JP2013217296A - チューブポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者に過度の労力や熟練を要求しない、メンテナンスが容易なチューブポンプを実現する。
【解決手段】本発明は、可撓性のチューブ1と、基板2と、基板2に対向する面を有する、該面に垂直方向の駆動軸Aを中心に回転可能な回転体3とを備え、駆動軸Aから半径方向の回転軸Bを中心に回転可能なローラ4が回転体3に設けられているチューブポンプ10を提供する。本発明のチューブポンプ10において、ローラ4の駆動軸Aに垂直な面の少なくとも一部によって同一円周上にわたって形成された加圧部が基板2へ向けて基板2に対向する面から突出しており、上記駆動軸Aを中心とした回転体3の回転によるローラ4の加圧部の軌道に沿って配置されたチューブ1が、基板2および回転体3によって挟持されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、チュ−ブ内の流体をローラによって搬送するチューブポンプに関するものである。
チューブポンプ(ローラポンプともいわれる。)は、筐体の円筒状の内壁面に沿って配設される可撓性のチューブ、上記内壁面へ向けて上記チューブを押圧するローラと、上記内壁面の周方向に沿ってローラを移動させる回転体とを備えており、回転体を回転させることによって、ローラがチューブを平たく押しつぶしながら、筐体の内壁面に沿って転動し、チューブ内の流体を下流側へ搬送する(例えば、特許文献1参照)。
チューブポンプは、ポンプ本体の分解清掃を必要とせず、充填作業や滅菌作業が非常に容易という利点があり、衛生面で非常に厳しい取扱いがなされる食品分野や製薬分野、取扱いの困難な流体を用いる分野において広く用いられている。
流体に応じてチューブを交換すればよくポンプ本体の分解を必要としないというチューブポンプの利点は、チューブ交換を必須なものとしている。さらに、このようなチューブポンプにおいて、チューブが、押しつぶされることによって劣化したりローラの移動方向に引き込まれたりすることがあるので、定期的なチューブの張り直しが必要になる。
特開平9−42159号公報(平成9年2月10日公開)
上述したように、チューブポンプは搬送機構の特性および利用目的の観点から、チューブの交換は必須である。チューブポンプには、ポンプとしての吸引力を得るために硬いチューブが用いられており、このようなチューブを交換するには、ローラと筐体との間隙にチューブを押し込むことが必要である。この作業は、作業者に過度の労力を要求し、しかも、ポンプとしての規定の搬送性能を確保するようにチューブを押し込むには熟練を要する。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、具体的には、作業者に過度の労力や熟練を要求しない、メンテナンスが容易なチューブポンプを提供することにある。
本発明にかかるチューブポンプは、基板と、上記基板に対向する面を有する、該面に垂直方向の駆動軸を中心に回転可能な回転体と、上記基板および上記回転体によって挟持された可撓性のチューブと、を備えており、上記駆動軸から上記回転体の半径方向に平行な回転軸を中心に回転可能なローラが上記回転体上に設けられており、上記ローラの上記駆動軸に垂直な面(上記ローラの側面ともいう。)の少なくとも一部によって同一円周上にわたって形成された加圧部が上記基板へ向けて上記基板に対向する面から突出しており、上記チューブの少なくとも一部は、上記駆動軸を中心とした上記回転体の回転による上記ローラの加圧部の軌道に沿って配置されており、上記回転体を回転させることによって上記チューブの内部の流体を上記回転体の回転方向へ向けて搬送することを特徴としている。
従来のチューブポンプでは、筐体の内壁によって回転体の半径方向の外側から支持されたチューブを回転体の半径方向に内側から押すローラが、回転体の辺縁部に設けられている。すなわち、従来のチューブポンプでは、回転体の側面を用いてチューブを押し付けており、用いられているローラの回転軸は回転体の駆動軸と平行である。このような構成に起因して、従来のチューブポンプでは、チューブの装着時に、ローラと筐体との隙間にチューブを手作業にて押し込むことが必要である。しかし、チューブポンプには、ポンプとしての吸引力を得るために、硬いチューブが用いられている。よって、この作業は、作業者に過度の労力を要求する。しかも、ポンプとしての規定の搬送性能を出すように正しく押し込むには熟練を要する。本発明は、基板に対向する面を用いてチューブを押し付けている。上述した構成を備えていることにより、所望の位置にチューブを配置し、その上に回転体を載せ、必要な力でこれらを固定するだけでよいので、労力と熟練を要する作業を行うことなくチューブを容易にポンプに装着し得る。
また、従来のチューブポンプにおいて、ローラは、回転体の半径方向外向きの力によって筐体の内壁に当たっているに過ぎず、ローラと筐体の内壁との間のチューブは、回転体の駆動軸に沿って位置ずれを生じることがある。このような構成では、チューブを常に一定に押しつぶすことが困難であり、ポンプとしての規定の搬送性能を得ることが困難である。本発明は、ローラの加圧部の軌道にチューブを配置するので、チューブの位置ずれが生じず、チューブを常に一定に押しつぶすことが可能であり、ポンプとしての規定の搬送性能を容易に得ることができる。
本発明にかかるチューブポンプは、上記ローラの加圧部の軌道に沿った溝が上記基板の表面上に形成されていることが好ましい。
上記構成を有していることによって、チューブを、上記ローラの加圧部の軌道に沿って容易に配置することができる。
本発明にかかるチューブポンプにおいて、上記溝の深さは、該溝の端部へ向けて増大していることが好ましい。
従来のチューブポンプでは、ローラに押し付けられたチューブが出口にて開放される際に、チューブの急激な開放に起因して流体の逆流が生じ、脈動が生じるという問題を有していた。特許文献1には、ポンプ出口へ向かって筐体の内壁面をチューブから離間させていく構造が記載されている。これは、回転体の駆動軸から半径方向外側へ筐体の構造を変化させている。本発明は、溝の端部(すなわち搬送の入口または出口)へ向けて溝を深くしていることによって、チューブポンプの搬送圧力に起因する脈動を低減することができる。本発明の上記構成は、回転体の駆動軸に沿って基板の構造を変化させている。
