JP2013218064A - 光走査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 保持部材に保持されている偏向手段から光学ハウジングへ移動する熱量を低減する。
【解決手段】 光走査装置6は、光源62と、光源から射出された光ビームを偏向する偏向手段61と、光源、および偏向手段が設置される光学ハウジング90と、光学ハウジングと偏向手段との間に配置されて偏向手段を保持し、光学ハウジングに接触する第一接触部、および偏向手段に接触する第一接触部よりも接触面積が大きい第二接触部を有する保持部材67と、を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、光走査装置に関する。
従来、電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置という。)は、電子写真感光体(以下、感光体という。)の表面(被走査面)の上に光ビームを結像して静電潜像を形成するための光走査装置を有する。
画像形成装置としては、例えば、レーザビームプリンタ、デジタル複写機、マルチファンクションプリンタ(MFP)、及びファクシミリ装置がある。
光走査装置は、感光体に光ビームを露光して感光体の表面の上に静電潜像を形成する。現像器は、静電潜像を現像剤(以下、トナーという。)で現像して現像剤像(以下、トナー像という。)を形成する。トナー像は、記録媒体上に転写された後、定着装置により加熱および加圧されて記録媒体上に定着される。このようにして、記録媒体上に画像が形成される。
光走査装置は、光源と、入射光学系と、偏向手段と、射出光学系とを保持する光学ハウジングを有する。光源からの光ビームは、入射光学系を介して偏向手段へ入射する。偏向手段は、高速回転する回転多面鏡によって光ビームを主走査方向に偏向する。偏向された光ビームは、射出光学系により感光体の表面に結像され、感光体の表面の上を主走査方向に走査する。感光体の表面は、主走査方向に直交する副走査方向に移動して、感光体の表面の上に静電潜像が形成される。
光走査装置の回転多面鏡は、数万rpmで回転しているので、回転多面鏡の継続した回転により、偏向手段の軸受部の温度が上昇する。軸受部の温度の上昇に伴い、偏向手段の近傍に配置されている入射光学系または射出光学系の、例えば、樹脂製レンズの温度も上昇する。樹脂製レンズの温度の上昇により、樹脂製レンズの屈折率が変化して主走査方向の倍率変動を生じる。これにより、画像の劣化が生じる。
そこで、光学ハウジングと異なる熱伝導率を有する保持部材を介して、偏向手段を光学ハウジングに取付けることにより、樹脂製レンズの温度上昇を低減している(特許文献1)。
特開2001−154134号公報
偏向手段の熱は、偏向手段と保持部材との間の接触部を通して、保持部材へ伝達される。また、保持部材に蓄えられた熱は、保持部材と光学ハウジングとの間の接触部を通して、光学ハウジングへ伝達される。保持部材と光学ハウジングとの間の接触部の接触面積が大きければ、保持部材の熱は、光学ハウジングへより伝達されやすくなる。
そこで、本発明は、保持部材に保持されている偏向手段から光学ハウジングへ移動する熱量を低減した光走査装置を提供する。
本発明の光走査装置は、光源と、前記光源から射出された光ビームを偏向する偏向手段と、前記光源、および前記偏向手段が設置される光学ハウジングと、前記光学ハウジングと前記偏向手段との間に配置されて前記偏向手段を保持し、前記光学ハウジングに接触する第一接触部、および前記偏向手段に接触する前記第一接触部よりも接触面積が大きい第二接触部を有する保持部材と、を備える。
本発明によれば、保持部材と光学ハウジングとの間の接触部の接触面積を低減したので、保持部材に保持されている偏向手段から光学ハウジングへ移動する熱量を低減することができる。
