JP2013215961A - 駆動装置、液体噴射ヘッド、液体噴射記録装置、及び駆動方法 - Google Patents

駆動装置、液体噴射ヘッド、液体噴射記録装置、及び駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】液体噴射ヘッドを駆動する際に、駆動するノズルの個数が変化しても、ノズルにおけるキャビテーション等の不具合の発生を回避することができる、液体噴射ヘッドを駆動する駆動装置を提供する。
【解決手段】本発明の駆動装置によれば、ノズルに対応させて設けられている圧力発生素子を負荷として駆動するとともに、負荷を駆動する状態を制御する駆動部は、第1の電流を流して負荷を駆動する第1駆動部と、第1の電流より少ない第2の電流を流して負荷を駆動する第2駆動部と、を備える。
負荷を駆動する状態には第1状態と第2状態とが含まれており、第2駆動部は、第1駆動部が負荷の駆動状態を第1状態から第2状態に切り替える第1の電流を流すタイミングより、予め定められた所定時間早いタイミングから第1状態から第2状態にする方向の第2の電流を流す。
【選択図】図4

Description

この発明は、ノズル孔より液体を吐出して被記録媒体に画像や文字を記録する液体噴射ヘッドを駆動する駆動装置、液体噴射ヘッド、液体噴射記録装置、及び駆動方法に関するものである。
一般に、インクタンクからインク(液体)が供給される液体噴射ヘッドはヘッドチップを有している。そして、このヘッドチップのノズル孔からインクを被記録媒体に吐出することで記録が行われるようになっている。このような、液滴吐出方式(インクジェット方式)の液体噴射ヘッド(インクジェットヘッド)には、ヘッドチップに設けられた圧電アクチュエータをヘッド駆動部が駆動することにより液滴を吐出させるものがある。
例えば、図9は、液体噴射ヘッドに内蔵される液体噴射ヘッドチップの駆動部の構成例を示すブロック図である。
この図に示す例では、液体噴射ヘッドチップ73は、512本のノズルNZ1〜NZ512(「ノズルNZ」で総称される)を有して構成される。この液体噴射ヘッドチップ73内の各ノズルNZに対応する圧力発生素子PZTは、制御回路基板80に搭載された駆動部100により駆動される。この駆動部100は、液体噴射ヘッドチップ73の駆動装置となる4個のドライバIC101〜104を有しており、各ドライバIC(IC1〜IC4)101〜104のそれぞれが、128本のノズルNZのそれぞれに対応する圧力発生素子PZTを駆動するように構成されている。また、各ドライバIC(IC1〜IC4)101〜104は、コネクタ100Aを介して、印字用の画像データや印字動作を行う際に用いられる各種のクロック信号(シフトCLK,ピクセルCLKなど)を入力する。
また、図10は、圧力発生素子PZTの駆動装置の構成例を示す図であり、例えば、図9に示すドライバICの構成例を示すブロック図である。この図10に示すように、駆動装置(ドライバIC)101は、セレクタ111、設定値記憶素子112、波形生成回路113、シフトレジスタ121、ラッチ回路(ラッチ)122、波形選択回路(波形選択)123、及びレベル変換回路(レベル変換)124を有して構成される。なお、各構成部分の詳細については、後述する実施形態の項において説明する。
この図10に示す駆動装置101では、レベル変換回路124から出力される駆動信号OUT1〜OUTnにより、液体噴射ヘッドチップ73(図9参照)内のn個の各ノズルNZに対応するそれぞれの圧力発生素子PZTを駆動する。
ところで、ヘッド駆動部が圧力発生素子PZT(圧電アクチュエータ)を駆動する駆動波形は、液滴の吐出特性に影響を与える。例えば、この圧力発生素子PZTは、駆動信号OUT1〜nに対する応答速度が非常に速い。このため、図11(A)に示すように波高値Vpの矩形波で圧力発生素子PZTを駆動するとノズル内部において急激な圧力変化が発生する。このため、メニスカス動作を高精度に制御することができず、サテライトやミストが発生する可能性があり、また、圧力発生素子PZTの側壁が急激な変形を起こすため、キャビテーションが発生する可能性がある。
そこで、前述の図10に示すように、レベル変換回路124と駆動電源Vd(例えば、DC30V電源)との間に固定抵抗器Rを挿入する。この場合、圧力発生素子PZTは容量性の負荷(コンデンサ負荷)であり、固定抵抗器Rと圧力発生素子PZTの静電容量との間で一次遅れ回路が構成される。
したがって、この固定抵抗器Rと圧力発生素子PZTの静電容量とで構成される一次遅れ回路により、図11(B)に示すように、圧力発生素子PZTの駆動電圧は曲線を描きながら緩やかに電圧Vpまで立ち上る。したがって、圧力発生素子PZTの駆動電圧波形は急激に上昇することなく、時刻t1からt2にかけて緩やかに立ち上る。このため、圧力発生素子PZTの変位も緩やかになり、ノズルNZの内部で急激な圧力変化が生じることがなく、キャビテーションやミストの発生を抑制できる。
また、圧電アクチュエータの駆動方法において、駆動波形の立ち上がり及び立ち下がりの形状を制御することによって、液滴の吐出特性を制御する技術が開示されている(例えば、特許文献1、2を参照)。
特開2007−098795号公報 特開2003−276188号公報
しかしながら、特許文献1によれば、圧電アクチュエータを駆動させる電力を供給する電源として、出力電圧が異なる複数の電源電圧源を設けておき、各電源電圧源から出力される電源電圧を複数のトランジスタによって選択する技術が示されている。このようにヘッド駆動部を構成する場合には、複数の電源電圧源を用意しなければならず、回路が複雑になり、製造コストが高くなる。
また、特許文献2によれば、圧電アクチュエータを駆動する電流値(充電電流)を制限するとともに、圧電アクチュエータを駆限する電力を供給する抵抗値の異なる複数の充電抵抗がある。これらの充電抵抗に対応させて複数のトランジスタを設けておき、所望の電流値を流す充電抵抗をトランジスタによって選択する技術が示されている。このようにヘッド駆動部を構成する場合には、回路構成が複雑となるだけでなく、ヘッド駆動部を構成する駆動回路における熱損失が大きくなり、ヘッド駆動部における発熱量が多くなる。また、製造時に充電抵抗をトリミングするなどの工程が必要になり、製造コストが高くなる。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、液体噴射ヘッドを駆動する駆動波形の形状を制御するとともに、ヘッド駆動部における発熱量を低減することができる、液体噴射ヘッドを駆動する駆動装置、液体噴射ヘッド、液体噴射記録装置、及び駆動方法を提供することにある。
