JP2013220286A - 吸収性物品 - Google Patents

吸収性物品 Download PDF

Info

Publication number
JP2013220286A
JP2013220286A JP2012095217A JP2012095217A JP2013220286A JP 2013220286 A JP2013220286 A JP 2013220286A JP 2012095217 A JP2012095217 A JP 2012095217A JP 2012095217 A JP2012095217 A JP 2012095217A JP 2013220286 A JP2013220286 A JP 2013220286A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
ink
absorbent article
napkin
ink application
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012095217A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5970228B2 (ja
Inventor
Masao Kurahashi
昌男 倉橋
Mayumi Kimura
真由美 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2012095217A priority Critical patent/JP5970228B2/ja
Publication of JP2013220286A publication Critical patent/JP2013220286A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5970228B2 publication Critical patent/JP5970228B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Abstract

【課題】サイドシートを用いずにコストダウンを実現しながら体液の横漏れを防止すると共に、装着時の装着性も向上する吸収性物品を提供すること。
【解決手段】本発明の吸収性物品1は、表面シート2、防漏シート3及び吸収体4を備えた縦長の吸収性本体10を有する。吸収性物品1の側部1Sには、表面シート2と防漏シート3とが固定された固定領域Fが形成されている。表面シート2は、固定領域Fに、肌対向面側にX方向に連続して延び且つY方向に交互に並列する畝部21と溝部22とを有する。吸収性物品1は、固定領域Fにおける表面シート2の溝部22に、着色された撥水性のインクが塗布されて形成されたインク塗布部7を有する。インク塗布部7は、側面視して、X方向に連続して延びる連続線を形成するように配されている。
【選択図】図1