光走査装置を有する画像形成装置の断面図。 第1の実施形態による光走査装置を示す図。 第1の実施形態による保持部材を介して光学ハウジングに装着される偏向手段を示す斜視図。 保持部材により光学ハウジングに装着された偏向手段を示す図。 第2の実施形態による保持部材を介して光学ハウジングに装着される偏向手段を示す斜視図。 第3の実施形態による保持部材を介して光学ハウジングに装着される偏向手段を示す斜視図。 保持部材により偏向手段が装着された光学ハウジングの部分底面図。 第4の実施形態による保持部材を介して光学ハウジングに装着される偏向手段を示す斜視図。 第4の実施形態による保持部材を介して光学ハウジングに装着された偏向手段を示す側断面図。
(第1の実施形態)
図1は、光走査装置6を有する画像形成装置1の断面図である。本実施形態において、デジタル複写機を例に挙げて、画像形成装置1を説明する。
原稿台ガラス20の上に載置された原稿P1は、複写開始指令手段(不図示)からの指令信号に応じて、読み取り光学系2によって読み取られる。原稿P1の画像は、読み取り光学系2によって画像信号に変換される。画像信号は、デジタル処理部(不図示)へ入力される。デジタル処理部は、画像信号をデジタルデータへ変換し、デジタルデータに必要なデータ処理を施す。処理されたデジタルデータは、画像データとしてデジタル処理部からビデオ変換部(不図示)へ出力される。ビデオ変換部は、画像データをビデオ信号に変換し、ビデオ信号を光走査装置6へ出力する。
感光体ドラム31は、図1において時計回り方向に回転する。帯電器36は、感光体ドラム31の表面を均一に帯電する。
光走査装置6は、ビデオ変換部からのビデオ信号に従って変調された光ビームを感光体としての感光体ドラム(像担持体)31の均一に帯電された表面(被走査面)の上に照射し、感光体ドラム31の上に潜像を形成する。感光体ドラム31の上の潜像は、現像器32により現像剤(トナー)でトナー像に現像される。
一方、画像形成装置1の下部に配置された給紙カセット10aまたは10b内のシート(記録媒体)Sは、取り込みローラ12により1枚ずつ給送される。シートSは、給送ローラ13および14により、レジストローラ15へ給送される。レジストローラ15は、感光体ドラム31のトナー像に同期して、感光体ドラム31と転写帯電器33との間の転写部へシートSを搬送する。転写部において、感光体ドラム31の上のトナー像は、転写帯電器33によりシートSの上に転写される。シートSは、搬送部16により定着器4へ搬送される。定着器4は、シートSに熱及び圧力を加えてトナー像をシートSに定着してシートSに画像を形成する。画像が形成されたシートSは、排出ローラ17および18により排出トレー19へ排出される。
感光体ドラム31の上に残ったトナーは、クリーナ34によって除去される。感光体ドラム31は、除電器35によって除電されて次の画像形成に備えられる。
以上の画像形成プロセスを行う画像形成装置1に用いられる光走査装置6を、以下に説明する。
図2は、第1の実施形態による光走査装置6を示す図である。図2(a)は、カバー部材(蓋部材)91を外した光走査装置6の斜視図である。図2(b)は、図2(a)の線IIB−IIBに沿って取った光走査装置6の断面図である。
光走査装置6は、光学ハウジング90と、光学ハウジング90の上部開口94を閉じるカバー部材91とを有する。光走査装置6は、半導体レーザ(光源)(不図示)と、偏向手段(偏向器)61と、半導体レーザから偏向手段61へ光ビームを導く入射光学系41と、偏向手段61から感光体ドラム31の表面(被走査面)へ光ビームを導く射出光学系43とを有する。
光学ハウジング90には、光源ユニット62が設けられている。光源ユニット62は、半導体レーザ(不図示)と、半導体レーザを駆動するための駆動電気基板62aと、コリメータレンズ鏡筒62bと、コリメータレンズ62cと、開口しぼり(不図示)とを有している。光源ユニット62から射出された光ビームは、シリンダーレンズ63を介して偏向手段61へ射出される。
半導体レーザから偏向手段61へ光ビームを導く入射光学系41は、コリメータレンズ62cおよびシリンダーレンズ63を有する。
光学ハウジング90には、偏向手段61が設けられている。偏向手段61は、光源ユニット62から射出された光ビームを偏向する。偏向された光ビームは、感光体ドラム31の表面(被走査面)の上を主走査方向に走査して、副走査方向に回転する感光体ドラム31の上に静電潜像を形成する。
