JP2013217200A - 蒸気タービン設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】タービン中圧起動後、円滑に通常運転に移行させることができる蒸気タービン設備を提供する。
【解決手段】再熱ボイラ12と、再熱ボイラ12からの蒸気で駆動する高圧タービン1と、再熱ボイラ12と高圧タービン1の入口を接続する主蒸気管21と、主蒸気管21に設けた主蒸気加減弁5と、高圧タービン1の排気温度Tを測定する温度センサ14と、高圧タービン1の排気温度Tについて高圧タービン1の翼の過熱状態を推定する設定温度T0を記憶した記憶部27と、暖気運転時において高圧タービン1の排気温度Tが設定温度T0に達した場合、主蒸気加減弁5の開度Aを暖気運転用の開度A1から減じる処理部28とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は蒸気タービン設備に関する。
再熱型蒸気タービン設備において、再熱ボイラで発生した蒸気は、主蒸気管を通って高圧タービンに供給され、高圧タービンから低温再熱蒸気管を通って再熱器に戻って再熱される。その後、再熱された蒸気は、高温再熱蒸気管を通って中圧タービンに供給され、中圧タービンを出て低圧タービンに供給される。このような構成にあってタービン中圧起動をする場合、主蒸気管に設けた加減弁を閉じ、再熱ボイラから発生した蒸気を高圧タービンに供給することなくタービンバイパス弁で圧力制御した上で中圧タービンに供給する。こうしてタービン中圧起動をした後、加減弁を開けてタービンバイパス弁を閉じ負荷併入することで、通常の運転状態に移行する(特許文献1等参照)。
特開昭60−79107号公報
上記タービン中圧起動をした場合において、通常運転に移行するに当たって全閉状態の加減弁を開けた際、内壁メタル温度が上昇していない高圧タービンに高温の蒸気が急激に流入することによって高圧タービンに大きな熱応力がかかる。この熱応力を軽減するため、タービン中圧起動時、高圧タービンの内壁メタル温度が低い場合は、加減弁を微開して高圧タービンに少量の蒸気を供給し、高圧タービンを暖気する場合がある。しかしながら、暖気用に高圧タービンに供給される蒸気は低流量であるため高圧タービンの回転エネルギに変換されず、高圧タービンの翼が風損により熱せられる。そのため、万一、高圧タービンの排気温度が設定値に達し、翼の過熱状態が推定される場合に警報を発動させる構成とする場合がある。
通常は暖気用の少量の蒸気で上記警報の発動に至る温度に高圧タービンの排気が昇温することはないが、再熱ボイラから供給される主蒸気の温度が計画に比べて高い場合には警報が発動する事態も起こり得る。警報が発動した場合には加減弁の開度を小さくして高圧タービンへの蒸気供給量を抑える必要があるが、通常は発動しない警報に運転員が柔軟に対処できるとは限らない。警報の発動に対処しない又は対処が適切でないと、高圧タービンの排気温度は上昇を続け、トリップ設定値にまで到達するとタービンがトリップしてしまう。
また、排気温度の上昇が抑えられたとしても、警報への対処として運転員が加減弁を全閉にしてしまうと、暖気運転が終了時の高圧タービンの内壁のメタル温度が目標値を下回り得る。この場合には高圧タービンの暖気を再度行わなければならず効率が悪い。
本発明は上記の事情に鑑みなされたもので、タービン中圧起動後、円滑に通常運転に移行させることができる蒸気タービン設備を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、蒸気タービン設備において、再熱ボイラと、この再熱ボイラからの蒸気で駆動するタービンと、前記再熱ボイラと前記タービンの入口を接続する主蒸気管と、この主蒸気管に設けた蒸気加減弁と、前記タービンの排気温度を測定する温度センサと、前記タービンの排気温度について当該タービンの翼の過熱状態を推定する設定温度を記憶した記憶部と、暖気運転時において前記タービンの排気温度が前記設定温度に達した場合、前記蒸気加減弁の開度を暖気運転用の開度から減じる処理部とを備える。
