JP2019078481A - 極低温システム - Google Patents

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Abstract

【課題】極低温システムの効率の改善を図る。【解決手段】極低温システム10は、一段冷却ステージ32aを備える単段予冷機12と、一段冷却ステージと二段冷却ステージとを備える二段予冷機と、単段予冷機12の一段冷却ステージ32aによって冷却される一段予冷部50と、二段冷却ステージ38bによって冷却される二段予冷部52と、を備えるJT冷凍機16と、を備える。単段予冷機12は、単段スターリング冷凍機または単段スターリング型パルス管冷凍機であり、第1運転周波数で運転される。二段予冷機14は、二段スターリング冷凍機または二段スターリング型パルス管冷凍機であり、第1運転周波数より低い第2運転周波数で運転される。一段予冷部50は、単段予冷機12の一段冷却ステージ32aに熱的に結合され、二段予冷機14の一段冷却ステージ38aから熱的に切り離されている。【選択図】図1

Description

本発明は、極低温システムに関する。
従来から、天文観測などに使用される高感度の電磁波検出素子またはその他の被冷却物を所望の極低温に冷却するために、ジュール・トムソン(Joule-Thomson;JT)冷凍機を備える極低温システムが利用されている。極低温システムは通例、JT冷凍機を予冷する予冷機を備える。予冷機としては典型的に、二段スターリング(Stirling)冷凍機や二段ギフォード・マクマホン(Gifford-McMahon;GM)冷凍機などの二段の機械式冷凍機が使用されうる。このような極低温システムは、被冷却物を例えば1K〜4Kの温度域に冷却することができる。
特開平4−44202号公報
本発明のある態様の例示的な目的のひとつは、極低温システムの効率の改善を図ることにある。
本発明のある態様によると、極低温システムは、一段冷却ステージを備える単段予冷機と、一段冷却ステージと二段冷却ステージとを備える二段予冷機と、前記単段予冷機の一段冷却ステージによって冷却される一段予冷部と、前記二段冷却ステージによって冷却される二段予冷部と、を備えるJT冷凍機と、を備える。前記単段予冷機は、単段スターリング冷凍機または単段スターリング型パルス管冷凍機であり、第1運転周波数で運転される。前記二段予冷機は、二段スターリング冷凍機または二段スターリング型パルス管冷凍機であり、前記第1運転周波数より低い第2運転周波数で運転される。前記一段予冷部は、前記単段予冷機の一段冷却ステージに熱的に結合され、前記二段予冷機の一段冷却ステージから熱的に切り離されている。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、極低温システムの効率の改善を図ることができる。
実施の形態に係る極低温システムを概略的に示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。説明および図面において同一または同等の構成要素、部材、処理には同一の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。図示される各部の縮尺や形状は、説明を容易にするために便宜的に設定されており、特に言及がない限り限定的に解釈されるものではない。実施の形態は例示であり、本発明の範囲を何ら限定するものではない。実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1は、実施の形態に係る極低温システム10を概略的に示す図である。極低温システム10は、単段予冷機12、二段予冷機14、JT冷凍機16、真空容器18、一段輻射シールド20、二段輻射シールド22、および、被冷却物24を冷却する極低温冷却部26を備える。