本発明にかかるチューブポンプにおいて、上記基板および上記回転体を重ね合わせた際に上記溝が上記ローラの加圧部を受容してもよい。
効率よく流体を搬送するには、チューブを上記ローラの加圧部が的確に押さえることが必要である。チューブが溝の中に完全に格納された状態に配置されている場合は、溝が上記ローラの加圧部を受容する構成を有していることによって流体の搬送効率を上げることができる。さらに、このような構成を有していることによって、上記ローラの移動を安定させることができ、その結果、さらに流体の搬送効率が向上する。
本発明にかかるチューブポンプは、上記回転体および上記基板の一方を他方へ駆動軸に沿って押勢する押勢部をさらに備えていることが好ましい。
チューブポンプでは、ポンプの停止時に少なくとも1つのローラがチューブを押し付けた状態が維持される。そのような状態を維持するとチューブが局所的に劣化し、搬送圧力の低下やチューブの破損を招いてしまう。そのため、チューブの交換は必須である。従来のチューブポンプでは、ローラの押し付け圧を低減する機構が設けられているが、この機構は装置の構成を複雑化している。本発明では、回転体を基板へ強固にかつ確実に押し付けることによって、チューブ内部の流体の搬送に必要な力が上記ローラの加圧部からチューブへ付勢される。このとき、駆動軸方向の力のみを必要とする。
また、ポンプの停止時にチューブを開放するためには、駆動軸方向の力のみを低減すればよい。この方向は、上述したチューブの溝への配置、その上への回転体の搭載等と同一方向であるので、必要とされる構造を簡易化するだけでなく、回転体および基板の圧着および離間に必要な操作を簡便に行うことができる。さらに、このような構成を有していることによって、チューブを容易に装着することができるとともに、チューブをチューブポンプに装着した状態でチューブ内に液体を充填したり,チューブ内の洗浄を行ったりすることができる。
本発明にかかるチューブポンプは、可撓性の第二のチューブと、上記回転体を挟んで上記基板と向き合う第二の基板と、をさらに備えていてもよく、この場合、上記回転体が、第二の基板に対向する第二の面をさらに有しており、上記ローラの加圧部が第二の基板へ向けて第二の面から突出しており、上記駆動軸を中心とした上記回転体の回転による上記ローラの加圧部の第二の軌道に沿って第二のチューブを配置する第二の溝が第二の基板の表面上に形成されており、第二の溝に配置された第二のチューブが、第二の基板および上記回転体によって挟持されており、上記回転体を回転させることによって第二のチューブの内部の流体を上記回転体の回転方向へ向けて搬送することが好ましい。
上記構成を有していることにより、単一の回転体を駆動させるだけで、チューブポンプの形状、サイズを大きくすることなく2本のチューブを用いることができ、その結果、チューブの数に合わせて駆動源を設けることを必要とせず、省スペースのチューブポンプを実現する。また、2本のチューブは回転体によって分離されているので、互いに接触することがない。さらに、複数種のローラを必要としないので、部品の点数を低減し、ポンプの全体構成を簡素化し得る。
本発明にかかるチューブポンプは、上記ローラの加圧部の第二の軌道に沿った第二の溝が第二の基板の表面上に形成されていることが好ましい。
上記構成を有していることによって、第二のチューブを、上記ローラの加圧部の第二の軌道に沿って容易に配置することができる。
本発明にかかるチューブポンプにおいて、第二の基板および上記回転体を重ね合わせた際に第二の溝が上記ローラの加圧部を受容してもよい。
第二のチューブにて効率よく流体を搬送するには、第二のチューブを上記ローラの加圧部が的確に押さえることが必要である。第二のチューブが第二の溝の中に完全に格納された状態に配置されている場合は、第二の溝が上記ローラの加圧部を受容する構成を有していることによって第二のチューブにおける流体の搬送効率を上げることができる。さらに、このような構成を有していることによって、上記ローラの移動が安定し、その結果、第二のチューブにおける流体の搬送効率がさらに向上する。
本発明にかかるチューブポンプは、可撓性の第二のチューブと、上記回転体を挟んで上記基板と向き合う第二の基板と、をさらに備えていてもよく、この場合、上記回転体が、第二の基板に対向する第二の面をさらに有しており、前記駆動軸から半径方向の回転軸を中心に回転可能な第二のローラが上記回転体の半径上に設けられており、第二のローラの上記駆動軸に垂直な面(第二のローラの側面ともいう。)の少なくとも一部によって同一円周上にわたって形成された第二のローラの加圧部が第二の基板へ向けて第二の面から突出しており、上記駆動軸を中心とした上記回転体の回転による第二のローラの加圧部の軌道に沿って配置された第二のチューブが、第二の基板および上記回転体によって挟持されており、上記回転体を回転させることによって第二のチューブの内部の流体を上記回転体の回転方向へ向けて搬送する好ましい。
上記構成を有していることにより、単一の回転体を駆動させるだけで、チューブポンプの形状、サイズを大きくすることなく2本のチューブを用いることができ、その結果、チューブの数に合わせて駆動源を設けることを必要とせず、省スペースのチューブポンプを実現する。また、2本のチューブは回転体によって分離されているので、互いに接触することがない。
本発明にかかるチューブポンプは、第二のローラの加圧部の軌道に沿った第二の溝が第二の基板の表面上に形成されていることが好ましい。
上記構成を有していることによって、第二のチューブを、第二のローラの加圧部の軌道に沿って容易に配置することができる。
本発明にかかるチューブポンプにおいて、第二の基板および上記回転体を重ね合わせた際に第二の溝が第二のローラの加圧部を受容してもよい。
第二のチューブにて効率よく流体を搬送するには、第二のチューブを第二のローラの加圧部が的確に押さえることが必要である。第二のチューブが第二の溝の中に完全に格納された状態に配置されている場合は、第二の溝が第二のローラの加圧部を受容する構成を有していることによって、第二のチューブにおける流体の搬送効率を上げることができる。さらに、このような構成を有していることによって、第二のローラの移動が安定し、その結果、第二のチューブにおける流体の搬送効率がさらに向上する。