本発明によれば、タービン中圧起動後、円滑に通常運転に移行させることができる。
本発明の一実施の形態に係る蒸気タービン設備の概略図である。 本発明の一実施の形態に係る蒸気タービン設備に備えられた制御装置によるタービン中圧起動時における主蒸気加減弁の開度制御の手順を表したフローチャートである。 本発明の一実施の形態における主蒸気加減弁の開度の減じ方の一態様を例示した図である。 本発明の一実施の形態における主蒸気加減弁の開度の減じ方の他の態様を例示した図である。 本発明の一実施の形態における主蒸気加減弁の開度の戻し方の一態様を例示した図である。 本発明の一実施の形態における主蒸気加減弁の開度の戻し方の他の態様を例示した図である。
以下に図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る蒸気タービン設備の概略図である。
図1に示した蒸気タービン設備は、再熱ボイラ12、この再熱ボイラ12からの蒸気で駆動する高圧タービン1、再熱ボイラ12で再熱された高圧タービン1の排気で駆動する中圧タービン2、中圧タービン2の排気で駆動する低圧タービン3、及び低圧タービン3の排気を復水させる復水器13を備えている。
再熱ボイラ12は、主蒸気管21を介して高圧タービン1の入口に、低温再熱蒸気管22を介して高圧タービン1の出口に、高温再熱蒸気管23を介して中圧タービン2の入口にそれぞれ接続している。主蒸気管21には、当該主蒸気管21の流路を開閉して高圧タービン1に対する蒸気の供給及び遮断を切り替える主蒸気止め弁4、及び主蒸気管21の流路の開度を調節して高圧タービン1に供給する蒸気流量を調節する主蒸気加減弁5が設けられている。同じく高温再熱蒸気管23にも、当該高温再熱蒸気管23の流路を開閉して中圧タービン2に対する蒸気の供給及び遮断を切り替える再熱蒸気止め弁6、及び高温再熱蒸気管23の流路の開度を調節して中圧タービン2に供給する蒸気流量を調節するインターセプト弁7が設けられている。低温再熱蒸気管22には、高圧タービン1の排気温度Tを測定する温度センサ14、及び蒸気の逆流を防止する逆止弁11が設けられている。
また、主蒸気管21は、低温再熱蒸気管22と高圧バイパス系統24で接続されている。パイパス管24は、主蒸気管21における主蒸気止め弁4及び主蒸気加減弁5よりも上流側の部分、及び低温再熱蒸気管22における温度センサ14及び逆止弁11よりも下流側の部分を接続している。この高圧バイパス系統24には、当該高圧バイパス系統24の流路を開閉する高圧タービンバイパス弁8が設けられている。さらに、低温再熱蒸気管22は系統25を介して、高温再熱蒸気管23は低圧バイパス系統26を介して、それぞれ復水器13に直接接続している。系統25にはベンチレータ弁9が、低圧バイパス系統26には低圧タービンバイパス弁10がそれぞれ設けられている。
このとき、前述した温度センサ14による測定温度は制御装置18に入力させる。制御装置18は、各種弁等を制御して蒸気タービン設備の動作を制御するものであり、前述した主蒸気止め弁4、主蒸気加減弁5、再熱蒸気止め弁6、インターセプト弁7、高圧タービンバイパス弁8、ベンチレータ弁9、及び低圧タービンバイパス弁10等を制御対象に含む。この制御装置18には、各種制御プログラムや制御に必要な制御値を記憶する記憶部27、各種プログラムを読み込んで制御手順を実行する処理部28、及び制御手順の実行に伴って制御対象に対して指令信号を出力する指令部29が備えられている。記憶部27に記憶された制御値には、高圧タービン1の排気温度Tについて設定した設定温度T0、排気温度Tについて蒸気タービン設備を緊急停止させるトリップ温度T1(設定値、T1>T0)が含まれる。設定温度T0は、高圧タービン1の翼の過熱状態を推定し警報を発動させる警報温度、又はこの警報温度よりも余裕を持たせて低く設定した温度とする。