[1]本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の駆動装置は、ノズル開口が設けられたノズルと、前記ノズル開口に連通する圧力発生室と、駆動波形が入力されることにより前記圧力発生室内の圧力変動を発生させる圧力発生素子とを有し、前記圧力変動により前記ノズル開口からインク滴を吐出させる液体噴射ヘッドを駆動する駆動装置であって、前記ノズルに対応させて設けられている圧力発生素子を負荷として駆動するとともに、前記負荷を駆動する状態を制御する駆動部を備え、前記駆動部は、第1の電流を流して前記負荷を駆動する第1駆動部と、前記第1の電流より少ない第2の電流を流して前記負荷を駆動する第2駆動部と、を備え、前記負荷を駆動する状態には第1状態と第2状態とが含まれており、前記第2駆動部は、前記第1駆動部が前記負荷の駆動状態を前記第1状態から前記第2状態に切り替える前記第1の電流を流すタイミングより、予め定められた所定時間早いタイミングから前記第1状態から前記第2状態にする方向の前記第2の電流を流すことを特徴とする駆動装置である。
このように、前記第1駆動部が前記負荷の駆動状態を前記第1状態から前記第2状態に切り替える前記第1の電流を流すタイミングより、予め定められた所定時間早いタイミングから前記第1状態から前記第2状態にする方向の前記第2の電流を流すことにより、液体噴射ヘッドを駆動する駆動波形の形状を制御することができる。第2駆動部が、前記第1の電流より少ない第2の電流を流して前記負荷を駆動することにより、駆動部における損失が少なくなり、ヘッド駆動部における発熱量を低減することができる。
[2]また本発明は、前記第2駆動部は、前記第1駆動部が前記負荷を充電する前記第1の電流を流すタイミングより、予め定められた所定時間早いタイミングから前記負荷を充電する前記第2の電流を流すことを特徴とする。
このように、負荷を充電するタイミングにおいて、第2駆動部が、前記第1の電流より少ない充電電流(第2の電流)を流して前記負荷を駆動することにより、駆動波形の形状を制御するとともに、ヘッド駆動部における発熱量を低減することができる。
[3]また本発明は、前記第2駆動部は、前記第1駆動部が前記負荷に蓄積された電荷を放電させる前記第1の電流を流すタイミングより、予め定められた所定時間早いタイミングから前記負荷から放電させる前記第2の電流を流すことを特徴とする。
このように、負荷から放電させるタイミングにおいて、第2駆動部が、前記第1の電流より少ない放電電流(第2の電流)を流して前記負荷を駆動することにより、駆動波形の形状を制御するとともに、ヘッド駆動部における発熱量を低減することができる。
[4]また本発明は、前記第2駆動部は、前記第2の電流を流すことによって変化する前記負荷の電圧の変化率が、前記第1の電流を流すことによって変化する前記負荷の電圧の変化率に比べ小さくなるような電流値に前記第2の電流を制限することを特徴とする。
[5]また本発明は、前記第2駆動部は、前記第1駆動部が前記負荷を充電する前記第1の電流を流すタイミングより、予め定められた所定時間早いタイミングから前記負荷を充電する前記第2の電流を流す予備充電部を備えることを特徴とする。
[6]また本発明は、前記第2駆動部は、前記第1駆動部が前記負荷に蓄積された電荷を放電させる前記第1の電流を流すタイミングより、予め定められた所定時間早いタイミングから前記負荷から放電させる前記第2の電流を流す予備放電部を備えることを特徴とする。
[7]また本発明は、前記第2駆動部は、前記負荷を充電する前記第2の電流と前記負荷から放電させる前記第2の電流を制限する電流制限部を備えることを特徴とする。
[8]また本発明は、前記電流制限部が前記第2の電流を制限するインピーダンスは、前記圧力発生素子が備える内部抵抗値より大きな値に設定されていることを特徴とする。
[9]また本発明は、前記第1駆動部が前記負荷に蓄積された電荷を放電させている駆動状態から、前記負荷の電荷を放電させる電流を遮断する駆動状態に切り替えるタイミングに、前記第2駆動部が前記負荷の充電を開始するタイミングが同期することを特徴とする。
[10]また本発明は、前記第1駆動部が前記負荷を充電している駆動状態から、前記負荷を充電する電流を遮断する駆動状態に切り替えるタイミングに、前記第2駆動部が前記負荷に蓄積された電荷の放電を開始するタイミングが同期することを特徴とする。
[11]また本発明は、前記第1駆動部と前記第2駆動部は、同じ電圧の電源から前記負荷を駆動する電力が供給されていることを特徴とする。
[12]また本発明は、前記負荷を駆動して前記第1状態から前記第2状態に切り替える前記第1の電流を流すように前記第1駆動部を制御する第1の制御信号と、前記第1駆動部が前記第1の電流を流す所定時間前に、前記負荷が前記第1状態から前記第2状態になる方向に前記第2の電流を流すように前記第1駆動部を制御する第2の制御信号とを生成する調整部を備えることを特徴とする。
[13]また本発明は、請求項1に記載の駆動装置によって駆動されることを特徴とする液体噴射ヘッドである。
[14]また本発明は、請求項12に記載の液体噴射ヘッドを備えることを特徴とする液体噴射記録装置である。
[15]また本発明は、ノズル開口が設けられたノズルと、前記ノズル開口に連通する圧力発生室と、駆動波形が入力されることにより前記圧力発生室内の圧力変動を発生させる圧力発生素子とを有し、前記圧力変動により前記ノズル開口からインク滴を吐出させる液体噴射ヘッドを駆動する駆動方法であって、前記ノズルに対応させて設けられている圧力発生素子を負荷として駆動するとともに、前記負荷を駆動する状態を制御する過程において、第1駆動部が第1の電流を流して前記負荷を駆動する過程と、第2駆動部が前記第1の電流より少ない第2の電流を流して前記負荷を駆動する過程とを含み、さらに、前記負荷を駆動する状態には第1状態と第2状態とが含まれており、前記第1駆動部が前記負荷を駆動して前記第1状態から前記第2状態に切り替える前記第1の電流を前記第1駆動部が流す所定時間前に、前記負荷が前記第1状態から前記第2状態になる方向の前記第2の電流を前記第2駆動部が流す過程が含まれることを特徴とする駆動方法である。
本発明によれば、液体噴射ヘッドを駆動する駆動波形の形状を制御するとともに、ヘッド駆動部における発熱量を低減することができる。
