JP2013222379A - 情報処理装置、アイコン表示方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、アイコン表示方法およびプログラム Download PDF

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【課題】ユーザが、名称を覚えていないアプリケーションを利用したい場合や、利用頻度の低いアプリケーションを利用したい場合にも、所望のアイコンをユーザが見つけ易くできるようにする。
【解決手段】色指定受付部110が、色の指定を受け付け、順序設定部120は、複数のアイコンの各々について、指定された色との類似度の高い順に順序を設定する。そして、表示部130は、順序設定部120が設定した順序でアイコンを表示する。これにより、ユーザは、記憶している色のイメージに基づいて、当該色に類似する順にアイコンを表示させて所望のアイコンを見つけ得る。従って、ユーザが、名称を覚えていないアプリケーションを利用したい場合や、利用頻度の低いアプリケーションを利用したい場合にも、所望のアイコンをユーザが見つけ易くし得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、アイコン表示方法およびプログラムに関する。
携帯電話機やスマートフォンなどの携帯端末機器では、ユーザが購入した時点で多数のアプリケーションが搭載されている場合が多く、アプリケーション選択画面において多数のアイコンが表示される。また、ユーザが新たにアプリケーションを追加することも可能であり、アプリケーション選択画面に表示されるアイコンがさらに増える可能性がある。アプリケーション選択画面に表示されるアイコンが増える程、ユーザが、多数のアイコンの中から所望のアイコン(利用したいアプリケーションのアイコン)を見つけることが困難になるおそれがある。
ここで、アイコン表示に関して幾つかの技術が提案されている。
例えば、特許文献1に記載の携帯端末装置では、通常時は、制御部が、通常表示順序データに記憶される情報に基づいて、機能を利用するためのアイコンの表示配列を制御して、表示部に表示させる。そして、レコメンド表示制御手段によるレコメンド表示制御が開始されると、記憶部が、ユーザが利用した機能の利用履歴を使用履歴データとして記憶する。そして、レコメンド表示制御手段は、定期的および当該携帯端末装置の動作状態に応じて、利用履歴に基づいてアイコンの表示配列の情報を更新して、レコメンド表示順序データに記録し、ユーザの指示に応じて、レコメンド表示順序データにしたがった配列で、アイコンを表示部に表示させる。
これにより、ユーザの使用頻度に応じてアイコンの表示配列を変化させ、ユーザにとって利便性が高く、かつその表示に要する時間が短時間で実現でき、操作ストレスが少ない、とされている。
また、特許文献2に記載の携帯機器では、CPUが、大きさが異なる複数のアイコンを大きさの順で環状に配置したメニュー画面を表示部に表示させる。また、大きさが小さいアイコンは、明度及び彩度が減少し、暗く表示される。
そして、CPUは、アイコンの大きさが順に大きくなる方向にアイコンを移動させる場合、各既表示アイコン画像を拡大させ、各既表示アイコンの明度及び彩度を増加させる。次いで、CPUは、既表示で大きさが最大のアイコンを消去し、未表示で大きさが最小のアイコンを追加する。
また、CPUは、アイコンの大きさが順に小さくなる方向にアイコンを移動させる場合、各既表示アイコンを縮小させ、各既表示アイコンの明度及び彩度を減少させる。次いで、CPUは、既表示で大きさが最小のアイコンを消去し、未表示で大きさが最大のアイコンを追加する。
これにより、アイコンを環状に並置してスクロール表示させる場合であっても、未表示アイコンの出現箇所を使用者に認識させることができ、所望のアイコンを探しやすくすることができる、とされている。
また、ユーザが所望のアイコンを見つけ易くするために、アプリケーション名の五十音順にアイコンを並べて表示することが考えられる。また、アイコンの選択によらず、ユーザがアプリケーション名を入力することも考えられる。
特開2011−159077号公報 国際公開第2009/084368号
しかしながら、特許文献1に記載の携帯端末装置では、新たに追加したアプリケーションなど、利用頻度が低いアプリケーションをユーザが探す場合、当該アプリケーションを示すアイコンの表示順序が遅くなり、ユーザがアイコンを見つけにくいおそれがある。
また、特許文献2は、アイコンを環状に表示する際の未表示アイコンの出現箇所を使用者に認識させるための技術を示すものであり、直接的にユーザが所望のアイコンを見つけ易くする技術は開示されていない。
また、アイコンを五十音順に並べて表示する方法では、ユーザは、アプリケーション名を覚えていない場合には、所望のアイコンを見つけにくいおそれがある。また、ユーザがアプリケーション名を入力する方法でも、ユーザは、アプリケーション名を覚えていない場合には、利用したいアプリケーションの名称を入力することができない。
特に、近年は、無料でダウンロードできるアプリケーションが増え、また、携帯端末装置のメモリが増加する傾向にある。このため、携帯端末装置が搭載するアプリケーション数が更に増えることが予想される。アプリケーション数が増加するにつれ、ユーザが、全てのアプリケーションの名称を覚えることが困難となり、名称を覚えていないアプリケーションを利用したい場面が増えることが考えられる。
本発明は、上述の課題を解決することのできる情報処理装置、アイコン表示方法およびプログラムを提供することを目的としている。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による情報処理装置は、色の指定を受け付ける色指定受付部と、複数のアイコンの各々について、指定された色との類似度の高い順に順序を設定する順序設定部と、前記順序設定部が設定した順序で前記アイコンを表示する表示部と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の一態様によるアイコン表示方法は、情報処理装置のアイコン表示方法であって、色の指定を受け付ける色指定受付ステップと、複数のアイコンの各々について、指定された色との類似度の高い順に順序を設定する順序設定ステップと、前記順序設定ステップにて設定した順序で前記アイコンを表示する表示ステップと、を具備することを特徴とする。
