JP2013223821A - 接続管および流体分離膜モジュール - Google Patents

接続管および流体分離膜モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】 原液混入防止部材を嵌装する溝部の底面側部に適正な曲率半径の曲面を設けることにより、応力集中の緩和および疲労破壊の防止ができる接続管。
【解決手段】 集水孔2を有する集水管3の周りに分離膜4、透過液流路材5および原液流路材6を含む膜ユニット7を形成してなる流体分離素子9の複数個を、互いの流体分離素子9の集水管3に内挿して液密に接続する接続管であって、前記接続管が、集水管3に内挿される部分に周方向にわたって原液混入防止部材が嵌装される溝部を有し、前記溝部の底面側部に曲率半径Rの曲面を有し、前記曲率半径Rが、前記接続管の内径d、前記溝部の底面における外径dおよび前記接続管の外径dに対し、R>0.025×d×d/dの不等式を満たすことを特徴とする接続管。
【選択図】 図1

Description

本発明は、原水を濾過処理する流体分離素子の接続管に関するものである。
近年、海水淡水化や半導体分野における超純水用途、さらには一般かん水用途や有機物分離、排水再利用などをはじめとする膜の透過液を利用する様々な流体分離分野において、分離膜を用いた流体分離素子の使用が急速に増加してきている。
分離膜を用いた流体分離素子としては、例えば特許文献1に記載されているスパイラル型流体分離素子が知られている。スパイラル型流体分離素子は、集水孔を有する集水管の周りに分離膜、透過液流路材および原液流路材を含む膜ユニットを形成してなっており、膜分離による透過液を集水管に集める構造である。
このような流体分離素子を用いて実際に流体分離を行う際には、複数個の流体分離素子を接続し圧力容器内に収納して流体分離膜モジュールとして使用するが、互いに隣接する流体分離素子を接続するためには、通常、専用の接続手段を必要とする。この接続手段は、例えば、隣接する流体分離素子の集水管に内挿される接続管からなる。
接続管は、集水管へ原液が混入するのを防止して互いの流体分離素子を液密に接続するため、内挿される部分に周方向にわたって原液混入防止部材が嵌装される溝部を有する。
流体分離膜モジュールは、高圧ポンプを用いて、原液の流入側圧力と透過液の流出側圧力との差圧を大きくして運転を行う。通常、接続管の溝部の底面側部に曲面を設けるが、この曲面の曲率半径が小さい場合、この底面側部に圧縮方向の応力集中が発生する。さらに、高圧ポンプがプランジャー式の場合、アキュムレータが正常に作動しない場合は脈動圧力が発生しやすいため、接続管の溝部の底面側部を基点とした疲労破壊が発生するおそれがある。
特開平11−267470号公報
本発明は、流体分離素子の接続管において、溝部の底面側部の曲面に適正な曲率を与えることで、圧縮および疲労破壊に対して強い接続管を提供することを目的とする。
前記目的を達成するための本発明の接続管は、次の通り特定される。
(1)集水孔を有する集水管の周りに分離膜、透過液流路材および原液流路材を含む膜ユニットを形成してなる流体分離素子の複数個を、互いの流体分離素子の集水管に内挿して液密に接続する接続管であって、前記接続管が、前記集水管に内挿される部分に周方向にわたって原液混入防止部材が嵌装される溝部を有し、前記溝部の底面側部に曲率半径Rの曲面を有し、前記曲率半径Rが、前記接続管の内径d、前記溝部の底面における外径dおよび前記接続管の外径dに対し、R>0.025×d×d/dの不等式を満たすことを特徴とする接続管。
(2)前記原液混入防止部材がOリングである前記(1)に記載の接続管。
(3)前記曲率半径Rが、前記Oリングの線径dに対し、R<d/2の不等式を満たすことを特徴とする、前記(2)に記載の接続管。
(4)材質が、アクリルブタジエンスチレン共重合樹脂、塩化ビニル樹脂、変性ポリフェニレンオキシド樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリオキシメチレン樹脂およびガラス繊維強化エポキシ樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1つであることを特徴とする、前記(1)〜(3)のいずれかに記載の接続管。
