JP2013220887A - エレベータのストレッチャガード兼用手摺 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、軽量で製造が容易なエレベータのストレッチャガード兼用手摺を得ることを目的とするものである。
【解決手段】手摺本体7は、薄板鋼板を折り曲げ加工してなる表板11と、同じく薄板鋼板を折り曲げ加工してなる断面ハット形の裏板12とを組み合わせて構成されている。裏板12は、表板11の長手方向に沿って連続して設けられており、表板11の裏面に固定されている。表板11と裏板12との間には、中空部13が形成されている。表板11の上下端部は、それぞれ内側に巻き込むように折り曲げ加工されている。
【選択図】図4

Description

この発明は、かご室内に取り付けられ、ストレッチャ等の衝突からかご室壁を保護するエレベータのストレッチャガード兼用手摺に関するものである。
例えば、病院、福祉施設等に設置されたエレベータのかご室内には、ストレッチャや配膳車等の衝突からかご室壁を保護するストレッチャガードが取り付けられている。また、従来のストレッチャガードは、厚鋼板で構成されている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭61−25410号公報
上記のような従来のストレッチャガードは、厚鋼板で中実に構成されているため、質量が大きく、かご全体の質量を大幅に増大させるとともに、かご室への取付時の取扱性が低い。また、乗客が触れた際の安全のため、切断面の処理、角の面取り加工、又は全体を樹脂製カバーで覆う必要があり、製造に手間がかかる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、軽量で製造が容易なエレベータのストレッチャガード兼用手摺を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータのストレッチャガード兼用手摺は、薄板を折り曲げ加工してなる表板と、薄板を折り曲げ加工してなる裏板とを有しており、前記表板と前記裏板との間に中空部が形成されている手摺本体、及び手摺本体の長手方向に互いに間隔をおいて裏板に締結されているとともに、かご室壁に固定される複数の取付金を備え、表板は、かご室内に臨む帯状の表板主部と、表板主部の上端部からかご室壁側へ突出した上面部と、上面部のかご室壁側の端部から下方へ突出した上側対向部と、対向部の下端部から表板主部側へ突出した上側折り返し部と、表板主部の下端部からかご室壁側へ突出した下面部と、下面部のかご室壁側の端部から上方へ突出した下側対向部と、下側対向部の上端部から表板主部側へ突出した下側折り返し部と、表板主部の下端部からかご室壁側へ突出した下面部とを有している。
この発明のエレベータのストレッチャガード兼用手摺は、薄板からなる表板と裏板とを、間に中空部が形成されるように組み合わせて手摺本体を構成したので、全体を軽量化することができ、また、表板の上下両端部を折り曲げ加工して安全を確保するようにしたので、製造を容易にすることができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータのかご室を示す斜視図である。 図1のかご室の水平断面図である。 図2の取付金を示す斜視図である。 図2のIV−IV線に沿う断面図である。 図2のV部を拡大して示す平面図である。 図5の保護キャップをかご室壁側から見た斜視図である。 図5のVII−VII線に沿う断面図である。 図2の手摺本体及び保護キャップを示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態2によるストレッチャガード兼用手摺の断面図である。 図9の保護キャップの断面図である。 図9の手摺本体及び保護キャップを示す分解斜視図である。 図9のストレッチャガード兼用手摺をかご室壁に固定する様子を示す断面図である。 図4の手摺本体の上端部がかご室壁側へ押圧された状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態3によるストレッチャガード兼用手摺の断面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータのかご室を示す斜視図である。図において、かご室1は、複数のかご室壁2と、天井3とを有している。かご室壁2には、かご室1の前面に位置する前壁と、前壁に対向する後壁と、互いに対向する一対の側壁とが含まれている。前壁には、かご出入口1aが設けられている。かご出入口1aは、一対のかごドア4a,4bにより開閉される。