また、本発明の一態様によるプログラムは、情報処理装置に、色の指定を受け付ける色指定受付ステップと、複数のアイコンの各々について、指定された色との類似度の高い順に順序を設定する順序設定ステップと、前記順序設定ステップにて設定した順序で前記アイコンを表示する表示ステップと、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、ユーザが、名称を覚えていないアプリケーションを利用したい場合や、利用頻度の低いアプリケーションを利用したい場合にも、所望のアイコンをユーザが見つけ易くし得る。
本発明の一実施形態における情報処理装置の機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における携帯電話機の機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態の、アイコン並べ替え前の状態におけるアプリケーション選択画面の例を示す説明図である。 同実施形態の、アイコン並べ替え後の状態におけるアプリケーション選択画面の例を示す説明図である。 同実施形態の、複数の色が指定された場合のアイコン並べ替え後の状態におけるアプリケーション選択画面の例を示す説明図である。 同実施形態における順序設定部が、アイコンと基準色との類似度を算出する際の最小単位の例を示す説明図である。 同実施形態における順序設定部がアイコンと基準色との類似度を算出する際に用いる基準色の成分値の例を示す説明図である。 同実施形態における順序設定部が、アイコンと基準色との距離を求める際の計算例を示す説明図である。 同実施形態における順序設定部が算出したアイコンと基準色との距離の例を示す説明図である。 同実施形態における順序設定部が距離を算出する対象となるアイコンの例を示す説明図である。 同実施形態において、表示部がアプリケーション選択画面にてアプリケーション選択用アイコンを表示する際に、携帯端末装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。 同実施形態において、順序設定部が、各アイコンの色と基準色との類似度を示す指標値を算出する処理の手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態における情報処理装置の機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、情報処理装置100は、色指定受付部110と、順序設定部120と、表示部130とを具備する。
情報処理装置100は、例えば携帯電話機またはパソコン(Personal Computer;PC)など、アプリケーション(アプリケーションプログラム)を実行してユーザにサービスを提供する装置である。情報処理装置100は、ユーザがアプリケーションを選択するためのアプリケーション選択画面において、アプリケーション選択用アイコン(アプリケーション毎に、当該アプリケーションに対応付けられた各アイコン)を表示する。そして、情報処理装置100は、ユーザ操作によって選択されたアイコンの示すアプリケーション(当該アイコンに対応付けられたアプリケーション)を実行する。
色指定受付部110は、色の指定を受け付ける。より具体的には、色指定受付部110は、例えばタッチパネルまたは押ボタンなどの入力デバイスを具備し、色を指定するユーザ操作(以下、「色指定操作」と称する)を受け付ける。
順序設定部120は、複数のアイコンの各々について、指定された色との類似度の高い順(アイコン画像が指定された色を多く含む順)に順序を設定する。より具体的には、順序設定部120は、アプリケーション選択画面にて表示部130が表示するアプリケーション選択用アイコンに対して、色指定受付部110が受け付けたユーザ操作(色指定操作)の指定する色との類似度の高い順に順序を設定する。
表示部130は、ユーザがアプリケーションを選択するためのアプリケーション選択画面を表示する。その際、表示部130は、アプリケーション選択用アイコンを順序設定部120が設定した順序にて表示する。
このように、情報処理装置100(表示部130)は、ユーザの指定した色との類似度の高い順にアプリケーション選択用アイコンを表示する。これにより、ユーザが、名称を覚えていないアプリケーションを利用したい場合や、利用頻度の低いアプリケーションを利用したい場合にも、所望のアイコンをユーザが見つけ易くし得る。
ここで、ユーザがアプリケーションの名称を記憶していない場合であっても、アイコンの色や絵などのイメージを記憶していることを期待し得る。情報処理装置100(表示部130)が、ユーザの指定した色との類似度の高い順にアプリケーション選択用アイコンを表示することで、ユーザは、利用したいアプリケーションを、アイコンの色情報に基づいて直感的に探し出すことができる。
但し、本発明の適用範囲は、アプリケーション選択用アイコンの表示に限らない。例えば、アプリケーション実行中における操作項目選択用アイコンの表示など、ユーザが選択可能な様々なアイコンの表示に対して本発明を適用し得る。
次に、図2を参照して、本発明を携帯電話機に適用した場合を例に、本発明の実施形態についてさらに詳細に説明する。
図2は、本実施形態における携帯電話機の機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、携帯端末装置200は、入力部210と、処理部220と、表示部230と、記憶部240とを具備する。処理部220は、入力処理部221と、順序設定部222と、表示制御部223と、アプリケーション実行部224を具備する。