本発明にかかるチューブポンプにおいて第二の溝の深さは、第二の溝の端部へ向けて増大していることが好ましい。
第二の溝の端部(すなわち第二のチューブにおける搬送の入口または出口)へ向けて溝を深くしていることによって、チューブポンプの搬送圧力に起因する第二のチューブにおける脈動を低減することができる。
本発明にかかるチューブポンプは、上記回転体および第二の基板の一方を他方へ駆動軸に沿って押勢する押勢部をさらに備えていることが好ましい。
本発明では、回転体を第二の基板へ強固にかつ確実に押し付けることによって、第二のチューブ内部の流体の搬送に必要な力が上記ローラの加圧部または第二のローラの加圧部から第二のチューブへ付勢される。このとき、駆動軸方向の力のみを必要とする。また、ポンプの停止時に第二のチューブを開放するためには、駆動軸方向の力のみを低減すればよい。この方向は、上述した第二のチューブの第二の溝への配置、その上への回転体の搭載等と同一方向であるので、必要とされる構造が簡易化するだけでなく、回転体および第二の基板の圧着および離間に必要な操作が簡便となる。さらに、このような構成を有していることによって、第二のチューブ内を容易に流体で満たすことができる。
本発明は、チューブポンプの使用者に過度の労力や熟練を要求することのないチューブの交換を実現するという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るチューブポンプの外観を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係るチューブポンプの内部構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るチューブポンプの内部構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るチューブポンプの内部構造の一部を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るチューブポンプの内部構造の一部を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るチューブポンプの内部構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るチューブポンプの内部構造を示す図である。 本発明の一実施形態に係るチューブポンプの内部構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るチューブポンプの外観および内部構造を模式的に示す図である。
〔第一実施形態〕
以下、本発明にかかるチューブポンプの一実施形態について、図1〜図7を用いて詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態にかかるチューブポンプ10は、チューブ1、筐体2、および、筐体2に対向する面に垂直な駆動軸Aを中心に回転するローラガイド3を備えている。ローラガイド3は、駆動軸Aから半径方向の回転軸Bを中心に回転可能なローラ4がローラガイド3の半径上に設けられている。
本明細書中において、ローラガイドに関する用語「半径方向」は、駆動軸に垂直な平面における駆動軸との交点から該平面上にて放射状に広がる向きであり、ローラガイドに関する用語「半径部分」は、上記平面上での、上記交点からローラガイドの端部までの直線部分であり、ローラガイドに関する用語「直径部分」は、上記平面上での、上記交点を通過するローラガイドの端部から端部までの直線部分である。なお、ローラ4の配置箇所を規定する場合、用語「半径部分」および「直径部分」は、上記交点および上記ローラガイドの端部を含まない。
図1に示したローラガイド3は、駆動軸Aを中心に回転する円板形状であるが、本発明に利用可能なローラガイド3の形状は、駆動軸Aを中心としたローラ4の移動が実現する形状であれば円板状に限定されない。
図1に示したローラ4の形状は、回転軸Bを中心に回転する円柱(円筒)であるが、本発明に利用可能なローラ4の形状はこれに限定されず、回転軸Bに垂直な平面における断面が常に円形〜楕円形であればよい。ローラ4は、筐体2に対向するローラガイド3の面から筐体2へ向けて少なくとも一部が突出しており、この突出した部分がチューブ1を図中下方へ向けて押す加圧部として機能する。
チューブ1は、可撓性を有しており、ローラガイド3が駆動軸Aを中心に回転する際のローラ4の加圧部の軌道に沿って、筐体2に形成されている溝5に配置される。図中ローラガイド3の上方からローラガイド3を押し付けることによって、チューブ1は、筐体2およびローラガイド3によって挟持される。
チューブポンプは、ローラがチューブを押しつぶしながら移動することによって、チューブ内の流体を下流側へ搬送する装置である。本実施形態のチューブポンプ10もまた、ローラガイド3を回転させることによってチューブ1の内部の流体をローラガイド3の回転方向へ向けて搬送することができる。
本実施形態のチューブポンプ10では、ローラ4は駆動軸Aの方向に沿ってチューブ1を押しつぶしながら、駆動軸Aに垂直な平面に沿って移動してチューブを押ししごく。これに対して、従来のチューブポンプは、ローラが、駆動軸に垂直な方向に沿ってチューブを押しつぶしながら、駆動軸に垂直な平面に沿って移動する構成を有しており、本実施形態の構成と明らかに異なる。
また、本実施形態のチューブポンプは、上記構成を有することにより、図1における駆動軸Aに沿ってローラガイド3を筐体2へ単純に押すだけで、労力と熟練を必要とすることなくチューブ1を容易にポンプに装着することができ、ローラガイド3から筐体2への押力を緩めるだけで、チューブ1を容易にポンプから開放することができる。
図2には、回転軸Bを通る、駆動軸Aに沿った平面でのチューブポンプ10の断面図を示す。図2aに示すように、チューブポンプ10は、筐体2およびローラガイド3を固定するためのベース6、および駆動軸A方向でのローラガイド3の位置を決める位置決め部6’を備えていることによって、所望の力でローラガイド3を筐体2へ押す。すなわち、ベース6および位置決め部6’は、ローラガイド3を筐体2へ押し付ける押勢部でもある。筐体2の溝5にチューブ1を配置し、位置決め部6’を設置した筐体2にローラガイド3を搭載し、その上からベース6を押し付けて筐体2を固定することによって、チューブポンプ10は使用可能な状態となる(図2b)。
