JP2013223549A - 加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】テーブルプレートの板厚みを薄くした時に、テーブルプレートを製作する時の変形(反り)とテーブルプレートの強度低下とを防ぐ。
【解決手段】被調理物を収納する加熱室と、加熱室の底部に着脱自在に載置され被調理物を載置するセラミック製で四角い形状のテーブルプレートとを備え、テーブルプレート24には下面に凸部201を設けたものである。
【選択図】図10
【解決手段】被調理物を収納する加熱室と、加熱室の底部に着脱自在に載置され被調理物を載置するセラミック製で四角い形状のテーブルプレートとを備え、テーブルプレート24には下面に凸部201を設けたものである。
【選択図】図10
Description
本発明は、ターンテーブルレスの電子レンジや電子オーブンレンジ等の加熱調理器に関するものである。
特許文献1に示す従来の加熱調理器として、食品を載置する四角い形状の食品載置台と、食品載置台に載せた食品の重量を検出する重量検出手段とを設け、食品載置台は、食品を載置する略平面部と食品から発生した水分などがこぼれないように周囲を立ち上部とを有し、裏面には重量検出手段の支持部材と勘合する支持部材受け穴を有したものがある。
近年、電子レンジやオーブンレンジにおいても、省エネ性をより追求した商品に需要がある。
従来、加熱室の底部に配置する食品載置台は、加熱室の底部から発せられるマイクロ波を透過させるため、セラミック製またはガラス製であり、その板厚は、薄いほどマイクロ波を損失しないことが知られている。
特許文献1に示す加熱調理器では、食品載置台は、食品を載置する平面部は全体に略同じ板厚の構造としている。この食品載置台の食品を載置部する全体の板厚をさらに薄くすると、食品載置台の製造時に、食品載置台が変形(反り)して、製造が困難であった。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、請求項1では、被調理物を収納する加熱室と、該加熱室の底部に着脱自在に載置され前記被調理物を載置するセラミック製で四角い形状のテーブルプレートとを備え、前記テーブルプレートには下面に凸部を設けた。
本発明によれば、テーブルプレートには下面に凸部を設けたことで、テーブルプレートを製作する時の変形(反り)とテーブルプレートの強度低下とを防ぎ、前記凸部を除く板厚を3.5mmで製造することができた。
また、テーブルプレートの裏面に設ける前記凸部の位置を最適化して、板厚の厚くなる凸部による損失を最小とすることができた。
さらに、テーブルプレートを軽く作ることが可能となり、加熱室にテーブルプレートを着脱する取扱性が良いという効果がある。
以下に、本発明の具体的内容について、図1〜図13を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図4において、加熱調理器の本体1は、加熱室28の中に加熱する被調理物を入れ、マイクロ波やヒータ、水蒸気の熱を使用して被調理物を加熱調理する。ドア2は、加熱室28の内部に被調理物を出し入れするために開閉するもので、ドア2を閉めることで加熱室28を密閉状態にし、被調理物を加熱する時に使用するマイクロ波の漏洩を防止し、熱を封じ込め、効率良く加熱することを可能とする。取っ手9は、ドア2に取り付けられ、ドア2の開閉を容易にするもので、手で握りやすい形状になっている。ガラス窓3は、調理中の食品の状態が確認できるようにドア2に取り付けられ、ヒータ等の発熱による高温に耐えるガラスを使用している。
入力手段71は、ドア2の前面下側の操作パネル4に設けられ、マイクロ波で被調理物を加熱するレンジ加熱手段77(図13)、加熱室28の加熱室上面28eに設けたヒータで被調理物を加熱するグリル加熱手段12、水蒸気により被調理物を加熱する水蒸気発生手段43、加熱室奥壁面28bの上方と下方に設けた熱風ヒータ14a、14bなどによる熱風ユニット11の熱風で加熱室28を加熱するオーブン加熱手段などの加熱手段を選択し、加熱する時間等の調理条件や自動メニューを入力するための操作部6と、操作部6から入力された内容や調理の進行状態を表示する表示部5とで構成される。
