JP2013214571A - 部品供給ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】収納テープでのテープの送り方向と直交する方向でのずれを無くし部品取出し位置を安定させると共に、テープがスムーズに送られるようにし、テープの送り方向における部品取出し位置のずれを回避すること。
【解決手段】テープシュート24の上面には、部品取出し位置よりキャリアテープC1の送り方向に離れた位置に、部品取出し位置を通過したキャリアテープC1を送り方向に案内するテープガイド42、43を設ける。
【選択図】図5

Description

本発明は、テープ送り機構により収納テープから電子部品を供給できるようにした部品供給ユニットに関する。
電子部品を供給する部品供給ユニットは、例えば特許文献1などに開示されており、テープ送り装置により順次繰り出される収納テープはテープ案内シュートに案内されて送られ、カバーテープを剥離し、部品取出し位置まで間欠送りする。
特開2010−67933号公報
しかし、収納テープでのテープの送り方向と直交する方向でのずれを無くし部品取出し位置を安定するために、テープ案内シュートでの部品取出し位置の前後に長い距離に渡り収納テープの側面を案内する案内壁を設けた場合には、収納テープの側面がテープ案内シュートの側面に長い距離に渡り擦れ、この擦れによりテープがスムーズに送られない虞があり、ときに、テープの送り方向における部品取出し位置がずれる虞があるという問題がある。
そこで本発明は、収納テープでのテープの送り方向と直交する方向でのずれを無くし部品取出し位置を安定させると共に、テープがスムーズに送られるようにし、テープの送り方向における部品取出し位置のずれを回避することを目的とする。
このため第1の発明は、電子部品を収納した収納テープを送り機構によりテープシュート上を送り、前記収納テープからカバーテープを剥離し、カバーテープが剥離されたキャリアテープを送り、部品取出し位置まで部品を供給できるようにした部品供給ユニットにおいて、前記テープシュートの上面には、前記部品取出し位置より前記キャリアテープの送り方向に離れた位置に、前記部品取出し位置を通過した前記キャリアテープを前記送り方向に案内するテープガイドを設けたことを特徴とする。
また第2の発明は、電子部品を収納した収納テープをスプロケットによりテープシュート上を間欠送りし、前記収納テープからカバーテープを剥離し、カバーテープが剥離されたキャリアテープを送り、部品取出し位置まで部品を供給できるようにした部品供給ユニットにおいて、前記テープシュートの上面には、前記部品取出し位置及び前記スプロケットより前記キャリアテープの送り方向に離れた位置に、前記部品取出し位置を通過した前記キャリアテープを前記送り方向に案内するテープガイドを設けたことを特徴とする。
第3の発明は、請求項1又は2に記載の部品供給ユニットにおいて、部品供給ユニットの前部に設けられて前記収納テープ上の前記収納テープを上方から押圧するサプレッサを備え、このサプレッサには、前記部品取出し位置及び前記カバーテープの剥離位置より上流側に離れた位置に、前記部品取出し位置へ送られる前記キャリアテープを前記送り方向に案内するテープガイドを設けたことを特徴とする。
本発明は、収納テープでのテープの送り方向と直交する方向でのずれを無くし部品取出し位置を安定させると共に、テープがスムーズに送られるようにし、テープの送り方向における部品取出し位置のずれを回避することができる。
部品供給ユニットの側面図である。 部品供給ユニットの要部拡大縦断面図である。 部品供給ユニットの前部の平面図である。 図3に示した部品ユニットのA−A断面図である。 図3に示した部品ユニットのB−B断面図である。 サプレッサを外した状態の部品供給ユニット前部の平面図である。 カバーテープ回収ボックスの断面図である。 カバー及び第1の幅調整板を外した状態のカバーテープ回収ボックスの断面図である。
以下、図1乃至図8に基づいて、部品供給ユニット1について説明する。この部品供給ユニット1はユニット本体であるユニットフレーム21と、図示しない収納テープ供給リールに巻回した状態で順次繰り出された収納テープCを電子部品のピックアップ位置PU(部品取出位置)まで間欠送りするテープ送り機構でありスプロケット(テープ送り装置)22と、電子部品のピックアップ位置の手前で収納テープCのカバーテープCaを引き剥がすための対向して設けられたギア27、27を備えたカバーテープ剥離機構20とを備えている。
