JP2013217432A - ホールプラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久性を向上できるホールプラグを得る。
【解決手段】ホールプラグ10のハウジング20には排水口40が形成されていると共に、ハウジング20の軸受部47にフラップ弁42の軸部44が回転可能に軸支されている。ハウジング20の軸受部47にはコイルスプリング50が設けられており、ハウジング50内の水量が増加した場合には、水圧によりコイルスプリング50の付勢力に抗してフラップ弁42が回転して排水口40を開けて排水する。このように、フラップ弁42の軸部44がハウジング20の軸受部47に対して回転する構成のため、開閉の度にフラップ弁42が弾性変形して疲労破壊することがない。
【選択図】図1

Description

本発明は、取付部材に穿設された水抜き開口孔を覆い隠すホールプラグに関するものである。
従来、この種のホールプラグとして、例えば、特許文献1に示すものが知られている。このホールプラグでは、ホールプラグに設けた水抜き開口部下面の一部に、2層に延設された上方唇状部材と下方唇状部材とを有しており、上方唇状部材と下方唇状部材との間に常閉水抜き通路が形成されている。また、上方唇状部材と下方唇状部材とのそれぞれの自由端において、下方唇状部材が上方唇状部材に下方から覆い重なり、且つ下方唇状部材が上方唇状部材を弾性的に支持している。
実開平1−77582号公報
しかしながら、特許文献1のホールプラグでは、水の重さにより下方唇状部材が固定端を起点にして弾性変形により下方へ曲がって上方唇状部材との間から排水するようになっている。このため、排水の度に下方唇状部材の固定端が繰り返し弾性変形する。この結果、使用中に下方唇状部材の固定端が疲労破壊し、耐久性能に影響する。
本発明は上記事実を考慮し、耐久性を向上できるホールプラグを得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明のホールプラグは、入水口から入った水を内部に溜めることが可能なハウジングと、前記ハウジングに設けられ、取付部材の開口孔へ挿入されて前記開口孔の周縁部に係合する係合部と、前記ハウジングに形成され、前記ハウジングの内部に溜まった水を排水するための排水口と、前記ハウジングに形成された軸受部と、前記軸受部に軸部が回転可能に軸支され、前記排水口を開く開位置と閉じる閉位置とへ回転可能な弁体と、前記軸受部に設けられ、前記弁体を前記閉位置方向へ付勢力によって回転させると共に、前記ハウジング内部の水圧が前記付勢力より大きい場合に、前記弁体を前記開位置方向へ回転させるための付勢部材と、を有する。
請求項1に記載の発明のホールプラグでは、ハウジングに設けられた係合部が取付部材における開口孔の周縁部に係合する。また、ハウジングには、入水口から入り内部に溜まった水を排水するための排水口が形成されていると共に、ハウジングの軸受部に弁体の軸部が軸支されており、弁体は排水口を開く開位置と閉じる閉位置とへ回転可能となっている。さらに、ハウジングの軸受部には付勢部材が設けられており、ハウジングの内部の水圧が付勢手段の付勢力より小さい場合には、付勢手段が弁体を閉位置方向へ付勢力によって回転させて排水口を閉じている。一方、ハウジングの内部の水量が増加し、水圧が付勢手段の付勢力より大きくなった場合には、付勢手段の付勢力に抗して弁体が開位置方向へ回転して排水口を開けて排水する。このように、弁体の軸部がハウジングの軸受部に対して回転する構成のため、弁体により排水口が繰り返し開閉されても、開閉の度に弁体が弾性変形して疲労破壊することが無い。この結果、耐久性を向上できる。
請求項2に記載の発明は請求項1に記載のホールプラグにおいて、前記弁体は前記排水口の開口縁部に当接する周縁部の肉厚が、前記周縁部より内側の中央部の肉厚より薄い。
請求項2に記載の発明のホールプラグでは、弁体における排水口の開口縁部に当接する周縁部の肉厚が、周縁部より内側の中央部の肉厚より薄い。このため、弁体の剛性を確保でき、且つ弁体の周縁部が撓み排水口の開口縁部に密着する。この結果、弁体のシール性が向上する。
請求項3に記載の発明は請求項1または請求項2に記載のホールプラグにおいて、前記排水口は前記ハウジングの側壁部に形成されている。
