JP2013215690A - ダイコータの塗液の回収機構およびダイコータ - Google Patents

ダイコータの塗液の回収機構およびダイコータ Download PDF

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Abstract

【課題】常に一定の減圧状態を保持することが可能な塗液回収機構を提供すること。
【解決手段】減圧チャンバーと塗液回収タンクを繋ぐ配管の途中に設けられたトラップボックスを備えており、トラップボックスは、塗液を溜め且つ塗液回収タンクに連続的に排出する容器であって、減圧チャンバーからトラップボックスに塗液を導く減圧チャンバー側配管と、トラップボックスに溜まった塗液の液面があるレベル以上になるとオーバーフローして塗液回収タンクに塗液を塗液回収タンクに導く塗液回収タンク側配管と、が接続されてなり、減圧チャンバー側配管の開口部は、トラップボックスの内部でその底面部に向って開口しており、塗液回収タンク側配管の開口部はトラップボックスの内部でその天面部に向って開口しており、減圧チャンバー側配管の開口部は塗液回収タンク側配管の開口部よりトラップボックスの底面部に近い位置に配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ダイコータの塗液の回収方法に関し、更にはダイコータの塗工部の上流側を減圧する減圧チャンバーの減圧状態を常に安定させることができる塗液の回収機構に関する。
液晶テレビや携帯電話のディスプレイの価格低下に伴い、それらの部材として使用されている反射防止フィルムの価格も下降傾向にある。そのため、反射防止フィルムの生産は、ロールツウロール方式での製造が主流となっている。基材フィルムへの塗布方法としては、量産性が高いダイコーティングが採用されることが多くなっている。
ダイコーティングとは、バックロール上を搬送される基材フィルムに対して、ダイヘッド先端と基材フィルムの間に隙間を設け、塗液を塗布する塗工方式のことである。図1に示すように、従来のダイコーティング装置の塗工部の主な構成要素は、バックロール、ダイヘッド、減圧用チャンバー、塗液回収配管などである。
更に、基材フィルムとダイヘッド先端の隙間にできるビード形状を安定化させるために、上流側を減圧することが行われている。(例えば、特許文献1)
図2に示したように、ダイヘッド先端より垂れ落ちて減圧チャンバーの底面部に溜まった塗液は、定期的にバルブを開放して、塗液回収配管を通して塗液回収タンクに回収するが、この時に、図1に示したバルブを開放する必要がある。図1に示すように吸引ブロアによって、減圧チャンバーは減圧状態を維持しているが、バルブを開放することによって、減圧状態が破られて圧力が変動するため、ビードの形状が変化し不安定となるため、塗布が安定して行えなくなるため、塗液を塗液回収タンクに送る時にバルブを開放しなかればならないが、その際には塗工を停止する必要があるという問題がある。
また、図4(A)の破線で囲った部分に示すように、減圧されているのは塗液回収配管のバルブから減圧チャンバーに至る塗液回収配管と減圧チャンバーと減圧チャンバーから吸引ブロアに至る配管の内部であるが、垂れ落ちた塗液が減圧チャンバーの底面部に溜まり、更に図4(B)に示すように、塗液回収配管に溜まって行くと、吸引ブロアが吸引する容積が、時間の経過と共に減少するため、圧力が減少方向に変化するため、ビードの形状が変化し、安定した塗工が行えない、という問題がある。
特開2004−223456号公報
本発明は、上記の問題点に鑑み、常に一定の減圧状態を保持し、且つ塗液を回収することが可能な塗液回収機構を提供することを課題とする。
上記の課題を解決する手段として、本発明の請求項1に記載の発明は、少なくともダイヘッドの上流側に設けられた減圧チャンバーと回収された塗液を溜めておく塗液回収タンクとを備えたダイコータの塗液の回収機構であって、
前記減圧チャンバーと前記塗液回収タンクを繋ぐ配管の途中に設けられたトラップボック
スを備えており、
前記トラップボックスは、塗液を溜め且つ前記塗液回収タンクに連続的に排出することができる容器であって、
前記減圧チャンバーから前記トラップボックスに塗液を導く減圧チャンバー側配管と、前記トラップボックスに溜まった塗液の液面があるレベル以上になるとオーバーフロー
して前記塗液回収タンクに塗液を前記塗液回収タンクに導く塗液回収タンク側配管と、が接続されてなり、
前記減圧チャンバー側配管の開口部は、前記トラップボックスの内部でその底面部に向って開口しており、
前記塗液回収タンク側配管の開口部は前記トラップボックスの内部でその天面部に向って開口しており、
前記減圧チャンバー側配管の開口部は、前記塗液回収タンク側配管の開口部より前記トラップボックスの底面部に近い位置に配置されていることを特徴とするダイコータの塗液の回収機構である。
また請求項2に記載の発明は、減圧チャンバー内部の圧力が大気圧より0.1KPa〜2.0KPaだけ低いことを特徴とする請求項1に記載の塗液の回収機構である。
また請求項3に基材の発明は、請求項1または2に記載のダイコータの塗液の回収機構を備えたことを特徴とするダイコータである。
本発明の塗液の回収機構を備えたダイコータは、減圧チャンバーに溜まった塗液を連続的にトラップボックスからオーバーフローして塗液回収タンクに回収することができ、且つ減圧チャンバー内部の圧力が変動することなく安定に保持されることによりビードの形状が安定することにより、塗膜の形成を良好に実施できるという効果を奏する。
従来のダイコーティング装置の塗工部と塗液回収機構の一例を示す概念図 従来のダイコーティング装置の塗工部のダイヘッド先端部の一例を示す概念図 (A)は本発明のダイコーティング装置の塗工部と塗液回収機構の一例を示す概念図、(B)は本発明の塗液回収機構の中心部であるトラップボックスの一例を示す概念図。 (A)は従来のダイコーティング装置の塗液回収機構において減圧される部位を示した概念図、(B)は従来のダイコーティング装置の塗液回収機構の塗液回収配管の一例についての説明図。
本発明を、図面を用いて詳細に説明する。図3(A)は、本発明のダイコーティング装置の塗工部と塗液回収機構の一例を示す概念図である。減圧チャンバーの底面部には、トラップボックスとの間を接続する減圧チャンバー側配管を設けてあり、溜まった塗液をトラップボックスへと導く。ここで、トラップボックスとは、塗液を一時的に溜める容器であり、排水配管に設けられて下水などからの空気が戻らない排水トラップに使用されるS字型の配管と同じ機能を有するものである。
図3(A)で、塗液が減圧チャンバー側配管からトラップボックスに流れ込むと、トラップボックスに溜まった塗液の液面が上昇して行く。液面がトラップボックスに接続されているもう一つの配管である塗液回収タンク側配管の開口部の高さに達すると、塗液はオーバーフローして、塗液回収タンク側配管を通って塗液回収タンクに導かれる。塗液回収タンク側配管は、塗液回収タンクとトラップボックスを接続する配管であるが、トラップボックスに溜まった塗液をオーバーフローさせるため、トラップボックスの底面部を突き抜け、その開口部をトラップボックスの天面部に向けて開口しており、液面がその開口部より高くなるとオーバーフローする。
図3(B)を用いて説明すると、減圧チャンバー側配管の一方の開口部は、減圧チャンバーの底面部に設けられており、もう一方の開口部はトラップボックスの天面部を突き抜けて、トラップボックス内部で、その開口部をトラップボックスの底面部に向けて配置されている。また、塗液回収タンク側配管の一方の開口部は塗液回収タンク内部に設けられており、もう一方の開口部は、トラップボックスの底面部を突き抜けて、トラップボックスの天面部に向けて設けられている。それら塗液回収タンク側配管と減圧チャンバー側配管のトラップボックス内の開口部の位置関係は、塗液へのトラップ機能を発揮するため、塗液回収タンク側配管の開口部の方が、減圧チャンバー側配管の開口部より、トラップボックスの天面部に近い位置に配置されている。
このことにより、トラップボックスに溜まる塗液の液面が、塗液回収タンク側配管の開口部の高さに到達するまでは、塗液はトラップボックスに溜まるだけであるが、更に塗液がトラップボックスに流れ込み、その液面が塗液回収タンク側配管のトラップボックス内の開口部の高さを超えると、塗液はその開口部からオーバーフローし、塗液回収タンクへと流れ出す。このようにして、従来の塗液回収機構で必要であったバルブ操作無しに、連続的な塗液の回収が可能となる。
また、この間に減圧チャンバー内の圧力は変化することは無い。それは、吸引ブロアが吸引する容積が、一定に保たれる為である。その理由は、図3(B)に示したように、本発明の塗液回収機構では、減圧チャンバーから塗液が減圧チャンバー側配管を通って流れ込んでも、流れ込んだ塗液に相当する量の塗液が回収タンク側配管からオーバーフローして行くためである。一方その間、減圧チャンバー側配管の中のある位置まで塗液の液面が上がっているが、それは吸引ブロアによる減圧状態に対応した位置、即ち、大気圧と均衡する位置である。そのため、吸引ブロアの吸引力が変化しない限りは、吸引する容積は変わらず、減圧チャンバー内の圧力は変化しない。
上記に説明したように、本発明のダイコータの塗液の回収機構を備えたダイコータは、ダイコータの減圧チャンバー内の圧力が、塗液の回収を連続的に行っている間も、一定に保持されるため、ビードの形状が変化せず、良好な塗工を行うことができる。

