JP2013214321A - 表示端末装置、情報処理装置、およびプログラム - Google Patents

表示端末装置、情報処理装置、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サーバベース・コンピューティング・システムにおいて、Webページなどの長大なデータをスクロールしながら表示させる場合でも、操作レスポンス良く表示させる。
【解決手段】クライアント装置20から受信される入力イベントの内容がWebページの取得要求である場合にそれが新たなWebページであって且つスクロール表示が必要なサイズのWebページである場合には、当該ページの全体データを取得しキャッシュデータとしてスクロール用表示キャッシュデータメモリ14cに記憶すると共に、ページ先頭の表示領域に相当するデータ部分のみをその[キャッシュID][表示領域情報]と共に前記クライアント装置20へ送信転送して記憶させ表示させる。前記キャッシュデータとして記憶したWebページの未送信のデータ部分については、下りの通信環境が良好な状態を判断して同クライアント装置20へ優先的に送信転送して記憶させ、スクロール指示に対応させて表示させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、サーバ装置およびクライアント装置に関する。
従来のサーバ・クライアント・システムにおいて、例えばクライアント装置からのリモート操作によりサーバ装置側で所望のアプリケーションプログラムを起動実行させるサーバベース・コンピューティング・システム(SBC;Server Based Computing system)がある。このSBCシステムでは、クライアント装置の操作入力に応じてサーバ装置側で処理され更新される表示用の描画データが、該サーバ装置からその描画更新の都度クライアント装置へと送信転送されて表示される。これによりクライアント装置は、表示や入力など最低限の機能のみを持てば良く、アプリケーションなどの資源はサーバ装置で一元管理するものである。
このようにSBCシステムは、サーバ装置上でアプリケーションプログラムが実行されるので、クライアント装置の性能が低い場合にも高機能なコンピューティング環境を実現可能である。
一方でSBCシステムは、クライアント装置からの要求に応じた表示用の描画データが、サーバ装置により生成あるいは取得されて前記クライアント装置へと転送されて表示されるものである。このため、前記描画データが更新される都度そのクライアント装置への転送処理が生じていたのでは、通信頻度やそのデータ量も多くなり、クライアント装置から見た描画更新の操作レスポンスも改善し難いものである。
そこで、従来のSBCシステムにおいて、サーバ装置からクライアント装置に送信転送された表示用の描画データを、当該クライアント装置において蓄積記憶して利用することで、サーバ装置から一旦送信転送した描画データについては繰り返し送信する必要がなくなり、サーバ装置の負荷を軽減でき、クライアント装置から見た描画更新の操作レスポンスも改善し得るクライアントサーバシステムが考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−065835号公報
前記従来のクライアントサーバシステムでは、クライアント装置に一旦送信転送されて蓄積された過去の描画データについては、サーバ装置からの再送信を待つとこなく操作レスポンス良く表示できるものの、例えばサーバ装置に新たなWebページの取得を要求してその長大なページデータをスクロール操作しながら表示させる場合には、スクロール操作の都度、当該スクロールの指示に応じた領域のページデータをクライアント装置へ転送する処理が生じるため、操作レスポンス良く表示させることはできない。
本発明は、長大なデータの一部データを順次クライアント装置に送信して表示させる場合でも、操作レスポンス良く表示させることが可能にすることを目的とする。
請求項1は、ネットワークを介したクライアント装置からの入力イベントに基づいてアプリケーションプログラムを実行し、当該入力イベントに応じた表示情報を生成して前記クライアント装置へ送信するサーバ装置であって、前記アプリケーションプログラムによって取得するデータが新たなデータか否かを判断する取得データ判断手段と、この取得データ判断手段により新たなデータであると判断された場合に、前記アプリケーションプログラムによって取得した当該新たなデータを表示キャッシュデータとして識別子に対応付けて記憶するキャッシュデータ記憶手段と、このキャッシュデータ記憶手段により記憶された表示キャッシュデータをその識別子と共に前記クライアント装置へ送信するキャッシュデータ送信手段と、前記クライアント装置からの入力イベントが前記キャッシュデータ送信手段により送信された表示キャッシュデータに対するスクロールの入力イベントである場合に、当該送信された表示キャッシュデータに対応付けられて前記キャッシュデータ記憶手段により記憶された識別子を、前記入力イベントに応じた表示情報として前記クライアント装置へ送信するキャッシュ識別子送信手段と、を備え、前記キャッシュデータ記憶手段は、前記アプリケーションプログラムによって取得した新たなデータを複数のデータ部分からなる表示キャッシュデータとして各データ部分毎の識別子に対応付けて記憶し、前記キャッシュ識別子送信手段は、前記クライアント装置からの入力イベントが前記キャッシュデータ送信手段により送信された表示キャッシュデータに対するスクロールの入力イベントである場合に、当該送信された表示キャッシュデータのうちスクロール先のデータ部分に対応付けられて前記キャッシュデータ記憶手段により記憶された識別子を、前記入力イベントに応じた表示情報として前記クライアント装置へ送信する、ことを特徴としている。
請求項5は、ネットワークを介したクライアント装置からの表示要求イベントを受信し、その表示要求イベントに基づいた表示情報を当該クライアント装置へ送信するサーバ装置であって、複数のデータ部分からなる表示キャッシュデータの各データ部分の表示情報をその表示情報を識別する識別情報と対応付けて記憶するキャッシュ記憶手段と、前記表示キャッシュデータの一部のデータ部分の表示情報を前記クライアント装置からの表示要求に基づいて送信する際は、その表示情報を前記識別情報と共に送信する第1送信手段と、前記クライアント装置から前記表示キャッシュデータの内の他のデータ部分の表示情報
の表示要求イベントを受信した際は、そのデータ部分が前記クライアント装置に対して既に送信済みの表示情報であるか否かを判別し、送信済みであれば、そのデータ部分の表示情報は送信せず、そのデータ部分に対応付けて前記キャッシュ記憶手段に記憶された識別情報を前記クライアント装置へ送信する第2送信手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、長大な表示キャッシュデータの一部データを順次クライアント装置に送信して表示させる場合でも、操作レスポンス良く表示させることが可能になる。