Description

本発明は吸収性物品に関する。
一般的に、液保持性の吸収体を有する縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の長手方向の両側部の肌当接面側に該吸収性本体の略全長に亘って設けられた左右一対のサイドシートとを備える生理用ナプキンが知られている。このような生理用ナプキンは、サイドシートを備えているため、体液の横漏れを防止できるが、コストが掛かってしまう。
生理用ナプキンのサイドシートの代わりに、特許文献1には、生理用ナプキンの長手方向の両側縁部それぞれに、疎水性が増大するようにインクの付与により形成されたインク付与領域を設けた生理用ナプキンが記載されている。特許文献1に記載の生理用ナプキンによれば、コストダウンを実現しながら、体液の横漏れを防止することができる。しかし、特許文献1に記載の生理用ナプキンは、インク付与領域が平坦な表面シートに形成されているため、装着時に肌に引っ付き易く、装着性が悪かった。
上述した技術とは別に、本出願人は、先に、吸収性本体の肌当接面側の、吸収体よりも外方の領域に、複数個の凹部それぞれの底部にインクが転写された印刷部を設けて、図柄が形成されている生理用ナプキンを提案した(特許文献2参照)。しかし、特許文献2には、前記図柄ではなく、インクだけで体液の横漏れを防止することに関して何ら記載されていない。
特表2009−512489号公報 特開2006−181193号公報
従って、本発明の課題は、サイドシートを用いずにコストダウンを実現しながら体液の横漏れを防止すると共に、装着時の装着性も向上した吸収性物品を提供することにある。
本発明は、液透過性の表面シート、液難透過性の防漏シート及びそれら両シート間に液保持性の吸収体を備えた縦長の吸収性本体を有する吸収性物品であって、長手方向に沿う両側部それぞれに、前記表面シートと前記防漏シートとが固定された固定領域が形成されており、前記表面シートは、前記固定領域において、肌対向面側に長手方向に連続して延び且つ幅方向に交互に並列する畝部と溝部とを有し、前記固定領域における前記表面シートの前記溝部に、着色された撥水性のインクが塗布されて形成されたインク塗布部を有し、前記インク塗布部は、前記吸収性物品を側面視して、長手方向に連続して延びる連続線を形成するように配されている吸収性物品を提供するものである。
本発明の吸収性物品によれば、サイドシートを用いずにコストダウンを実現しながら体液の横漏れを防止すると共に、装着時の装着性も向上する。特に、生理用ナプキン、パンティーライナー、軽失禁パッドなどにおいては、非常に有用なものである。
図1は、本発明の第1実施形態である生理用ナプキンの平面図である。 図2は、図1のI−I線断面斜視図である。 図3は、図1の生理用ナプキンの固定領域における要部拡大断面図である。 図4(a)〜(c)は、連続線を形成するように配されているインク塗布部の配置形態を説明するための図である。 図5は、本発明の第2実施形態である生理用ナプキンの固定領域における要部拡大断面図である(図3相当図)。 図6は、実施例において、滴下された生理食塩水を保持した後の複合シートの状態を撮影したものであり、図6(a)は実施例1に、図6(b)は実施例2に、図6(c)は実施例3に、図6(d)は実施例4に対応している。 図7は、実施例において、滴下された生理食塩水を保持した後の複合シートの状態を撮影したものであり、図7(a)は比較例1に、図7(b)は比較例2に、図7(c)は比較例3に対応している。
以下本発明をその好ましい第1実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の吸収性物品の第1実施形態である生理用ナプキン1A(以下、「ナプキン1A」ともいう)は、図1に示すように、液透過性の表面シート2、液難透過性の防漏シート3及びそれら両シート2,3間に液保持性の吸収体4を備えた縦長の吸収性本体10を有している。
ナプキン1Aは、図1に示すように、ナプキン1Aの長手方向に延びる中心線CLに対して左右対称に形成されている。
本明細書において、「肌対向面」とは、吸収性本体10などを構成する各部材の表裏両面のうち、装着時に装着者の肌側に配される面であり、「非肌対向面」とは、吸収性本体10などを構成する各部材の表裏両面のうち、装着時に装着者の肌側とは反対側に向けられる面である。
また図中に示すX方向とは、ナプキン1A又は吸収性本体10の長手方向と同方向であり、中心線CLに平行な方向である。また、図中に示すY方向とは、ナプキン1A又は吸収性本体10の幅方向と同方向であり、中心線CLに垂直な方向である。
第1実施形態のナプキン1Aについて以下詳述する。
吸収性本体10は、図1,図2に示すように、肌対向面を形成する表面シート2と、非肌対向面を形成する防漏シート3と、両シート2,3間に介在配置された液保持性の吸収体4とを備えている。吸収体4は、長手方向(X方向)に延在しており、平面視で、長手方向Xの前後縁部が丸みを帯びた略長方形状を有している。表面シート2は、図2に示すように、吸収体4の肌対向面の全域を被覆しており、吸収体4の外周縁よりも外方に延在している。表面シート2の前後端部は、丸みを帯びており、表面シート2の両側縁部は、長手方向Xに沿う直線状に形成されている。防漏シート3は、図2に示すように、吸収体4の非肌対向面の全域を被覆しており、表面シート2と同様に、吸収体4の外周縁よりも外方に延在している。表面シート2と同様に、防漏シート3の前後端部は、丸みを帯びており、防漏シート3の両側縁部は、長手方向Xに沿う直線状に形成されている。
ナプキン1Aにおいては、図1,図2に示すように、表面シート2及び防漏シート3が、それぞれの外周縁部に沿って、熱融着によって接合されており、ナプキン1Aの外周縁部に周縁シール部5を形成している。周縁シール部5を形成する熱融着法としては、熱エンボス加工、超音波エンボス加工であってもよく、ホットメルト等の接着剤等により形成されていてもよく、それらの併用であってもよい。
吸収性本体10には、図1,図2に示すように、長手方向Xに沿う両側部1S,1Sそれぞれに、表面シート2と防漏シート3とが固定された固定領域Fが形成されている。側部1Sと固定領域Fとの関係について述べると、上述したように、ナプキン1Aにおいては、表面シート2及び防漏シート3が、吸収体4の外周縁よりもさらに外方に延在しているので、側部1Sの幅方向Yの長さと固定領域Fの幅方向Yの長さが略同じである。しかし、例えば表面シート2及び防漏シート3が、吸収体4の外周縁よりも若干外方に延在しているだけの場合には、側部1Sの幅方向Yの長さの方が固定領域Fの幅方向Yの長さよりも長くなる関係にある。尚、長手方向Xにおいては、何れの場合も、同じ領域を意味する。
