JP2013223488A - 育苗用容器および大苗の育成方法 - Google Patents

育苗用容器および大苗の育成方法 Download PDF

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Hirofumi Kawauchi
博文 河内
Akihiro Anzai
昭裕 安西
Masahiro Nao
雅浩 奈尾
Shusaku Narita
周作 成田
Yohei Nakano
洋平 中野
Tomomichi Fujiyama
友道 藤山
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Abstract

【課題】連作障害が発生しやすい植物を省力的かつ効率的に育成、改植することができる育苗用容器およびそれを用いた大苗の育成方法を提供する。
【解決手段】密度が0.3〜0.5g/cm、厚さが0.2〜0.4mm、繊維径が10〜30μmであり透水性を有する長繊維不織布を用いてなることを特徴とする育苗用容器。また、密度が0.3〜0.5g/cm、厚さが0.2〜0.4mm、繊維径が10〜30μmであり透水性を有する長繊維不織布を用いてなる育苗用容器内において、窒素成分で0.05〜0.25g/Lの被覆肥料を混ぜた培養土に小苗を8ヶ月以上定植し、灌水しながら前記小苗を240日以上育成することを特徴とする大苗の育成方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、連作障害が発生しやすい植物の苗を省力的かつ効率的に育成、改植する方法を提供するものである。
アスパラガス等の植物を栽培するためのシート状または袋状の素材として、特許文献1〜2に記載されるものが知られている。
アスパラガスは雨よけハウス内で栽培することにより、茎枯病の発生を軽減できる。しかしながら、作付け後、数年経過すると、地下茎が弱り、欠株が多発するなどの障害が発生し、毎年収量が漸減する。
現状のハウスは作業上の利便地に設置しているため、新規の土地にハウスを建設することや既存のハウスを移設し、新たな苗を用いて栽培を行うことは、経費や労力面で難しい。そこで、ハウス全体もしくは欠株が生じた場所に、ポリポットなどで3カ月程度育成した小苗を定植する改植作業を行う。しかし、連作圃場では、改植株が1年以内に枯死する障害(改植障害)が発生し、これが農業経営を不安定にする要因になっている。
なお、近年の研究では、アスパラガスの連作障害は、アスパラガスの根から分泌するアレロパシー物質(現在特定されていないが、水溶性のフェノール性カルボン酸等ではないかと推察されている)によって自家中毒を起こすことや、土壌病原菌(主として疫病菌)の集積、土壌化学性の悪化が主な原因とされている。そこで、改植時の障害を軽減するため、障害発生土壌や改植苗に、アレロパシー物質を吸着する活性炭の利用(土壌処理や苗浸漬処理)が行なわれている(非特許文献1)。また、他の方法としては、改植障害に耐えうる苗を得るため、養成期間を延長し、大型のポットを用いて4カ月から半年間育成した苗を改植する方法がある。
前者は土壌の種類や処理量や方法によって効果にばらつきがみられ、必ずしも効果が安定しないことが指摘されており、後者も一般の苗と比較して、定植後の枯死率は若干下がる傾向にあるが、安定した生産につながっておらず、加えて、この苗は育苗管理に多大な労力を要し、改植作業も重労働となっており、大量生産は困難で、技術普及の目処は立っていない。
又、アスパラガスは11月から2月に収穫・出荷の端境期を迎え、国内産の価格は高騰する傾向がある。近年、この冬時期の出荷を目的に、東北地方では「伏せ込み促成栽培」が普及、拡大している。これは、苗を露地に定植して1年半から2年間養成し、専用の抜根機で掘り取った根株を、11月から2月にかけて施設内の温床に伏せ込み、加温して厳寒期に若芽を収穫する技術である。しかし、西南暖地では、温暖な気候により、根株から萌芽させるために必要な低温要求量(主要品種の‘ウエルカム’で5℃以下の低温を350時間程度)を満たさないため、標高500m以上の高標高地以外での伏せ込み促成栽培での栽培・収穫は困難となっている。
特開2001−157517号公報 特開2006−141264号公報
元木悟.2008.安定改植のための実際技術.P.113-128.元木悟・井上勝広・前田智雄編著.アスパラガスの高品質多収栽培.農文協.東京.
