JP2013223429A - 植物保持用のポット - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、ラベルの挿入が簡易な植物保持用のポットを提供することにある。
【解決手段】土壌が収容される植物保持用のポットP1であって、その側壁2に底部1に向かって延びるように外側へせり出すせり出し部4と、そのせり出し部4の横方向において互いに対向する対向内面5と、そのせり出し部4の下端5bに形成された外側へせり出す段部6と、段部6に形成され、上側から下側に向かって挿入される表示ラベル8の先端部10を受け入れるスリット7と、を備え、せり出し部4の対向内面5が表示ラベル8の先端部10をスリット7に誘導する誘導面とされ、その対向内面5に誘導される表示ラベル8の先端部10が段部6をスリット7において貫通して側壁2の外面に露出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、植物の苗又は種子とともに土壌等の植物保持媒体が収容される植物保持用のポットに関する。
ポットの側壁にスリットを設け、スリットにラベルを挿し込む育苗ポットが知られている(特許文献1)。
特開2011−97887号公報
しかし、このポットは土をポットに収容した後ラベルを差し込むため、ラベルの差し込みの際、ラベルの挿入口が土で覆われて挿入口を目視できず、ラベルの挿入に手間を要していた。
本発明の課題は、ラベルの挿入が簡易な植物保持用のポットを提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
本発明の植物保持用のポットは、
植物の苗又は種子とともに土壌等の植物保持媒体が収容される、底部・側壁及び開口を有する容器形態の植物保持用のポットであって、
その容器形態の側壁において底部に向かって延びるように外側へせり出すせり出し部と、
そのせり出し部の横方向において互いに対向する対向内面と、
そのせり出し部の下端に形成された外側へせり出す段部と、
その段部に形成され、上側から下側に向かって挿入される表示ラベルの先端部を受け入れるスリットと、を備え、
前記せり出し部の対向内面が表示ラベルの先端部をスリットに誘導する誘導面とされ、その対向内面に誘導される表示ラベルの先端部が、前記段部を前記スリットにおいて貫通して側壁の外面に露出することを特徴とする。
本発明によれば、ポットの側壁に対向内面を有するせり出し部を設けて、その対向内面を、表示ラベルを挿入するスリットへ誘導する誘導面とするため、表示ラベルをポット側壁の誘導面に沿わせて移動させることで、表示ラベルのスリットへの挿入が容易となる。
本発明の植物保持用のポットの例1を示す斜視図。 図1とは異なる角度から見た斜視図。 図1のポットの平面図。 図3のA−A断面図。 図1のポットに表示ラベルを挿し込んだ斜視図。 図5の表示ラベルの例1〜例3を示す正面図。 スリットに表示ラベルを挿し込む過程の一例を示す図。 植物保持用のポットの例2を示す斜視図、平面図及び側面図。 植物保持用のポットの例3を示す斜視図、平面図及び側面図。 植物保持用のポットの例4を示す斜視図、平面図及び側面図。 植物保持用のポットの例5を示す斜視図、平面図及び側面図。 植物保持用のポットの例6を示す斜視図、平面図及び側面図。 植物保持用のポットの例7を示す斜視図、平面図及び側面図。 植物保持用のポットの例8を示す斜視図、平面図及び側面図。 植物保持用のポットの例9を示す斜視図、平面図及び側面図。 植物保持用のポットの例10を示す斜視図、平面図及び側面図。 植物保持用のポットの例11を示す斜視図、平面図及び側面図。 植物保持用のポットの例12を示す斜視図、平面図及び側面図。 植物保持用のポットの例13を示す斜視図、平面図及び側面図。 植物保持用のポットの例14を示す斜視図、平面図及び側面図。 植物保持用のポットの例15を示す斜視図。 植物保持用のポットの例16を示す斜視図。