単段予冷機12、二段予冷機14、およびJT冷凍機16それぞれの常温部が真空容器18の外に配置され、単段予冷機12、二段予冷機14、およびJT冷凍機16それぞれの低温部が真空容器18の中に配置されるようにして、単段予冷機12、二段予冷機14、およびJT冷凍機16は、真空容器18に設置されている。単段予冷機12、二段予冷機14、およびJT冷凍機16の例示的な構成は後述する。
真空容器18は、クライオスタットなどの極低温真空容器であり、一段輻射シールド20および二段輻射シールド22を収容する。真空容器18と一段輻射シールド20の間には多層断熱材などの断熱材が配置されていてもよい。一段輻射シールド20は、二段輻射シールド22、被冷却物24、および極低温冷却部26を囲むように真空容器18内に配置され、二段輻射シールド22、被冷却物24、および極低温冷却部26への輻射熱の入射を抑制する。二段輻射シールド22は、被冷却物24および極低温冷却部26を囲むように真空容器18内(具体的には一段輻射シールド20内)に配置され、被冷却物24および極低温冷却部26への輻射熱の入射を抑制する。
一例として、被冷却物24は、赤外線、サブミリ波、X線、またはその他の電磁波を検出する検出素子であり、こうした検出素子は、天文観測に使用される観測装置の構成要素である。真空容器18、一段輻射シールド20、および二段輻射シールド22には、検出素子により検出されるべき電磁波が透過する観測窓28が設けられている。従って、極低温システム10の外から観測窓28を通じて電磁波が検出素子に入射することができる。
極低温冷却部26は、JT冷凍機16によって冷却される。極低温冷却部26は、JT冷凍機16の冷却ステージとも呼ばれる。被冷却物24は、極低温冷却部26と物理的に接触して熱的に結合し、または、伝熱部材を介して極低温冷却部26と熱的に結合している。極低温冷却部26は、例えば4K未満(例えば1K〜4K)の温度域に冷却可能であり、よって被冷却物24を当該温度域に冷却することができる。
極低温システム10は、上述の電磁波検出素子を有する観測装置とともに、例えば人工衛星などの宇宙機に搭載可能とされている。極低温システム10は、そうした観測装置を備える地上設備に搭載されてもよい。極低温システム10は、極低温環境が望まれる例えば超伝導装置またはその他の装置とともに宇宙機または地上設備に搭載されてもよい。
単段予冷機12は、単段スターリング冷凍機である。単段予冷機12は、第1圧縮機30と、膨張機としての単段コールドヘッド32と、第1圧縮機30を単段コールドヘッド32と接続する第1接続管34と、を備える。第1接続管34は、第1圧縮機30と単段コールドヘッド32との間で冷媒ガス(例えばヘリウムガス)を流通させるガス流路を提供する。単段コールドヘッド32は、一段冷却ステージ32aを備える。単段予冷機12の常温部は、第1圧縮機30および第1接続管34を含み、単段予冷機12の低温部は、一段冷却ステージ32aを含む。
第1圧縮機30は、冷媒ガスの圧力振動を生成するよう構成されている。生成された圧力振動は第1接続管34を通じて単段コールドヘッド32に伝達される。単段コールドヘッド32は、第1圧縮機30から伝達された圧力振動が単段コールドヘッド32内に当該圧力振動と同一の周波数で位相差を有する圧力振動を誘起するよう構成されている。それにより、第1圧縮機30と単段コールドヘッド32との間に冷凍サイクル(具体的には、逆スターリングサイクル)が形成される。
このようにして、単段予冷機12の一段冷却ステージ32aは、一段冷却温度に冷却される。単段予冷機12の一段冷却温度は、例えば、50K以上150K以下の温度範囲から選択される。一段冷却温度は、例えば80K以上120K以下の温度範囲にあってもよく、例えば100K程度であってもよい。