本発明の実施形態に係るSBC(Server Based Computing)システムの構成を示すブロック図。 前記SBCシステムにおけるサーバ装置10の回路構成を示すブロック図。 前記サーバ装置10のRAM14に確保されたスクロール用表示キャッシュデータ情報登録DB14bにおける登録データの内容を示す図。 前記サーバ装置10のRAM14に確保されたスクロール用表示キャッシュデータメモリ14cにおけるキャッシュデータの内容を示す図。 前記サーバ装置10のRAM14に確保されたデータ送信履歴メモリ14dにおける送信履歴データの内容を示す図。 前記SBCシステムにおけるクライアント装置20の回路構成を示すブロック図。 前記SBCシステムにおけるサーバ装置10のサーバ処理を示すフローチャート。 前記SBCシステムにおけるサーバ装置10のサーバ処理に伴う入力対応処理を示すフローチャート。 前記SBCシステムにおけるサーバ装置10の入力対応処理に伴うWebページキャッシュデータ表示処理を示すフローチャート。 前記SBCシステムにおけるサーバ装置10のWebページキャッシュデータ表示処理に伴うスクロール用表示キャッシュデータ作成処理を示すフローチャート。 前記SBCシステムのサーバ装置10により実行されるデータ送信監視処理を示すフローチャート。 前記SBCシステムにおけるクライアント装置20のクライアント処理を示すフローチャート。 前記SBCシステムにおけるクライアント装置20のクライアント処理に伴うデータ受信処理を示すフローチャート。 前記SBCシステムにおけるクライアント装置20のクライアント処理に伴うデータ送信処理を示すフローチャート。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るSBC(Server Based Computing)システムの構成を示すブロック図である。
このSBCシステムは、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)からなるネットワークN上に接続されたサーバ装置10および複数のクライアント装置(Thin client)20,…を備える。
サーバ装置10は、インターネット接続処理プログラム,Web表示プログラム(Webブラウザ),メール処理プログラム,文書作成処理プログラム,表計算処理プログラム,プレゼン資料作成プログラムなど、複数のアプリケーションプログラムを有し、当該サーバ装置10に接続されたクライアント装置20,…からの操作入力(入力イベント)信号に応じて起動しその処理を実行する。
このサーバ装置10において、クライアント装置20,…からの操作入力信号に応じたアプリケーションプログラムの実行に伴い、クライアント用の仮想フレームバッファRAM14a(図2参照)上に生成された表示出力用の描画データGは、圧縮処理された後アクセス元のクライアント装置20,…へ送信(転送)される。
そして、クライアント装置20,…では、前記サーバ装置10から転送された描画データGがその圧縮を解凍されてフレームバッファ25(図6参照)に展開され、表示装置26に表示される。
つまり、このSBCシステムにおける各クライアント装置(Thin client)20,…は、何れもキーボード及びマウスなどのユーザ操作に応じた入力機能とLCD表示部及びプリンタなどへの出力機能を主要な機能として有し、少なくとも前記サーバ装置10が有している各種のアプリケーション機能やデータファイルの管理機能を一切持っていない。
そして、クライアント装置20,…からの操作入力(入力イベント)信号に応じてサーバ装置10にて起動実行される各種の処理に伴い生成されたデータファイルは、基本的には、当該サーバ装置10内あるいは該サーバ装置10にて接続管理される磁気ディスクなどの記憶装置にユーザアカウント毎あるいは共有ファイルとして記憶され保存される。
図2は、前記SBCシステムにおけるサーバ装置10の回路構成を示すブロック図である。
サーバ装置10は、コンピュータとしてのCPU11を備え、このCPU11には、バス12を介してROM13、RAM14、フレームバッファRAM15、表示装置16が接続される。
また、CPU11には、バス12を介してキーボード,マウスなどの入力装置17、外部記憶装置18a、補助記憶装置18b、クライアント装置20,…との通信I/F(インターフェイス)19が接続される。
CPU11は、ROM13に予め記憶されているシステムプログラムや種々のアプリケーションプログラムを含むサーバ制御プログラムに従ってRAM14を作業用メモリとし回路各部の動作を制御するもので、入力装置17からのキー入力信号や通信I/F19を介して受信されるクライアント装置20からのユーザ操作に応じた処理指令(入力イベント)信号などに応じて前記種々のプログラムが起動・実行される。
このサーバ装置10において、クライアント装置20からの入力イベント信号に応じて起動・実行されるアプリケーションプログラムに従い生成された種々のデータは、例えばそのユーザIDに対応付けられて外部記憶装置18aに記憶される。またクライアント表示用の描画データGは、RAM14内のクライアント用仮想フレームバッファRAM14aを使用して生成されると共に、圧縮処理された後、通信I/F19からクライアント装置20へ転送されて表示出力される。
また、このサーバ装置10は、RAM14において、各クライアント装置20(ユーザID)…毎に管理されるスクロール用表示キャッシュデータ情報登録DB14b、スクロール用表示キャッシュデータメモリ14c、およびデータ送信履歴メモリ14dを有し、さらに、キャッシュ作成用フレームバッファRAM14eを有する。
図3は、前記サーバ装置10のRAM14に確保されたスクロール用表示キャッシュデータ情報登録DB14bにおける登録データの内容を示す図である。
このスクロール用表示キャッシュデータ情報登録DB14bは、各クライアント装置20(ユーザID)…毎に1つの情報登録DB14bが確保される。このスクロール用表示キャッシュデータ情報登録DB14bには、クライアント装置20から新たなWebページの取得を要求する入力イベントに応じて当該Webページが取得される毎にそのURL情報が登録される。
この登録された各URL情報には、当該URL情報に従って取得したWebページの「ページ更新日時」、この取得したWebページの全体データをキャッシュデータとしてクライアント装置20へ送信済みか[0x02]、否か[0x00]、または途中まで送信済みか[0x01]、および送信済みでない場合([0x00]or[0x01])にクライアント装置20からのページ取得要求直後で送信優先度が高いか[0x80]を示す「送信状態」、このキャッシュデータ(Webページ全体)を構成するパーツブロック毎のIDの全範囲を示す「キャッシュID範囲」、当該Webページ全体の表示領域に相当する始点座標と終点座標を示す「表示領域情報」が対応付けられて記憶される。
図4は、前記サーバ装置10のRAM14に確保されたスクロール用表示キャッシュデータメモリ14cにおけるキャッシュデータの内容を示す図である。
このスクロール用表示キャッシュデータメモリ14cには、前記スクロール用表示情報登録DB14bに登録されるURL情報に従い取得されたWebページ全体(キャッシュデータ)の「データ本体」または当該データ本体を別メモリに記憶させた場合の「保存ファイル名」が記憶される。このスクロール用表示キャッシュデータメモリ14cに記憶されるWebページ全体(キャッシュデータ)の「データ本体」またはその「保存ファイル名」は、前記スクロール用表示キャッシュデータ情報登録DB14bの「キャッシュID範囲」で示された当該Webページ全体を構成する各パーツブロックの各ID「キャッシュID」毎に記憶され、そのそれぞれに「データ種別[0x00:テキスト][0x01:画像JPEG][0x02:画像PNG]…」、クライアント装置20への「送信状態[0x00:未送信][0x01:送信完了]」、表示領域に相当する「表示領域情報」が対応付けられて記憶される。