本発明は、育苗用容器を用い連作障害が発生しやすい植物を省力的かつ効率的に育成、改植したり、伏せ込み促成栽培に用いる方法を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明に係る育苗用容器は、密度が0.3〜0.5g/cm、厚さが0.2〜0.4mm、繊維径が10〜30μmであり透水性を有する長繊維不織布を用いてなることを特徴とするものからなる。
本発明に係る育苗用容器は、アスパラガスの大苗が育成される際に好適に使用される。
本発明に係る育苗用容器において、前記長繊維不織布がポリ乳酸からなることが好ましい。
本発明に係る育苗用容器において、容量が5〜20Lであることが好ましい。
本発明に係る育苗用容器において、縫製され、縫製部分が解舒可能に形成されていることが好ましく、とくに、縫製部分が単環縫い、2本環縫いからなることが好ましい。
また、本発明に係る大苗の育成方法は、密度が0.3〜0.5g/cm、厚さが0.2〜0.4mm、繊維径が10〜30μmであり透水性を有する長繊維不織布を用いてなる育苗用容器内において、窒素成分で0.05〜0.25g/Lの被覆肥料を混ぜた培養土に小苗を定植し、灌水しながら前記小苗を240日以上育成することを特徴とする方法からなる。
このような本発明に係る大苗の育成方法においては、灌水しながら小苗を育成した後に圃場内に改植することができるが、初めから連作圃場内に小苗を定植し、240日以上育成することも可能である。最終的に容器を生分解させることができる点で、前記長繊維不織布がポリ乳酸からなることが好ましい。
ここで「小苗」とは、改植に用いられる容器に植える時点の苗を示す。本明細書においては、「小苗」の語を、育成の結果物としての苗を示す語「大苗」と区別して用いるものとする。
また、240日以上育成された前記小苗を、5℃以下に温度調整された冷蔵設備内で10日以上保管するか、あるいは前記冷蔵設備外の自然条件下で14日以上放置し、伏せ込み促成栽培用の大苗等として用いることもできる。
本発明によれば、複雑な装置によらず、改植障害の主たる要因である疫病菌の被害を受けにくい大苗を効率的に育成できるため、農家の経営の安定化に寄与できる。
本大苗は、8ヶ月程度の育苗期間で1.2kg以上の根株重を確保でき、伏せ込み栽培に供される根株重を確保できる。
また、大苗を改植することにより、その年から収穫が可能となり、未収穫期間がなくなるので、全体収量を増やすことができる。
さらには、容器内に最適量の肥料を入れることにより、育成が早く、品質の良いものが採取できる。
本大苗はアスパラガスの伏せ込み促成栽培に供することができる。本大苗は地上部で育成するため、地中で育成する方式と比較して根部が低温となるため、低温要求量を早期に満たし、1ヶ月程度伏せ込み時期を早くすることができる。又、本大苗は、小型で持ち運びが良いため、より休眠を打破するために既存の冷蔵施設に保管して、西南暖地の低標高地でも、低温要求量を満たした大苗を供給できる。
本発明の第一の実施態様に係る育苗用容器(袋形状その1)を示す概略斜視図である。 本発明の第二の実施態様に係る育苗用容器(袋形状その2)を示す概略斜視図である。 本発明の第三の実施態様に係る育苗用容器(袋形状その3)を示す概略斜視図である。 本発明の第四の実施態様に係る育苗用容器(筒形状)を示す概略斜視図である。 本発明の第五の実施態様に係る育苗用容器(スリット付き枕形状)を示す概略斜視図であり、(a)は土壌封入前の状態、(b)は土壌封入後の状態をそれぞれ表している。
<<育苗用容器を形成する長繊維不織布の説明>>
育苗用容器は、防根性のある密度0.3〜0.5g/cm、厚さ0.2〜0.4mm、繊維径10〜30μmである長繊維不織布を用いて形成される。
長繊維不織布は、スパンボンド法により製造されたものが好ましい。スパンボンド法とは、溶融紡糸した糸条を紡糸口金の下方にあるエアにて牽引細化し、開繊機にて開繊した後、移動するコンベアの捕集面上に捕集してウエブを形成し、熱エンボスロールと熱フラットロールなどの部分熱圧着装置に通して製造する方法である。本方法は、繊維層が緻密でありかつ部分熱圧着により強度や貫入抵抗などが高く、防根透水容器を構成する材料として好適に使用できる。