エレベータのかごは、かご室1と、かご室1を支持するかご枠(図示せず)とを有している。また、かごは、懸架体(図示せず)により昇降路5内に吊り下げられており、巻上機(図示せず)により昇降路5内を昇降される。懸架体としては、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。
巻上機は、懸架体が巻き掛けられた駆動シーブと、駆動シーブを回転させるモータと、駆動シーブの回転を制動するブレーキとを有している。
図2は図1のかご室1の水平断面図である。かご室1内には、ストレッチャ50や配膳車等の衝突からかご室壁2を保護する複数のストレッチャガード兼用手摺6が取り付けられている。この例では、ストレッチャガード兼用手摺6は、左右の側壁及び後壁の同じ高さにそれぞれ水平に取り付けられている。
各ストレッチャガード兼用手摺6は、手摺本体7と、手摺本体7をかご室壁2に固定する一対の取付金8と、手摺本体7の長手方向の両端部に装着された一対の保護キャップ9とを有している。取付金8は、手摺本体7の長手方向に互いに間隔をおいて配置されている。
図3は図2の取付金8を示す斜視図である。取付金8は、金属板をコ字形に折り曲げ加工してなり、手摺本体7に固定される手摺固定部8aと、かご室壁2に固定される壁固定部8bと、これらの上端部間に設けられた連結部8cとを有している。
手摺固定部8aには、一対の長孔8dが設けられている。長孔8dの長手方向は、手摺本体7の長手方向に平行である。壁固定部8bには、一対の切欠8eが設けられている。これらの切欠8eは、壁固定部8bの下端から中間部まで鉛直方向に平行に設けられている。
図4は図2のIV−IV線に沿う断面図である。手摺本体7は、薄板鋼板を折り曲げ加工してなる表板11と、同じく薄板鋼板を折り曲げ加工してなる断面ハット形の裏板12とを組み合わせて構成されている。裏板12は、表板11の長手方向に沿って連続して設けられており、表板11の裏面に固定されている。表板11と裏板12との間には、中空部13が形成されている。
表板11は、かご室壁2に平行な帯状の表板主部11a、水平な上面部11b、表板主部11aの裏面に対向する上側対向部11c、水平な上側折り返し部11d、水平な下面部11e、表板主部11aの裏面に対向する下側対向部11f、及び水平な下側折り返し部11gを有している。
表板主部11aは、表面がかご室1内に臨むように配置されている。上面部11bは、表板主部11aの上端部からかご室壁2側へ直角に突出している。上側対向部11cは、上面部11bのかご室壁2側の端部から下方へ直角に突出している。上側折り返し部11dは、上側対向部11cの下端部から表板主部11a側へ直角に突出している。
下面部11eは、表板主部11aの下端部からかご室壁2側へ直角に突出している。下側対向部11fは、下面部11eのかご室壁2側の端部から上方へ直角に突出している。下側折り返し部11gは、下側対向部11fの上端部から表板主部11a側へ直角に突出している。
このように、表板11の上端部には、その長手方向の全体に渡って連続して折り曲げ加工が施され、上面部11b、上側対向部11c、上側折り返し部11dが形成されている。これらの上面部11b、上側対向部11c及び上側折り返し部11dにより、表板主部11aの裏面に向けて開口した断面コ字形の上側安全加工部が形成されている。
また、表板11の下端部には、その長手方向の全体に渡って連続して折り曲げ加工が施され、下面部11e、下側対向部11f及び下側折り返し部11gが形成されている。これら下面部11e、下側対向部11f及び下側折り返し部11gにより、表板主部11aの裏面に向けて開口した断面コ字形の下側安全加工部が形成されている。このように、表板11の上下端部は、それぞれ内側に巻き込むように折り曲げ加工されている。
裏板12は、帯状の裏板主部12a、上側水平部12b、上側接合部12c、下側水平部12d及び下側接合部12eを有している。裏板主部12aは、中空部13を介して表板主部11aの裏面に対向している。また、裏板主部12aは、表板主部11aに対して平行である。
上側水平部12bは、裏板主部12aの上端部から表板主部11a側へ直角に突出している。上側接合部12cは、上側水平部12bの表板主部11a側の端部から上方へ直角に突出している。
下側水平部12dは、裏板主部12aの下端部から表板主部11a側へ直角に突出している。下側接合部12eは、下側水平部12dの表板主部11a側の端部から下方へ直角に突出している。
上側接合部12c及び下側接合部12eは、表板主部11aの裏面に接合剤を介して接合され固定されている。
裏板主部12aの表板主部11aに対向する面には、一対の裏板ナット14が固定されている。裏板主部12aの表板主部11aとは反対側の面には、一対の手摺側固定ボルト15により取付金8が固定されている。手摺側固定ボルト15は、長孔8dと裏板主部12aに設けられた孔とを通して裏板ナット14に螺着されている。
