JP2013214367A - 樹脂組成物、接着剤フィルム、有機エレクトロルミネッセンス素子、有機エレクトロルミネッセンスパネルおよび有機エレクトロルミネッセンス発光装置 - Google Patents
樹脂組成物、接着剤フィルム、有機エレクトロルミネッセンス素子、有機エレクトロルミネッセンスパネルおよび有機エレクトロルミネッセンス発光装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013214367A JP2013214367A JP2012083113A JP2012083113A JP2013214367A JP 2013214367 A JP2013214367 A JP 2013214367A JP 2012083113 A JP2012083113 A JP 2012083113A JP 2012083113 A JP2012083113 A JP 2012083113A JP 2013214367 A JP2013214367 A JP 2013214367A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin composition
- film
- organic
- resin
- mass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
Abstract
【課題】有機EL素子に悪影響を及ぼすことなく封止を行うことにより長期間にわたって安定な発光特性を維持することができる樹脂組成物、接着剤フィルム、有機EL素子、有機ELパネル及び有機EL発光装置を提供する。
【解決手段】エポキシ基を有する化合物もしくは樹脂と金属酸化物の吸水フィラーを含む樹脂組成物であって、該樹脂組成物に含まれる金属酸化物の吸水フィラーの含有量Xが該樹脂組成物の全固形分質量の5質量%以上50質量%未満であり、かつ該Xが、赤外線吸収スペクトルの下記式(I)で表されるピーク面積A、樹脂組成物を塗工して得られたフィルムの厚みD(μm)との関係において、下記式(II)を満たす樹脂組成物、接着剤フィルム、有機EL素子、有機ELパネル及び有機EL発光装置。
式(I) α = 3A/D
式(II) 2.5X−α ≧ 0.05
式中、Aは3600〜3800cm−1で最も高いピークを中心に±10cm−1の範囲の面積を表す。
【選択図】なし
【解決手段】エポキシ基を有する化合物もしくは樹脂と金属酸化物の吸水フィラーを含む樹脂組成物であって、該樹脂組成物に含まれる金属酸化物の吸水フィラーの含有量Xが該樹脂組成物の全固形分質量の5質量%以上50質量%未満であり、かつ該Xが、赤外線吸収スペクトルの下記式(I)で表されるピーク面積A、樹脂組成物を塗工して得られたフィルムの厚みD(μm)との関係において、下記式(II)を満たす樹脂組成物、接着剤フィルム、有機EL素子、有機ELパネル及び有機EL発光装置。
式(I) α = 3A/D
式(II) 2.5X−α ≧ 0.05
式中、Aは3600〜3800cm−1で最も高いピークを中心に±10cm−1の範囲の面積を表す。
【選択図】なし
Description
本発明は、樹脂組成物、接着剤フィルム、有機エレクトロルミネッセンス素子、有機エレクトロルミネッセンスパネルおよび有機エレクトロルミネッセンス発光装置に関する。
有機エレクトロルミネッセンス(以下有機ELと称す)は水分等に弱く製品化のためには外部と遮断する手法が不可欠である。このような方法として、透水性の低位フィルムのガスバリアフィルムで有機ELを覆い、熱で圧着する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。しかしながら、ガスバリアフィルムを熱で圧着する方法は分解ガスが発生し、またフィルムと有機EL間に何ら力が働かないため、空気や水分が入り込みやすい。このため、有機ELを吸水剤の金属酸化物を含む封止材で封止することが行なわれている(特許文献1〜4参照)。
しかしながら、封止材に吸水剤を添加させた場合でも、十分に封止材中の水分の移動を抑制することができず、非発光点や発光面の周囲において発光が得られない表示欠陥、いわゆるダークスポットによる劣化が十分に改善できなかった。
しかしながら、封止材に吸水剤を添加させた場合でも、十分に封止材中の水分の移動を抑制することができず、非発光点や発光面の周囲において発光が得られない表示欠陥、いわゆるダークスポットによる劣化が十分に改善できなかった。
本発明は上記問題を解決し、有機EL素子に悪影響を及ぼすことなく封止を行うことにより長期間にわたってダークスポットの発生等がなく安定な発光特性を維持することができる樹脂組成物、有機エレクトロルミネッセンス素子、有機エレクトロルミネッセンスパネルおよび有機エレクトロルミネッセンス発光装置を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、接着剤層中の水分低減に使用する吸水フィラーの含有量と樹脂組成物の赤外吸収スペクトルさらに樹脂組成物を塗工して得られたフィルムの厚みの間に特定な関係の重要性を見出し、本発明を完成させるに至ったものである。
すなわち、本発明の上記課題は下記の手段により達成された。
(1)エポキシ基を有する化合物もしくは樹脂と金属酸化物の吸水フィラーを含む樹脂組成物であって、該樹脂組成物に含まれる金属酸化物の吸水フィラーの含有量Xが該樹脂組成物の全固形分質量の5質量%以上50質量%未満であり、かつ該Xが、該樹脂組成物の赤外線吸収スペクトルによる下記式(I)で表されるピーク面積A、樹脂組成物を塗工して得られたフィルムの厚みD(μm)との関係において、下記式(II)を満たすことを特徴とする樹脂組成物。
(1)エポキシ基を有する化合物もしくは樹脂と金属酸化物の吸水フィラーを含む樹脂組成物であって、該樹脂組成物に含まれる金属酸化物の吸水フィラーの含有量Xが該樹脂組成物の全固形分質量の5質量%以上50質量%未満であり、かつ該Xが、該樹脂組成物の赤外線吸収スペクトルによる下記式(I)で表されるピーク面積A、樹脂組成物を塗工して得られたフィルムの厚みD(μm)との関係において、下記式(II)を満たすことを特徴とする樹脂組成物。
式(I) α = 3A/D
式(II) 2.5X/100−α ≧ 0.05
式(II) 2.5X/100−α ≧ 0.05
式中、Aは3600〜3800cm−1で最も高いピークを中心に±10cm−1の範囲の面積を表す。
(2)前記吸水フィラーの少なくとも1つの金属酸化物が、MgO、CaOまたはAl2O3であることを特徴とする(1)に記載の樹脂組成物。
(3)前記樹脂組成物が、接着性樹脂組成物であることを特徴とする(1)または(2)に記載の樹脂組成物。
(4)前記樹脂組成物が、有機エレクトロルミネッセンス素子封止用接着性樹脂組成物であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
(5)前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の樹脂組成物からなる接着フィルム。
(6)封止材に(1)〜(4)のいずれか1項に記載の樹脂組成物を用いてなる有機エレクトロルミネッセンス素子。
(7)前記(6)に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を有することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンスパネル。
(8)前記(6)に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を有することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置。
(2)前記吸水フィラーの少なくとも1つの金属酸化物が、MgO、CaOまたはAl2O3であることを特徴とする(1)に記載の樹脂組成物。
(3)前記樹脂組成物が、接着性樹脂組成物であることを特徴とする(1)または(2)に記載の樹脂組成物。
(4)前記樹脂組成物が、有機エレクトロルミネッセンス素子封止用接着性樹脂組成物であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
(5)前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の樹脂組成物からなる接着フィルム。
(6)封止材に(1)〜(4)のいずれか1項に記載の樹脂組成物を用いてなる有機エレクトロルミネッセンス素子。
(7)前記(6)に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を有することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンスパネル。
(8)前記(6)に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を有することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置。
本発明により、有機EL素子に悪影響を及ぼすことなく封止を行うことにより長期間にわたってダークスポットの発生等がなく安定な発光特性を維持することができる樹脂組成物、接着剤フィルム有機エレクトロルミネッセンス素子、有機エレクトロルミネッセンスパネルおよび有機エレクトロルミネッセンス発光装置を提供することができる。
