JP2013217516A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013217516A5 JP2013217516A5 JP2012085943A JP2012085943A JP2013217516A5 JP 2013217516 A5 JP2013217516 A5 JP 2013217516A5 JP 2012085943 A JP2012085943 A JP 2012085943A JP 2012085943 A JP2012085943 A JP 2012085943A JP 2013217516 A5 JP2013217516 A5 JP 2013217516A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer member
- heat transfer
- cylinder
- low temperature
- refrigerator according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Description
上記の問題を解決するため、本発明による蓄冷式冷凍機は、蓄冷材を収容するシリンダと、前記シリンダの内部を流れる冷媒ガスを膨張させる膨張空間と、を有する膨張機と、前記膨張機の温度が相互に異なる二箇所間を、前記膨張機の外部に位置して熱的に連結する伝熱部材と、を備えることを特徴とする。
高温側領域24に対応する伝熱部材33の軸方向の位置は、蓄冷式冷凍機1の通常運転時における高温側領域24の温度分布を考慮して定められる。一般的な極低温冷凍機においては、図1中下側の伝熱部材33の低温端は仕切り材23よりも、所定距離だけ高温側に離隔していることが好ましい。また、伝熱部材33の図1中上側の高温端は整流器21よりも高温側に位置してもよい。
この低温端が位置する軸方向の領域は、冷媒ガスのヘリウムガスの比熱が非磁性材の第二蓄冷材の比熱を上回る領域であって、冷凍機の運転中においては例えば8〜20Kの温度範囲(より好ましくは8〜10数K)に収まる領域である。また、この温度領域で比熱が高い蓄冷材として非磁性材である鉛やビスマスが挙げられる。
加えて、外部配置された伝熱部材33により、第一冷却ステージ20から寒冷取出部8aに向けて熱を伝達することから、第一冷却ステージ20の温度を低下させて一段目の冷凍性能を高めることができる。また、伝熱部材33の低温端が上述した冷媒ガスの比熱が蓄冷材の比熱を上回る温度領域に対応する寒冷取出部8aに接続されていることから、伝熱部材33により高温側から低温側に熱が伝達されても、高温側領域24内の第二蓄冷材や冷媒ガスの温度も上昇されることがない。つまり、二段目の冷凍性能を確保した上で一段目の冷凍性能を高めることができる。加えて、伝熱部材33を外付けとすることにより、特に低温端の接続箇所の軸方向における調整を容易なものとし、第一冷却ステージ20の温度調整をより容易なものとすることができる。
本実施例3の蓄冷式冷凍機51においては、図6に示すように、ディスプレーサ2内部の上段には銅やアルミニウムの金網等により構成される高温側領域59が配置され、軸方向において高温側領域59よりも仕切り板52を挟んで低温側に位置する領域には、非磁性材の球である蓄冷材を複数有する低温側領域53が配置されている。低温側領域53よりも低温側には整流器11との間にもう一つの仕切り板52が配置されている。低温側領域53と高温側領域59とが蓄冷として機能する。
本実施例3の蓄冷式冷凍機51及び蓄冷器によれば、伝熱部材54の低温端から高温端に向けて寒冷が伝達されて、伝熱部材54よりも高温側に位置する低温側領域53の内部の蓄冷材が冷却され、冷凍機全体の冷凍能力を高めることができる。これとともに、伝熱部材54の低温端は上述した温度領域に位置しているため、伝熱部材54の高温端から熱が伝達されても、冷媒ガスの比熱が蓄冷材の比熱を上回っているため、温度上昇は防止され、冷凍能力の低下を招くことを防止できる。
伝熱部材120の高温端は一段冷却ステージ117の下端に位置し、伝熱部材120の低温端は二段目蓄冷器103の低温端に位置する図示しない二段冷却ステージの上端よりも高温側に位置している。
伝熱部材120の低温端が位置する軸方向の領域は、冷媒ガスのヘリウムガスの比熱が非磁性材の蓄冷材の比熱を上回る領域であって、冷凍機の運転中においては例えば8〜20Kの温度範囲(より好ましくは8〜10数K)に収まる領域である。この温度領域で比熱が高い蓄冷材は、例えば非磁性材である鉛やビスマスなどであり、これらの蓄冷材と対向する領域に伝熱部材120の低温端が連結される。
また、伝熱部材120が軸方向に延在しており、伝熱部材120の高温端から低温端に向けて熱を伝達することから、一段冷却ステージ117の温度を低下させて一段目の冷凍性能を高めることができる。伝熱部材120の低温端が上述した冷媒ガスの比熱が蓄冷材の比熱を上回る温度領域に位置していることから、伝熱部材120により高温端から低温端に熱が伝達されても、低温端近傍の上段の蓄冷器内の蓄冷材や冷媒ガスの温度も上昇されることがない。すなわち、二段目の冷凍性能を確保した上で一段目の冷凍性能を高めることができる。