Claims (3)

  1. 少なくともダイヘッドの上流側に設けられた減圧チャンバーと回収された塗液を溜めておく塗液回収タンクとを備えたダイコータの塗液の回収機構であって、
    前記減圧チャンバーと前記塗液回収タンクを繋ぐ配管の途中に設けられたトラップボックスを備えており、
    前記トラップボックスは、塗液を溜め且つ前記塗液回収タンクに連続的に排出する容器であって、
    前記減圧チャンバーから前記トラップボックスに塗液を導く減圧チャンバー側配管と、前記トラップボックスに溜まった塗液の液面があるレベル以上になるとオーバーフロー
    して前記塗液回収タンクに塗液を前記塗液回収タンクに導く塗液回収タンク側配管と、が接続されてなり、
    前記減圧チャンバー側配管の開口部は、前記トラップボックスの内部でその底面部に向って開口しており、
    前記塗液回収タンク側配管の開口部は前記トラップボックスの内部でその天面部に向って開口しており、
    前記減圧チャンバー側配管の開口部は前記塗液回収タンク側配管の開口部より前記トラップボックスの底面部に近い位置に配置されていることを特徴とするダイコータの塗液の回収機構。
  2. 減圧チャンバー内部の圧力が大気圧より0.1KPa〜2.0KPaだけ低いことを特徴とする請求項1に記載の塗液の回収機構。
  3. 請求項1または2に記載のダイコータの塗液の回収機構を備えたことを特徴とするダイコータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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