偏向手段61は、回転多面鏡(偏向部材)61aと、回転多面鏡61aを回転させるモータ(駆動装置)45と、駆動基板61bとを有する。モータ45と、モータ45を駆動するモータ駆動回路47は、駆動基板61bの上に実装されている。
偏向手段61から感光体ドラム31の表面(被走査面)へ光ビームを導く射出光学系43は、トーリックレンズ64、シリンダーレンズ65、および反射ミラー66を有する。トーリックレンズ64、シリンダーレンズ65、および反射ミラー66は、光学ハウジング90に位置決め固定されている。
光学ハウジング90には、反射ミラー66により反射された光ビームを通過させる開口部90aが形成されている。開口部90aは、防塵ガラス73により閉じられている。防塵ガラス73は、固定部材71により固定されている。固定部材71は、光学ハウジング90と防塵ガラス73との間を密封している。
光学ハウジング90は、光源ユニット62、入射光学系41、偏向手段61、および射出光学系43を保持している。光学ハウジング90の上部開口94は、カバー部材91によって閉じられている。カバー部材91と光学ハウジング90との間にゴムシート(弾性部材)92を挟み込んで、カバー部材91を光学ハウジング90にねじ(不図示)により固定している。
光源ユニット62の半導体レーザから射出された光ビームは、コリメータレンズ62cにより平行光ビームにされる。コリメータレンズ62cから射出された平行光ビームは、シリンダーレンズ63に入射する。シリンダーレンズ63は、副走査方向のみに屈折力を有する。光ビームは、シリンダーレンズ63により副走査方向の断面内で収束して、回転多面鏡61aの偏向面(反射面)の近傍にほぼ線像として結像する。回転する回転多面鏡61aの偏向面は、光ビームを反射する。光ビームの偏向は、回転多面鏡61aの回転によって行われる。トーリックレンズ64およびシリンダーレンズ65は、偏向手段61により偏向された光ビームを感光体ドラム31の表面の上に所定のスポット径で結像する。光ビームは、反射ミラー66により反射され、開口部90aを通って感光体ドラム31の表面の上を走査する。
図3は、第1の実施形態による保持部材67を介して光学ハウジング90に装着される偏向手段61を示す斜視図である。
偏向手段61は、軸受部61cを有する。軸受部61cは、回転多面鏡61aの回転軸61dと同軸に配置されている。軸受部61cは、回転多面鏡61aと反対の側で駆動基板61bから突出している。軸受部61cは、回転多面鏡61aの回転軸61dを回転可能に保持する。
保持部材67は、その中央部に孔部67aが設けられている。偏向手段61の軸受部61cは、保持部材67の孔部67aに嵌入する。
保持部材67は、孔部67aと同じ中心軸線を有する円筒部に切欠部67fを形成することによって、外周部67bが設けられている。本実施形態においては、保持部材67の円筒部に複数(本実施形態において3つ)の切欠部67fを形成することによって、保持部材67は、複数(本実施形態において3つ)の外周部67bが設けられている。本実施形態において、外周部67bは、円筒部の一部分で形成されている。
保持部材67は、保持部材67を光学ハウジング90の孔部90bに挿入する挿入方向Zにおける保持部材67の上流側端部に、複数(本実施形態において3つ)のフランジ部67eが設けられている。3つのフランジ部67eは、それぞれの外周部67bから半径方向外方へ延在している。
光学ハウジング90は、孔部90bが設けられている。保持部材67の外周部67bは、光学ハウジング90の孔部90bに嵌入する。偏向手段61の軸受部61cは、保持部材67の孔部67aに嵌入しているので、軸受部61cは、保持部材67によって、回転軸61dに垂直な方向において、光学ハウジング90の孔部90bに対して位置決めされる。軸受部61cは、保持部材67によって孔部90bと同軸に保持される。
偏向手段61の軸受部61cと光学ハウジング90の孔部90bとの間に、保持部材67を介在させているので、発熱源となる軸受部61cと光学ハウジング90と間の距離が長くなり、両者の間の熱抵抗が大きくなる。
偏向手段61は、偏向手段61と光学ハウジング90との間に保持部材67を介在させた状態で、ねじ(固定部材)69により光学ハウジング90に固定される。ねじ69は、外周部67bの接触部(第一接触部)が嵌入する光学ハウジング90の孔部90bの外側で、偏向手段61を光学ハウジング90に固定する。