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本発明の樹脂組成物は、有機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL素子)封止用に好適な樹脂組成物である。
有機EL素子の封止は、次のように行われる。
まず、ガラスまたはフィルム基板上に透明電極を約0.1μmの厚みで成膜する。透明電極の成膜に際しては、真空蒸着及びスパッタ等による方法がある。ただし、真空蒸着による成膜は、結晶粒が成長して膜表面の平滑度を低下させることがあり、薄膜ELに適用する場合には絶縁破壊膜や不均一発光の原因を作るため注意を要する。一方、スパッタによる成膜は表面の平滑性がよく、その上に薄膜デバイスを積層する場合に好ましい結果が得られている。続いて、透明電極の上部に正孔輸送層及び有機EL層を0.05μm厚みで順次成膜する。また、有機EL層の上部に背面電極を0.1〜0.3μmの厚みで成膜する。
本発明の樹脂組成物は、有機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL素子)封止用に好適な樹脂組成物である。
有機EL素子の封止は、次のように行われる。
まず、ガラスまたはフィルム基板上に透明電極を約0.1μmの厚みで成膜する。透明電極の成膜に際しては、真空蒸着及びスパッタ等による方法がある。ただし、真空蒸着による成膜は、結晶粒が成長して膜表面の平滑度を低下させることがあり、薄膜ELに適用する場合には絶縁破壊膜や不均一発光の原因を作るため注意を要する。一方、スパッタによる成膜は表面の平滑性がよく、その上に薄膜デバイスを積層する場合に好ましい結果が得られている。続いて、透明電極の上部に正孔輸送層及び有機EL層を0.05μm厚みで順次成膜する。また、有機EL層の上部に背面電極を0.1〜0.3μmの厚みで成膜する。
これらの素子の成膜を終えたガラスまたはフィルム基板の上部に本発明の熱硬化型の樹脂組成物をロールラミネータ等で転写する。この時、本発明の熱硬化型の樹脂組成物は予め基体フィルム(離型フィルム)上に延展されフィルム状に形成されていて、このフィルム状に形成された熱硬化型組成物をロールラミネータで転写する。次いで、転写した熱硬化型の樹脂組成物の上から非透水性ガラスまたはフィルム基板を重ね合せる。これを、真空ラミネータ装置を用いて加熱圧着させ、上下基板の仮固着を行う。その後、加熱し、この加熱工程の温度で熱硬化型樹脂を完全硬化させる。なお、この加熱工程における加熱硬化の温度は、有機EL素子にダメージを与えないように120℃以下で行うことが望ましい。なお、上記において、貼り合わせが逆であってもかまわない。
<樹脂組成物および接着剤層>
本発明の樹脂組成物は、少なくとも、エポキシ基を有する化合物もしくは樹脂と金属酸化物の吸水フィラーを含む樹脂組成物である。
本発明においては、該樹脂組成物に含まれる金属酸化物の吸水フィラーの含有量X質量%が該樹脂組成物の全固形分質量の5質量%以上50質量%未満であり、かつ該Xが、該樹脂組成物の赤外線吸収スペクトルと樹脂組成物を塗工して得られたフィルムの厚みD(μm)による下記式(I)で表されるαとの関係において、下記式(II)を満たす。
本発明の樹脂組成物は、少なくとも、エポキシ基を有する化合物もしくは樹脂と金属酸化物の吸水フィラーを含む樹脂組成物である。
本発明においては、該樹脂組成物に含まれる金属酸化物の吸水フィラーの含有量X質量%が該樹脂組成物の全固形分質量の5質量%以上50質量%未満であり、かつ該Xが、該樹脂組成物の赤外線吸収スペクトルと樹脂組成物を塗工して得られたフィルムの厚みD(μm)による下記式(I)で表されるαとの関係において、下記式(II)を満たす。
式(I) α = 3A/D
式(II) 2.5X/100−α ≧ 0.05
式(II) 2.5X/100−α ≧ 0.05
式中、Aは3600〜3800cm−1で最も高いピークを中心に±10cm−1の範囲の面積を表す。
ここで、Dはフィルム厚みを表すが、式(I)、(II)の関係は、塗工前の樹脂組成物に対しては、この樹脂組成物を20μmのフィルム厚みに塗工した場合の樹脂組成物の特性であって、Dは20μmとなり、塗工後の樹脂組成物に対しては、塗工後の該樹脂組成物のフィルム厚み(接着剤層厚み)をDとするものである。
上記(II)式における2.5X/100−α値は、0.05以上2.0以下が好ましく、0.10以上1.3以下がより好ましい。
また、金属酸化物の吸水フィラーの含有量Xは、該樹脂組成物の全固形分質量の5質量%以上50質量%未満が好ましく、5質量%以上40質量%以下がより好ましい。
また、金属酸化物の吸水フィラーの含有量Xは、該樹脂組成物の全固形分質量の5質量%以上50質量%未満が好ましく、5質量%以上40質量%以下がより好ましい。
〔FT−IRスペクトルのピーク面積Aの測定〕
FT−IRスペクトルのピーク面積Aは以下のようにして測定して求められる。
フーリエ変換赤外分光光度計(例えば、製品名Nicolet6700、サーモフィッシャーサイエンティフィック製)を使用し、上記部分を乳鉢で粉砕し、KBrペレットにして測定試料を調合し、透過光にて赤外線吸収スペクトルを測定する。
得られた透過スペクトル(吸光度−波数での波長)上で、3600cm−1〜3800cm−1における最大の吸収波長λmaxを中心に±10cm−1の範囲の吸収面積をAとしてそれぞれの面積を求める。
この値とフィルム厚み(樹脂層厚み)Dから、α=3A÷Dにより、αを算出する。
FT−IRスペクトルのピーク面積Aは以下のようにして測定して求められる。
フーリエ変換赤外分光光度計(例えば、製品名Nicolet6700、サーモフィッシャーサイエンティフィック製)を使用し、上記部分を乳鉢で粉砕し、KBrペレットにして測定試料を調合し、透過光にて赤外線吸収スペクトルを測定する。
得られた透過スペクトル(吸光度−波数での波長)上で、3600cm−1〜3800cm−1における最大の吸収波長λmaxを中心に±10cm−1の範囲の吸収面積をAとしてそれぞれの面積を求める。
この値とフィルム厚み(樹脂層厚み)Dから、α=3A÷Dにより、αを算出する。
上記式(I)3600cm−1〜3800cm−1はO−H伸縮振動が3650〜3590cm−1であり、水酸化マグネシウムのO−H伸縮振動が3698cm−1、水酸化カルシウムのO−H伸縮振動が3643cm−1である。従って、このAのピーク面積は水の量と金属酸化物が吸水して不可逆的に金属水酸化物に変化した化合物の水酸基量の合計であり、結果的に吸水量を見積もることができる。
FT−IRスペクトルのピーク面積はフィルム厚みに依存するため厚みで規格化することで式(I)により、測定時点での樹脂組成物中の吸水量を見積もることができる。
FT−IRスペクトルのピーク面積はフィルム厚みに依存するため厚みで規格化することで式(I)により、測定時点での樹脂組成物中の吸水量を見積もることができる。
上記式(II)は、系中に含まれる吸水活性のある金属酸化物の量を意味している。具体的には2.5X/100が系中に導入された金属酸化物の吸水活性を示しており、αの値が失活量を表す指標となる。吸水活性から失活量を減算した値、即ち、2.5X/100−α値が0.05以上であることが十分に吸水可能であることを意味している。
2.5X/100−α値が0.05以下であると、高温多湿下では、発光素子の必要特性を満たさないことがわかった。
このことから、吸水フィラーが測定時点以降、どれだけ吸水能力があるのかが判定できる。
2.5X/100−α値が0.05以下であると、高温多湿下では、発光素子の必要特性を満たさないことがわかった。
このことから、吸水フィラーが測定時点以降、どれだけ吸水能力があるのかが判定できる。
本発明の樹脂組成物は、硬化型の樹脂組成物であり、この樹脂組成物を半硬化させた接着フィルム状態とすることが取り扱い性の面から好ましい。
すなわち、樹脂組成物からなるフィルム状の接着剤層を形成するものであり、該接着剤層の両面または片面に剥離フィルムを仮着させることが取り扱い性の面からより好ましい。
すなわち、樹脂組成物からなるフィルム状の接着剤層を形成するものであり、該接着剤層の両面または片面に剥離フィルムを仮着させることが取り扱い性の面からより好ましい。
このため、以下、樹脂組成物を接着剤層と称して説明する。
接着剤層としては、硬化性成分を含むものからなる。
これらの硬化性成分を硬化させる目的で各成分の硬化剤を適宜使用することもできる。
接着剤層の厚さは、3〜100μmが好ましく、10〜50μmがより好ましい。
接着剤層としては、硬化性成分を含むものからなる。
これらの硬化性成分を硬化させる目的で各成分の硬化剤を適宜使用することもできる。
接着剤層の厚さは、3〜100μmが好ましく、10〜50μmがより好ましい。
(バインダー樹脂)
接着剤層には、フィルムに可とう性を付与する目的でバインダー樹脂を使用することができる。このようなバインダー樹脂は質量平均分子量が5,000以上であることが好ましく、特に1〜3万であることがより好ましい。質量平均分子量が5,000以上であると、シート状またはフィルム状としたときの可とう性、強度、タック性が適当である。また、フロー性が適度なため配線の回路充填性が確保できる。なお、本発明において、質量平均分子量とは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定し、標準ポリスチレン検量線を用いて換算した値を示す。