なお、以下では、携帯端末装置200がアプリケーション選択画面にてアプリケーション選択用アイコンを表示する場合を例に説明するが、上記のように、本発明の適用範囲はアプリケーション選択用アイコンの表示に限らない。
携帯端末装置200は、各種アプリケーションを実行して、電子メールやウェブ閲覧など各種サービスを提供する。
但し、本発明の適用範囲は、携帯電話機に限らない。例えば、スマートフォンや携帯情報端末(Personal Digital Assistant;PDA)やパソコンなど、ユーザの選択操作を受け付けるためのアイコンを表示可能な様々な情報処理装置に本発明を適用可能である。
表示部230は、液晶パネルなどの表示画面を有し、表示制御部223の制御に従って、動画像や静止画像やテキスト(文字)など各種画像を表示する。特に、表示部230は、図1における表示部130の一例に該当し、表示制御部223の制御に従って、アプリケーション選択用アイコンを、ユーザの指定した色に類似する順に表示する。
入力部210は、表示部230の表示画面に設置されたタッチセンサ(タッチパネル)を有し、ユーザ操作を受け付ける。特に、入力部210は、図1における色指定受付部110の一例に該当し、色の指定を受け付ける。より具体的には、入力部210は、表示部230の表示した色(彩色されたタッチ領域)に対するタッチ操作にて、色指定操作を受け付ける。
また、入力部210は、表示部230の表示したアイコンに対するタッチ操作にて、アイコンを選択するユーザ操作(以下、「アイコン選択操作」と称する)を受け付ける。
但し、本発明におけるユーザ操作は、タッチパネルに対するタッチ操作に限らない。例えば、入力部210が、タッチセンサに代えて、あるいはタッチセンサに加えて、マウスを具備し、マウス操作にて色指定操作を受け付けるようにしてもよい。あるいは、入力部210が、タッチセンサに代えて、あるいはタッチセンサに加えて、文字または数字の入力操作キー(押ボタン)を具備し、色の名称、または、色に対応付けられた番号の入力操作にて色指定操作を受け付けるようにしてもよい。
アイコン選択操作についても同様である。
処理部220は、携帯端末装置200の各部を制御して各種処理を実行する。処理部220は、携帯端末装置200の具備するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)が、記憶部240からプログラムを読み出して実行することで実現される。
入力処理部221は、入力部210が受け付けたユーザ操作を検出する。特に、入力処理部221は、入力部210が色指定操作としてのタッチ操作を受け付けると、タッチされた領域に対応付けられている色を判別することで、ユーザが指定した色を検出する。また、入力処理部221は、入力部210がアイコン選択操作としてのタッチ操作を受け付けると、タッチされた位置に表示されているアイコンを判別することで、ユーザが選択したアイコンを検出する。
順序設定部222は、図1における順序設定部120の一例に該当し、表示部230が表示する複数のアイコンの各々について、ユーザに指定された色との類似度の高い順に順序を設定する。より具体的には、順序設定部222は、入力部210が受け付けて入力処理部221が検出したユーザ指定の色に基づいて、アプリケーション選択画面にて表示部230が表示するアプリケーション選択用アイコンに対して、指定された色との類似度の高い順に順序を設定する。
表示制御部223は、表示部230を制御して各種画像を表示させる。特に、表示制御部223は、ユーザ操作に基づいてアプリケーション選択画面を表示部230に表示させる。そして、順序設定部222がアプリケーション選択用アイコンに対する順序付け(順序設定)を行うと、当該順序に従ってアプリケーション選択用アイコンを並べ替えて表示部230に表示させる。
アプリケーション実行部224は、記憶部240からアプリケーションプログラムを読み出して実行することで、ユーザに対して各種サービスを提供する。具体的には、アプリケーション実行部224は、入力処理部221がアプリケーション選択用アイコンに対するタッチ操作(アイコン選択操作)を検出すると、選択されたアイコンに対応付けられたアプリケーションを実行する。
記憶部240は、アプリケーション実行部224が実行するアプリケーションプログラムなど処理部220が実行するプログラムや、アプリケーション選択用アイコンの画像データや、順序設定部222が算出した、各アイコンの色と所定の色との類似度など、各種データを記憶する。記憶部240は、携帯端末装置200が具備する記憶デバイスにて実現される。
次に、図3〜図5を参照して、表示部230が表示するアプリケーション選択画面について説明する。
図3は、アイコン並べ替え前の状態におけるアプリケーション選択画面の例を示す説明図である。同図において、アプリケーション選択画面は、アイコン選択領域A110と、色指定領域A120とを具備する。
アイコン選択領域A110は、アプリケーション選択用アイコンを表示し、選択操作を受け付けるための領域である。図3に示す状態では、未だ色指定操作は行われておらず、表示部230は、予め設定されているアイコン表示順序に従ってアプリケーション選択用アイコンを表示している。アプリケーション選択用アイコンは、それぞれ、アプリケーションに対応付けられており、ユーザは、アプリケーション選択用アイコンをタッチすることで、携帯端末装置200(アプリケーション実行部224)に実行させるアプリケーションを選択する。
色指定領域A120は、赤色指定領域A121と、紫色指定領域A122と、青色指定領域A123と、緑色指定領域A124と、黄色指定領域A125と、白色指定領域A126と、黒色指定領域A127とを具備する。
赤色指定領域A121は、赤色にて(赤色に彩色されて)表示されている。ユーザは、赤色指定領域A121をタッチすることで、アイコンを赤色に類似する順に並べ替えさせるための赤色指定操作(赤色を選択する操作)を行う。