固定領域Fは、ナプキン1Aにおいては、表面シート2と防漏シート3とが、ホットメルト型の接着剤6により固定されて形成されている。ホットメルト型の接着剤6としては、この種の吸収性物品において従来用いられている各種のものを用いることができるが、好ましくは、ゴム系、オレフィン系のホットメルト型の接着剤を用いることができ、更に好ましくは、体液の漏れを防止する観点から、撥水性のホットメルト型の接着剤を用いることができる。ナプキン1Aにおいては、ホットメルト型の接着剤6に撥水性の接着剤を用いている。接着剤6の塗布量(接着剤の固形分換算での塗工量)は、10g/m2以上80g/m2以下であることが好ましい。
固定領域Fを形成するホットメルト型の接着剤6は、表面シート2と防漏シート3との間を伝う体液の漏れを防止する観点から、表面シート2の溝部22に沿って連続して塗布されていることが好ましく、表面シート2の溝部22に沿って長手方向Xに連続して直線状に塗布されていることが更に好ましい。また畝部が繊維で満たされている、いわゆる中実構造の場合は、表面シート2の非肌対向面の全面に塗布されている方が更に好ましい。ナプキン1Aにおいては、溝部22に沿ってホットメルト型の接着剤6を連続して塗布している。接着剤6の塗布方法としては、ダイスコーター方式、スロットスプレー方式、カーテンスプレー方式、メルトブローン方式、スパイラルスプレー方式、グラビア方式、ビード方式等の方法が挙げられ、直線状に塗布する場合は、ダイスコーター方式、ビード方式が好ましい。
表面シート2は、図1〜図3に示すように、固定領域Fにおいて、肌対向面側に長手方向Xに連続して延び且つ幅方向Yに交互に並列する畝部21と溝部22とを有している。即ち、畝部21及び溝部22は、何れも長手方向Xに連続して延びており、幅方向Yに隣り合う畝部21,21どうしの間毎に溝部22が配置されている。表面シート2の肌対向面側の輪郭は、図2に示すように断面視して、畝部21の肌対向面側の上方に凸の輪郭と溝部22の肌対向面側の下方に凸の輪郭とが幅方向Yに連続しており、幅方向Yに沿って波形形状となっている。表面シート2において、畝部21と溝部22との間に明確な境界部は存在せず、一般に、幅方向Yに関して隣り合う2つの畝部21,21の頂部間に位置する最も実質厚みの小さい部位及びその近傍の部位が溝部22となる。畝部21と溝部22との境界を明確に定義する場合には、畝部21の頂部における見掛け厚みの1/2の厚みの位置を、畝部21と溝部22との境界とする。上述した接着剤の塗布の境界に関しては、この定義を採用する。畝部21及び溝部22は、固定領域F(表面シート2の肌対向面の両側部1S,1Sそれぞれ)にのみ形成されていてもよいが、ナプキン1Aにおいては、図1に示すように、肌対向面の全面に形成されている。
表面シート2は、ナプキン1Aにおいては、溝部22の密度が畝部21の密度よりも高く形成されており、更に、図3に示すように、畝部21が中実な繊維集合体から形成されている。即ち、ナプキン1Aにおいては、単位体積当たりの溝部22の構成繊維量の方が、畝部21の構成繊維量よりも多くなっている。また、ナプキン1Aの畝部21は、内部が表面シート2の構成繊維で満たされて形成されており、内部に空洞は存在していない中実構造である。畝部21が中実な繊維集合体である事により、畝部の型崩れを起こさず、肌への接触面積を低減し装着感を向上させさせることができる。また、畝溝構造の型崩れを起こさず、空気が通る道を確保でき、ムレによる肌トラブルをさらに低減することができる。
表面シート2の畝部21それぞれの厚み(以下、高さともいう)h(図3参照)は、表面シート2の肌触りを良好にする観点から、0.3mm以上5mm以下が好ましく、0.5mm以上2.5mm以下が更に好ましい。ここで、畝部21の厚みhとは、畝部21の頂点における測定値を示す。畝部21と溝部22との高低差D(図3参照)は、表面シート2のクッション性及び通気性を高め、更に体液の拡散を制御する観点から、0.1mm以上3mm以下が好ましく、0.3mm以上2mm以下が更に好ましい。畝部21の厚みhや高低差Dは、マイクロスコープVH‐8000(キーエンス製)を用い、表面シート2の断面を50倍〜200倍に拡大観察して測定する。表面シート2の切断は、フェザー剃刀(品番FAS‐10、フェザー安全剃刀(株)製)を用いる。
表面シート2の幅方向Yにおける畝部21の幅は、肌触りと吸収性の観点から、1mm以上10mm以下が好ましく、2mm以上5mm以下が更に好ましい。同様の観点から、表面シート2の幅方向Yにおける溝部22の幅は、0.5mm以上7mm以下が好ましく、1mm以上3mm以下が更に好ましい。ナプキン1Aにおいては、畝部21の幅と溝部22の幅は同じ幅で形成されており、幅方向Yに隣り合う畝部どうし21,21のピッチP(図3参照)は、1.5mm以上17mm以下が好ましく3mm以上8mm以下が更に好ましい。尚、ナプキン1Aにおいては、畝部21の幅と溝部22の幅は同じ幅で形成されているが、これに限られず例えば表面シート2の幅方向Yの中央領域における畝部21の幅を、側部における畝部21の幅よりも広くしてもよい。あるいは、畝部21及び溝部22の幅をランダムにするなど、所望の形態とすることができる。畝部21の幅、溝部22の幅及びピッチPの測定は、畝部21の厚みhや高低差Dと同様にして行う。
表面シート2の全体としての坪量は、20g/m2以上100g/m2以下が好ましく、30g/m2以上80g/m2以下が更に好ましい。上述したように、ナプキン1Aにおいては、溝部22の密度が畝部21の密度よりも高く形成されている。畝部21の密度は、40g/cm3以上3500g/cm3以下が好ましく、120g/cm3以上1600g/cm3以下が更に好ましい。一方、溝部22の密度は、66g/cm3以上1000g/cm3以下が好ましく、150g/cm3以上4000g/cm3以下が更に好ましい。畝部21と溝部22との境界は、上述したように、畝部21の頂部における見掛け厚みの1/2の厚みの位置とし、畝部21の密度及び溝部22の密度の測定は、畝部21の厚みhや高低差Dと同様にして行う。
本発明の吸収性物品は、固定領域Fにおける表面シート2の溝部22に、着色された撥水性のインクが塗布されて形成されたインク塗布部7を有し、インク塗布部7は、吸収性物品を側面視して、長手方向Xに連続して延びる連続線を形成するように配されている。ここで「連続線を形成するように配されている」とは、側面視して、長手方向Xに延びる1本の連続線を形成していることを意味する。具体的には、インク塗布部7が1本である場合には、図4(a)に示すように、1本のインク塗布部7が長手方向Xの全長に亘って延びていることを意味する。また、インク塗布部7が複数本である場合には、図4(b)に示すように、少なくとも1本のインク塗布部7が長手方向Xの全長に亘って延びていたり、図4(c)に示すように、長手方向Xに延びる3本のインク塗布部7それぞれが塗布部71と非塗布部72とが交互に配された不連続線であっても、別の不連続線を形成する隣り合う塗布部71の末端同士が、側面視して、重なっており、長手方向Xの全長に亘る1本の連続線となっていたりする場合を含む意味である。ナプキン1Aにおいては、固定領域Fに、3本のインク塗布部7が長手方向Xの全長に亘って延びている。
