JP2013222985A - 撮像装置とその制御方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】シーン毎に、より適切な撮像パラメータを設定可能にする。
【解決手段】撮像パラメータを設定する設定手段と、撮像手段と、現在位置情報を取得する手段と、被写体情報を表示する手段と、被写体情報を選択する指示を受け付ける手段と、前記選択された被写体情報に関連付けられている撮像パラメータが所定の条件を満たすか否かを判断する判断手段とを有し、前記設定手段は、前記所定の条件を満たすと判断された撮像パラメータを、前記撮像装置の撮像パラメータとして設定し、前記選択された被写体情報に関連付けられている撮像パラメータは、他の撮像装置が前記被写体を撮像した際の前記他の撮像装置の位置を示す撮像位置情報を含み、前記判断手段は、前記選択された被写体情報に関連付けられている撮像パラメータが前記所定の条件を満たすか否かを、前記現在位置情報と前記撮像位置情報とに基づき判断する。
【選択図】図7
【解決手段】撮像パラメータを設定する設定手段と、撮像手段と、現在位置情報を取得する手段と、被写体情報を表示する手段と、被写体情報を選択する指示を受け付ける手段と、前記選択された被写体情報に関連付けられている撮像パラメータが所定の条件を満たすか否かを判断する判断手段とを有し、前記設定手段は、前記所定の条件を満たすと判断された撮像パラメータを、前記撮像装置の撮像パラメータとして設定し、前記選択された被写体情報に関連付けられている撮像パラメータは、他の撮像装置が前記被写体を撮像した際の前記他の撮像装置の位置を示す撮像位置情報を含み、前記判断手段は、前記選択された被写体情報に関連付けられている撮像パラメータが前記所定の条件を満たすか否かを、前記現在位置情報と前記撮像位置情報とに基づき判断する。
【選択図】図7
Description
本発明は、撮像パラメータを設定することができる撮像装置とその制御方法、プログラムに関するものである。
近年、デジタルカメラの普及に伴い、様々なユーザがカメラを利用するようになっている。デジタルカメラを扱うユーザの中には、カメラについて初心者のユーザもいる。そのようなユーザにとっては、シーンに応じて適切な撮像パラメータを設定することが難しい場合があった。この問題を解決するために、経験のあるユーザが設定した撮像パラメータを、初心者のユーザが利用する方法が考えられている。例えば、特許文献1では、他のユーザが撮像の際に用いた撮像パラメータが予めサーバに登録してあり、ユーザは、サーバに登録してある撮像パラメータをダウンロードして利用することができる。
上述の特許文献1に開示された従来技術では、サーバに登録された撮像パラメータが、撮像位置に基づき検索される。そのため、検索結果には、同じ撮像位置から撮像した際に用いられた撮像パラメータであっても、異なる被写体を撮像した際に用いられた撮像パラメータが含まれる可能性がある。一般的に、同じ場所から撮像する場合であっても、撮像する被写体に応じて適切な撮像パラメータの値は異なると考えられる。そのため、不適切な撮像パラメータで撮像してしまう恐れがあった。
そこで、本発明では、より適した撮像パラメータでの撮像を可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、撮像装置であって、撮像パラメータを設定する設定手段と、前記設定手段により設定された撮像パラメータに基づき被写体を撮像して画像データを取得する撮像手段と、前記撮像装置の現在位置を示す現在位置情報を取得する位置取得手段と、前記被写体の位置を示す被写体位置情報に基づき被写体情報を表示部に表示する表示手段と、前記表示されている被写体情報を選択する指示を受け付ける選択手段と、前記選択された被写体情報に関連付けられている撮像パラメータが所定の条件を満たすか否かを判断する判断手段とを有し、前記設定手段は、前記選択された被写体情報に関連付けられている撮像パラメータのうち、前記判断手段により前記所定の条件を満たすと判断された撮像パラメータを、前記撮像装置の撮像パラメータとして設定し、前記選択された被写体情報に関連付けられている撮像パラメータは、他の撮像装置が前記被写体を撮像した際の前記他の撮像装置の位置を示す撮像位置情報を含み、前記判断手段は、前記選択された被写体情報に関連付けられている撮像パラメータが前記所定の条件を満たすか否かを、前記現在位置情報と前記撮像位置情報とに基づき判断することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザは、より適した撮像パラメータで撮像することができる。
以下に、本発明を実施するための形態について、添付の図面を用いて詳細に説明する。
尚、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されてもよい。また、各実施の形態は適宜組み合わされることも可能である。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態の撮像装置の一例であるデジタルカメラ100のブロック図である。
図1は、本実施形態の撮像装置の一例であるデジタルカメラ100のブロック図である。
制御部101は、入力された信号や、後述のプログラムに従ってデジタルカメラ100の各部を制御する。なお、制御部101が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。本実施形態におけるデジタルカメラ100は、撮影モード、再生モードを有している。撮影モードは、後述の撮像部102を制御部101が制御することにより画像データを取得することができるモードである。再生モードは、後述の表示部106を用いて画像データを再生することができるモードである。
撮像部102は、撮像パラメータに基づき撮像処理を行う。撮像処理では、撮像部102は、撮像部102に含まれるレンズで結像された被写体光を電気信号に変換し、ノイズ低減処理などを行って得られるデジタルデータを、画像データとして出力する。ここで、撮像部102が撮像する際に用いられる撮像パラメータは、第1の撮像パラメータの一例である。