なお、前記スクロール用表示キャッシュデータメモリ14cに記憶されるWebページ全体(キャッシュデータ)の「データ本体」は、キャッシュ作成用のフレームバッファRAM14eに一旦描画されて取得された後に、各パーツブロックの「キャッシュID」「データ種別」「送信状態」「表示領域情報」が対応付けられて記憶される。
図5は、前記サーバ装置10のRAM14に確保されたデータ送信履歴メモリ14dにおける送信履歴データの内容を示す図である。
このデータ送信履歴メモリ14dには、このサーバ装置10から前記クライアント装置20へデータ送信が実行される毎に、その「データ種別」「送信データ量」「TimeStamp(送信日時)」が記憶される。このデータ送信履歴メモリ14dに記憶された「送信データ量」および「TimeStamp(送信日時)」を監視することで、現時点における下りの通信が空いている状態か混んでいる状態かを判断できる。
そして、このサーバ装置10の制御プログラムには、前記クライアント装置20からの入力イベント(Webページ取得要求)に応じて取得された新たなWebページの「URL情報」をスクロール用表示キャッシュデータ情報登録DB14bに登録すると共に、当該取得された新たなWebページの全体のデータを前記スクロール用表示キャッシュデータメモリ14cに記憶させる機能、このスクロール用表示キャッシュデータメモリ14cに記憶された表示キャッシュデータ(Webページの全体データ)を、前記情報登録DB14bに登録された「送信状態」、および前記データ送信履歴メモリ14dの記憶情報に基づき下りの通信環境が良好な状態を判断しながら、前記クライアント装置20へ送信転送する機能が組み込まれる。
なお、当該サーバ装置10自身の表示装置16にて表示させるための描画データは、フレームバッファRAM15上に生成される。
図6は、前記SBCシステムにおけるクライアント装置20の回路構成を示すブロック図である。
クライアント装置20は、コンピュータとしてのCPU21を備え、このCPU21には、バス22を介してROM23、RAM24、フレームバッファRAM25が接続される。そして、このフレームバッファRAM25に書き込まれた描画データGが表示装置26に出力されて表示される。
また、CPU21には、バス22を介してキーボード,マウス,マイク,光センサなどの入力装置27、外部記憶装置28a、補助記憶装置28b、前記サーバ装置10との通信I/F(インターフェイス)29が接続される。
CPU21は、ROM23に予め記憶されているシステムプログラム(クライアント制御プログラム)に従ってRAM24を作業用メモリとし回路各部の動作を制御するもので、入力装置27からのキー入力信号やマウス移動信号、通信I/F29を介して受信されるサーバ装置10からのアプリケーション応答信号や転送描画データGなどに応じて前記システムプログラムが起動され実行される。
このクライアント装置20において、前記サーバ装置10におけるアプリケーションプログラムを実行させて生成した種々のデータは、適宜、外部記憶装置28aに読み込ませて記憶させ、また生成転送された表示用の描画データGは、その圧縮が解凍されてフレームバッファRAM25に書き込まれ表示装置26で表示出力される。
なお、前記作業用メモリとして機能するRAM24には、スクロール用表示キャッシュデータメモリ24aが備えられる。このスクロール用表示キャッシュデータメモリ24aには、前記サーバ装置10からその「送信状態」および下りの通信環境の良好な状態に従い転送されてくる、当該サーバ装置10のスクロール用表示キャッシュデータメモリ14c(図4参照)から読み出された表示キャッシュデータ(Webページデータ)が記憶される。このクライアント装置20のスクロール用表示キャッシュデータメモリ24aにおけるデータの記憶フォーマットは、前記サーバ装置10のスクロール用表示キャッシュデータメモリ14c(図4参照)と略同様で、Webページの全体データを構成しているパーツブロック毎のID「キャッシュID」「データ種別」「表示領域情報」「データ本体(保存ファイル名)」からなる。
次に、前記構成のSBCシステムの動作について説明する。
図7は、前記SBCシステムにおけるサーバ装置10のサーバ処理を示すフローチャートである。
通信I/F19によるクライアント装置20からのデータ受信待ちの状態において(ステップS1)、データが受信されると(ステップS2)、この受信されたデータの内容がログインを要求するイベント信号であるか否か判断される(ステップS3)。
ここで、クライアント装置20からのログインを要求するイベント信号が受信されたと判断されると(ステップS3(Yes))、当該ログイン要求送信元のクライアント装置20のログイン処理が実行され、ユーザ認証処理、クライアント用仮想フレームバッファRAM14aの初期化処理などが行われる(ステップS4)。
一方、既にログイン処理されたクライアント装置20からのデータが受信された際に(ステップS1,S2)、当該クライアント装置20のユーザ操作に伴う入力イベント信号が受信されたと判断されると(ステップS3(No)→S5(Yes))、図8における入力対応処理へ移行される(ステップSA)。
また、既にログイン処理されたクライアント装置20からのデータが受信された際に(ステップS1,S2)、スクロール用表示キャッシュデータメモリ14c(図4参照)に記憶されているWebページのキャッシュIDを指定したキャッシュデータの転送要求信号が受信されたと判断されると(ステップS3(No)→S5(No)→S6(Yes))、当該指定されたキャッシュIDに対応付けられたWebページのデータ(キャッシュデータ)が読み込まれ(ステップS7)、前記キャッシュデータ要求元のクライアント装置20へ送信転送される(ステップS8)。
そして、前記キャッシュデータの送信に伴うデータ送信量と送信日時の情報がデータ送信履歴メモリ14dに記憶される(ステップS9)。
なお、前記クライアント装置20からのデータが受信された際に(ステップS1,S2)、当該受信データの内容がログイン要求のイベント信号でもユーザ入力のイベント信号でも、キャッシュデータの要求信号でもないと判断された場合には(ステップS3(No)→S5(No)→S6(No))、当該受信データの内容に応じた他の処理が実行される(ステップS10)。
図8は、前記SBCシステムにおけるサーバ装置10のサーバ処理に伴う入力対応処理を示すフローチャートである。
この入力対応処理では、先ず、クライアント装置20から受信された入力イベント信号の内容が解析され(ステップA1)、この解析されたイベント信号の内容に応じて実行すべきアプリケーションプログラムに対するイベントが発行される(ステップA2)。
そして、前記入力イベント信号に応じたアプリケーションプログラムの実行に伴い、表示用描画データGの生成処理が含まれるか否か判断される(ステップA3)。ここで、表示用描画データGの生成処理が含まれると判断された場合には(ステップA3(Yes))、その描画データGの対象がWebページであるか否か判断される(ステップA4)。
そして、この入力イベントに応じた描画データGの対象がWebページであると判断された場合には(ステップA4(Yes))、図9におけるWebページキャッシュデータ表示処理へ移行される(ステップAX)。
図9は、前記SBCシステムにおけるサーバ装置10の入力対応処理に伴うWebページキャッシュデータ表示処理を示すフローチャートである。