本発明の駆動装置を備える液体噴射ヘッドを搭載した液体噴射記録装置の斜視図である。 液体噴射ヘッドの一部破断斜視図である。 本発明の第1実施形態における駆動装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態におけるレベル変換回路の構成を説明する図である。 従来技術によって生成される駆動波形を示す図である。 本実施形態の駆動部により生成される駆動波形を示す図である 第2実施形態における駆動部により生成される駆動波形を示す図である 第3実施形態における駆動装置の構成を示すブロック図である。 液体噴射ヘッドチップの駆動部の構成例を示すブロック図である。 圧力発生素子PZTの駆動装置の構成例を示す図である。 圧力発生素子PZTの駆動波形の例を示す図である。
[第1実施形態]
(液体噴射記録装置の構成)
図1は、本発明の駆動装置を備える液体噴射ヘッドを搭載した液体噴射記録装置の例を示す図であり、液体噴射記録装置1の斜視図である。
液体噴射記録装置1は、紙等の被記録媒体Sを搬送する一対の搬送機構2,3と、被記録媒体Sにインク滴を噴射する液体噴射ヘッド4と、液体噴射ヘッド4にインクを供給する液体供給手段5と、液体噴射ヘッド4を被記録媒体Sの搬送方向(主走査方向)と略直交する方向(副走査方向)に走査させる走査手段6とを備えている。
以下、副走査方向をX方向、主走査方向をY方向、そしてX方向及びY方向にともに直交する方向をZ方向として説明する。
一対の搬送機構2、3は、それぞれ副走査方向に延びて設けられたグリッドローラ20,30と、グリッドローラ20,30のそれぞれに平行に延びるピンチローラ21,31と、詳細は図示しないがグリッドローラ20,30を軸回りに回転動作させるモータ等の駆動機構とを備えている。
液体供給手段5は、インクが収容された液体収容体50と、液体収容体50と液体噴射ヘッド4とを接続する液体供給管51とを備えている。液体収容体50は、複数設けられており、具体的には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4種類のインクが収容されたインクタンク50Y,50M,50C,50Bが並べて設けられている。インクタンク50Y,50M,50C,50BのそれぞれにはポンプモータMが設けられており、インクを液体供給管51を通じて液体噴射ヘッド4へ押圧移動できる。液体供給管51は、液体噴射ヘッド4(キャリッジユニット62)の動作に対応可能な可撓性を有するフレキシブルホースからなる。
走査手段6は、副走査方向に延びて設けられた一対のガイドレール60,61と、一対のガイドレール60,61に沿って摺動可能なキャリッジユニット62と、キャリッジユニット62を副走査方向に移動させる駆動機構63とを備えている。駆動機構63は、一対のガイドレール60,61の間に配設された一対のプーリ64,65と、一対のプーリ64,65間に巻回された無端ベルト66と、一方のプーリ64を回転駆動させる駆動モータ67とを備えている。
一対のプーリ64,65は、一対のガイドレール60,61の両端部間にそれぞれ配設されており、副走査方向に間隔をあけて配置されている。無端ベルト66は、一対のガイドレール60,61間に配設されており、この無端ベルト66に、キャリッジユニット62が連結されている。キャリッジユニット62の基端部62aには、複数の液体噴射ヘッド4が搭載されている。具体的には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4種類のインクに個別に対応する液体噴射ヘッド4Y,4M,4C,4Bが副走査方向に並んで搭載されている。
(液体噴射ヘッド)
図2は、液体噴射ヘッド4の一部破断斜視図である。
同図に示すように、液体噴射ヘッド4は、被記録媒体S(図1参照)に対してインク滴を噴射する噴射部70と、噴射部70と電気的に接続された制御回路基板80と、噴射部70と液体供給管51との間に、それぞれ接続部93,94を介して介在された圧力緩衝器90とをベース41,42上に備えている。圧力緩衝器90は、液体供給管51から噴射部70へインクの圧力変動を緩衝しながら通流させるためのものである。
噴射部70は、圧力緩衝器90に接続部72を介して接続された流路基板71と、電圧が印加されることにより、インクを液滴として被記録媒体Sへと噴射させる液体噴射ヘッドチップ73と、液体噴射ヘッドチップ73と制御回路基板80とに電気的に接続され液体噴射ヘッドチップ73に駆動信号を伝送するためのフレキシブル配線74とを備えている。制御回路基板80は、液体噴射記録装置1の本体制御部(不図示)からのピクセルデータ等の信号に基づいて液体噴射ヘッドチップ73の駆動パルスを生成する駆動部100を備えている。
液体噴射ヘッドチップ73は、図2のZ方向に長手方向を有する略長方形状の圧電アクチュエータと、同Y方向に複数のノズル開口が列設されてなる複数のノズルとを備えている。圧電アクチュエータは、圧力発生素子として、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)からなるものである。また、圧電アクチュエータは、各ノズル開口に連通する圧力発生室と、板状に延びる駆動電極部を有している。
この駆動電極部が、フレキシブル配線74を介して制御回路基板80に電気的に接続されることにより、制御回路基板80から液体噴射ヘッドチップ73に駆動信号が入力される。駆動信号が入力されることにより前記圧力発生室内の圧力変動を発生させ、この圧力変動によりノズル開口からインク滴を吐出させる。
また、圧電アクチュエータの前端面(図2におけるZ方向下側の端面)には、ポリイミドなどからなるノズルプレートが設けられている。ノズルプレートの一方の主面は、圧電アクチュエータへの接合面とされ、他方の主面には、インクの付着等を防止するための撥水性や親水性を有する撥水膜が塗布されている。
また、ノズルプレートには、前述したように、その長手方向に所定の間隔(圧力発生室のピッチと同等の間隔)をあけて複数のノズル孔(ノズル開口)が形成されている。ノズル孔は、ポリイミドフィルムなどのノズルプレートに、例えば、エキシマレーザ装置を用いて形成される。これらノズル孔は、それぞれ圧力発生室に一致して配置されている。
このような構成のもと、圧力緩衝器90(図2参照)内の貯留室から、接続部72,94を介して所定量のインクが流路基板71に供給される。また、流路基板71は、液体噴射ヘッドチップ73の圧力発生室と連通しており、接続部72,94から圧力発生室へとインクを行き渡らせることができる構造になっている。すなわち、圧力発生室はインクが充填されるインク室として機能する一方、流路基板71は、各圧力発生室をそれぞれ連通させる共通インク室として機能する。
(第1実施形態の駆動装置の構成)