不揮発性メモリ103は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリであり、制御部101で実行される後述のプログラム等が格納される。
作業用メモリ104は、撮像部102で撮像された画像データを一時的に保持するバッファメモリや、表示部106の画像表示用メモリ、制御部101の作業領域として使用される。
操作部105は、ユーザ操作を受け付ける。デジタルカメラ100は操作部105が受け付けた操作に応じた指示を受け付ける。操作部105は例えば、ユーザがデジタルカメラ100の電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、撮像を指示するためのレリーズスイッチ、画像データの再生を指示するための再生ボタンなどの操作部材を含むよう構成される。また、後述する表示部106に形成されるタッチパネルも操作部105に含まれる。なお、レリーズスイッチは、SW1およびSW2を有する。レリーズスイッチが、いわゆる半押し状態となることにより、SW1がONとなる。これにより、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の撮像の準備動作を行うための準備指示を受け付ける。また、レリーズスイッチが、いわゆる全押し状態となることにより、SW2がONとなる。これにより、撮像動作を行うための撮像指示を受け付ける。
表示部106は、撮像の際のスルー画像の表示、撮像した画像データの表示などを行う。なお、表示部106はデジタルカメラ100が備える必要はなく、デジタルカメラ100は表示部106と接続することができ、表示部106の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。
方位取得部107は、デジタルカメラ100がどの方角を向いているかを検出し、方位情報を取得する。方位取得部107は例えば電子コンパスで構成される。電子コンパスとは、地磁気センサ、方位センサなどとも呼ばれ、地球の地磁気を検出することができるデバイスの総称である。電子コンパスは、地磁気を2次元、または、3次元で検出し、地磁気に対して、電子コンパスのデバイス自体がどの方角を向いているかを検出することができる。この方位情報は、定期的に取得され、作業用メモリ104に記録される。既に作業用メモリ104に方位情報が記録されている場合は、新たに取得した方位情報で上書きする。このような処理により、作業用メモリ104には、常に最新の方位情報が保持されることとなる。なお、方位取得部107は、ジャイロセンサ等の動き検出センサ、または電子コンパスと動き検出センサとの組み合わせで構成されてもよい。
位置取得部108は、測位処理を行う。測位処理とは、GPS衛星から信号を受信し、受信した信号からデジタルカメラ100の位置を示す位置情報を取得する処理である。本実施形態では、位置情報は、緯度・経度の座標で表される。この位置情報は、定期的に取得され、作業用メモリ104に記録される。既に作業用メモリ104に位置情報が記録されている場合は、新たに取得した位置情報で上書きする。このような処理により、作業用メモリ104には、常に最新の位置情報が保持されることとなる。なお、位置取得部108は、例えば携帯電話の基地局といった外部装置などから位置情報を取得する装置や、加速度センサとGPSとの組み合わせで構成されてもよい。この位置取得部108にて取得された位置情報は、デジタルカメラ100の現在位置を示す現在位置情報として用いたり、撮像部102により取得された画像に撮像位置を示す撮像位置情報として付加したりすることができる。
通信部109は、外部装置と通信するためのインターフェースである。デジタルカメラ100は、通信部109を介して、外部装置とデータの送受信を行うことができる。なお、本実施形態では、通信部109はアンテナであり、制御部101はアンテナを介して、後述する図2のサーバ200とデータの送受信を行うことができる。
記録媒体110は、撮像部102から出力された画像データや、通信部109を介して取得した被写体情報を記録することができる。記録媒体110は、デジタルカメラ100に着脱可能なよう構成してもよいし、デジタルカメラ100に内蔵されていてもよい。すなわち、デジタルカメラ100は少なくとも記録媒体110にアクセスする手段を有していればよい。
以上がデジタルカメラ100の説明である。
次に、デジタルカメラ100と通信することができる外部装置である情報処理装置について説明する。図2は、本実施形態の情報処理装置の一例であるサーバ200のブロック図である。
制御部201は、入力された信号や、後述のプログラムに従ってサーバ200の各部を制御する。なお、制御部201が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。
不揮発性メモリ203は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリであり、制御部201で実行される後述のプログラム等が格納される。
作業用メモリ204は、制御部201の作業領域として使用される。
通信部209は、外部装置と通信する際に用いられる。サーバ200は、通信部209を介することで、デジタルカメラ100とデータのやりとりを行うことができる。
記憶部210は、被写体に関する情報である被写体情報のデータベースを保持する。被写体情報については後述する。
以上が、デジタルカメラ100と通信することができるサーバ200の説明である。
次に、被写体情報について説明する。前述のように、被写体情報はサーバ200のデータベースに保持される情報である。このデータベースに保持されている被写体情報は、サーバ200に予め記録されているものであり、サーバ200により管理される。被写体情報には、IDと被写体の位置を示す被写体位置情報が記録されている。サーバ200はこのIDを用いて被写体情報を管理する。また、デジタルカメラ100は必要に応じて、撮像範囲に含まれる被写体の被写体情報をサーバ200から取得して、スルー画像に重畳して表示することができる。図3はデジタルカメラ100の表示部106に表示されるスルー画像の一例である。この例では、富士山や樹海といった被写体に対応するそれぞれの被写体情報のアイコンが、各被写体の位置に応じた領域にそれぞれ重畳して表示されている。