このWebページキャッシュデータ表示処理では、先ず、描画対象とするWebページが新たなWebページへの切り換え(新たなWebページの取得要求)であるか否か判断される(ステップX1)。
新たなWebページへの切り換えであると判断されると(ステップX1(Yes))、当該Webページへアクセスされてそのページ全体の表示サイズが取得され(ステップX2)、クライアント用フレームバッファRAM14aの領域サイズより大きいか否か、つまり、当該Webページをクライアント装置20の表示画面に表示させた場合に、スクロールによる表示をしないとページ全体を表示できない大きな表示サイズであるか否か判断される(ステップX3)。
そして、前記描画対象とするWebページ全体の表示サイズが、クライアント用フレームバッファRAM14aの領域サイズより大きいと判断されると(ステップX3(Yes))、図10におけるスクロール用表示キャッシュデータ作成処理へ移行される(ステップXB)。
図10は、前記SBCシステムにおけるサーバ装置10のWebページキャッシュデータ表示処理に伴うスクロール用表示キャッシュデータ作成処理を示すフローチャートである。
このスクロール用表示キャッシュデータ作成処理では、描画対象とする大きなサイズのWebページの全体データをキャッシュデータとして取得する。
このキャッシュデータ作成処理が起動されると、先ず、キャッシュ作成用フレームバッファRAM14eが初期化される(ステップB1)。
そして、前記描画対象とする指定のWebページにアクセスされ、そのページ更新日時がチェックされる(ステップB2)。
すると、スクロール用表示キャッシュデータ情報登録DB14bに登録されている該当Webページの「URL情報」の登録の有無およびこれに対応付けられた「ページ更新日時」に基づき、今回アクセスした指定のWebページは既にキャッシュデータとして読み込み済みか否か判断される(ステップB3)。
ここで、今回アクセスした指定のWebページはキャッシュデータとして読み込み済みでないと判断された場合には(ステップB3(No))、前記初期化したキャッシュ作成用フレームバッファRAM14eに対して当該アクセス中のWebページの全体データが描画され(ステップB4)、当該ページデータ「データ本体(保存ファイル名)」が、そのパーツブロック毎の「キャッシュID」および「表示領域情報」を付加してスクロール用表示キャッシュデータメモリ14cに保存される(ステップB5)。
すると、前記スクロール用表示キャッシュデータ情報登録DB14bにおいて、今回キャッシュデータとして保存されたWebページの「URL情報」「ページ更新日時」「送信状態[0x00:未送信]」「キャッシュID範囲」「表示領域情報」が登録される(ステップB6)。
このスクロール用表示キャッシュデータ情報登録DB14bへの登録更新に伴い、前記「ページ更新日時」の新しいWebページをキャッシュデータとして読み込み登録した場合など、古いページ更新日時となった不要なキャッシュデータ(Webページ)が存在する(発生した)と判断された場合には(ステップB7(Yes))、該当するキャッシュデータが前記スクロール用表示キャッシュデータメモリ14cから削除され(ステップB8)、クライアント装置20へ該当するキャッシュデータのキャッシュIDを指定した削除指示信号が送信される(ステップB9)。
そして、この削除処理したキャッシュデータのキャッシュIDに対応するところの、前記スクロール用表示キャッシュデータ情報登録DB14bにおける登録データが削除される(ステップB10)。
すると、前記キャッシュ作成用フレームバッファRAM14eがクリアされて再び初期化された後(ステップB11)、前記スクロール用表示キャッシュデータ情報登録DB14bにおける今回キャッシュ作成したWebページの「送信状態」として[0x80:送信優先度高]のフラグが追加でセットされる(ステップB12)。
そして、図11において後述する、データ送信監視処理の起動タイマがセット済みであるか否か判断され(ステップB13)、セット済みでないと判断され場合には(ステップB13(No))、当該データ送信監視処理の起動タイマがセットされる(ステップB14)。
なお、前記ステップB3において、今回アクセスした指定のWebページはキャッシュデータとして読み込み済みであると判断された場合には(ステップB3(Yes))、前記ステップB4〜B14におけるキャッシュデータの作成処理を行うことなく、このスクロール用表示キャッシュデータ作成処理を終了する(Return)。
これにより、ユーザ所望のWebページであって、且つスクロール表示が必要になるサイズの大きなWebページの全体データがキャッシュデータとして取得され、スクロール用表示キャッシュデータメモリ14cに記憶されると共に、当該キャッシュデータのクライアント装置20への優先的な送信が指示される。
こうして前記図10におけるスクロール用表示キャッシュデータ作成処理(ステップXB)が終了すると、前記図9におけるWebページキャッシュデータ表示処理のステップX4からの処理が実行される。
このステップX4において、前記スクロール用表示キャッシュデータ作成処理(ステップXB)にて新たなWebページが読み込まれ前記スクロール用表示キャッシュデータメモリ14cに記憶された場合には(ステップB3〜B14)、当該Webページの先頭の表示領域に相当(クライアント用フレームバッファRAM14a(25)のサイズに相当)するパーツブロックのキャッシュデータが、その「キャッシュID」および「表示領域情報」と共に前記イベント入力元のクライアント装置20へ送信される。
また、前記ステップX4において、前記スクロール用表示キャッシュデータ作成処理(ステップXB)にて描画対象のWebページがキャッシュデータとして既に読み込み済みであったと判断された場合には(ステップB3(Yes))、当該読み込み済みのキャッシュデータ(Webページ)を表示させるため、そのWebページを構成する各パーツブロックの「キャッシュID」および「表示領域情報」だけが前記イベント入力元のクライアント装置20へ送信される。
すると、前記ステップX4のデータ送信処理に関わるデータ送信量と送信日時の情報がRAM14内に一時記憶される(ステップX5)。
そして、前記ステップX4にてクライアント装置20へ送信されたところのWebページの先頭表示領域に相当するキャッシュデータ「データ本体」が、クライアント用仮想フレームバッファRAM14aへの描画データGとして描画され、当該クライアント装置20側にてフレームバッファRAM25に書き込まれる描画データGとの同期が図られる(ステップX6)。
一方、前記ステップX1において、描画対象とするWebページが新たなWebページへの切り換え(新たなWebページの取得要求)ではないと判断された場合には(ステップX1(No))、現在描画表示されているWebページのスクロール処理(スクロール要求)であるか否か判断される(ステップX7)。
ここで、現在表示中のWebページのスクロール処理であると判断されると(ステップX7(Yes))、当該スクロール先の領域に相当するWebページのデータ部分が既にクライアント装置20へ送信済みであるか否か、スクロール用表示キャッシュデータメモリ14cに記憶されている前記スクロール先の領域に相当するパーツブロックの「送信状態[0x00:未送信]or[0x01:送信完了]」に基づき判断される(ステップX8)。