位置決め部6’の駆動軸A方向の高さは、筐体2およびベース6が結合した際の筐体2とローラガイド3との距離や、用いられるチューブ1の径の大きさ、溝5の深さなどに応じて設定されればよく、位置決め部6’の、駆動軸Aに垂直な平面での形状およびサイズは、ローラガイド3の回転を妨げなければ特に限定されない。
筐体2とベース6との結合様式は、駆動軸Aを中心としたローラガイド3の回転を妨げることなくチューブ1の押し付けに必要な力が生成されれば特に限定されず、任意の固定具で筐体2およびベース6を挟み込んでも、ベース6の辺縁部に筐体2を螺合してもよく、ベース6の辺縁部を筐体2の上からネジ止めしてもよい。
図2a・bには、筐体2と位置決め部6’とを別々の部材として示したが、位置決め部6’は、図3a・bに示すように、駆動軸Aに沿った筐体2の凸部として予め構成されていてもよい。また、位置決め部6’と嵌合する形状がローラガイド3に形成されている場合は、位置決め部6’は、図3a・bに示すように、駆動軸Aに垂直な方向でのローラガイド3の位置を決める部材でもある。
図3では、位置決め部6’が筐体2における凸部として筐体2と一体成形されており、ローラガイド3の駆動軸A近傍部に形成された凹部がこの凸部と嵌合しており、これによって、ローラガイド3が、駆動軸A方向および駆動軸Aに垂直な方向に位置決めされている。
駆動軸Aを中心にローラガイド3を回転させるための駆動手段は特に限定されず、従来のチューブポンプに用いられている駆動手段が用いられればよい。例えば、図3aに示すように、モータ軸7を、駆動軸A上にてベース6を貫いてローラガイド3と連結してもよい。また、ローラガイド3の辺縁部に凹凸を設けて、旋回可能な歯車7aを駆動軸Aに垂直な方向から噛み合わせてもよい。
このような構成を有することによって、チューブポンプ10は、モータ、歯車等の駆動手段を作動することによって駆動軸Aを中心にローラガイド3を回転させ、これによって、駆動軸Aに垂直方向の回転軸Bを有するローラ4がチューブ1を押ししごいてチューブ1内の流体を搬送する。
なお、駆動手段を作動していない間にチューブを開放して、チューブへの負荷を軽減したり、所望の流体をチューブ1内に充填したりすることが好ましい。そのために、上述した筐体2とベース6との結合様式は、チューブ1を押し付ける力を任意に変更し得る構成であることが好ましく、例えば、所定の位置に固定可能な態様でベース6の辺縁部を筐体2の内壁面に螺合する態様であってもよい。
チューブ1を押し付けるローラ4には、ローラガイド3が駆動軸Aを中心に回転することによって回転軸Bを中心とする動作が生じている。このような動作もまたチューブ1を押ししごくことに寄与している。このことから、チューブポンプ10は、ローラ4を、回転軸Bを中心に回転または回動する手段がさらに設けられてもよいといえる。例えば、ローラ4の側面のうちで加圧部に干渉しない領域に凹凸を設けて、旋回可能な歯車を駆動軸Aに平行な方向から噛み合わせてもよい。また、ローラ4の駆動軸Aに平行な面の辺縁部に凹凸を設けて、旋回可能な歯車を駆動軸Aに垂直な方向から噛み合わせてもよい。
このように、ローラを回転または回動する手段が設けられていれば、チューブを押ししごくことができるので、この場合はローラガイドを必ずしも回転させなくてもよいといえる。すなわち、第一基板(筐体)と、筐体に対向する第二基板(ガイド)と、第一基板および第二基板に挟持されたチューブとを備え、第二基板の、第一基板に対向する面に平行な回転軸を中心に回転可能なローラが第二基板に設けられ、上記ローラの側面の少なくとも一部によって同一円周上にわたって形成された加圧部が第一基板へ向けて上記面から突出しているチューブポンプであれば、上記ローラを回転させることによって、上記ローラの加圧部に押圧された上記チューブの内部の流体を搬送することができる。このような構成を有するチューブポンプもまた本発明の範囲内であることを、本明細書を読んだ当業者は容易に理解する。
なお、図には示していないが、チューブポンプ10において溝5の深さが溝5の端部へ向けて増大していることが好ましい。これにより、出口におけるチューブ1の急激な開放が軽減するので、チューブ出口での流体の逆流を低減することができる。
図4には、回転軸Bを通る、駆動軸Aに沿った平面でのローラガイド3の断面図を示す。図4に示すように、ローラ4は、ローラガイド3の開口部または凹部に、筐体2に対向するローラガイド3の面から筐体2へ向けて少なくとも一部が突出してローラガイド3の半径上に設けられればよい。図1〜4では、ローラガイド3の単一の直径部分に一組(2つ)のローラ4が設けられているが、ローラ4はローラガイド3の任意の半径部分に設けられ得る。また、ローラ4の個数は限定されず、複数のローラ4の加圧部が単一の軌道を描くように設けられることが好ましい。
図5には、回転軸Bを通る、駆動軸Aに沿った平面でのローラ4の断面図を示す。図5aに示すように、円筒形状のローラ4の側面全体が加圧部であっても、図5bに示すように、円筒形状のローラ4の側面の,同一円周上にわたって形成された凸部が加圧部であってもよい。また、図5c・dに示すように、このような加圧部が溝5に完全に嵌るような構成を有していてもよく、これにより、ローラガイド3の回転によるローラ4の移動が安定する。
なお、チューブ1が、駆動軸Aを中心としたローラガイド3の回転によるローラ4の加圧部の軌道に沿って配置されていれば、チューブ1を配置するための溝5は必ずしも筐体2に形成されていなくてもよい。
図6には、溝が設けられていない筐体2を用いる場合の、回転軸Bを通る、駆動軸Aに沿った平面でのチューブポンプ10の断面図を示す。図6aに示すように、チューブポンプ10は、筐体2およびローラガイド3を固定するためのベース6、および駆動軸A方向でのローラガイド3の位置を決める位置決め部6’を備えていることによって、所望の力でローラガイド3を筐体2へ押す。そして、図6bに示すように、ローラガイド3上から押し付けたベース6によって筐体2を固定したチューブポンプ10は使用可能な状態となる。
図6aに示すチューブポンプ10は、駆動軸Aを中心としたローラガイド3の回転によるローラ4の加圧部の軌道9を、筐体2とローラガイド3との間にて規定する補助部8をさらに備えている。これにより、ローラ4は、ローラ4の加圧部の軌道9に沿って配置されたチューブ1を駆動軸Aの方向にチューブ1を押しつぶしながら、駆動軸Aに垂直な平面に沿って移動してチューブ1を押ししごく。