着色された撥水性のインクとしては、この種の吸収性物品の印刷に適用可能な油性のインクであれば特に制限されず、通常用いられる染料や顔料等、有機溶剤や油系の溶剤等、界面活性剤等が含有されたものが用いられる。前記溶剤としては、ナフテン系、パラフィン系、イソパラフィン系等の石油系炭化水素溶剤、脂肪酸エステル系溶剤、高級アルコール系溶剤、脂肪酸系溶剤、グリコールエーテル系溶剤等が挙げられ、石油系炭化水素溶剤が好ましく用いられる。石油系炭化水素溶剤としては、具体的には、エクソンモービル社製の「アイソパー」(商品名)、エクソンモービル社製の「エクソール」(商品名)、新日本石油社製の「AFソルベント」(商品名)、サン石油社製の「サンセン」(商品名)、サン石油社製の「サンパー」(商品名)等が挙げられる。染料や顔料は、インク全量に対して0.01重量%以上20重量%以下の範囲で含有されていることが好ましい。
着色された撥水性のインクが施されたインク塗布部7の色彩は、吸収性物品が生理用ナプキンの場合には、装着者の体液である経血の流れが堰き止められていることを目立たせる観点や、吸収性物品の清潔感の向上の観点から、経血の色とは対照的な寒色系であることが好ましく、具体的には、JIS Z 8729に規定する「L***表示系」において、L*=30以上90以下、a*=−60以上35以下、及びb*=−60以上35以下を満たしていることが好ましい。尚、L*は明るさを、a*、b*は色の方向を示しており、a*は略赤方向、−a*は略緑方向、b*は略黄色方向、−b*は略青方向を示している。なお、吸収性物品が生理用ナプキン以外のもの、例えば、失禁用パッドやおりものシート等の場合には、やはり体液を目立たせる観点や清潔感の向上の観点から、体液とは対照的な色系であることが好ましく、L*=20以上70以下、a*=−30以上30以下、及びb*=−50以上5以下である。
インク塗布部7は、表面シート2の溝部22における繊維構造に、着色された撥水性のインクが入り込んで形成されている。さらに具体的に説明すると、インク塗布部7は、溝部22における繊維構造に、撥水性のインクを含浸して形成されている。従って、表面シート2の溝部22における構成繊維どうしの間の隙間が含浸したインクで埋められ、インクで埋められた状態でそのままソリッド状となっている。構成繊維どうしの間の隙間がインクで埋められた状態でソリッド状となっているため、固定領域Fにおける表面シート2と防漏シート3との界面を伝う体液の移動を防止できる。このようにインクで埋められた状態でソリッド状となっているか否かは、フェザー剃刀(品番FAS‐10、フェザー安全剃刀(株)製)を用いてナプキン1Aの固定領域FをY方向に切断し、切断した表面シート2における溝部22を、マイクロスコープVH‐8000(キーエンス製)を用いて50倍〜200倍に拡大観察することにより判断できる。なお、本発明における「撥水性」とは、表面シートの液透過性を弱める働きのものであればよく、また、親水性の表面シートを用いる場合には、その親水性を弱める働きのものであれば良い。具体的には、当該インクを平滑なガラス板に塗布し、その上に水滴を載せたときの接触角が90度以上のインクが好ましい。
着色された撥水性のインクの塗布方法としては、ダイスコーター方式、スロットスプレー方式、カーテンスプレー方式、メルトブローン方式、スパイラルスプレー方式、グラビア方式、ビード方式、インクジェット方式等の方法が挙げられ、前述のようなソリッド状のインク塗布部7を形成する観点から、ビード方式、インクジェット方式の塗布方法が好ましい。これらの方法を用いて、固定領域Fにおける表面シート2と防漏シート3との界面を伝う体液の移動を防止する観点から、表面シート2の非肌対向面側から撥水性のインクを塗布することが好ましい。このように非肌対向面側からインクを塗布することによって、厚み方向において、溝部22の非肌対向面側のインク塗布部7の密度を溝部22の肌対向面側のインク塗布部7の密度よりも高くでき、非肌対向面側のインク塗布部7を確実にソリッド状にすることができるからである。撥水性のインクの塗布量としては、5g/m2以上700g/m2以下が好ましく、10g/m2以上500g/m2以下が更に好ましい。
尚、インク塗布部7を確実にソリッド状にする観点から、着色剤を含有しないクリアなインクを先に表面シート2の溝部22に塗布して構成繊維どうしの間の隙間を狭くした後に、着色された撥水性のインクを塗布することにより、溝部22における構成繊維どうしの間の隙間を確実にインクで埋めるようにしてもよい。また、同様な観点から、表面シート2の溝部22以外の畝部21に、撥水性のインクと正反対の性質を有する例えば親水性の界面活性剤や油剤等を塗布し、その後、表面シート2に撥水性のインクを塗布することにより、溝部22に撥水性のインクを移動するように撥水性のインクの移動をコントロールするようにしてもよい。
上述したナプキン1Aの形成材料について説明する。
表面シート2の構成繊維としては、生理用ナプキン等の吸収性物品において従来用いられている各種の天然繊維、半合成繊維、合成繊維等を特に制限なく用いることができる。畝部21と溝部22との畝溝構造が潰れ難くなる観点から、合成繊維の配合量が80%以上であることが好ましい。防漏シート3及び吸収体4としては、生理用ナプキン等の吸収性物品において従来用いられている各種の材料などを特に制限なく用いることができる。
例えば、防漏シート3としては、液不透過性又は撥水性の樹脂フィルムや樹脂フィルムと不織布の積層体等を用いることができる。吸収体4としては、パルプ繊維等の繊維の集合体(不織布であっても良い)又はこれに吸水性ポリマーの粒子を保持させてなる吸収性コアを、透水性の薄紙や不織布からなるコアラップシートで被覆したものや、各種公知のポリマーシート等を用いることができる。
上述した本発明の吸収性物品の第1実施形態であるナプキン1Aを使用した際の作用効果について説明する。