同様に、紫色指定領域A122〜黒色指定領域A127の各々は、該当色にて表示されており、ユーザは、いずれかの指定領域(選択領域)をタッチすることで、アイコンを該当色に類似する順に並べ替えさせるための色指定操作を行う。
但し、色指定領域A120の構成は、図3に示す赤色指定領域A121〜黒色指定領域A127を具備するものに限らない。例えば、色指定領域A120が、シアン色指定領域を具備するなど、他の色の指定領域を具備するようにしてもよい。
あるいは、色指定領域A120にて、ユーザが、色に加えて明度や彩度も指定可能としてもよい。例えば、表示部230が、色指定領域A120に、同一色の指定領域を、異なる明度や異なる彩度にて複数表示するようにしてもよい。あるいは、表示部230が、色指定領域A120に、色の指定領域に加えて明度の指定領域や彩度の指定領域を表示するようにしてもよい。
あるいは、色指定領域A120が、赤色指定領域A121と、青色指定領域A123と、黄色指定領域A125とのみを表示するなど、図3の例よりも少ない色の指定領域を表示するようにしてもよい。
図4は、アイコン並べ替え後の状態におけるアプリケーション選択画面の例を示す説明図である。
同図は、赤色指定領域A121に対するタッチ(色指定操作)が行われた場合の例を示しており、タッチされた赤色指定領域A121が、図3の場合よりも大きく表示されている。これにより、ユーザは、赤色が指定(選択)された状態であることを認識し得る。
また、アイコン選択領域A110では、赤色との類似度が高い(赤色を多く含む)アイコンほど上側に位置するように表示されている。
このように表示部230がアイコンを色順に並べ替えて表示することで、ユーザは、アイコンの名称(例えばアプリケーションの名称)や、図3に例示されるような、予め設定されている順序におけるアイコン表示位置を記憶していなくても、アイコンの色の記憶に基づいてアイコンを検索することができる。
特に、選択対象のアイコンが多く、全てのアイコンを1画面に表示しきれない場合、ユーザは、所望のアイコンを探す際にスクロール操作または画面切替操作を行う必要があり、当該アイコンを見つけるまでに時間を要するおそれがある。さらには、スクロール操作や画面切替操作を行うことで、ユーザが、所望のアイコンを見落とすおそれがある。
そこで、入力部210が、色指定操作を受け付け、表示部230が、指定された色との類似度が高い順にアイコンを表示する。これにより、ユーザは、所望のアイコンに多く含まれる色を指定することで、所望のアイコンを上位に表示させることができる。所望のアイコンが上位に表示されることで、全てのアイコンを1画面に表示しきれない場合でも、スクロール操作や画面切替操作が不要、または、少ない操作回数で済むと期待できる。従って、ユーザが所望のアイコンを見つけるまでに要する時間を削減でき、さらには、スクロール操作や画面切替操作を行った際の、所望のアイコンの見落としを防止し得る。
ここで、入力部210は、複数の色の指定操作を受け付け可能である。入力部210が複数の色の指定操作を受け付けた場合、順序設定部222は、複数のアイコンの各々について、指定された複数の色との類似度の高い順に順序を設定する。この点について図5を参照して説明する。
図5は、複数の色が指定された場合のアイコン並べ替え後の状態におけるアプリケーション選択画面の例を示す説明図である。
同図は、赤色指定領域A121と青色指定領域A123とに対するタッチ(色指定操作)が行われた場合の例を示しており、タッチされた赤色指定領域A121と青色指定領域A123とが、図3の場合よりも大きく表示されている。これにより、ユーザは、赤色と青色とが指定された状態であることを認識し得る。
ここで、2色の指定は、例えば、1色が指定された状態において、ユーザがさらに1色を指定することで行われる。例えば、赤色と青色の指定は、図4に示す赤色が指定された状態において、ユーザが青色指定領域A123をタッチすることで行われる。
一方、色の指定の解除は、例えば、ユーザが、指定されている色にタッチすることで行われる。
例えば、図4に例示される赤色の指定された状態において、赤色の指定を解除して青色を指定したい場合、ユーザは、まず、赤色指定領域A121をタッチする。ここで、順序設定部222は、赤色指定領域A121〜黒色指定領域A127のいずれかがタッチされる毎に、該当する色の指定のON/OFFを切り替える。従って、赤色が指定された図4の状態で、入力処理部221が赤色指定領域A121に対するタッチ操作を検出すると、順序設定部222は、赤色の指定を解除する。これにより、図3に例示される、いずれの色も指定されていない状態となる。
この、いずれの色も指定されていない状態にて、ユーザが青色指定領域A123をタッチすることで、青色の指定が行われる(すなわち、順序設定部222が青色の指定をONにする)。
図5のアイコン選択領域A110では、赤色と青色との類似度が高い(赤色と青色とを多く含む)アイコンほど上側に位置するように表示されている。
このように表示部230がアイコンを2色の色順に並べ替えて表示することで、ユーザは、2色を同程度の割合で含むアイコンについても、当該アイコンの色の記憶に基づいて検索することができる。
さらに、表示部230が、3色以上の指定に基づく順序にてアイコンを表示するようにしてもよい。
次に、図6〜図9を参照して、順序設定部222が行う、アイコン(アイコンの色)と基準色との類似度の算出について説明する。ここでいう基準色は、ユーザが指定する対象となる色(図3の例では、色指定領域A120に表示されている赤色、紫色、青色、緑色、黄色、白色および黒色)である。
図6は、順序設定部222が、アイコン(の色)と基準色との類似度を算出する際の最小単位の例を示す説明図である。同図(A)は、表示部230が表示するアイコン(アイコン画像)の例を示し、同図(B)は、当該アイコンの一部を拡大した例を示す。
同図(B)に示される四角(領域A211、A212、・・・)の各々は、アイコン画像のビットマップ表示におけるピクセルを示しており、順序設定部222は、ピクセル毎に基準色との類似度を算出する。すなわち、順序設定部222は、アイコン毎に、当該アイコンの複数の区分の各々についての、当該区分の色と指定された色との類似度に基づいて、当該アイコンの順序を設定する。