また、溝が設けられていない筐体2は、図7a・bに示すような平板状の基板2であってもよい。図7には、溝が設けられていない平板状の基板2を用いる場合の、回転軸Bを通る、駆動軸Aに沿った平面でのチューブポンプ10の内部構造を示す。図7aに示すように、チューブポンプ10は、基板2およびローラガイド3を固定するためのベース6、および駆動軸A方向でのローラガイド3の位置を決める位置決め部6’を備えていることによって、所望の力でローラガイド3を基板2へ押す。そして、図7bに示すように、ローラガイド3上から押し付けたベース6によって基板2を固定したチューブポンプ10は使用可能な状態となる。
図7aに示すチューブポンプ10は、駆動軸Aを中心としたローラガイド3の回転によるローラ4の加圧部の軌道9を、基板2とローラガイド3との間にて規定する補助部8・8’をさらに備えている。図7cに示すように、補助部8と補助部8’との間がローラ4の加圧部の軌道9として規定される。これにより、ローラ4は、ローラ4の加圧部の軌道9に沿って配置されたチューブ1を駆動軸Aの方向にチューブ1を押しつぶしながら、駆動軸Aに垂直な平面に沿って移動してチューブ1を押ししごく。
なお、チューブ1は、図6aまたは図7aに示すように、補助部材8の外周にチューブ1を沿わせて筐体2の上に配置すればよいので、溝5が筐体2または基板2に形成されていなくても、チューブポンプ10の各部材を所定位置に容易に配置することができる。
溝5が筐体2または基板2に形成されていない態様は、図6および7に限定されず、例えば、複数のローラ4の各加圧部に凹部を形成し、単一の軌道を描くようにその全体が配置されていてもよい。
なお、ローラ4の回転軸がローラガイド3の半径部分に存在する態様を図1〜7に示して本実施形態を説明したが、ローラ4の加圧部の軌道に沿ってチューブ1が配置される限り、ローラ4の回転軸はローラガイド3の半径部分でなくてもよく、複数のローラ4が用いられる場合は、各加圧部の軌道の重複部分に沿ってチューブ1が配置される限り、ローラ4の回転軸はローラガイド3の半径部分でなくてもよい。
また、上述したように、溝を有しているチューブポンプ10において溝の深さが溝の端部へ向けて増大していることが好ましい。溝を有していないチューブポンプであっても、例えば、駆動軸Aに垂直な補助部材8・8’の上面(ローラガイド3へ向く面)に対して、補助部材8・8’の下面(筐体2または基板2へ向く面)が角度を有していることによって同様の構成を有し得る。この場合、補助部材8・8’の下面と接する筐体2(または基板2)の面が、駆動軸Aに垂直な面に対して、補助部材8・8’の上記角度に対応する角度を有している。これにより、出口におけるチューブ1の急激な開放が軽減するので、チューブ出口での流体の逆流を回避することができる。
また、図2〜7において、駆動軸Aおよび回転軸Bを示していないが、必要に応じて図1を参照のこと。
〔第二実施形態〕
本発明にかかるチューブポンプのさらなる実施形態について、図8を用いて詳細に説明する。なお、説明を付さない限り、第一実施形態における部材と同一の番号を有する部材について、本項ではその説明を省略する。
本実施形態にかかるチューブポンプ10は、異なる2種類の流体を搬送するために可撓性を有する2本のチューブを用いることもできる。図8には、2本のチューブを用いるチューブポンプ10の外観および内部構造を模式的に示す。
本実施形態にかかるチューブポンプ10のように、ローラ4のみによってチューブ1・1’の内部の流体をローラガイド3の回転方向へ向けて搬送する場合、図4aに示すように、ローラ4は、ローラガイド3の図中下方および上方の両方から少なくとも一部が突出しており、下方へ突出した部分がチューブ1を図中下方へ向けて押す第一の加圧部として機能し、上方へ突出した部分がチューブ1’を図中上方へ向けて押す第二の加圧部として機能する。
なお、図8には、第一実施形態の変形例として、第一の基板2および第二の基板2’がいずれも平板状であって、両者が直接結合されていなくても、ローラガイド3を挟持した状態の第一の基板2および第二の基板2’を押勢部6が固定することによって構成したチューブポンプ10を示している。
図8において、図中下方および上方の両方からローラ4の少なくとも一部が突出したローラガイド3の、図中下方および上方に、可撓性のチューブ1・1’、位置決め部6’、補助部8・8を配置し、チューブ1の図中下方に平板状の基板2を、チューブ1’の図中上方に平板状の基板2’を配置し、押勢部6が第二の基板2’およびローラガイド3を貫いて第一の基板2に結合することによって使用可能な状態にてチューブポンプ10が構成される(図8a・b)。このようなチューブポンプ10もまた、ローラガイド3を回転させることによってローラ4がチューブ1・1’の両方を押ししごき、チューブ1の内部の流体をローラガイド3の回転方向へ向けて搬送することができる。
なお、本実施形態の、2本のチューブを用いるチューブポンプ10として、平板状の二枚の基板2・2’を用いた構成を例に挙げて説明したが、基板2・2’が、第一実施形態の筐体2のような構造であってもよく、また、第一実施形態のチューブポンプ10が、本実施形態と同様に平板状の二枚の基板2・2’を用いた構成であってもよいことを、本明細書を読んだ当業者は容易に理解する。
〔その他の実施形態〕
本発明にかかるチューブポンプのさらなる実施形態について、図9を用いて詳細に説明する。なお、説明を付さない限り、第一実施形態および第二実施形態における部材と同一の番号を有する部材について、本項ではその説明を省略する。
本実施形態にかかるチューブポンプ10は、第二実施形態と同様に、異なる2種類の流体を搬送するために可撓性を有する2本のチューブを用いることもできる。図9には、2本のチューブを用いるチューブポンプ10の外観および内部構造を模式的に示す。
図9aに示すように、本実施形態にかかるチューブポンプ10のローラガイド3には、ローラ4が設けられている直径部分(図中O−Y方向)に直交する第二の直径部分(図中O−X方向)に第二のローラ4’が設けられている。図9bは、ローラガイド3の駆動軸Aに平行な図9aのX−O−Yに沿った、ローラガイド3の断面を模式的に示す。