二段予冷機14は、二段スターリング冷凍機である。二段予冷機14は、第2圧縮機36と、膨張機としての二段コールドヘッド38と、第2圧縮機36を二段コールドヘッド38と接続する第2接続管40と、を備える。第2接続管40は、第2圧縮機36と二段コールドヘッド38との間で冷媒ガス(例えばヘリウムガス)を流通させるガス流路を提供する。二段コールドヘッド38は、一段冷却ステージ38aと二段冷却ステージ38bとを備える。二段予冷機14の常温部は、第2圧縮機36および第2接続管40を含み、二段予冷機14の低温部は、一段冷却ステージ38aおよび二段冷却ステージ38bを含む。二段冷却ステージ38bは一段輻射シールド20内に配置されている。
第2圧縮機36は、冷媒ガスの圧力振動を生成するよう構成されている。生成された圧力振動は第2接続管40を通じて二段コールドヘッド38に伝達される。二段コールドヘッド38は、第2圧縮機36から伝達された圧力振動が二段コールドヘッド38内に当該圧力振動と同一の周波数で位相差を有する圧力振動を誘起するよう構成されている。それにより、第2圧縮機36と二段コールドヘッド38との間に冷凍サイクル(具体的には、逆スターリングサイクル)が形成される。
このようにして、二段予冷機14の一段冷却ステージ38aは、一段冷却温度に冷却され、二段冷却ステージ38bは、二段冷却温度に冷却される。二段予冷機14の一段冷却温度は、例えば、50K以上150K以下の温度範囲から選択される。一段冷却温度は、例えば80K以上120K以下の温度範囲にあってもよく、例えば100K程度であってもよい。二段冷却温度は一段冷却温度より低い。二段冷却温度は、例えば、10K以上25K以下の温度範囲から選択される。二段冷却温度は、例えば15K以上20K以下の温度範囲にあってもよく、例えば15K程度であってもよい。
二段予冷機14の一段冷却温度は、単段予冷機12の一段冷却温度と等しくてもよい。あるいは、二段予冷機14の一段冷却温度は、単段予冷機12の一段冷却温度と異なっていてもよい。例えば、二段予冷機14の一段冷却温度は、単段予冷機12の一段冷却温度より低くてもよい。この場合、二段予冷機14の一段冷却ステージ38aは、一段輻射シールド20内に配置されてもよい。
一段輻射シールド20は、単段予冷機12の一段冷却ステージ32aに熱的に結合され、二段予冷機14の一段冷却ステージ38aから熱的に切り離されている。一段輻射シールド20は、単段予冷機12の一段冷却ステージ32aと物理的に接触して熱的に結合し、または、伝熱部材を介して一段冷却ステージ32aと熱的に結合している。一段輻射シールド20は、二段予冷機14の一段冷却ステージ38aから離れて配置され、一段冷却ステージ38aと物理的に接触していない。一段輻射シールド20は、断熱部材を介して一段冷却ステージ38aに支持されてもよい。このようにして、一段輻射シールド20は、単段予冷機12の一段冷却ステージ32aによって単段予冷機12の一段冷却温度に冷却される。
二段輻射シールド22は、二段予冷機14の二段冷却ステージ38bに熱的に結合されている。二段輻射シールド22は、二段冷却ステージ38bと物理的に接触して熱的に結合し、または、伝熱部材を介して二段冷却ステージ38bと熱的に結合している。このようにして、二段輻射シールド22は、二段冷却ステージ38bによって二段予冷機14の二段冷却温度に冷却される。
JT冷凍機16は、JT圧縮システム46、熱交換器群48、一段予冷部50、二段予冷部52、JTバルブ54、およびこれら構成要素を接続する冷媒循環ライン56を備える。JT冷凍機16を循環する冷媒は、例えば、ヘリウム(ヘリウム3またはヘリウム4)である。熱交換器群48は、一連の対向流熱交換器(48a〜48c)からなる。冷媒循環ライン56は、JT圧縮システム46の吐出側を極低温冷却部26の供給側に接続する冷媒供給ライン56aと、極低温冷却部26の回収側をJT圧縮システム46の吸入側に接続する冷媒回収ライン56bと、を備える。冷媒循環ライン56は単段予冷機12および二段予冷機14のいずれからも流体的に隔離されている。