育苗用容器の密度が0.3g/cm以下で厚さが0.4mm以上であると、容器の繊維間の空隙が大きくなり、繊維空隙から根が抜けてしまう恐れがある。一方、密度0.5g/cm以上で厚さ0.2mm以下であると、スパンボンド法での製造が難しくなるばかりか、繊維間が融着してしまい、通気や透水性が無くなってしまう恐れがある。
繊維径が10〜30μmであることにより、育苗用容器として適度な柔軟性を持ち改植作業性のよい育苗用容器を得ることができる。繊維径が10μm以下のものは、スパンボンド法での製造が難しく、また育苗用容器の柔軟性が高くなることから改植作業性が悪化する恐れがある。繊維径が30μm以上であると、繊維間の空隙が大きくなり、根抜けなどの不具合が発生する恐れがある。
長繊維不織布は、強度と剛軟度を確保するために、エンボスロールなどの加工や密度を高く、厚さを薄く、熱プレスによるプレス加工を施すことが好ましい。
エンボスロールは、ウエブの構成繊維の一部を熱融着させ、該構成繊維同士を熱圧着させる自己接合方式で加工されることが好ましい。構成繊維以外の接着剤などを用いた場合、不織布の通気性や透水性が損なわれる恐れがある。熱プレスによるプレス加工は、エンボス柄ではないホットロールで不織布をプレスすることにより、構成繊維をプレスし、密度を高くさらに厚さを低減する。この際、構成繊維が全て融着してしまうと、通気性や透水性が損なわれるため、構成繊維が融着しない範囲で実施することが好ましい。
その為には、構成繊維の融点よりも30〜60℃低い温度でプレスする。例えば、ポリエチレンテレフタレート繊維を長繊維不織布として用いる場合、150〜210℃でプレスすることが好ましい。プレス温度は、さらに好ましくは170℃〜190℃である。ポリ乳酸繊維を長繊維不織布として用いる場合、120〜150℃でプレスすることが好ましい。プレス温度は、さらに好ましくは140〜150℃であり、より好ましくは142℃〜150℃である。
容器の容量は、5〜20Lであることが好ましい。5L以下であると植物の根が生長するために十分な容量を確保することができない恐れがある。20L以上となると培養土を入れた際に重量が大きくなり、改植作業性が悪化する恐れがある。
長繊維不織布を構成する繊維は、例えばポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリ乳酸樹脂から選ばれる少なくとも1つから構成される。
ポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリ乳酸樹脂は、長繊維不織布、特にスパンボンド不織布を構成する樹脂として好適に用いられている。その中でも、容器をいずれ生分解させるためには、ポリ乳酸樹脂が好ましい。
<<ポリ乳酸樹脂の説明>>
長繊維不織布として、ポリ乳酸を用いた布帛が使用される。ポリ乳酸は、L−乳酸を主体とするものとD−乳酸を主体とするものの2種類が知られているが、いずれを主体としたポリ乳酸を用いてもよい。ポリ乳酸中の乳酸の光学純度が97%以上であれば、樹脂の融点を高くすることができ、耐熱性に優れるため好ましい。一般にポリ乳酸は、光学純度が低下すると結晶性が低下するため、光学純度が低いポリ乳酸から得られた成型物は概して耐熱性が低下してしまい、実用的な成型物を得られない。このことから、光学純度97%以上のポリ乳酸が好適に用いられる。ポリマー1分子中の光学純度が97%以上であれば、例えば、L−乳酸を主体とするポリマーとD−乳酸を主体とするポリマーを溶融混合したポリ乳酸を用いることもできる。この場合には、L−乳酸を主体としたポリ乳酸分子鎖とD−乳酸を主体としたポリ乳酸分子鎖がステレオコンプレックス結晶を形成し、該結晶はホモポリマーと比較してさらに高融点となる。このようなL−乳酸を主体とするポリマーとD−乳酸を主体とするポリマーを溶融混合したポリ乳酸を用いると、長繊維不織布や、さらにはこれから製造される最終成型物は耐熱性に優れたものとなる。
また、ポリ乳酸の重量平均分子量は8万以上であることが、耐熱性、成型性の観点から好ましい。重量平均分子量を8万以上とすることにより、得られる成型物の力学特性が向上し、耐久性に優れたものを得られるばかりでなく、溶融時の流動性や結晶化特性も好ましい範囲とすることが可能となり、ポリ乳酸布帛を構成する繊維を得る際にも安定した生産が可能になる。これらの理由から重量平均分子量は8万〜40万の範囲であるとより好ましく、10万〜25万の範囲が最も好ましい。