1 蓄冷式冷凍機
2 第一ディスプレーサ
3 第二ディスプレーサ
4 ピン
5 コネクタ
6 ピン
7 第一シリンダ
8 第二シリンダ
8a 寒冷取出部
9 第一蓄冷器
10 整流器
11 整流器
12 室温室
13 第一開口
14 圧縮機
15 サプライバルブ
16 リターンバルブ
17 シール
18 第一膨張空間
19 第二開口
20 第一冷却ステージ
21 整流器
22 整流器
23 仕切り材
24 高温側領域(本発明の蓄冷器)
25 低温側領域
26 第二膨張空間
27 第三開口
28 第二冷却ステージ
29 熱交換部
30 熱交換部
31 圧入ピン
32 圧入ピン
33 伝熱部材
2 第一ディスプレーサ
3 第二ディスプレーサ
4 ピン
5 コネクタ
6 ピン
7 第一シリンダ
8 第二シリンダ
8a 寒冷取出部
9 第一蓄冷器
10 整流器
11 整流器
12 室温室
13 第一開口
14 圧縮機
15 サプライバルブ
16 リターンバルブ
17 シール
18 第一膨張空間
19 第二開口
20 第一冷却ステージ
21 整流器
22 整流器
23 仕切り材
24 高温側領域(本発明の蓄冷器)
25 低温側領域
26 第二膨張空間
27 第三開口
28 第二冷却ステージ
29 熱交換部
30 熱交換部
31 圧入ピン
32 圧入ピン
33 伝熱部材
Claims (9)
- 蓄冷材を収容するシリンダと、前記シリンダの内部を流れる冷媒ガスを膨張させる膨張空間と、を有する膨張機と、
前記膨張機の温度が相互に異なる二箇所間を、前記膨張機の外部に位置して熱的に連結する伝熱部材と、を備えることを特徴とする蓄冷式冷凍機。 - 前記伝熱部材の低温端と高温端とは、前記シリンダの軸方向において異なる位置に連結されることを特徴とする請求項1に記載の蓄冷式冷凍機。
- 前記伝熱部材の低温端は、前記シリンダの外周に連結されることを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄冷式冷凍機。
- 前記伝熱部材の低温端は、前記シリンダの内部を流れる冷媒ガスの比熱が前記蓄冷材の比熱を上回る領域の前記シリンダの外周に連結されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の蓄冷式冷凍機。
- 前記シリンダは、前記蓄冷材が非磁性材である高温側領域と、前記蓄冷材が磁性材である低温側領域と、を含み、前記伝熱部材の低温端は前記高温側領域の前記シリンダの外周に連結されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の蓄冷式冷凍機。
- 前記シリンダは、一段冷却ステージと、前記一段冷却ステージよりも低温に冷却される二段冷却ステージと、を備え、
前記伝熱部材の高温端は、前記一段冷却ステージに連結されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の蓄冷式冷凍機。 - 前記伝熱部材の高温端は、前記低温端とは軸方向において異なる位置の前記シリンダの外周に連結されることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の蓄冷式冷凍機。
- 前記伝熱部材は、前記蓄冷材を外包する中空円環形状であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の蓄冷式冷凍機。
- 前記膨張機はパルス管をさらに備え、前記伝熱部材の低温端は前記パルス管の外周に連結されることを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄冷式冷凍機。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012085943A JP5908324B2 (ja) | 2012-04-04 | 2012-04-04 | 蓄冷式冷凍機 |
US13/855,087 US9423160B2 (en) | 2012-04-04 | 2013-04-02 | Regenerative refrigerator |
CN201310118247.9A CN103363706B (zh) | 2012-04-04 | 2013-04-07 | 蓄冷式制冷机 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012085943A JP5908324B2 (ja) | 2012-04-04 | 2012-04-04 | 蓄冷式冷凍機 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013217516A JP2013217516A (ja) | 2013-10-24 |
JP2013217516A5 true JP2013217516A5 (ja) | 2013-12-26 |