また、記憶部27に記憶された制御プログラムには、高圧タービンバイパス弁8を開放したタービン中圧起動中における高圧タービン1の暖気運転時(タービンヒーティング)において排気温度Tが上記設定温度T0以下となるように主蒸気加減弁5の開度Aを調節するプログラムが含まれている。このプログラムによれば、高圧タービン1の排気温度Tが設定温度T0に達した場合、主蒸気加減弁5の開度Aを暖気運転用に設定された中間開度A1(例えば30%程度)から更に減じる動作が実行される。
上記構成の蒸気タービン設備の動作及び作用効果を順次説明する。
1.起動前
起動前の時点では、主蒸気加減弁5及びインターセプト弁7は全閉されていて、主蒸気管21及び高温再熱蒸気管23の蒸気は止められている。また、高圧タービンバイパス弁8、ベンチレータ弁9、及び低圧タービンバイパス弁10は全開されていて、再熱ボイラ12からの蒸気は各タービン1−3に供給されることなく、高圧バイパス系統24、系統25、及び低圧バイパス系統26を介して復水器13に流入しており、各タービン1−3内は復水器13と同様に真空に保たれている。
2.タービン中圧起動時
図2は制御装置18によるタービン中圧起動時における主蒸気加減弁5の開度制御の手順を表したフローチャートである。ここでは、設定温度T0を前述した警報温度に設定した場合を説明する。
(ステップ101)
タービン中圧起動が開始されると、制御装置18では、記憶部27から処理部28に必要な制御値及びプログラムが読み出され、指令部29からの指令に従って、低圧タービンバイパス弁10が閉じられるとともにインターセプト弁7が開かれる。これにより、主蒸気管21、高圧バイパス系統24、低温再熱蒸気管22、高温再熱蒸気管23を介して再熱ボイラ12からの蒸気が中圧タービン2及び低圧タービン3に順次供給され、中圧タービン2及び低圧タービン3が起動し、低圧タービン3の排気は復水器13に流入して復水する。また、主蒸気加減弁5の開度Aは予め設定された暖気用の中間開度A1で微開され、主蒸気管21を流れる一部の蒸気が高圧タービン1を通過して低温再熱蒸気管22を流れる主蒸気に合流する。暖気用に供給される蒸気は低流量であって高圧タービン1は駆動しない。また、タービン中圧起動中は、ベンチレータ弁9は全開のまま維持されていて、高圧タービン1を真空に保持し、高圧タービン1の風損による温度上昇の抑制に寄与する。
(ステップ102,103)
タービン中圧起動中、処理部28は、高圧タービン1の排気温度T(測定値)を温度センサ14から入力し(ステップ102)、入力した排気温度Tを前述した設定温度T0と比較して、排気温度Tが設定温度T0に達したかどうかを判定する(ステップ103)。T≧T0であってステップ103の判定が満たされた場合、処理部28は、手順をステップ104に移す。このとき、制御装置18は同時に図示しない表示装置や警告灯、或いは警報等の警告手段に指令して排気温度Tが警報音度T0に達したことを運転員に報知する。他方、T<T0であってステップ103の判定が満たされない場合には、処理部28は手順をステップ107に移す。
(ステップ104−106)
ステップ104に手順を移すと、処理部28は、入力した排気温度Tを前述したトリップ温度T1と比較して、排気温度Tがトリップ温度T1以上であるかどうかを判定する。T≧T1であってステップ104の判定が満たされた場合、処理部28は、手順をステップ105に移し、タービン1−3への蒸気を遮断してタービントリップさせてこの手順を終了する。T<T1であってステップ104の判定が満たされない場合には、処理部28は手順をステップ106に移す。
ステップ106では、制御装置18は、プログラムに従って処理部28で主蒸気加減弁5の開度Aの補正値を演算し、指令部29を介して指令信号を出力して主蒸気加減弁5の開度を減じる。ステップ106の手順を終えたら、制御装置18はステップ102に手順を戻す。