取付金8は、一対の壁側固定ボルト16と一対の壁側ナット17を用いてかご室壁2に固定されている。壁側固定ボルト16は、切欠8eとかご室壁2に設けられた孔とを通して壁側ナット17に螺着されている。
取付金8には、断面コ字形の薄板からなる化粧カバー18が両面テープで固定されている。両面テープは、化粧カバー18の底面部と連結部8cとの間に設けられている。
図5は図2のV部を拡大して示す平面図である。保護キャップ9は、手摺本体7の長手方向の端部が挿入された筒状の差込口部9aと、差込口部9aから手摺本体7とは反対側へ延長された延長部9bとを有している。延長部9bは、差込口部9a側の端部から反対側の端部へ向けて徐々にかご室壁2に近づくように湾曲されている。
また、保護キャップ9は、差込口部9aを貫通する3本の保護キャップ取付ボルト19により手摺本体7に固定されている。さらに、保護キャップ9は、手摺本体7よりも柔軟性の高い材料(例えば、柔軟系樹脂、又はゴム等の弾性体など)により一体成形されている。さらにまた、保護キャップ9の表面には、シボ加工により微小な凹凸が形成されている。
図6は図5の保護キャップをかご室壁側から見た斜視図である。延長部9bのかご室壁2に対向する面には、複数のリブ9c〜9eが格子状に形成されている。
手摺本体7と差込口部9aとの間には、薄板からなるスペーサ20が任意の枚数だけ挿入されている。スペーサ20には、保護キャップ取付ボルト19を通す複数の切欠20aが設けられている。手摺本体7のかご室壁2に対向する面に対向する差込口部9aの内面は、金型抜き勾配が設けられておらず、手摺本体7のかご室壁2に対向する面に平行である。
図7は図5のVII−VII線に沿う断面図である。表板11及び裏板12の長手方向の両端部には、保護キャップ取付ナット21が3個ずつ固定されている。保護キャップ取付ボルト19は、差込口部9aに設けられた孔と、切欠20aと、手摺本体7に設けられた孔とを通して保護キャップ取付ナット21に螺着されている。
図8は図2の手摺本体7及び保護キャップ9を示す分解斜視図であり、表板主部11aの表面を下にして示している。ストレッチャガード兼用手摺6を組み立てる場合、まず、表板11に裏板12を接合し固定する。次に、手摺本体7の両端部に保護キャップ9を固定する。このとき、差込口部9aと手摺本体7の端部との間にスペーサ20を挿入する。また、図8では図示しないが、裏板12に取付金8を固定する。このように組み立てられたストレッチャガード兼用手摺6をかご室壁2に固定し、最後に取付金8に化粧カバー18を貼り付ける。
このようなストレッチャガード兼用手摺6では、薄板からなる表板11と裏板12とを、間に中空部13が形成されるように組み合わせて手摺本体7を構成したので、全体を軽量化することができる。また、表板11の上下両端部を折り曲げ加工して安全を確保するようにしたので、面取り加工したり全体を樹脂製カバーで覆ったりする場合に比べて、製造を容易にすることができる。
また、手摺本体7の長手方向の端部に保護キャップ9が装着されているので、ストレッチャ50や配膳車等の衝突に対して、手摺本体7を保護することができる。
さらに、延長部9bがかご室壁2側へ湾曲されているので、ストレッチャ50や配膳車等の衝突時に軌道をそらし、手摺本体7に過剰な衝撃力がかかるのを防ぐことができる。また、乗客がかご室1に乗り込んだ際に、鞄の紐や衣服等がストレッチャガード兼用手摺6に引っ掛かり難くなる。
さらにまた、手摺本体7よりも柔軟性の高い材料により一体成形された保護キャップ9を用いたので、ストレッチャ50や配膳車等の衝突時の衝撃を保護キャップ9により吸収して、手摺本体7の破損を防ぐことができる。また、保護キャップ9の製造を容易にすることができる。さらに、保護キャップ9が破損した際の保護キャップ9の交換も容易である。
また、差込口部9aの内面に金型抜き勾配を設けず、手摺本体7と差込口部9aとの間にスペーサ20を挿入したので、かご室1内側(意匠面側)の手摺本体7と保護キャップ9との間の隙間をなくすことができ、意匠性を向上させることができるとともに、保護キャップ9のぐらつきを防ぐことができる。
さらに、保護キャップ9の表面にシボ加工を施したので、表面の微小な凹凸により、傷や汚れが付きにくくなり、意匠性を向上させることができる。
延長部9bのかご室壁2に対向する面にリブ9c〜9eが格子状に形成されているので、ストレッチャ50や配膳車等の衝突時に、保護キャップ9にかかる荷重をリブ9c〜9e側に集中させ、保護キャップ9の意匠面の差込口部9a近傍の変形や破損を防ぐことができる。
実施の形態2.