図1〜図4は、植物保持用のポットP1の一例(例1)を示し、図1はポットP1の斜視図、図2は図1と異なる角度から見た斜視図、図3はポットP1の平面図である。図1〜図3に示すように、ポットP1は、上から見て四角形状をなし、底部1、4つの側壁2及び開口3を有し、4つの側壁2にそれぞれ底部1に向かって延びるように外側へせり出すせり出し部4を備える。
せり出し部4は、対向内面5と、段部6と、スリット7とを備える。図3のA−A断面図である図4に示すように、対向内面5は、せり出し部4の横方向において互いに対向する面であり、側壁2の一対の対向内面5が底部1に近づくほど、両対向内面5の横方向の間隔が狭くなる先細りの形態を有する。具体的には、せり出し部4における一対の対向内面5が底部1に向かうほど対称的に間隔が狭くなるテーパー形状に形成される。ここで、1つの対向内面5に着目すると、対向内面5は、図1及び図3に示すように、ポットP1の底部1側から開口3側へ向かうに連れて対向内面5の幅が狭くなる面(例えば、三角形状の面)であり、対向内面5の上端5aが開口3の周縁まで達することなく、側壁2における隣り合う対向内面5の上端5aと接して、複数のせり出し部4が側壁2の周方向に連続的に連なって形成される。
対向内面5の下端5bには、ポットP1の外側へせり出す段部6が形成される。段部6は、図3に示すように、ポットP1を平面から見て、底面1と平行な矩形状の上面6aを有し、上面6aにスリット7が形成される。スリット7には、ポットP1に保持される植物の名称や写真などが表示する表示ラベル8が挿し込まれることとなる。図5は表示ラベル8がスリット7に挿し込まれた状態を示している。
表示ラベル8は、表示部9と先端部10を備え、図6に表示ラベル8の例1〜例3を示す。図6(A)〜(C)の表示ラベル8(8A〜8C)は、所定形状(例えば矩形状)の表示部9と、矩形状の表示部9の一辺から突出する先端部10とを備える。表示ラベル8Aの先端部10は、相対する辺が先端で繋がるテーパー形状となる。また、表示ラベル8Bの先端部10は、相対する弧状の辺が先端で繋がる曲線的な形状となる。いずれも先端部10の左右の側縁に切欠(ノッチ)10aが形成され、左右の切欠10aがポットP1におけるスリット7の両端に係止され、抜けが防止される。また、同図(c)の表示ラベル8Cは、少なくとも先端部10の領域に上下方向の分割溝10bを備え、両側縁の切欠10aがスリット7の両端に係止されるときにその分割溝10bで先端部10がすぼまるように弾性変形して表示ラベル8Cの係止作業が容易になる。
次に、ポットP1に表示ラベル8を挿し込む挿し込み方法について、図7に基づき説明する。図7は、ポットP1に植物の苗又は種子とともに、その土壌となる土11が収容されて(土11の上面は例えば、ポットP1の高さ方向の1/2以上で開口縁3a未満であり、普通は段部6(スリット7)が土11中に埋没する)、ポットP1に表示ラベル8が挿し込まれる一例を示したもの(図4の断面図において表示ラベル8が挿し込まれる過程を示したもの)である。土11が収容されたポットP1の側壁2に沿って、表示ラベル8の先端部10を土11に向かって挿し込むと、先端部10がせり出し部4の対向内面5(誘導面・ガイド面)と接触する(図7(A))。対向内面5はスリット7が形成される段部6に続くかたちで傾斜しているため、先端部10が対向内面5に接触した状態から更に表示ラベル8を挿し込むと、対向内面5が先端部10をスリット7に誘導する誘導面となり、先端部10をスリット7へ誘導する(図7(B))。いわばセンタリング作用である。先端部10が段部6まで誘導されると、先端部10がスリット7の近傍に到達し、段部6の矩形状の上面6aにおいて必要に応じ表示ラベル8の先端部10を少し移動させると、先端部10がスリット7をいわば探り当て、スリット7の上側から下側に向かって表示ラベル8を貫通させて(図7(C))、先端部10を側壁2の外面に露出させて、表示ラベル8をポットP1に保持させる(図7(D))。
