JP2013215704A - 篩分け装置 - Google Patents

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【課題】分級精度の優れた篩分け装置を提供すること。
【解決手段】篩分け装置は、原料粉体を供給する供給源と、供給源から供給された原料粉体を分散させる分散装置と、分散装置により分散された原料粉体を篩い分けるスクリーンを有し、スクリーンを通過する第1粉体と、通過しない第2粉体とに分ける篩と、一端が分散装置に接続され、他端が篩のスクリーンに面するように配置された粉体搬送管と、粉体搬送管に気力を付与して、分散装置から粉体搬送管を通して篩のスクリーンに分散された状態の原料粉体を供給する気力発生源とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、気体と混合状態にて搬送される原料粉体を、粉体のサイズに応じて篩い分けをすることで、原料粉体を複数種類の粉体に分級する篩分け装置に関する。
従来、原料粉体を気体に混合させて搬送して、粉体のサイズに応じて複数の種類の粉体に篩い分けをして分級するような篩分け装置として、様々な構成のものが知られている。例えば、原料粉体を細粉と粗粉とに篩い分けをして分級処理するような篩分け装置では、原料粉体として例えばミクロンオーダーの粒径分布を含む、いわゆる微細な粉体が取り扱われる。
このような従来の篩分け装置において、気流により搬送される原料粉体の搬送ルート上に篩を設けることにより、原料粉体のうち篩を通過する粉体(細粉)と通過しない粉体(粗粉)とに分級してそれぞれ回収する篩分け装置が知られている(例えば、特許文献1または2参照)。
特開2000−15482号公報 特開2002−186908号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、原料粉体は粉体であるため、気流により篩に向かって搬送されている間に、凝集が生じる。凝集した原料粉体は、個々の原料粉体のサイズよりも大きな原料粉体の集合体として篩にかけられる。そうすると、本来であれば篩を通過すべき細粉が、凝集することによりサイズが大きくなって篩を通過することができず、粗粉として回収されてしまう場合がある。このような場合、原料粉体を正確に分級することができないため、原料粉体の分級精度が低下してしまう。
また、特許文献2の方法においては、篩の上流側に原料分散板を設けた上で、篩による分級を行っているが、この原料分散板は原料粉体の凝集を防止するものではなく単に原料粉体の流路を分散させて、下方に位置する円形状の篩に対して均一に原料粉体を供給するものである。したがって、このような構成においても原料粉体の凝集を防止することができず、分級精度が低下してしまう。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあって、分級精度の優れた篩い分け装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の第1態様によれば、原料粉体を供給する供給源と、
供給源から供給された原料粉体を分散させる分散装置と、
分散装置により分散された原料粉体を篩い分けるスクリーンを有し、スクリーンを通過する第1粉体と、通過しない第2粉体とに分ける篩と、
一端が分散装置に接続され、他端が篩のスクリーンに面するように配置された粉体搬送管と、
粉体搬送管に気力を付与して、分散装置から粉体搬送管を通して篩のスクリーンに分散された状態の原料粉体を供給する気力発生源とを備える、篩分け装置を提供する。
本発明の第2態様によれば、分散装置による原料粉体の分散は気力発生源の気力により行われる、第1態様に記載の篩分け装置を提供する。
本発明の第3態様によれば、分散装置による原料粉体の分散は気力発生源の気力により原料粉体同士を衝突させて行われる、第2態様に記載の篩分け装置を提供する。
本発明の第4態様によれば、スクリーンが回転するとともに、原料粉体はスクリーンの中心部から偏心した一部のスクリーンに面するように供給され、粉体搬送管の他端の開口面積はスクリーンの面積よりも小さい、第1態様から第3態様のいずれか1つに記載の篩分け装置を提供する。
本発明の第5態様によれば、スクリーンのうち、原料粉体が供給される一部とは異なる他部に対して、気流方向の下流側から上流側に向かって気流を当てる逆洗ノズルをさらに備える、第4態様に記載の篩分け装置を提供する。
本発明の第6態様によれば、スクリーンを介して逆洗ノズルの対向位置に、スクリーンを通過しなかった第2粉体を吸引する吸引ノズルをさらに備える、第5態様に記載の篩分け装置を提供する。