次に、図9はこの発明の実施の形態2によるストレッチャガード兼用手摺の断面図であり、図2のIV−IV線に沿う断面に相当する断面を示している。また、図10は図9の保護キャップ9の断面図であり、図5のVII−VII線に沿う断面に相当する断面を示している。
実施の形態2の手摺本体31は、実施の形態1と同様の表板11と、薄板鋼板を折り曲げ加工してなる断面C形の裏板32とを組み合わせて構成されている。裏板32は、表板11の長手方向に沿って連続して設けられており、表板11の裏面に固定されている。表板11と裏板32との間には、中空部33が形成されている。
裏板32は、帯状の裏板主部32a、水平な上側当接部32b、上側接合部32c、水平な下側当接部32d、及び下側接合部32eを有している。裏板主部32aは、中空部33を介して表板主部11aの裏面に対向している。また、裏板主部32aは、表板主部11aに対して平行である。
上側当接部32bは、裏板主部32aの上端部から表板主部11a側へ直角に突出している。また、上側当接部32bは、上側折り返し部11dの下面に接している。上側接合部32cは、上側当接部32bの表板主部11a側の端部から下方へ直角に突出し、表板主部11aの裏面に接合されている。
下側当接部32dは、裏板主部32aの下端部から表板主部11a側へ直角に突出している。また、下側当接部32dは、下側折り返し部11gの上面に接している。下側接合部32eは、下側当接部32dの表板主部11a側の端部から上方へ直角に突出し、表板主部11aの裏面に接合されている。
上側接合部32c及び下側接合部32eは、表板主部11aの裏面に接合剤を介して接合され固定されている。
取付金8は、手摺本体31の長手方向の同じ位置に、上下に並べて2つずつ配置されている。保護キャップ取付ナット21は、裏板12の長手方向の両端部に3個ずつ固定されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
図11は図9の手摺本体31及び保護キャップ9を示す分解斜視図であり、表板主部11aの表面を下にして示している。実施の形態2のストレッチャガード兼用手摺6を組み立てる場合、まず、表板11に裏板32を接合し固定する。次に、手摺本体31の両端部に保護キャップ9を固定する。このとき、差込口部9aと手摺本体31の端部との間にスペーサ20を挿入する。また、図11では図示しないが、裏板12に取付金8を固定する。
図12は図9のストレッチャガード兼用手摺をかご室壁2に固定する様子を示す断面図である。実施の形態2のストレッチャガード兼用手摺をかご室壁2に固定する場合、まず、かご室壁2に固定された壁側ナット17に壁側固定ボルト16を緩く螺着しておく。そして、切欠8eに壁側固定ボルト16を通しながら、壁固定部8bを壁側固定ボルト16の頭部とかご室壁2との間に差し込む。
この後、壁側固定ボルト16を締め付ける。このとき、上段の壁側固定ボルト16は、連結部8cの横に上側から工具を挿入して固定する。また、下段の壁側固定ボルト16は、下側から工具を挿入して固定する。ストレッチャガード兼用手摺をかご室壁2に固定した後、最後に取付金8に化粧カバー18を貼り付ける。
このようなストレッチャガード兼用手摺では、実施の形態1と同様の効果に加え、表板11及び裏板32の切断面が手摺本体31内に納められ、外部に露出しないため、安全性をさらに向上させることができる。
また、実施の形態1では、手摺本体7の上端部又は下端部がかご室壁2側へ押圧されると、例えば図13の1点鎖線に示すように、手摺側固定ボルト15を支点として手摺本体7が変位される。これに対して、実施の形態2では、取付金8を上下2段で配置したので、外力による手摺本体31のぐらつきを防止することができる。
実施の形態3.