図4は、被写体情報の構造を示す概念図である。図4において、被写体情報1は、図3における「富士山」の被写体情報のデータの一例である。被写体情報1は、対応する被写体の名称「富士山」と、対応する被写体の位置を示す被写体位置情報が記録されている。本実施形態では、この被写体位置情報は、緯度・経度の形で記録される。図3の画面の例は、この被写体位置情報に基づき、被写体の位置に合わせてアイコンが表示される。
また、デジタルカメラ100のユーザは、この被写体情報に追記情報を関連付けることができる。この追記情報は、図4に示すようなデータのツリーを構成する。関連付けられる追記情報には、対応する被写体に対するユーザのコメントや、対応する被写体を撮像した際の撮像パラメータ等が含まれる。被写体情報に関連付けられた撮像パラメータは第2の撮像パラメータの一例である。追記情報の先頭には、コメントと撮像パラメータとを区別できるよう、「追記情報3 コメント」、「追記情報1 撮像パラメータ」のように属性が記述される。撮像パラメータの追記情報には、関連付けられている被写体情報に対応する被写体を撮像した際のデジタルカメラ100の設定(シャッター速度やホワイトバランス等)や、種類、装着されるレンズの種類等の情報が含まれる。さらに、撮像パラメータには、撮像した際のデジタルカメラ100の位置を示す撮像位置情報も含まれる。また、デジタルカメラ100と同様の構成を有する他のデジタルカメラからも、同様に追記情報が関連付けられる。これにより、複数のデジタルカメラからの情報が、サーバ200のデータベースの被写体情報に関連付けられることになる。
これらの被写体情報や追記情報は、デジタルカメラ100や、他のデジタルカメラから利用可能である。利用方法については後述する。
以上が、被写体情報の概要である。
次に、デジタルカメラ100が、被写体情報をサーバ200から受信して、スルー画像上に表示する手順について説明する。図5は、被写体情報のアイコンがスルー画像上に重畳して表示される際の、デジタルカメラ100の動作を示すフローチャートである。このフローチャートに示される各処理は、デジタルカメラ100の制御部101が、不揮発性メモリ103に記録されているプログラムを実行し、プログラムに従いデジタルカメラ100の各部を制御することにより実現される。以降のデジタルカメラ100の動作を示すフローチャートについても同様である。また、このフローチャートに示される処理は、デジタルカメラ100が撮影モードとなることに応じて開始され、後述の図12のフローチャートに示す撮像処理と並行して実行される。なお、本実施形態では、被写体情報の取得やアイコンの表示を、図5のフローチャートに示す処理により実現する例について述べるが、既知の他の方法を用いて実現しても構わない。
まず、ステップS501にて、制御部101は、サーバ200にデジタルカメラ100の撮像範囲を示す情報を送信する。ここで、撮像範囲を示す情報とは、例えばデジタルカメラ100が、位置取得部108から取得した位置情報と方位取得部107から取得した方位情報、そして撮像部102から取得した画角情報等である。あるいは、撮影範囲を示す情報として、位置情報・方位情報・画角情報等から算出した、緯度・経度の値を用いてもよい。
次に、ステップS502にて、制御部101は、撮像範囲に応じた被写体情報をサーバ200から受信する。なお、追記情報は、被写体情報のアイコンを表示するために必ずしも必要な情報ではない。そのため、このステップの処理では、まだ追記情報を取得しない。これにより、通信負荷の増加を防ぐ。追記情報の取得に関しては、後述する。
その後、ステップS503にて、制御部101は、ステップS502にて受信された被写体情報のアイコンを、被写体位置情報に基づき、対応する被写体の表示位置に応じた領域に表示する。例えば、図3のように、被写体情報のアイコンが、スルー画像上の被写体の位置に応じた領域に重畳して表示される。なお、被写体情報の表示位置は、デジタルカメラ100から被写体情報への方向ベクトルを利用することで算出可能である。デジタルカメラ100の現在のレンズ方向をZ軸、デジタルカメラ100の上部方向をY軸方向、デジタルカメラ100の右部方向をX軸方向と定義する。被写体情報の表示位置は、デジタルカメラ100から被写体情報への方向ベクトルのXY平面正射影により、得られる。なお、位置情報には、高さの情報が含まれていても良い。高さの情報が含まれている位置情報を参照して表示位置を算出する場合は、高さの示す値に応じてスルー画像の上下方向における表示位置が変化する。この処理により、被写体情報はスルー画像上の被写体の位置の近傍に表示されることになる。
次に、ステップS504では、制御部101は、操作部105を介して、被写体情報のアイコンを選択する指示を受け付ける。制御部101が、被写体情報のアイコンが選択されたと判断した場合、処理はステップS505に進み、選択された被写体情報を利用するためのメニューを表示する処理を実行する。メニュー表示の処理については後述する。制御部101が、被写体情報のアイコンが選択されていないと判断した場合、処理はステップS506に進む。
ステップS506では、制御部101は撮影モードから他のモードに移行する指示を受け付けたか否かを判断する。制御部101が、他のモードに移行する指示を受け付けたと判断した場合、本フローチャートの処理は終了する。制御部101が、他のモードに移行する指示を受け付けていないと判断した場合、処理はステップS501に戻り、本フローチャートの処理を繰り返す。これにより、スルー画像に重畳して表示する被写体情報を繰り返し更新する。
以上が、被写体情報をスルー画像上に表示する際のデジタルカメラ100の動作である。
次に、スルー画像上に表示されている被写体情報の利用方法について述べる。
図3の例では、富士山がスルー画像上に表示されており、その富士山に対応する被写体情報が、富士山が映っている位置に応じた領域に表示されている。図5のステップS504、ステップS505に示すように、この被写体情報を操作部105を介して選択することにより、被写体情報を利用するためのメニューを表示することができる。本実施形態では、操作部105は表示部106上に形成されるタッチパネルであり、制御部101は、表示部106に表示されている被写体情報の表示領域に相当するタッチパネル上の領域がタッチされることを検知することにより、被写体情報の選択を受け付ける。被写体情報のアイコンが選択されると、図5のステップS505のメニュー表示の処理に遷移する。このメニュー表示について図6を用いて説明する。図6は被写体情報が選択された際の画面の表示例である。図6では、選択された被写体情報に対して行う処理の選択を受け付けるメニューが表示されている。このメニューに表示されている、登録ボタン、設定ボタン、閲覧ボタン、追記ボタン、キャンセルボタンは、ユーザが操作部105を介して選択可能である。