図3は、本発明の第1実施形態における駆動装置の構成を示すブロック図である。この図3に示す駆動装置は、図1に示す液体噴射記録装置1が備える液体噴射ヘッド4に内蔵される装置である。より具体的には、図2に示す液体噴射ヘッド4の制御回路基板80上にドライバICとして搭載される駆動装置である。この駆動装置110により、上述した液体噴射ヘッドチップ73内の圧電アクチュエータが駆動される。
なお、圧電アクチュエータは、本実施形態では、各ノズルに対応してインク滴の吐出を行うように駆動される圧電アクチュエータの各構成要素(各ノズルNZに対応する駆動電極部と駆動電極部に対応する駆動部)の部分を、一体構成の圧電アクチュエータと区別するために、圧力発生素子PZTと呼ぶ。そして、「ノズルを駆動する」と言う場合は、より正確には、当該ノズルに対応する圧力発生素子PZTを駆動することを意味する。
この図3に示す駆動装置110は、セレクタ111、設定値記憶素子112、波形生成回路113、シフトレジスタ121、ラッチ回路(ラッチ)122、波形選択回路(波形選択)123、及びレベル変換回路(レベル変換)124を有して構成される。
セレクタ111には、画像データ(或いは設定データ)と、画像データの取込信号であるデータINと、シフトレジスタ121におけるデータシフト(データ転送)を行うためのクロック信号であるシフトCLKが入力される。このセレクタ111は、画像データをデータIN信号に同期して取り込み、この取り込んだ画像データを基に、信号Dを生成して出力する。
このセレクタ111から出力される信号Dは、シフトレジスタ121と、設定値記憶素子112とに向けて出力される。また、セレクタ111は、シフトCLKを、シフトレジスタ121と設定値記憶素子112に向けて出力する。
シフトレジスタ121は、セレクタ111から入力される信号Dを、シフトCLKに同期した周期で順次にシフト(転送)しながら保持する。そして、シフトレジスタ121に印字するデータ(液体噴射ヘッドチップ73で印字するn個のデータ)の全てが入力されると、ピクセルCLKによりこのシフトレジスタ121に保持されたn個の画像データ(より正確には信号D)がラッチ回路122によりラッチされる。また、シフトレジスタ121は、保持する2ビットデータをシフトCLKに同期した周期で順次にシフト(転送)しながら出力信号としてデータOUTに出力する。
設定値記憶素子112には、セレクタ111から上述した信号DとシフトCLKとが入力される。
この設定値記憶素子112は、各ノズルごとの「予備充電開始時間」の情報と、「予備放電開始時間」の情報とを保持している。各ノズルごとの「予備充電開始時間」の情報と、「予備放電開始時間」の情報は、波形生成回路113によって変換され、レベル変換部124において、波形成形の情報として参照される。
また、設定値記憶素子112は、上記信号Dが示す内容に応じた波形設定値(例えば、波形の高さ、及び波形の出力期間等)の信号を生成し、この波形設定値の信号を波形生成回路113に向けて出力する。
波形生成回路113は、設定値記憶素子112に保持されている各ノズルごとの「予備充電開始時間」の情報と、「予備放電開始時間」の情報とを参照し、レベル変換部124における波形成型情報に変換し、レベル変換部124に出力する。
また、波形生成回路113は、設定値記憶素子112から入力した波形設定値の信号から、波形信号Waveを生成して波形選択回路123に出力する。
波形生成回路113は、設定値記憶素子112から入力した波形設定値の信号から、波形信号Wave0、Wave1、Wave2、及びWave3のそれぞれの波形信号Waveを生成して波形選択回路123に出力する。
例えば、波形信号Wave0は、インクの固着を阻止するために圧力発生素子PZTに印加される波形信号である。また、波形信号Wave1は、1滴のインク滴をノズルから吐出させるためのパルスP1の波形信号であり、波形信号Wave2は、2滴のインク滴をノズルから吐出させる際に使用されるパルスP1とパルスP2とに対応する波形信号であり、波形信号Wave3は、3滴のインク滴をノズルから吐出させる際に使用されるパルスP1とパルスP2とパルスP3とに対応する波形信号である。
波形選択回路123は、ラッチ回路122から入力した各ノズルごとの印字データ(上述の信号Dで示される印字データ)の信号に応じて、波形生成回路113から出力される波形信号Wave0〜Wave3のいずれかの信号を選択し、レベル変換回路124に向けて出力する。
波形選択回路123は、ラッチ回路122から入力した信号(2ビットデータ)を基に、各ノズルNZに対応して、波形生成回路113から出力される波形信号Wave0からWave3の何れかを選択し、レベル変換回路124に向けて出力する。
レベル変換回路124は、画像を印字するタイミングにおいて、波形選択回路123から入力した各圧力発生素子PZTごとに設定された波形信号Wave0からWave3を、電源電圧Vdにより電圧レベルを変換し、駆動信号OUT1〜OUTnとして出力する。各圧力発生素子PZTは、このレベル変換回路124から出力される駆動信号OUT1〜OUTnにより駆動される。
図4を参照し、レベル変換回路の詳細を説明する。図4は、本実施形におけるレベル変換回路の構成を説明する図である。
この図4において、各ノズルに対応して設けられている圧力発生素子PZTを負荷Lとして示す。圧力発生素子PZTについて、静電容量Cと内部インピーダンスrの直列回路としてモデル化する。
この図4に示されるレベル変換回路124は、各ノズルに対応する駆動部500と、調整部550とを備える。駆動部500は、ノズルに対応させて設けられている圧力発生素子PZTを負荷Lとして駆動するとともに、負荷Lを駆動する状態を制御する。
駆動部500は、駆動部510(第1駆動部)と、駆動部520(第2駆動部)とを備える。駆動部510は、第1の電流(I1,I1’)を流して負荷Lを駆動する。駆動部520は、第1の電流(I1,I1’)より少ない第2の電流(I2,I2’)を流して負荷Lを駆動する。
調整部550は、駆動部500の駆動部510と駆動部520の駆動状態を制御する制御信号を生成し、駆動部510と駆動部520にそれぞれ供給する。
このような駆動部500は、電流供給能力の異なる特性の異なる駆動部510と駆動部520とを組み合わせることによって、負荷Lを駆動する所望の駆動波形を生成する。
以下、駆動部500が備える各構成について順に説明する。以下の説明において、駆動部500が負荷Lを駆動する状態には、電圧が印加されている状態と、電圧が印加されていない状態とがある。特に明示しない場合、電圧が印加されている状態と電圧が印加されていない状態の何れか一方を第1状態、他方を第2状態ということがある。
