JP2013219960A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、固定子コイルを分解することなく固定子鉄心の締結材の交換を行うことができる回転電機を提供するものである。
【解決手段】固定子鉄心と前記固定子鉄心に装着されコイルエンドが前記固定子鉄心の両端側に延在する固定子コイルとから構成される固定子と、前記固定子の内周側に配設された回転子と、前記固定子鉄心の外周側に配設され前記固定子鉄心を締結する第1の締結体と、前記固定子鉄心の内周側に配設され前記固定子鉄心を締結する第2の締結体とを備えた回転電機において、前記第2の締結体は前記固定子コイルのコイルエンドに干渉しないように複数に分割して配設したものである。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えばケーシング内に固定子および回転子が収容されたタービン発電機等の回転電機に関するものである。
ケーシング内に固定子および回転子が収容された回転電機としては、図21および図22に示すものがある。
図21および図22に示されているように、ケーシング1内に固定子2、回転子6が配設され、固定子2は、固定子鉄心4とコイルエンド5aが固定子鉄心4の端部外方に伸長して配置される固定子コイル5とにより構成され、固定子2の内周側に空隙を介して回転可能に支持された回転子6が配置され、この回転子6の回転軸7の軸端部で軸受10により回転自在に支持されている。
ところで、固定子2の固定子鉄心4は周方向に複数個配置されたコア締結ボルトからなる第1の締結体19(以下、コア締結ボルトと称す)およびスルーボルトからなる第2の締結体21(以下、スルーボルトと称す)により強固に締結されている。すなわち、固定子鉄心4の外周側はクランパ18を介して鋼材からなるコア締結ボルト19とナット20により強固に締結され、固定子鉄心4の内周側はクランパ18を介して鋼材からなるスルーボルト21とナット22により強固に締結されている。
特開2002−10538号公報
上述した従来の回転電機は、固定子鉄心4の外周側はクランパ18を介して鋼材からなるコア締結ボルト19とナット20により強固に締結し、固定子鉄心4の内周側はクランパ18を介して鋼材からなるスルーボルト21とナット22により強固に締結するようにしているが、回転電機の組み立て後に、スルーボルト21の交換が必要になった場合、図22に示すように、スルーボルト21の引き抜き時に、スルーボルト21が固定子コイル5のコイルエンド5aと干渉して引き抜くことができないという問題点があった。
したがって、スルーボルト21の交換には、固定子鉄心4から固定子コイル5を分解して取り出す必要があった。この固定子コイル5を分解して取り出すのに多大の労力と時間を要するとともに、固定子コイル5の絶縁修復も行った上で再度固定子コイル5を固定子鉄心4に装着する必要があり、これら絶縁修復費用、絶縁修復作業および固定子コイル5の装着作業に多大の労力と時間を要するという問題点があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、固定子コイルを分解することなく固定子鉄心の締結材の交換を行うことができる回転電機を提供するものである。
この発明に係わる回転電機は、固定子鉄心と前記固定子鉄心に装着されコイルエンドが前記固定子鉄心の両端側に延在する固定子コイルとから構成される固定子と、前記固定子の内周側に配設された回転子と、前記固定子鉄心の外周側に配設され前記固定子鉄心を締結する第1の締結体と、前記固定子鉄心の内周側に配設され前記固定子鉄心を締結する第2の締結体とを備えた回転電機において、前記第2の締結体は前記固定子コイルのコイルエンドに干渉しないように複数に分割して配設したものである。
また、この発明に係わる回転電機は、固定子鉄心と前記固定子鉄心に装着されコイルエンドが前記固定子鉄心の両端側に延在する固定子コイルとから構成される固定子と、前記固定子の内周側に配設された回転子と、前記固定子鉄心の外周側に配設され前記固定子鉄心を締結する第1の締結体と、前記固定子鉄心の内周側に配設され前記固定子鉄心を締結する第2の締結体とを備えた回転電機において、前記第2の締結体は前記固定子コイルのコイルエンドに干渉しないように可撓性部材により構成されたものである。
この発明に係わる回転電機によれば、固定子コイルを分解することなく固定子鉄心の締結材の交換を行うことができる回転電機を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係わる回転電機を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係わる回転電機を示す要部断面図である。 この発明の実施の形態1に係わる回転電機における第2の締結体を示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係わる回転電機における第2の締結体を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係わる回転電機における第2の締結体を示す図3A−A線の断面図である。 この発明の実施の形態1に係わる回転電機を示す要部断面図である。 この発明の実施の形態1に係わる回転電機における第2の締結体を示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係わる回転電機における第2の締結体を示す側面図である。