但し、順序設定部222がアイコンと基準色との類似度を算出する際の最小単位は、同図に示すピクセル単位に限らない。例えば、順序設定部222が4ピクセル毎など複数ピクセルを含む領域を最小単位として類似度の算出を行うようにしてもよい。この場合、順序設定部222は、例えば、最小単位の領域について、当該領域に含まれるピクセルの色の平均(RGB各成分の平均値)を当該領域の色として扱って、基準色との類似度を算出する。
図7は、順序設定部222がアイコン(の色)と基準色との類似度を算出する際に用いる基準色の成分値の例を示す説明図である。同図の例では、図3に例示された基準色の各々について、RGB成分の値が示されている。
順序設定部222は、アイコン画像における最小単位(本実施形態ではピクセル)毎に、基準色の各々とどの程度近いかを、RGB成分の距離にて算出する。このユークリッド距離が近いほど(値が小さいほど)、最小単位の色が基準色に類似している(すなわち、類似度が高い)ことを示している。
例えば、アイコン画像のあるピクセル(以下、「対象ピクセル」と称する)におけるR成分(赤成分)、G成分(緑成分)、B成分(青成分)の値を、それぞれx、y、zで表した場合、順序設定部222は、対象ピクセルの色と赤色との距離を、式(1)に基づいて算出する。
Figure 2013222379
すなわち、順序設定部222は、赤色をx座標、緑色をy座標、青色をz座標にて示す3次元直交座標系における、赤色の座標(255,0,0)と、対象ピクセルの色の座標(x,y,z)とのユークリッド距離を求める。
同様に、順序設定部222は、対象ピクセルの色と紫色との距離を、式(2)に基づいて算出する。
Figure 2013222379
同様に、順序設定部222は、対象ピクセルの色と青色との距離を、式(3)に基づいて算出する。
Figure 2013222379
同様に、順序設定部222は、対象ピクセルの色と緑色との距離を、式(4)に基づいて算出する。
Figure 2013222379
同様に、順序設定部222は、対象ピクセルの色と黄色との距離を、式(5)に基づいて算出する。
Figure 2013222379
同様に、順序設定部222は、対象ピクセルの色と白色との距離を、式(6)に基づいて算出する。
Figure 2013222379
同様に、順序設定部222は、対象ピクセルの色と黒色との距離を、式(7)に基づいて算出する。
Figure 2013222379
最小単位(本実施形態ではピクセル)の各々について基準色の各々との距離が求まると、順序設定部222は、基準色毎に、最小単位の各々について得られた距離を合計して、アイコン(の色)と基準色との距離を算出する。
図8は、順序設定部222が、アイコン(の色)と基準色との距離を求める際の計算例を示す説明図である。
同図において、順序設定部222は、1ピクセル目の色と赤色との距離「50」と、2ピクセル目の色と赤色との距離「80」と、・・・を合計して(足し合わせて)、アイコンと赤色との距離(アイコン(全体)の色と赤色との距離)「500」を算出している。
他の基準色(紫色〜黒色の各々)についても同様に、順序設定部222は、各ピクセルにおける色と基準色との距離を合計して、アイコンと当該基準色との距離を算出している。
この距離が近いほど(値が小さいほど)、アイコンの色が基準色に類似している(すなわち、類似度が高い)ことを示している。
図9は、順序設定部222が算出したアイコン(の色)と基準色との距離の例を示す説明図である。同図において、各アイコンについて、基準色(赤色〜黒色)の各々との距離が示されている。
入力部210が、色指定操作を受け付けて、入力処理部221が、指定された基準色を検出した場合、順序設定部222は、指定された基準色と各アイコンとの距離に従って、距離が近い順に(従って、ユーザに指定された色との類似度の高い順に)、アイコンの表示順序を設定する。そして、表示制御部223は、順序設定部222が設定した順序に従って、表示部230にアイコンを表示させる(図4で説明したように、アイコンを並べ替えて表示させる)。
例えば、ユーザが赤色を指定(選択)した場合、順序設定部222は、赤色との距離が近い順にアイコンの表示順序を設定し、表示制御部223は、当該順序に従って、表示部230にアイコンを表示させる。
また、ユーザが赤色と青色とを指定した場合、順序設定部222は、赤色および青色との距離が近い順にアイコンの表示順序を設定し、表示制御部223は、当該順序に従って、表示部230にアイコンを表示させる。
ここで、順序設定部222は、区分(基準色との類似度を求める最小単位。本実施形態ではピクセル)の色と指定された色との類似度が所定の類似度よりも低い場合に、当該区分の色と指定された色との類似度の値を、類似度がより低いことを示す値に変換する。すなわち、順序設定部222は、区分の色と基準色との類似度が所定の類似度よりも低い場合に、当該区分を含むアイコンの色と当該基準色との類似度において、類似度の低さがより強調されるようにする。この点について、図10を参照して説明する。
図10は、順序設定部222が距離を算出する対象となるアイコンの例を示す説明図である。ここでは、説明を簡単にするため、4つのピクセルにて構成されるアイコンを例に説明する。
同図に示すアイコンは、P11〜P14の4つのピクセルを含む。このうち、ピクセルP11およびP13は、赤色(R成分=255、G成分=0、B成分=0)のピクセルであり、ピクセルP12およびP14は、青色(R成分=0、G成分=0、B成分=255)のピクセルである。
まず、順序設定部222が、ピクセル毎に基準色との距離を求め、各ピクセルついて得られた距離をそのまま足し合わせて、アイコンと基準色の類似度を示す指標とする場合について説明する。
この場合、ピクセルP11およびP13について、順序設定部222は、当該ピクセルと赤色との距離を式(8)に示されるように「0」と算出する。