本発明の第7態様によれば、スクリーン下流における篩内部の気流の流量と吸引ノズルが吸引する気流の流量の和が、粉体搬送管が吹き出す気流の流量と逆洗ノズルが吹き出す気流の流量の和よりも大きくなる、第6態様に記載の篩分け装置を提供する。
本発明の第8態様によれば、篩は、気流方向上流側に伸びるケーシングを備え、
粉体搬送管の他端はケーシング内に挿入されており、ケーシングと粉体搬送管との間には外気を取り入れる隙間が設けられている、第7態様に記載の篩分け装置を提供する。
本発明の第9態様によれば、吸引ノズルにより回収された粉体を分散装置に戻す戻しラインと、
戻しラインの途中から分岐する分離ライン上に設けられ、戻しラインから第2粉体を分離させる分離装置と、
戻しラインと分岐ラインとの切り替えを行う切り替え手段とをさらに備える、第6態様から第8態様のいずれか1つに記載の篩分け装置を提供する。
本発明によれば、篩にかける前に粉体分散装置を用いて原料粉体を分散させている。これにより、原料粉体の凝集を抑制することができる。よって、分級精度を向上させることができる。
本発明の一の実施の形態にかかる篩分け装置のフロー図 本発明の実施の形態の篩の断面図 図2Aの篩の外観図 本発明の実施の形態の分散装置の外観図 図3の分散装置の部分拡大図 図4の分散装置の部分拡大図 本発明の実施の形態の分散装置の原理を説明する模式図 本発明の実施の形態の分散装置の模式図 図7の変形例にかかる粉体分散装置の模式図
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の一の実施の形態にかかる篩分け装置の主要な構成について、図1に示すフロー図を用いて説明する。
図1に示すように、篩分け装置1は、原料粉体供給源2と、原粉ローダ3と、原粉吸引ブロワ4と、定量フィーダ5と、分散装置6と、篩7と、細粉回収用バグフィルタ8と、細粉吸引ブロワ9と、細粉受けタンク10と、戻しライン11と、粗粉ローダ12と、分離装置13と、切り替え手段14と、粗粉吸引ブロワ15と、粉体搬送管16と、気力発生源17とを備える。
本実施の形態にかかる篩分け装置1では、例えば0.1μm〜数十μmの粒径分布を含むような原料粉体を気体に混合させた状態(すなわち、固気混合状態)にて搬送して、篩7にて細粉(第1粉体:例えば粒径0.1μm〜10μm程度)と粗粉(第2粉体:例えば10μmを超える粒径)に分級して回収する装置である。
このような原料粉体としては、ファインセラミックス、金属材料、高分子材料、電池・電子材料、複合材料、医薬品材料、食品材料など、電子、エネルギ、医療、食品などの各種技術分野にて用いられる無機物および有機物の微粉を対象とするものである。原料粉体から特定のサイズの粉体を選択的に取り出す処理が本実施の形態にかかる篩分け装置1の篩い分け処理である。また、原料粉体に含まれる特定のサイズの粉体以外の異物を、原料粉体から取り除く処理についても本実施の形態にかかる篩分け装置1の粉体篩い分け処理に含まれる。
原料粉体供給源2は、原料粉体を篩分け装置1内に供給するための装置である。所望量の原料粉体を含むように、原料粉体供給源2には外部から原料粉体が適宜補給される。
原粉ローダ3は、原料粉体供給源2からの原料粉体を受けるローダである。原粉ローダ3の底面部には原料粉体を受けるための開閉可能な蓋(図示せず)が設けられている。蓋は通常閉じられており、原料粉体供給源2から搬送されてきた原料粉体は、蓋により止められて、原粉ローダ3内にて保持される。この状態から原粉ローダ3の蓋を開くと、原粉ローダ3内から原料粉体が重力によって落下・運搬される。
原粉吸引ブロワ4は、原料粉体供給源2から原粉ローダ3へ原料粉体を吸引して搬送するブロワである。原粉吸引ブロワ4は原粉ローダ3を介して原料粉体供給源2に接続されている。
定量フィーダ5は、篩分け装置1内に対して原料粉体を定量供給する装置である。定量フィーダ5は原粉ローダ3の下方に配置・接続されており、原粉ローダ3から原料粉体の供給を受ける。本実施の形態では、例えばスクリュー式のフィーダが用いられる。
分散装置6は、定量フィーダ5にて定量供給された原料粉体を通過させる際に、原料粉体に対してエネルギを付与することにより原料粉体を解砕して分散させる。原料粉体は分散装置6内において、分散装置6に設けられた粉体搬送管16を通って搬送される。また、分散装置6にはクリーンエアを供給する気力発生源17が接続されている。気力発生源17は分散装置6の粉体搬送管16に対して気力を付与する。分散装置6の詳細な構成については後述する。なお、本明細書における「気力」とは、気体による推進力のことをいう。ここでの気体には、空気やガスなどのあらゆる気体が含まれ、例えば空気については、外気や除湿された乾燥空気などが含まれ、ガスについては、窒素ガスやアルゴンガスなどの不活性ガスや各種イオンガスなどが含まれる。