図4は、保持部材67により光学ハウジング90に装着された偏向手段61を示す図である。図4(a)は、保持部材67により偏向手段61が装着された光学ハウジング90の部分底面図である。図4(b)は、説明のために光学ハウジング90を省略して、保持部材67により保持された偏向手段61を示す側面図である。
偏向手段61の軸受部61cは、保持部材67の孔部67aに嵌入され、軸受部61cの外周面61c−1は、孔部67aの内周面67a−1に接触している。内周面67a−1は、円筒形状に形成されている。
保持部材67の3つの外周部67b−1、67b−2、および67b−3は、光学ハウジング90の孔部90bに嵌入している。外周部67b−1、67b−2、および67b−3は、孔部90bの内面に接触している。
ここで、保持部材67の外周部67b−1から67b−3の周方向長さCLを足し合わせた合計長さが、軸受部61cの外周面61c−1の周方向長さよりも短くなるように、保持部材67に複数の切欠部67fが形成されている。ここで、周方向は、挿入方向Zに対して垂直である。
本実施例において、外周部67b−1から67b−3の周方向長さCLは等しい。しかし、外周部67b−1から67b−3の周方向長さCLは、異なっていてもよい。
光学ハウジング90の孔部90bと接触する保持部材67の外周部67bの接触部(第一接触部)の接触面積S1は、偏向手段61の軸受部61cと接触する保持部材67の内周面67a−1の接触部(第二接触部)の接触面積S2よりも小さい。よって、偏向手段61から保持部材67へ移動した熱量に比べて、保持部材67から光学ハウジング90へ移動する熱量を低減することができる。なお、円筒部の一部分で形成されている第一接触部は、円筒形状の第二接触部と同心である。
図4(b)に示すように、保持部材67は、光学ハウジング90から脱落しないようにフランジ部67eが設けられている。フランジ部67eは、挿入方向Zにおける光学ハウジング90の上流側の面90cに当接する当接部67cが設けられている。図4(b)において、光学ハウジング90は、説明のために省略されているが、当接部67cは、挿入方向Zにおける光学ハウジング90の上流側の面90cに当接している。
ここで、保持部材67と光学ハウジング90との接触面積を小さくするために、当接部67cは、当接部67cの両側に傾斜部67dが設けられている。傾斜部67dを設けることにより、複数の当接部67cと光学ハウジング90との間の接触面積S3を小さくすることができる。このようにして、保持部材67と光学ハウジング90との間の接触面積(S1+S3)を保持部材67と偏向手段61との間の接触面積S2よりも小さくしてもよい。
軸受部61cに保持部材67が嵌合していることにより、発熱源としての軸受部61cの熱容量を大きくすることができる。保持部材67の熱容量によって、軸受部61cの温度の上昇を抑制して、偏向手段61の性能維持(寿命向上)を図ることができる。
保持部材67は、軸受部61cの熱伝導率と等しいか又はそれより高い熱伝導率を有する材料からできているとよい。
また、保持部材67は、軸受部61cからの熱が伝わりやすいように、銅またはアルミニウムの合金で形成されているとよい。保持部材67に熱伝導率の高い材料を用いることにより、強制的な冷却手段なしに保持部材67の放熱効果を向上することができる。
また、保持部材67から光学ハウジング90へ移動する熱量を低減するために、保持部材67の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有する材料で光学ハウジング90を形成してもよい。
なお、挿入方向Zにおける保持部材67と光学ハウジング90との間の接触部の長さを挿入方向Zにおける保持部材67と軸受部61cとの間の接触部の長さよりも小さくしてもよい。これによって、保持部材67と光学ハウジング90との間の第一接触部の接触面積S1を保持部材67と軸受部61cとの間の第二接触部の接触面積S2よりも小さくすることができる。よって、保持部材67から光学ハウジング90へ移動する熱量を低減することができる。