以上のように、対向内面5に沿って表示ラベル8の先端部10が、スリット7が位置する段部6の上面6aまで誘導される。つまり、スリット7近傍まで先端部10が誘導された後、先端部10を上面6a上でわずかにずらせるだけで、又はずらせることなくそのままスムーズに表示ラベル8の先端部10がスリット7に入り込み易いので、ポットP1に土11が収容されてスリット7が目視できなくても、先端部10を容易にスリット7に導き、表示ラベル8を挿し込むことができる。
ここで、せり出し部4は、ポットP1の高さ方向の開口縁3aから少し下がった位置から下方に延びて底部1より一定寸法上側の位置までの範囲で形成される。つまり、ポットP1の高さ方向の上部中間位置から下部中間位置の範囲で形成される。そのため、開口縁3aは、この例で、従来と同様の単純な四角形状のままでよい。この点はポットP1をラックに格納するとき、開口縁3aに側方へのでっぱりが生じないから、ラックの通常4角格子状のスペースにポットP1を入れ込むときに不都合が生じ難いし、またポットP1を上から見たとき、開口縁3aの形状がシンプルで見栄えもよい。更に、対向内面5は、図1及び図3に示すように、ポットP1の底部1側から開口3側へ向かうに連れて幅が狭くなる。逆に言えば、スリット7に誘導する誘導面がスリット7に近づくに従い広くなるので、段部6において先端部10をスリット7に挿し込むための位置合わせがし易くなる。
また、このようにせり出し部4の側壁2から外側へのせり出し量がポットP1の上部中間位置ではゼロであり、下に向かうにつれて漸次増大することでせり出し部4の存在によって開口縁3aの形状が影響を受けない。また、側壁2のポットP1の中心線に対する上広がりの傾斜に対し、せり出し部4がその傾斜を小さくするように(直立に近いように)形成されるため、そのせり出し部4に密着する表示ラベル8はより直立に近い姿勢で保持されることとなる。これにより表示ラベル8がより見やすくなり、陳列時の見栄えも向上する。
また、ポットP1は、上から見て四角形状をなし、その4つの側壁にそれぞれせり出し部が合計4個形成されるので、いずれの側壁2においても表示ラベル8をスリット7へ誘導できる。具体的には、図1及び図3に示すように、対向内面5の上端5aが開口3の周縁まで達することなく、側壁2における隣り合う対向内面5の上端5aと接して、複数のせり出し部4が側壁2の周方向に連続的に連なって形成されるため、側壁2に沿うように表示ラベル8を挿し込めば、表示ラベル8の先端部10が対向内面5に接触することにより、簡単に表示ラベル8をスリット7へ誘導し、挿し込み可能となる。このように4面のいずれにも表示ラベル8をセットできるため、例えば苗をポットP1に植栽した後、開花する状態で表示ラベル8が使用される場合、どの向きに開花しても4方向の最適な位置に表示ラベル8をセットできる。なお、後述のようにせり出し部4は、4角形状のポットの4つの側壁2のうち少なくとも1つに設けたシンプルな構造のポットとしてもよく、また後述のように、ポットの形態は4角形状のものに限らず、平面形状が丸いポットでもよく、更に開口3と底部1とで形状が異なるものでもよい。例えば4角い開口3と丸い底部1が中間で3次元的に繋がる、若しくは、丸い開口3と4角い底部1が同様に繋がったポット形態でもよい。例えば、丸いポットの場合は、せり出し部4は少なくとも1箇所に形成し、複数設ける場合は、等角度間隔に、例えば4箇所(90度間隔)、3箇所(120度間隔)、2箇所(180度間隔)等に設けることができる。
図8は、例2のポットP2を示す斜視図、平面図及び側面図であり、せり出し部4における対向内面5の上端5aは、開口3の周縁まで延び、側壁2における隣り合うせり出し部4がその側壁2の周方向において不連続に複数配置される。通常、ポットP2には、その大体8分〜9分目まで土11が収容されるため、対向内面5の上端5aが開口3の周縁まで延びることで、表示ラベル8を挿し込む際に対向内面5を確認することができる。よって、目視できる対向内面5に表示ラベル8の先端部10を沿わせて挿し込むことでスリット7へ表示ラベル8の先端部10を導き易くなる。また、せり出し部4の上端5aが開口縁3aと一致しても、開口3ではせり出し量がゼロで、そこから下方に向かって漸次せり出し量が増加するため、開口3の形状は通常の4角形状に保たれる。