この発明の実施の形態2に係わる回転電機を示す要部断面図である。 この発明の実施の形態2に係わる回転電機における第2の締結体を示す平面図である。 この発明の実施の形態2に係わる回転電機における第2の締結体を示す側面図である。 この発明の実施の形態2に係わる回転電機を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係わる回転電機における第2の締結体を示す正面図である。 この発明の実施の形態2に係わる回転電機における第2の締結体を示す側面図である。 この発明の実施の形態3に係わる回転電機を示す要部断面図である。 この発明の実施の形態3に係わる回転電機を示す要部断面図である。 この発明の実施の形態3に係わる回転電機における第2の締結体を示す平面図である。
この発明の実施の形態4に係わる回転電機を示す要部断面図である。 この発明の実施の形態4に係わる回転電機における第2の締結体を示す要部平面図である。 この発明の実施の形態5に係わる回転電機における第2の締結体を示す断面図である。 従来の回転電機を示す断面図である。 従来の回転電機を示す要部断面図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1〜図8に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係わる回転電機を示す断面図である。図2はこの発明の実施の形態1に係わる回転電機を示す要部断面図である。図3はこの発明の実施の形態1に係わる回転電機における第2の締結体を示す平面図である。図4はこの発明の実施の形態1に係わる回転電機における第2の締結体を示す断面図である。図5はこの発明の実施の形態1に係わる回転電機における第2の締結体を示す図3A−A線の断面図である。図6はこの発明の実施の形態1に係わる回転電機を示す要部断面図である。図7はこの発明の実施の形態1に係わる回転電機における第2の締結体を示す平面図である。図8はこの発明の実施の形態1に係わる回転電機における第2の締結体を示す側面図である。
これら各図において、1は回転電機のケーシング、2はケーシング1内に配設された固定子であり、固定子2は、固定子鉄心4とコイルエンド5aが固定子鉄心4の端部外方に伸長して配置される固定子コイル5とからなる構成されている。6は固定子2の内周側に空隙を介して配置され、回転軸7、回転軸7に装着され回転子磁極を形成する回転子鉄心8、回転子鉄心8を励磁する回転子コイル9からなり、回転軸7の両端部が軸受10により回転自在に支持された回転子である。
17は回転子コイル9のコイルエンド9aを保持するリテイニングリングである。18は固定子鉄心4の両端側に配置されたクランパである。19は固定子2の固定子鉄心4の外周側に配設され、周方向に複数個配置されたコア締結ボルトからなる第1の締結体19(以下、コア締結ボルトと称す)であり、コア締結ボルト19は鋼材からなり、クランパ18を介してコア締結ボルト19とナット20により固定子鉄心4を強固に締結する。
23は固定子鉄心4の内周側に配設され、固定子コイル5のコイルエンド5aに干渉しないように複数に分割して配設された第2の締結体であり、図は一例として、複数に分割された第2の締結体23はねじ込み式に構成されている。なお、第2の締結体23の両端側は雄ねじが形成され、その雄ねじにナット24を螺入し、クランパ18を介して第2の締結体23とナット24により固定子鉄心4を強固に締結する。
すなわち、第2の締結体23は、固定子コイル5のコイルエンド5aに干渉しないように複数の締結片231に分割して配設している。締結片231は図3に示すように一方側に雄ねじ231aが形成され、他方側に雌ねじ231bが形成されている。また、締結片231には締結片231を他の締結片231にねじ込み締め付けて固定するためのスパナの掛かり部231cが形成されている。
さらに、図6に示すように、固定子鉄心4の紙面上右端部側に位置する最端部側の締結片231には図7に示すように一方側に雄ねじ231aが形成され、他方側に例えば六角状の多角加工体231dが形成されている。また、その締結片231の他方側にはナット24の取り付けねじ部231eが形成されている。なお、図示はしないが、固定子鉄心4の紙面上左端部側に位置することになる最初1個目の締結片231の一方側にも固定子鉄心4の紙面上右端部側に位置する最端部側の締結片231と同様に例えば六角状の多角加工体231dおよびナット24の取り付けねじ部231eが形成されている。