Figure 2013222379
また、順序設定部222は、当該ピクセルと紫色との距離を式(9)に示されるように「180」(小数点以下を四捨五入している。以下同様)と算出する。
Figure 2013222379
また、順序設定部222は、当該ピクセルと青色との距離を式(10)に示されるように「361」と算出する。
Figure 2013222379
また、ピクセルP12およびP14について、順序設定部222は、当該ピクセルと赤色との距離を、式(11)に示されるように「361」と算出する。
Figure 2013222379
また、順序設定部222は、当該ピクセルと紫色との距離を、式(12)に示されるように「180」と算出する。
Figure 2013222379
また、順序設定部222は、当該ピクセルと青色との距離を、式(13)に示されるように「0」と算出する。
Figure 2013222379
これらの計算結果に基づいて、順序設定部222は、図10に示すアイコンと赤色との距離を、式(14)に示されるように「722」と算出する。
Figure 2013222379
また、順序設定部222は、当該アイコンと紫色との距離を、式(15)に示されるように「720」と算出する。
Figure 2013222379
また、順序設定部222は、当該アイコンと青色との距離を、式(16)に示されるように「722」と算出する。
Figure 2013222379
式(14)〜(16)に示されるように、当該アイコンと赤色との距離および当該アイコンと青色との距離と、当該アイコンと紫色との距離とが、ほぼ同じになっている。この距離に従って表示部230がアイコンを表示する場合、当該アイコンには紫色のピクセルが含まれていないにもかかわらず、ユーザが紫色を指定した際に、当該アイコンが上位に位置することが考えられる。その結果、紫色を含む他のアイコンが下位に位置し、この紫色を含むアイコンをユーザが見つけづらくなる、あるいは見つけるのに時間を要してしまうおそれがある。
また、ユーザが赤色または青色を指定した際に、紫色を含むアイコンが上位に位置することが考えられる。その結果、赤色や青色を含むアイコンが下位に位置し、この赤色や青色を含むアイコンをユーザが見つけづらくなる、あるいは見つけるのに時間を要してしまうおそれがある。
そこで、順序設定部222は、各ピクセルと基準色との距離を算出する際に閾値を設け、閾値以上距離が遠ければ(距離の値が大きければ)、より大きい値に変更する(書き換える)。例えば、順序設定部222は、ピクセルと基準色との距離の値が閾値以上であることを検出すると、当該距離の値に代えて最大距離の値を書き込む。
ここで、順序設定部222は、閾値として、例えば、RGB成分のうち1つの最大値「255」の半分である「128」を用いる。
また、順序設定部222は、最大距離の値として、例えば、反対色である白色と黒色との距離を用いる。本実施形態では、白色は、R成分=255、G成分=255、B成分=255であり、黒色は、R成分=0、G成分=0、B成分=0であり、順序設定部222は、最大距離の値として、式(17)に示される「442」を用いる。
Figure 2013222379
例えば、図10に示すアイコンの場合、順序設定部222は、当該アイコンと赤色との距離を式(18)に示されるように「844」と算出する。
Figure 2013222379
また、順序設定部222は、当該アイコンと紫色との距離を式(19)に示されるように「1768」と算出する。
Figure 2013222379
また、順序設定部222は、当該アイコンと青色との距離を式(20)に示されるように「844」と算出する。
Figure 2013222379
このように、順序設定部222は、アイコンに含まれる赤色や青色と当該アイコンの色との距離を比較的近く(値を小さく)算出し、アイコンに含まれない紫色と当該アイコンの色との距離を比較的遠く(値を大きく)算出する。
従って、ユーザが紫色を指定した際に、当該アイコンが比較的に位置することが考えられる。その結果、紫色を含む他のアイコンがより上位に位置し、この紫色を含むアイコンをユーザが見つけ易くなる、また、時間を要せずに見つけられることを期待し得る。
また、ユーザが赤色または青色を指定した際、紫色を含むが赤色や青色を含まないアイコンが比較的下位に位置することが考えられる。その結果、赤色や青色を含むアイコンがより上位に位置し、この赤色や青色を含むアイコンをユーザが見つけ易くなる、また、時間を要せずに見つけられることを期待し得る。
なお、上述した閾値や、より大きい値は、一例でありこれに限らない。例えば、ユーザが、閾値や、より大きい値を設定できるようにしてもよい。
また、順序設定部222が、ピクセル以外の最小単位の色と基準色との距離を求める場合にも、上述した、閾値や、より大きい値を用いる方法を適用することができる。
また、順序設定部222がアイコンと基準色との類似度を求める方法は、上述した最小単位毎のユークリッド距離を合計する方法に限らない。
例えば、アイコン毎に大きさ(ピクセル数)が異なる場合、順序設定部222が、最小単位毎のユークリッド距離の平均を取るようにしてもよい。
また、順序設定部222が、最小単位毎のユークリッド距離に代えて、最小単位毎に、基準色とのRGB成分の差の絶対値の合計を求め、各最小単位について得られた値の合計をアイコンと当該基準色との差として用いるようにしてもよい。
例えば、図10に示すアイコンと赤色との類似度(を示す指標)を求める場合、順序設定部222は、ピクセルP11およびピクセルP13について、当該ピクセルと赤色との類似度の指標値を、式(21)に示されるように「0」と算出する。
Figure 2013222379
この類似度の指標値は、値が小さいほど類似度が高いことを示す。
また、順序設定部222は、ピクセルP12およびピクセルP14について、当該ピクセルと赤色との類似度の指標値を、式(22)に示されるように「510」と算出する。
Figure 2013222379