また、バインダー樹脂のガラス転移温度(Tg)は、−20〜80℃が好ましく、0〜60℃がより好ましい。
接着剤層には、フィルムに可とう性を付与する目的でバインダー樹脂を使用することができる。このようなバインダー樹脂は質量平均分子量が5,000以上であることが好ましく、特に1〜3万であることがより好ましい。質量平均分子量が5,000以上であると、シート状またはフィルム状としたときの可とう性、強度、タック性が適当である。また、フロー性が適度なため配線の回路充填性が確保できる。なお、本発明において、質量平均分子量とは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定し、標準ポリスチレン検量線を用いて換算した値を示す。
また、バインダー樹脂のガラス転移温度(Tg)は、−20〜80℃が好ましく、0〜60℃がより好ましい。
このようなバインダー樹脂としては、(メタ)アクリル系ポリマー、ゴム系ポリマー、フェノキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂等が挙げられる。これらは1種でも2種以上併用してもよい。
このうち、本発明においては、ポリエステル樹脂、フェノキシ樹脂が好ましい。
ポリエステル系ポリマーは、多価カルボン酸成分とポリオール(グリコール)成分との重縮合により得られるポリマーである。当該多価カルボン酸として、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、トリメリット酸等の公知のものが挙げられる。また、上記ポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコールなどの脂肪族アルコールや、ポリエチレングリコールやポリプロピレングリコールなどのポリエーテルポリオールなどが挙げられる。
このうち、本発明においては、ポリエステル樹脂、フェノキシ樹脂が好ましい。
ポリエステル系ポリマーは、多価カルボン酸成分とポリオール(グリコール)成分との重縮合により得られるポリマーである。当該多価カルボン酸として、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、トリメリット酸等の公知のものが挙げられる。また、上記ポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコールなどの脂肪族アルコールや、ポリエチレングリコールやポリプロピレングリコールなどのポリエーテルポリオールなどが挙げられる。
フェノキシ樹脂としては、例えば、ビスフェノールA骨格、ビスフェノールF骨格、ビスフェノールS骨格、ビスフェノールアセトフェノン骨格、ノボラック骨格、ビフェニル骨格、フルオレン骨格、ジシクロペンタジエン骨格、ノルボルネン骨格、ナフタレン骨格、アントラセン骨格、アダマンタン骨格、テルペン骨格、トリメチルシクロヘキサン骨格から選択される1種以上の骨格を有するものが挙げられる。これらは1種または2種以上を使用してもよい。
フェノキシ樹脂の市販品としては、具体的には、ジャパンエポキシレジン(株)製1256、4250(ビスフェノールA骨格含有フェノキシ樹脂)、ジャパンエポキシレジン(株)製YX8100(ビスフェノールS骨格含有フェノキシ樹脂)、ジャパンエポキシレジン(株)製YX6954(ビスフェノールアセトフェノン骨格含有フェノキシ樹脂)、ユニオンカーバイド社製PKHH(質量平均分子量(Mw)42,600、数平均分子量(Mn)11200)、東都化成(株)製FX280、FX293、ジャパンエポキシレジン(株)製YL7553BH30、YL6794、YL7213、YL7290、YL7482等が挙げられ、なかでもジャパンエポキシレジン(株)製1256(ビスフェノールA骨格含有フェノキシ樹脂)、ジャパンエポキシレジン(株)製YX8100(ビスフェノールS骨格含有フェノキシ樹脂)、ジャパンエポキシレジン(株)製YX6954(ビスフェノールアセトフェノン骨格含有フェノキシ樹脂)、ユニオンカーバイド社製PKHH(質量平均分子量(Mw)42,600、数平均分子量(Mn)11,200)が好ましい。
バインダー樹脂の樹脂組成物中の含有量は、固形分(不揮発成分)で全樹脂組成物100質量部に対し、10〜90質量部が好ましく、30〜70質量部がより好ましい。
(硬化成分)
硬化性成分とは、熱、光などにより硬化反応を起こす組成物をいう。具体的には例えば、接着剤に使用される公知のポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエステルイミド樹脂、フェノキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、メラミン樹脂等やその混合物が挙げられる。
硬化性成分とは、熱、光などにより硬化反応を起こす組成物をいう。具体的には例えば、接着剤に使用される公知のポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエステルイミド樹脂、フェノキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、メラミン樹脂等やその混合物が挙げられる。
エポキシ樹脂は、硬化して接着作用を呈するものであれば特に制限はないが、二官能基以上で、好ましくは分子量もしくは質量平均分子量が5,000未満、より好ましくは3,000未満のエポキシ樹脂が使用できる。また、好ましくは分子量が500以上、より好ましくは800以上のエポキシ樹脂が使用できる。
例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、脂肪族鎖状エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂、ビフェノールのジグリシジリエーテル化物、ビフェニルアラリキル型のエポキシ樹脂、ナフタレンジオールのジグリシジリエーテル化物、フェノール類のジグリシジリエーテル化物、アルコール類のジグリシジルエーテル化物、及びこれらのアルキル置換体、ハロゲン化物、水素添加物などの二官能エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂が挙げられる。また、多官能エポキシ樹脂や複素環含有エポキシ樹脂等、一般に知られているものを適用することもできる。これらは単独または二種類以上を組み合わせて使用することができる。さらに、特性を損なわない範囲でエポキシ樹脂以外の成分が不純物として含まれていてもよい。
例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、脂肪族鎖状エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂、ビフェノールのジグリシジリエーテル化物、ビフェニルアラリキル型のエポキシ樹脂、ナフタレンジオールのジグリシジリエーテル化物、フェノール類のジグリシジリエーテル化物、アルコール類のジグリシジルエーテル化物、及びこれらのアルキル置換体、ハロゲン化物、水素添加物などの二官能エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂が挙げられる。また、多官能エポキシ樹脂や複素環含有エポキシ樹脂等、一般に知られているものを適用することもできる。これらは単独または二種類以上を組み合わせて使用することができる。さらに、特性を損なわない範囲でエポキシ樹脂以外の成分が不純物として含まれていてもよい。
本発明においては、少なくとも2つのエポキシ基を有するエポキシ樹脂が好ましく、ビスフェノール型エポキシ樹脂(グリシジル基でフェノールの水酸基がエーテル化されたp−連結のビスフェノールもしくはノボラック型樹脂)、ビフェニルアラリキル型のエポキシ樹脂がより好ましく、ビスフェノール型エポキシ樹脂が特に好ましい。なお、ビスフェノール型エポキシ樹脂には、上記のビスフェノールA型エポキシ樹脂以外に、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂が知られており、これらが好ましいが、なかでもビスフェノールA型エポキシ樹脂が好ましい。
エポキシ樹脂のエポキシ当量は100〜1000g/eqが好ましく、150〜500g/eqがより好ましい。
エポキシ樹脂のエポキシ当量は100〜1000g/eqが好ましく、150〜500g/eqがより好ましい。
硬化樹脂の樹脂組成物中の含有量は、固形分(不揮発成分)で全樹脂組成物100質量部に対し、10〜70質量部が好ましく、20〜60質量部がより好ましい。
(硬化剤)
エポキシ樹脂の硬化剤としては、例えば、フェノール系硬化剤(樹脂)が好ましい。
フェノール系硬化剤(樹脂)としては、アルキルフェノール、多価フェノール、ナフトール、ビフェニレン等のフェノール類とアルデヒド類との縮合物等が特に制限されることなく用いられる。これらのフェノール系樹脂に含まれるフェノール性水酸基は、エポキシ樹脂のエポキシ基と加熱により容易に付加反応して、耐衝撃性の高い硬化物を形成できる。
フェノール系樹脂の水酸基当量は50〜300g/eqが好ましく、95〜240g/eqがより好ましい。
エポキシ樹脂の硬化剤としては、例えば、フェノール系硬化剤(樹脂)が好ましい。