次に第2の締結体23の組み立ては、まず固定子鉄心4の紙面上左端部側に位置することになる最初1個目の締結片231の雌ねじ231bに2個目の締結片231の雄ねじ231aをねじ込み、スパナの掛かり部231cにスパナを掛けて強固に締結する。2個目の締結片231の雌ねじ231bに3個目の締結片231の雄ねじ231aをねじ込み、スパナの掛かり部231cにスパナを掛けて強固に締結する。順次同じように締結片231をねじ込んでいく。そして、図6に示すように、固定子鉄心4の紙面上右端部側に位置する最端部側の締結片231の雄ねじ231aを1つ前の締結片231の雌ねじ231bにねじ込み、例えば六角状の多角加工体231dにスパナを掛けて強固に締結し、第2の締結体23を完成させる。
第2の締結体23の固定子鉄心4の紙面上左端部側に位置する締結片231の取り付けねじ部231e(図示せず)にナット(図示せず)をねじ込むとともに固定子鉄心4の紙面上右端部側に位置する最端部側の締結片231の取り付けねじ部231eにナット24をねじ込み、両ナットを第2の締結体23に強固に締結することにより、固定子鉄心4を強固に締結する。
以上のようにして第2の締結体23を固定子鉄心4に組み付けた後に固定子コイル5を固定子鉄心4に装着されて回転電機が組み立てられる。
ところで、回転電機が組み立てられた後に、第2の締結体23の交換が必要になった場合、上述した従来の回転電機においては、スルーボルトと称する第2の締結体21は鋼材で構成されており、第2の締結体21を固定子鉄心4から引き抜こうとする固定子コイル5のコイルエンド5aに干渉してしまい第2の締結体21を固定子鉄心4から引き抜くことができないので、固定子コイル5を固定子鉄心4から分解して取り出してから第2の締結体21を固定子鉄心4から引き抜くしかなかった。
この実施の形態1によれば、第2の締結体23は複数の締結片231に分割されており、第2の締結体23を引き抜く場合、固定子鉄心4の紙面上右端部側に位置する最端部側の締結片231の取り付けねじ部231eからナット24を取り外すとともに固定子鉄心4の紙面上左端部側に位置する締結片23の取り付けねじ部231e(図示せず)からナットを取り外す。
両ナットを取り外した後に、固定子鉄心4の紙面上右端部側に位置する最端部側の締結片231をクランパ18より外方向の位置まで引き抜き、六角状の多角加工体231dにスパナを掛けて締結状態を解除して最端部側の締結片231を取り出す。最端部側の締結片231を取り出した後に、次の締結片231をクランパ18より外方向の位置まで引き抜き、スパナの掛かり部231cにスパナを掛けて締結状態を解除してその締結片231を取り出す。以下順次複数の締結片231を同様の動作により取り出す。
このように、複数の締結片231に分割された第2の締結体23を個々の締結片231ごとに引き抜いて取り出すことができるので、上述した回転電機のように、固定子コイル5を固定子鉄心4から分解して取り出すことなく引き抜くことができ、固定子コイル5の分解作業を皆無とすることができるとともに固定子コイル5の絶縁修復も不要で固定子コイル5の再装着作業も皆無となり、簡易な交換作業となり交換作業の大幅な短縮化および低コストを図ることができる回転電機を得ることができる。
また、新たな第2の締結体23を交換して取り付ける場合は、固定子鉄心4の紙面上左端部側に位置することになる最初1個目の締結片231の雌ねじ231bに2個目の締結片231の雄ねじ231aをねじ込み、スパナの掛かり部231cにスパナを掛けて強固に締結する。2個目の締結片231の雌ねじ231bに3個目の締結片231の雄ねじ231aをねじ込み、スパナの掛かり部231cにスパナを掛けて強固に締結する。順次同じように締結片231をねじ込んでいく。そして、図6に示すように、固定子鉄心4の紙面上右端部側に位置する最端部側の締結片231の雄ねじ231aを1つ前の締結片231の雌ねじ231bにねじ込み、例えば六角状の多角加工体231dにスパナを掛けて強固に締結し、新たな第2の締結体23を完成させる。
第2の締結体23の固定子鉄心4の紙面上左端部側に位置する締結片231の取り付けねじ部231e(図示せず)にナット(図示せず)をねじ込むとともに固定子鉄心4の紙面上右端部側に位置する最端部側の締結片231の取り付けねじ部231eにナット24をねじ込み、両ナットを第2の締結体23に強固に締結して固定子鉄心4を強固に締結することにより、第2の締結体23の交換が完了する。