ナプキン1Aは、図1に示すように、長手方向Xに連続して延び且つ幅方向Yに交互に並列する畝部21と溝部22とを有する表面シート2を備えており、長手方向Xに沿う両側部1s,1sそれぞれに固定領域Fが形成されている。また、図1に示すように、ナプキン1Aの各固定領域Fにおける表面シート2の溝部21に、着色された撥水性のインクにより形成されたインク塗布部7が3本、長手方向Xに連続して延びている。このように、サイドシートの代わりに、インク塗布部7を設けているので、コストダウンできる。また、長手方向Xに連続して延びるインク塗布部7により、装着中の体液の横漏れを防ぐことができる。更に、このようなインク塗布部7が表面シート2の溝部21に配されているので、装着中の装着者の肌に引っ付き難く、装着性も向上する。なお、ナプキン1Aでは、畝部21と溝部22を表面シートのほぼ全面に備えているが、本発明では固定領域Fに備えていれば良い。
ナプキン1Aの表面シート2は、溝部22の密度が畝部21の密度よりも高く、図3に示すように、畝部21が中実な繊維集合体からなっている。そのため、表面シート2に吸収された体液は密度の高い溝部22に集まり易く、しかも溝部22にはインク塗布部7が形成されているので、固定領域Fにおける表面シート2と防漏シート3との界面を伝う体液の移動を効率よく防止することができる。また、ナプキン1Aは、図1に示すように、各固定領域Fに3本のインク塗布部7が配されているので、仮に最も中心線CL寄りのインク塗布部7を乗り越えて体液がY方向外方に広がったとしても、次のインク塗布部7で移動を防止することができるので、装着中の体液の横漏れを確実に防ぐことができる。このように、最も中心線CL寄りのインク塗布部7を乗り越えて体液がY方向外方に広がったとしても、表面シート2が畝部21と溝部22とを有しているので、表面シート2を肌対向面側から見たとしても、畝部21の表面により体液の広がりが見え難く、装着者に安心感を与えることができる。
また、ナプキン1Aでは、図1に示すように、畝部21と溝部22とが表面シート2のほぼ全面に渡って設けられ、吸収体4と重ならない領域においてインク塗布部7を設けている。このために、排泄部及びその付近では排泄物が物品長手方向に拡散しながら吸収し易くなっているので、吸収体4が存在しない側部領域へは排泄物が到達し難い構成となっているととともに、吸収し切れなかった排泄物はインク塗布部7によって速やかに縦方向に拡散されながら、中実の畝部21で吸収・保持される。また、図2に示すように、吸収体4と固定部7との間には表面シート2と吸収体4とが接合されていない領域が存在するので、最も吸収体4側に位置するインク塗布層7によって幅方向拡散を妨げられた排泄物は表面シートの畝部21に吸収された後、吸収体4へと移行可能となっており、より確実な漏れ防止効果を発揮することができる。
次に、本発明の第2実施形態の生理用ナプキンについて、図5に基づいて説明する。
第2実施形態の生理用ナプキン1B(以下、「ナプキン1B」ともいう)については、第1実施形態の生理用ナプキン1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、ナプキン1Aと同様であり、ナプキン1Aの説明が適宜適用される。
ナプキン1Bの有する表面シート2は、図5に示すように、ナプキン1Aの有する表面シート2と同様に、溝部22の密度が畝部21の密度よりも高く形成されているが、畝部21が中実な繊維集合体からなっていない点で異なっている。ナプキン1Bの有する表面シート2は、図5に示すように断面視して、上方に凸の形状の畝部21と下方に凸の形状の溝部22とが幅方向Yに連続しており、幅方向Yに沿って波形形状となっている。
上述した本発明の第2実施形態のナプキン1Bを使用した際の作用効果について説明する。
ナプキン1Bの効果については、ナプキン1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、ナプキン1Aの効果と同様であり、ナプキン1Aの効果の説明が適宜適用される。
尚、ナプキン1Bの形成材料については、ナプキン1Aの形成材料と同様である。
ナプキン1Bの表面シート2は、図5に示すように、畝部21において空洞となっているが、溝部22の密度が畝部21の密度よりも高く形成されている。そのため、表面シート2に吸収された体液は密度の高い溝部22に集まり易く、しかも溝部22にはインク塗布部7が形成されているので、固定領域Fにおける表面シート2と防漏シート3との界面を伝う体液の移動を効率よく防止することができる。また、ナプキン1Bは、図5に示すように、各固定領域Fに複数本のインク塗布部7が配されているので、例え最も中心線CL寄りのインク塗布部7を乗り越えて体液がY方向外方に広がったとしても、次のインク塗布部7で移動を防止することができ、体液の横漏れを確実に防ぐことができる。そして、空洞の畝部21によって、畝部21における表面シート2の構成繊維を伝って体液が移動し難く、表面シート2を肌対向面側から見た場合に、畝部21の表面により体液の広がりが見え難く、装着者に安心感を与えることができる。
ナプキン1Bにおいては、畝部21が中空であることから、粘凋な排泄物を内部に取り込む空間体積が広く、しかも、取り込んだ後には接着剤6との相互作用によって空間保持性が高くなり、しかも、接着剤6とインク塗布部7との撥水性作用が相俟って、排泄物を幅方向へ移動させにくくなる。このために、経血やおりものと言った粘凋な排泄物の漏れを有効に抑制することが可能となる。
本発明の吸収性物品は、上述の第1実施形態のナプキン1A及び第2実施形態のナプキン1Bに何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。また、上述のナプキン1A、ナプキン1Bにおける各構成要件は、本発明の趣旨を損なわない範囲で、適宜組み合わせて実施できる。
例えば、上述の実施形態のナプキン1A、ナプキン1Bにおいては、一対のウイングや一対の後方フラップを有していないが、有していてもよい。
また、上述の実施形態のナプキン1A、ナプキン1Bにおいては、図1に示すように、肌対向面の全面に亘って畝部21及び溝部22の存在する表面シート2を用いているが、肌対向面の両側部1S,1Sそれぞれにのみ畝部21及び溝部22の存在する表面シートを用いてもよい。その場合、表面シートの両側部1S,1Sを除く部分に、別のシートを貼り合わせた表面シート等を用いることができる。
また、上述の実施形態の生理用ナプキン1Aにおいては、中実な繊維集合体からなる畝部21と溝部22とを有する表面シート2における溝部22にのみ、インク塗布部7が形成されているが、溝部22に加えて、幅方向Yに隣り合う溝部どうし22,22の間の中実な繊維集合体からなる畝部21にもインク塗布部7が形成されていてもよい。畝部21にインク塗布部7を形成する場合、表面シート2の非肌対向面側から撥水性のインクを塗布することが好ましい。
本発明の吸収性物品は、生理用ナプキン以外にも、例えば、使い捨ておむつ、失禁者用パッド、パンティーライナー等に好適に用いることができる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲はかかる実施例によって何ら制限されるものではない。