フェノール系硬化剤(樹脂)としては、アルキルフェノール、多価フェノール、ナフトール、ビフェニレン等のフェノール類とアルデヒド類との縮合物等が特に制限されることなく用いられる。これらのフェノール系樹脂に含まれるフェノール性水酸基は、エポキシ樹脂のエポキシ基と加熱により容易に付加反応して、耐衝撃性の高い硬化物を形成できる。
フェノール系樹脂の水酸基当量は50〜300g/eqが好ましく、95〜240g/eqがより好ましい。
さらに、フェノール系樹脂には、フェノールノボラック樹脂、o−クレゾールノボラック樹脂、p−クレゾールノボラック樹脂、t−ブチルフェノールノボラック樹脂、ジシクロペンタジエンクレゾール樹脂、ポリパラビニルフェノール樹脂、ビスフェノールA型ノボラック樹脂、フェノールビフェニレン樹脂、あるいはこれらの変性物等が好ましく用いられる。
その他の硬化剤として、熱活性型潜在性エポキシ樹脂硬化剤を使用することもできる。この硬化剤は、室温ではエポキシ樹脂と反応せず、ある温度以上の加熱により活性化し、エポキシ樹脂と反応するタイプの硬化剤である。活性化方法としては、加熱による化学反応で活性種(アニオン、カチオン)を生成する方法、室温付近ではエポキシ樹脂中に安定に分散しており高温でエポキシ樹脂と相溶・溶解し、硬化反応を開始する方法、モレキュラーシーブ封入タイプの硬化剤により高温で溶出して硬化反応を開始する方法、マイクロカプセルによる方法等が存在する。
熱活性型潜在性エポキシ樹脂硬化剤としては、各種のオニウム塩や、二塩基酸ジヒドラジド化合物、ジシアンジアミド、アミンアダクト硬化剤、イミダゾール化合物等の高融点活性水素化合物等を挙げることができる。
硬化剤の含有量は、エポキシ樹脂に対する水酸基当量が0.5〜2が好ましく、0.8〜1.2がより好ましい。
硬化剤の含有量は、エポキシ樹脂に対する水酸基当量が0.5〜2が好ましく、0.8〜1.2がより好ましい。
(硬化促進剤)
また、助剤として硬化促進剤等を使用することもできる。本発明に用いることができる硬化促進剤としては特に制限がなく、例えば、第三級アミン、イミダゾール類、第四級アンモニウム塩などを用いることができる。本発明において好ましく使用されるイミダゾール類としては、例えば、2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾリウムトリメリテート等が挙げられ、これらは1種または2種以上を併用することもできる。イミダゾール類は、例えば、四国化成工業(株)から、2E4MZ、2PZ、2PZ−CN、2PZ−CNSという商品名で市販されている。
硬化促進剤の含有量は、エポキシ樹脂100質量部に対し、硬化促進剤は0.02〜5質量部が好ましく、0.1〜2質量部がより好ましい。
また、助剤として硬化促進剤等を使用することもできる。本発明に用いることができる硬化促進剤としては特に制限がなく、例えば、第三級アミン、イミダゾール類、第四級アンモニウム塩などを用いることができる。本発明において好ましく使用されるイミダゾール類としては、例えば、2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾリウムトリメリテート等が挙げられ、これらは1種または2種以上を併用することもできる。イミダゾール類は、例えば、四国化成工業(株)から、2E4MZ、2PZ、2PZ−CN、2PZ−CNSという商品名で市販されている。
硬化促進剤の含有量は、エポキシ樹脂100質量部に対し、硬化促進剤は0.02〜5質量部が好ましく、0.1〜2質量部がより好ましい。
(吸水フィラー)
接着剤層中の水分低減、低透湿とするために吸水フィラーを含有する。
本発明では吸水フィラーとして金属酸化物を使用する。金属酸化物は特に限定されず、例えば、シリカゲル、モレキュラーシーブ、酸化マグネシウム(MgO)、酸化カルシウム(CaO)、酸化アルミニウム(Al2O3)、酸化バリウム、酸化ストロンチウム等の金属酸化物等が挙げられ、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化アルミニウムが好ましく、酸化マグネシウム、酸化カルシウムがより好ましい。吸水フィラーの平均粒径は0.1〜10μmの範囲の粒子であることが好ましく、より好ましくは0.5〜5μmであることが好ましい。平均粒径が0.1μm以下だと、表面積が非常に大きいことから吸水活性が高すぎ、フィルム作製中に失活してしまう可能性が高くなる。また、10μm以上になると、フィルム状にした際に平滑な面が得られない、吸水フィラーの吸水能が得られない等の問題が生じることがある。
吸水フィラーの含有量は、樹脂組成物の全固形分(不揮発成分)の5質量%以上50質量%未満であり、10質量%以上40質量%以下が好ましい。
接着剤層中の水分低減、低透湿とするために吸水フィラーを含有する。
本発明では吸水フィラーとして金属酸化物を使用する。金属酸化物は特に限定されず、例えば、シリカゲル、モレキュラーシーブ、酸化マグネシウム(MgO)、酸化カルシウム(CaO)、酸化アルミニウム(Al2O3)、酸化バリウム、酸化ストロンチウム等の金属酸化物等が挙げられ、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化アルミニウムが好ましく、酸化マグネシウム、酸化カルシウムがより好ましい。吸水フィラーの平均粒径は0.1〜10μmの範囲の粒子であることが好ましく、より好ましくは0.5〜5μmであることが好ましい。平均粒径が0.1μm以下だと、表面積が非常に大きいことから吸水活性が高すぎ、フィルム作製中に失活してしまう可能性が高くなる。また、10μm以上になると、フィルム状にした際に平滑な面が得られない、吸水フィラーの吸水能が得られない等の問題が生じることがある。
吸水フィラーの含有量は、樹脂組成物の全固形分(不揮発成分)の5質量%以上50質量%未満であり、10質量%以上40質量%以下が好ましい。
(その他の添加剤)
接着剤層には、シランカップリング剤を含有してもよい。
シランカップリング剤としては、具体的には3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルメチルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、N−(2−(ビニルベンジルアミノ)エチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラン塩酸塩、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン等のシランカップリング剤等が挙げられる。これらのシランカップリング剤は2種類以上を混合してもよい。これらの中でも、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(KBM−403:信越化学工業社製)は、エポキシ樹脂との相性がよく、安定性に優れているため好ましい。シランカップリング剤の含有量は、バインダー樹脂100質量部に対して0.05〜100質量部が好ましく、0.1〜10質量部がより好ましい。
接着剤層には、シランカップリング剤を含有してもよい。
シランカップリング剤としては、具体的には3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルメチルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、N−(2−(ビニルベンジルアミノ)エチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラン塩酸塩、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン等のシランカップリング剤等が挙げられる。これらのシランカップリング剤は2種類以上を混合してもよい。これらの中でも、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(KBM−403:信越化学工業社製)は、エポキシ樹脂との相性がよく、安定性に優れているため好ましい。シランカップリング剤の含有量は、バインダー樹脂100質量部に対して0.05〜100質量部が好ましく、0.1〜10質量部がより好ましい。
本発明では、本発明の目的を達成可能な限り、さらにその他の成分、例えば保存安定剤、酸化防止剤、可塑剤、タック調整剤や樹脂安定剤等を添加することも可能であるが、それらの添加成分中の水分や不純物には注意が必要である。
<剥離シート>
本発明においては、上記樹脂組成物を接着フィルム状にする際、樹脂組成物からなる接着剤層は片面または両面に剥離シートを仮着させた構成とすることが好ましい。
剥離シートは、接着フィルムの取り扱い性を良くする目的で、また接着剤層を保護する目的で用いられる。
剥離シートとしては、例えば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリブテンフィルム、ポリブタジエンフィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリ塩化ピニルフィルム、塩化ビニル共重合体フィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリウレタンフィルム、エチレン・酢酸ビニル共重合体フィルム、アイオノマー樹脂フィルム、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体フィルム、エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリイミドフィルム、フッ素樹脂フィルム等が挙げられる。またこれらの架橋フィルムも用いられる。さらにこれらの積層フィルムであってもよい。特にコスト、取り扱い性等の面からポリエチレンテレフタレートを使用することが好ましい。