本実施の形態によれば、軸受部61cと保持部材67との間の第二接触部の周長を保持部材67と光学ハウジング90との間の第一接触部の周長よりも長くすることができる。あるいは、軸受部61cと保持部材67との間の第二接触部の接触面積を保持部材67と光学ハウジング90との間の第一接触部の接触面積よりも大きくすることができる。よって、軸受部61cと光学ハウジング90との間の熱抵抗を大きくすることができ、軸受部61cで発生した熱が光学ハウジング90に伝わりにくくなる。
よって、光学ハウジング90は、温度上昇による熱変形を起こしにくくなり、光学ハウジング90に固定されている偏向手段61の姿勢の変化も起こりにくくなる。
(第2の実施形態)
次に、図5を用いて、第2の実施形態を説明する。
図5は、第2の実施形態による保持部材167を介して光学ハウジング90に装着される偏向手段61を示す斜視図である。第2の実施形態において、第1の実施形態と同様の構造には同様の参照符号を付して説明を省略する。
保持部材167は、その中央部に孔部167aが設けられている。偏向手段61の軸受部61cは、保持部材167の孔部167aに嵌入する。
保持部材167は、孔部167aと同じ中心軸線を有する円筒部に切欠部167fを形成することによって、外周部167bが設けられている。本実施形態においては、保持部材167の円筒部に複数(本実施形態において3つ)の切欠部167fを形成することによって、保持部材167は、複数(本実施形態において3つ)の外周部167bが設けられている。
図5に示すように、保持部材167は、光学ハウジング90から脱落しないように環状のフランジ部167eが設けられている。フランジ部167eは、保持部材167を光学ハウジング90の孔部90bに挿入する挿入方向Zにおける保持部材167の上流側端部から半径方向外方へ延在している。
環状のフランジ部167eは、挿入方向Zにおける光学ハウジング90の上流側の面90cに当接する複数(本実施形態において3つ)の当接部167cが設けられている。複数の当接部167cは、複数の切欠部167fにそれぞれ対応する環状のフランジ部167eの部分に設けられている。すなわち、複数の当接部167cは、保持部材167の複数の外周部167bに対して周方向に位相をずらして配置されている。位相をずらすことにより、複数の当接部167cを複数の外周部167bから遠ざけることができるので、複数の当接部167cから光学ハウジング90へ移動する熱量を低減することができる。当接部167cの両側には、傾斜部167dが設けられている。傾斜部167dを設けることにより、保持部材167と光学ハウジング90との間の接触面積を小さくしている。
環状のフランジ部167eは、複数(本実施形態において3つ)の孔部167hが設けられている。複数の孔部167hのそれぞれは、当接部167cと切欠部167fとの間に形成されている。孔部167hは、保持部材167から光学ハウジング90へ移動する熱量を低減することができる。
偏向手段61の軸受部61cは、保持部材167の孔部167aに嵌入され、軸受部61cの外周面は、孔部167aの内周面に接触している。
保持部材167の3つの外周部167bは、光学ハウジング90の孔部90bに嵌入している。3つの外周部167bは、孔部90bの内面に接触している。
ここで、保持部材167と光学ハウジング90との間の接触面積を保持部材167と軸受部61cとの間の接触面積よりも小さくするように、複数の切欠部167fが保持部材167に形成されている。これによって、保持部材167から光学ハウジング90へ移動する熱量を低減することができる。
(第3の実施形態)
次に、図6および図7を用いて、第3の実施形態を説明する。
図6は、第3の実施形態による保持部材267を介して光学ハウジング190に装着される偏向手段61を示す斜視図である。図7は、保持部材267により偏向手段61が装着された光学ハウジング190の部分底面図である。第3の実施形態において、第1の実施形態と同様の構造には同様の参照符号を付して説明を省略する。
保持部材267は、その中央部に孔部267aが設けられている。偏向手段61の軸受部61cは、保持部材267の孔部267aに嵌入する。