[実施例1]
表面シートとしては、畝部が中実な繊維集合体からなり、全体の坪量が50g/m2、X方向の長さが50mm、Y方向の長さが46mmのシートを用いた。表面シートの畝部の厚みh(図3参照)は4mmであり、畝部の幅は9mmであり、溝部の幅は2mmであり、ピッチP(図3参照)は11mmであり、畝部と溝部との高低差D(図3参照)は3mmであった。また、畝部の密度は125g/cm3であり、溝部の密度は500g/cm3であった。構成繊維の樹脂組成は、PET/PE繊維で、繊度は2.2dtexである。
次に、表面シートの各溝部に非肌対向面側から着色された撥水性のインクを、X方向に連続(図1,図4(a)参照)させて200g/m2塗布してインク塗布部を形成した。インク塗布部の色彩はL***表示系において、L*=53、a*=−45、b*=17であった。
防漏シートとしては、液不透過性の樹脂フィルムを用いた。次に、ゴム系のホットメルト型の接着剤を、上述した表面シートの各溝部の位置にて、表面シートと防漏シートとの間にX方向に連続させて塗布して、実施例1の複合シートを作製した。ホットメルト型の接着剤の塗布量は 30g/m2であった。実施例1の複合シートは、生理用ナプキンにおける固定領域Fに相当するものである。
〔実施例2〕
上述した実施例1の複合シートにおいて用いる表面シートを、以下に示す表面シートに変更した以外は、上述した実施例1と同様にして実施例2の複合シートを作製した。
実施例2に用いる表面シートとしては、畝部が、中実な繊維集合体からなっておらず、空洞となっており、全体の坪量が25g/m2のシートを用いた。また、畝部の密度は125g/cm3であり、溝部の密度は250g/cm3であった。尚、その他の、X方向及びY方向の長さ、畝部の厚みh、畝部及び溝部の幅は、ピッチP、高低差D(図3参照)は、実施例1に用いる表面シートと同じである。
〔実施例3〕
上述した実施例1の複合シートにおいて、撥水性のインクを、以下に示す塗布方法に変更した以外は、上述した実施例1と同様にして実施例3の複合シートを作製した。
実施例1に用いる表面シートと同様の表面シートの各溝部に非肌対向面側から着色された撥水性のインクを、図4(c)に示すように、塗布部と非塗布部とが交互に配された不連続線を形成するように塗布し、且つ別の不連続線を形成する隣り合う塗布部の末端同士が、側面視して、重なるように塗布した。インクの塗布量は200g/m2であった。インクとしては、実施例1に用いるインクと同じであり、インク塗布部の色彩も実施例1と同じであった。
〔実施例4〕
上述した実施例1の複合シートにおいて、表面シートを実施例2の複合シートにおいて用いる表面シートに変更し、更に、撥水性のインクを、以下に示す塗布方法に変更した以外は、上述した実施例1と同様にして実施例4の複合シートを作製した。
実施例2に用いる表面シートと同様の表面シートの各溝部に非肌対向面側から着色された撥水性のインクを、図4(c)に示すように、塗布部と非塗布部とが交互に配された不連続線を形成するように塗布し、且つ別の不連続線を形成する隣り合う塗布部の末端同士が、側面視して、重なるように塗布した。インクの塗布量は200g/m2であった。インクとしては、実施例1に用いるインクと同じであり、インク塗布部の色彩も実施例1と同じであった。
〔比較例1〕
上述した実施例1の複合シートにおいて、着色された撥水性のインクを表面シートに塗布しない以外は、上述した実施例1と同様にして比較例1の複合シートを作製した。
〔比較例2〕
上述した実施例2の複合シートにおいて、着色された撥水性のインクを表面シートに塗布しない以外は、上述した実施例2と同様にして比較例2の複合シートを作製した。
〔比較例3〕
上述した実施例1の複合シートにおいて用いる表面シートを、以下に示す表面シートに変更した以外は、上述した実施例1と同様にして比較例3の複合シートを作製した。
比較例3に用いる表面シートとしては、畝部及び溝部を有さず、フラットであり、全体の坪量が25g/m2であり、厚みが2mmであるシートを用いた。尚、X方向及びY方向の長さは、実施例1に用いる表面シートと同じである。
〔性能評価〕
〔防漏性の評価〕
実施例1〜4、比較例1〜3の複合シートを、水平に置いたガラス製の表面平滑なプレート上に配した後、複合シートを配した状態で、複合シートの幅方向Yが傾斜方向と一致するようにして、プレートを50°に傾斜させた。次に、傾斜させた複合シートの上方側の端部とプレートとの境界に、青色で着色した生理食塩水0.2gを滴下した。図6(a)〜図6(d)は、1分間その状態を保持した後の、実施例1〜4の複合シートの状態を撮影したものであり、図7(a)〜図7(c)は、1分間その状態を保持した後の、比較例1〜3の複合シートの状態を撮影したものである。得られた図6(a)〜図6(d)及び図7(a)〜図7(c)の写真を目視して、滴下した生理食塩水が、最も上方側に位置する長手方向Xに延びる1本の連続線であるインク塗布部を越えていなければAとし、最も上方側に位置するインク塗布部を越えて隣り合う下方側のインク塗布部に至っていればBとし、最も上方側に位置するインク塗布部に隣り合うインク塗布部を越えてさらに下方側のインク塗布部に至っていればCとして表1に示した。尚、実施例3〜4の複合シートにおいては、上述したように、別の不連続線を形成する隣り合う塗布部の末端同士が、側面視して、重なるように形成されているので(図4(c)参照)、隣り合う2本の不連続線により、1本の連続線であるインク塗布部が形成されていると判断した。
〔肌擦り感の評価〕
防漏性の評価で用いた複合シートとは別の実施例1〜4、比較例1〜3の複合シートを、水平に配した後、表面シートの肌対向面側から、表面平滑なプレートで5g/cm2加圧した際の接触面積を測定した。得られた結果を表1に示した。
また、防漏性の評価で用いた複合シートとは別の実施例1〜4、比較例1〜3の複合シートについて、官能評価を行い、表面シートの肌対向面を直接手で触れた際に、インク塗布部に触れなければAとし、インク塗布部に触れればCとして表1に示した。
表1に示す結果から明らかなように、実施例1〜4の複合シートは、比較例1〜3の複合シートに比べて防漏性が良好であり、比較例3の複合シートに比べて肌擦り感が良好であった。従って、実施例1〜4の複合シートの構成を固定領域Fに備える生理用ナプキンにおいては、体液の横漏れの防止と共に装着時の装着性の向上も期待できる。
1A,1B 生理用ナプキン(吸収性物品)
1S 側部
10 吸収性本体
2 表面シート
21 畝部
22 溝部
3 防漏シート
4 吸収体
5 周縁シール部
6 ホットメルト型の接着剤
7 インク塗布部
71 塗布部
72 非塗布部
F 固定領域