水タンク42は、水蒸気を作るのに必要な水を溜めておく容器であり、本体1の前面下側に設けられ、本体1の前面から着脱可能な構造とすることで給水および排水が容易にできるようになっている。
外枠7は、加熱調理器の本体1の上面と左右側面を覆うキャビネットである。後板10は、前記したキャビネットの後面を形成するものであり、上部に外部排気ダクト18が取り付けられ、前記外部排気ダクト18の取り付けられる内側に、被調理物から排出した蒸気や本体1の内部の部品を冷却した後の冷却風(廃熱)39を排出する排気孔36が設けられている。
また、外部排気ダクト18は、排気孔36を通過した冷却風39を本体1の外に排出するもので、排気は外部排気ダクト18の外部排気口8から排出し、排気の排出方向は本体1の上部方向で且つ前面側に排気する。排気の排出方向を上部方向で且つ前面側に向けることで、背面を壁面に寄せた時でも排気によって壁面を汚すことがないようにしている。
機械室20は、加熱室底面28aと本体1の底板21との間の空間部に設けられ、底板21上には食品を加熱するためのマグネトロン33、マグネトロン33に接続された導波管47、制御基板23、その他、後述する各種部品、これらの各種部品を冷却する冷却手段50(図13)等が取り付けられている。
加熱室28の加熱室左側面28cと加熱室右側面には棚上段27a、棚中段27b、棚下段27cからなる棚27を設け、調理によって使用する各種の加熱皿を載せる。
加熱室底面28aは、略中央部が凹状に窪んで空隙70を形成しており、その空隙70の中に回転アンテナ26が設置され、マグネトロン33より放射されるマイクロ波は、導波管47、回転アンテナ駆動手段46の出力軸46aが貫通する結合穴47aを通して回転アンテナ26の下面に流入し、回転アンテナ26で拡散されて加熱室28内に放射される。回転アンテナ26は、回転アンテナ駆動手段46の出力軸46aに連結されている。
また、回転アンテナ26が備えられている空隙70は加熱室28のほぼ中央付近に設けられ、回転アンテナ26が加熱室底面28aから出っ張らないよう加熱室底面28aを絞り加工している。絞り加工する深さや形状(丸形とか四角形)などは回転アンテナ26の大きさ、マイクロ波状況などにより変わる。主として実験などにより決定される。本実施例では四角形とした。
空隙70と加熱室28とを分離するのが仕切り板72である。仕切り板72は使用者が後述のテーブルプレート24を掃除するためはずしたとき、回転アンテナ26に触られないようにするため設けるものである。使用者が回転アンテナ26に触れ変形させた場合、マイクロ波の動作に異常をきたし性能に多大な影響が生じるためである。
冷却手段50(図13)は、底板21に取り付けられた冷却モータにファンが連結されたファン装置15で、この冷却手段50によって送風される冷却風39は、機械室20内の自己発熱するマグネトロン33やインバータ基板22、重量検出手段25等を冷却し、加熱室28の外側と外枠7の間および熱風ケース11aと後板10の間を流れ、外枠7と後板10を冷却しながら排気孔36を通り、外部排気ダクト18の外部排気口8より排出される。
加熱室28の後部には熱風ユニット11が取り付けられ、熱風ユニット11は加熱室奥壁面28bの後部側に熱風ケース11aを設け、加熱室奥壁面28bと熱風ケース11aとの間に熱風ファン32とその外周側に位置するように熱風ヒータ14a、14bを設け、熱風ケース11aの後側に熱風モータ13を取り付け、そのモータ軸を熱風ケース11aに設けた穴を通して熱風ファン32と連結している。
そして、熱風ユニット11は加熱室奥壁面28bに設けた空気の通り道となる熱風吸気孔31と熱風吹出し孔30を通して連結し、熱風ケース11a内の熱風ファン32を熱風モータ13により回転することで、加熱室28と熱風ユニット11との空気を循環し、熱風ヒータ14a、14bで循環する空気を加熱する。
また、熱風ユニット11の代わりに、加熱室28の上面と下面にヒータを設けて加熱室28を加熱しても良い。
加熱室上面28eの外側には、ヒータよりなるグリル加熱手段12が取り付けられている。グリル加熱手段12は、マイカ板にヒータ線を巻き付けて平面状に形成し、加熱室上面28eの外側に押し付けて固定し、加熱室上面28eを加熱して加熱室28内の被調理物130を輻射熱によって焼くものである。
