JP2013221864A - ワイヤレスセンサシステムおよび信号検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信距離を維持しつつ、センサの検出値を適切に導出する。
【解決手段】ワイヤレスセンサシステム100は、センサ110と信号検出装置120とを備え、センサは、送信側コイル112および送信側コンデンサ114を含んで構成され、信号検出装置は、送信側コイルと電磁気的に結合する受信側コイル124、受信側コイルに接続された可変コンデンサ126、ならびに、センサ、受信側コイルおよび可変コンデンサの電磁共鳴状態を維持するように可変コンデンサを変化させ、その同調結果を出力する同調回路128を含んで構成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、検出対象の変化をワイヤレスに検出するワイヤレスセンサシステムおよび信号検出装置に関する。
ワイヤレスセンサは、検出対象の変化を検出するセンサと、そのセンサとワイヤレスに通信を行う信号検出装置とからなる。センサと信号検出装置とは独立しているため、センサの検出素子や送信回路に別途電力を供給する必要がある(例えば、特許文献1)。
このような電力の供給源として商用電源等の有線電源を用いると、センサの設置場所が制限されるとともに、その設置費用が生じることとなる。また、電力の供給源としてバッテリ(蓄電池)を用いると、その分、センサ全体の形状が大きくなり、コストが増大するのみならず、バッテリ交換のための保守費用が生じてしまう。
上記の問題を解決すべく、例えば、SAW(表面弾性波)を利用したワイヤレスセンサが提案されている(例えば、特許文献2)。かかる技術では、圧電基板に働く応力を、磁歪効果を通じて検出することができる。しかし、表面弾性波の隆起や信号の伝播を行うためアンテナを大きくしなければならない問題がある。
そこで、電磁誘導を利用したワイヤレスセンサ(例えば、特許文献3)や電磁共鳴(磁場共鳴)を利用したワイヤレスセンサ(例えば、特許文献4)が提案されている。
特開平10−134283号公報 特開2007−304087号公報 特開昭59−3284号公報 特開2011−193663号公報
しかし、特許文献3に記載された技術では、センサ側の1次コイルと信号検出装置側の2次コイルとが電磁誘導結合を通じて情報を伝達しているので、両者間の通信距離が制限される。また、特許文献4に記載された技術では、電磁共鳴が情報の伝達手段として固定的に用いられており、仮に、センサ側のコイルのインダクタンスやコンデンサの静電容量が変化してしまうと、共振条件が満たされなくなり通信を維持できなくなってしまう。
そこで、本発明は、このような課題に鑑み、通信距離を維持しつつ、センサの検出値を適切に導出可能なワイヤレスセンサシステムおよび信号検出装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のワイヤレスセンサシステムは、送信側コイルおよび送信側コンデンサを含んで構成され、送信側コイルおよび送信側コンデンサのいずれかが検出対象の変化に応じて変化するセンサと、送信側コイルと電磁気的に結合する受信側コイル、受信側コイルに接続された可変コンデンサ、ならびに、センサ、受信側コイルおよび可変コンデンサの電磁共鳴状態を維持するように可変コンデンサを変化させ、その同調結果を出力する同調回路を有する信号検出装置と、を備える。
同調回路は、受信側コイルおよび可変コンデンサに印加する電圧信号と受信側コイルおよび可変コンデンサに流れる電流信号との位相差、および、電流信号の振幅に基づいて可変コンデンサを変化させてもよい。
ワイヤレスセンサシステムは、受信側コイルの電磁誘導を受け得る位置に配され、受信側コイルに流れる電流信号の周波数を検出する検出用コイルをさらに含んでもよい。
上記課題を解決するために、本発明の信号検出装置は、ワイヤレスに設けられたセンサのコイルと電磁気的に結合する受信側コイルと、受信側コイルに接続された可変コンデンサと、センサ、受信側コイルおよび可変コンデンサの電磁共鳴状態を維持するように可変コンデンサを変化させ、その同調結果を出力する同調回路と、を備える。
以上のように本発明では、通信距離を維持しつつ、センサの検出値を適切に導出することが可能となる。