請求項3に記載の発明のホールプラグでは、排水口がハウジングの側壁部に形成されている。このため、ホールプラグの取付状態において、ハウジングに水が溜まる鉛直方向に対して交差する方向から弁体が排水口を閉じる構成になる。この結果、弁体の自重が、付勢部材の付勢力に加わるので、付勢部材の負荷を軽減できる。さらに、万一、付勢部材による付勢力が弁体に作用しなくなった場合にも、弁体の自重により排水口を閉じることができる。
請求項4に記載の発明は請求項1〜3の何れか1項に記載のホールプラグにおいて、前記排水口の開口面は取付状態で斜め上方に向いており、前記弁体を斜め下方側から支持している。
請求項4に記載の発明のホールプラグでは、ホールプラグの取付状態において、排水口の開口面が斜め上方に向いており、弁体を斜め下方側から支持している。このため、ホールプラグの取付状態において、ハウジングに水が溜まる鉛直方向に対して斜め上方から弁体が排水口を閉じる構成になる。この結果、弁体の自重が、付勢部材の付勢力に加わるので、付勢部材の負荷を軽減できる。さらに、万一、付勢部材による付勢力が弁体に作用しなくなった場合にも弁体の自重により排水口を閉じることができる。
請求項5に記載の発明は請求項1〜4の何れか1項に記載のホールプラグにおいて、前記ハウジングの底部は取付状態で前記排水口に向かって下方側へ傾斜している。
請求項5に記載の発明のホールプラグでは、ホールプラグの取付状態において、ハウジングの底部が排水口に向かって下方側へ傾斜している。このため、弁体が開弁した際に、ハウジングに溜まった水を迅速且つ完全に排水できる。
請求項6に記載の発明は請求項1〜5の何れか1項に記載のホールプラグにおいて、前記弁体を覆うプロテクタを有する。
請求項6に記載の発明のホールプラグでは、弁体を覆うプロテクタを有するため、弁体に飛び石等が衝突するのをプロテクタによって防止することができる。この結果、弁体の損傷を防止できる。
請求項1に記載の本発明のホールプラグは、上記構成としたので、耐久性を向上できる。
請求項2に記載の本発明のホールプラグは、上記構成としたので、弁体のシール性を向上できる。
請求項3に記載の本発明のホールプラグは、上記構成としたので、付勢部材の負荷を軽減できると共に、付勢部材による付勢力が弁体に作用しなくなった場合にも、弁体の自重により排水口を閉じることができる。
請求項4に記載の本発明のホールプラグは、上記構成としたので、付勢部材の負荷を軽減できると共に、付勢部材による付勢力が弁体に作用しなくなった場合にも、弁体の自重により排水口を閉じることができる。
請求項5に記載の本発明のホールプラグは、上記構成としたので、開弁時にハウジングに溜まった水を迅速且つ完全に排水できる。
請求項6に記載の本発明のホールプラグは、上記構成としたので、弁体の損傷を防止できる。
本発明の第1実施形態に係るホールプラグを示す側断面図である。 本発明の第1実施形態に係るホールプラグを示す一部を断面とした斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るホールプラグを示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るホールプラグを示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係るホールプラグのフラップ弁を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係るホールプラグのフラップ弁を示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係るホールプラグのプロテクタを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るホールプラグの閉弁状態を示す側断面図である。 本発明の第1実施形態に係るホールプラグの開弁状態を示す側断面図である。 本発明の第2実施形態に係るホールプラグを示す側断面図である。
本発明の第1実施形態に係るホールプラグについて図1〜図9に従って説明する。なお、図中矢印UPはホールプラグの上方方向及び車体上方方向を示す。
(ホールプラグ全体)
図2に示すように、本実施形態のホールプラグ10は、自動車の床部を構成する取付部材としてのフロアパネル12に形成された水抜き用の開口孔14に取付可能とされている。
図3に示すように、ホールプラグ10は上端部に入水口18が形成されたハウジング20を備えており、図2に示すフロアパネル12上に溜まった水が入水口18からハウジング20の内部に入るようになっている。また、ハウジング20の上端部近傍の外周部にはフランジ22が突出形成されており、ハウジング20におけるフランジ22より上方となる部位は係合部23となっている。