駆動部510は、負荷Lに流す第1の電流(I1,I1’)を調整部550からの制御信号に応じて制御する。駆動部510は、主充電部511と、主放電部512とを備える。主充電部511は、負荷Lに流す充電電流(第1の電流(I1))を遮断するスイッチを含む。主放電部512は、負荷Lから流す放電電流(第1の電流(I1’))を遮断するスイッチを含む。主充電部511と主放電部512とにそれぞれ含まれるスイッチは、例えばFETやトランジスタなどの半導体回路素子によって構成されている。駆動部510は、負荷Lを駆動する電力を主に供給する。駆動部510が負荷Lに出力する駆動信号の波形(電圧波形)において、波形の立ち上がりと立ち下がりのタイミングにおける電圧変化率が大きくなるように構成されている。このように、駆動部510が急峻に変化する駆動信号の波形を負荷Lに供給することにより、圧力発生素子PZTの状態を急峻に変化させて、インク滴を吐出させる。
駆動部510における接続を整理する。主充電部511は、電源端子と、出力端子と、制御信号入力端子とを備える。主充電部511の電源端子には、電源Vdが接続され、出力端子には負荷Lが接続される。主放電部512は、接地端子と、出力端子と、制御信号入力端子とを備える。主放電部512の接地端子は、接地(G)され、出力端子には負荷Lが接続される。
駆動部520は、負荷Lに流す第2の電流(I2,I2’)を調整部550からの制御信号に応じて制御する。駆動部520は、予備充電部521と、予備放電部522と、電流制限部5230を備える。予備充電部521は、負荷Lに流す充電電流(第2の電流(I2))を遮断するスイッチを含む。予備放電部522は、負荷Lから流す放電電流(第2の電流(I2’))を遮断するスイッチを含む。予備充電部521と予備放電部522とにそれぞれ含まれるスイッチは、例えばFETやトランジスタなどの半導体回路素子によって構成されている。電流制限部5230は、負荷Lに流す充電電流(第2の電流(I2))と放電電流(第2の電流(I2’))の電流値を制限する。例えば、電流制限部5230は、抵抗であり、そのインピーダンスは、負荷Lに流す充電電流(第2の電流(I2))と放電電流(第2の電流(I2’))と電源電圧Vdに応じて予め定められている。例えば、電流制限部5230が充電電流(第2の電流(I2))と放電電流(第2の電流(I2’))を制限するインピーダンスは、負荷Lとして示されている圧力発生素子PZTが備える内部インピーダンスrより大きな値に設定されている。
駆動部520は、前述の駆動部510と異なり、負荷Lの状態を調整する補助的な電力を供給する。駆動部520が負荷Lに出力する駆動信号の波形(電圧波形)において、波形の立ち上がりと立ち下がりのタイミングにおける電圧変化率が小さくなるように構成されている。そのため、駆動部520から供給される電力によって、直接的に液滴が吐出されることはない。
駆動部520における接続を整理する。予備充電部521は、電源端子と、出力端子と、制御信号入力端子とを備える。予備充電部521の電源端子には、電源Vdが接続され、出力端子には電流制限部5230の一端が接続される。予備放電部522は、接地端子と、出力端子と、制御信号入力端子とを備える。予備放電部522の接地端子は、接地(G)され、出力端子には電流制限部5230の一端が接続される。電流制限部5230の他端には、主充電部511、主放電部512及び負荷Lを接続する接続部が接続される。
次に、調整部550について説明する。このように構成した駆動部510と駆動部520を駆動する制御信号を、調整部550は、以下のように生成する。
調整部550は、駆動部500を制御する制御信号を生成する。調整部550には、各ノズルの特性に応じた設定情報が供給される。供給される設定情報は、各ノズルごとの「予備充電開始時間」の情報と、「予備放電開始時間」の情報とに基づいた情報が供給される。設定情報は、各ノズルごとの予備充電開始と予備放電開始を指定する情報として、連続的に時間を指定する情報や、幾つかの代表値によって時間を指定する情報であってもよい。調整部550は、設定された情報に従って、以下の信号を変化させるタイミングを調整する。
調整部550は、制御信号CONT_C1(第1の制御信号)、制御信号CONT_D1(第1の制御信号)、制御信号CONT_C2(第2の制御信号)、制御信号CONT_D2(第2の制御信号)を生成する。上記の制御信号CONT_C1(第1の制御信号)、制御信号CONT_D1(第1の制御信号)、制御信号CONT_C2(第2の制御信号)、制御信号CONT_D2(第2の制御信号)は、前述の主充電部511、主放電部512、予備充電部521、予備放電部522をそれぞれ制御する制御信号であり、調整部550から各部の制御入力端子に供給され、負荷Lに流す電流の供給を制御する制御信号である。
図5と図6を参照して、駆動部500が生成する駆動波形について説明する。
図5は、従来技術によって生成される駆動波形を示す図である。この図5に示す従来技術の一例として示す構成を例示する。例えば、図4の構成において、駆動部520を備えない、駆動部510だけを備える駆動部を前提とする。
この図5には、波形P1が負荷を充電する駆動波形、波形N1は負荷から放電させる駆動波形、波形Qが負荷に印加される電圧を示す波形がそれぞれ示されている。
波形P1と波形N1において、「ON」と示された状態が、負荷に流す電流を流す状態を示し、「OFF」と示された状態が、負荷に流す電流を遮断した状態を示す。ここで、時刻t2から時刻t4までの期間に、負荷を充電する波形を出力する場合を想定する。このような、駆動方法を行う場合には、出力として得られる波形Qは、電源電圧(V)によって波高値が制限された矩形状の波形になる。このように、例えば、図4の駆動部510だけで負荷の充放電を制御する場合には、波高値が電源電圧に依存する矩形波しか得ることができず、各ノズルの特性のバラツキを吸収することができない。
図6は、本実施形態の駆動部により生成される駆動波形を示す図である。
この図6に示す駆動波形は、本実施形態として示した図4の構成によって得られる波形を示す。
この図6には、波形P1は主充電部511が負荷Lを充電する駆動波形、波形P2は予備充電部521が負荷Lを充電する駆動波形、波形N1は主放電部512が負荷Lから放電させる駆動波形、波形N2は予備放電部522が負荷Lから放電させる駆動波形、波形Qが負荷Lに印加される電圧を示す波形がそれぞれ示されている。
波形P1、波形P2、波形N1、波形N2において、「ON」と示された状態が、各部が負荷Lに流す電流を流す状態を示し、「OFF」と示された状態が、各部が負荷Lに流す電流を遮断した状態を示す。ここで、時刻t1から時刻t4までの期間に、負荷Lを充電した状態に保つ波形を出力する場合を想定する。なお、時刻t1までの期間と、時刻t4以降の期間は、負荷Lに電圧を印加しない状態とする。