JT圧縮システム46は、冷媒回収ライン56bから回収される冷媒ガスを昇圧して冷媒供給ライン56aに送出するよう構成されている。JT圧縮システム46は、冷媒循環ライン56において冷媒を循環させる冷媒源として働く。JT圧縮システム46は、真空容器18の外に配置されている。
一例として、JT圧縮システム46は、直列に接続された一段JT圧縮機46aおよび二段JT圧縮機46bを有する二段の圧縮構成を備える。冷媒供給ライン56aからJT圧縮システム46には、例えば大気圧程度の低圧の冷媒ガスが回収される。一段JT圧縮機46aは、回収された冷媒ガスを例えば数気圧程度に昇圧することができる。二段JT圧縮機46bは、一段JT圧縮機46aにより昇圧された冷媒ガスを例えば数十気圧程度に昇圧することができる。こうして得られた高圧の冷媒ガスは、JT圧縮システム46から冷媒供給ライン56aに送出される。JT圧縮システム46は、その他の多段圧縮構成を有してもよいし、単段の圧縮構成を有してもよい。
冷媒循環ライン56において熱交換器群48は、JT圧縮システム46と極低温冷却部26の間に配置されている。熱交換器群48は、第1熱交換器48a、第2熱交換器48b、および第3熱交換器48cを有する三段構成を備える。第1熱交換器48aは、真空容器18の外から真空容器18内に流入する高温(例えば常温、例えば約300K)の冷媒ガスを冷却する。第2熱交換器48bは、第1熱交換器48aおよび一段予冷部50により冷却された冷媒をさらに冷却する。第3熱交換器48cは、第2熱交換器48bおよび二段予冷部52により冷却された冷媒をさらに冷却する。熱交換器群48は、その他の多段構成を有してもよい。
冷媒供給ライン56aが、第1熱交換器48a、第2熱交換器48b、および第3熱交換器48cそれぞれの高圧側流路を有し、冷媒回収ライン56bが、第1熱交換器48a、第2熱交換器48b、および第3熱交換器48cそれぞれの低圧側流路を有する。各熱交換器において高圧側流路と低圧側流路との熱交換により、高圧側流路を流れる冷媒を冷却することができる。高圧側流路、低圧側流路はそれぞれ、高温側流路、低温側流路と呼ぶこともできる。
第1熱交換器48aは、真空容器18と一段輻射シールド20の間、すなわち、真空容器18の内側で一段輻射シールド20の外側のスペースに配置されている。第2熱交換器48bは、一段輻射シールド20と二段輻射シールド22の間、すなわち、一段輻射シールド20の内側で二段輻射シールド22の外側のスペースに配置されている。第3熱交換器48cは、二段輻射シールド22の内側に配置されている。
一段予冷部50は、単段予冷機12の一段冷却ステージ32aに熱的に結合され、二段予冷機14の一段冷却ステージ38aから熱的に切り離されている。一段予冷部50を流れる冷媒は、単段予冷機12の一段冷却ステージ32aとの熱交換により冷却される。冷媒供給ライン56aにおいて一段予冷部50は、第1熱交換器48aと第2熱交換器48bとの間に配置されている。
二段予冷部52は、二段予冷機14の二段冷却ステージ38bに熱的に結合されている。二段予冷部52を流れる冷媒は、二段冷却ステージ38bにより冷却される。冷媒供給ライン56aにおいて二段予冷部52は、第2熱交換器48bと第3熱交換器48cとの間に配置されている。
冷媒供給ライン56aにおいてJTバルブ54は、熱交換器群48の最終段の熱交換器(本例では第3熱交換器48c)と極低温冷却部26との間に配置されている。JTバルブ54は、例えば、固定オリフィスである。
また、JT冷凍機16は、JTバルブ54を迂回するバイパス路58を備え、バイパス路58は、バイパスバルブ60を備える。一例として、バイパス路58は、二段予冷部52と第3熱交換器48cとの間で冷媒供給ライン56aから分岐し、JTバルブ54と極低温冷却部26との間で冷媒供給ライン56aに再び合流する。バイパスバルブ60は、例えばガス圧駆動式の開閉バルブである。バイパスバルブ60は、電磁式、機械式、手動またはその他の駆動方式の開閉バルブであってもよい。