そして、前記スクロール先の領域に相当するWebページのデータ部分について、クライアント装置20へ送信済みでないと判断された場合には(ステップX8(No))、当該スクロール領域に相当するWebページのパーツブロックのキャッシュデータが、その「キャッシュID」および「表示領域情報」と共にクライアント装置20へ送信される(ステップX9,X10)。
また、前記スクロール先の領域に相当するWebページのデータ部分について、クライアント装置20へ送信済みであると判断された場合には(ステップX8(Yes))、当該スクロール領域に相当するWebページのパーツブロックに対応する「キャッシュID」および「表示領域情報」だけが、クライアント装置20へ送信される(ステップX10)。
すると、前記ステップX9,X10のデータ送信処理に関わるデータ送信量と送信日時の情報がRAM14内に一時記憶される(ステップX5)。
そして、前記ステップX9,X10にてクライアント装置20へ送信されたWebページのスクロール先の領域に相当するキャッシュデータ「データ本体」が、クライアント用仮想フレームバッファRAM14aへの描画データGとして描画され、当該クライアント装置20側にてフレームバッファRAM25に書き込まれる描画データGとの同期が図られる(ステップX6)。
一方、前記ステップX3において、前記描画対象とするWebページ全体の表示サイズが、クライアント用フレームバッファRAM14aの領域サイズ以内(スクロール不要)であると判断されるか(ステップX3(No))、または前記ステップX1,X7において、前記描画対象とするWebページが新たなWebページへの切り換え(新たなWebページの取得要求)ではなく(ステップX1(No))、現在描画表示されているWebページのスクロール処理(スクロール要求)でもないと判断された場合(ステップX7(No))には、前述した何れのキャッシュデータ処理も行われることなく、このWebページキャッシュデータ表示処理を終了する(Return)。
そして、前記Webページキャッシュデータ表示処理(ステップAX)において、新たなWebページへの切り換え、又は表示中Webページのスクロール処理に伴う何れかのキャッシュデータ処理が行われた場合には(ステップA5(Yes))、前記ステップX5においてRAM14内に一時記憶された、前記ステップX4又は前記ステップX9,X10でのデータ送信処理に関わるデータ送信量と送信日時の情報がデータ送信履歴メモリ14dに記憶される(ステップA6)。
一方、前記Webページキャッシュデータ表示処理(ステップAX)において、Webページの切り替えに伴うページ全体の表示サイズが、クライアント用フレームバッファRAM14aの領域サイズ以内(スクロール不要)であると判断されるか(ステップX3(No))、または新たなWebページへの切り換えでもなく、また表示中Webページのスクロール処理でもないと判断されることで(ステップX1(No),X7(No))、何れのキャッシュデータ処理も行われなかった場合には(ステップA5(No))、そのWebページの切り替えに伴う描画データG、または表示中のWebページ内での描画更新などに伴う描画データGが、クライアント用仮想フレームバッファRAM14aに書き込まれる(ステップA7)。
また一方、前記クライアント装置20からの入力イベント信号に応じたアプリケーションプログラムの実行に伴い、表示用描画データGとして生成すべき対象がWebページではないと判断された場合には(ステップA1〜A3(No)→A4(No))、前記実行中のアプリケーションプログラムに従い生成された描画データGがクライアント用仮想フレームバッファRAM14aに書き込まれる(ステップA7)。
すると、前記クライアント用仮想フレームバッファRAM14aに書き込まれた描画データGは、データ圧縮などのエンコード処理が施されて送信すべき描画データとして生成され(ステップA8)、前記入力イベント信号の送信元であるクライアント装置20へ送信される(ステップA9)。
すると、前記ステップA9でのデータ送信処理に関わるデータ送信量と送信日時の情報がデータ送信履歴メモリ14dに記憶される(ステップA6)。
一方、前記入力イベント信号に応じたアプリケーションプログラムの実行に伴い、表示用描画データGの生成処理が含まれないと判断された場合には(ステップA3(No))、何らかのデータ送信処理が含まれるか否か判断される(ステップA10)。
そして、データ送信処理が含まれると判断された場合には(ステップA10(Yes))、例えばクライアント装置20との間で定期的に行われる接続確認信号など、前記描画データG以外の前記入力イベントに応じたデータ(信号)が、前記入力イベント信号の送信元であるクライアント装置20へ送信される(ステップA11)。
すると、前記ステップA11のデータ送信処理に関わるデータ送信量と送信日時の情報がデータ送信履歴メモリ14dに記憶される(ステップA6)。
図11は、前記SBCシステムのサーバ装置10により実行されるデータ送信監視処理を示すフローチャートである。
このデータ送信監視処理は、前記図10におけるスクロール用表示キャッシュデータ作成処理でのステップB14においてセットされた、予め設定されたタイマ時間毎に繰り返し実行され、前記スクロール用表示キャッシュデータメモリ14cに生成保存されたキャッシュデータ(Webページデータ)を、当該Webページの取得要求元のクライアント装置20へ送信する。
このデータ送信監視処理が起動されると、先ず、データ送信履歴メモリ14dに記憶されている「送信データ量」および「TimeStamp(送信日時)」が読み出され(ステップC1)、現在時刻からその直前(n秒前)までの間での総送信データ量が取得される(ステップC2)。
このステップC2にて取得された直前の送信データ量が予め設定された閾値xより小さく、下りの通信データ量が少なく空いている状態であると判断されると(ステップC3(Yes))、前記スクロール用表示キャッシュデータ情報登録DB14bの「送信状態」が読み出され、当該「送信状態」が、[0x00:未送信]+[0x80:送信優先度高]または[0x01:途中まで送信済み]+[0x80:送信優先度高]または[0x00:未送信]または[0x01:途中まで送信済み]にセットされているデータ送信待ちのキャッシュIDがその優先順に判断される。そして、優先度の高いデータ送信待ちのキャッシュIDに対応するところのキャッシュデータ(Webページデータ)が、前記スクロール用表示キャッシュデータメモリ14cから取得され(ステップC4)、前記クライアント装置20へ送信転送される(ステップC5)。
すると、前記ステップC5のデータ送信処理に関わるデータ送信量と送信日時の情報がデータ送信履歴メモリ14dに記憶される(ステップC6)。
そして、前記ステップC5において前記クライアント装置20への送信が完了したキャッシュデータ(Webページデータ)のキャッシュIDに対応するところの、前記スクロール用表示キャッシュデータメモリ14cにおける「送信状態」が[0x01:送信完了]に、前記スクロール用表示キャッシュデータ情報登録DB14bにおける「送信状態」が[0x02:送信完了]または[0x01:途中まで送信済み]に変更されて登録される(ステップC7)。
この際、前記クライアント装置20への送信が完了したキャッシュデータ(Webページデータ)のキャッシュIDに対応するところの、前記スクロール用表示キャッシュデータ情報登録DB14bにおける「送信状態」として[0x80:送信優先度高]がセットされていた場合には(ステップC8(Yes))、当該優先度フラグ[0x80]はリセットされ(ステップC9)、このデータ送信監視処理の起動タイマは停止される(ステップC10)。