篩7は、分散装置6にて分散されて気体と混合状態にて搬送される原料粉体に対して、細粉(第1粉体)と粗粉(第2粉体)とに選択的に篩い分けて分級する装置である。篩7の詳細な構成については後述する。
細粉回収用バグフィルタ8は、篩7にて篩い分けられて分級された細粉を含む粉体気流を濾過して細粉を回収する。
細粉吸引ブロワ9は、篩7から細粉回収用バグフィルタ8へ、篩7を通過した第1粉体を吸引して搬送するブロワである。細粉吸引ブロワ9は細粉回収用バグフィルタ8を介して篩7に接続されている。細粉吸引ブロワ9により篩7から吸引された第1粉体は細粉回収用バグフィルタ8に到達し、細粉回収用バグフィルタ8の蓋により受け止められて細粉回収用バグフィルタ8内にて保持される。この状態から細粉回収用バグフィルタ8の蓋を開くと、細粉回収用バグフィルタ8内から第1粉体が重力によって落下・運搬される。
細粉受けタンク10は、細粉回収用バグフィルタ8から落下した第1粉体を回収するタンクであり、細粉回収用バグフィルタ8の下方に配置・接続されている。
戻しライン11は、篩7を通過しなかった第2粉体を篩7から回収するライン(管路)である。戻しライン11は、後述する篩7の吸引ノズル22に接続されている。
粗粉ローダ12は、戻しライン11の下流側に接続されたローダであり、戻しライン11によって回収された第2粉体を受ける。粗粉ローダ12の底面部には第2粉体を受ける開閉可能な蓋(図示せず)が設けられている。蓋は通常閉じられており、戻しライン11から搬送されてきた第2粉体は蓋により止められて粗粉ローダ12内にて保持される。粗粉ローダ12は定量フィーダ5にも接続されており、定量フィーダ5の上方に配置される。このような配置によれば、第2粉体が粗粉ローダ12の蓋により止められた状態から蓋を開くと、粗粉ローダ12内から第2粉体が重力によって落下し、定量フィーダ5へ搬送される。定量フィーダ5へ搬送された第2粉体は再度分散装置6により分散されて、篩7にかけられる。
分離装置13は、戻しライン11の途中から分岐する分離ライン26上に設けられた装置であり、戻しライン11を流れていた第2粉体を戻しライン11から分離させる。分離装置13において、例えばサイクロンの原理により第2粉体が分離・回収される。分離装置13を使用する目的は、戻しライン11を連続して使用したときに、篩分け装置1内において粒径の大きな粉体の割合が過剰に大きくなる場合があるため、それを防止することなどである。分離ライン26の下流には、粗粉ローダ12が接続されているため、分離装置13による第2粉体の分離後、第2粉体を輸送していた空気は粗粉ローダ12へと流れる。
切り替え装置14は、第2粉体の流れ方向を戻しライン11から分離ライン26へ切り替えるための装置であり、戻しライン11および分離ライン26上にそれぞれ設けられた2つのバルブにより構成されている。通常は、戻しライン11側のバルブを開いて分離ライン26側のバルブを閉じることにより、戻しライン11から粗粉ローダ12へ第2粉体が直接搬送されるのに対し、切り替え装置14によってバルブの開閉を逆転させると、戻しライン11から分離ライン26へと切り替えられるため、戻しライン11の途中から分離装置13を介して粗粉ローダ12へと流れる流れが発生する。
粗粉吸引ブロワ15は、戻しライン11(若しくは分離ライン26)から第2粉体を吸引して、粗粉ローダ12若しくは分離装置13へ搬送するブロワである。粗粉吸引ブロワ15は分離ライン26を介して粗粉ローダ12および戻しライン11に接続されている。
図1に示すように、篩分け装置1において、上述したそれぞれの装置構成は管路(原料粉体の搬送用配管)にて接続されている。原粉吸引ブロワ4、細粉吸引ブロワ9および粗粉吸引ブロワ15が管路内を吸引することにより、管路内が負圧に保たれて原料粉体の気流(気力)による搬送が行われる。また、分散装置6においては、気力発生源17の気力を用いて原料粉体が搬送される。なお、本実施の形態では、ブロワを用いた真空吸引搬送方式を採用した例について説明するが、原料粉体の搬送方法はその他の方式を採用しても良く、例えば、圧縮空気を用いた圧送方式を採用しても良い。
また、原粉吸引ブロワ4、細粉吸引ブロワ9および粗粉吸引ブロワ15の上流側には、それぞれフィルター4a、9a、15aが設けられており、フィルター4a、9a、15aは第1粉体および第2粉体を通さずに空気を通す機構を有する。フィルター4a、9a、15aにより、ブロワ内に粉体が混入しないようにブロワによる粉体の吸引を行うことができる。
さらに、篩い分け装置1は制御装置18を備え、上述したそれぞれの装置構成の動作は制御装置18によって制御される。
次に、篩7の構成について図面を参照しながら説明する。篩7の断面図を図2Aに示し、外観図を図2Bに示す。図2Aは、図2Bの線D−D沿いの断面図である。