また、ポリ乳酸に対して、その特性を維持できる範囲内で他の改質剤、添加剤や他のポリマーを含有することもできる。これら改質剤、添加剤や他のポリマーは重合時に添加してもよいし、先に混練したマスターペレットの形態としてもよいし、直接的にポリ乳酸ペレットと混合して溶融成形してもよい。さらに、ポリ乳酸には、その特性を維持できる範囲内で他のモノマーを共重合させることもできる。共重合成分としてはジカルボン酸やジオール、ヒドロキシカルボン酸及びこれらの変性体などが挙げられる。これらの共重合成分の含有量は、特に限定されるものではないが、ポリ乳酸に対して40モル%を超えない範囲で共重合を行うと基質となる脂肪族ポリエステルの特性を大幅に変化させずに改質効果が得られるため好適である。
さらに、生分解性をコントロールするため、ポリエチレンアルカノエート、ポリブチレンサクシネートや変性ポリエステル樹脂などの他生分解性樹脂などのポリマーアロイや、酸化マグネシウム、末端封鎖剤などの各種添加剤を添加しても良い。
<<育苗用容器の形状>>
育苗用容器の形状としては図1〜5に記載される容器1、11、21、31、41のようなものが例示される。図1〜3に示すような2枚の布帛を貼り合わせ、貼り合わせ部分3方向を縫製したものや、図4に示すように円形や多角形の底面部分と側面部分を縫製し、筒状とし、1〜数カ所を縫製したもの、図5のように袋形状の布帛に土壌を投入し、開口部を縫製して枕形状に土壌封入し、使用前にカッターなどでスリットを入れて種や苗を植え付けるものがある。縫製回数は少ない方が、解舒するときの手間が少なく、好ましい。図4に示すような筒状の容器を作成する場合において、図中のA、B、Cの順に縫製しておけば、逆に1回の解舒作業で所望の部分を解舒することができる。育苗用容器の大きさとしては、植物の大きさに合わせて作成することになり、任意であるが、解舒性、運搬性を考慮した場合、袋口の長さが50cm〜70cm、高さが30cm〜100cmまた、円筒形の容器の場合は、直径が40〜100cmであることが好ましい。また、袋の底面については、土壌が入れやすい袋の口よりも狭くする方法(図1)、縫製時の生地ロスが少ない袋の口と同じ大きさとする方法(図2)、植物の根詰まりが起きにくくなるよう、袋の口よりも大きくする方法(図3)が例示され、用途、場所に応じて選択することができる。
例えば、図1の容器1においては、底辺4が開口部の幅よりも所定長さ3だけ短く形成されているので、土壌を容器1に投入しやすい利点がある。所定長さ3は5〜20cmであることが好ましく、底辺4は40〜60cmであることが好適である。また、高さ5は30〜100cmであることが好ましい。
また、図2の容器11においては、底辺14が開口部の幅と同じ長さに形成されているので、縫製時に生じる生地のロスが少ない利点がある。底辺14は50〜70cmであることが好ましく、高さ15は30〜100cmであることが好ましい。
さらに、図3の容器21においては、底辺24が開口部の幅よりも所定長さ23だけ長く形成されているので、育苗する植物の根が容器の底に詰まりにくくなる利点がある。容器21への土壌の投入の便宜からは、所定長さ23が5〜20cmであることが好ましく、底辺24は80〜100cmであることが好適である。また、高さ25は30〜100cmであることが好ましい。
図4の容器31においては、縫製部分32a→縫製部分32b→縫製部分32cの向きに縫製が施されている。円形の底面部分の底面径36は40〜100cmであることが好ましく、高さ35は30〜100cmであることが好ましい。
図5においては、(a)に示される縫製部分42a、42bを縫製した袋形状の容器41に土壌を投入し、(b)に示されるように縫製部分42cを縫製して土壌を封入した後に、容器41の表面にカッターなどでスリット47が形成されている。このスリット47を介して、植物の苗を土壌中に植え付けることができる。底辺46は30〜100cmであることが好ましく、高さ45は30〜100cmであることが好ましい。
また、縫製部分は、より根抜けがしにくいように、生地を貼り合わせた後、3重に折り返して、縫製することが好ましい。
<<縫製方法および縫い糸>>
縫製に用いられる縫い糸は、綿糸などの生分解性のものでもポリエステルなどの非生分解性の縫い糸であっても良い。ただし、解舒時の強力や土中での劣化を考慮した場合、ポリエステルなどの非生分解性の縫い糸であることが好ましい。