このように、前記サーバ装置10によれば、クライアント装置20からの入力イベントに応じた描画対象として、新たなWebページで且つスクロール表示を必要とするサイズのWebページのデータが取得された場合には、当該Webページの全体データをキャッシュデータとして作成管理し、先ずその先頭ページの表示領域に相当するデータ部分をその「キャッシュID」「表示領域情報」と共に直ちに前記クライアント装置20へ送信して表示させる。そして、前記キャッシュデータとして作成されたWebページの未送信のページ領域に相当するデータ部分をその「キャッシュID」「表示領域情報」と共に、下りの通信データ量が少ないときを判断して優先的に同クライアント装置20へ送信することができる。
この後、前記クライアント装置20から当該クライアント装置20にてキャッシュデータとして記憶された表示中のWebページのスクロールを指示する入力イベントが受信された場合には、そのスクロール領域に相当するデータ部分の「キャッシュID」「表示領域情報」だけを同クライアント装置20へ送信してスクロール表示させることができる。
図12は、前記SBCシステムにおけるクライアント装置20のクライアント処理を示すフローチャートである。
クライアント装置20の電源が投入されると、前記サーバ装置10に対する通信が開始されてログイン要求が送信され(ステップD1)、ユーザ認証処理やメモリ初期化処理などを含むサーバ装置10との接続確立のための処理が行われる(ステップD2)。
すると、前記サーバ装置10からのデータ受信待機状態となり(ステップD3)、当該サーバ装置10から受信されたデータが解析されることで(ステップD4)、前記ログイン要求に伴うサーバ装置10との接続が確立されたか否か判断される(ステップD5)。
サーバ装置10との接続が確立されたと判断されると(ステップD5(Yes))、クライアント装置20自身のユーザ操作に伴う入力イベント発生、あるいはサーバ装置10からのデータ受信に伴う受信イベント発生の待機状態になる(ステップD6)。
このイベント発生の待機状態において、サーバ装置10からのデータ受信に伴う受信イベントが発生したと判断されると(ステップD7(Yes))、図13におけるデータ受信処理へ移行される(ステップDE)。
図13は、前記SBCシステムにおけるクライアント装置20のクライアント処理に伴うデータ受信処理を示すフローチャートである。
このデータ受信処理では、先ず、前記サーバ装置10からのデータ受信に伴う受信イベントの内容について、表示用の描画イベントであるか否か判断される(ステップE1)。
ここで、前記サーバ装置10からのデータ受信に伴う受信イベントの内容が表示用の描画イベントであると判断されると(ステップE1(Yes))、この描画イベントが前記キャッシュIDおよび表示領域情報を含むキャッシュデータによる表示イベントであるか否か判断される(ステップE2)。
そして、前記サーバ装置10からの受信データに前記キャッシュIDおよび表示領域情報が含まれるキャッシュデータによる表示イベントであると判断されると(ステップE2(Yes))、RAM24内のスクロール用表示キャッシュデータメモリ24aから前記受信されたキャッシュIDに対応するところのキャッシュデータ(Webページデータ)が読み出される(ステップE3)。そして、前記キャッシュIDに対応するところのキャッシュデータ(Webページデータ)が前記スクロール用表示キャッシュデータメモリ24aに保存されていて、読み出された場合には(ステップE4(Yes))、当該キャッシュデータ(Webページデータ)が描画データGとしてフレームバッファRAM25に書き込まれ、表示装置26に対する描画処理が実行される(ステップE5)。
なお、前記受信されたキャッシュIDに対応するところのキャッシュデータ(Webページデータ)が前記スクロール用表示キャッシュデータメモリ24aに保存されてなく、読み出されない場合には(ステップE4(No))、当該キャッシュIDを指定したキャッシュデータの転送要求信号が前記サーバ装置10へ送信される(ステップE6)。
一方、前記サーバ装置10からのデータ受信に伴う受信イベントの内容が表示用の描画イベントでなく(ステップE1(No))、その受信データに「キャッシュID」「データ種別」「表示領域情報」「データ本体」(図4参照)が含まれるキャッシュデータ(Webページデータ)の登録イベントであると判断されると(ステップE7(Yes))、当該受信データが前記RAM24内のスクロール用表示キャッシュデータメモリ24aに記憶されて保存される(ステップE8)。
また、前記スクロール用表示キャッシュデータメモリ24aに保存されているキャッシュIDを指定したキャッシュデータの削除イベントであると判断された場合には(ステップE9(Yes))、当該指定されたキャッシュIDに対応するところのキャッシュデータが削除される(ステップE10)。
一方、前記サーバ装置10からのデータ受信に伴う受信イベントの内容が表示用の描画イベントであると判断されると共に(ステップE1(Yes))、この描画イベントが前記キャッシュデータによる表示イベントではないと判断された場合には(ステップE2(No)、受信された描画データGの圧縮をデコードするなどの解析処理が実行される(ステップE12)。そして、この解析処理された描画データGがフレームバッファRAM25に書き込まれ、表示装置26に対する描画処理が実行される(ステップE13)。
なお、前記ステップE6によるキャッシュIDを指定したキャッシュデータの転送要求に応答して、サーバ装置10から該当するキャッシュデータが描画イベントとして受信された場合には(ステップE1→E2→E12)、当該キャッシュデータに含まれる「データ本体(Webページデータ)」が描画データGとしてフレームバッファRAM25に書き込まれ、表示装置26に対する描画処理が実行される(ステップE13)。
そしてこの場合には、キャッシュデータ(Webページデータ)の登録イベントであると判断され(ステップE14(Yes))、前記受信されたキャッシュデータが前記RAM24内のスクロール用表示キャッシュデータメモリ24aに記憶されて保存される(ステップE15)。
一方、前記図12のステップD6におけるイベント発生の待機状態において、ユーザ操作に伴う入力イベントが発生したと判断された場合には(ステップD8(Yes))、図14におけるデータ送信処理へ移行される(ステップDF)。
図14は、前記SBCシステムにおけるクライアント装置20のクライアント処理に伴うデータ送信処理を示すフローチャートである。
このデータ送信処理が起動されると、先ず、ユーザ操作に伴う入力イベントの種別が判定される(ステップF1)。
すると、前記種別判定された入力イベントに対応する送信データが生成され(ステップF2)、サーバ装置10に対して送信される(ステップF3)。