Claims (7)

  1. 液透過性の表面シート、液難透過性の防漏シート及びそれら両シート間に液保持性の吸収体を備えた縦長の吸収性本体を有する吸収性物品であって、
    長手方向に沿う両側部それぞれに、前記表面シートと前記防漏シートとが固定された固定領域が形成されており、
    前記表面シートは、前記固定領域において、肌対向面側に長手方向に連続して延び且つ幅方向に交互に並列する畝部と溝部とを有し、
    前記固定領域における前記表面シートの前記溝部に、着色された撥水性のインクが塗布されて形成されたインク塗布部を有し、
    前記インク塗布部は、前記吸収性物品を側面視して、長手方向に連続して延びる連続線を形成するように配されている吸収性物品。
  2. 前記表面シートは、前記溝部の密度が前記畝部の密度よりも高い請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記表面シートは、前記畝部が中実な繊維集合体からなる請求項2に記載の吸収性物品。
  4. 前記インク塗布部は、前記表面シートの前記溝部における繊維構造に前記インクが入り込んで形成されている請求項1〜3の何れか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記インク塗布部は、前記繊維構造に前記インクを含浸して形成されている請求項4に記載の吸収性物品。
  6. 前記固定領域は、前記表面シートと前記防漏シートとが撥水性のホットメルト型の接着剤により固定されて形成されている請求項1〜5の何れか1項に記載の吸収性物品。
  7. 前記接着剤は、前記表面シートの前記溝部に沿って連続して塗布されている請求項6に記載の吸収性物品。
JP2012095217A 2012-04-19 2012-04-19 吸収性物品 Active JP5970228B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012095217A JP5970228B2 (ja) 2012-04-19 2012-04-19 吸収性物品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012095217A JP5970228B2 (ja) 2012-04-19 2012-04-19 吸収性物品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013220286A true JP2013220286A (ja) 2013-10-28
JP5970228B2 JP5970228B2 (ja) 2016-08-17