時刻t1より前の状態は、先に生成された駆動波形の放電が完了した初期状態を示し、波形P1、波形P2、波形N1、波形N2の順に示すように、主充電部511と予備充電部521と予備放電部522が電流を遮断した「OFF」の状態、主放電部512が電流を流して放電させる「ON」の状態にある。
時刻t1において、予備充電部521、主放電部512の状態を反転させて、予備充電部521(波形P2)だけを「ON」の状態にして、他の各部を「OFF」の状態にする。要するに、負荷Lに対して「予備充電」を行う状態にする。波形Qに示されるように、この状態を保つことにより、時間の経過に従って負荷L(静電容量C)が徐々に充電され、負荷Lの電圧は、時間Δt1が経過すると電圧ΔV1まで充電された状態になる(時刻t2)。
時刻t2において、主充電部511と予備充電部521の状態を反転させて、主充電部511(波形P1)を「ON」の状態にして、他の各部を「OFF」の状態にする。要するに、負荷Lに対して「本充電」を行う状態にする。
すでに、時刻t2に達するまでに、負荷Lの電圧は、「予備充電」によって電圧ΔV1まで充電されていた。主充電部511(波形P1)による充電が開始されると、負荷Lの電圧は、電圧ΔV1から、瞬時に電圧Vまで充電される。このように状態を遷移させることにより、負荷Lの電圧に(V−ΔV1)の変化が発生する。
時刻t3において、主充電部511、予備放電部522の状態を反転させて、予備放電部522(波形N2)だけを「ON」の状態にして、他の各部を「OFF」の状態にする。要するに、負荷Lに対して「予備放電」を行う状態にする。波形Qに示されるように、この状態を保つことにより、時間の経過に従って負荷L(静電容量C)が徐々に放電され、時間Δt2が経過すると電圧ΔV2だけ低下して、電圧(V―ΔV2)が充電された状態になる(時刻t4)。
時刻t4において、主放電部512と予備放電部522の状態を反転させて、主放電部512(波形N1)を「ON」の状態にして、他の各部を「OFF」の状態にする。要するに、負荷Lに対して「本放電」を行う状態にする。
すでに、時刻t4に達するまでに、負荷Lの電圧は、「予備放電」によって電圧(V―ΔV2)が充電された状態になっていた。主放電部512(波形N1)による放電が開始されると、負荷Lの電圧は、電圧Δ(V−ΔV2)から、瞬時に放電が行われことにより基準電位に変化する。このように状態を遷移させることにより、負荷Lの電圧に(V−ΔV2)の電圧変化が発生する。
このように、調整部550が駆動部500を制御することにより、駆動部500から波形Qに示した駆動波形を出力させることができる。
時刻t2において発生する電圧変化は、(V−ΔV1)の電位差による電圧変化として表れる。時刻t4において発生する電圧変化は、(V−ΔV2)の電位差による電圧変化として表れる。このように、電圧ΔV1とΔV2を調整することにより、圧力発生素子PZTに印加する電圧において、瞬時に変化させる電圧の幅を調整することができる。圧力発生素子PZTが液滴を吐出する特性は、圧力発生素子PZTに印加する電圧において、瞬時に変化させる電圧の幅に依存する。そこで、各ノズルにおける液滴の吐出特性に応じて、ΔV1とΔV2を調整することにより、各ノズルにおける液滴の吐出特性のバラツキを吸収することができるようになる。
このように、時刻t2より予め定めたΔt1(所定時間)だけ早い時刻t1から、予備充電部521が負荷Lの充電を開始して、時刻t4より予め定めたΔt2(所定時間)だけ早い時刻t3から、予備放電部522が負荷Lに蓄積された電荷の放電を開始するようにして、各ノズルにおける液滴の吐出特性のバラツキを吸収するようにした。
なお、時刻t2において、主充電部511と予備充電部521の状態を反転させているが、予備充電部521を「OFF」の状態にするタイミングより、主充電部511(波形P1)を「ON」の状態にするタイミングが遅れた場合に、圧力発生室に不要な圧力変動が生じる場合がある。本実施形態においては、主充電部511(波形P1)を「ON」の状態にした後、予備充電部521を「OFF」の状態にするように調整して、圧力発生室に不要な圧力変動が生じないようにする。
なお、時刻t2におけるタイミングの調整を、主充電部511(波形P1)を「ON」の状態にしてから所定の時間が経過した後に、予備充電部521を「OFF」の状態にするように調整してもよい。
また、時刻t4において、主放電部512と予備放電部522の状態を反転させているが、予備放電部522を「OFF」の状態にするタイミングより、主放電部512(波形N1)を「ON」の状態にするタイミングが遅れた場合に、圧力発生室に不要な圧力変動が生じる場合がある。本実施形態においては、主放電部512(波形N1)を「ON」の状態にした後、予備放電部522を「OFF」の状態にするように調整して、圧力発生室に不要な圧力変動が生じないようにする。
なお、時刻t4におけるタイミングの調整を、主放電部512(波形N1)を「ON」の状態にしてから所定の時間が経過した後に、予備放電部522を「OFF」の状態にするように調整してもよい。
上記のように、時刻t2、時刻t4におけるタイミングの調整を行うことにより、圧力発生室に不要な圧力変動が生じないようにすることができるようになる。ただし、各信号を変化させるタイミングの管理を時刻t1、t2、t3、t4の4つのタイミングだけで行うことができず、時刻t2、t4から遅らせたタイミングを管理するため、6つのタイミングの管理を各ノズルごとに行う必要がある。
[第2実施形態]
図7を参照し、駆動部により生成される駆動波形について説明する。図7は、本実施形態の駆動部により生成される駆動波形を示す図である。この図7に示す駆動波形は、本実施形態として示した図4の構成によって得られる波形を示す。
この図7に示す駆動方法は、前述の図6に示した駆動方法における予備充電部521(波形P2)と予備放電部522(波形N2)とについて状態遷移のタイミングを、異なるタイミングに行う駆動方法である。
前述の図6に示した駆動方法においては、時刻t2と時刻t4においてタイミングの調整に注意を要するものであったが、本実施形態に示す駆動方法においては、そのような調整を不要とすることができる。
この図7には、前述の図6と同様に、波形P1は主充電部511が負荷Lを充電する駆動波形、波形P2は予備充電部521が負荷Lを充電する駆動波形、波形N1は主放電部512が負荷Lから放電させる駆動波形、波形N2は予備放電部522が負荷Lから放電させる駆動波形、波形Qが負荷に印加される電圧を示す波形がそれぞれ示されている。