したがって、前記構成のSBCシステムによれば、サーバ装置10において、クライアント装置20から受信される入力イベントの内容がWebページの取得要求である場合に、それが新たなWebページであって且つスクロール表示が必要なサイズのWebページである場合には、当該Webページの全体データを取得しキャッシュデータとしてスクロール用表示キャッシュデータメモリ14cに記憶すると共に、そのページ先頭の表示領域に相当するデータ部分のみをその「キャッシュID」及び「表示領域情報」と共に前記クライアント装置20へ送信転送して記憶させ表示させる。そして、前記キャッシュデータとして作成されたWebページの未送信のデータ部分については、下りの通信環境が良好な状態を判断して同クライアント装置20へ優先的に送信して記憶させる。この後、前記クライアント装置20から受信される入力イベントの内容が表示中のWebページのスクロール指示である場合は、スクロール先の領域に相当するキャッシュデータ部分の「キャッシュID」及び「表示領域情報」だけを前記クライアント装置20へ送信する。これにより、クライアント装置20では、サイズの大きなWebページを取得してスクロールしながら表示させる場合でも、その都度スクロール先の領域に相当するデータ部分をサーバ装置10から受信して取得する必要なく、スクロール用表示キャッシュデータメモリ14cに記憶されたキャッシュデータ(Webページデータ)を読み出して表示できるので、操作レスポンス良く表示させることができる。
前記実施形態では、スクロール用表示キャッシュデータとするデータの内容が、Webページのデータである場合について説明したが、このWebページのデータに限らず、その他のドキュメントファイルや画像ファイルのデータであってもよい。つまり、例えばクライアント装置20…間で共有管理されているデータなど、クライアント装置20から同データの取得が要求された場合に、その新たなデータを取得しキャッシュデータとしてキャッシュIDを対応付けて記憶すると共に、当該データの先頭の表示領域に相当するデータ部分だけを直ちに送信して表示させる。そして、下りの通信環境が良好な状態を判断して、前記データの未送信のデータ部分をそのキャッシュIDと共にクライアント装置20へ送信転送して保存させる構成としてもよい。
なお、前記実施形態において記載したSBCシステムによる各処理の手法、すなわち、図7のフローチャートに示すサーバ装置10によるサーバ処理、図8のフローチャートに示す前記サーバ処理に伴う入力対応処理、図9のフローチャートに示す前記サーバ装置10の入力対応処理に伴うWebページキャッシュデータ表示処理、図10のフローチャートに示す前記サーバ装置のWebページキャッシュデータ表示処理に伴うスクロール用表示キャッシュデータ作成処理、図11のフローチャートに示す前記サーバ装置10によるデータ送信監視処理、図12のフローチャートに示すクライアント装置20によるクライアント処理、図13のフローチャートに示す前記クライアント処理に伴うデータ受信処理、図14のフローチャートに示す前記クライアント処理に伴うデータ送信処理等の各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録装置18a,28aの媒体に格納して配布することができる。そして、サーバ装置10やクライアント装置20のコンピュータ(CPU11,21)は、この外部記録装置18a,28aの媒体に記憶されたプログラムを記憶装置(フラッシュROM13,23やRAM14,24)に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記実施形態において説明したユーザ所望のデータのサーバ装置10におけるキャッシュデータとしての取得生成機能、およびクライアント装置20への転送保存機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(N)上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(N)に接続されたコンピュータ装置(プログラムサーバ)から前記のプログラムデータを取り込んで記憶装置(フラッシュROM13,23やRAM14,24)に記憶させ、前述したユーザ所望のデータのサーバ装置10におけるキャッシュデータとしての取得生成機能、およびクライアント装置20への転送保存機能を実現することもできる。
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
10 …サーバ装置
20 …クライアント装置
11、21…CPU
12、22…バス
13、23…ROM
14、24…RAM
14a…クライアント用仮想フレームバッファRAM
14b…スクロール用表示キャッシュデータ情報登録DB(Data Base)
14c…スクロール用表示キャッシュデータメモリ(サーバ装置)
14d…データ送信履歴メモリ
14e…キャッシュ作成用フレームバッファRAM
24a…スクロール用表示キャッシュデータメモリ(クライアント装置)
15、25…フレームバッファRAM
16、26…表示装置
17、27…入力装置
18a、28a…外部記憶装置
18b、28b…補助記憶装置
19、29…通信I/F
N …通信ネットワーク
G …表示用描画データ
本発明は、表示端末装置および情報処理装置に関する。
本発明は、表示情報の受信あるいは送信を極力減らすことで、表示情報をレスポンス良く表示させること可能にすることにある。
請求項1は、各種情報を表示する表示端末装置であって、表示情報とその表示情報を識別する識別情報とを対応づけて複数記憶する記憶手段と、他の情報処理装置から表示情報に対応する識別情報を受信する受信手段と、前記受信手段で前記識別情報をした際は、その受信が表示情報を含まない受信であるのか否かを判別する判別手段と、前記判別手段で前記表示情報を含まない識別情報を受信したことを判別した際は、当該識別情報に対応して前記記憶手段に予め記憶された表示情報を読み出して表示する表示制御手段と、を具備したことを特徴としている。
請求項は、各種表示情報を表示端末装置に対して送信する情報処理装置であって、表示情報とその表示情報を識別する識別情報とを対応づけて複数記憶する記憶手段と、前記表示端末装置で表示させる表示情報を送信する際は、その表示情報を前記表示端末装置に対して既に送信済みか否かを判別する判別手段と、前記判別手段で送信済みではないと判別された場合に、その表示情報を当該表示情報を識別する識別情報と共に前記表示端末装置に対して送信するよう制御する送信制御手段と、を具備したことを特徴としている。
本発明によれば、表示情報の受信あるいは送信を極力減らすことで、表示情報をレスポンス良く表示させることが可能となる。

Claims (12)

  1. ネットワークを介したクライアント装置からの入力イベントに基づいてアプリケーションプログラムを実行し、当該入力イベントに応じた表示情報を生成して前記クライアント装置へ送信するサーバ装置であって、
    前記アプリケーションプログラムによって取得するデータが新たなデータか否かを判断する取得データ判断手段と、
    この取得データ判断手段により新たなデータであると判断された場合に、前記アプリケーションプログラムによって取得した当該新たなデータを表示キャッシュデータとして識別子に対応付けて記憶するキャッシュデータ記憶手段と、
    このキャッシュデータ記憶手段により記憶された表示キャッシュデータをその識別子と共に前記クライアント装置へ送信するキャッシュデータ送信手段と、
    前記クライアント装置からの入力イベントが前記キャッシュデータ送信手段により送信された表示キャッシュデータに対するスクロールの入力イベントである場合に、当該送信された表示キャッシュデータに対応付けられて前記キャッシュデータ記憶手段により記憶された識別子を、前記入力イベントに応じた表示情報として前記クライアント装置へ送信するキャッシュ識別子送信手段と、
    を備え、