登録ボタンが選択されると、現在のデジタルカメラ100の撮像パラメータは、選択されている被写体情報に、追記情報として関連付けられる。
また、設定ボタンが選択されると、選択されている被写体情報に記録されている追記情報のうち、現在のデジタルカメラ100の位置に近い撮像位置情報を含む撮像パラメータの追記情報が表示される。このようにすることで、デジタルカメラ100のユーザは自身と同じような位置から特定の被写体を撮影したときの撮影パラメータを確認することができる。表示された撮像パラメータの追記情報が選択されると、選択された追記情報に記録されている撮像パラメータの値がデジタルカメラ100の撮像パラメータの値として設定される。
また、上述したように、被写体情報は、複数のカメラから利用することができる。例えば、あるカメラのユーザAが富士山の被写体情報の追記情報として撮像パラメータを登録すれば、他のカメラのユーザBは、富士山の被写体情報のメニューで設定ボタンを選択することで、ユーザAが登録した撮像パラメータを利用することができる。
図6のメニューのうち、閲覧ボタンが選択されると、選択されている被写体情報の追記情報の中から、コメントの追記情報が表示される。
また、追記ボタンを選択すれば、ユーザは操作部105を介してコメント記入することができる。このコメントは、サーバ200に送信され、選択された被写体情報の新たな追記情報として関連付けられる。また、このコメントは、他のユーザが被写体情報を選択して、閲覧ボタンを選択することにより閲覧することができる。
次に、上述のメニューの表示と、それぞれのボタンを選択した場合のデジタルカメラ100の動作について述べる。
図7は、図5のステップS505で実行される処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS701にて、制御部101は、図6のように処理の指示を受け付けるためのメニューを、選択された被写体情報の表示位置に表示し、メニューに表示される各ボタンの選択を受け付ける。ユーザは、操作部105を介して各ボタンを選択することができる。
次に、ステップS702およびステップS703にて、制御部101は、図6に示すメニューの中から、どのボタンが選択されたかを判断する。これにより、制御部101は、「登録」「設定」「閲覧」「追記」「キャンセル」の指示のうち、どの指示が受け付けられたかを判断する。ここではステップS702とステップS703とに分けているが、これらの判断はまとめて行っても良いし、更に分けて行っても良い。
ステップS702にて、制御部101が、キャンセルの指示を受け付けたと判断した場合、処理は終了し、図5の処理に戻る。
ステップS702にて、制御部101が、登録の指示を受け付けたと判断した場合、処理はステップS704に進む。
ステップS704では、制御部101は、現在のデジタルカメラ100の撮像パラメータを、撮像パラメータの登録要求と共に、サーバ200に送信する。登録要求には、現在選択されている被写体情報のIDと、撮像パラメータを追記情報として被写体情報に対応づける指示とが含まれる。これを受けて、サーバ200のデータベースでは、選択された被写体情報に撮像パラメータの追記情報が新たに対応づけられることになる。サーバ200の処理については、後述する。
ステップS704の処理が終わると、本フローチャートの処理を終了し、図5の処理に戻る。
次に、ステップS702で制御部101がキャンセルの指示も登録の指示も受け付けていないと判断した場合、処理はステップS703に進む。
ステップS703では、制御部101は、ステップS702と同様に、どの指示が受け付けられたかを判断する。
まず、制御部101が設定の指示を受け付けたと判断した場合について述べる。この場合、処理はステップS705に進む。
ステップS705では、制御部101は、選択されている被写体情報に対応づけられている追記情報のうち、撮像パラメータの追記情報の要求をサーバ200に送信する。撮像パラメータの追記情報の要求には、現在選択されている被写体情報のIDと、被写体情報に関連付けられている撮像パラメータの追記情報を取得する指示とが含まれる。これを受けて、選択されている被写体情報に関連付けられている撮像パラメータの追記情報がサーバ200のデータベースから読み出され、デジタルカメラ100に返信されることになる。サーバ200の処理については、後述する。
次に、ステップS706では、制御部101は、サーバ200から、応答として送信された撮像パラメータの追記情報を受信する。
続くステップS707では、制御部101は、受信した撮像パラメータの追記情報のうち、適切な撮像パラメータの追記情報の一覧を表示し、ユーザからの指示を受け付ける。図8は、本ステップの処理で表示される画面の一例である。本ステップで追記情報の一覧を表示する際に、制御部101は、表示する追記情報を、適切な撮像パラメータの追記情報のみとなるよう、所定の条件でフィルタリングする。具体的には、制御部101は、撮像パラメータに含まれる撮像位置情報の示す位置とデジタルカメラ100の現在位置とを比較して、それぞれの位置の間の距離を求める。そして、求められた距離が一定の距離未満である撮像パラメータを一覧に表示する対象とする。すなわち、現在位置から一定距離未満の範囲に撮像位置を含む撮像パラメータを一覧に表示する対象とする。なお、本実施形態では、これらの追記情報が被写体情報に関連付けられた順に表示される。また、一覧が表示される画面には、設定メニューの選択を解除する指示を受け付けるためのキャンセルボタンも表示される。ユーザは、ここで表示される撮像パラメータの追記情報やキャンセルボタンを、操作部105を介して選択することで、選択した情報やボタンに応じた指示を入力することができる。