図2Aおよび図2Bに示すように、篩7は、スクリーン19と、ケーシング20と、逆洗ノズル21と、吸引ノズル22とを備えている。
スクリーン19は、格子状の網目を有する円形の板であり、ここで原料粉体の篩い分けが行われる。原料粉体がスクリーン19を通過しようとすると、スクリーン19の格子間の間隔や粉体粒径の大きさなどの関係により、粒径の小さな粉体はスクリーン19を通過するが、粒径の大きな粉体はスクリーン19を通過することができずスクリーン19にて捕捉される。このようにして原料粉体が、スクリーン19を通過する第1粉体とスクリーン19に捕捉される第2粉体とに篩い分けられる。第1粉体および第2粉体の粒径の境界値(境界粒径)はスクリーン19の格子により形成される個々の開口の大きさによって決まるため、第1粉体および第2粉体が予め定めた所望の粒径となるようにスクリーン19の個々の開口の大きさが設定される。
ケーシング20は、篩7の外形を構成する外枠であり、気流方向上流側および下流側が開口した大略円錐台形状(ベルマウス形状)を有する。ケーシング20の気流方向上流側および下流側にはそれぞれ開口23、24が形成されており、開口23および開口24の間にはスクリーン19が設けられ、スクリーン19はケーシング20に固定されている。開口23、24およびスクリーン19は、分散装置6の粉体搬送管16から吹き出される粉体流F3の吹き出し方向に対して垂直に配置され、さらに開口23、24およびスクリーン19の中心軸25が互いに一致するように配置される。また本実施の形態では、篩分け装置1は図示しない回転駆動機構を備えており、回転駆動機構の駆動により、スクリーン19およびケーシング20は中心軸25を中心として一体的に回転している。なお、本実施の形態では、開口23、24およびスクリーン19が粉体流F3の吹き出し方向に対して垂直に配置される場合について説明したが、このような場合に限らず垂直でない角度で配置される場合であっても良い。また、スクリーン19とケーシング20が一体的に回転する場合について説明したが、このような場合に限らず例えばスクリーン19のみが回転する場合であっても良い。
図2Aに示すように、粉体搬送管16の下流側端部26は、ケーシング20内に配置されている。具体的には篩7の上流側の開口23とスクリーン19との間に配置されている。また、粉体搬送管16の下流側端部26は、吹き出す粉体流F3がスクリーン19に面するように配置されている。このような配置において粉体搬送管16から粉体流F3が吹き出されると、粉体流F3はスクリーン19に向かって進む。ここで、粉体搬送管16の下流側端部26の開口面積はスクリーン19の面積よりも小さく設定されているため、粉体搬送管16から吹き出される粉体流F3はスクリーン19の一部に供給される。本実施の形態では、粉体流F3が供給されるスクリーン19の位置を、スクリーン19の中心部(中心軸25)から上方へ偏心した位置としている。
このように粉体流F3はスクリーン19上の中心部から偏心した一部の場所に向かうが、スクリーン19は中心軸25を中心として回転しているため、粉体流F3はスクリーン19の全周にわたって供給されることとなる。よって、スクリーン19の全体を均一に利用しながら原料粉体の篩い分けが行われ、後述する戻しライン11などによる原料粉体の再生利用も円滑に行われる。
また、スクリーン19と下流側の開口24との間には、上流側に向かって気流を吹き出す逆洗ノズル21が設けられている。逆洗ノズル21は、図2Aに示すように、スクリーン19の中心部(中心軸25)から下方へ偏心した位置、すなわち粉体搬送管16から粉体流F3が供給されるスクリーン19の一部とは異なる部分(他部)のスクリーン19に面するように配置されている。
スクリーン19を通過できなかった第2粉体はスクリーン19に捕捉された状態となるか、スクリーン19から落ちてケーシング20上に付着するが、逆洗ノズル21からスクリーン19に対して下流側から上流側へ向かう気流を吹き出すことにより、スクリーン19に捕捉された第2粉体をスクリーン19から取り除きスクリーン19における原料粉体の目詰まりを抑制することができる。また、逆洗ノズル21を粉体搬送管16から粉体流F3が供給されるスクリーン19の一部とは異なる部分(他部)のスクリーン19に面するように配置することにより、粉体流F3の流れを阻害することなくスクリーン19からの第2粉体の除去が行われる。