図9bに示すように、ローラ4は、回転軸Bを有し、ローラガイド3の図中下面から少なくとも一部が突出しており、図9cに示すように、この突出した部分がチューブ1を図中下方へ向けて押す加圧部として機能する。また、第二のローラ4’は、第二の回転軸B’を有し、ローラガイド3の図中上面から少なくとも一部が突出しており、図9cに示すように、この突出した部分がチューブ1’を図中上方へ向けて押す加圧部として機能する。回転軸Bおよび回転軸B’は互いにローラガイド3の駆動軸の方向に沿ってずれている。
図9cには、ローラガイド3の駆動軸に平行な図9aのX−O−Yに沿った、使用可能な状態を構成したチューブポンプ10の断面を模式的に示す。本実施形態にかかるチューブポンプ10では、第一の基板2と第二の基板2’が、図中に示すように、ローラガイド3およびチューブ1・1’を挟み込んで、互いに固定されている。本実施形態にかかるチューブポンプ10において、ローラガイド3の図中下面および上面の両方の駆動軸近傍部に凹部が形成されており、それぞれが第一の基板2および第二の基板2’の駆動軸近傍部に形成された凸部と嵌合しており、これによって、ローラガイド3が、駆動軸方向および駆動軸に垂直な方向に位置決めされている。
このように、本実施形態にかかるチューブポンプ10は、チューブ1・1’、基板2・2’、および基板2・2に対向する面に垂直な駆動軸Aを中心に回転するローラガイド3を備えており、ローラガイド3は、駆動軸Aに垂直な回転軸Bを中心に回転可能なローラ4および駆動軸Aに垂直な第二の回転軸B’を中心に回転可能なローラ4’がローラガイド3の半径上に設けられている。
チューブ1は、ローラガイド3が駆動軸Aを中心に回転する際のローラ4の加圧部の軌道に沿って、第一の基板2に形成されている溝5に配置されており、第一の基板2およびローラガイド3によって挟持される。チューブ1’は、ローラガイド3が駆動軸Aを中心に回転する際の第二のローラ4’の加圧部の軌道に沿って、第二の基板2’に形成されている溝5’に配置されており、第二の基板2’およびローラガイド3によって挟持される。
本実施形態にかかるチューブポンプ10は、ローラガイド3を回転させることによって、ローラ4が図中下方へ向けてチューブ1を押しつぶしながら、駆動軸Aに垂直な平面に沿って移動してチューブを押ししごき、第二のローラ4’が図中上方へ向けてチューブ1’を押しつぶしながら、駆動軸に垂直な平面に沿って移動してチューブを押ししごく。これにより、チューブ1・1’の内部の流体がローラガイド3の回転方向へ向けて搬送される。
第一の基板2と第二の基板2’との結合様式は、駆動軸Aを中心としたローラガイド3の回転を妨げることなくチューブ1・1’の押し付けに必要な力が生成されれば特に限定されず、両者を任意の固定具で挟み込んでも、螺合しても、ネジ止めしてもよい。上記構成を有することにより、ローラガイド3の駆動軸Aに沿った方向に押力を加えるだけで、労力と熟練を必要とすることなくチューブ1・1’を容易にポンプに装着することができ、上記押力を緩めるだけで、ポンプに設置されたチューブ1・1を、付与されている押力から容易に開放することができる。
なお、ローラ4・4’の回転軸がローラガイド3の半径部分に存在する態様を図9に示して本実施形態を説明したが、ローラ4・4’の加圧部の軌道に沿ってそれぞれチューブ1・1’が配置される限り、ローラ4・4’の回転軸はローラガイド3の半径部分でなくてもよく、複数のローラ4・4’が用いられる場合は、各加圧部の軌道の重複部分に沿ってそれぞれチューブ1・1’が配置される限り、ローラ4・4’の回転軸はローラガイド3の半径部分でなくてもよい。
なお、搬送すべき流体の特性に応じて、ローラ4・4’の形状や溝5・5’の形状を変更することは、当業者が適宜なし得ることであり、変更された形状のローラ4・4’および溝5および5’を有するチューブポンプもまた本発明の範囲内であることを、本明細書を読んだ当業者は容易に理解する。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔付記事項〕
チューブポンプ10は、筐体2と、筐体2に対向する面を有する、該面に垂直方向の駆動軸Aを中心に回転可能なローラガイド3と、筐体2およびローラガイド3によって挟持された可撓性のチューブ1とを備えており、上記駆動軸Aからローラガイド3の半径方向に平行な回転軸Bを中心に回転可能なローラ4がローラガイド3上に設けられており、ローラ4の側面の少なくとも一部によって同一円周上にわたって形成された加圧部が筐体2へ向けて筐体2に対向する面から突出しており、チューブ1の少なくとも一部は、上記駆動軸Aを中心としたローラガイド3の回転によるローラ4の加圧部の軌道9上に配置されており、ローラガイド3を回転させることによってチューブ1の内部の流体をローラガイド3の回転方向へ向けて搬送する。
従来のチューブポンプ10では、筐体の内壁によってローラガイド3の半径方向の外側から支持されたチューブ1をローラガイド3の半径方向に内側から押すローラ4が、ローラガイド3の辺縁部に設けられている。すなわち、従来のチューブポンプ10では、ローラガイド3の側面を用いてチューブ1を押し付けており、用いられているローラ4の回転軸Bはローラガイド3の駆動軸Aと平行である。このような構成に起因して、従来のチューブポンプ10では、チューブ1の装着時に、ローラ4と筐体との隙間にチューブ1を手作業にて押し込むことが必要である。しかし、チューブポンプ10には、ポンプとしての吸引力を得るために、硬いチューブが用いられている。よって、この作業は、作業者に過度の労力を要求する。しかも、ポンプとしての規定の搬送性能を出すように正しく押し込むには熟練を要する。本発明は、筐体2に対向する面を用いてチューブ1を押し付けている。上述した構成を備えていることにより、所望の位置にチューブ1を配置し、その上にローラガイド3を載せ、必要な力でこれらを固定するだけでよいので、労力と熟練を要する作業を行うことなくチューブ1を容易にポンプに装着し得る。
また、従来のチューブポンプ10において、ローラ4は、ローラガイド3の半径方向外向きの力によって筐体の内壁に当たっているに過ぎず、ローラ4と筐体の内壁との間のチューブ1は、ローラガイド3の駆動軸Aに沿って移動可能である。このような構成では、チューブ1を常に一定に押しつぶすことが困難であり、ポンプとしての規定の搬送性能を得ることが困難である。本発明は、ローラ4の加圧部の軌道9にチューブ1を配置するので、チューブ1を常に一定に押しつぶすことが可能であり、ポンプとしての規定の搬送性能を容易に得ることができる。