次に、図14はこの発明の実施の形態3によるストレッチャガード兼用手摺の断面図であり、図2のIV−IV線に沿う断面に相当する断面を示している。実施の形態3の手摺本体41は、樹脂又は金属を押し出し成形又は引き抜き成形して構成されている。また、手摺本体41は、帯状の表板部41a、帯状の裏板部41b、水平な上面部41c、水平な下面部41d、一対のリブ41e,41fを有している。
表板部41aは、表面がかご室1内に臨むように配置されている。裏板部41bは、表板部41aの長手方向に沿って連続して設けられている。また、裏板部41bは、表板部41aとの間に間隔をおいて、表板部41aの裏面に対向している。取付金8は、裏板部41bに固定されている。
上面部41cは、表板部41aの長手方向に沿って連続して、表板部41aの上端部と裏板部41bの上端部との間に設けられている。下面部41dは、表板部41aの長手方向に沿って連続して、表板部41aの下端部と裏板部41bの下端部との間に設けられている。手摺本体41内には、中空部42が形成されている。
リブ41e,41fは、表板部41aと裏板部41bとの間に設けられている。中空部42は、リブ41e,41fにより3つに区切られている。リブ41eの表板部41a側の端部は、リブ41eの裏板部41b側の端部よりも上方に配置されている。リブ41fの表板部41a側の端部は、リブ41fの裏板部41b側の端部よりも下方に配置されている。即ち、リブ41e,41fは、互いに反対向きに傾斜して配置されている。他の構成は、実施の形態2と同様である。
このようなストレッチャガード兼用手摺では、手摺本体41が樹脂又は金属を押し出し成形又は引き抜き成形して構成されており、これにより手摺本体41内に中空部42が形成されているので、全体を軽量化することができる。また、切断面が外部に露出しないため、安全性をさらに向上させることができるとともに、面取り加工したり全体を樹脂製カバーで覆ったりする場合に比べて製造を容易にすることができる。
なお、実施の形態1の裏板主部12aの上下方向寸法が取付金8の上下方向寸法に対して十分大きければ、実施の形態1の裏板12に対して取付金8を上下2段で配置してもよい。逆に、実施の形態2、3の裏板12に対して取付金8を上下1段で配置してもよい。また、例えば小型の取付金8を用いる場合など、取付金8を上下3段以上で配置することも可能である。
また、保護キャップは必ずしも手摺本体の両端部に装着しなくてもよく、必要な一端部のみに装着してもよい。
さらに、取付金は、1つの手摺本体の長手方向の3箇所以上に配置してもよい。
さらにまた、上記の例では、左右の側壁と後壁とにストレッチャガード兼用手摺を取り付けたが、任意のかご室壁に選択的に取り付けてもよい。
また、ストレッチャガード兼用手摺は、長手方向に複数に分割されていてもよい。
1 かご室、2 かご室壁、6 ストレッチャガード兼用手摺、7,31,41 手摺本体、8 取付金、9 保護キャップ、9a 差込口部、9b 延長部、9c〜9e リブ、11 表板、11a 表板主部、11b 上面部、11c 上側対向部、11d 上側折り返し部、11e 下面部、11f 下側対向部、11g 下側折り返し部、12,32 裏板、32a 裏板主部、13,33 中空部、20 スペーサ、32b 上側当接部、32c 上側接合部、32d 下側当接部、32e 下側接合部、41a 表板部、41b 裏板部、41c 上面部、41d 下面部。

Claims (10)

  1. 薄板を折り曲げ加工してなる表板と、薄板を折り曲げ加工してなる裏板とを有しており、前記表板と前記裏板との間に中空部が形成されている手摺本体、及び
    前記手摺本体の長手方向に互いに間隔をおいて前記裏板に締結されているとともに、かご室壁に固定される複数の取付金
    を備え、