また、加熱室底面28aには、複数個の重量検出手段25、例えば前側左右に右側重量センサ25a、左側重量センサ25b、後側中央に奥側重量センサ25cが設けられ、その上に四角い形状の後述のテーブルプレート24が載置されている。
重量検出手段25の支持部材75でテーブルプレート24に載置した被調理物130の重量情報を検出し、この情報を制御手段151(図13)に送られる。
演算処理は重量検出手段25の重量情報の総和を求めることでよい。さらに、3つの重量検出手段25の重量割合よりテーブルプレート24上の被調理物130の載置位置を求めることもできる。
これらの被調理物130の重量情報や、位置情報を基に制御手段151は、被調理物130の加熱の制御を行う。加熱の制御には、例えば被調理物130の重量情報を基にしたマグネトロン33のマイクロ波照射時間や出力制御、被調理物130の位置情報を基にした回転アンテナ8の回転制御などを制御する。
図8は左側重量センサ25bの設置構造断面図で、左側重量センサ25bを設置する加熱室底面28aとセンサ取付け部材79には貫通穴28h、77が設けられており、該貫通穴28h、77に垂直方向に移動可能なテーブルプレート24を支持する支持部材75が挿入されている。
該支持部材75により直接テーブルプレート24を支持する構造で、該支持部材75はテーブルプレート24に設けられた支持部材受け穴203に嵌合され、テーブルプレート24およびテーブルプレート24上に載置された被調理物130の重量情報を重量検出手段25から制御手段151へ伝達する。
重量検出手段25は静電容量式のセンサで、水や湿気の影響を受け易いため、支持部材75の下側に水受けシートを設け手水の浸入を防止している。
テーブルプレート24は、食品を載置するためのもので、ヒータ加熱とマイクロ波加熱の両方に使用できるように耐熱性を有し、かつ、マイクロ波の透過性が良く、衛生面でも問題がないセラミック製の材料で、加熱室底面28aと形を合わせた四角形状に成形され、具体的に材料はムライト・コーディライト系セラミック製である。
また、テーブルプレート24の重量は、重量の測定に三点支持方式の構成を採っているので、被調理物130をテーブルプレート24の片側に載置した場合に、被調理物130を載置した反対側のテーブルプレート24が重量検出手段25の支持部材75から浮かない程度の約1kg程度の重量としている。
加熱室28の底部には被調理物130を載置するターンテーブルレスのテーブルプレート24が載置されている。本実施例のテーブルプレート24は、図7のP矢印に示すように加熱室底面12aから容易に脱着可能な構造である。このため、被調理物130の加熱時に付着した汚れ等を容易に洗浄、清掃することが可能となる。
図9はテーブルプレート24の上面側、図10は下面側、図11は正面で、図12は図10のB−B断面を示している。
図9、図11において、テーブルプレート24の外周には高縁部206で囲まれ、前側の一部は低縁部207が設けられている。低縁部207の左右の高縁部206は、テーブルプレート24を加熱室28に着脱するときに手を掛ける手掛部206aである。
テーブルプレート24の略中央には、被調理物130を載置する位置を示す置位置表示205を設ける。置位置表示205は、円形で、円を描く線状の凹みにより現されている。その置位置表示205の凹みは、周囲の平面部209よりも、0.2mm凹んでいて、加熱室28にテーブルプレート24を載置した状態で視認できる。
また、前述の置位置表示205の前側で低縁部207との略中央位置には、テーブルプレート24を加熱室28への載置方向を指示するために、テーブルプレート24の手前側を示すために、カタカナで「テマエ」と表示する注意文字208を設ける。注意文字208は、周囲の平面部209よりも、0.2mm凹んでいて、加熱室28にテーブルプレート24を載置した状態で視認できる。