チューブポンプ10は、ローラ4の加圧部の軌道9に沿った溝5が筐体2の表面上に形成されている。
上記構成を有していることによって、チューブ1を、ローラ4の加圧部の軌道9に沿って容易に配置することができる。
チューブポンプ10において、溝5の深さは、溝5の端部へ向けて増大している。
従来のチューブポンプ10では、ローラ4に押し付けられたチューブ1が出口にて開放される際に、チューブ1の急激な開放に起因して流体の逆流が生じ、脈動が生じるという問題を有していた。特許文献1には、ポンプ出口へ向かって筐体の内壁面をチューブ1から離間させていく構造が記載されている。これは、ローラガイド3の駆動軸Aから半径方向外側へ筐体の構造を変化させている。本発明は、溝5の端部(すなわち搬送の入口または出口)へ向けて溝を深くしていることによって、チューブポンプ10の搬送圧力に起因する脈動を低減することができる。本発明の上記構成は、ローラガイド3の駆動軸Aに沿って筐体2の構造を変化させている。
チューブポンプ10において、筐体2およびローラガイド3を重ね合わせた際に溝5がローラ4の加圧部を受容してもよい。
効率よく流体を搬送するには、チューブ1をローラ4の加圧部が的確に押さえることが必要である。チューブ1が溝5の中に完全に格納された状態に配置されている場合は、溝5がローラ4の加圧部を受容する構成を有していることによって流体の搬送効率を上げることができる。さらに、このような構成を有していることによって、ローラ4の移動を安定させることができ、その結果、さらに流体の搬送効率が向上する。
チューブポンプ10は、ローラガイド3および筐体2の一方を他方へ駆動軸Aに沿って押勢するベース6をさらに備えている。
チューブポンプ10では、ポンプの停止時に少なくとも1つのローラ4がチューブ1を押し付けた状態が維持される。そのような状態を維持するとチューブ1が局所的に劣化し、搬送圧力の低下やチューブ1の破損を招いてしまう。そのため、チューブ1の交換は必須である。従来のチューブポンプ10では、ローラ4の押し付け圧を低減する機構が設けられているが、この機構は装置の構成を複雑化している。本発明では、ローラガイド3を筐体2へ強固にかつ確実に押し付けることによって、チューブ1内部の流体の搬送に必要な力がローラ4の加圧部からチューブ1へ付勢される。このとき、駆動軸A方向の力のみを必要とする。
また、ポンプの停止時にチューブ1を開放するためには、駆動軸A方向の力のみを低減すればよい。この方向は、上述したチューブ1の溝5への配置、その上へのローラガイド3の搭載等と同一方向であるので、必要とされる構造を簡易化するだけでなく、ローラガイド3および筐体2の圧着および離間に必要な操作が簡便となる。さらに、このような構成を有していることによって、チューブ1を容易に装着することができるとともに、チューブ1をチューブポンプ10に装着した状態でチューブ1内に液体を充填したり,チューブ1内の洗浄を行ったりすることができる。
チューブポンプ10は、可撓性の第二のチューブ1’と、ローラガイド3を挟んで筐体2と向き合う第二の筐体2’と、をさらに備えていてもよく、この場合、ローラガイド3が、第二の筐体2’に対向する第二の面をさらに有しており、ローラ4の加圧部が第二の筐体2’へ向けて第二の面から突出しており、上記駆動軸Aを中心としたローラガイド3の回転によるローラ4の加圧部の第二の軌道9’に沿って第二のチューブ1’を配置する第二の溝5’が第二の筐体2’の表面上に形成されており、第二の溝5’に配置された第二のチューブ1’が、第二の筐体2’およびローラガイド3によって挟持されており、ローラガイド3を回転させることによって第二のチューブ1’の内部の流体をローラガイド3の回転方向へ向けて搬送する。
上記構成を有していることにより、単一のローラガイド3を駆動させるだけで、チューブポンプ10の形状、サイズを大きくすることなく2本のチューブ1・1’を用いることができ、その結果、チューブ1・1’の数に合わせて駆動源を設けることを必要とせず、省スペースのチューブポンプ10を実現する。また、2本のチューブ1・1’はローラガイド3によって分離されているので、互いに接触することがない。さらに、複数種のローラを必要としないので、部品の点数を低減し、ポンプの全体構成を簡素化し得る。
チューブポンプ10は、ローラ4の加圧部の第二の軌道9’に沿った第二の溝5’が第二の筐体2’の表面上に形成されている。
上記構成を有していることによって、第二のチューブ1’を、ローラ4の加圧部の第二の軌道9’に沿って容易に配置することができる。
チューブポンプ10において、第二の筐体2’およびローラガイド3を重ね合わせた際に第二の溝5’がローラ4の加圧部を受容してもよい。
第二のチューブ1’にて効率よく流体を搬送するには、第二のチューブ1’をローラ4の加圧部が的確に押さえることが必要である。第二のチューブ1’が第二の溝5’の中に完全に格納された状態に配置されている場合は、第二の溝5’がローラ4の加圧部を受容する構成を有していることによって第二のチューブ1’における流体の搬送効率を上げることができる。さらに、このような構成を有していることによって、ローラ4の移動が安定し、その結果、第二のチューブ1’における流体の搬送効率がさらに向上する。
チューブポンプ10は、可撓性の第二のチューブ1’と、ローラガイド3を挟んで筐体2と向き合う第二の筐体2’と、をさらに備えていてもよく、この場合、ローラガイド3が、第二の筐体2’に対向する第二の面をさらに有しており、前記駆動軸Aから半径方向の第二の回転軸B’を中心に回転可能な第二のローラ4’がローラガイド3の半径上に設けられており、第二のローラ4’の側面の少なくとも一部によって同一円周上にわたって形成された第二のローラ4’の加圧部が第二の筐体2’へ向けて第二の面から突出しており、上記駆動軸Aを中心としたローラガイド3の回転による第二のローラ4’の加圧部の軌道9上に配置された第二のチューブ1’が、第二の筐体2’およびローラガイド3によって挟持されており、ローラガイド3を回転させることによって第二のチューブ1’の内部の流体をローラガイド3の回転方向へ向けて搬送する。