ステップS708では、制御部101は、ステップS707で受け付けた指示を判断する。制御部101が、キャンセルボタンが選択されたと判断した場合、処理はステップS701に戻る。制御部101が、いずれかの追記情報が選択されたと判断した場合、処理はステップS709に進む。
ステップS709では、制御部101は、図9のように、選択された撮像パラメータの詳細な情報を表示する。また、詳細な情報が表示されている撮像パラメータを自機の撮像パラメータとして設定する指示を受け付けるための設定ボタンと、一覧表示に戻る指示を受け付けるためのキャンセルボタンが表示される。ユーザは、これらのボタンを、操作部105を介して選択することで、ボタンに応じた指示を入力することができる。
次いで、ステップS710にて、制御部101は、図9のように表示された設定ボタンが選択されたか、キャンセルボタンが選択されたかを判断する。制御部101が、図9のキャンセルボタンが選択されたと判断した場合、処理はステップS707に戻る。この場合、図9に示す詳細な情報の表示が消えて、図8のように、撮像パラメータの追記情報の一覧が再び最前面に表示される。
一方、制御部101が、図9の設定ボタンが選択されたと判断した場合、選択されている撮像パラメータを自機の撮像パラメータとして設定する指示を受け付けたと判断する。この場合、処理はステップS711に進む。
ステップS711では、制御部101は、選択された撮像パラメータを、自機の撮像パラメータとして設定する。その後、本フローチャートの処理は終了し、図5の処理に戻る。
以上が、制御部101が設定の指示を受け付けたと判断した場合の処理である。
次に、ステップS703にて、制御部101が閲覧の指示を受け付けたと判断した場合について述べる。この場合、処理はステップS712に進む。
ステップS712では、制御部101は、選択されている被写体情報に対応づけられている追記情報のうち、コメントの追記情報の要求をサーバ200に送信する。コメントの追記情報の要求には、現在選択されている被写体情報を示す情報と、被写体情報に関連付けられているコメントの追記情報を取得する指示が含まれる。これを受けて、選択されている被写体情報に関連付けられているコメントの追記情報がサーバ200のデータベースから読み出され、デジタルカメラ100に送信されることになる。サーバ200の処理については、後述する。
次に、ステップS713では、制御部101は、サーバ200から、応答として送信されたコメントの追記情報を受信する。
続くステップS714では、制御部101は、受信したコメントの追記情報の一覧を表示し、ユーザからの指示を受け付ける。図10は、このステップの処理で表示される画面の一例である。図10の例で表示されるコメントの追記情報の一覧では、各コメントの内容の一部が確認できるように、最初の数文字分の情報を表示している。また、閲覧メニューの選択を解除するためのボタンも表示される。ユーザは、これらの追記情報やボタンを、操作部105を介して選択することで、追記情報やボタンに応じた指示を入力することができる。
ステップS715では、制御部101は、いずれかの追記情報が選択されたか、あるいはキャンセルボタンが選択されたかを判断する。制御部101が、キャンセルボタンが選択されたと判断した場合、処理はステップS701に戻る。制御部101が、いずれかの追記情報が選択されたと判断した場合、処理はステップS716に進む。
ステップS716では、制御部101は、図11のように、選択されたコメントの詳細な情報を表示し、ユーザの指示を受け付ける。また、コメントの追記情報の一覧に戻る指示を受け付けるためのキャンセルボタンも表示される。ユーザは、キャンセルボタンを、操作部105を介して選択することができる。
次いで、ステップS717にて、制御部101は、キャンセルボタンが選択されたかを判断する。制御部101が、図11のキャンセルボタンが選択されたと判断した場合、処理はステップS714に戻る。この場合、図11の詳細なコメントの情報が消えて、図10のように、コメントの一覧表示に戻る。一方、制御部101が、キャンセルボタンが選択されていないと判断した場合、コメントの詳細な表示と指示の受け付けを継続する。
以上が、制御部101が閲覧の指示を受け付けたと判断した場合の処理である。
次に、ステップS703にて、制御部101が追記の指示を受け付けたと判断した場合について述べる。この場合、処理はステップS718に進む。
ステップS718では、制御部101は、操作部105を介してコメントの入力を受け付ける。例えば、操作部105はタッチパネルであり、ユーザは、選択されている被写体情報が示す被写体に対するコメントを、ソフトウェアキーボードを用いて入力する。
次に、ステップS718では、制御部101は、入力されたコメントをサーバ200に登録する指示やキャンセルの指示を受け付ける。制御部101が、キャンセルの指示を受け付けたと判断した場合、処理はステップS701に戻る。一方、制御部101が、入力されたコメントをサーバ200に登録する指示を受け付けたと判断した場合、処理はステップS719に進む。
ステップS719では、制御部101は、入力されているコメントを、追記情報への登録要求と共にサーバ200に送信する。登録要求には、現在選択されている被写体情報のIDと、入力されているコメントを追記情報として被写体情報に関連づける指示とを含む。これにより、デジタルカメラ100で入力されたコメントが被写体情報の追記情報として、サーバ200のデータベースに登録されることになる。サーバ200の処理については後述する。その後、処理は図5に戻る。
以上が、制御部101が追記の指示を受け付けたと判断した場合の処理である。
以上、制御部101が、図5のステップS505で実行される処理について説明した。
次に、デジタルカメラ100の撮像処理について述べる。図12は撮像処理が実行される際のデジタルカメラ100の動作を示すフローチャートである。このフローチャートに示される処理は、ユーザのメニュー操作などに応じてデジタルカメラ100が撮影モードに遷移することにより開始される。
まず、ステップS1201では、制御部101は、SW1がONとなったか否かを判断する。SW1がONとなっていないと判断された場合は、本ステップの処理を繰り返す。一方、SW1がONとなったと判断された場合、処理はステップS1202に進む。