本発明においては、上記樹脂組成物を接着フィルム状にする際、樹脂組成物からなる接着剤層は片面または両面に剥離シートを仮着させた構成とすることが好ましい。
剥離シートは、接着フィルムの取り扱い性を良くする目的で、また接着剤層を保護する目的で用いられる。
剥離シートとしては、例えば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリブテンフィルム、ポリブタジエンフィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリ塩化ピニルフィルム、塩化ビニル共重合体フィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリウレタンフィルム、エチレン・酢酸ビニル共重合体フィルム、アイオノマー樹脂フィルム、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体フィルム、エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリイミドフィルム、フッ素樹脂フィルム等が挙げられる。またこれらの架橋フィルムも用いられる。さらにこれらの積層フィルムであってもよい。特にコスト、取り扱い性等の面からポリエチレンテレフタレートを使用することが好ましい。
剥離シートの表面張力は、40mN/m以下であることが好ましく、35mN/m以下であることがより好ましい。このような表面張力の低い剥離シートは、材質を適宜に選択して得ることが可能であり、またシートの表面にシリコーン樹脂等を塗布して離型処理を施すことで得ることもできる。
剥離シートから接着剤層を剥離する際の剥離力の例としては、0.3N/20mm以下であることが好ましく、より好ましくは0.2N/20mmである。剥離力の下限に特に制限はないが、0.005N/20mm以上が実際的である。また、両面に剥離フィルムを仮着させる場合には、取り扱い性を良くするために、剥離力の異なるものを使用することが好ましい。
剥離シートから接着剤層を剥離する際の剥離力の例としては、0.3N/20mm以下であることが好ましく、より好ましくは0.2N/20mmである。剥離力の下限に特に制限はないが、0.005N/20mm以上が実際的である。また、両面に剥離フィルムを仮着させる場合には、取り扱い性を良くするために、剥離力の異なるものを使用することが好ましい。
剥離シートの膜厚は、通常は5〜300μm、好ましくは10〜200μm、特に好ましくは20〜100μm程度である。
<接着フィルム>
本発明における接着フィルムは、少なくとも1層の接着剤層からなるが、好ましくは、この接着剤層の両面または片面に、上記剥離シートを有する。
接着フィルムは、2層以上の接着剤層を有してもよく、接着剤層以外の層を有してもよい。
なお、吸水フィラーを含有する場合、硬度が高い無機物が接着剤層表面に微細突起となって出ることがあり、この突起が有機EL素子表面の伝電極層などを傷つけることなり、リーク電流の原因などを引き起こして有機EL素子の発光機能を低下させる問題が生じる。
本発明における接着フィルムは、少なくとも1層の接着剤層からなるが、好ましくは、この接着剤層の両面または片面に、上記剥離シートを有する。
接着フィルムは、2層以上の接着剤層を有してもよく、接着剤層以外の層を有してもよい。
なお、吸水フィラーを含有する場合、硬度が高い無機物が接着剤層表面に微細突起となって出ることがあり、この突起が有機EL素子表面の伝電極層などを傷つけることなり、リーク電流の原因などを引き起こして有機EL素子の発光機能を低下させる問題が生じる。
本発明の樹脂組成物は、接着剤層の接着フィルムを得る際、溶剤を含有してもよい。
このような溶剤としては、メチルエチルケトン、トルエン、エタノール、イソプロパノールの有機溶剤や水が挙げられ、有機溶剤が好ましく、メチルエチルケトン、トルエンが特に好ましい。このような溶剤に樹脂組成物に含まれる個々の素材を加え、混合分散し、得られた接着剤ワニス(分散液)を、剥離シートの剥離面上にロールナイフコーター、グラビアコーター、ダイコーター、リバースコーターなど一般に公知の方法にしたがって直接または転写によって塗工し、乾燥させて接着剤層を得ることができる。
このような溶剤としては、メチルエチルケトン、トルエン、エタノール、イソプロパノールの有機溶剤や水が挙げられ、有機溶剤が好ましく、メチルエチルケトン、トルエンが特に好ましい。このような溶剤に樹脂組成物に含まれる個々の素材を加え、混合分散し、得られた接着剤ワニス(分散液)を、剥離シートの剥離面上にロールナイフコーター、グラビアコーター、ダイコーター、リバースコーターなど一般に公知の方法にしたがって直接または転写によって塗工し、乾燥させて接着剤層を得ることができる。
本発明の接着フィルムは、上記のように水分だけでなく水蒸気ガス、炭酸ガス、酸素ガス等のガスバリア性が高く、ガスバリアフィルムの機能も果たし、ガスバリアフィルムとしても有用である。
<有機EL素子、有機ELパネル、有機発光装置>
本発明の有機EL素子は、本発明の樹脂組成物、接着フィルムで封止された構造を有する。
本発明の有機EL素子の好ましい態様を図2に示す。図2では、基板(31)上に、陽極(32)、正孔注入層(33)、正孔輸送層(34)、発光層(35)、電子注入層(36)、および陰極(37)がこの順に設けられた有機EL素子が示され、当該素子は本発明の封止材により封止されて気密性が高められている。また、図2に示される接着フィルム(接着剤層)は、2層構造の接着剤層を有し、陽極(32)、正孔注入層(33)、正孔輸送層(34)、発光層(35)、電子注入層(36)および陰極(37)を覆うように有機EL素子に密着して配設されている。なお、本発明の有機EL素子の構成は上記態様に限定されるものではなく、有機EL素子として機能しうる素子の構成を有し、かつ本発明の封止材で封止されていれば、いずれも本発明の有機EL素子に包含される。
本発明の有機EL素子は、気密性に優れ、性能の劣化がより抑えられた素子である。
本発明の有機EL素子は、本発明の樹脂組成物、接着フィルムで封止された構造を有する。
本発明の有機EL素子の好ましい態様を図2に示す。図2では、基板(31)上に、陽極(32)、正孔注入層(33)、正孔輸送層(34)、発光層(35)、電子注入層(36)、および陰極(37)がこの順に設けられた有機EL素子が示され、当該素子は本発明の封止材により封止されて気密性が高められている。また、図2に示される接着フィルム(接着剤層)は、2層構造の接着剤層を有し、陽極(32)、正孔注入層(33)、正孔輸送層(34)、発光層(35)、電子注入層(36)および陰極(37)を覆うように有機EL素子に密着して配設されている。なお、本発明の有機EL素子の構成は上記態様に限定されるものではなく、有機EL素子として機能しうる素子の構成を有し、かつ本発明の封止材で封止されていれば、いずれも本発明の有機EL素子に包含される。
本発明の有機EL素子は、気密性に優れ、性能の劣化がより抑えられた素子である。
以下、実施例に基づき本発明の構成をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1
1)発光素子の作製
下記ポリエステル樹脂100質量部に対し、下記ビスフェノールA型エポキシ樹脂43質量部、下記ビフェニル型フェノール57質量部を配合した。この樹脂混合物に、下記促剤を1質量部、吸水フィラーとして酸化マグネシウムを50質量部の割合で配合して、樹脂組成物Aを作製した。
1)発光素子の作製
下記ポリエステル樹脂100質量部に対し、下記ビスフェノールA型エポキシ樹脂43質量部、下記ビフェニル型フェノール57質量部を配合した。この樹脂混合物に、下記促剤を1質量部、吸水フィラーとして酸化マグネシウムを50質量部の割合で配合して、樹脂組成物Aを作製した。
ポリエステル樹脂
ガラス転移温度(Tg):50℃、質量平均分子量:20,000
ビスフェノールA型エポキシ樹脂
エポキシ当量:170〜190g/eq
粘度:20000mPa・s
ビフェニル型フェノール
ビフェニルザイロック型フェノール樹脂、
水酸基当量:201〜216g/eq、軟化点80℃
促進剤
イミダゾール系硬化促進剤
酸化マグネシウム
平均粒子径0.5μm
ガラス転移温度(Tg):50℃、質量平均分子量:20,000
ビスフェノールA型エポキシ樹脂
エポキシ当量:170〜190g/eq
粘度:20000mPa・s
ビフェニル型フェノール
ビフェニルザイロック型フェノール樹脂、
水酸基当量:201〜216g/eq、軟化点80℃
促進剤
イミダゾール系硬化促進剤
酸化マグネシウム
平均粒子径0.5μm
この樹脂組成物Aを膜厚25μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムからなるセパレータにバーコート法により塗工し、厚みが20μmのフィルムを作製した。小型加圧式真空ラミナーター(ニチゴーモートン製モデルV−130)を用い、80℃、0.1MPa、30秒の条件で、有機EL層に加熱圧着した。さらに、100℃で3時間、空気中で加熱キュアして、発光素子(1A)を作製した。