(5)圧力容器内に、前記(1)〜(4)のいずれかに記載の接続管で接続した複数個の流体分離素子を収容してなる流体分離膜モジュール。
本発明によれば、溝部の底面側部の曲面に適正な曲率を与えることで、圧縮および疲労破壊に対して強い接続管を提供することができる。
本発明の一実施態様に係る流体分離素子組立体の部分分解斜視図である。 本発明の一実施態様に係る流体分離膜モジュールの縦断面図である。 本発明の接続管の一例を示す縦断面図である。 図2の拡大部分縦断面図である。 本発明の接続管の別の例を示す縦断面図である。 従来の接続管の例を示す縦断面図である。
以下、本発明について、最良の実施形態を模式的に示す図面を参照しながら説明する。ただし、本発明の範囲がこれらに限られるものではない。
図1に本発明の一実施態様に係る流体分離素子組立体を示す。この流体分離素子組立体1においては、集水孔2を有する集水管3の周りに、分離膜4と透過液流路材5と原液流路材6とを含む膜ユニット7がスパイラル状に巻囲されており、その膜ユニット7の外側に外装体8が形成されて流体分離素子9が構成されている。この流体分離素子9の端面が露出され、その少なくとも一方の端部に、流体分離素子9がテレスコープ状に変形することを防止するために、テレスコープ防止板10が装着されている。原液20はテレスコープ防止板10の原液流路11を通って膜ユニット7に進入し、膜分離され、透過液21として集水管3に集められる。
上記のように構成された流体分離素子9が、図2に示すように、圧力容器13内に複数個直列に収容され、流体分離膜モジュール14が構成される。各々の流体分離素子9では、原液20が膜ユニット7に進入するように、テレスコープ防止板10の外周に原液シール部材12が設けられている。また、互いに隣接する流体分離素子9の集水管3は、両方の集水管3に内挿される接続管15を介して流体的に接続される。
図3に本発明の接続管の一例を示す。また図4に本発明の接続管の実施態様として図2の拡大部分縦断面図を示す。接続管15は、集水管3へ原液20が混入するのを防止して互いに隣接する流体分離素子9を液密に接続するため、集水管3に内挿される部分に周方向にわたって原液混入防止部材18が嵌装される溝部16を有する。
接続管15については、素材は特に限定しないが、生産性、コスト、軽量化の観点から、また、原水に含まれる様々な物質に対する耐薬品性も考慮し、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合樹脂(ABS)、塩化ビニル樹脂(PVC)、変性ポリフェニレンオキシド樹脂(PPO)、変性ポリフェニレンエーテル樹脂(PPE)、ポリオキシメチレン樹脂(POM)からなる群から選ばれる少なくとも1つであることが好ましい。また、この群から選ばれる少なくとも1つをガラス繊維強化樹脂(GFRP)として用いても良い。
また、原液混入防止部材についても特に限定しないが、例えばエチレンプロピレンゴム(EPM,EPDM)製ないしニトリルゴム(NBR)製のOリングが選択される。
なお、図5に示すように、接続管15の少なくとも一方の端部において、溝部16を2個以上設けてもよい。このことにより原液混入防止部材の個数を増加させ、接続管15のシール性を向上させることができる。
流体分離膜モジュールは、高圧ポンプを用いて、原液の流入側圧力と透過液の流出側圧力との差圧を大きくして運転を行う。接続管には流体分離素子同士を液密に接続するために接続管の溝部の底面側部に曲面を設けるが、この曲面の曲率半径が小さい場合、この底面側部に圧縮方向の応力集中が発生する。さらに、高圧ポンプがプランジャー式の場合、アキュムレータが正常に作動しない場合は脈動圧力が発生しやすいため、図6に示すように、接続管の溝部の底面側部を基点とした疲労破壊19が発生するおそれがある。
一方、本発明における接続管15の溝部16の底面側部17に設けた曲面の曲率半径Rは、接続管15の内径d、溝部16の底面における外径dおよび接続管15の外径dに対し、R>0.025×d×d/dの不等式を満たすことを特徴とする。このことにより、流体分離素子9の運転時に発生する原液20の流入側圧力と透過液21の流出側圧力との差圧によって溝部16の底面側部17に生じる圧縮方向の応力の集中を緩和することができる。さらに、プランジャー式の高圧ポンプを使用して運転した場合においても、溝部16の底面側部17を基点とした疲労破壊の発生を防止することができる。