なお、多角加工体231dは例えば六角状に構成された場合について述べたが、四角状であってもよく他の多角形状からなる多角加工体231dであってもよく、上述した実施の形態1と同様の効果を奏する。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2を図9〜図14に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図9はこの発明の実施の形態2に係わる回転電機を示す要部断面図である。図10はこの発明の実施の形態2に係わる回転電機における第2の締結体を示す平面図である。図11はこの発明の実施の形態2に係わる回転電機における第2の締結体を示す側面図である。図12はこの発明の実施の形態2に係わる回転電機を示す断面図である。図13はこの発明の実施の形態2に係わる回転電機における第2の締結体を示す正面図である。図14はこの発明の実施の形態2に係わる回転電機における第2の締結体を示す側面図である。
上述した実施の形態1においては、複数に分割された第2の締結体23の締結片231をねじ込み式にて締結して構成した場合について述べたが、この実施の形態2においては、固定子コイル5のコイルエンド5aに干渉しないように複数に分割した締結片251を係合式にて第2の締結体25を構成したものである。
すなわち、第2の締結体25は、固定子コイル5のコイルエンド5aに干渉しないように複数の締結片251に分割して配設している。締結片251は図10に示すように一方側に第1の係合部251aが形成され、他方側に第2の係合部251bが形成されている。
さらに、図12に示すように、固定子鉄心4の紙面上右端部側に位置する最端部側の締結片251には図13に示すように一方側に第1の係合部251aが形成され、他方側に例えば六角状の多角加工体251cが形成されている。また、その締結片251の他方側にはナット24の取り付けねじ部251dが形成されている。なお、図示はしないが、固定子鉄心4の紙面上左端部側に位置することになる最初1個目の締結片251の一方側にも固定子鉄心4の紙面上右端部側に位置する最端部側の締結片251と同様に例えば六角状の多角加工体251cおよびナット24の取り付けねじ部251dが形成されている。
次に第2の締結体25の組み立ては、まず固定子鉄心4の紙面上左端部側に位置することになる最初1個目の締結片251の第2の係合部251bに2個目の締結片251の第1の係合部251aを係合させて挿入する。2個目の締結片251の第2の係合部251bに3個目の締結片231の第1の係合部251aを係合させて挿入する。順次同じように締結片251を係合させていく。そして、図13に示すように、固定子鉄心4の紙面上右端部側に位置する最端部側の締結片251の第1の係合部251aを1つ前の締結片251の第2の係合部251bに係合させて第2の締結体25を完成させる。
第2の締結体25の固定子鉄心4の紙面上左端部側に位置する締結片251の取り付けねじ部251d(図示せず)にナット(図示せず)をねじ込むとともに固定子鉄心4の紙面上右端部側に位置する最端部側の締結片251の取り付けねじ部251dにナット24をねじ込み、例えば六角状の多角加工体251cにスパナを掛けて両ナットを第2の締結体25に強固に締結することにより、固定子鉄心4を強固に締結する。
この実施の形態2によれば、第2の締結体25は複数の締結片251に分割されており、第2の締結体25を交換するために引き抜く場合、固定子鉄心4の紙面上右端部側に位置する最端部側の締結片251の取り付けねじ部251dからナット24を取り外すとともに固定子鉄心4の紙面上左端部側に位置する締結片251の取り付けねじ部231d(図示せず)からナットを取り外す。
両ナットを取り外した後に、固定子鉄心4の紙面上右端部側に位置する最端部側の締結片251をクランパ18より外方向の位置まで引き抜き、1つ前の締結片251の第2の係合部251bとの係合を解除して最端部側の締結片251を取り出す。最端部側の締結片251を取り出した後に、次の締結片251をクランパ18より外方向の位置まで引き抜き、1つ前の締結片251の第2の係合部251bとの係合を解除してその締結片251を取り出す。以下順次複数の締結片251を同様の動作により取り出す。
このように、複数の締結片251に分割された第2の締結体25を個々の締結片251ごとに引き抜いて取り出すことができるので、上述した回転電機のように、固定子コイル5を固定子鉄心4から分解して取り出すことなく引き抜くことができ、固定子コイル5の分解作業を皆無とすることができるとともに固定子コイル5の絶縁修復も不要で固定子コイル5の再装着作業も皆無となり、簡易な交換作業となり交換作業の大幅な短縮化および低コストを図ることができる回転電機を得ることができる。
さらに、この実施の形態2よれば締結片251間の係合状態を解除するだけで締結片251を取り出すことができるので、上述した実施の形態1よりもさらに交換作業性を向上させることができる。
