮かせるようにする。また、背もたれの上側が後方に大きく湾曲しているタイプのいすを測定する場合は、第3部材4の第2軸線15側を背もたれに当てることを優先し、第3部材4の先端側は背もたれから浮かせるようにする。つまり、いすの座り心地に大きく影響する、坐位基準点aおよび腰部支持点bを基準とする測定を行うことが望ましい。
本発明の実施形態に係るいすの測定器1では、第1軸線14および第2軸線15間の距離は所定の値(例えば272mm)を中心に±20mmの範囲で調整可能となっているが、更に高身長の人および低身長の人にも対応すべく上記調整可能範囲をさらに拡張したものとしてもよい。
W 水平面
1 いすの測定器
2 第1部材
3 第2部材
4 第3部材
5 第1角度表示手段
6 第2角度表示手段
7 第3角度表示手段
8 座面配置直線部
13 背もたれ配置直線部
14 第1軸線
15 第2軸線
16 目盛
20 振り子
23 線分
24 スライド部材
30 第2部材長さ調整手段
51 座面

Claims (3)

  1. いすの座面上に配置される座面配置直線部を有する第1部材と、
    一端部が、前記第1部材の一端部に所定の第1軸線回りに相対回動可能に連結された第2部材と、
    背もたれに沿って配置される背もたれ配置直線部を有し、一端部が、前記第2部材の他端部に前記第1軸線と平行な第2軸線回りに相対回動可能に連結された第3部材と、
    前記第1部材の前記座面配置直線部の水平面に対する角度を示す第1角度表示手段と、
    前記第1部材の前記座面配置直線部と、前記第1軸線および前記第2軸線間を結ぶ線分とのなす角度を示す第2角度表示手段と、
    前記第1軸線および前記第2軸線間を結ぶ線分と、前記第3部材の背もたれ配置直線部とのなす角度を示す第3角度表示手段と、
    を備えることを特徴とする、いすの測定器。
  2. 請求項1に記載のいすの測定器において、
    前記座面配置直線部に沿ってスライド可能に設けられたスライド部材と、
    前記スライド部材に揺動自在に設けられた振り子と、
    を備え、
    前記第1部材には、前記座面配置直線部に沿って目盛が設けられたことを特徴とする、いすの測定器。
  3. 請求項1又は2に記載のいすの測定器において、
    前記第2部材には、第2部材の長さを調整することにより、前記第1軸線および前記第2軸線間の距離を調整する、第2部材長さ調整手段が設けられていることを特徴とする、いすの測定器。
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