図10はテーブルフレート24の下面側を示す平面図で、つまり重量検出手段25の支持部材75と接触する面で、図10では、上方が加熱室28の奥側となっている。203は半穴形状となっている支持部材受け穴で、前述の加熱室底面28aの前側左右、奥側中央位置に配置した重量検出手段25と対応する位置で、テーブルプレート24には、前側左右角部と奥側中央部に設けられ、更に、テーブルフレート24の奥行き方向における中心位置204に対し対称的な位置である奥側左右角部と前側中央部に設けられている。
なお、支持部材75を受ける部分が半穴形状にしたのは支持部材75が支持部材受け穴203に嵌合されるとテーブルフレート24が左右、奥行き方向とも移動ずれが少なくなり安定に固定ができるためである。
次にテーブルプレート24の下面に設けた凸部201について説明する。
テーブルプレート24の下面は凸部201が設けられている。
ここで図9の平面部209と図10で示す凸部201との間の板厚は4mmで、図9の平面部209と図10で示す平面部202との間の板厚は3.5mmである。つまり、凸部201と平面部202とは、0.5mmの高さの違いを設けている。
下面の外周部24aには全周が繋がった外周凸部201aを設けている。そのため下面に空気が流れる侵入路を形成し難いので、空気を流れなくして重量検出手段25を備えた加熱室底面28aへの断熱をする。
その外周凸部201aの四隅は略扇形状の角部201eを形成して、その角部201eに、前記した支持部材受け穴203を形成する。また、外周凸部201aの奥側中央に略円形状の奥部凸部201fを形成して、前記した支持部材受け穴203を形成する。また、外周凸部201aの前側中央に、略矩形状の前部凸部201gを形成して、前記した支持部材受け穴203を形成する。そして外周凸部201aで囲まれた内側には格子状凸部201bと円形状凸部201cが設けられている。
その円形状凸部201cは、前述図9に示した置位置表示205を下面に投影し内外径側に広げて設けることにより、置位置表示205を0.2mm凹んで形成することによって部分的に板厚が薄くなるのを防止したものである。
その円形状凸部201cの内側に、中央部で前後左右方向に交差する十字状凸部201hを設けている。
格子状凸部201bに囲まれた内側の平面部202の面積は、格子状凸部201bの面積よりも広いものである。例えば、格子状凸部201bの幅T210は4mm、格子状凸部201bに囲まれた内側の内寸T211は41mmで、格子状凸部201bが交差した交差部RはR6mmである。図10のC部に示す45mm角の範囲の中で、1つの格子状凸部201bの面積は約457mm2、1つの格子状凸部201bに囲まれた内側の平面部202E部の面積は1568mm2である。格子状凸部201bに対して平面部202は約3.4倍である。
格子状凸部201bと交差部Rは、女性の手指(例えば約6mmの入る寸法)で清掃し易い大きさで清掃性を確保し、凸部201により指の腹にかかり持ち易いものである。
平面部202に凸部201を設けたので結果として、凸部201で閉じた平面部202のセルを構成するものである。また、結果として、テーブルプレート24の下面の平面部202と凸部201により平面部202のみに比べて表面積が増えている。
また、前述の図9の置位置表示205および図10の円形状凸部201cの略中心部を同じくして真下には回転アンテナ26を備える。その回転アンテナ26からマイクロ波が放射されるため、その円形状凸部201cに囲まれた内側は、特にマイクロ波を透過するので損失を少なくして、強度を確保するように、十字状凸部201hを設けている。
そして、マイクロ波が主に通る箇所は凸部201の面積を少なくして平面部202を大きくし、薄肉の面積が大きくして、テーブルプレート24による損出を抑えて省エネに繋げている。
そのため、図10の円形状凸部201cと十字状凸部201hに囲まれた1つの扇形の平面部202のD部の面積は、円形状凸部201cの内径T212は114mmとして十字状凸部201hの幅は、格子状凸部201bの幅T210と同じ4mm、交差部RはR6mmであるとき、約2296mm2である。
そのため、前述の図10の外周部に示したC部に示す平面部202のE部の面積は1568mm2で、約0.7倍の面積である。よってテーブルプレート24の外周部24aの外周凸部201aに近い部分では凸部201を密に配置して、外周部24aは強度を確保し、円形状凸部201cの内側は凸部201が粗として、マイクロ波の透過の損失を少なくしている。