縫い糸の太さは、手で縫製部分を解舒しやすいよう、10番手〜50番手のものが好ましい。また、糸の色調としては、土壌部分でも目立つ色として、白色、黄色、水色、赤色など土壌と色調が異なると、解舒する際に糸が見えやすく好ましい。
縫い糸の強度は、植物と土壌を入れても縫目が破断しない強度である500cN以上が好ましい。さらに好ましくは、700cN以上、さらに好ましくは、1000cN以上であることが好ましい。
縫い糸の伸度は、縫製部分の保持の為、15〜50%さらに好ましくは、20〜40%であることが好ましい。15%以下であると、縫い糸が伸びにくく、縫製の生産性が劣る。また、50%以上であると、縫い糸が伸びすぎて、縫製部分の保持が困難となる。
縫製部分は、強度が確保され、任意に解舒が可能である事が必要であることから、環縫いや2本環縫いなどの環縫いミシンによる縫製が施されることが好ましい。
「単環縫い」とは、縫い目が針糸一本だけで作られ、裏面は針糸のループが互いに連続して鎖目状となって続く縫い方である。その為、縫い付けた糸を容易に布帛より除去することが可能である。「2本環縫い」とは、縫い目が針糸2本で作られ、環縫いが2本の糸で構成されており、単環縫いよりもより解けにくい縫い方である。いずれの縫製方法でも、縫い終わりから解舒することにより、任意の時期に育苗用容器を分解することができる。また、伸縮性のある縫い方の為、土壌などの重量物を入れても縫い目が裂けずに植物と土壌を保持することができる。
一方、「本縫い」等の縫い方では、縫い目を解舒することができず、任意の時期に解舒することができなくなる恐れがある。
<<苗の育成方法>>
本育苗容器を用いた大苗の育成方法としては、2通りの方法が提案される。一つ目は、連作障害の発生していないハウス内において密植し、大量に大苗を育成した後、その大苗を連作障害が発生しているハウス内に改植する方法(A法)である。二つ目は、連作障害の発生しているハウス内において、根域制限容器を搬入し、その中に小苗を定植して大苗を育成後、容器の縫製部分を解除、又は容器そのものを分解させて育苗用容器を取り除いて、活着させる方法(B法)である。
連作障害の発生していないハウスにおいて密植するA法は、同時に大量に大苗を育成させることが可能であり、大規模な圃場での改植に効果を発揮する。一方、育苗用容器を取り除くB法では、比較的小規模の圃場において、効率的に改植を可能とする。
本育苗容器を用いた大苗の育成方法によれば、ハウス内で育成する植物、特にアスパラガスなどの連作障害を抑制することができる。アスパラガスは、作付け後、数年経過すると地下茎が弱り、欠株が発生するなど障害が発生し、毎年収量が漸減する。そこで、ハウス全体又は欠株の生じた場所に、A法またはB法を用いて改植を行うことができる。
本育苗用容器に、ココピートとバーミキュライトを主とする軽量培養土(例えばココピート:バーミキュライト:ボラ土:パーライト=60:20:10:10)と25℃の温度にて180日後に80%溶出するリニア型の被覆肥料(例えばジェイカムアグリ株式会社製 エコロングトータル(商標)180日タイプ)を培養土に対し窒素成分で0.05〜0.25g/Lの割合で混ぜ合わせる。
培養土にココピートとバーミキュライトを用いることにより、育苗ポットが軽く、改植作業性に優れる。また、25℃の温度にて180日後に80%溶出するリニア型の被覆肥料(例えばジェイカムアグリ株式会社製 エコロングトータル(商標)180日タイプ)を用いることにより、追肥の必要がなく、大苗を育成する際の作業性が向上する。また、被覆肥料は、培養土に対し、0.05g/L以下であると、肥料が足りず育苗用容器内で十分に育成することができない。また0.25g/L以上であると根が褐変しやすくなり、地下部の生育が悪くなる。
さらに、本育苗容器を用いた大苗の育成方法においては、ハウス内で育成することから灌水が必須である。灌水は、一日2回、10分程度が好ましく、水量としては、5〜10L/mである。灌水方法は、根本に穴のあいたチューブで必要量灌水する方法が、灌水作業量が少ないこと、さらに水の量を節約することができることから好ましい。
本育苗容器を用いた大苗の育成方法においては、最低気温5℃以上となってから、小苗を植え付け後、240日以上育成した後に改植することが好ましい。育成期間は、更に好ましくは270日以上である。