(ステップ107,108)
排気温度Tが設定温度T0よりも低くステップ103の判定が満たされない場合、処理部28は手順をステップ107に移し、現在の主蒸気加減弁5の開度Aが暖気運転開始時の中間開度A1よりも小さいかどうかを判定する。A=A1であってステップ107の判定が満たされない場合、処理部28は、手順をステップ102に戻す。一方、既にステップ106の手順を経て開度Aが減じられた結果、現在の開度Aが暖気運転開始時の中間開度A1よりも小さい場合、制御装置18は、プログラムに従って処理部28で主蒸気加減弁5の開度Aの補正値を演算し、指令部29を介して指令信号を出力して主蒸気加減弁5の開度を大きくする。ステップ108の手順を終えたら、処理部28はステップ102に手順を戻す。
制御装置18は、以上の手順を繰り返し実行し、排気温度Tが設定温度T0に達したら主蒸気加減弁5の開度を減じ、トリップ温度T1にまで排気温度Tが達してタービントリップしないようにしつつタービン中圧起動を実行する。
なお、ステップ102−104,106の実行サイクル、例えば排気温度Tの入力間隔の設定によって、主蒸気加減弁5の動作態様に変化を付けることができる。例えば、ステップ102−104,106の手順を一定の時間間隔で実行する場合、ステップ106で演算する開度Aの補正値を比較的大きく設定しておけば、排気温度Tが設定温度T0を下回るまでの間、図3のようにステップ状に開度Aを減じることができる。また、例えば、ステップ102−104,106の手順を随時実行する場合、ステップ106で演算する開度Aの補正値を小さく設定しておけば、排気温度Tが設定温度T0を下回るまで開度Aが小刻みに減少し続け、図4のように連続的に開度Aが減少するような動作を実現することができる。このようにすることで、過度に開度Aを減じて高圧タービン1のメタル温度が必要以上に低下することを抑制することができ、この効果を得る限りでは前者に比べて後者が有利である。
また、上記のことは減じた開度Aをタービン中圧起動初期の設定の中間開度A1に戻していく際の動作にも適用可能である。例えば、ステップ102,103,107,108の手順を一定の時間間隔で実行する場合、ステップ108で演算する開度Aの補正値を比較的大きく設定しておけば、排気温度Tが設定温度T0未満で運用される間、図5のようにステップ状に開度Aを増大させることができる。また、例えば、ステップ102,103,107,108の手順を随時実行する場合、ステップ108で演算する開度Aの補正値を小さく設定しておけば、排気温度Tが設定温度T0に達しない限り開度Aは小刻みに増大し続け、図6のように連続的に開度Aが増大するような動作を実現することができる。
3.通常運転
上記タービン中圧起動を終えたら、制御装置18は、例えば発電機(図示せず)を接続して負荷を取り(併入し)、主蒸気加減弁5を開けるとともに、高圧タービンバイパス弁8、ベンチレータ弁9を閉じ、高圧タービン1を起動して通常運転に移行する。
本実施の形態によれば、タービン中圧起動をするにあたって高圧タービン1を暖気する際、主蒸気温度が想定以上に高く、高圧タービン1の内壁メタル温度が計画よりも上昇して警報が発動したとしても、運転員に主蒸気加減弁5の微妙な開度調節を強いることなく、制御装置18によって主蒸気加減弁5の開度が自動的に減じられて高圧タービン1の内壁メタル温度を計画に近付けることができる。上記設定温度T0を警報温度よりも低く設定すれば、警報の発動自体も抑制することができる。また、高圧タービン1の内壁メタル温度の過度な上昇が推定された際に主蒸気加減弁5が自動制御されるため、運転員による主蒸気加減弁5の手動操作が不要となり、運転員にとっても使い易さが向上する。そして、こうして高圧タービン1の内壁メタル温度の更なる上昇を抑えることができるので、基本的にタービントリップも回避することができる。更には、主蒸気加減弁5の開度調節を運転員に強いた場合に、例えば高圧タービン1の暖気開始後間もなくして主蒸気加減弁5を全閉にしてしまったときには、高圧タービン1の暖気が不十分で暖気をし直さなければならなくなり得るところ、本実施の形態では主蒸気加減弁5が突然全閉になることがなく、制御装置18によって適当に主蒸気加減弁5の開度が調節されて継続的に暖気が行われるため、暖気のやり直しも基本的に回避することができる。よって、タービン中圧起動後、円滑に通常運転に移行させることができる。