また、スクリーン19と上流側の開口23との間には、スクリーン19を通過しなかった第2粉体を吸引する吸引ノズル22が配置されている。吸引ノズル22は、前述した戻しライン11に接続されており、スクリーン19から落ちてきた第2粉体や、逆洗ノズル21によりスクリーン19から取り除かれた第2粉体を吸引することにより、戻しライン11へと搬送する。図2Bに示すように、吸引ノズル22が逆洗ノズル21と対向する位置に配置されていることにより、逆洗ノズル21によってスクリーン19から取り除かれる第2粉体を効率的に吸引・回収することができる。
一方で、スクリーン19を通過した第1粉体はさらに下流側へ搬送され、ケーシング20の開口24を通過する。その後、管路を介して細粉回収用バグフィルタ8へと搬送される。
また、本実施の形態の篩7においては、篩7内のスクリーン19下流における流量をQ、吸引ノズル22が吸引する流量をQ、粉体搬送管16が吹き出す流量をQ、逆洗ノズル21が吹き出す流量をQとすると、以下の関係式が成立することにより、篩7の内部が負圧となるように設定される。
[数1]
+Q>Q+Q
このように篩7内部を負圧となるように設定することにより、篩7のスクリーン19に向かって吹き出される粉体流F3の流れを維持・促進し、安定化させる。さらに、図2Aに示すように、粉体搬送管16とケーシング20との間には隙間が形成されているため、ケーシング20内部に負圧が発生している場合には、ケーシング20外部から粉体搬送管16とケーシング20との隙間を介してケーシング20内部へ流れる外気流F4が発生する。外気流F4が生じることにより、外気流F4の間を流れる粉体流F3の流れがさらに安定化するとともに、粉体流F3がケーシング20内部に付着することが抑制される。
上述した篩7の構成によれば、篩7のスクリーン19に原料粉体を供給する事により、スクリーン19を通過する第1粉体と、通過しない第2粉体とに篩い分けて、分級することができる。
また、篩7のスクリーン19が回転するとともに、原料粉体はスクリーン19の中心部から偏心した一部のスクリーン19に面するように供給され、粉体搬送管16の下流側端部26の開口面積がスクリーン19の面積よりも小さく設定されることにより、スクリーン19の面積全体を均一に利用しながら篩分けを行うことができるため、効率的な分級を実現することができる。さらに、逆洗ノズル21が、篩7のスクリーン19のうち原料粉体が供給される一部とは異なる部分(他部)に対して下流側から上流側に向かって気流を当てることにより、スクリーン19からの第2粉体の除去を粉体流F3の流れを阻害することなく円滑に行うことができるとともに、スクリーン19における原料粉体の目詰まりを抑制することができる。
また、スクリーン19を通過しなかった第2粉体を吸引する吸引ノズル22が、スクリーン19を介して逆洗ノズル21の対向位置に設けられることにより、逆洗ノズル21によって取り除かれるスクリーン19上の第2粉体を効率的に吸引・回収することができる。
また、篩7において上述の数1の関係が成立するように気流が流れることにより篩7内部が負圧側となって、粉体流F3の流れが安定化されるため、粉体流F3が篩7の外部へ飛び散るのを抑制することができる。
また、粉体搬送管16の下流側端部26が篩7のケーシング20の内部に配置されるとともに、ケーシング20と粉体搬送管16との間に外気流F4を取り入れる隙間が設けられることにより、外気流F4の間を流れる粉体流F3をスクリーン19に向かって安定的に流すことができ、粉体流F3がケーシング20などに付着するのを抑制することができる。
また、吸引ノズル22で吸引した第2粉体を、戻しライン11に戻すことにより、分散されないで凝集したまま残存していた第2粉体(本来であれば第1粉体として分級されるべき粉体も含む)を再利用することができるため、分級精度を高めることができる。さらに、戻しライン11から分岐する分離ライン26上の分離装置13を用いて第2粉体を分離させることにより第2粉体を回収することができる。なお、本実施の形態では、分離装置13としてサイクロンの原理を利用して粉体を分離させる場合について説明したが、これに限らず例えば、細粉回収用バグフィルタ8と同様のバグフィルタを分離装置13として用いても良い。
次に、分散装置6の詳細な構成について説明する。
分散装置6の外観および内部構造を図3に示す。図3において、(A)は分散装置6の上面図、(B)は側面図、(C)は下面図である。
図3に示すように、分散装置6は、原料粉体の導入口31と、排出口32と、導入口31と排出口32とを連通するように形成された原料粉体の粉体流が流れる粉体流路となる粉体搬送管16とが形成された本体部30を備えている。本体部30には、2箇所のクリーンエアのエア導入口34、35と、それぞれのエア導入口34、35より導入されたクリーンエアを粉体搬送管16内に吹き出す第1噴射口36および第2噴射口37と、それぞれのエア導入口34、35と、第1および第2噴射口36、37を連通するエア流路38、39とが形成されている。