図9は、例3のポットP3を示す斜視図、平面図及び側面図であり、せり出し部4における対向内面5の上端5aは、開口3の周縁まで達することなく、側壁2における隣り合うせり出し部4がその側壁2の周方向において不連続に複数配置される。具体的には、側壁2で相対する対向内面5が段部6から開口3へ向けて互いに離れるように広がり、側面から見て、逆台形状に、かつ、ポットP3の傾斜状の側壁2より直立に近い形態でせり出し部4が形成され、側壁2における隣り合うせり出し部4がその側壁2の周方向において不連続に複数配置される。そのため、側壁2において、せり出し部4の領域を少なくして、せり出し部4を目立たなくできる。
図10は、例4のポットP4を示す斜視図、平面図及び側面図であり、せり出し部4に加えて4本のせり出し脚部12を備える。せり出し脚部12は、上から見て四角形状をなすポットP4の4つの角部13の稜線に沿って外側へせり出すとともにせり出し部4に連なる。具体的には、ポットP4を側面から見て、せり出し部4が、側壁2の上部中央において逆台形状にせり出し、その台形状の裾が開口3の周縁まで広がるとともに周方向に延び、角部13で開口3の周縁から底部1へ向かって延びるせり出し脚部12と連なる。そのため、せり出し脚部12によりポットP4の強度が高まり(せり出し脚部12が補強リブのように機能する)、図6に示した表示ラベル8A〜8Cをスリット7へ押し込んで両側の切欠10aをスリット7の両端に係止させる際にポットP4に上下方向に大きな力が作用してもせり出し脚部12がその力を受け止める補強部となる。また、せり出し脚部12の存在によりポットP4の中心部に対して上部が横に倒れたり、ねじれたりしにくくなり、また外観上のデザイン性も高まる。
図11は、例5のポットP5を示す、斜視図、平面図及び側面図であり、図10のポットP4のせり出し部4において、逆台形状のせり出し部4の裾に直接せり出し脚部12が連なるものである。よって、せり出し部4の領域が大きくなり、表示ラベル8がより挿し込み易くなる。
図12は、例6のポットP6を示す、斜視図、平面図及び側面図であり、図11の逆台形状のせり出し部4をより矩形形状に近く(略矩形状に)するとともに、底部1から開口3の周縁に向かうに連れてせり出し脚部12の幅を大きくするものである。よって、側壁2のかなりの大部分がせり出され、せり出し部4がその中に包含されるような形態となる。
図13は、例7のポットP7を示す斜視図、平面図及び側面図であり、図10のポットP4において、せり出し部4の逆台形状の裾及びせり出し脚部12の上端12aが開口3の周縁に達することなく、せり出し部4とせり出し脚部12が分離して形成される。よって、側壁2におけるせり出し領域を少なくできる。
図14は、例8のポットP8を示す斜視図、平面図及び側面図であり、図9におけるポットP3における逆台形状のせり出し部4を多角形状にしたものである。具体的には、側壁2において、相対する対向内面5が段部6から開口3へ向けて互いに離れるように広がり、その途中で互いの距離を一定に保った状態(互いに平行な状態)で開口3の周縁の近傍まで延び、その両対向内面5の上端5aを接続する接続面14を有する。つまり、ポットP8を側面から見て、対向内面5を縦方向と傾斜方向の2種類にすることで、表示ラベル8の先端部10を対向内面5に沿って移動させる際、スリット7までのおおよその距離を把握できる。なお、図14において、せり出し部4の上部のせり出し量がゼロから下方に向けて漸増するものとしてもよいし、せり出し部4の上部でのせり出し量Pが確保され、せり出し量がPから漸増又は一定で段部6に達するものでもよい。
図15は、例9のポットP9を示す斜視図、平面図及び側面図であり、図14のポットP8において、せり出し部4に加えて、図10と同様の4本のせり出し脚部12を備える。具体的には、せり出し部4が開口3の周縁まで広がるとともに周方向に延び、角部13で開口3の周縁から底部1へ向かって延びるせり出し脚部12と連なる。そのため、せり出し部4とせり出し脚部12が融合して表示ラベル8の挿し易さと、ポットP9の強度アップの相乗効果が得られる。なお、この例でせり出し部4の上端5aと下端5bでのせり出し量はほぼ等しい(異なるとしても±20%以内)。また、底部1の角部13がせり出して底部1の面積が広がり、ポットP9が転倒しにくくなる。