また、前述の図9に示した注意文字208を下面に投影し周囲を矩形に広げた平面凸部201dが円形状凸部201cの手前側に設けてある。注意文字208を0.2mmで凹んで形成することによって部分的に板厚が薄くなるのを防止したものである。
この平面凸部201dは、前述の前部凸部201gと繋がっている。
平面部202から凸部201は0.5mm高くなっていることによって、テーブルプレート24を取り出して洗った場合に水切れよいように、水が平面部202から凸部201も乗り越えて流れよくするため凸部201と平面部202とは、0.5mmの高さの違いとしている。
平面部202に凸部201を設けたので結果として、ほとんどの部分の板厚3.5mmとして、約1kg未満にして、薄く軽いテーブルプレート24となり取扱い性が良くなるものである。
また、平面部202に凸部201を設けたので、セラミック製により板厚を薄くすることにより発生する生産時の反りや変形を防止して、生産性を確保するものである。
再び、図1〜図4において加熱室28の後部上方には、加熱室28内の温度を検出する温度検出手段a85が設けられている。温度検出手段a85は、グリル加熱手段12及び熱風ユニット11の熱風吹出し孔30から加熱室28内に吹出される熱風の影響を直接受けない位置に設けられている。
スチームユニット43a(図13)は水蒸気発生手段43とポンプ手段87により成る。
水蒸気発生手段43は、加熱室左側面28cの外側面に取り付けられ、水蒸気を噴出するスチーム噴出口44は加熱室28内に臨ませている。
また、水蒸気発生手段43は、アルミの鋳造で作られ、鋳造時にボイラー加熱手段89(図13)であるシーズヒータを一体となるように埋め込んでいる。そのヒータの消費電力は600W前後と大きく、水蒸気発生手段43は短時間で水を沸騰できる温度に加熱することができる。
水蒸気発生手段43への水の供給は、ポンプ手段87を駆動することによって水タンク42からパイプ45を通してポンプ手段87へ供給され、パイプ40と通って水蒸気発生手段43に供給され、水蒸気発生手段43で加熱されて沸騰し、水蒸気となってスチーム噴出口44から加熱室28へ噴出する。
温度検出手段b88は、水蒸気発生手段43の温度を検出するもので、その検出結果を後述する制御手段151(図13)に伝え、ボイラー加熱手段89やポンプ手段87を制御する。
ポンプ手段87は、水タンク42の水を水蒸気発生手段43まで汲み上げるもので、ポンプとポンプを駆動するモータで構成される。水蒸気発生手段43への給水量の調節はモータに供給する電力のON/OFFの比率で決定する。
図5は、テーブルプレート24に載置する調理器具の例、図6は、加熱室28へ図5の調理器具をセットした状態を説明する。
受け皿111は金属皿部112、および樹脂脚部113aを備えた左右2つの脚ベース113と、左右2つの金属脚部114と、左右2つの張り出し部119により構成されている。
金属皿部112は、マグネトロン33より放射されるマイクロ波を透過しない金属製のアルミ材料により形成され、表面処理はフッ素PCMにより構成されている。
金属皿部112の裏面には、マグネトロン33より放射されたマイクロ波を吸収することで発熱する高周波発熱体120を設ける。高周波発熱体120が発した熱は金属皿部112に伝達され、金属皿部112表面に載置されている被調理物130の下部に焼きながら焦げ目を付ける効果がある。
金属皿部112は被調理物130を載置するものであり、液状の被調理物130に含まれる水分等が外部に漏れないよう、外壁112dが設けられている。また金属皿部112の表面には波状の凹凸部112cを設け、肉などの被調理物130の内部に含まれる余分な脂分を排出しながら加熱される凹部112aは外周部112bと繋がっている。
そして金属皿部112の表面には、フッ素コーティングを施し、調理後、被調理物130による金属皿部112の焦げ付き等を防止している。
また、受け皿111の左右には、樹脂脚部113aを前後に設けた脚ベース113を備え、樹脂脚部113aは受け皿111の四隅に配置される。