ステップS1202では、制御部101は、撮像部102により撮像準備動作を行うよう制御する。
次に、ステップS1203では、制御部101は、SW2がONとなったか否かを判断する。SW2がONとなっていないと判断された場合、処理はステップS1201に戻る。一方、SW2がONとなったと判断された場合、処理はステップS1204に進む。
ステップS1204では、制御部101は、撮像部102により、撮像動作を行い、画像データを取得する。
続くステップS1205では、制御部101は、ステップS1204で取得した画像データを、記録媒体110に記録する。
ステップS1206では、制御部101は、他のモードに遷移する指示を受け付けたか否かを判断する。例えば、操作部105に含まれる再生ボタンの押下が検知された場合、再生モードに遷移する指示を受け付けたと判断する。他のモードに遷移する指示を受け付けていないと判断した場合、処理はステップS1201に戻る。一方、他のモードに遷移する指示を受け付けたと判断した場合、処理を終了する。
以上が、撮像処理の説明である。なお、このフローチャートに示される処理のうち、ステップS1201〜ステップS1203の処理は、図5に示すフローチャートの処理と並行して実行される。
以上、デジタルカメラ100の動作について説明した。
次に、本実施形態のサーバ200の動作について説明する。図13は、デジタルカメラ100からの要求に応じるサーバ200の動作を示すフローチャートである。このフローチャートに示される処理は、サーバ200の電源がONとなることにより開始される。
まず、ステップS1301にて、制御部201は、デジタルカメラ100からの情報を受信したか否かを判断する。制御部201が、デジタルカメラ100からの情報を受信していないと判断した場合、ステップS1201の処理を繰り返す。一方、制御部201が、デジタルカメラ100からの情報を受信したと判断した場合、処理はステップS1302に進む。
ステップS1302では、制御部201は、デジタルカメラ100から受信した情報が撮像範囲を示す情報であるか否かを判断する。制御部201が、デジタルカメラ100から受信した情報が、撮像範囲であると判断した場合、処理はステップS1303に進む。
ステップS1303では、制御部201は、位置情報の示す位置が撮像範囲に含まれる被写体情報を、データベースから読み出してデジタルカメラ100に送信する。言い換えれば、制御部201は、撮像範囲内の被写体の被写体情報をデジタルカメラ100に送信する。これにより、デジタルカメラ100は、スルー画像上に映る被写体に関する被写体情報を利用することができる。本ステップの処理が終わると、処理はステップS1301に戻る。
一方、ステップS1302にて、制御部201が、デジタルカメラ100から受信した情報が、撮像範囲でないと判断した場合、処理はステップS1304に進む。
ステップS1304では、制御部201は、デジタルカメラ100から受信した情報が、登録要求であるか否かを判断する。制御部201が、デジタルカメラ100から受信した情報が、登録要求であると判断した場合、処理はステップS1305に進む。
ステップS1305では、制御部201は、登録要求に含まれる被写体情報のIDに基づきデータベースを参照して、現在選択されている被写体情報を特定し、この被写体情報に、登録要求と共に受信した撮像パラメータを追記情報として関連付ける。その後、処理はステップS1301に戻る。
一方、ステップS1304にて制御部201が、デジタルカメラ100から受信した情報が登録要求でないと判断した場合、処理はステップS1306に進む。
ステップS1306では、制御部201は、デジタルカメラ100から受信した情報が、設定要求であるか否かを判断する。制御部201が、デジタルカメラ100から受信した情報が、設定要求であると判断した場合、処理はステップS1307に進む。
ステップS1307では、制御部201は、設定要求に含まれる被写体情報のIDに基づきデータベースを参照して、現在選択されている被写体情報を特定し、この被写体情報に関連付けられている追記情報のうち、撮像パラメータの追記情報を読み出す。そして、この撮像パラメータの追記情報をデジタルカメラ100に送信する。その後、処理はステップS1301に戻る。
一方、ステップS1306にて制御部201が、デジタルカメラ100から受信した情報が設定要求でないと判断した場合、処理はステップS1208に進む。
ステップS1308では、制御部201は、デジタルカメラ100から受信した情報が、閲覧要求であるか否かを判断する。制御部201が、デジタルカメラ100から受信した情報が、閲覧要求であると判断した場合、処理はステップS1309に進む。
ステップS1309では、制御部201は、閲覧要求に含まれる被写体情報のIDに基づきデータベースを参照して、現在選択されている被写体情報を特定し、この被写体情報に関連付けられている追記情報のうち、コメントの追記情報をデータベースから読み出す。そして、このコメントの追記情報をデジタルカメラ100に送信する。その後、処理はステップS1301に戻る。
一方、ステップS1308にて制御部201が、デジタルカメラ100から受信した情報が閲覧要求でないと判断した場合、処理はステップS1310に進む。
ステップS1310では、制御部201は、デジタルカメラ100から受信した情報が、追記要求であるか否かを判断する。制御部201が、デジタルカメラ100から受信した情報が、追記要求であると判断した場合、処理はステップS1311に進む。
ステップS1311では、制御部201は、追記要求に含まれる被写体情報のIDに基づきデータベースを参照して、現在選択されている被写体情報を特定し、この被写体情報に、追記要求と共に受信したコメントを追記情報として関連付ける。その後、処理はステップS1301に戻る。
一方、ステップS1310にて制御部201が、デジタルカメラ100から受信した情報が追記要求でないと判断した場合、処理はステップS1312に進む。
ステップS1312では、制御部201は、電源OFFの指示を受け付けたか否かを判断する。制御部201が、電源OFFの指示を受け付けたと判断した場合、本フローチャートの処理を終了する。制御部201が、電源OFFの指示を受け付けていないと判断した場合、処理はステップS1301に戻る。