そして、順序設定部222は、各ピクセルについて得られた指標値を合計して、アイコンと赤色との類似度の指標値を、式(23)に示されるように「1020」と算出する。
Figure 2013222379
このように、順序設定部222がアイコンと基準色との類似度を求める方法をより簡単なものとすることで、順序設定部222が類似度を求める際の負荷を低減させ得る。
また、順序設定部222が、最小単位毎のユークリッド距離の合計を求める以外の方法でアイコンと基準色との類似度を求める場合にも、上述した、最初単位の色と基準色との類似度が低い場合に、類似度の低さをより強調する方法を適用可能である。
次に、図11〜図12を参照して、携帯端末装置200の動作について説明する。
図11は、表示部230がアプリケーション選択画面にてアプリケーション選択用アイコンを表示する際に、携帯端末装置200が行う処理の手順を示すフローチャートである。携帯端末装置200は、アプリケーション選択画面の表示を要求するユーザ操作を検出すると、同図の処理を開始する。
同図の処理において、まず、表示制御部223が、表示部230を制御して、例えば図3を参照して説明したように、アプリケーション選択画面を表示させる(ステップS101)。
次に、入力処理部221は、入力部210がアプリケーション選択操作を受けたか否か(すなわち、入力処理部221が当該操作を検出したか否か)を判定する(ステップS102)。
アプリケーション選択操作を受けていないと判定した場合(ステップS102:NO)、入力処理部221は、入力部210が色指定操作を受けたか否か(すなわち、入力処理部221が当該操作を検出したか否か)を判定する(ステップS111)。
色指定操作を受けていないと判定した場合(ステップS111:NO)、ステップS102へ戻る。すなわち、入力処理部221は、アプリケーション選択操作または色指定操作を待ち受ける。
一方、色指定操作を受けたと判定した場合(ステップS111:YES)、順序設定部222は、表示部230の表示対象となっている各アイコンについて、色指定操作にて指定された色に類似する順に順序付けを行う(ステップS121)。例えば、順序設定部222は、全てのアプリケーション選択用アイコンについて、指定された色に類似する順に順序付けを行う。
なお、順序設定部222は、上述したように、各アイコンについて、アイコンの色と指定された色(基準色)との類似度を示す指標値を求め、この指標値に基づいて順序付けを行う。
ここで、順序設定部222が、アイコンの色と各基準色との類似度を示す指標値を予め算出しておくようにしてもよいし、ステップS121において、アイコンの色と指定された色との類似度を示す指標値を算出するようにしてもよい。
順序設定部222が、指標値を予め算出しておく場合、ステップS121の処理に要する時間が短くて済むので、入力部210が色指定操作を受けてから、表示部230がステップS122においてアイコンを並べ替えて表示するまでに要する時間を、より短くし得る。
一方、順序設定部222が、ステップS121において指標値を算出することで、順序設定部222の処理量を削減できる場合がある。特に、アプリケーションの入替が頻繁に行われ、一度も表示されずに削除されるアイコンがある場合、順序設定部222は、当該アイコンについて、各基準色との類似度を示す指標値を算出する必要が無い。この点で、順序設定部222の処理量を削減し得る。
ステップS121の後、表示制御部223は、表示部230を制御して、順序設定部222がステップS121で設定した順序にアイコンを並べ替えて表示させる(ステップS122)。すなわち、表示制御部223は、表示部230を制御して、例えば図4および図5を参照して説明したように、アイコンを指定された色に類似する順に並べ替えたアプリケーション選択画面を表示させる。
その後、ステップS102へ戻る。
一方、ステップS102において、アプリケーション選択操作を受けたと判定した場合(ステップS102:YES)、アプリケーション実行部224が、選択されたアプリケーションを実行する(ステップS131)。
その後、同図の処理を終了する。
なお、ステップS101におけるアイコンの表示を省略する(すなわち、ステップS101において表示部230がアイコンを表示しない)ようにしてもよい。これにより、アイコン表示に要する負荷および処理時間を削減し得る。
図12は、順序設定部222が、各アイコンの色と基準色との類似度を示す指標値を算出する処理の手順を示すフローチャートである。上述したように、順序設定部222が、基準色の各々について、予め(図11の処理の実行前に)指標値を求めておくようにしてもよい。あるいは、図11のステップS121において、順序設定部222が、色指定操作にて指定された色について、指標値を求めるようにしてもよい。
図12の処理において、順序設定部222は、まず、各アイコンについて処理を行うループL11を開始する(ステップS201)。次に、順序設定部222は、アイコンの各ピクセルについて処理を行うループL12を開始する(ステップS202)。
次に、順序設定部222は、処理対象のピクセルのRGB成分の値を読み出す(ステップS203)。
そして、順序設定部222は、処理対象のピクセルの色(ステップS203で読み出した各成分の値)と基準色との距離を算出する(ステップS204)。
そして、順序設定部222は、ステップS204で算出した距離が所定の閾値以上か否かを判定する(ステップS205)。閾値以上であると判定した場合(ステップS205:YES)、順序設定部222は、処理対象のピクセルの色と基準色との距離を最大距離で置き換える(ステップS206)。
次に、順序設定部222は、処理対象のアイコンの全てのピクセルについてループL12の処理を完了したか否かを判定する(ステップS207)。完了していないと判定した場合、ステップS202へ戻り、未処理のピクセルに対して引き続きループL12の処理を行う。