ワイヤレスセンサシステムを構成する各装置の概略的な関係を示した説明図である。 センサの利用例を説明するための説明図である。 センサ、信号検出装置、表示装置の各機能を示した機能ブロック図である。 同調回路を説明するための回路図である。 同調結果を検出する他の手段を説明するための機能ブロック図である。 同調結果を検出するさらに他の手段を説明するための機能ブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(ワイヤレスセンサシステム100)
図1は、ワイヤレスセンサシステム100を構成する各装置の概略的な関係を示した説明図である。ワイヤレスセンサシステム100は、1または複数のセンサ110と、信号検出装置120と、表示装置130とを含んで構成される。
センサ110は、小型かつ移動自在に形成され、検出対象が時々刻々と変化する状態を検出する。また、本実施形態では、センサ自体に電源(バッテリ)を有さず、センサ110は、他から電力の供給を受けて動作する。信号検出装置120は、電力をセンサ110に供給するとともに、センサ110で検出された検出対象の状態を、電磁共鳴を利用してワイヤレスに受信し、その検出対象の状態を示す状態値を出力する。本実施形態において、信号検出装置120では、同調回路を用いセンサ110との電磁共鳴を維持することで通信距離を確保している。ここでは、その通信距離として例えば1m程度を想定している。表示装置130は、信号検出装置120から出力された状態値を数値化して表示する。
このように、センサ110を小型かつ移動自在に形成することで、センサ110の設置場所を自由に選定することができ、また、センサ110に対する線材の引き回しに困ることもない。さらに、センサ110が他から電力の供給を受けて動作する構成により、センサ110に対して電源の交換を要さず、保守費用を削減できる。以下、図2を用い、センサ110の利用例を2つ挙げる。
(利用例1:温度検出)
図2は、センサ110の利用例を説明するための説明図である。図2(a)の利用例1では、サーバをマウントするサーバラック150aを複数連ねたサーバラックシステム150が示されている。
ここで、センサ110は、各サーバラック150a内の複数箇所に設置され、各箇所の雰囲気温度(検出対象)を検出する。そして、信号検出装置120は、各センサ110それぞれと電磁共鳴し、各センサ110が検出した温度を出力する。そして、表示装置130としての管理用コンピュータで、複数箇所の温度を集約し、複数の温度に基づいて冷却装置152の冷却制御を行う。
このようなサーバラックシステム150では、定点(1点)温度検出に起因する過剰冷却を防止すべく、サーバラック150a内のサーバや電源等、複数の点それぞれの温度を個別に検出する必要がある。しかし、サーバラック150aの数やサーバラック150a内で温度検出を要する箇所の総数が多く(例えば万単位)、これを全て有線で接続すると、配線や設置工事の費用が膨大となる。
ここでは、センサ110としての安価なSAWセンサをワイヤレスかつ無電源に構成することで、サーバラックシステム150に大量のセンサ110を適切に配することが可能となる。また、センサ110の設置自由度が高いため、再配置も容易となり、レイアウトの変更やサーバの増設にも容易に対応することができる。
また、利用例1では、1の信号検出装置120が複数のセンサ110の温度検出値を並行して読み出している。これは、例えば、信号検出装置120が利用可能な周波数帯域を複数に分割し、その分割した分割周波数帯域を各センサ110に排他的に割り当てることで実現できる。そして、信号検出装置120は、時分割に、読み出し対象となる分割周波数帯域を切り換え、その分割周波数帯域内で各センサ110と同調処理を行うことで各温度検出値を得ることができる。
(利用例2:pH検出)
また、図2(b)の利用例2では、カプセル型のセンサ110を人体154の食道や胃に挿入している。ここで、センサ110は、人体154の胃内におけるpH値を検出する。そして、信号検出装置120は、人体154の外部においてセンサ110と電磁共鳴してセンサ110のpH値を出力し、観察者は、表示装置130を通じてpH値を確認する。また、pH値を連続的にサンプルすることで、pH値の時間推移を確認することもできる。