以上が、サーバ200の動作の説明である。
以上、本実施形態のシステムについて説明した。本実施形態のシステムでは、被写体の位置に表示される被写体情報を利用して、撮像パラメータを設定可能なよう構成した。さらに、被写体情報に関連付けられた撮像パラメータを利用する際に、デジタルカメラ100の現在位置に基づきフィルタリングするよう構成した。これにより、ユーザが撮像パラメータを設定する際に表示する選択肢から、被写体と撮像位置の関係がまったく異なるシーンで用いられた撮像パラメータを除くことができる。したがって、ユーザの現在位置での撮像により適した撮像パラメータを選択することができる。
[その他の実施形態]
上述の実施形態では、設定要求をサーバ200に送信することによりデジタルカメラ100は、選択されている被写体情報の撮像パラメータの追記情報すべてを受信する場合について述べた。これについては、図7のステップS707でフィルタリングされた後の、撮像パラメータの追記情報を受信してもよい。この場合、デジタルカメラ100は設定要求と共に位置情報も送信し、図7のステップS707で実行される撮像パラメータのフィルタリングの処理をサーバ200にて行う。これにより、デジタルカメラ100の負荷を低減することができる。
上述の実施形態では、設定要求をサーバ200に送信することによりデジタルカメラ100は、選択されている被写体情報の撮像パラメータの追記情報すべてを受信する場合について述べた。これについては、図7のステップS707でフィルタリングされた後の、撮像パラメータの追記情報を受信してもよい。この場合、デジタルカメラ100は設定要求と共に位置情報も送信し、図7のステップS707で実行される撮像パラメータのフィルタリングの処理をサーバ200にて行う。これにより、デジタルカメラ100の負荷を低減することができる。
また、上述の実施形態では、被写体情報とその追記情報とを別々に取得していた。これについては、図5のステップS502で被写体情報を受信する際に、関連付けられている追記情報も全て受信してもよい。この場合、図7のステップS705やステップS706、ステップS712、およびステップS713の処理を行う必要が無くなる。これにより、追記情報の表示速度を速めることができる。
また、上述の実施形態では、撮像パラメータの設定の際に選択肢として表示する撮像パラメータをフィルタリングする際のキーとして、デジタルカメラ100の現在位置と被写体情報の追記情報に記録されている撮像位置との間の距離を用いる例について述べた。このフィルタリングのキーとして、現在位置と撮像位置との間の距離だけでなく、更に他の情報を用いても良い。例えば、同じ場所から同じ被写体を撮像する場合でも、昼に撮像する場合と夜に撮像する場合とでは、撮像パラメータが異なる可能性が高いと考えられる。また、晴れの日に撮像する場合と雨の日に撮像する場合とでも、撮像パラメータは異なる可能性が高いと考えられる。あるいは、夏に撮像する場合と冬に撮像する場合とでも、積雪の有無などから、撮像パラメータは異なる可能性が高いと考えられる。そこで、例えば、フィルタリングのキーとして、撮像パラメータが登録された際の時刻や天候、季節等の情報を用いても良い。これにより、ユーザの所望しない撮像パラメータがフィルタリングの結果に混入する可能性を低減することができる。
また、上述の実施形態では、撮像パラメータの設定の際に選択肢として表示する撮像パラメータを登録順に表示する場合について述べた。これについては、例えば現在位置と撮像位置との間の距離が他の撮像パラメータと比べて短い撮像パラメータを優先して表示しても良い。例えば、現在位置と撮像位置との間の距離が他の撮像パラメータと比べて短い撮像パラメータを、他の撮像パラメータと区別可能なように表示したり、他のパラメータよりも早く選択可能な順番で表示したりする。
また、上述の実施形態に加えて、既に記録されている撮像パラメータの値と同じ値の撮像パラメータが登録される場合は、既に登録されている撮像パラメータに、重複登録された回数を記録してもよい。この場合、撮像パラメータの設定の際に選択肢として表示する撮像パラメータのうち、重複登録された回数が多い撮像パラメータを優先して表示してもよい。
また、上述の実施形態に加えて、撮像パラメータの追記情報に、その撮像パラメータを用いて取得された画像のサムネイルを含むようにしてもよい。この場合、撮像パラメータの設定の際に表示される一覧には、サムネイルも表示される。例えば、図14のように表示する。これにより、撮像パラメータを用いて得られた画像の内容を確認しながら撮像パラメータを選択することができる。
また、上述の実施形態に加えて、図7のステップS707におけるフィルタリングの結果、条件を満たす撮像パラメータが無かった場合は、フィルタリングの条件を緩和して再度フィルタリングしてもよい。例えば、撮影位置が現在位置から10メートル以内という条件でフィルタリングした際に、この条件を満たす撮影パラメータが見つからないと判断された場合、撮影位置が現在位置から50メートル以内という条件で再びフィルタリングする。この場合、フィルタリングの条件を緩和したことをユーザに通知する。
また、上述の実施形態では、登録ボタンが選択された際に、現在の撮影パラメータを、登録要求と共にサーバ200に送信する場合について述べた。これについては、撮影されたことに応じて、撮影の際に用いられた撮像装置の撮影パラメータを自動的に登録要求と共にサーバ200へ送信するよう構成しても良い。このようにする場合、例えば登録ボタンの選択の有無に応じて、撮影パラメータを送信するか否かを切り替える。
なお、上述の実施形態は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (14)
- 撮像装置であって、
撮像パラメータを設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された撮像パラメータに基づき被写体を撮像して画像データを取得する撮像手段と、
前記撮像装置の現在位置を示す現在位置情報を取得する位置取得手段と、
前記被写体の位置を示す被写体位置情報に基づき被写体情報を表示部に表示する表示手段と、
前記表示されている被写体情報を選択する指示を受け付ける選択手段と、