保持部材267は、孔部267aと同じ中心軸線を有する円筒部に円筒表面を有する外周部267bが設けられている。
図6に示すように、保持部材267は、光学ハウジング190から脱落しないように環状のフランジ部267eが設けられている。フランジ部267eは、保持部材267を光学ハウジング190の孔部190bに挿入する挿入方向Zにおける保持部材267の上流側端部から半径方向外方へ延在している。
環状のフランジ部267eは、挿入方向Zにおける光学ハウジング190の上流側の面190cに当接する複数(本実施形態において3つ)の当接部267cが設けられている。当接部267cの両側には、傾斜部267dが設けられている。傾斜部267dを設けることにより、保持部材267の当接部267cと光学ハウジング190との間の接触面積S3を小さくしている。
光学ハウジング190は、孔部190bが設けられている。孔部190bには、複数(本実施形態において3つ)の切欠部190fが設けられており、それによって、孔部190bには、複数(本実施形態において3つ)の内周部190b−1、190b−2、および190b−3が設けられている。
保持部材267が光学ハウジング190に装着されたときに、保持部材267の当接部267cは、切欠部190fとずれて配置されることにより、当接部267cは、光学ハウジング190の上流側の面190cに当接する。
図7に示すように、保持部材267の外周部267bは、光学ハウジング190の孔部190bの複数の内周部190b−1、190b−2、および190b−3に嵌入する。偏向手段61の軸受部61cは、保持部材267の孔部267aに嵌入しているので、軸受部61cは、保持部材267によって、回転軸61dに垂直な方向において、光学ハウジング190の孔部190bに対して位置決めされる。複数の内周部190b−1、190b−2、および190b−3は、保持部材267が孔部190bに挿入されたときの軸受部61cの中心軸線と同軸の円の上に形成されている。軸受部61cは、保持部材267によって孔部190bと同軸に保持される。
偏向手段61は、偏向手段61と光学ハウジング190との間に保持部材267を介在させた状態で、ねじ69により光学ハウジング190に固定される。
偏向手段61の軸受部61cは、保持部材267の孔部267aに嵌入され、軸受部61cの外周面61c−1は、孔部267aの内周面267a−1に接触している。
保持部材267の外周部267bは、光学ハウジング190の孔部190bの3つの内周部190b−1、190b−2、および190b−3に嵌入している。外周部267bは、内周部190b−1から190b−3の内面に接触している。
光学ハウジング190の内周部190b−1から190b−3の周方向長さCL1を足し合わせた合計長さが、軸受部61cの外周面61c−1の周方向長さよりも短くなるように、光学ハウジング190の孔部190bに複数の切欠部190fが形成されている。本実施例において、内周部190b−1から190b−3の周方向長さCL1は等しい。しかし、内周部190b−1から190b−3の周方向長さCL1は、異なっていてもよい。
保持部材267と光学ハウジング190との間の接触面積を保持部材267と軸受部61cとの間の接触面積よりも小さくすることができるので、保持部材267から光学ハウジング190へ移動する熱量を低減することができる。
光学ハウジング190の孔部190bと接触する保持部材267の外周部267bの接触部(第一接触部)の接触面積S1は、偏向手段61の軸受部61cと接触する保持部材267の孔部267aの接触部(第二接触部)の接触面積S2よりも小さい。よって、偏向手段61から保持部材267へ移動した熱量に比べて、保持部材267から光学ハウジング190へ移動する熱量を低減することができる。
なお、保持部材267と光学ハウジング190との間の接触面積(S1+S3)を保持部材267と偏向手段61との間の接触面積S2よりも小さくしてもよい。
(第4の実施形態)
次に、図8および図9を用いて、第4の実施形態を説明する。
図8は、第4の実施形態による保持部材367を介して光学ハウジング90に装着される偏向手段61を示す斜視図である。図9は、第4の実施形態による保持部材367を介して光学ハウジング90に装着された偏向手段61を示す側断面図である。第4の実施形態において、第1の実施形態と同様の構造には同様の参照符号を付して説明を省略する。