図4に示すように、ハウジング20の軸方向となる車体上下方向から見たフランジ22の外周形状は円形となっており、入水口18の形状は長円形状となっている。また、係合部23は対向する一対の平面部23Aと、各平面部23Aの両端部を連結する一対の曲面部23Bとからなり、平面部23Aの中央部と曲面部23Bの外周面の中央部には、係合爪24が突出形成されている。
図1に示すように、ハウジング20の各係合爪24は弾性変形可能となっている。このため、ハウジング20の係合部23をフロアパネル12の開口孔14に車体下方から上方(図1の矢印A方向)へ向かって挿入した際に、各係合爪24は内側方向(図1の矢印B方向)へ弾性変形し、開口孔14を通過した後に外側方向(図1の矢印C方向)へ戻りフロアパネル12の開口孔14の周縁部に係合するようになっている。
フランジ22とフロアパネル12の下面との間には、リング状のパッキン28が挟持されており、フランジ22とフロアパネル12の下面との間をシールしている。また、係合部23における各係合爪24の間となる部分には、周方向の沿って所定の間隔を開けて入水口18に連通する複数の開口30が形成されている。このため、図8の矢印Wで示すように、フロアパネル12上に溜まった水がこれらの開口30を通りハウジング20の内部に入るようになっている。
図3に示すように、ハウジング20におけるフランジ22より下方の部位は、水溜め部36となっている。水溜め部36の外周部は、円弧状の曲面側壁部36Aと、この曲面側壁部36Aの周方向両端部を連結する平面状の平面側壁部36Bとで構成されている。また、平面側壁部36Bの下部は下方へ向かって縮幅されており、平面側壁部36Bの最下部には円形の排水口40が形成されている。
図1に示すように、排水口40の開口面S1はホールプラグ10をフロアパネル12に取付けた取付状態で、斜め上方に向いており、鉛直方向から水平方向への開き角θ1で傾斜している。また、排水口40は、弁体としてのフラップ弁42の弁部43によって開閉されるようになっており、排水口40の開口縁部40Bはフラップ弁42の弁部43を斜め下方側から支持している。
従って、ホールプラグ10の取付状態において、水溜め部36に水が溜まる鉛直方向(車体上下方向)に対して交差する方向となる斜め上方からフラップ弁42の弁部43が排水口40を閉じる構成になる。このため、フラップ弁42の自重が、コイルスプリング50の付勢力に加わるようになっている。なお、フラップ弁42の自重とは、フラップ弁42が重力により、軸部を中心にして下方へ回転する際の力とする。
図1に示すように、ハウジング20における水溜め部36の底部36Cは、ホールプラグ10をフロアパネル12に取付けた取付状態で、排水口40の下端部40Aに向かって下方側へ傾斜した傾斜面となっている。このため、ハウジング20の水溜め部36の内部に溜まった水を、排水口40からハウジング20の外部に迅速且つ完全に排水できるようになっている。なお、ハウジング20における水溜め部36の内側上部に形成された棚部36Dも下方側へ傾斜した傾斜面となっており、棚部36Dに水が溜まらないようになっている。
図5及び図6に示すように、フラップ弁42の上端部には軸部44が形成されており、フラップ弁42の軸部44と弁部43とは連結部46によって連結されている。弁部43は円形となっており、排水口40の開口縁部40Bに当接する周縁部43Aの肉厚M1が、周縁部43Aより内周側の中央部43Bの肉厚M2より薄くなっている。従って、フラップ弁42の弁部43の剛性を確保でき、且つフラップ弁42の弁部43の周縁部43Aが撓み、排水口40の開口縁部40Bに密着するようになっている。なお、中央部43Bの肉厚M2は内側に向かって肉厚が徐々に厚くなっている。
図5に示すように、軸部44の両端部44Aは軸径が他の部位に比べて細くなっている。また、図3に示すように、水溜め部36における平面側壁部36Bの上部には、一対の軸受部47が突出形成されており、図2に示すように、軸部44の両端部44Aは一対の軸受部47にそれぞれ回転可能に軸支されている。また、ハウジング20の軸受部47には、付勢部材としてのコイルスプリング50が配設されている。