図2に示すように、前記収納テープ供給リールから繰り出された収納テープCは、ピックアップ位置PUの手前のテープ経路に配設したサプレッサ23の下側を潜るようにして、ピックアップ位置PUに送り込まれる。このサプレッサ23にはピックアップ用の凹部23Aが形成されている。
また、前記サプレッサ23の前部は、図4に示したように、支持部となる両垂直片31、31とスプロケット22の歯に送り孔が噛み合った収納テープCが外れないように上方から押さえる水平片32とから構成され、概ね断面がコ字形状を呈している。また、サプレッサ23の後部は、図5に示したように、収納テープCのガイドとなる垂直片33と、この垂直片33の内側に固定されたテープガイドであるガイド板34と、収納テープCが外れないように上方から押さえる水平片35とから構成されている。ガイド板34は、後述するテープシュート24の側壁にテープの搬送方向に形成された窪み41との空間に対応して設けられている。
また、サプレッサ23は、前記ユニットフレーム21に係止されると共に、この係止が解除されると垂直片31、31が後部のピン25を支点として回動可能に支持される。そして、このサプレッサ23の前部がロックされると、このサプレッサ23は下方に付勢されて、サプレッサ23は収納テープCやカバーテープ剥離後のキャリアテープCcを上方から後述するテープシュート24に常時押圧し、スプロケット38のテープ送り歯からキャリアテープC1の送り孔が抜けて外れないように作用する。
また、サプレッサ23には、テープ剥離位置であるスリット23Bが形成されており、このスリット23Bを介して収納テープCのカバーテープC2がカバーテープ剥離機構20によりキャリアテープCcから剥離され、収納空間Sを有するカバーテープ回収ボックス26内に収納される。即ち、カバーテープ剥離機構20によりカバーテープC2が剥離された状態で、キャリアテープC1の部品収納部C3に搭載した電子部品Dはスプロケット22によりピックアップ位置36まで送られ、凹部23Aを介して図示しない電子部品装着装置の吸着ノズル18によりピッアップされることとなる。
次に、収納テープCを下方から支持するテープシュート24について、図3乃至図6に基づいて説明する。
テープシュート24の上面には、キャリアテープC1の収納部に対応して窪んだ溝が収納テープCの送り方向に形成され、また、テープシュート24の前部の上面には、開口23Aより前方で、更にスプロケット22の位置より前方の位置であり、開口23Aとサプレッサ23の前端とのほぼ中間位置に、対向して前部テープガイド42、43が形成されている。前部テープガイド42、43はキャリアテープC1の送り方向に沿って並行に設けられ、前部テープガイド42と前部テープガイド43との間隔は、キャリアテープC1の幅より僅かに広く形成されている。また、サプレッサ23の前部の水平壁32の下面には、それぞれの前部テープガイド42、43に対応して凹部36、37が形成されている。
したがって、上述したように、サプレッサ23の前部がロックされ、サプレッサ23が下方に付勢されると、図4に示したように、前部テープガイド42及び前部テープガイド43の上部は、凹部36及び凹部37に入り込み、サプレッサ23によりキャリアテープC1を上方からテープシュート24に確実に常時押圧することができ、スプロケット38のテープ送り歯からキャリアテープC1の送り孔が抜けることを確実に回避することができる。また、キャリアテープC1は部品取出し位置36からテープ送り方向に離れた位置に形成された前部テープガイド42、43によりテープ送り方向と直交する方向へのずれが規制されているので、前部テープガイド42、43と離れた位置の部品取出し位置36でのキャリアテープC1のテープ送り方向と直交する方向へのずれを僅かに抑えることができる。そして、部品取出し位置36から離れた位置であり、スプロケット22より更に下流側の位置で前部テープガイド42、43によりキャリアテープC1のテープ送り方向と直交する方向へのずれを規制することにより、部品取出し位置36に近くに前部テープガイド42、43を設けた場合と比較して、前記ずれを一層僅かに抑えることができる。