前記選択された被写体情報に関連付けられている撮像パラメータが所定の条件を満たすか否かを判断する判断手段とを有し、
前記設定手段は、前記選択された被写体情報に関連付けられている撮像パラメータのうち、前記判断手段により前記所定の条件を満たすと判断された撮像パラメータを、前記撮像装置の撮像パラメータとして設定し、
前記選択された被写体情報に関連付けられている撮像パラメータは、他の撮像装置が前記被写体を撮像した際の前記他の撮像装置の位置を示す撮像位置情報を含み、
前記判断手段は、前記選択された被写体情報に関連付けられている撮像パラメータが前記所定の条件を満たすか否かを、前記現在位置情報と前記撮像位置情報とに基づき判断することを特徴とする撮像装置。 - 前記画像データをスルー画像として表示部に表示させる手段を更に有し、
前記表示手段は、前記被写体情報を前記スルー画像に重畳して表示することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記表示手段は、前記選択された被写体情報に関連付けられている撮像パラメータのうち、前記判断手段により前記所定の条件を満たすと判断された撮像パラメータを選択可能に前記表示部に表示し、
前記設定手段は、前記表示部に選択可能に表示された撮像パラメータのうち、選択された撮像パラメータを、前記撮像装置の撮像パラメータとして設定することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。 - 前記表示手段は、前記判断手段により前記所定の条件を満たすと判断された撮像パラメータのうち、前記現在位置情報の示す位置と前記撮像位置情報の示す位置との間の距離が最も短い撮像パラメータを優先して前記表示部に表示することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
- 前記表示手段は、前記選択された被写体情報に関連付けられている撮像パラメータを用いて得られた画像データのサムネイルを表示することを特徴とする請求項3または4に記載の撮像装置。
- 前記判断手段による判断の結果、前記所定の条件を満たす撮像パラメータがない場合、前記判断手段は前記所定の条件を緩和し、前記撮像パラメータが前記緩和された条件を満たすか否かを再び判断することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記判断手段は、前記現在位置情報の示す位置と前記撮像位置情報の示す位置との間の距離が所定の長さ未満の場合、前記選択された被写体情報に関連付けられている撮像パラメータは条件を満たすと判断し、前記現在位置情報の示す位置と前記撮像位置情報の示す位置との間の距離が所定の長さ以上の場合、前記選択された被写体情報に関連付けられている撮像パラメータは条件を満たさないと判断することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記被写体情報を、外部装置から受信する受信手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記受信手段は、前記被写体情報に関連付けられている撮像パラメータを前記外部装置から受信することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
- 前記現在位置情報に基づく撮像範囲に関する情報を前記外部装置に送信する手段を更に有し、
前記受信手段は、前記撮像範囲に関する情報に対応する前記被写体情報を受信することを特徴とする請求項8または9に記載の撮像装置。 - 前記被写体に対応する被写体情報に前記撮像装置の撮像パラメータを関連付ける要求を、前記外部装置に送信する送信手段を更に有することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記送信手段は、前記被写体を撮像することに応じて、前記被写体に対応する被写体情報に前記撮像装置の撮像パラメータを関連付ける要求を前記外部装置に送信することを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
- 撮像装置の制御方法であって、
撮像パラメータを設定する設定ステップと、
前記設定ステップで設定された撮像パラメータに基づき被写体を撮像して画像データを取得する撮像ステップと、
前記撮像装置の現在位置を示す現在位置情報を取得する位置取得ステップと、
前記被写体の位置を示す被写体位置情報に基づき被写体情報を表示部に表示する表示ステップと、
前記表示されている被写体情報を選択する指示を受け付ける選択ステップと、
前記選択された被写体情報に関連付けられている撮像パラメータが所定の条件を満たすか否かを判断する判断ステップとを有し、
前記設定ステップでは、前記選択された被写体情報に関連付けられている撮像パラメータのうち、前記判断ステップで前記所定の条件を満たすと判断された撮像パラメータを、前記撮像装置の撮像パラメータとして設定する設定し、
前記選択された被写体情報に関連付けられている撮像パラメータは、他の撮像装置が前記被写体を撮像した際の前記他の撮像装置の位置を示す撮像位置情報を含み、
前記判断ステップでは、前記選択された被写体情報に関連付けられている撮像パラメータが前記所定の条件を満たすか否かが、前記現在位置情報と前記撮像位置情報とに基づき判断されることを特徴とする撮像装置の制御方法。 - コンピュータを請求項1乃至12のいずれか1項に記載の撮像装置の各手段として機能させるためのコンピュータが読み取り可能なプログラム。
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JP2012091281A JP2013222985A (ja) | 2012-04-12 | 2012-04-12 | 撮像装置とその制御方法、プログラム |
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JP2015200889A (ja) * | 2014-04-04 | 2015-11-12 | キヤノン株式会社 | レンズ装置及びそれを備える撮影システム |
-
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