Family

ID=49591686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012095217A Active JP5970228B2 (ja) 2012-04-19 2012-04-19 吸収性物品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5970228B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016077577A (ja) * 2014-10-17 2016-05-16 花王株式会社 吸収性物品
WO2016075842A1 (ja) * 2014-11-14 2016-05-19 ユニ・チャーム株式会社 愛玩動物用の吸収性物品
JP2017225741A (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 ユニ・チャーム株式会社 使い捨て着用物品
JP2018023760A (ja) * 2016-08-08 2018-02-15 王子ホールディングス株式会社 吸収性物品
WO2019026322A1 (ja) * 2017-08-01 2019-02-07 進一 塚本 パック用シート
US20200100453A1 (en) * 2017-06-15 2020-04-02 Uniharm Corporation Absorbent sheet for pets
CN112074258A (zh) * 2018-05-31 2020-12-11 金伯利-克拉克环球有限公司 具有改善的液体处理的女性卫生制品
US11110013B2 (en) * 2014-09-10 2021-09-07 The Procter & Gamble Company Nonwoven webs with hydrophobic and hydrophilic layers
KR20230037805A (ko) * 2021-09-10 2023-03-17 주식회사 디알컴퍼니 접밴드부 누수 방지 기능을 갖는 요실금 팬티용 패드

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02291858A (ja) * 1989-05-01 1990-12-03 Honshu Paper Co Ltd 使い捨ておむつ
JP2000201974A (ja) * 1999-01-19 2000-07-25 Uni Charm Corp 体液吸収性物品
JP2006181193A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Kao Corp 吸収性物品
JP2008025084A (ja) * 2006-06-23 2008-02-07 Uni Charm Corp 不織布
JP2009219646A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Kao Corp 吸収性物品
JP2011067563A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Unicharm Corp 使い捨ての体液吸収性着用物品

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02291858A (ja) * 1989-05-01 1990-12-03 Honshu Paper Co Ltd 使い捨ておむつ
JP2000201974A (ja) * 1999-01-19 2000-07-25 Uni Charm Corp 体液吸収性物品
JP2006181193A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Kao Corp 吸収性物品
JP2008025084A (ja) * 2006-06-23 2008-02-07 Uni Charm Corp 不織布
JP2009219646A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Kao Corp 吸収性物品
JP2011067563A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Unicharm Corp 使い捨ての体液吸収性着用物品

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11839531B2 (en) 2014-09-10 2023-12-12 The Procter And Gamble Company Nonwoven webs with hydrophobic and hydrophilic layers
US11110013B2 (en) * 2014-09-10 2021-09-07 The Procter & Gamble Company Nonwoven webs with hydrophobic and hydrophilic layers
JP2016077577A (ja) * 2014-10-17 2016-05-16 花王株式会社 吸収性物品
CN107072173B (zh) * 2014-11-14 2021-07-09 尤妮佳股份有限公司 玩赏动物用的吸收性物品
CN107072173A (zh) * 2014-11-14 2017-08-18 尤妮佳股份有限公司 玩赏动物用的吸收性物品
US9826716B2 (en) 2014-11-14 2017-11-28 Unicharm Corporation Absorbent article for pet
EP3219203A4 (en) * 2014-11-14 2017-11-08 Unicharm Corporation Absorptive article for pets
WO2016075842A1 (ja) * 2014-11-14 2016-05-19 ユニ・チャーム株式会社 愛玩動物用の吸収性物品
TWI676417B (zh) * 2014-11-14 2019-11-11 日商優你 嬌美股份有限公司 寵物用吸收性物品
JP2016093146A (ja) * 2014-11-14 2016-05-26 ユニ・チャーム株式会社 愛玩動物用の吸収性物品
JP2017225741A (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 ユニ・チャーム株式会社 使い捨て着用物品
JP2018023760A (ja) * 2016-08-08 2018-02-15 王子ホールディングス株式会社 吸収性物品
US20200100453A1 (en) * 2017-06-15 2020-04-02 Uniharm Corporation Absorbent sheet for pets
US11582944B2 (en) * 2017-06-15 2023-02-21 Unicharm Corporation Absorbent sheet for pets
WO2019026322A1 (ja) * 2017-08-01 2019-02-07 進一 塚本 パック用シート
CN112074258A (zh) * 2018-05-31 2020-12-11 金伯利-克拉克环球有限公司 具有改善的液体处理的女性卫生制品
KR20230037805A (ko) * 2021-09-10 2023-03-17 주식회사 디알컴퍼니 접밴드부 누수 방지 기능을 갖는 요실금 팬티용 패드
KR102536792B1 (ko) * 2021-09-10 2023-05-26 주식회사 디알컴퍼니 접밴드부 누수 방지 기능을 갖는 요실금 팬티용 패드

Also Published As

Publication number Publication date
JP5970228B2 (ja) 2016-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5970228B2 (ja) 吸収性物品
AU2013238037B2 (en) Absorbent articles with decolorizing agents
JP5548431B2 (ja) 吸収性物品
US9237975B2 (en) Absorbent article with side barriers and decolorizing agents
US10765566B2 (en) Absorbent article with partially separable, skin-contacting topsheet layer
RU2608806C2 (ru) Впитывающее изделие с многослойным верхним листом
EP1290995B1 (en) Absorbent article
JP5016020B2 (ja) おりものシート
CN1731965B (zh) 具有侧边防漏阻挡件的妇女护理吸收制品
JP5563291B2 (ja) 吸収性物品
JP2011136078A (ja) 吸収性物品
CN109996438B (zh) 动物用排泄物处理片
JP6275364B1 (ja) 吸収性物品
WO2018051518A1 (ja) 吸収性物品
JP2006034495A (ja) 吸収性物品
JP7063551B2 (ja) 吸収性物品
JP2005111748A (ja) 吸収性シート
JP2017113226A (ja) 吸収性物品用の表面シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151222

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20151222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160711

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5970228

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250