図5に示すように、コイルスプリング50は軸部44の中間部44Bの外周部に配設されており、コイルスプリング50の一端50Aは連結部46に形成された係止部46Aに係止されている。また、図2に示すように、コイルスプリング50の他端50Bはフランジ22の下面22Aに形成された係止部52に形成されている。
従って、フラップ弁42はコイルスプリング50の付勢力とフラップ弁42の自重とによって、排水口40を閉じる閉位置方向へ回転するようになっており、水溜め部36内の水圧がコイルスプリング50の付勢力とフラップ弁42の自重より小さい場合に、排水口40を閉じることが可能となっている。一方、水溜め部36内の水量が多くなり、水溜め部36内の水圧が、コイルスプリング50の付勢力とフラップ弁42の自重より大きくなった場合には、フラップ弁42が開位置方向へ回転するようになっている。
図2に示すように、ホールプラグ10は、フラップ弁42を覆うプロテクタ60を備えている。図3に示すように、プロテクタ60は底部60Aを備えた円筒状となっており、フラップ弁42とともに水溜め部36の全体を覆っている。また、プロテクタ60は底部60Aには、複数の開口部62が形成されており、排水口40からプロテクタ60の内部に排水された水をプロテクタ60の外部(車外)に排水できるようになっている。
図7に示すように、プロテクタ60の開口部60Bの内周面には、係合爪66が周方向へ所定の間隔で複数個形成されている。一方、図3に示すように、フランジ22の下面22Aには、係合爪66に係合する係合部68が突出形成されており、係合部68における係合爪66に係合する上面が上り傾斜面68Aとなっている。従って、プロテクタ60の開口部60Bをフランジ22の下面22Aに当接させた状態で、フランジ22に対してプロテクタ60を所定方向へ回転すると、係合爪66と係合部68とが互いに係合すると共に、傾斜面68Aによって、プロテクタ60がフランジ22の下面22Aに密着し、ガタ付かないようになっている。また、係合爪66と係合部68とが係合した後、プロテクタ60を所定方向へさらに回転すると、係合爪66が係合部68にロックされるようになっている。
(ホールプラグの取付方法)
ホールプラグ10をフロアパネル12の開口孔14へ取付ける場合には、先ず、フロアパネル12の下方側から、ハウジング20の係合部23を開口孔14へ挿入する。このとき、フロアパネル12の下面とフランジ22との間にパッキン28を入れてシールする。また、ハウジング20の係合部23は内側方向(図1の矢印B方向)へ弾性変形し、開口孔14を通過した後に外側方向(図1の矢印C方向)へ戻り、開口孔14の周縁部に係合する。この結果、ホールプラグ10をフロアパネル12の開口孔14へ取付けることができる。
(作用・効果)
次に、本実施形態に係るホールプラグの作用及び効果について説明する。
本実施形態のホールプラグ10では、図8に示すように、フロアパネル12に溜まった水(図8の矢印W)は、ハウジング20の開口30を通過し、入水口18からハウジング20の内部に入り、水溜め部36に溜まる。この際、フラップ弁42はコイルスプリング50の付勢力とフラップ弁42の自重とによって、排水口40を閉じる方向へ付勢されており、排水口40は閉じている。この結果、車外から排ガスや水等が浸入するのを防止できる。
そして、水溜め部36に溜まった水が所定量に達するまでは、ハウジング20内の水圧が、コイルスプリング50の付勢力とフラップ弁42の自重より小さいため、フラップ弁42は排水口40を閉じている。
一方、図9に示すように、水溜め部36に溜まった水が所定量を越えて、水溜め部36の内部の水圧がコイルスプリング50の付勢力とフラップ弁42の自重より大きくなった場合には、フラップ弁42の軸部44がハウジング20に形成した軸受部47に対して回転することで、フラップ弁42が開位置方向へ回転する。このため、水溜め部36の内部の水(図9の矢印W)が排水口40から排水される。この結果、フロアパネル12上に電池パックが配置されているハイブリッド車においては、電池パックの浸水を防止できる。
このように、本実施形態のホールプラグ10では、フラップ弁42の軸部44がハウジング20に形成した軸受部47に対して回転することで、排水口40を開閉する構成となっている。このため、フラップ弁42により排水口40が繰り返し開閉されてもフラップ弁42の一部が変形により疲労破壊することが無く、耐久性を向上できる。