従来では、pH値を検出する際、被検者(例えば患者)に、鼻腔からカテーテルを挿入した状態を24時間といった長時間維持してもらわなければならなかったところ、ここでは、カプセル型のセンサ110を飲み込むだけといった、苦痛を伴わない簡易な処理で済むので、被検者の負担を大幅に軽減することが可能となる。
以下、図3の機能ブロック図を用いて、センサ110、信号検出装置120、表示装置130を詳細に説明する。
(センサ110)
図3に示すように、センサ110は、送信側コイル112と、送信側コンデンサ114とを含んで構成される。ここでは、送信側コイル112および送信側コンデンサ114のいずれか一方が検出対象の検出手段となり、検出対象が変化した影響を受けて変化し、その変化した値が検出値となる。
送信側コイル112は、螺旋状や渦巻状に巻回した電気素子である。当該送信側コイル112が検出手段となる場合、回転角度、非鉄金属、電界、変位、電流、温度、pH等を検出することができる。
送信側コンデンサ114は、静電容量により電荷を蓄える電気素子である。当該送信側コンデンサ114が検出手段となる場合、圧力、加速度、変位、振動、フォース(力)、湿度等を検出することができる。例えば、送信側コンデンサ114によって圧力を検出する場合において、特開平11−248574号公報に示すように、圧力でダイアフラムが撓むと、そのダイアフラムの両側に形成された電極間の静電容量が変化し、圧力に応じた静電容量を得ることができる。
また、上述したように、センサ110には電源(バッテリ)が含まれておらず、後述する信号検出装置120との電磁共鳴によって検出した値を信号検出装置120に伝達する。
(信号検出装置120)
図3に示すように、信号検出装置120は、電源122と、受信側コイル124と、可変コンデンサ126と、同調回路128とを含んで構成される。
電源122は当該信号検出装置120の各回路を駆動する電力を供給する。また、かかる電力は、電磁共鳴を通じてセンサ110にも伝達される。
受信側コイル124は、送信側コイル112と電磁気的に結合して電磁共鳴を起こす。可変コンデンサ126は、受信側コイル124に接続され、同調回路128の制御信号に応じて静電容量を変化させることが可能である。
本実施形態では、センサ110側の送信側コイル112および送信側コンデンサ114と、信号検出装置120側の受信側コイル124および可変コンデンサ126との組み合わせで電磁共鳴させることを目的としている。このような電磁共鳴が生じると、その共振エネルギーによりセンサ110と信号検出装置120とが離間している場合であっても、センサ110と信号検出装置120との間で検出値等の情報を共有することができる。
ここで、送信側コイル112や受信側コイル124のインダクタンスLと、送信側コンデンサ114や可変コンデンサ126の静電容量Cと、電磁共鳴における共振周波数f(例えば1MHz)との関係は、f=1/(2π√(LC))で表すことができる。
また、上述したように、センサ110では、送信側コイル112または送信側コンデンサ114のいずれか一方のみが変化する。本実施形態では、同調回路128による同調処理を通じて可変コンデンサ126の静電容量を、送信側コイル112または送信側コンデンサ114の変化に応じて連続的に変化させ電磁共鳴を維持する。したがって、送信側コンデンサ114が検出手段となる場合、可変コンデンサ126の静電容量は、送信側コンデンサ114の変化後の静電容量に比例することとなる。かかる構成により、センサ110と信号検出装置120との通信距離を最大限に維持しつつ、送信側コイル112または送信側コンデンサ114の状態量(インダクタンスまたは静電容量)を、可変コンデンサ126を通じて再現することが可能となる。
同調回路128は、センサ110(送信側コイル112および送信側コンデンサ114)、受信側コイル124、および、可変コンデンサ126の組み合わせによる電磁共鳴を維持するように、すなわち、電磁共鳴レベルが最大となるように、または、所定レベル以上となるように、可変コンデンサ126の静電容量を連続的に変化させるとともに、受信側コイル124に印加する電圧信号の周波数を変化させる。例えば、検出対象の変化に応じて共振周波数が変化した場合、電磁共鳴が生じる静電容量と周波数を新たに決定し、可変コンデンサ126にその静電容量を設定するとともに、その周波数の電圧信号を生成する。また、同調回路128は、このように同調された同調結果を後段で利用するために、同調結果を外部に出力する。