また、受け皿111の左右には、前後の樹脂脚部113aの間で脚ベース113に先端を挿入して係止させる金属脚部114を備える。金属脚部114は、樹脂脚部113aより高さを高くする脚で、金属皿部112の下側に回動して折り畳み可能である。
更に、受け皿111の左右には、脚ベース113の略中部に係止して回転する軸を設けた張り出し部119を備える。張り出し部119は、金属皿部112の下側に回動して折り畳み可能で、折り畳んだ状態で金属皿部112の左右端面112eの内側に収納される。また、回動して金属皿部112の左右端面112eの外側に張り出して加熱室28に設けた棚27に載せるものである。
図6は、テーブルプレート24に受け皿111を載置して、加熱室28で加熱するために、加熱室底面28aに備えた重量検出手段25に載置したものである。調理が終了すると、受け皿111に被調理物130を載せた状態でテーブルプレート24ごと、加熱室28から引き出すものである。テーブルプレート24ごと引き出すことにより、調理した具材や汁物などを落とさずに取り出すことができる。
図13は本加熱調理器の制御手段を表わしたブロック図である。
次に、図2、図7を用いて加熱調理器のシステムの動作について説明する。
電源76は、加熱調理器の本体1を動作させるためのものである。
熱風ユニット11は、熱風吸気孔31と熱風吹出し孔30を備える加熱室奥壁面28b外側に設けた熱風ケース11aの後側に熱風モータ13を備え、熱風ケース11aの穴を通してそのモータ軸に熱風ファン32を設け、熱風ファン32の外周側に熱風ヒータ14a、14bを設け、加熱室28に熱風を循環して供給する。
レンジ加熱手段77は、マグネトロン33とマグネトロン33を駆動するための電源を作るインバータ回路を搭載したインバータ基板22である。インバータ回路は入力手段71より入力された加熱パワーに応じた電源を作りマグネトロン33に供給する。
グリル加熱手段12は、加熱室28の天面の裏側に設けられたヒータよりなり、加熱室28の加熱室上面28eを加熱して加熱室28内の被調理物130を輻射熱によって焼くものである。
冷却手段50は、底板21に取り付けられた冷却モータにファンが連結されたファン装置15で、この冷却手段50によって送風される冷却風39は、機械室20内の自己発熱するマグネトロン33やインバータ基板22、重量検出手段25等を冷却する。
回転アンテナ駆動手段46は、回転アンテナ26を駆動するためのモータで、同期モータと回転数を減速するためのギヤが一体になっているものである。
重量検出手段25は、テーブルプレート24に載置された被調理物の重量を測定するものである。
温度検出手段a85は、加熱室28に取り付けられ、加熱室28内の温度を検出し、制御手段151によってグリル加熱手段12のヒータの電力を調整するものである。
スチームユニット43aは水蒸気発生手段43とポンプ手段87により成る。
水蒸気発生手段43は、水を加熱するヒータからなるボイラー加熱手段89と、水蒸気発生手段43の温度を検出する温度検出手段b88から構成し、制御手段151は温度検出手段b88の検出結果からボイラー加熱手段89やポンプ手段87を制御する。
71は入力手段で、ここでは、操作部6と表示部5を示す。
151は制御手段で、制御基板23に搭載され、入力手段71から入力のあった内容に従い、食品を加熱調理するように動作させるもので、各検知手段から食品の状態や加熱室の状態を検知し、その後各加熱手段や駆動手段を必要に応じて動作させるものである。
本実施例は、以上の構成からなり、加熱室28のテーブルプレート24の置位置表示205の上に被調理物130を載置して、ドア2を閉める。入力手段71で、レンジ加熱手段77を動作させる「あたため」を行うために、加熱を開始するスタートキーを押す。被調理物130の重量を重量検出手段25で計り、制御手段151に入力される。制御手段151により「あたため」に最適な、レンジ加熱手段77のマイクロ波加熱の出力(例えば500Wなど)と加熱する時間を予め設定される。マイクロ波加熱が開始される。マグネトロン33から出るマイクロ波を導波管47を通って回転アンテナ駆動手段46で回転と停止が行われる回転アンテナ26によって仕切り板72を通過して、加熱室28の中に放出されて、テーブルプレート24の下面の主に円形状凸部201cの内側を透過して、加熱室28内へ広がりテーブルプレート24に載置した被調理物130を「あたため」による略希望の温かさに加熱されて調理を終了する。