上記構成を有していることにより、単一のローラガイド3を駆動させるだけで、チューブポンプ10の形状、サイズを大きくすることなく2本のチューブ1・1’を用いることができ、その結果、チューブの数に合わせて駆動源を設けることを必要とせず、省スペースのチューブポンプ10を実現する。また、2本のチューブ1・1’はローラガイド3によって分離されているので、互いに接触することがない。
チューブポンプ10は、第二のローラ4’の加圧部の軌道9に沿った第二の溝5’が第二の筐体2’の表面上に形成されている。
上記構成を有していることによって、第二のチューブ1’を、第二のローラ4’の加圧部の軌道9に沿って容易に配置することができる。
チューブポンプ10において、第二の筐体2’およびローラガイド3を重ね合わせた際に第二の溝5’が第二のローラ4’の加圧部を受容してもよい。
第二のチューブ1’にて効率よく流体を搬送するには、第二のチューブ1’を第二のローラ4’の加圧部が的確に押さえることが必要である。第二のチューブ1’が第二の溝5’の中に完全に格納された状態に配置されている場合は、第二の溝5’が第二のローラ4’の加圧部を受容する構成を有していることによって、第二のチューブ1’における流体の搬送効率を上げることができる。さらに、このような構成を有していることによって、第二のローラ4’の移動が安定し、その結果、第二のチューブ1’における流体の搬送効率がさらに向上する。
チューブポンプ10において第二の溝5’の深さは、第二の溝5’の端部へ向けて増大している。
第二の溝5’の端部(すなわち第二のチューブ1’における搬送の入口または出口)へ向けて溝を深くしていることによって、チューブポンプ10の搬送圧力に起因する第二のチューブ1’における脈動を低減することができる。
チューブポンプ10は、ローラガイド3および第二の筐体2’の一方を他方へ駆動軸Aに沿って押勢するベース6をさらに備えている。
本発明では、ローラガイド3を第二の筐体2’へ強固にかつ確実に押し付けることによって、第二のチューブ1’内部の流体の搬送に必要な力がローラ4の加圧部または第二のローラ4’の加圧部から第二のチューブ1’へ付勢される。このとき、駆動軸A方向の力のみを必要とする。また、ポンプの停止時に第二のチューブ1’を開放するためには、駆動軸A方向の力のみを低減すればよい。この方向は、上述した第二のチューブ1’の第二の溝5’への配置、その上へのローラガイド3の搭載等と同一方向であるので、必要とされる構造が簡易化するだけでなく、ローラガイド3および第二の筐体2’の圧着および離間に必要な操作が簡便となる。さらに、このような構成を有していることによって、第二のチューブ1’内を容易に流体で満たすことができる。
本発明は、チューブポンプの利用価値をさらに高めるので、食品分野や製薬分野、取扱いの困難な流体を用いる分野において広く活用される。
1 チューブ
1’ 第二のチューブ
2 基板(筐体、第一の基板)
2’ 第二の基板(第二の筐体)
3 回転体(ローラガイド)
4 ローラ(加圧部)
4’ 第二のローラ(第二の加圧部)
5 溝
5’ 第二の溝
6 押勢部(ベース)
6’ 押勢部(位置決め部)
7 駆動部(モータ軸)
7a 駆動部(歯車)
8 補助部
9 加圧部の軌道
9’ 第二の加圧部の軌道
10 チューブポンプ
A 駆動軸
B 回転軸
B’ 第二の回転軸

Claims (10)

  1. 基板と、
    上記基板に対向する面を有する、該面に垂直方向の駆動軸を中心に回転可能な回転体と、
    上記基板および上記回転体によって挟持された可撓性のチューブと、を備えており、
    上記駆動軸から上記回転体の半径方向に平行な回転軸を中心に回転可能なローラが上記回転体上に設けられており、
    上記ローラの上記駆動軸に垂直な面の少なくとも一部によって同一円周上にわたって形成された加圧部が上記基板へ向けて上記基板に対向する面から突出しており、
    上記チューブの少なくとも一部は、上記駆動軸を中心とした上記回転体の回転による上記ローラの加圧部の軌道に沿って配置されており、
    上記回転体を回転させることによって上記チューブの内部の流体を上記回転体の回転方向へ向けて搬送する
    ことを特徴とするチューブポンプ。
  2. 前記ローラの加圧部の軌道に沿った溝が前記基板の表面上に形成されている、請求項1に記載のチューブポンプ。
  3. 前記溝の深さが、該溝の端部へ向けて増大している、請求項2に記載のチューブポンプ。
  4. 前記基板および前記回転体を重ね合わせた際に前記溝が前記ローラの加圧部を受容する、請求項2または3に記載のチューブポンプ。
  5. 前記回転体および前記基板の一方を他方へ駆動軸方向に押勢する押勢部をさらに備えている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のチューブポンプ。
  6. 可撓性の第二のチューブと、前記回転体を挟んで前記基板と向き合う第二の基板と、をさらに備えており、
    上記回転体が、第二の基板に対向する第二の面をさらに有しており、
    前記ローラの加圧部が第二の基板へ向けて第二の面から突出しており、
    上記駆動軸を中心とした上記回転体の回転による上記ローラの加圧部の第二の軌道に沿って配置されら第二のチューブが、第二の基板および上記回転体によって挟持されており、
    上記回転体を回転させることによって第二のチューブの内部の流体を上記回転体の回転方向へ向けて搬送する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のチューブポンプ。
  7. 前記ローラの加圧部の第二の軌道に沿った第二の溝が第二の基板の表面上に形成されている、請求項6に記載のチューブポンプ。
  8. 第二の基板および前記回転体を重ね合わせた際に第二の溝が前記ローラの加圧部を受容する、請求項7に記載のチューブポンプ。
  9. 第二の溝の深さは、第二の溝の端部へ向けて増大している、請求項7または8に記載のチューブポンプ。
  10. 前記回転体および第二の基板の一方を他方へ押勢する押勢部をさらに備えている、請求項6〜9のいずれか一項に記載のチューブポンプ。
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