図16は、例10のポットP10を示す斜視図、平面図及び側面図であり、図15のポットP9において、せり出し脚部12の上端12a及びせり出し部4が開口3の周縁に達することなく、せり出し部4とせり出し脚部12が分離して形成される。
図17は、例11のポットP11を示す、斜視図、平面図及び側面図であり、せり出し部4が開口3の周縁まで広がるとともに周方向に延びる。具体的には、側壁2において対向内面5が段部6から開口3へ向けて互いに離れるように曲面状に開口3の周縁の近傍まで延びるとともに横方向に広がり、側壁2における隣り合うせり出し部4がその側壁2の周方向において連続に複数配置される。対向内面5が曲面状であるため、滑らかに表示ラベル8の先端部10をスリット7に誘導できる。この対向内面5の形態は、いわば曲線状のテーパー形状ということもでき、対向方向に互いに凸となる曲線、又は対向方向に凹となる曲線のいずれであってもよい。また、この曲線状の形態によって、下方へ行くほど間隔が狭まる全ての対向内面5(図1〜図16)に置換することができる。なお、例えば、図14〜16の多角形状のせり出し部4が形成される場合は、その下部のテーパー状部分を上記曲線形態で置換することができる。
図18は、例12のポットP12を示す斜視図、平面図及び側面図であり、図9におけるポットP3における逆台形状のせり出し部4を矩形状にしたものである。具体的には、側面2において対向内面5が段部6から開口3へ向けて互いの距離を一定にして、開口3の周縁の近傍まで延びることで、ポットP12を側面から見て、矩形状のせり出し部4が形成される。つまり、ポットP12を側面から見て、縦方向に対向内面5が形成されるため、直線的に表示ラベル8の先端部10をスリット7に誘導することとなる。このような相互に平行な対向内面5であっても、表示ラベル8の先端部10は、せり出し部4の領域から外側へ外れることなく下方へ導かれる誘導効果が得られる。
図19は、例13のポットP13を示す斜視図、平面図及び側面図であり、図18のポットP12において、せり出し部4に加えて、図10と同様の4本のせり出し脚部12を備える。具体的には、せり出し部4が開口3の周縁まで広がるとともに周方向に延び、角部13で開口3の周縁から底部1へ向かって延びるせり出し脚部12と連なる。この形態でも表示ラベル8の挿し込み易さとポットP13の強度向上という相乗効果が生じる。また、底部1の角部13がせり出して底部1の面積が広がり、ポットP13が転倒しにくくなる。
図20は、例14のポットP14を示す斜視図、平面図及び側面図であり、図19のポットP13において、せり出し脚部12の上端12a及びせり出し部4が開口3の周縁に達することなく、せり出し部4とせり出し脚部12が分離して形成される。よって、側壁2におけるせり出し領域を少なくできる。
上記の説明では、主として4つの側壁のそれぞれにせり出し部4が1個形成され、合計4個形成されている例を例示的に説明したが、4つの側壁2の少なくとも1つの側壁2にせり出し部4が1個形成されていてもよい。また、上から見て四角形状のポットを主として説明したが、図21に示すように開口3が四角形状であり、底部1が円形状のポットP15、図22に示すように開口3及び底部1が円形状のポットP16でも同様に適用できる。この場合、ポットP15、P16の側壁に1つ、2つ、3つ・・・というように、せり出し部4を隣接配置すればよい。なお、スリット7としては、段部6の上面6aの長さより短い上面6aの内部領域に形成する以外にも、上面6a全体(全幅)と等しい長さのスリット7としてもよい。この場合には、対向内面5に沿って表示ラベル8の先端部10を誘導させることで、直ちに先端部10をスリット7に誘導できる。
以上、本発明の実施の態様を説明したが、本発明はその具体的な記載に限定されることなく、例示した構成等を技術的に矛盾のない範囲で適宜組み合わせて実施することも可能であるし、またある要素、処理を周知の形態に置き換えて実施することもできる。