240日未満の苗は、地下部、地上部ともに生育が十分でなく、改植した後の育成期間が長くなることから、収穫時期が遅くなる恐れがある。また、十分な大きさに達していない苗は、疫病菌の被害を受ける。
本育苗用容器とこれを用いた苗の育成方法によれば、連作障害の発生しているハウス内において、障害を低減できる苗を効率的に改植することができ、ハウス内圃場での未収穫期間の短縮と農家の経営安定化が期待できる。
又、伏せ込み促成栽培に用いる場合は、アスパラガス品種‘ウエルカム’を、本育成用容器で育成後に5℃以下に管理した冷蔵施設に10日以上保管するか、例えば西南暖地の気候条件下で11月から14日以上放置することで、養成した根株を伏せ込み促成栽培に利用することができる。さらに、5℃以下に管理した冷蔵施設に15日以上保管するか、冷蔵設備以外で30日以上保管することが好ましい。
[測定方法]
(1)厚さ
JIS L 1906(2000)の5.1に基づき、厚さ測定を実施した。試料の幅1mあたり10か所を試料の一方の側端から5cmの位置を最初の測定か所とし、最初の位置から等間隔に測定した。加圧子は、直径9mmのものを使用し、加圧子の加重は、10kPaとした。10個の測定値の平均値を取って厚さ(t)とした。
(2)密度
JIS L 1906(2000)の5.2に基づき、単位面積当たりの質量(ms)を(1)で測定の厚さ(t)で割り、単位をg/cmに換算して密度(ρ)を算出した。
ms=m/S
ρ=(ms/t)/1000
ρ :密度
ms:単位面積当たりの質量(g/m
m :試験片の質量の平均値(g)
S :試験片の面積(m
(3)繊維径
布帛の断面写真をSEMにて200倍に撮影し、断面写真の中で繊維がほぼ垂直に切断されているものを10個選択し、その断面の長径と短径を測定し、平均値を取って繊維径とした。
(4)地下部新鮮重
育成した植物を育苗用容器から取り出し、地上部と地下部に切り分けた。切り分けた地下部に付着している培養土を払い落とし、その重量を測定し地下部の新鮮重とした。
(5)改植作業性
改植時に育苗用容器からの根抜けがなく、かつ重量も軽く改植作業性に優れているものを◎、育苗用容器からの根抜けがないが、重量がやや重く改植作業性がやや劣るものを△、育苗用容器から根抜けがあり、周りの土壌に根が固着して改植作業性に劣るものを×と評価した。
(6)総合評価
地下部の新鮮重が十分に大きく、生育が進んでおり、かつ改植作業性に優れているものを◎、地下部の新鮮重がやや小さいか又は改植作業性がやや劣るものを△、地下部の新鮮重が小さいもの、又は、改植作業性が劣るものを×と評価した。
[実施例1]
ポリエチレンテレフタレート(PET)製の密度0.3g/cm、厚さ0.25mm、繊維径25μm、容器容量が15Lの育苗用容器に10Lの軽量培養土と窒素成分で0.2g/Lの被覆肥料を良く混ぜ合わせ、育成する植物としてアスパラガスを定植し、ハウス内で毎日2回、10分灌水しながら270日間育成した。
その後、アスパラガスを育苗容器から取り出したが根抜けが無く改植作業性は良好であった。地下部の新鮮重は、4113gであり重量が大きく、十分に生育が進んだ大苗であり、総合評価を◎とした。
[実施例2]
ポリエチレンテレフタレート(PET)製の密度0.3g/cm、厚さ0.25mm、繊維径25μm、容器容量が20Lの育苗用容器に15Lの軽量培養土と窒素成分で0.13g/Lの被覆試料を良く混ぜ合わせる他は、実施例1と同様にして育成を行った。
270日後、アスパラガスを育苗容器から取り出したが根抜け無く改植作業性は良好であった。地下部の新鮮重は、2983gであり重量が大きく、十分に生育が進んだ大苗であり、総合評価を◎とした。
[実施例3]
ポリ乳酸(PLA)製の密度0.3g/cm、厚さ0.25mm、繊維径25μm、容器容量が20Lの育苗用容器に15Lの軽量培養土と窒素成分で0.20g/Lの被覆試料を良く混ぜ合わせるほかは、実施例1と同様にして育成を行った。
270日後、アスパラガスを育苗容器から取り出したが、根抜け無く改植作業性は良好であった。地下部の新鮮重は、4325gであり重量が大きく、十分に生育が進んだ大苗であり、総合評価を◎とした。
[実施例4]
ポリ乳酸(PLA)製の密度0.4g/cm、厚さ0.20mm、繊維径25μm、容器容量が20Lの育苗用容器に15Lの軽量培養土と窒素成分で0.20g/Lの被覆試料を良く混ぜ合わせるほかは、実施例1と同様にして育成を行った。