また、新たな第2の締結体25を交換して取り付ける場合は、固定子鉄心4の紙面上左端部側に位置することになる最初1個目の締結片251の第2の係合部251bに2個目の締結片251の第1の係合部251aを係合させて挿入する。2個目の締結片251の第2の係合部251bに3個目の締結片251の第1の係合部251aを係合させて挿入する。順次同じように締結片251を係合させていく。そして、図13に示すように、固定子鉄心4の紙面上右端部側に位置する最端部側の締結片251の第1の係合部251aを1つ前の締結片251の第2の係合部251bに係合させて第2の締結体25を完成させる。
第2の締結体25の固定子鉄心4の紙面上左端部側に位置する締結片251の取り付けねじ部251d(図示せず)にナット(図示せず)をねじ込むとともに固定子鉄心4の紙面上右端部側に位置する最端部側の締結片251の取り付けねじ部251dにナット24をねじ込み、例えば六角状の多角加工体251cにスパナを掛けて両ナットを第2の締結体25に強固に締結することにより、第2の締結体25の交換が完了する。
なお、多角加工体251cは例えば六角状に構成された場合について述べたが、四角状であってもよく他の多角形状からなる多角加工体251cであってもよく、上述した実施の形態2と同様の効果を奏する。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3を図15〜図17に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図15はこの発明の実施の形態3に係わる回転電機を示す要部断面図である。図16はこの発明の実施の形態3に係わる回転電機を示す要部断面図である。図17はこの発明の実施の形態3に係わる回転電機における第2の締結体を示す平面図である。
上述した実施の形態1および実施の形態2においては、第2の締結体23,25が複数に分割された締結片231,251により構成され、各締結片231,251毎に引き抜きあるいは挿入していく場合について述べたが、この実施の形態3においては第2の締結体26が固定子コイル5のコイルエンド5aに干渉しないように可撓性部材により構成された場合を示している。
すなわち、第2の締結体26は可撓性部材としてワイヤーロープで構成された場合を示し、その両端には図17に示すようにかしめ部材26aによりかしめられ、そのかしめ部材26aにねじ部材26bが取り付けられている。この第2の締結体26のねじ部材26bにナット27を螺入し、クランパ18を介して第2の締結体26とナット27により固定子鉄心4を強固に締結する。
次に第2の締結体26の組み立ては、可撓性部材としてワイヤーロープで構成された第2の締結体26を固定子鉄心4に貫挿し、第2の締結体26の両端のねじ部材26bにナット27を螺入し、クランパ18を介して第2の締結体26とナット27により固定子鉄心4を強固に締結する。
この実施の形態3によれば、第2の締結体26は可撓性部材としてワイヤーロープで構成されており、第2の締結体26を引き抜く場合、第2の締結体26の両端のねじ部材26bからナット27を取り外す。
両ナット27を取り外した後に、図16に示すように、可撓性部材としてワイヤーロープで構成された第2の締結体26の可撓性を利用して固定子コイル5のコイルエンド5aに干渉しないように第2の締結体26を引き抜いて取り出す。
このように、可撓性部材としてワイヤーロープで構成された第2の締結体26を固定子コイル5のコイルエンド5aに干渉しないように引き抜いて取り出すことができるので、上述した回転電機のように、固定子コイル5を固定子鉄心4から分解して取り出すことなく引き抜くことができ、固定子コイル5の分解作業を皆無とすることができるとともに固定子コイル5の絶縁修復も不要で固定子コイル5の再装着作業も皆無となり、簡易な交換作業となり交換作業の大幅な短縮化および低コストを図ることができる回転電機を得ることができる。しかも、上述した各実施の形態のように分割された締結片231,251ごとに取り付けあるいは引き抜くこともなく、上述した各実施の形態よりもさらに作業性に優れてより低コスト化を図ることができる。
また、新たな第2の締結体26を交換して取り付ける場合は、可撓性部材としてワイヤーロープで構成された新たな第2の締結体26を固定子コイル5のコイルエンド5aに干渉しないように固定子鉄心4に貫挿させ、その両端のねじ部材26bにナット27を螺入し強固に締結して固定子鉄心4を強固に締結することにより、第2の締結体26の交換が完了する。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4を図18〜図20に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図18はこの発明の実施の形態4に係わる回転電機を示す要部断面図である。図19はこの発明の実施の形態4に係わる回転電機における第2の締結体を示す要部平面図である。図20はこの発明の実施の形態4に係わる回転電機における第2の締結体を示す断面図である。