JP5908324B2 JP5908324B2 (ja) | 2016-04-26 |
Family
ID=49589823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012085943A Active JP5908324B2 (ja) | 2012-04-04 | 2012-04-04 | 蓄冷式冷凍機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5908324B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6109057B2 (ja) | 2013-12-16 | 2017-04-05 | 住友重機械工業株式会社 | 蓄冷器式冷凍機 |
JP2019095090A (ja) * | 2017-11-20 | 2019-06-20 | 住友重機械工業株式会社 | 極低温冷凍機 |
JP7146543B2 (ja) * | 2018-09-20 | 2022-10-04 | 住友重機械工業株式会社 | パルス管冷凍機およびパルス管冷凍機の製造方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2913388B2 (ja) * | 1996-06-20 | 1999-06-28 | 住友重機械工業株式会社 | 冷凍機を用いた超電導マグネット装置 |
US6813892B1 (en) * | 2003-05-30 | 2004-11-09 | Lockheed Martin Corporation | Cryocooler with multiple charge pressure and multiple pressure oscillation amplitude capabilities |
JP4445230B2 (ja) * | 2003-09-02 | 2010-04-07 | 住友重機械工業株式会社 | 極低温蓄冷材、蓄冷器及び冷凍機 |
JP4259252B2 (ja) * | 2003-09-26 | 2009-04-30 | アイシン精機株式会社 | 極低温冷凍機 |
JP3881675B2 (ja) * | 2004-05-20 | 2007-02-14 | ジャパンスーパーコンダクタテクノロジー株式会社 | 多段式冷凍機 |
JP5468425B2 (ja) * | 2010-03-12 | 2014-04-09 | 住友重機械工業株式会社 | 蓄冷器、蓄冷式冷凍機、クライオポンプ、および冷凍装置 |
-
2012
- 2012-04-04 JP JP2012085943A patent/JP5908324B2/ja active Active
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9784479B2 (en) | Cryogenic refrigerator and displacer | |
JP5917153B2 (ja) | 極低温冷凍機、ディスプレーサ | |
JP5889743B2 (ja) | 蓄冷式冷凍機 | |
JP6951889B2 (ja) | 極低温冷凍機、及び極低温冷凍機の磁気シールド構造 | |
JP2007271138A (ja) | 冷凍機 | |
US20160097567A1 (en) | Cryogenic refrigerator | |
JP2019078481A (ja) | 極低温システム | |
CN114151989B (zh) | 一种超导磁体 | |
US9765996B2 (en) | Regenerative refrigerator | |
CN108800713B (zh) | 采用斯特林制冷机的多温区风冷冰箱及控温方法 | |
JP2013217516A5 (ja) | ||
JP5882110B2 (ja) | 蓄冷器式冷凍機、蓄冷器 | |
US10794616B2 (en) | Hybrid Brayton—Gifford-McMahon expander | |
JP5270523B2 (ja) | 冷凍冷蔵庫 | |
JP5908324B2 (ja) | 蓄冷式冷凍機 | |
JP6188619B2 (ja) | 極低温冷凍機 | |
JP3293538B2 (ja) | 蓄冷冷凍機 | |
CN100557339C (zh) | 一种多屏真空多层绝热的单级脉管制冷机 | |
JP4372028B2 (ja) | 低温保持装置およびそのメンテナンス方法 | |
JP5886163B2 (ja) | 極低温冷凍機 | |
JP6184262B2 (ja) | 冷凍機 | |
JP6087168B2 (ja) | 極低温冷凍機 | |
CN201637218U (zh) | 一种基于脉管制冷机的面向对象冷却装置 | |
JP2010230308A (ja) | パルス管冷凍機 | |
CN201110669Y (zh) | 多屏真空多层绝热的单级脉管制冷机 |