保持部材367は、その中央部に孔部367aが設けられている。偏向手段61の軸受部61cは、保持部材367の孔部367aに嵌入する。
保持部材367は、孔部367aと同じ中心軸線を有する円筒部に円筒表面を有する外周部367bが設けられている。
図8に示すように、保持部材367は、光学ハウジング90から脱落しないように環状のフランジ部367eが設けられている。フランジ部367eは、保持部材367を光学ハウジング90の孔部90bに挿入する挿入方向Zにおける保持部材367の上流側端部から半径方向外方へ延在している。
環状のフランジ部367eは、挿入方向Zにおける光学ハウジング90の上流側の面90cに当接する複数(本実施形態において3つ)の当接部367cが設けられている。当接部367cの両側には、傾斜部367dが設けられている。傾斜部367dを設けることにより、保持部材367の当接部367cと光学ハウジング90との間の接触面積S3を小さくしている。
光学ハウジング90は、孔部90bが設けられている。保持部材367の外周部367bは、光学ハウジング90の孔部90bに嵌入する。偏向手段61の軸受部61cは、保持部材367の孔部367aに嵌入しているので、軸受部61cは、保持部材367によって、回転軸61dに垂直な方向において、光学ハウジング90の孔部90bに対して位置決めされる。軸受部61cは、保持部材367によって孔部90bと同軸に保持される。
図8(b)および図9に示すように、保持部材367は、挿入方向Zにおける保持部材367の下流側端部に環状の傾斜部367dが設けられている。傾斜部367dは、挿入方向Zにおける外周部367bの下流側端部に設けられている。外周部367bに傾斜部367dを設けることにより、孔部90bと接触する外周部367bの接触部(第一接触部)の接触面積S1を低減することができる。
図9に示すように、保持部材367と光学ハウジング90との間の接触部の高さ(挿入方向Zにおける長さ)をt1で示す。ここで、光学ハウジング90の孔部90bと接触する保持部材367の外周部367bの接触部(第一接触部)の接触面積S1は、接触部の周方向長さ(外周部367bの円周)に高さt1をかけたものとなる。
同様に、偏向手段61の軸受部61cと保持部材367との間の接触部の高さ(挿入方向Zにおける長さ)をt2で示す。ここで、偏向手段61の軸受部61cと接触する保持部材367の孔部367aの接触部(第二接触部)の接触面積S2は、接触部の周方向長さ(軸受部61cの円周)に高さt2をかけたものとなる。
保持部材367が光学ハウジング90の孔部90bへ挿入される挿入方向Zにおいて、第一接触部の高さ(長さ)t1は、第二接触部の高さ(長さ)t2よりも低い(短い)。
傾斜部367dは、第一接触部の接触面積S1が第二接触部の接触面積S2よりも小さくなるように、外周部367bに形成されている。
保持部材367の第一接触部の接触面積S1は、保持部材367の第二接触部の接触面積S2よりも小さいので、偏向手段61から保持部材367へ移動した熱量に比べて、保持部材367から光学ハウジング90へ移動する熱量を低減することができる。
なお、本実施形態において、外周部367bに傾斜部367dを設けたが、本発明はこれに限定されるものではない。光学ハウジング90の孔部90bの直径よりも小さい直径を有する円筒状小径部を外周部367bに形成してもよい。小径部は、外周部367bの下流側端部に設けることができるが、必ずしも下流側端部である必要はない。小径部は、外周部367bの上流側端部または中間部に設けてもよい。すなわち、外周部367bに孔部90bと接触しない領域を確保できればよい。
また、保持部材367と光学ハウジング90との間の接触面積(S1+S3)を保持部材367と偏向手段61との間の接触面積S2よりも小さくしてもよい。
第1の実施形態と同様に、第2から第4の実施例による保持部材は、軸受部の熱伝導率と等しいか又はそれよりも高い熱伝導率を有する材料で形成してもよい。保持部材は、銅またはアルミニウムの合金で形成されていてもよい。光学ハウジング90は、保持部材の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有する材料で形成されていてもよい。