なお、上記においては本発明を一般的な蒸気タービン設備に適用した場合を例に挙げて説明したが、再熱ボイラ12の熱源にガスタービンの排熱を用いたコジェネレーションシステムにも本発明は適用可能であり、同様の効果を奏することができる。
1 高圧タービン
2 中圧タービン
3 低圧タービン
5 主蒸気加減弁
8 高圧タービンバイパス弁
12 再熱ボイラ
14 温度センサ
18 制御装置
21 主蒸気管
22 低温再熱蒸気管
24 高圧バイパス系統
27 記憶部
28 処理部
A 主蒸気加減弁の開度
A1 暖気運転用の開度
T 排気温度(温度センサによる検出温度)
T0 設定温度

Claims (6)

  1. ボイラと、
    このボイラからの蒸気で駆動するタービンと、
    前記ボイラと前記タービンの入口を接続する主蒸気管と、
    この主蒸気管に設けた蒸気加減弁と、
    前記タービンの排気温度を測定する温度センサと、
    前記タービンの排気温度について当該タービンの翼の過熱状態を推定する設定温度を記憶した記憶部と、
    暖気運転時において前記タービンの排気温度が前記設定温度に達した場合、前記蒸気加減弁の開度を暖気運転用の開度から減じる処理部と
    を備えたことを特徴とする蒸気タービン設備。
  2. ボイラと、
    このボイラからの蒸気で駆動する高圧タービンと、
    前記ボイラと前記高圧タービンの入口を接続する主蒸気管と、
    この主蒸気管に設けた蒸気加減弁と、
    前記高圧タービンの出口と前記ボイラを接続する再熱蒸気管と、
    この再熱蒸気管に設けた温度センサと、
    前記ボイラで再熱された前記高圧タービンの排気で駆動する中圧タービンと、
    この中圧タービンの排気で駆動する低圧タービンと、
    前記主蒸気管と前記再熱蒸気管とを接続するバイパス系統と、
    このバイパス系統に設けたバイパス弁と、
    前記タービンの排気温度について当該タービンの翼の過熱状態を推定する設定温度を記憶した記憶部と、
    前記バイパス弁を開放したタービン中圧起動中における前記高圧タービンの暖気運転時において前記タービンの排気温度が前記設定温度に達した場合、前記蒸気加減弁の開度を暖気運転用の開度から減じる処理部と
    を備えたことを特徴とする蒸気タービン設備。
  3. 請求項1又は2の蒸気タービン設備において、前記処理部は、前記温度センサによる検出温度が前記設定温度以下となるように前記蒸気加減弁の開度を調節することを特徴とする蒸気タービン設備。
  4. 請求項3の蒸気タービン設備において、前記処理部は、前記温度センサによる検出温度が前記設定温度以下になるまでステップ状に前記蒸気加減弁の開度を下げていくことを特徴とする蒸気タービン設備。
  5. 請求項3の蒸気タービン設備において、前記処理部は、前記温度センサによる検出温度が前記設定温度以下になるまで連続的に前記蒸気加減弁の開度を下げていくことを特徴とする蒸気タービン設備。
  6. 請求項1−5のいずれかの蒸気タービン設備において、前記処理部は、前記温度センサによる検出温度が前記設定温度を下回った後、当該検出温度が前記設定温度未満である間、前記蒸気加減弁の開度を前記暖気運転用の開度まで上げていくことを特徴とする蒸気タービン設備。
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