エア導入口34、35は気力発生源17に接続されており、気力発生源17からの気力によってクリーンエアの供給を受ける。
図3(A)および(B)に示すように、原料粉体の導入口31およびエア導入口34、35は、分散装置6の本体部30の上面に開口して形成されており、原料粉体の排出口32は、本体部30の側面に開口して形成されている。
また、図3(A)および(C)に示すように、第1および第2噴射口36、37から吹き出したクリーンエアの第1および第2の気流F1、F2は、粉体搬送管16の流れ方向の中心C1に向かい、中心C1上にて第1および第2の気流F1、F2が衝突するように、それぞれの噴射口36、37が配置されている。なお、第1および第2噴射口36、37は、互いに同一形状(構造)を有するとともに、粉体搬送管16の流れ方向の中心C1に関して対称に配置されている。また、第1および第2の気流F1、F2が衝突する位置を衝突位置Pと称する。
ここで、分散装置6の本体部30における第1噴射口36およびエア流路38の詳細について、図4および図5に示す。なお、図4(A)は、第1噴射口36およびエア流路38付近における上方部分の構造を示す図であり、(B)は下方部分の構造を示す図である。また、図5(A)は、図4(A)におけるA−A線近傍の部分拡大図であり、(B)は図4(B)におけるB−B線近傍の部分拡大図であり、(C)は、A−A線およびB−B線断面を一体的に示す図である。
図4および図5に示すように、エア流路38は、垂直方向から水平方向に向かうように流路が曲げられており、さらにエア導入口34から第1噴射口36に向かうにしたがって、その流路断面が縮小されている。エア流路38の下流側端には、第1噴射口36が形成されており、第1噴射口36は、水平方向の開口幅よりも上下方向(第1方向)の開口長さが長い、いわゆるスリット状の開口として形成されている。本実施の形態の例では、開口幅0.3mm、開口長さ4mmの長方形スリット状に形成されている。第1噴射口36は、水平方向に延在する粉体搬送管16に連通するように開口されている。本実施の形態の例では、第1噴射口36からの第1の気流F1の吹き出し方向が、粉体搬送管16の流れ方向の中心C1に対して、鋭角に傾斜している。このように、第1噴射口36がスリット状に形成されていることにより、第1の気流F1が高速気流(例えば、音速以上)として、粉体搬送管16内に吹き出すことが可能とされている。なお、第2噴射口37およびエア流路39についても同じ構造であるため、その説明は省略する。
図3(B)に示すように、導入口31付近にて上下方向に延在している粉体搬送管16は、その後水平方向に延在して衝突位置Pを通過し、排出口32に連通されており、衝突位置Pの付近では流路断面が拡大されている。
このような構成の分散装置6において、原料粉体に対して解砕および分散が行われる原理について、図6、図7の模式図を用いて説明する。
図6は、分散装置6の本体部30の内部において、粉体搬送管16を流れる粉体流F3と、スリット状の第1噴射口36から吹き出される第1の気流F1と、スリット状の第2噴射口37から吹き出される第2の気流F2との関係を示している。
図6に示すように、スリット状の第1噴射口36から吹き出された第1の気流F1は、上下方向に幅を有する気流として衝突位置Pに向かう。同様に、スリット状の第2噴射口37から吹き出された第2の気流F2は、上下方向に幅を有する気流として衝突位置Pに向かう。粉体搬送管16の流れ方向の中心C1上には、上下方向(第1方向)に延在するように衝突位置Pが設けられており、この衝突位置Pにて第1および第2の気流F1、F2は互いに衝突する。また、第1および第2の気流F1、F2の吹き出し角度θは、粉体搬送管16の流れ方向の中心C1に対して例えば鋭角に設定されている。
一方、粉体流F3は、第1および第2の気流F1、F2を横切るようにして衝突位置Pを通過し、それとともにその流路断面の拡大が行われる。
ここで、図6の模式図を上方から見た模式図を図7に示す。図7に示すように、衝突位置Pでは、高速気流である第1および第2の気流F1、F2が互いに衝突し、衝突位置P付近の領域では、衝突エネルギにより渦流が発生して気流同士が混合される混合領域40が形成される。衝突位置Pおよびこの混合領域40を粉体流F3が通過すると、通過の際に、衝突により生じたエネルギ(例えば、衝突エネルギと称する。)が粉体流F3に含まれる原料粉体に付与される。この衝突エネルギにより原料粉体の凝集が解砕されて分散される。その後、分散された粉体流F3は衝突位置Pの下流側に流れ、流路断面が拡大されることによりその流れが整えられて、分散処理が行われた粉体流F3が排出口32より本体部30の外部へ搬送される。