上記実施形態において、保持部材の孔部は、円筒形状であるが、保持部材の孔部は、円筒部の一部分または複数部分で形成されていてもよい。
6 光走査装置
61 偏向手段
62 光源ユニット(光源)
67、167、267、367 保持部材
67a、167a、267a、367a 孔部
67b、167b、267b、367b 外周部
90、190 光学ハウジング
67、167、267、367 保持部材

Claims (10)

  1. 光源と、
    前記光源から射出された光ビームを偏向する偏向手段と、
    前記光源、および前記偏向手段が設置される光学ハウジングと、
    前記光学ハウジングと前記偏向手段との間に配置されて前記偏向手段を保持し、前記光学ハウジングに接触する第一接触部、および前記偏向手段に接触する前記第一接触部よりも接触面積が大きい第二接触部を有する保持部材と、
    を備えることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記偏向手段は、偏向部材と、前記偏向部材を回転させる駆動装置と、前記偏向部材の回転軸を回転可能に保持する軸受部とを有し、
    前記光学ハウジングには、前記保持部材が挿入される孔部が設けられており、
    前記保持部材の前記第一接触部は、前記光学ハウジングの前記孔部に接触しており、
    前記保持部材の前記第二接触部は、前記偏向手段の前記軸受部に接触している請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記保持部材が前記光学ハウジングの前記孔部へ挿入される挿入方向に垂直な周方向において、前記第一接触部の周方向長さは、第二接触部の周方向長さよりも短い請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記保持部材が前記光学ハウジングの前記孔部へ挿入される挿入方向において、前記第一接触部の長さは、第二接触部の長さよりも短い請求項2に記載の光走査装置。
  5. 前記軸受部は、前記保持部材によって、前記回転軸に垂直な方向において、前記光学ハウジングに対して位置決めされている請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載の光走査装置。
  6. 前記保持部材の熱伝導率は、前記軸受部の熱伝導率と等しいかそれよりも高く、
    前記光学ハウジングの熱伝導率は、前記保持部材の前記熱伝導率よりも低い請求項2ないし請求項5のいずれか一項に記載の光走査装置。
  7. 前記光学ハウジングの前記孔部には、複数の切欠部が設けられている請求項2ないし請求項6のいずれか一項に記載の光走査装置。
  8. 前記第一接触部は、円筒または円筒の一部分で形成されており、
    前記第二接触部は、前記第一接触部と同心の円筒または円筒の一部分で形成されている請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の光走査装置。
  9. 前記偏向手段は、前記保持部材の前記第一接触部の外側で、固定部材により前記光学ハウジングに固定されている請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の光走査装置。
  10. 前記保持部材は、前記光学ハウジングに当接する複数の当接部を有するフランジ部を有し、
    前記フランジ部には、複数の孔部が設けられている請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の光走査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015132700A (ja) * 2014-01-14 2015-07-23 株式会社リコー 光走査装置及び画像形成装置

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