図4は、同調回路128を説明するための回路図である。同調回路128は、電流検出器170、増幅器172a、172b、A/Dコンバータ174a、174b、マイコン176、D/Aコンバータ178、バイアス抵抗180、掃引信号発生器182、加算器184を含んで構成される。また、可変コンデンサ126は、具体的に、固定コンデンサ190と、バリキャップダイオード192とを含んで構成される。
まず、同調回路128は、電流検出器170を通じて受信側コイル124および可変コンデンサ126に流れる電流信号を検出し、その電流信号を増幅器172aで増幅し、A/Dコンバータ174aでデジタル値に変換してからマイコン176に取り込む。
マイコン176では、受信側コイル124および可変コンデンサ126に流れる電流信号およびA/Dコンバータ174bで取得した電圧信号の位相差、ならびに、その電流信号の振幅に基づき、電磁共鳴を維持できるように、可変コンデンサ126の静電容量と、上記電圧信号の周波数とを決定する。
このようにしてマイコン176で決定された静電容量は、バイアス電圧としてD/Aコンバータ178から出力されることで、バイアス抵抗180を通じてバリキャップダイオード192に設定される。こうして、可変コンデンサ126では、固定コンデンサ190とバリキャップダイオード192とによって、決定された静電容量を実現する。
また、マイコン176で設定された周波数は、PLL等で構成され高周波数の掃引信号を出力する掃引信号発生器182に伝達され、その周波数の電圧信号に変換される。そして、加算器184によりD/Aコンバータ178から出力されたバイアス電圧を加算し、直流分のオフセットを除去した後、増幅器172bを通じて受信側コイル124に印加される。
このようにして、受信側コイル124および可変コンデンサ126に印加される電圧信号の周波数、および、可変コンデンサ126の静電容量が調整され、電磁共鳴を維持することができる。
また、ここでは、同調回路128の同調結果として、D/Aコンバータ178で出力されるバイアス電圧を用いている。ただし、同調結果は、同調回路128自体から検出する場合に限らず、様々な検出手段を採用することができる。
(同調結果を検出する他の手段1)
図5は、同調結果を検出する他の手段を説明するための機能ブロック図である。ここでは、同調回路128からの出力の代わりに、当該信号検出装置120の閉回路、例えば、受信側コイル124から交流の電圧信号を抽出する。
ここでは、電圧信号の周波数(電磁共鳴の共振周波数)から、可変コンデンサ126の静電容量を逆算し、その静電容量を同調結果としてもよいし、周波数そのものを同調結果としてもよい。
(同調結果を検出する他の手段2)
図6は、同調結果を検出するさらに他の手段を説明するための機能ブロック図である。ここでは、同調回路128からの出力の代わりに、別途、検出用コイル160を設けている。かかる検出用コイル160は、受信側コイル124の電磁誘導を受け得る位置、例えば、受信側コイル124と巻回軸を等しくして配され、受信側コイル124に流れる電流信号の周波数を検出する。
ここでは、電圧信号の周波数から、可変コンデンサ126の静電容量を逆算し、その静電容量を同調結果としてもよいし、周波数そのものを同調結果としてもよい。かかる検出用コイル160は、本回路である当該信号検出装置120の回路と磁気的に独立しているので、本回路に影響を与えることなく同調結果を得ることができる。
(表示装置130)
図3に戻り、表示装置130は、A/Dコンバータ132と、記憶部134と、中央制御部136と、表示部138とを含んで構成される。
A/Dコンバータ132は、信号検出装置120においてアナログ出力された同調結果をデジタル値に変換する。記憶部134は、ROM、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等で構成され、中央制御部136の各機能部の処理に必要な種々の情報、例えば、変換テーブルを記憶する。
ここで、変換テーブルは、例えば、信号検出装置120における同調回路128のD/Aコンバータ178の出力(同調結果)と、センサ110の検出対象の換算値とを一意に対応付けたものである。かかる対応付けは、センサ110における送信側コイル112または送信側コンデンサ114の仕様等を勘案して予め設定しておく。