270日後、アスパラガスを育苗容器から取り出したが根抜け無く改植作業性は良好であった。地下部の新鮮重は、4450gであり重量が大きく、十分に生育が進んだ大苗であり、総合評価を◎とした。
[実施例5]
ポリ乳酸(PLA)製の密度0.35g/cm、厚さ0.23mm、繊維径25μm、容器容量が20Lの育苗用容器に15Lの軽量培養土と窒素成分で0.20g/Lの被覆試料を良く混ぜ合わせるほかは、実施例1と同様にして育成を行った。
270日後、アスパラガスを育苗容器から取り出したが根抜け無く改植作業性は良好であった。地下部の新鮮重は、4521gであり重量が大きく、十分に生育が進んだ大苗であり、総合評価を◎とした。
[実施例6]
実施例1で育成した大苗を容器ごと設定温度を5℃にした冷蔵庫に15日間保管した。その後、アスパラガスを育苗容器から取り出したが根抜けが無く改植作業性は良好であった。地下部の新鮮部重量は、3903gであり重量が大きく、十分に生育が進んだ大苗であり、総合評価を◎とした。その後、ハウス内の温床に伏せ込み、加温して伏せ込み促進栽培に用いたが良好な栽培結果であった。
[実施例7]
実施例1で育成した大苗を容器ごと、11月から自然条件下に30日間放置することにより、根痛みがなく、根株重3900gとなった。その後、ハウス内の温床に伏せ込むことで西南暖地でも東北地方と同じ12月上旬から収穫が開始され、休眠打破を確認した。これにより、出荷開始から2カ月で1株当たり252gの出荷収量を得ることができたことから、伏せ込み栽培用の苗として良好な栽培結果であった。総合評価を◎とした。
[比較例1]
ポリエチレンテレフタレート(PET)製の密度0.2g/cm、厚さ0.50mm、繊維径25μm、容器容量が20Lの育苗用容器に15Lの軽量培養土と窒素成分で0.20g/Lの被覆試料を良く混ぜ合わせるほかは、実施例1と同様にして育成を行った。
270日後、アスパラガスを育苗容器から取り出したが容器の繊維空隙から根が抜け出しており、周りの土壌に固着しており改植作業性は不良であった。地下部の新鮮重は、4130gであり重量が大きく、十分に生育が進んだ大苗ではあったが改植作業性が悪いことから、総合評価を×とした。
[比較例2]
ポリ乳酸(PLA)製の密度0.2g/cm、厚さ0.50mm、繊維径25μm、容器容量が20Lの育苗用容器に15Lの軽量培養土と窒素成分で0.20g/Lの被覆試料を良く混ぜ合わせるほかは、実施例1と同様にして育成を行った。
270日後、アスパラガスを育苗容器から取り出したが容器の繊維空隙から根が抜け出しており、周りの土壌に固着しており改植作業性は不良であった。地下部の新鮮重は、4450gであり重量が大きく、十分に生育が進んだ大苗ではあったが改植作業性が悪いことから、総合評価を×とした。
[比較例3]
ポリエチレンテレフタレート(PET)製の密度0.3g/cm、厚さ0.25mm、繊維径35μm、容器容量が20Lの育苗用容器に15Lの軽量培養土と窒素成分で0.20g/Lの被覆試料を良く混ぜ合わせるほかは、実施例1と同様にして育成を行った。
270日後、アスパラガスを育苗容器から取り出したが容器の繊維空隙から根が抜け出しており、周りの土壌に固着しており改植作業性は不良であった。地下部の新鮮重は、4004gであり重量が大きく、十分に生育が進んだ大苗ではあったが改植作業性が悪いことから、総合評価を×とした。
[比較例4]
ポリ乳酸(PLA)製の密度0.3g/cm、厚さ0.25mm、繊維径35μm、容器容量が20Lの育苗用容器に15Lの軽量培養土と窒素成分で0.20g/Lの被覆試料を良く混ぜ合わせるほかは、実施例1と同様にして育成を行った。
270日後、アスパラガスを育苗容器から取り出したが容器の繊維空隙から根が抜け出しており、周りの土壌に固着しており改植作業性は不良であった。地下部の新鮮重は、4123gであり重量が大きく、十分に生育が進んだ大苗ではあったが改植作業性が悪いことから、総合評価を×とした。
[比較例5]
ポリエチレンテレフタレート(PET)製の密度0.3g/cm、厚さ0.25mm、繊維径25μm、容器容量が30Lの育苗用容器に20Lの軽量培養土と窒素成分で0.10g/Lの被覆試料を良く混ぜ合わせるほかは、実施例1と同様にして育成を行った。