得られた発光素子(1A)に対し、以下のようにして、有機EL素子が直接貼合されていない部分のFT−IRを透過法で測定し、ピーク面積Aを求め、フィルム厚みDよりαを導いた。
また、加熱キュア後の発光素子(1A)を分解し、上記の貼合したフィルム部分を削り取って、下記のようにして、加熱処理後のフィルム部分の残渣量を測定した。
得られた発光素子(1A)に対し、以下のようにして、有機EL素子が直接貼合されていない部分のFT−IRを透過法で測定し、ピーク面積Aを求め、フィルム厚みDよりαを導いた。
また、加熱キュア後の発光素子(1A)を分解し、上記の貼合したフィルム部分を削り取って、下記のようにして、加熱処理後のフィルム部分の残渣量を測定した。
〔FT−IRスペクトルのピーク面積Aの測定〕
フーリエ変換赤外分光光度計(製品名Nicolet6700、サーモフィッシャーサイエンティフィック製)を使用し、上記部分を乳鉢で粉砕し、KBrペレットにして測定試料を調合し、透過光にて赤外線吸収スペクトルを測定した。
得られた透過スペクトル(吸光度−波数での波長)上で、3600cm−1〜3800cm−1における最大の吸収波長λmaxを中心に±10cm−1の範囲の吸収面積をAとして面積を求めた。
この値とフィルム厚みDから、α=3A÷Dにより、αを算出した。
フーリエ変換赤外分光光度計(製品名Nicolet6700、サーモフィッシャーサイエンティフィック製)を使用し、上記部分を乳鉢で粉砕し、KBrペレットにして測定試料を調合し、透過光にて赤外線吸収スペクトルを測定した。
得られた透過スペクトル(吸光度−波数での波長)上で、3600cm−1〜3800cm−1における最大の吸収波長λmaxを中心に±10cm−1の範囲の吸収面積をAとして面積を求めた。
この値とフィルム厚みDから、α=3A÷Dにより、αを算出した。
〔残渣量の測定〕
削り取った封止の樹脂組成物から、これを約1gサンプリングして、正確な質量(g1)を測定した後、これを、正確な質量がわかっている白金坩堝と蓋を用意し、この白金坩堝に加えて蓋をし、加熱炉にて800℃で2時間加熱し、有機成分を燃焼分解した。
加熱後、これを加熱炉から取り出し、室温まで冷却した後、蓋が付いた状態で白金坩堝の質量を正確に測定し、この全体の質量から白金坩堝と蓋の質量を差し引くことで封止の樹脂組成物に基づく残渣量(g2)を求め、(g2÷g1)×100で封止の樹脂組成物残渣率(d%)を求め、この値を残存量とした。なお、この残存量は金属酸化物の量である。
削り取った封止の樹脂組成物から、これを約1gサンプリングして、正確な質量(g1)を測定した後、これを、正確な質量がわかっている白金坩堝と蓋を用意し、この白金坩堝に加えて蓋をし、加熱炉にて800℃で2時間加熱し、有機成分を燃焼分解した。
加熱後、これを加熱炉から取り出し、室温まで冷却した後、蓋が付いた状態で白金坩堝の質量を正確に測定し、この全体の質量から白金坩堝と蓋の質量を差し引くことで封止の樹脂組成物に基づく残渣量(g2)を求め、(g2÷g1)×100で封止の樹脂組成物残渣率(d%)を求め、この値を残存量とした。なお、この残存量は金属酸化物の量である。
また、接着信頼性試験として、上記防湿膜用封止フィルムの剪断接着力、発光素子(1A)の発光特性を以下のようにして評価した。
〔防湿膜用封止フィルムの剪断接着力〕
基板に挟まれた上記発光素子のうち、有機EL層が存在しない部分(ベゼルと呼ぶ)を使用して、このベゼル部を縦5mm×横5mmに切断した。
このベゼル部を用いてボンドテスター(DAGE社、#4000)にて、ステージ温度100℃、ヘッド高さ(接着層厚み+5)μm、速度50μm/secにおける剪断接着力を測定した。
基板に挟まれた上記発光素子のうち、有機EL層が存在しない部分(ベゼルと呼ぶ)を使用して、このベゼル部を縦5mm×横5mmに切断した。
このベゼル部を用いてボンドテスター(DAGE社、#4000)にて、ステージ温度100℃、ヘッド高さ(接着層厚み+5)μm、速度50μm/secにおける剪断接着力を測定した。
〔発光素子の発光特性〕
発光素子に電気印加し、ダークスポットの発生の程度を観察した。
発光素子に電気印加し、ダークスポットの発生の程度を観察した。
実施例2
実施例1で作製した発光素子(1A)を85℃/85%RHの条件で200時間放置し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例1で作製した発光素子(1A)を85℃/85%RHの条件で200時間放置し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例3
実施例1で作製した発光素子(1A)を85℃/85%RHの条件で600時間放置し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例1で作製した発光素子(1A)を85℃/85%RHの条件で600時間放置し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例4
1)発光素子の作製
実施例1において、用いた樹脂組成物Aを用い、フィルム厚みを30μmにした以外は実施例1と同様に発光素子(4A)を作製した。
この発光素子(4A)を実施例1と同様にして、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
1)発光素子の作製
実施例1において、用いた樹脂組成物Aを用い、フィルム厚みを30μmにした以外は実施例1と同様に発光素子(4A)を作製した。
この発光素子(4A)を実施例1と同様にして、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例5
実施例4で作製した発光素子(4A)を85℃/85%RHの条件で200時間放置し、実施例1と同様の手段でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例4で作製した発光素子(4A)を85℃/85%RHの条件で200時間放置し、実施例1と同様の手段でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例6
実施例4で作製した発光素子(4A)を85℃/85%RHの条件で600時間放置し、実施例1と同様の手段でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例4で作製した発光素子(4A)を85℃/85%RHの条件で600時間放置し、実施例1と同様の手段でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例7
1)発光素子の作製
実施例1で使用したポリエステル樹脂100質量部に対し、下記ビフェニル型エポキシ樹脂50質量部、実施例1で使用したビフェニル型フェノール50質量部を配合した。この樹脂混合物に、実施例1で使用した促進剤を1質量部、吸水フィラーとして酸化マグネシウムを50質量部の比率で配合して、樹脂組成物Bを作製した。
1)発光素子の作製
実施例1で使用したポリエステル樹脂100質量部に対し、下記ビフェニル型エポキシ樹脂50質量部、実施例1で使用したビフェニル型フェノール50質量部を配合した。この樹脂混合物に、実施例1で使用した促進剤を1質量部、吸水フィラーとして酸化マグネシウムを50質量部の比率で配合して、樹脂組成物Bを作製した。
ビフェニル型エポキシ樹脂
ビフェニルアラリキル型エポキシ樹脂
水酸基当量:270〜300g/eq、軟化点60℃
ビフェニルアラリキル型エポキシ樹脂
水酸基当量:270〜300g/eq、軟化点60℃
この樹脂組成物Bを用い、実施例1と同様に発光素子(7A)を作製した。
この発光素子(7A)を実施例1と同様にして、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
この発光素子(7A)を実施例1と同様にして、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例8
実施例4で作製した発光素子(7A)を85℃/85%RHの条件で200時間放置し、実施例1と同様の手段でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例4で作製した発光素子(7A)を85℃/85%RHの条件で200時間放置し、実施例1と同様の手段でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例9
実施例7で作製した発光素子(7A)を85℃/85%RHの条件で600時間放置し、実施例1と同様の手段でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例7で作製した発光素子(7A)を85℃/85%RHの条件で600時間放置し、実施例1と同様の手段でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例10
1)発光素子の作製
実施例1において、酸化マグネシウムを10.5質量部使用した以外は実施例1と同様にして、樹脂組成物Cを作製した。
この樹脂組成物Cを用い実施例1と同様にして、発光素子(10A)を作製し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