また、本実施形態のホールプラグ10では、排水口40の開口縁部40Bに当接するフラップ弁42の弁部43の周縁部43Aの肉厚M1が、周縁部43Aより内周側の中央部43Bの肉厚M2より薄くなっている。このため、フラップ弁42の弁部43の剛性を確保でき、且つフラップ弁42の弁部43の周縁部43Aが撓み、排水口40の開口縁部40Bに密着する。この結果、フラップ弁42のシール性を向上できる。
また、本実施形態のホールプラグ10では、排水口40が水溜め部36の平面側壁部36Bに形成されている。このため、ホールプラグ10の取付状態において、水溜め部36に水が溜まる鉛直方向に対して交差する方向からフラップ弁42の弁部43が排水口40を閉じる構成になる。この結果、フラップ弁42の自重が、コイルスプリング50の付勢力に加わるので、コイルスプリング50の負荷を軽減できる。さらに、万一、コイルスプリング50の破損等によって、コイルスプリング50による付勢力がフラップ弁42に作用しなくなった場合にも、フラップ弁42の自重により排水口を閉じることができる。
また、本実施形態のホールプラグ10では、ホールプラグ10の取付状態で、排水口40の開口面S1が斜め上方に向いており、フラップ弁42の弁部43を斜め下方側から支持している。このため、フラップ弁42の自重が、コイルスプリング50の付勢力に加わるので、コイルスプリング50の負荷をさらに軽減できる。さらに、万一、コイルスプリング50の破損等によって、コイルスプリング50による付勢力がフラップ弁42に作用しなくなった場合にも、フラップ弁42の自重により排水口を閉じることができる。
また、本実施形態のホールプラグ10では、ホールプラグ10の取付状態で、水溜め部36の底部36Cが、排水口40に向かって下方側へ傾斜している。このため、フラップ弁42が開弁した際に、水溜め部36に溜まった水を迅速且つ完全に排水できる。
また、本実施形態のホールプラグ10では、フラップ弁42を覆うプロテクタ60を有する。このため、車両へ取付ける前の状態では、他のホールプラグ10等がフラップ弁42に当接するのをプロテクタ60によって防止することができる。また、車両搭載時には、車両走行中にフラップ弁42に飛び石等が衝突するのをプロテクタ60によって防止することができる。この結果、フラップ弁42の損傷を防止できる。
(その他の実施形態)
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、パッキン28に代えて、図10に示す第2実施形態にように、ハウジング20におけるフランジ22の外周縁部にリップ形状で弾性変形可能なシール部80を一体成形した構成としてもよい。この構成では、ホールプラグ10をフロアパネル12の開口孔14に取付けた状態で、シール部80がフロアパネル12の下面に密着することでシールできる。
また、上記各実施形態では、付勢部材としてコイルスプリング50を使用したが、コイルスプリング50に代えて板ばね等の他の付勢部材を使用してもよい。
また、上記各実施形態では、排水口40の開口縁部40Bに当接するフラップ弁42の周縁部43Aの肉厚M1を、周縁部43Aより内周側の中央部43Bの肉厚M2より薄くしたが、これに代えて、周縁部43Aの肉厚と中央部43Bの肉厚とを同じにしてもよい。また、弁部43の形状は円形以外の長円形状等の他の形状としてもよい。
また、上記各実施形態では、排水口40を水溜め部36の側壁部の平面側壁部36Bに形成したが、これに代えて、排水口40を水溜め部36の底部36Cに形成してもよい。
また、上記各実施形態では、ホールプラグ10をフロアパネル12に取付けた取付状態で、排水口40の開口面を斜め上方に向けたが、これに代えて、排水口40の開口面を水平方向へ向けた構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、水溜め部36の底部36Cを排水口40に向かって下方側へ傾斜させたが、これに代えて、水溜め部36の底部36Cを傾斜させずに水平としてもよい。
また、上記各実施形態では、ハウジング20の全体を覆うプロテクタ60を有する構成にしたが、これに代えて、フラップ弁42のみを覆うプロテクタとしてもよい、また、プロテクタを無くした構成としてもよい。
また、上記実施形態では、本発明のホールプラグを車両のフロアパネル12に適用したが、本発明のホールプラグは、フロアパネル12以外のエンジンアンダーカバー等の車両における他の部位にも適用可能である。さらに、車両以外にも適用可能である。
10 ホールプラグ
12 フロアパネル(取付部材)
14 開口孔
18 ホールプラグの入水口
20 ホールプラグのハウジング
22 ハウジングのフランジ