波形P1、波形P2、波形N1、波形N2において、「ON」と示された状態が、各部が負荷Lに流す電流を流す状態を示し、「OFF」と示された状態が、各部が負荷Lに流す電流を遮断した状態を示す。ここで、時刻t1から時刻t4までの期間に、負荷Lを充電した状態に保つ波形を出力する場合を想定する。
時刻t1より前の状態は、先に生成された駆動波形の放電が完了した初期状態を示し、波形P1、波形P2、波形N1、波形N2の順に示すように、主充電部511と予備充電部521が電流を遮断した「OFF」の状態、主放電部512、予備放電部522が電流を流して放電させる「ON」の状態にある。
時刻t1において、予備充電部521、主放電部512、予備放電部522の状態を反転させて、予備充電部521(波形P2)だけを「ON」の状態にして、他の各部を「OFF」の状態にする。要するに、負荷Lに対して「予備充電」を行う状態にする。波形Qに示されるように、この状態を保つことにより、時間の経過に従って負荷L(静電容量C)が徐々に充電され、負荷Lの電圧は、時間Δt1が経過すると電圧ΔV1まで充電された状態になる(時刻t2)。
時刻t2において、主充電部511の状態を反転させて、主充電部511(波形P1)と予備充電部521(波形P2)を「ON」の状態にして、他の各部を「OFF」の状態にする。要するに、負荷Lに対して「本充電」を行う状態にする。
すでに、時刻t2に達するまでに、負荷Lの電圧は、「予備充電」によって電圧ΔV1まで充電されていた。主充電部511(波形P1)による充電が開始されると、負荷Lの電圧は、電圧ΔV1から、瞬時に電圧Vまで充電される。このように状態を遷移させることにより、負荷Lの電圧に(V−ΔV1)の変化が発生する。
時刻t3において、主充電部511、予備充電部521、予備放電部522の状態を反転させて、予備放電部522(波形N2)だけを「ON」の状態にして、他の各部を「OFF」の状態にする。要するに、負荷Lに対して「予備放電」を行う状態にする。波形Qに示されるように、この状態を保つことにより、時間の経過に従って負荷L(静電容量C)が徐々に放電され、時間Δt2が経過すると電圧ΔV2だけ低下して、電圧(V―ΔV2)が充電された状態になる(時刻t4)。
時刻t4において、主放電部512の状態を反転させて、主放電部512(波形N1)と予備放電部522(波形N2)を「ON」の状態にして、他の各部を「OFF」の状態にする。要するに、負荷Lに対して「本放電」を行う状態にする。
すでに、時刻t4に達するまでに、負荷Lの電圧は、「予備放電」によって電圧(V―ΔV2)が充電された状態になっていた。主放電部512(波形N1)による放電が開始されると、負荷Lの電圧は、電圧Δ(V−ΔV2)から、瞬時に放電が行われことにより基準電位に変化する。このように状態を遷移させることにより、負荷Lの電圧に(V−ΔV2)の電圧変化が発生する。
このように、調整部550が駆動部500を制御することにより、駆動部500から波形Qに示した駆動波形を出力させることができる。
時刻t2において発生する電圧変化は、(V−ΔV1)の電位差による電圧変化として表れる。時刻t4において発生する電圧変化は、(V−ΔV2)の電位差による電圧変化として表れる。このように、電圧ΔV1とΔV2を調整することにより、圧力発生素子PZTに印加する電圧において、瞬時に変化させる電圧の幅を調整することができる。圧力発生素子PZTが液滴を吐出する特性は、圧力発生素子PZTに印加する電圧において、瞬時に変化させる電圧の幅に依存する。そこで、各ノズルにおける液滴の吐出特性に応じて、ΔV1とΔV2を調整することにより、各ノズルにおける液滴の吐出特性のバラツキを吸収することができるようになる。
[第3実施形態]
図8を参照し、レベル変換回路の詳細を説明する。図8は、本実施形におけるレベル変換回路の構成を説明する図である。
この図8に示すレベル変換回路124Aは、前述の図4に示したレベル変換回路124における駆動部520(第2駆動部)を、駆動部520A(第2駆動部)とした点が相違する。
駆動部520Aは、負荷Lに流す第2の電流(I2,I2’)を調整部550からの制御信号に応じて制御する。駆動部520Aは、予備充電部521Aと予備放電部522Aとを備える。予備充電部521Aは、負荷Lに流す充電電流(第2の電流(I2))を遮断するスイッチ5211と、電流制限部5231を含む。予備放電部522Aは、負荷Lから流れる放電電流(第2の電流(I2’))を遮断するスイッチ5221と、電流制限部5232を含む。
駆動部520Aにおける接続を整理する。予備充電部521Aは、電源端子と、出力端子と、制御信号入力端子とを備える。予備充電部521Aの電源端子には、電源Vdが接続され、出力端子には主充電部511、主放電部512及び負荷Lが接続される。
予備放電部522Aは、接地端子と、出力端子と、制御信号入力端子とを備える。予備放電部522の接地端子は、接地(G)され、出力端子には主充電部511、主放電部512及び負荷Lを接続する接続部が接続される。
駆動部520Aの構成は、前述の駆動部520と細部が異なるが、駆動部520Aを駆動部520と同様に機能させることができる。
このように、電流制限部を充電用と放電用に分けて構成することも可能である。電流制限部を充電用と放電用に分けて構成したことにより、充電時と放電時の電流を独立に設定することが容易になる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の駆動装置110は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、第1実施形態と第2実施形態に示した駆動法を組み合わせて、駆動波形の立ち上がりの駆動方法を第1実施形態の駆動方法とし、駆動波形の立ち下がりの駆動方法を第2実施形態の駆動方法としてもよい。
また、例えば、第3実施形態に示した、予備充電部521Aは、負荷Lに流す充電電流(第2の電流(I2))を遮断するスイッチ5211と、電流制限部5231とが直列に接続されている。スイッチ5211と電流制限部5231の接続順を、図示した順と逆になるように接続してもよい。
また、予備放電部522Aは、負荷Lから流す放電電流(第2の電流(I2’))を遮断するスイッチ5221と、電流制限部5232とが直列に接続されている。スイッチ5221と電流制限部5232の接続順を、図示した順と逆になるように接続してもよい。
なお、電流制限部5231と電流制限部5232は、何れかを定電流回路として構成してもよい。