1)発光素子の作製
実施例1において、酸化マグネシウムを10.5質量部使用した以外は実施例1と同様にして、樹脂組成物Cを作製した。
この樹脂組成物Cを用い実施例1と同様にして、発光素子(10A)を作製し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例11
実施例7で作製した発光素子(10A)を85℃/85%RHの条件で200時間放置し、実施例1と同様の手段でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例7で作製した発光素子(10A)を85℃/85%RHの条件で200時間放置し、実施例1と同様の手段でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例12
実施例7で作製した発光素子(10A)を85℃/85%RHの条件で600時間放置し、実施例1と同様の手段でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例7で作製した発光素子(10A)を85℃/85%RHの条件で600時間放置し、実施例1と同様の手段でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例13
1)発光素子の作製
実施例1において、酸化マグネシウムを85.7質量部使用した以外は実施例1と同様にして、樹脂組成物Dを作製した。
この樹脂組成物Dを用い実施例1と同様にして、発光素子(13A)を作製し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
1)発光素子の作製
実施例1において、酸化マグネシウムを85.7質量部使用した以外は実施例1と同様にして、樹脂組成物Dを作製した。
この樹脂組成物Dを用い実施例1と同様にして、発光素子(13A)を作製し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例14
実施例13で作製した発光素子(13A)を85℃/85%RHの条件で200時間放置し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例13で作製した発光素子(13A)を85℃/85%RHの条件で200時間放置し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例15
実施例13で作製した発光素子(13A)を85℃/85%RHの条件で600時間放置し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例13で作製した発光素子(13A)を85℃/85%RHの条件で600時間放置し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例16
1)発光素子の作製
実施例1において、吸水フィラーを酸化カルシウム85.7質量部に変更した以外は実施例1と同様にして、樹脂組成物Eを作製した。
この樹脂組成物Eを用い実施例1と同様にして、発光素子(16A)を作製し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
1)発光素子の作製
実施例1において、吸水フィラーを酸化カルシウム85.7質量部に変更した以外は実施例1と同様にして、樹脂組成物Eを作製した。
この樹脂組成物Eを用い実施例1と同様にして、発光素子(16A)を作製し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例17
実施例16で作製した発光素子(16A)を85℃/85%RHの条件で200時間放置し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例16で作製した発光素子(16A)を85℃/85%RHの条件で200時間放置し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例18
実施例13で作製した発光素子(16A)を85℃/85%RHの条件で600時間放置し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例13で作製した発光素子(16A)を85℃/85%RHの条件で600時間放置し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
比較例1
1)発光素子の作製
実施例1において、吸水フィラーを使用しなかった以外は実施例1と同様にして、樹脂組成物Fを作製した。
この樹脂組成物Fを用い実施例1と同様にして、発光素子(1C)を作製し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
1)発光素子の作製
実施例1において、吸水フィラーを使用しなかった以外は実施例1と同様にして、樹脂組成物Fを作製した。
この樹脂組成物Fを用い実施例1と同様にして、発光素子(1C)を作製し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
比較例2
比較例1で作製した発光素子(1C)を85℃/85%RHの条件で200時間放置し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
比較例1で作製した発光素子(1C)を85℃/85%RHの条件で200時間放置し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
比較例3
1)発光素子の作製
実施例1において、酸化マグネシウムを5.1質量部使用した以外は実施例1と同様にして、樹脂組成物Gを作製した。
この樹脂組成物Gを用い実施例1と同様にして、発光素子(3C)を作製し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
1)発光素子の作製
実施例1において、酸化マグネシウムを5.1質量部使用した以外は実施例1と同様にして、樹脂組成物Gを作製した。
この樹脂組成物Gを用い実施例1と同様にして、発光素子(3C)を作製し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
比較例4
比較例3で作製した発光素子(3C)を85℃/85%RHの条件で200時間放置し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
比較例3で作製した発光素子(3C)を85℃/85%RHの条件で200時間放置し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
比較例5
1)発光素子の作製
実施例1において、酸化マグネシウムを245質量部使用した以外は実施例1と同様にして、樹脂組成物Hを作製した。
この樹脂組成物Hを用い実施例1と同様にして、発光素子(5C)を作製し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
1)発光素子の作製
実施例1において、酸化マグネシウムを245質量部使用した以外は実施例1と同様にして、樹脂組成物Hを作製した。
この樹脂組成物Hを用い実施例1と同様にして、発光素子(5C)を作製し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
比較例6
比較例5で作製した発光素子(5C)を85℃/85%RHの条件で200時間放置し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
比較例5で作製した発光素子(5C)を85℃/85%RHの条件で200時間放置し、実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
比較例7
実施例5で作製した発光素子(5C)を85℃/85%RHの条件で1000時間放置後に実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
実施例5で作製した発光素子(5C)を85℃/85%RHの条件で1000時間放置後に実施例1と同様の方法でαと残渣量を求めた。
また、実施例1と同様にして、防湿膜用封止フィルムの剪断接着力と素子の発光特性を評価した。
下記表1、2に樹脂組成物の組成と含有量および樹脂組成物を塗工して形成されたフィルム厚みを示す。
また、上記の評価の結果をまとめて下記表3および4に示す。
また、上記の評価の結果をまとめて下記表3および4に示す。
上記表3、4から、本発明の実施例1〜18はいずれもダークスポットを生じておらず、本発明における式(I)、(II)の関係を満たすことにより、発光特性を大幅に改善できることがわかる。しかも、例えば実施例2、3は実施例1の発光素子は高温高湿で200時間、600時間に保存したものであるが、発光特性の劣化は認められなかった。これに対し、比較例3は比較例2を、比較例5、6は比較例5を高温高湿下に保存したものであるが、発光特性がさらに悪化していることがわかる。
1 接着フィルム(接着剤層)
11 第1の接着剤層
12 第2の接着剤層
30 封止された有機EL素子
31 基板
32 陽極
33 正孔注入層
34 正孔輸送層