中央制御部136は、CPUを含む半導体集積回路で構成され、ROMからCPU自体を動作させるためのプログラムやパラメータ等を読み出し、ワークエリアとしてのRAMや他の電子回路と協働して表示装置130全体を管理および制御する。また、中央制御部136は、記憶部134に記憶された変換テーブルを参照し、A/Dコンバータ132で読み出した同調回路128のD/Aコンバータ178の出力に基づいて検出対象の換算値を特定する。
例えば、同調回路128のD/Aコンバータ178の出力が1Vであった場合、検出対象である温度が30℃といったように、その出力から検出対象を一意に特定することが可能となる。そして、中央制御部136は、このようにして特定された検出対象の換算値を表示部138に表示する。
表示部138は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等で構成され、中央制御部136の制御指令に応じて様々な画像を表示する。
以上、説明したように、ワイヤレスセンサシステム100によれば、同調回路128によりセンサ110と信号検出装置120とが磁気共鳴する状態を維持できるので、電磁誘導を用いた場合と比較して長い通信距離を維持しつつ、センサ110の検出値を適切に導出することが可能となる。ここでは、磁気的な共振現象を利用してワイヤレスセンシングが実現されるので、アンテナの大型化を招くこともない。
また、センサ110個々に電源を設ける必要もないので、センサ110の小型化、低コスト化を実現でき、その保守費用も削減することができる。さらに、ワイヤレスに構成することで、配線や設置工事の費用も不要となり、再配置等、設計自由度が高くなる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態においては、信号検出装置120における同調結果をアナログ信号で出力し、それを表示装置130のA/Dコンバータ132でデジタル化して表示する例を挙げて説明したが、デジタル化は必須ではなく、例えば、制御のフィードバック系に、信号検出装置120におけるアナログ信号をそのまま利用することもできる。
本発明は、検出対象の変化をワイヤレスに検出するワイヤレスセンサシステムおよび信号検出装置に利用することができる。
100 …ワイヤレスセンサシステム
110 …センサ
112 …送信側コイル
114 …送信側コンデンサ
120 …信号検出装置
124 …受信側コイル
126 …可変コンデンサ
128 …同調回路
160 …検出用コイル

Claims (4)

  1. 送信側コイルおよび送信側コンデンサを含んで構成され、該送信側コイルおよび該送信側コンデンサのいずれかが検出対象の変化に応じて変化するセンサと、
    前記送信側コイルと電磁気的に結合する受信側コイル、該受信側コイルに接続された可変コンデンサ、ならびに、前記センサ、該受信側コイルおよび該可変コンデンサの電磁共鳴状態を維持するように該可変コンデンサを変化させ、その同調結果を出力する同調回路を有する信号検出装置と、
    を備えるワイヤレスセンサシステム。
  2. 前記同調回路は、前記受信側コイルおよび前記可変コンデンサに印加する電圧信号と該受信側コイルおよび該可変コンデンサに流れる電流信号との位相差、および、該電流信号の振幅に基づいて該可変コンデンサを変化させることを特徴とする請求項1に記載のワイヤレスセンサシステム。
  3. 前記受信側コイルの電磁誘導を受け得る位置に配され、該受信側コイルに流れる電流信号の周波数を検出する検出用コイルをさらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載のワイヤレスセンサシステム。
  4. ワイヤレスに設けられたセンサのコイルと電磁気的に結合する受信側コイルと、
    前記受信側コイルに接続された可変コンデンサと、
    前記センサ、前記受信側コイルおよび前記可変コンデンサの電磁共鳴状態を維持するように該可変コンデンサを変化させ、その同調結果を出力する同調回路と、
    を備えることを特徴とする信号検出装置。
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