上述した実施の形態3において、第2の締結体26は可撓性部材としてワイヤーロープで構成された場合について述べたが、この実施の形態4においては第2の締結体28が固定子コイル5のコイルエンド5aに干渉しないように複数の締結片281をピン282で連結した可撓性部材により構成した場合を示している。
すなわち、第2の締結体28は可撓性部材として複数の締結片281をピン282で連結した場合を示し、その両端にはねじ部材283が形成されている。この第2の締結体28のねじ部材283にナット(図示せず)を螺入し、クランパ18を介して第2の締結体28とナット(図示せず)により固定子鉄心4を強固に締結する。
次に第2の締結体28の組み立ては、可撓性部材として複数の締結片281をピン282で連結して構成された第2の締結体28を固定子鉄心4に貫挿し、第2の締結体28の両端のねじ部材283にナット(図示せず)を螺入し、クランパ18を介して第2の締結体28とナット(図示せず)により固定子鉄心4を強固に締結する。
この実施の形態4によれば、第2の締結体28は可撓性部材として複数の締結片281をピン282で連結して構成されており、第2の締結体28を引き抜く場合、第2の締結体28の両端のねじ部材283からナットを取り外す。
両ナットを取り外した後に、図18に示すように、可撓性部材として複数の締結片281をピン282で連結して構成された第2の締結体28の可撓性を利用して固定子コイル5のコイルエンド5aに干渉しないように第2の締結体28を引き抜いて取り出す。
このように、可撓性部材として複数の締結片281をピン282で連結して構成された第2の締結体28を固定子コイル5のコイルエンド5aに干渉しないように引き抜いて取り出すことができるので、上述した回転電機のように、固定子コイル5を固定子鉄心4から分解して取り出すことなく引き抜くことができ、固定子コイル5の分解作業を皆無とすることができるとともに固定子コイル5の絶縁修復も不要で固定子コイル5の再装着作業も皆無となり、簡易な交換作業となり交換作業の大幅な短縮化および低コストを図ることができる回転電機を得ることができる。しかも、上述した各実施の形態のように分割された締結片231,251ごとに取り付けあるいは引き抜くこともなく、上述した各実施の形態よりもさらに作業性に優れてより低コスト化を図ることができる。
また、新たな第2の締結体28を交換して取り付ける場合は、可撓性部材として複数の締結片281をピン282で連結して構成された新たな第2の締結体28を固定子コイル5のコイルエンド5aに干渉しないように固定子鉄心4に貫挿させ、その両端のねじ部材283にナット(図示せず)を螺入し強固に締結して固定子鉄心4を強固に締結することにより、第2の締結体28の交換が完了する。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
この発明は、固定子コイルを分解することなく固定子鉄心の締結材の交換を行うことができる回転電機の実現に好適である。
2 固定子
4 固定子鉄心
5 固定子コイル
5a コイルエンド
6 回転子
19 第1の締結体
23 第2の締結体
25 第2の締結体
26 第2の締結体
28 第2の締結体

Claims (6)

  1. 固定子鉄心と前記固定子鉄心に装着されコイルエンドが前記固定子鉄心の両端側に延在する固定子コイルとから構成される固定子と、前記固定子の内周側に配設された回転子と、前記固定子鉄心の外周側に配設され前記固定子鉄心を締結する第1の締結体と、前記固定子鉄心の内周側に配設され前記固定子鉄心を締結する第2の締結体とを備えた回転電機において、前記第2の締結体は前記固定子コイルのコイルエンドに干渉しないように複数に分割して配設したことを特徴とする回転電機。
  2. 複数に分割された前記第2の締結体はねじ込み式に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 複数に分割された前記第2の締結体は係合式に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  4. 固定子鉄心と前記固定子鉄心に装着されコイルエンドが前記固定子鉄心の両端側に延在する固定子コイルとから構成される固定子と、前記固定子の内周側に配設された回転子と、前記固定子鉄心の外周側に配設され前記固定子鉄心を締結する第1の締結体と、前記固定子鉄心の内周側に配設され前記固定子鉄心を締結する第2の締結体とを備えた回転電機において、前記第2の締結体は前記固定子コイルのコイルエンドに干渉しないように可撓性部材により構成されたことを特徴とする回転電機。
  5. 可撓性部材により構成された前記第2の締結体はワイヤーロープにより構成されたことを特徴とする請求項4に記載の回転電機。
  6. 可撓性部材により構成された前記第2の締結体は複数の締結片をピンで連結して構成したことを特徴とする請求項4に記載の回転電機。
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