一方、処理対象のアイコンの全てのピクセルについてループL12の処理を完了したと判定した場合、順序設定部222は、処理対象のアイコンの色と基準色との類似度を示す指標値を算出する(ステップS208)。具体的には、上述したように、順序設定部222は、各ピクセルについて得られた距離(最大距離で置き換えられたピクセルについては最大距離)を合計することで、当該アイコンの色と基準色との類似度を示す指標値を算出する。
次に、順序設定部222は、表示部230の表示対象となっている全てのアイコンについてループL11の処理を完了したか否かを判定する(ステップS209)。完了していないと判定した場合、ステップS201へ戻り、未処理のアイコンに対して引き続きループL11の処理を行う。
一方、表示部230の表示対象となっている全てのアイコンについてループL11の処理を完了したと判定した場合、図12の処理を終了する。
一方、ステップS205において、ステップS204で算出した距離が所定の閾値未満であると判定した場合(ステップS205:NO)、ステップS207へ進む。
以上のように、携帯端末装置200(表示部230)は、順序設定部222が設定した各アイコンの順序に従って、ユーザの指定した色との類似度の高い順にアプリケーション選択用アイコンを表示する。これにより、ユーザが、名称を覚えていないアプリケーションを利用したい場合や、利用頻度の低いアプリケーションを利用したい場合にも、所望のアイコンをユーザが見つけ易くし得る。
また、入力部210が、複数の色の指定を受け付け、順序設定部222は、各アイコンについて、指定された複数の色との類似度の高い順に順序を設定する。これにより、複数の色を含むアイコン(例えば、複数の色を同程度の割合(面積)にて含むアイコン)についても、ユーザが見つけ易くし得る。
また、順序設定部222は、アイコン毎に、当該アイコンの複数の区分(例えばピクセル)の各々についての、当該区分の色と指定された色との類似度に基づいて、当該アイコンの順序を設定する。これにより、順序設定部222は、類似度をより適切に求め得る。
例えば、順序設定部222は、アイコンが赤色のピクセルおよび青色のピクセルを含む場合と、アイコンが紫色のピクセルを含む場合とを区別できる。これにより、表示部230は、赤色が指定された際に、赤色のピクセルを含むアイコンを、紫色のピクセルを含むアイコンよりも上位(表示画面の上側、また、画面切替を伴う場合は、より上位の画面(画面切替数の少ない画面))に表示し得る。
また、順序設定部222は、区分の色と指定された色との類似度が所定の類似度よりも低い場合に、当該区分の色と指定された色との類似度の値を、類似度がより低いことを示す値に変換する。これにより、順序設定部222は、類似度をさらに適切に求め得る。例えば、図10を参照して説明したように、紫色が指定された際に、赤色のピクセルと青色のピクセルとを均等に含むアイコンよりも、紫色のピクセルを含むアイコンを上位に設定し得る。
なお、情報処理装置100や携帯端末装置200の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
100 情報処理装置
110 色指定受付部
120、222 順序設定部
130、230 表示部
200 携帯端末装置
210 入力部
220 処理部
221 入力処理部
223 表示制御部
224 アプリケーション実行部
240 記憶部

Claims (6)

  1. 色の指定を受け付ける色指定受付部と、
    複数のアイコンの各々について、指定された色との類似度の高い順に順序を設定する順序設定部と、
    前記順序設定部が設定した順序で前記アイコンを表示する表示部と、
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記色指定受付部は複数の色の指定を受け付け、
    前記順序設定部は、複数のアイコンの各々について、指定された複数の色との類似度の高い順に順序を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記順序設定部は、アイコン毎に、当該アイコンの複数の区分の各々についての、当該区分の色と指定された色との類似度に基づいて、当該アイコンの順序を設定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記順序設定部は、前記区分の色と指定された色との類似度が所定の類似度よりも低い場合に、当該区分の色と指定された色との類似度の値を、類似度がより低いことを示す値に変換することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 情報処理装置のアイコン表示方法であって、
    色の指定を受け付ける色指定受付ステップと、
    複数のアイコンの各々について、指定された色との類似度の高い順に順序を設定する順序設定ステップと、
    前記順序設定ステップにて設定した順序で前記アイコンを表示する表示ステップと、
    を具備することを特徴とするアイコン表示方法。
  6. 情報処理装置に、
    色の指定を受け付ける色指定受付ステップと、
    複数のアイコンの各々について、指定された色との類似度の高い順に順序を設定する順序設定ステップと、
    前記順序設定ステップにて設定した順序で前記アイコンを表示する表示ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106843646A (zh) * 2017-01-09 2017-06-13 惠州Tcl移动通信有限公司 一种基于移动终端的应用图标查找控制方法及系统
WO2019090578A1 (zh) * 2017-11-09 2019-05-16 深圳传音通讯有限公司 一种智能终端的图标整理方法及图标整理系统
WO2023026727A1 (ja) * 2021-08-25 2023-03-02 富士フイルム株式会社 情報処理装置、及び情報処理プログラム

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