以上、本実施例によれば、テーブルプレートには下面に凸部を設けたことで、テーブルプレートを製作する時の変形(反り)とテーブルプレートの強度低下とを防ぎ、前記凸部を除く板厚を3.5mmで製造することができた。
また、テーブルプレートの裏面に設ける前記凸部の位置を最適化して、板厚の厚くなる凸部による損失を最小とすることができた。
さらに、テーブルプレートを軽く作ることが可能となり、加熱室にテーブルプレートを着脱する取扱性が良いという効果がある。
1 本体
6 操作部
11 熱風ユニット
12 グリル加熱手段
13 熱風モータ
14a、14b 熱風ヒータ
24 テーブルプレート
25 重量検出手段
27 棚
28 加熱室
33 マグネトロン
42 水タンク
43 水蒸気発生手段
43a スチームユニット
44 スチーム噴出口
77 レンジ加熱手段
111 受け皿
112 金属皿部
113 脚ベース
113a 樹脂脚部
120 高周波発熱体
130 被調理物
130a 上面
130b 下面
130c 芯
151 制御手段
301 グリル工程
302 レンジ工程
201 凸部
6 操作部
11 熱風ユニット
12 グリル加熱手段
13 熱風モータ
14a、14b 熱風ヒータ
24 テーブルプレート
25 重量検出手段
27 棚
28 加熱室
33 マグネトロン
42 水タンク
43 水蒸気発生手段
43a スチームユニット
44 スチーム噴出口
77 レンジ加熱手段
111 受け皿
112 金属皿部
113 脚ベース
113a 樹脂脚部
120 高周波発熱体
130 被調理物
130a 上面
130b 下面
130c 芯
151 制御手段
301 グリル工程
302 レンジ工程
201 凸部
Claims (4)
- 被調理物を収納する加熱室と、該加熱室の底部に着脱自在に載置され前記被調理物を載置するセラミック製で四角い形状のテーブルプレートとを備え、前記テーブルプレートには下面に凸部を設けたことを特徴とする加熱調理器。
- 前記凸部は、格子状または円形状であることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
- 前記格子状の前記凸部に囲まれた内側の面積は前記格子状の前記凸部の面積より広いことを特徴とする請求項1ないし2記載の加熱調理器。
ものである。 - 前記テーブルプレートの外周の周辺部に前記凸部を密に配置することを特徴とする請求項1ないし3記載の加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012096168A JP2013223549A (ja) | 2012-04-20 | 2012-04-20 | 加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012096168A JP2013223549A (ja) | 2012-04-20 | 2012-04-20 | 加熱調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013223549A true JP2013223549A (ja) | 2013-10-31 |
Family
ID=49594095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012096168A Pending JP2013223549A (ja) | 2012-04-20 | 2012-04-20 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013223549A (ja) |
-
2012
- 2012-04-20 JP JP2012096168A patent/JP2013223549A/ja active Pending
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