1…液体噴射記録装置、4…液体噴射ヘッド、73…液体噴射ヘッドチップ、75…圧電アクチュエータ、100、101…駆動部(駆動装置)、110…駆動装置、111…セレクタ、112…設定値記憶素子、113…波形生成回路、121…シフトレジスタ、122…ラッチ回路、123…波形選択回路、124、124A…レベル変換回路、500…駆動部、510…駆動部(第1駆動部)、520、520A…駆動部(第2駆動部)、550…調整部、521、521A…予備充電部、522、522A…予備放電部

Claims (15)

  1. ノズル開口が設けられたノズルと、前記ノズル開口に連通する圧力発生室と、駆動波形が入力されることにより前記圧力発生室内の圧力変動を発生させる圧力発生素子とを有し、前記圧力変動により前記ノズル開口からインク滴を吐出させる液体噴射ヘッドを駆動する駆動装置であって、
    前記ノズルに対応させて設けられている圧力発生素子を負荷として駆動するとともに、前記負荷を駆動する状態を制御する駆動部
    を備え、
    前記駆動部は、
    第1の電流を流して前記負荷を駆動する第1駆動部と、
    前記第1の電流より少ない第2の電流を流して前記負荷を駆動する第2駆動部と、
    を備え、
    前記負荷を駆動する状態には第1状態と第2状態とが含まれており、
    前記第2駆動部は、
    前記第1駆動部が前記負荷の駆動状態を前記第1状態から前記第2状態に切り替える前記第1の電流を流すタイミングより、予め定められた所定時間早いタイミングから前記第1状態から前記第2状態にする方向の前記第2の電流を流す
    ことを特徴とする駆動装置。
  2. 前記第2駆動部は、
    前記第1駆動部が前記負荷を充電する前記第1の電流を流すタイミングより、予め定められた所定時間早いタイミングから前記負荷を充電する前記第2の電流を流す
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記第2駆動部は、
    前記第1駆動部が前記負荷に蓄積された電荷を放電させる前記第1の電流を流すタイミングより、予め定められた所定時間早いタイミングから前記負荷から放電させる前記第2の電流を流す
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の駆動装置。
  4. 前記第2駆動部は、
    前記第2の電流を流すことによって変化する前記負荷の電圧の変化率が、前記第1の電流を流すことによって変化する前記負荷の電圧の変化率に比べ小さくなるような電流値に前記第2の電流を制限する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の駆動装置。
  5. 前記第2駆動部は、
    前記第1駆動部が前記負荷を充電する前記第1の電流を流すタイミングより、予め定められた所定時間早いタイミングから前記負荷を充電する前記第2の電流を流す予備充電部
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の駆動装置。
  6. 前記第2駆動部は、
    前記第1駆動部が前記負荷に蓄積された電荷を放電させる前記第1の電流を流すタイミングより、予め定められた所定時間早いタイミングから前記負荷から放電させる前記第2の電流を流す予備放電部
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の駆動装置。
  7. 前記第2駆動部は、
    前記負荷を充電する前記第2の電流と前記負荷から放電させる前記第2の電流を制限する電流制限部
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の駆動装置。
  8. 前記電流制限部が前記第2の電流を制限するインピーダンスは、前記圧力発生素子が備える内部インピーダンスより大きな値に設定されている
    ことを特徴とする請求項7に記載の駆動装置。
  9. 前記第1駆動部が前記負荷に蓄積された電荷を放電させている駆動状態から、前記負荷の電荷を放電させる電流を遮断する駆動状態に切り替えるタイミングに、前記第2駆動部が前記負荷の充電を開始するタイミングが同期する
    ことを特徴とする請求項1から請求項8の何れか1項に記載の駆動装置。
  10. 前記第1駆動部が前記負荷を充電している駆動状態から、前記負荷を充電する電流を遮断する駆動状態に切り替えるタイミングに、前記第2駆動部が前記負荷に蓄積された電荷の放電を開始するタイミングが同期する
    ことを特徴とする請求項1から請求項9の何れか1項に記載の駆動装置。
  11. 前記第1駆動部と前記第2駆動部は、
    同じ電圧の電源から前記負荷を駆動する電力が供給されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項10の何れか1項に記載の駆動装置。
  12. 前記負荷を駆動して前記第1状態から前記第2状態に切り替える前記第1の電流を流すように前記第1駆動部を制御する第1の制御信号と、前記第1駆動部が前記第1の電流を流す所定時間前に、前記負荷が前記第1状態から前記第2状態になる方向に前記第2の電流を流すように前記第2駆動部を制御する第2の制御信号とを生成する調整部
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項11の何れか1項に記載の駆動装置。
  13. 請求項1に記載の駆動装置によって駆動される
    ことを特徴とする液体噴射ヘッド。
  14. 請求項13に記載の液体噴射ヘッド
    を備えることを特徴とする液体噴射記録装置。
  15. ノズル開口が設けられたノズルと、前記ノズル開口に連通する圧力発生室と、駆動波形が入力されることにより前記圧力発生室内の圧力変動を発生させる圧力発生素子とを有し、前記圧力変動により前記ノズル開口からインク滴を吐出させる液体噴射ヘッドを駆動する駆動方法であって、
    前記ノズルに対応させて設けられている圧力発生素子を負荷として駆動するとともに、前記負荷を駆動する状態を制御する過程において、
    第1駆動部が第1の電流を流して前記負荷を駆動する過程と、
    第2駆動部が前記第1の電流より少ない第2の電流を流して前記負荷を駆動する過程と
    を含み、
    さらに、前記負荷を駆動する状態には第1状態と第2状態とが含まれており、前記第1駆動部が前記負荷を駆動して前記第1状態から前記第2状態に切り替える前記第1の電流を前記第1駆動部が流す所定時間前に、前記負荷が前記第1状態から前記第2状態になる方向の前記第2の電流を前記第2駆動部が流す過程
    が含まれることを特徴とする駆動方法。
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