バイパスバルブ60が開いているとき冷媒はバイパス路58を流れ、バイパスバルブ60が閉じているとき冷媒はJTバルブ54を流れる。バイパスバルブ60は、JT冷凍機16の始動時にJT冷凍機16を単段予冷機12および二段予冷機14を使用して予冷するために開かれる。JT冷凍機16の定常運転時には、バイパスバルブ60は閉鎖される。
JT冷凍機16の定常運転では、以下のように冷媒循環ライン56を冷媒が流れる。JT圧縮システム46で圧縮された高圧冷媒は、最初に第1熱交換器48aの高圧側流路に供給される。第1熱交換器48aの高圧側流路を流れる高圧冷媒は、第1熱交換器48aの低圧側流路を流れる戻りの低圧冷媒と熱交換して冷却される。第1熱交換器48aで冷却された高圧冷媒は冷媒供給ライン56aを通じて一段予冷部50に流入する。
高圧冷媒は一段予冷部50において単段予冷機12の一段冷却ステージ32aによって冷却され、第2熱交換器48bの高圧側流路へ送り込まれる。第2熱交換器48bの高圧側流路を流れる高圧冷媒は、第2熱交換器48bの低圧側流路を流れる戻りの低圧冷媒と熱交換して冷却される。第2熱交換器48bで冷却された高圧冷媒は冷媒供給ライン56aを通じて二段予冷部52に流入する。
高圧冷媒は二段予冷部52において二段予冷機14の二段冷却ステージ38bによって冷却され、第3熱交換器48cの高圧側流路へ送り込まれる。第3熱交換器48cの高圧側流路を流れる高圧冷媒は、第3熱交換器48cの低圧側流路を流れる戻りの低圧冷媒と熱交換して冷却される。こうして、高圧冷媒は、ジュール・トムソン効果が期待される温度以下まで冷却され、JTバルブ54へと送られる。
この冷却された高圧冷媒は、JTバルブ54を通過するとき、ジュール・トムソン効果によりミスト状の気液混合状態の低圧冷媒となり、液化冷媒の温度域での冷却能力を発生させる。ミスト状低圧冷媒は極低温冷却部26に送られる。上述のように冷媒がヘリウムである場合、極低温冷却部26を液体ヘリウム温度域に冷却し、それにより被冷却物24を当該温度に冷却することができる。
極低温冷却部26を冷却する際にミスト状低圧冷媒は蒸発し再び気化する。JTバルブ54において未液化の冷媒および蒸発により気化した冷媒は、第3熱交換器48cの低圧側流路に戻される。低圧冷媒は、冷媒回収ライン56bを、第2熱交換器48b、第1熱交換器48aの順に流れる。このとき低圧冷媒は上述のように、各熱交換器(48c,48b,48a)にて高圧冷媒を冷却しながら昇温される。こうして常温に戻った低圧冷媒は真空容器18を出てJT圧縮システム46に回収され、再び圧縮される。
なお、JT冷凍機16は、上述の具体的構成には限られず、種々の典型的な構成を適宜採用することができる。
このようにして、極低温システム10は、二段予冷機14の二段冷却温度よりも低い温度、例えば4K未満(例えば1K〜4K)の所望の温度に極低温冷却部26および被冷却物24を冷却することができる。
単段予冷機12における冷凍サイクルの単位時間あたりの回数、すなわち、単段コールドヘッド32(または第1圧縮機30)における冷媒ガスの圧力振動の周波数を、本書では「第1運転周波数」と称する。第1運転周波数は、単段予冷機12の力学的特性に基づく。よって、単段予冷機12がある特定の設計を有するとき、第1運転周波数は当該設計に基づく固定値をとる。
また、二段予冷機14における冷凍サイクルの単位時間あたりの回数、すなわち、二段コールドヘッド38(または第2圧縮機36)における冷媒ガスの圧力振動の周波数を、本書では「第2運転周波数」と称する。第2運転周波数は、二段予冷機14の力学的特性に基づく。よって、二段予冷機14がある特定の設計を有するとき、第2運転周波数は当該設計に基づく固定値をとる。