また、本発明においては、原液混入防止部材18にOリングを使用する場合、溝部16の底面側部17の曲面の曲率半径Rは、Oリングの線径dに対し、R<d/2の不等式を満たすことが好ましい。R≧d/2では、Oリングが潰れずに曲面に沿って逃げていくおそれがある。
以上のように、本発明の接続管においては、原液混入防止部材が嵌装される溝部の底面側部の曲面の曲率半径を適正な値にすることにより、溝部の底面側部に生じる圧縮方向の応力集中を緩和し、疲労破壊の発生を防止することができる。
<比較例1>
逆浸透膜を用いた直径200mm、長さ1020mmのスパイラル型流体分離素子(8インチ規格品)において、材質が変性ポリフェニレンエーテル樹脂(PPE)のガラス繊維強化樹脂であり、内径d=17mm、溝部の底面における外径d=24.6mmおよび外径d=28.52mmに対し、溝部の底面側部の曲率半径R=0.46mm<0.025×d×d/d=0.49mmである図6に示す構成の接続管を用いて、海水を運転圧力5.5MPaで膜分離した。この結果、溝部の底面側部を基点とした疲労破壊が発生し、さらに断面観察により、外圧による圧縮塑性変形を確認した。
<実施例1>
比較例1のスパイラル型流体分離素子において、曲率半径を大きくしR=0.7mm>0.025×d×d/d=0.49mmと変更した図3に示す構成の接続管を用いた結果、疲労破壊は発生しなかった。
<比較例2>
逆浸透膜を用いた直径400mm、長さ1020mmのスパイラル型流体分離素子(16インチ規格品)において、材質が変性ポリフェニレンエーテル樹脂(PPE)のガラス繊維強化樹脂であり、内径d=50mm、溝部の底面における外径d=70mmおよび外径d=76mmに対し、溝部の底面側部の曲率半径R=1mm<0.025×d×d/d=1.36mmである図6に示す構成の接続管を用いて、海水を運転圧力5.5MPaで膜分離した。この結果、溝部の底面側部を基点とした疲労破壊が発生した。
<実施例2>
比較例2のスパイラル型流体分離素子において、曲率半径を大きくしR=1.5mm>0.025×d×d/d=1.43mmと変更した図3に示す構成の接続管を用いた結果、疲労破壊は発生しなかった。
1 流体分離素子組立体
2 集水孔
3 集水管
4 分離膜
5 透過液流路材
6 原液流路材
7 膜ユニット
8 外装体
9 流体分離素子
10 テレスコープ防止板
11 原液流路
12 原液シール部材
13 圧力容器
14 流体分離膜モジュール
15 接続管
16 溝部
17 底面側部
18 原液混入防止部材
19 疲労破壊
20 原液
21 透過液

Claims (5)

  1. 集水孔を有する集水管の周りに分離膜、透過液流路材および原液流路材を含む膜ユニットを形成してなる流体分離素子の複数個を、互いの流体分離素子の集水管に内挿して液密に接続する接続管であって、前記接続管が、前記集水管に内挿される部分に周方向にわたって原液混入防止部材が嵌装される溝部を有し、前記溝部の底面側部に曲率半径Rの曲面を有し、前記曲率半径Rが、前記接続管の内径d、前記溝部の底面における外径dおよび前記接続管の外径dに対し、R>0.025×d×d/dの不等式を満たすことを特徴とする接続管。
  2. 前記原液混入防止部材がOリングである請求項1に記載の接続管。
  3. 前記曲率半径Rが、前記Oリングの線径dに対し、R<d/2の不等式を満たすことを特徴とする、請求項2に記載の接続管。
  4. 材質が、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合樹脂、塩化ビニル樹脂、変性ポリフェニレンオキシド樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリオキシメチレン樹脂およびガラス繊維強化エポキシ樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1つであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の接続管。
  5. 圧力容器内に、請求項1〜4のいずれかに記載の接続管で接続した複数個の流体分離素子を収容してなる流体分離膜モジュール。
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