このような分散装置6の構成によれば、クリーンエアの高速気流である第1および第2の気流F1、F2を粉体搬送管16内にて衝突させ、この衝突により生じるエネルギを原料粉体に作用させることにより、原料粉体の解砕および分散を行うことができる。したがって、高い分散効果を得ることができる。
また、気力発生源17の気力を用いて原料粉体の分散を行うことにより、原料粉体の運搬および分散を同一のエネルギー源である気力発生源17の気力で行うため、篩分け装置1におけるエネルギー効率を向上させることができる。本実施の形態では、上述した構成を有する分散装置6により原料粉体の分散を行う場合について説明したが、その他の気力による分散を行う機構を用いても良い。例えば、回転するブレードにより原料粉体を解砕および分散させるローターや、絞り部を用いて原料粉体を分散させるイジェクタなどを分散装置6として代わりに用いても良い。
また、高速気流を吹き出す第1および第2噴射口36、37は、粉体の混合気流を通過させるものではなく、クリーンエアを通過させるものであるため、流路が絞られた噴射口36、37にて脈動が生じず、また粉体詰まりなども発生しない。したがって、高濃度粉体の分散処理に対して効果的に適用できる。
また、第1および第2噴射口36、37は上下方向に延在するスリット状に形成されている。そのため、特に図6に示すように、上下方向に幅を有する気流F1、F2を、上下方向に延在する衝突位置P(すなわち、点ではなく上下方向に長さを有する位置)にて衝突させることができる。また、粉体流F3の全てが、気流F1、F2のいずれかを横切ることになる。したがって、衝突位置Pを通過する粉体流F3に対して、衝突エネルギを効果的に付与することができる。また、このように衝突エネルギを用いて効果的な分散を実現できるため、分散効果に対するクリーンエアの消費量を抑制することが可能となる。なお、本実施の形態では、粉体流F3の全てが、気流F1、F2のいずれかを横切るような場合を例として説明するが、求められる分散効果の程度によっては、粉体流F3の大半が、気流F1、F2のいずれかを横切り、粉体流F3の一部が気流F1、F2を横切らないような構成を採用することもできる。
また、第1および第2の気流F1、F2の吹き出し角度θが、粉体搬送管16の流れ方向の中心C1に対して例えば鋭角に設定されている。これにより、粉体搬送管16内に導入口31に対して負圧となる部分を形成することができ、導入口31から粉体搬送管16内へ原料粉体を導いて粉体流F3を形成できる。
また、このような分散装置6では、粉体搬送管16と、クリーンエアの2つの噴射口36、37とを設けた構造となるため、装置構成が大型化することなく、効率的な分散処理を行うことができる。
このような構成の分散装置6を篩分け装置1に採用することにより、凝集力が比較的強い微粉体(例えば、10μm以下)を原料粉体として、分散装置6にて効率的な分散処理を行った後、篩7にて確実な分級処理を行うことが可能となる。なお、原料粉体に、エタノールやエチレングリコールなどのアルコールを予め添加(表面付着)しておくと、原料粉体の極性がアルコールの作用によって電気的に中和されることにより、原料粉体同士の吸着および凝集を抑制することができる。これにより、上述した分散装置6による原料粉体の凝集防止効果および分散効果をさらに向上させることができる。あるいは、原料粉体を搬送する搬送媒体(空気やガスなど)にイオンガスを付加することにより、原料粉体の極性を電気的に中和することもできる。
上述の説明では、第1および第2の気流F1、F2の吹き出し角度θが、粉体搬送管16の流れ方向の中心C1に対して鋭角に設定されているような場合を例として説明したが、図8に示すように、吹き出し角度θを例えば90度に設定しても良い。吹き出し角度θを鋭角よりも90度に設定する方が、発生する衝突エネルギを大きくすることができるため、分散効果を高めることができる。ただし、吹き出し角度θを鋭角とした場合には、負圧形成効果が得られるため、粉体搬送管16内に粉体流F3を円滑に導入することが可能となる。なお、吹き出し角度θは、原料粉体の仕様や要求される分散効果に応じて設定あるいは変更しても良い。
第1および第2の気流F1、F2が例えば、音速以上の高速気流である場合を例として説明したが、気流F1、F2の速度は、少なくとも粉体流F3の速度よりも高い速度であれば、衝突エネルギを用いた分散効果を得ることができる。なお、このような原料粉体の粉体流F3の速度は、一般的に20〜30m/s程度の範囲で用いられることが多い。したがって、本発明において、高速気流とは、少なくとも粉体流F3の速度よりも高い速度のことを意味する。