ところで、二段予冷機14の二段コールドヘッド38などの二段蓄冷式冷凍機のコールドヘッドでは、一段目と二段目で異なる蓄冷材が充填される。一段冷却温度と二段冷却温度それぞれに最適な蓄冷材を用いることができる。一段目と二段目では、冷却温度と蓄冷材の相違に起因して、冷媒ガスとの熱交換効率や圧力損失が異なる。そのため、一段目と二段目では、冷凍効率(例えば、単位消費電力あたりの冷凍能力)を向上する最適な運転周波数が本来異なる。しかし、二段冷凍機は一段目と二段目を同期して駆動するよう構成されているから、一段目と二段目の運転周波数を異ならせることが構造上困難である。したがって、一つの二段冷凍機において一段目と二段目の運転周波数を個別に最適化し難い。例えば、一段目に最適な運転周波数を選択した場合には、その運転周波数は、二段目については最適な運転周波数ではない。
一段目の冷凍効率を向上するには高運転周波数が望ましく、二段目の冷凍効率を向上するには低運転周波数が望ましい。その主因は、蓄冷材の熱伝導の時定数、すなわち熱的な応答性が一段目の蓄冷材と二段目の蓄冷材で異なることにある。より低温に適する二段目蓄冷材は一般に、一段目蓄冷材に比べて、熱伝導の時定数がより大きく熱的な応答性が緩やかである。そのため、過剰に高い運転周波数で二段冷凍機を運転しても、二段目の冷却ステージは冷えにくい。
単段予冷機12と二段予冷機14は個別の極低温冷凍機として構成され、互いに独立に運転することができる。単段予冷機12と二段予冷機14それぞれの冷媒ガス回路は流体的に相互に隔離されており、単段予冷機12内の冷媒ガス圧力振動と二段予冷機14内の冷媒ガス圧力振動は相互に影響しない。よって、単段予冷機12の第1運転周波数と二段予冷機14の第2運転周波数とを相互に異なる値に設定することができる。
そこで、本実施の形態においては、二段予冷機14の第2運転周波数が、単段予冷機12の第1運転周波数より低い。このようにすれば、二段予冷機14の二段冷却ステージ38bでの冷凍効率を向上するとともに、単段予冷機12の一段冷却ステージ32aについても冷凍効率を向上することができる。単段予冷機12と二段予冷機14を併用することにより、第1運転周波数と第2運転周波数を個別に最適化することができる。
単段予冷機12が単段スターリング冷凍機である場合、第1運転周波数は、例えば、35Hz以上100Hz以下の周波数範囲から選択される。第1運転周波数の下限値を35Hzとすることにより、単段予冷機12による所望の一段冷却温度での冷凍能力を確保しやすい。第1運転周波数が大きいほど冷凍能力の確保はより容易となるが、単段予冷機12の機械的な信頼性を保証しにくくなる。例えば、疲労による単段予冷機12内の可動部品およびその周辺構造の機械的強度低下が進みやすくなることが懸念される。そこで、第1運転周波数の上限値は100Hzとすることが望ましい。
第1運転周波数は、例えば45Hz以上65Hz以下の周波数範囲、または例えば50Hz以上60Hz以下の周波数範囲にあってもよく、例えば50Hz程度であってもよい。このようにすれば、冷凍能力の確保と機械的信頼性を考慮した最適な運転周波数で単段予冷機12を運転することができる。
二段予冷機14が二段スターリング冷凍機である場合、第2運転周波数は、例えば、1Hz以上30Hz以下の周波数範囲から選択される。第2運転周波数のとりうる範囲を1Hz以上30Hz以下とすることにより、二段予冷機14による所望の二段冷却温度での冷凍能力を確保しやすい。
第2運転周波数は、例えば10Hz以上20Hz以下の周波数範囲にあってもよく、例えば15Hz程度であってもよい。このようにすれば、二段予冷機14の二段冷却ステージ38bでの冷凍効率をより高くすることができる。