    前記表板は、かご室内に臨む帯状の表板主部と、前記表板主部の上端部からかご室壁側へ突出した上面部と、前記上面部のかご室壁側の端部から下方へ突出した上側対向部と、前記上側対向部の下端部から前記表板主部側へ突出した上側折り返し部と、前記表板主部の下端部からかご室壁側へ突出した下面部とを有していることを特徴とするエレベータのストレッチャガード兼用手摺。
  2. 前記表板は、前記下面部のかご室壁側の端部から上方へ突出した下側対向部と、前記下側対向部の上端部から前記表板主部側へ突出した下側折り返し部とをさらに有しており、
    前記裏板は、前記表板主部に対向する帯状の裏板主部と、前記裏板主部の上端部から前記表板主部側へ突出し前記上側折り返し部に接している上側当接部と、前記上側当接部の前記表板主部側の端部から下方へ突出し前記表板主部に接合されている上側接合部と、前記裏板主部の下端部から前記表板主部側へ突出し前記下側折り返し部に接している下側当接部と、前記下側当接部の前記表板主部側の端部から上方へ突出し前記表板主部に接合されている下側接合部とを有していることを特徴とする請求項1記載のエレベータのストレッチャガード兼用手摺。
  3. かご室内に臨む帯状の表板部と、前記表板部の長手方向に沿って連続して設けられているとともに、前記表板部との間に間隔をおいて前記表板部の裏面に対向している帯状の裏板部と、前記表板部の長手方向に沿って連続して前記表板部の上端部と前記裏板部の上端部との間に設けられている上面部と、前記表板部の長手方向に沿って連続して前記表板部の下端部と前記裏板部の下端部との間に設けられている下面部とを有しており、樹脂又は金属を押し出し成形又は引き抜き成形してなる手摺本体、及び
    前記手摺本体の長手方向に互いに間隔をおいて前記裏板部に締結されているとともに、かご室壁に固定される複数の取付金
    を備えていることを特徴とするエレベータのストレッチャガード兼用手摺。
  4. 前記手摺本体の長手方向の端部が挿入された筒状の差込口部と、前記差込口部から前記手摺本体とは反対側へ延長された延長部とを有しており、前記手摺本体の長手方向の端部に装着されている保護キャップ
    をさらに備えていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエレベータのストレッチャガード兼用手摺。
  5. 前記延長部は、前記差込口部側の端部から反対側の端部へ向けて徐々にかご室壁に近づくように湾曲されていることを特徴とする請求項4記載のエレベータのストレッチャガード兼用手摺。
  6. 前記保護キャップは、前記手摺本体よりも柔軟性の高い材料により一体成形されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のエレベータのストレッチャガード兼用手摺。
  7. 前記手摺本体の前記かご室壁に対向する面に対向する前記差込口部の内面には、金型抜き勾配が設けられておらず、
    前記手摺本体と前記差込口部との間には、薄板からなるスペーサが挿入されていることを特徴とする請求項6記載のエレベータのストレッチャガード兼用手摺。
  8. 前記保護キャップの表面には、シボ加工により微小な凹凸が形成されていることを特徴とする請求項4から請求項7までのいずれか1項に記載のエレベータのストレッチャガード兼用手摺。
  9. 前記延長部のかご室壁に対向する面には、複数のリブが格子状に形成されていることを特徴とする請求項4から請求項8までのいずれか1項に記載のエレベータのストレッチャガード兼用手摺。
  10. 前記手摺本体の長手方向の同じ位置に、上下に並べて2つずつの前記取付金が配置されていることを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のエレベータのストレッチャガード兼用手摺。
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