270日後、アスパラガスを育苗容器から取り出したが根抜けは無いものの容器が大きく重量が重いことから、改植作業性はやや劣るものであった。地下部の新鮮重は、2866gであり重量が大きく、十分に生育が進んだ大苗ではあったが改植作業性がやや劣ることから、総合評価を△とした。
[比較例6]
ポリエチレンテレフタレート(PET)製の密度0.3g/cm、厚さ0.25mm、繊維径25μm、容器容量が15Lの育苗用容器に10Lの軽量培養土と窒素成分で0.40g/Lの被覆試料を良く混ぜ合わせるほかは、実施例1と同様にして育成を行った。
270日後、アスパラガスを育苗容器から取り出したが根抜けは無く、改植作業性も良好であったが、地下部の新鮮重は、1929gであり生育が十分でなかった。改植作業性に問題無かったが、生育が十分でないことから、総合評価を△とした。
[比較例7]
ポリエチレンテレフタレート(PET)製の密度0.3g/cm、厚さ0.25mm、繊維径25μm、容器容量が20Lの育苗用容器に15Lの軽量培養土と窒素成分で0.26g/Lの被覆試料を良く混ぜ合わせるほかは、実施例1と同様にして育成を行った。
270日後、アスパラガスを育苗容器から取り出したが根抜けは無く、改植作業性も良好であったが、地下部の新鮮重は、1957gであり生育が十分でなかった。改植作業性に問題無かったが、生育が十分でないことから、総合評価を△とした。
[比較例8]
ポリエチレンテレフタレート(PET)製の密度0.3g/cm、厚さ0.25mm、繊維径25μm、容器容量が15Lの育苗用容器に10Lの軽量培養土と窒素成分で0.40g/Lの被覆試料を良く混ぜ合わせ、育成期間を180日としてその他は実施例1と同様にして育成を行った。
270日後、アスパラガスを育苗容器から取り出したが根抜けは無く、改植作業性も良好であったが、地下部の新鮮重は、1300gであり生育が十分でなかった。改植作業性に問題無かったが、生育が十分でなく、総合評価を△とした。
[比較例9]
ポリエチレンテレフタレート(PET)製の密度0.3g/cm、厚さ0.25mm、繊維径25μm、容器容量が20Lの育苗用容器に15Lの軽量培養土と窒素成分で0.26g/Lの被覆試料を良く混ぜ合わせ、育成期間を180日としてその他は実施例1と同様にして育成を行った。
270日後、アスパラガスを育苗容器から取り出したが根抜けは無く、改植作業性も良好であったが、地下部の新鮮重は、1300gであり生育が十分でなかった。改植作業性に問題無かったが、生育が十分でなく、総合評価を△とした。
上記実施例および比較例の測定結果を表1に示す。
Figure 2013223488
1、11、21、31、41 容器
2、12、22、32a〜32c、42a〜42c 縫製部分
3、23 所定長さ
4、14、24、44 底辺
5、15、25、35、45 高さ
36 底面径
A、B、C 縫製方向

Claims (9)

  1. 密度が0.3〜0.5g/cm、厚さが0.2〜0.4mm、繊維径が10〜30μmであり透水性を有する長繊維不織布を用いてなることを特徴とする育苗用容器。
  2. アスパラガスの大苗が育成される、請求項1に記載の育苗用容器。
  3. 前記長繊維不織布がポリ乳酸からなる、請求項1または2に記載の育苗用容器。
  4. 容量が5〜20Lである、請求項1〜3のいずれかに記載の育苗用容器。
  5. 縫製され、縫製部分が解舒可能に形成されている、請求項1〜4のいずれかに記載の育苗用容器。
  6. 前記縫製部分が単環縫い、または、2本環縫いにて縫製されている、請求項5に記載の育苗用容器。
  7. 密度が0.3〜0.5g/cm、厚さが0.2〜0.4mm、繊維径が10〜30μmであり透水性を有する長繊維不織布を用いてなる育苗用容器内において、窒素成分で0.05〜0.25g/Lの被覆肥料を混ぜた培養土に小苗を定植し、灌水しながら前記小苗を240日以上育成することを特徴とする大苗の育成方法。
  8. 240日以上育成された前記小苗を、5℃以下に温度調整された冷蔵設備内で10日以上保管するか、あるいは前記冷蔵設備外で14日以上放置する、請求項7に記載の大苗の育成方法。
  9. 前記長繊維不織布がポリ乳酸からなる、請求項7または8に記載の大苗の育成方法。
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