第2運転周波数が比較的低いことにより、二段予冷機14の一段冷却ステージ38aでの冷凍能力が抑制されうる。しかし、一段冷却ステージ38aは、一段輻射シールド20および一段予冷部50から熱的に切り離されている。一段冷却ステージ38aは、二段冷却ステージ38bの冷却のみに使用されている。そのため、一段冷却ステージ38aの熱負荷は小さく、一段冷却ステージ38aの比較的小さい冷凍能力でも賄うことが可能である。
二段予冷機14は単段予冷機12から独立して運転することができるから、仮に単段予冷機12の冷凍能力が経時的に劣化したとしても、そうした単段予冷機12の性能劣化が二段予冷機14の性能に与える影響は軽微である。また、第1運転周波数よりも第2運転周波数が低いので、二段予冷機14の一段冷凍能力は、単段予冷機12の冷凍能力に比べて経時的に劣化しにくいという利点もある。
最後に、本発明者による効率改善の試算を紹介する。まず比較例として、二段スターリング冷凍機のみをJT冷凍機の予冷機として用いる場合を考察する。ある典型的な二段スターリング冷凍機は、例えば、15Hzの運転周波数で80Wの消費電力の場合、一段冷凍能力が1W@100K、二段冷凍能力が0.2W@20Kである。常温部を300Kと仮定すると、一段部および二段部のカルノー効率η1,η2は、η1=100K/(300K−100K)=0.5、η2=20K/(300K−20K)=0.0714である。このときの理想仕事はそれぞれ、W1=1W/0.5=2W、W2=0.2W/0.0714=2.8Wとなる。したがって、単位消費電力あたりの冷凍能力の比は、(2W+2.8W)/80W=0.06となる。
一方、実施例の場合、例えば以下の通りである。単段予冷機12としての単段スターリング冷凍機は、例えば、52Hzの運転周波数で30Wの消費電力の場合、一段冷凍能力が2W@100Kである。この場合、カルノー効率は上記と同様に、η1=100K/(300K−100K)=0.5であるから、理想仕事は、W1=2W/0.5=4Wである。二段予冷機14としての二段スターリング冷凍機の一段部をこの単段スターリング冷凍機で単純に置き換えたとすると、単位消費電力あたりの冷凍能力の比は、(4W+2.8W)/80=0.085となる。したがって、実施例における単位消費電力あたりの冷凍能力の比は、比較例における当該比に対して約41.7%向上している(0.085/0.06=1.417)。
以上説明したように、本実施の形態に係る極低温システム10によれば、より効率的な冷却システムを構築することができる。ある所与の消費電力のもとで、例えば4K未満(例えば1K〜4K)の温度域での冷凍効率を改善することができる。
以上、本発明を実施例にもとづいて説明した。本発明は上記実施形態に限定されず、種々の設計変更が可能であり、様々な変形例が可能であること、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは、当業者に理解されるところである。
単段予冷機12は、単段スターリング冷凍機には限られない。単段予冷機12は、単段スターリング型パルス管冷凍機であってもよい。二段予冷機14は、二段スターリング冷凍機には限られない。二段予冷機14は、二段スターリング型パルス管冷凍機であってもよい。この場合、第1運転周波数および第2運転周波数それぞれの最適値は、単段予冷機12および二段予冷機14が単段スターリング冷凍機および二段スターリング冷凍機である場合とは異なりうる。しかしながら、単段予冷機12および二段予冷機14が単段スターリング型パルス管冷凍機および二段スターリング型パルス管冷凍機である場合にも、第2運転周波数を第1運転周波数より低くすることによって、冷凍効率は改善されるものと期待される。