更に、テープシュート24の上面のスプロケット22、ピックアップ位置35及びスリット23Bより後方の位置には、上面より上方へ突出した後部テープガイド45が形成されている。そして、後部テープガイド45とテープのガイド板34上部の内側の側面との間隔は収納テープCの幅より僅かに大きい。したがって、部品取出し位置36より上流側の離れた位置で、収納テープCのテープ送り方向と直交する方向へのずれを規制することにより、前部テープガイド42、43と共に、キャリアテープC1のテープ送り方向と直交する方向へのずれを更に僅かに抑えることもできる。
また、前部テープガイド42、43及びガイド板34とは何れも部品取出し位置36から離れた位置の一部に形成或いは設けられているので、収納テープC及びキャリアテープC1のテープ送り方向と直交する方向へのずれを僅かに抑えつつ、前部テープガイド42、43及びガイド板34によるテープ送り方向の影響も僅かに抑えることができる。
以下、カバーテープの回収ボックス26について図7及び図8に基づいて説明する。
回収ボックス26は、電子部品供給ユニット1の後部のユニットフレーム21に着脱自在に設けられ、位置側面が開口した内部がカバーテープC2の収納空間Sとなる回収ボックス本体51と、回収ボックス本体51に複数本のビス52により着脱自在に取り付けられたカバー53と、回収ボックス本体51内に複数本のビス52により着脱自在に取り付けられた第1の幅調整板54とから構成されている。回収ボックス本体51は、その一側面に形成された開口55の周囲に形成され複数のビス穴56が形成された周壁57と、複数のビス穴58が形成された側壁59とから構成されている。
また、カバー53は外板60と、外板60の内面に例えば溶接により固定されて第1の幅調整板54と共に収納空間Sの幅を調節する第2の幅調整板61とから構成されている。そして、収納空間Sの幅62が、例えば4mm幅の収納テープC1に対応し、4mmより僅かに大きくなるように、第1の幅調整板54と第2の調整板61の厚さが設定されている。
したがって、剥離されてギア27、27により入口70から回収ボックス26内に送られて来たカバーテープC2は第1の幅調整板54と第2の調整板61との間、即ち、収納空間Sを第1の幅調整板54及び第2の幅調整板61の壁面に案内されてスムーズに回収ボックス26の奥へ送られるので、カバーテープC2が入口70付近で滞留することを回避でき、カバーテープC2の回収動作をスムーズに行うことができる。
以上のように本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
6 部品供給ユニット
22 送り機構
23 サプレッサ
24 テープシュート
26 回収ボックス
34 ガイド板(テープガイド)
42、43 前部テープガイド
51 回収ボックス本体
53 カバー
54 第1の幅調整板
C 収納テープ

Claims (3)

  1. 電子部品を収納した収納テープを送り機構によりテープシュート上を送り、前記収納テープからカバーテープを剥離し、カバーテープが剥離されたキャリアテープを送り、部品取出し位置まで部品を供給できるようにした部品供給ユニットにおいて、前記テープシュートの上面には、前記部品取出し位置より前記キャリアテープの送り方向に離れた位置に、前記部品取出し位置を通過した前記キャリアテープを前記送り方向に案内するテープガイドを設けたことを特徴とする部品供給ユニット。
  2. 電子部品を収納した収納テープをスプロケットによりテープシュート上を間欠送りし、前記収納テープからカバーテープを剥離し、カバーテープが剥離されたキャリアテープを送り、部品取出し位置まで部品を供給できるようにした部品供給ユニットにおいて、前記テープシュートの上面には、前記部品取出し位置及び前記スプロケットより前記キャリアテープの送り方向に離れた位置に、前記部品取出し位置を通過した前記キャリアテープを前記送り方向に案内するテープガイドを設けたことを特徴とする部品供給ユニット。
  3. 部品供給ユニットの前部に設けられて収納テープ上の収納テープを上方から押圧するサプレッサを備え、このサプレッサには、前記部品取出し位置及び前記カバーテープの剥離位置より上流側に離れた位置に、前記部品取出し位置へ送られる前記キャリアテープを前記送り方向に案内するテープガイドを設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の部品供給ユニット。
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