35 発光層
36 電子注入層
37 陰極
11 第1の接着剤層
12 第2の接着剤層
30 封止された有機EL素子
31 基板
32 陽極
33 正孔注入層
34 正孔輸送層
35 発光層
36 電子注入層
37 陰極
Claims (8)
- エポキシ基を有する化合物もしくは樹脂と金属酸化物の吸水フィラーを含む樹脂組成物であって、該樹脂組成物に含まれる金属酸化物の吸水フィラーの含有量Xが該樹脂組成物の全固形分質量の5質量%以上50質量%未満であり、かつ該Xが、該樹脂組成物の赤外線吸収スペクトルによる下記式(I)で表されるピーク面積A、樹脂組成物を塗工して得られたフィルムの厚みD(μm)との関係において、下記式(II)を満たすことを特徴とする樹脂組成物。
式(I) α = 3A/D
式(II) 2.5X/100−α ≧ 0.05
式中、Aは3600〜3800cm−1で最も高いピークを中心に±10cm−1の範囲の面積を表す。 - 前記吸水フィラーの少なくとも1つの金属酸化物が、MgO、CaOまたはAl2O3であることを特徴とする請求項1に記載の樹脂組成物。
- 前記樹脂組成物が、接着性樹脂組成物であることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂組成物。
- 前記樹脂組成物が、有機エレクトロルミネッセンス素子封止用接着性樹脂組成物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の樹脂組成物からなる接着フィルム。
- 封止材に請求項1〜4のいずれか1項に記載の樹脂組成物を用いてなる有機エレクトロルミネッセンス素子。
- 請求項6に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を有することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンスパネル。
- 請求項6に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を有することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012083113A JP2013214367A (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | 樹脂組成物、接着剤フィルム、有機エレクトロルミネッセンス素子、有機エレクトロルミネッセンスパネルおよび有機エレクトロルミネッセンス発光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012083113A JP2013214367A (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | 樹脂組成物、接着剤フィルム、有機エレクトロルミネッセンス素子、有機エレクトロルミネッセンスパネルおよび有機エレクトロルミネッセンス発光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013214367A true JP2013214367A (ja) | 2013-10-17 |
Family
ID=49587582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012083113A Pending JP2013214367A (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | 樹脂組成物、接着剤フィルム、有機エレクトロルミネッセンス素子、有機エレクトロルミネッセンスパネルおよび有機エレクトロルミネッセンス発光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013214367A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101622023B1 (ko) | 2013-06-19 | 2016-05-17 | 주식회사 엘지화학 | 봉지재 필름의 신뢰 수명을 평가하는 방법 및 상기 필름의 신뢰도 평가 장치 |
JP2019206690A (ja) * | 2018-05-25 | 2019-12-05 | 三菱ケミカル株式会社 | ポリエステル系粘着剤組成物、粘着剤、粘着シートおよび粘着剤層付き光学部材 |
-
2012
- 2012-03-30 JP JP2012083113A patent/JP2013214367A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101622023B1 (ko) | 2013-06-19 | 2016-05-17 | 주식회사 엘지화학 | 봉지재 필름의 신뢰 수명을 평가하는 방법 및 상기 필름의 신뢰도 평가 장치 |
JP2019206690A (ja) * | 2018-05-25 | 2019-12-05 | 三菱ケミカル株式会社 | ポリエステル系粘着剤組成物、粘着剤、粘着シートおよび粘着剤層付き光学部材 |
JP2023033645A (ja) * | 2018-05-25 | 2023-03-10 | 三菱ケミカル株式会社 | ポリエステル系粘着剤組成物、粘着剤、粘着シートおよび粘着剤層付き光学部材 |
JP7247738B2 (ja) | 2018-05-25 | 2023-03-29 | 三菱ケミカル株式会社 | ポリエステル系粘着剤組成物、粘着剤、粘着シートおよび粘着剤層付き光学部材 |
JP7409531B2 (ja) | 2018-05-25 | 2024-01-09 | 三菱ケミカル株式会社 | ポリエステル系粘着剤組成物、粘着剤、粘着シートおよび粘着剤層付き光学部材 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2013147156A1 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子封止用樹脂組成物、その製造方法、該樹脂組成物を用いた接着フィルム、ガスバリアフィルム、有機エレクトロルミネッセンス素子および有機エレクトロルミネッセンスパネル | |
KR102025865B1 (ko) | 접착 필름 | |
EP2781570B1 (en) | Method for manufacturing electronic device | |
TWI460197B (zh) | 用於密封有機el裝置之光可固化之樹脂組成物 | |
TWI504662B (zh) | Resin composition | |
JP6010838B2 (ja) | 接着フィルム及びこれを利用した有機電子装置の封止方法 | |
EP3138887A1 (en) | Adhesive composition | |
KR101883389B1 (ko) | 유기 발광 표시 장치 | |
EP2966138A1 (en) | Adhesive composition, adhesive film, and method for manufacturing organic electronic device using same | |
EP2767566A1 (en) | Adhesive film | |
JP5697048B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子封止用樹脂組成物、有機エレクトロルミネッセンス素子用封止フィルム、有機エレクトロルミネッセンス素子用ガスバリアフィルムおよびこれを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子 | |
WO2007049385A1 (ja) | 有機el素子封止用熱硬化型組成物 | |
JP2013502027A (ja) | 電子的装置のカプセル化方法 | |
JP6793230B2 (ja) | ディスプレイ用粘着シートおよびこれを含むディスプレイ | |
CN104508065B (zh) | 粘合膜和使用该粘合膜的用于封装有机电子装置的产品 | |
JP4941295B2 (ja) | 有機el素子封止用フィルム及び有機el素子の封止構造体 | |
TW201038659A (en) | Resin composition | |
TWI494391B (zh) | 結合膜及封裝有機電子裝置之方法 | |
JP2013214367A (ja) | 樹脂組成物、接着剤フィルム、有機エレクトロルミネッセンス素子、有機エレクトロルミネッセンスパネルおよび有機エレクトロルミネッセンス発光装置 | |
JP2013214369A (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子封止用樹脂組成物、これを用いた接着フィルム、ガスバリアフィルム、有機エレクトロルミネッセンス素子および有機エレクトロルミネッセンスパネル | |
JP5959274B2 (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス素子封止用樹脂組成物、これを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子およびディスプレイ装置 |