単段予冷機12および二段予冷機14が単段スターリング型パルス管冷凍機および二段スターリング型パルス管冷凍機である場合にも、最適な運転周波数は、これら2つの予冷機がスターリング冷凍機である場合と同じでよい可能性もある。よって、単段予冷機12が単段スターリング型パルス管冷凍機である場合、第1運転周波数は、例えば、35Hz以上100Hz以下の周波数範囲から選択されてもよい。第1運転周波数は、例えば45Hz以上65Hz以下の周波数範囲、または例えば50Hz以上60Hz以下の周波数範囲にあってもよく、例えば50Hz程度であってもよい。二段予冷機14が二段スターリング型パルス管冷凍機である場合、第2運転周波数は、例えば、1Hz以上30Hz以下の周波数範囲から選択されてもよい。第2運転周波数は、例えば10Hz以上20Hz以下の周波数範囲にあってもよく、例えば15Hz程度であってもよい。
また、二段予冷機14の一段冷却ステージ38aの冷凍能力に余裕があれば、一段冷却ステージ38aが、一段予冷部50または一段輻射シールド20のいずれかの冷却に利用されてもよい。例えば、一段予冷部50が単段予冷機12の一段冷却ステージ32aに熱的に結合され二段予冷機14の一段冷却ステージ38aから熱的に切り離され、一段輻射シールド20が単段予冷機12の一段冷却ステージ32aから熱的に切り離され二段予冷機14の一段冷却ステージ38aに熱的に結合されてもよい。あるいは、一段輻射シールド20が単段予冷機12の一段冷却ステージ32aに熱的に結合され二段予冷機14の一段冷却ステージ38aから熱的に切り離され、一段予冷部50が単段予冷機12の一段冷却ステージ32aから熱的に切り離され二段予冷機14の一段冷却ステージ38aに熱的に結合されてもよい。このように、ある実施形態においては、一段予冷部50、または一段輻射シールド20、またはそれらの両方が、単段予冷機12の一段冷却ステージ32aに熱的に結合され、二段予冷機14の一段冷却ステージ38aから熱的に切り離されていてもよい。
10 極低温システム、 12 単段予冷機、 14 二段予冷機、 16 JT冷凍機、 18 真空容器、 20 一段輻射シールド、 22 二段輻射シールド、 24 被冷却物、 26 極低温冷却部、 32a 一段冷却ステージ、 38a 一段冷却ステージ、 38b 二段冷却ステージ、 50 一段予冷部、 52 二段予冷部。

Claims (4)

  1. 一段冷却ステージを備える単段予冷機と、
    一段冷却ステージと二段冷却ステージとを備える二段予冷機と、
    前記単段予冷機の一段冷却ステージによって冷却される一段予冷部と、前記二段冷却ステージによって冷却される二段予冷部と、を備えるJT冷凍機と、を備え、
    前記単段予冷機は、単段スターリング冷凍機または単段スターリング型パルス管冷凍機であり、第1運転周波数で運転され、
    前記二段予冷機は、二段スターリング冷凍機または二段スターリング型パルス管冷凍機であり、前記第1運転周波数より低い第2運転周波数で運転され、
    前記一段予冷部は、前記単段予冷機の一段冷却ステージに熱的に結合され、前記二段予冷機の一段冷却ステージから熱的に切り離されていることを特徴とする極低温システム。
  2. 前記二段冷却ステージおよび前記二段予冷部を囲み、前記単段予冷機の一段冷却ステージによって冷却される一段輻射シールドをさらに備え、
    前記一段輻射シールドは、前記単段予冷機の一段冷却ステージに熱的に結合され、前記二段予冷機の一段冷却ステージから熱的に切り離されていることを特徴とする請求項1に記載の極低温システム。
  3. 前記第1運転周波数は、35Hz以上100Hz以下の範囲から選択され、前記第2運転周波数は、1Hz以上30Hz以下の範囲から選択されることを特徴とする請求項1または2に記載の極低温システム。
  4. 前記第1運転周波数は、50Hz以上60Hz以下の範囲から選択され、前記第2運転周波数は、10Hz以上20Hz以下の範囲から選択されることを特徴とする請求項3に記載の極低温システム。
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