また、第1および第2噴射口36、37の形状としてスリット状の開口を用いる場合を例として説明したが、本発明はこのような場合についてのみ限定されない。第1および第2噴射口を円孔状または正方形孔状に形成しても良く、さらにオリフィス孔状に形成しても良い。ただし、スリット状の開口を用いた場合には、クリーンエアに対する絞り効果を得ながら、一方向に幅を有する気流を吹き出して、粉体流F3との接触効率を高めることが可能となる。
また、上述の説明では、粉体搬送管16の大部分が水平方向に延在するような場合を例として説明したが、粉体搬送管16は鉛直方向に延在しても良く、水平方向に対して傾斜した方向に延在しても良い。
また、定量フィーダ5から分散装置6に導入される原料粉体は、上述の負圧効果を利用して粉体搬送管16内に導入されるようにしても良く、あるいは動力を用いて機械的に粉体搬送管16内に導入しても良い。
また、分散装置6を複数個、並列あるいは直列させて配置するような構成を用いても良い。複数個の分散装置6を用いるような場合、各装置6にそれぞれ異なる種類の原料粉体を導入しても良い。
また、上述の実施の形態では、分散装置6において、1種類の原料粉体に対して分散処理を行うような場合を例として説明したが、複数種類の原料粉体を別々に導入して、原料粉体に対して分散処理を行うとともに、それぞれの原料粉体を混合するようにすることもできる。なお、本明細書において、原料粉体の種類とは、組成だけでなく、大きさ、形状による違いを含む概念を意味する。
なお、上記様々な実施の形態のうちの任意の実施の形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
1 篩分け装置
2 原料粉体供給源
3 原粉ローダ
4 原粉吸引ブロワ
5 定量フィーダ
6 分散装置
7 篩
8 細粉回収用バグフィルタ
9 細粉吸引ブロワ
10 細粉受けタンク
11 戻しライン
12 粗粉ローダ
13 分離装置
14 切り替え手段
15 粗粉吸引ブロワ
16 粉体搬送管
17 気力発生源
18 制御装置
19 スクリーン
20 ケーシング
21 逆洗ノズル
22 吸引ノズル
23 開口
24 開口
25 中心軸
26 下流側端部
30 本体部
31 導入口
32 排出口
33 粉体流路
34 エア導入口
35 エア導入口
36 第1噴射口
37 第2噴射口
38 エア流路
39 エア流路
40 混合領域
F1 第1の気流
F2 第2の気流
P 衝突位置

Claims (9)

  1. 原料粉体を供給する供給源と、
    供給源から供給された原料粉体を分散させる分散装置と、
    分散装置により分散された原料粉体を篩い分けるスクリーンを有し、スクリーンを通過する第1粉体と、通過しない第2粉体とに分ける篩と、
    一端が分散装置に接続され、他端が篩のスクリーンに面するように配置された粉体搬送管と、
    粉体搬送管に気力を付与して、分散装置から粉体搬送管を通して篩のスクリーンに分散された状態の原料粉体を供給する気力発生源とを備える、篩分け装置。
  2. 分散装置による原料粉体の分散は気力発生源の気力により行われる、請求項1に記載の篩分け装置。
  3. 分散装置による原料粉体の分散は気力発生源の気力により原料粉体同士を衝突させて行われる、請求項2に記載の篩分け装置。
  4. スクリーンが回転するとともに、原料粉体はスクリーンの中心部から偏心した一部のスクリーンに面するように供給され、粉体搬送管の他端の開口面積はスクリーンの面積よりも小さい、請求項1から3のいずれか1つに記載の篩分け装置。
  5. スクリーンのうち、原料粉体が供給される一部とは異なる他部に対して、気流方向の下流側から上流側に向かって気流を当てる逆洗ノズルをさらに備える、請求項4に記載の篩分け装置。
  6. スクリーンを介して逆洗ノズルの対向位置に、スクリーンを通過しなかった第2粉体を吸引する吸引ノズルをさらに備える、請求項5に記載の篩分け装置。
  7. スクリーン下流における篩内部の気流の流量と吸引ノズルが吸引する気流の流量の和が、粉体搬送管が吹き出す気流の流量と逆洗ノズルが吹き出す気流の流量の和よりも大きくなる、請求項6に記載の篩分け装置。
  8. 篩は、気流方向上流側に伸びるケーシングを備え、
    粉体搬送管の他端はケーシング内に挿入されており、ケーシングと粉体搬送管との間には外気を取り入れる隙間が設けられている、請求項7に記載の篩分け装置。
  9. 吸引ノズルにより回収された粉体を分散装置に戻す戻しラインと、
    戻しラインの途中から分岐する分離ライン上に設けられ、戻しラインから第2粉体を分離させる分離装置と、
    戻しラインと分岐ラインとの切り替えを行う切り替え手段とをさらに備える、請求項6から8のいずれか1つに記載の篩分け装置。
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