23 ハウジングの係合部
24 係合部の係合爪
36 ハウジングの水溜め部
36A ハウジングの水溜め部の曲面側壁部
36B ハウジングの水溜め部の平面側壁部
40 ハウジングの排水口
42 フラップ弁(弁体)
43 フラップ弁の弁部
44 フラップ弁の軸部
46 フラップ弁の連結部
47 ハウジングの軸受部
50 コイルスプリング(付勢部材)
60 プロテクタ
請求項1に記載の発明のホールプラグは、入水口から入った水を内部に溜めることが可能なハウジングと、前記ハウジングに設けられ、取付部材の開口孔へ挿入されて前記開口孔の周縁部に係合する係合部と、前記ハウジングに形成され、前記ハウジングの内部に溜まった水を排水するための排水口と、前記ハウジングに形成された軸受部と、前記軸受部に軸部が回転可能に軸支され、前記排水口を開く開位置と閉じる閉位置とへ回転可能な弁体と、前記軸受部に設けられ、前記弁体を前記閉位置方向へ付勢力によって回転させると共に、前記ハウジング内部の水圧が前記付勢力より大きい場合に、前記弁体前記開位置方向へ回転を許容させる付勢部材と、を有する。
請求項1に記載の発明のホールプラグでは、ハウジングに設けられた係合部が取付部材における開口孔の周縁部に係合する。また、ハウジングには、入水口から入り内部に溜まった水を排水するための排水口が形成されていると共に、ハウジングの軸受部に弁体の軸部が軸支されており、弁体は排水口を開く開位置と閉じる閉位置とへ回転可能となっている。さらに、ハウジングの軸受部には付勢部材が設けられており、ハウジングの内部の水圧が付勢部材の付勢力より小さい場合には、付勢部材が弁体を閉位置方向へ付勢力によって回転させて排水口を閉じている。一方、ハウジングの内部の水量が増加し、水圧が付勢部材の付勢力より大きくなった場合には、付勢部材の付勢力に抗して弁体が開位置方向へ回転して排水口を開けて排水する。このように、弁体の軸部がハウジングの軸受部に対して回転する構成のため、弁体により排水口が繰り返し開閉されても、開閉の度に弁体が弾性変形して疲労破壊することが無い。この結果、耐久性を向上できる。
従って、ホールプラグ10の取付状態において、水溜め部36に水が溜まる鉛直方向(車体上下方向)に対して交差する方向となる斜め上方からフラップ弁42の弁部43が排水口40を閉じる構成になる。このため、フラップ弁42の自重が、付勢部材としてのコイルスプリング50の付勢力に加わるようになっている。なお、フラップ弁42の自重とは、フラップ弁42が重力により、軸部を中心にして下方へ回転する際の力とする。
図5に示すように、軸部44の両端部44Aは軸径が他の部位に比べて細くなっている。また、図3に示すように、水溜め部36における平面側壁部36Bの上部には、一対の軸受部47が突出形成されており、図2に示すように、軸部44の両端部44Aは一対の軸受部47にそれぞれ回転可能に軸支されている

Claims (6)

  1. 入水口から入った水を内部に溜めることが可能なハウジングと、
    前記ハウジングに設けられ、取付部材の開口孔へ挿入されて前記開口孔の周縁部に係合する係合部と、
    前記ハウジングに形成され、前記ハウジングの内部に溜まった水を排水するための排水口と、
    前記ハウジングに形成された軸受部と、
    前記軸受部に軸部が回転可能に軸支され、前記排水口を開く開位置と閉じる閉位置とへ回転可能な弁体と、
    前記軸受部に設けられ、前記弁体を前記閉位置方向へ付勢力によって回転させると共に、前記ハウジング内部の水圧が前記付勢力より大きい場合に、前記弁体を前記開位置方向へ回転させるための付勢部材と、
    を有するホールプラグ。
  2. 前記弁体は前記排水口の開口縁部に当接する周縁部の肉厚が、前記周縁部より内側の中央部の肉厚より薄い請求項1に記載のホールプラグ。
  3. 前記排水口は前記ハウジングの側壁部に形成されている請求項1または請求項2に記載のホールプラグ。
  4. 前記排水口の開口面は取付状態で斜め上方に向いており、前記弁体を斜め下方側から支持している請求項1〜3の何れか1項に記載のホールプラグ。
  5. 前記ハウジングの底部は取付状態で前記排水口に向かって下方側へ傾斜している請求項1〜4の何れか1項に記載のホールプラグ。
  6. 前記弁体を覆うプロテクタを有する請求項1〜5の何れか1項に記載のホールプラグ。
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