P1〜P16 ポット 1 底部
2 側壁 3 開口
4 せり出し部 5 対向内面
6 段部 7 スリット
8 表示ラベル 10 先端部
本発明の植物保持用のポットは、
植物の苗又は種子とともに土壌等の植物保持媒体が収容される、底部・側壁及び開口を有する容器形態の植物保持用のポットであって、
その容器形態の側壁において底部に向かって延びるように外側へせり出すせり出し部と、
そのせり出し部の横方向において互いに対向する対向内面と、
そのせり出し部の下端に形成された外側へせり出す段部と、
その段部に形成され、上側から下側に向かって挿入される表示ラベルの先端部を受け入れるスリットと、を備え、
前記せり出し部の対向内面が表示ラベルの先端部をスリットに誘導する誘導面とされ、その対向内面に誘導される表示ラベルの先端部が、前記段部を前記スリットにおいて貫通して側壁の外面に露出し、
前記せり出し部の対向内面の上端は、前記開口の周縁まで達することなく、前記側壁における隣り合う対向内面の上端と接して、複数のせり出し部が側壁の周方向に連続的に連なることを特徴とする。

Claims (9)

  1. 植物の苗又は種子とともに土壌等の植物保持媒体が収容される、底部・側壁及び開口を有する容器形態の植物保持用のポットであって、
    その容器形態の側壁において前記底部に向かって延びるように外側へせり出すせり出し部と、
    そのせり出し部の横方向において互いに対向する対向内面と、
    そのせり出し部の下端に形成された外側へせり出す段部と、
    その段部に形成され、上側から下側に向かって挿入される表示ラベルの先端部を受け入れるスリットと、を備え、
    前記せり出し部の対向内面が前記表示ラベルの先端部を前記スリットに誘導する誘導面とされ、その対向内面に誘導される前記表示ラベルの先端部が前記段部を前記スリットにおいて貫通して前記側壁の外面に露出することを特徴とする植物保持用のポット。
  2. 前記誘導面となる前記せり出し部の対向内面は、前記底部に近づくほど横方向の間隔が狭くなる先細りの形態で形成されている請求項1に記載の植物保持用のポット。
  3. 前記表示ラベルの誘導面となる前記対向内面は、前記底部に向かうほど対称的に間隔が狭くなるテーパー形状に形成されている請求項2に記載の植物保持用のポット。
  4. 前記せり出し部の対向内面の上端は、前記開口の周縁まで達することなく、前記側壁における隣り合う対向内面の上端と接して、複数のせり出し部が側壁の周方向に連続的に連なる請求項1又は2に記載の植物保持用のポット。
  5. 前記せり出し部における対向内面の上端は、前記開口の周縁まで又はその途中まで延び、前記側壁における隣り合うせり出し部がその側壁の周方向において不連続に複数配置された請求項1ないし3のいずれか1項に記載の植物保持用のポット。
  6. 前記ポットは上から見て四角形状をなし、その4つの側壁の少なくとも1つの側壁に前記せり出し部が形成されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の植物保持用のポット。
  7. 前記ポットは上から見て円形状をなし、その側壁に前記せり出し部が少なくとも1個形成されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の植物保持用のポット。
  8. 前記ポットは上から見て四角形状をなし、その4つの側壁にそれぞれ前記せり出し部が合計4個形成されている請求項6に記載の植物保持用のポット。
  9. 前記ポットは上から見て四角形状をなし、その4つの側壁にそれぞれ前記せり出し部が合計4個形成され、かつその四角形状の4本の角部の稜線に沿って外側へせり出すとともに前記せり出し部に連なる又は不連続に近接する4本のせり出し脚部が形成されている請求項8に記載の植物保持用のポット。
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