    前記キャッシュデータ記憶手段は、前記アプリケーションプログラムによって取得した新たなデータを複数のデータ部分からなる表示キャッシュデータとして各データ部分毎の識別子に対応付けて記憶し、
    前記キャッシュ識別子送信手段は、前記クライアント装置からの入力イベントが前記キャッシュデータ送信手段により送信された表示キャッシュデータに対するスクロールの入力イベントである場合に、当該送信された表示キャッシュデータのうちスクロール先のデータ部分に対応付けられて前記キャッシュデータ記憶手段により記憶された識別子を、前記入力イベントに応じた表示情報として前記クライアント装置へ送信する、
    ことを特徴とするサーバ装置。
  2. 前記キャッシュデータ送信手段は、
    前記キャッシュデータ記憶手段により記憶された表示キャッシュデータのうち、前記クライアント装置の表示領域に相当する先頭部分の表示キャッシュデータをその識別子と共に同クライアント装置へ送信する第1のキャッシュデータ送信手段と、
    この第1のキャッシュデータ送信手段による未送信部分の表示キャッシュデータをその識別子と共に前記クライアント装置へ送信する第2のキャッシュデータ送信手段とを有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記第2のキャッシュデータ送信手段は、前記クライアント装置への通信状態を判断する通信状態判断手段を有し、この通信状態判断手段により良好な通信状態であると判断されたときに、前記第1のキャッシュデータ送信手段による未送信部分の表示キャッシュデータをその識別子と共に前記クライアント装置へ送信する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のサーバ装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のサーバ装置に対して入力イベントを送信するクライアント装置であって、
    ユーザ操作に応じた入力イベントを前記サーバ装置へ送信する入力イベント送信手段と、
    前記サーバ装置から送信されたデータを受信するデータ受信手段と、
    このデータ受信手段により受信されたデータが前記表示キャッシュデータとその識別子である場合は、当該表示キャッシュデータとその識別子を対応付けて登録するキャッシュデータ登録手段と、
    前記入力イベント送信手段により送信されたユーザ入力イベントに応答して、前記データ受信手段により受信されたデータが表示情報としての識別子である場合は、当該識別子に対応付けられて前記キャッシュデータ登録手段により登録された表示キャッシュデータを表示するキャッシュデータ表示手段と、
    前記入力イベント送信手段により送信されたユーザ入力イベントに応答して、前記データ受信手段により受信されたデータが表示情報としての描画データである場合は、当該描画データを表示する描画データ表示手段と、
    を備えたことを特徴とするクライアント装置。
  5. ネットワークを介したクライアント装置からの表示要求イベントを受信し、その表示要求イベントに基づいた表示情報を当該クライアント装置へ送信するサーバ装置であって、
    複数のデータ部分からなる表示キャッシュデータの各データ部分の表示情報をその表示情報を識別する識別情報と対応付けて記憶するキャッシュ記憶手段と、
    前記表示キャッシュデータの一部のデータ部分の表示情報を前記クライアント装置からの表示要求に基づいて送信する際は、その表示情報を前記識別情報と共に送信する第1送信手段と、
    前記クライアント装置から前記表示キャッシュデータの内の他のデータ部分の表示情報の表示要求イベントを受信した際は、そのデータ部分が前記クライアント装置に対して既に送信済みの表示情報であるか否かを判別し、送信済みであれば、そのデータ部分の表示情報は送信せず、そのデータ部分に対応付けて前記キャッシュ記憶手段に記憶された識別情報を前記クライアント装置へ送信する第2送信手段と、
    を備えたことを特徴とするサーバ装置。
  6. 前記他のデータ部分の表示情報の表示要求イベントは、表示スクロールイベントであり、
    前記第2送信手段は、前記スクロール先のデータ部分に対応する表示情報を送信済みであれば、そのスクロール先のデータ部分に対応する前記識別情報を前記クライアント装置へ送信する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のサーバ装置。
  7. 前記第2送信手段は、前記データ部分が前記クライアント装置に対して既に送信済みでない場合には、そのデータ部分に対応する表示情報をその表示情報を識別する識別情報と共に前記クライアント装置へ送信する、
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載のサーバ装置。
  8. 請求項5〜7の何れかに記載のサーバ装置に対して表示要求イベントを送信するクライアント装置であって、
    前記サーバ装置から送信されたデータを受信する受信手段と、
    この受信手段により受信されたデータが前記表示キャッシュデータの一部のデータ部分の表示情報と識別情報である場合は、当該表示情報と識別情報を対応付けて順次登録するキャッシュ登録手段と、
    前記表示要求イベントに応答して前記受信手段により受信されたデータが表示情報の無い識別情報である場合は、当該識別情報に対応付けて前記キャッシュ登録手段に登録された表示情報を読み出して表示し、前記表示要求イベントに応答して前記受信手段により受信されたデータが表示情報である場合は、当該表示情報を表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とするクライアント装置。
  9. ネットワークを介したクライアント装置からの入力イベントに基づいてアプリケーションプログラムを実行し、当該入力イベントに応じた表示情報を生成して前記クライアント装置へ送信するサーバ装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記アプリケーションプログラムによって取得するデータが新たなデータか否かを判断する取得データ判断手段、
    この取得データ判断手段により新たなデータであると判断された場合に、前記アプリケーションプログラムによって取得した当該新たなデータを表示キャッシュデータとして識別子に対応付けてメモリに記憶するキャッシュデータ記憶手段、
    このキャッシュデータ記憶手段によりメモリに記憶された表示キャッシュデータをその識別子と共に前記クライアント装置へ送信するキャッシュデータ送信手段、
    前記クライアント装置からの入力イベントが前記キャッシュデータ送信手段により送信された表示キャッシュデータに対するスクロールの入力イベントである場合に、当該送信された表示キャッシュデータに対応付けられて前記キャッシュデータ記憶手段によりメモリに記憶された識別子を、前記入力イベントに応じた表示情報として前記クライアント装置へ送信するキャッシュ識別子送信手段、
    として機能させ、
    前記キャッシュデータ記憶手段は、前記アプリケーションプログラムによって取得した新たなデータを複数のデータ部分からなる表示キャッシュデータとして各データ部分毎の識別子に対応付けて記憶し、
    前記キャッシュ識別子送信手段は、前記クライアント装置からの入力イベントが前記キャッシュデータ送信手段により送信された表示キャッシュデータに対するスクロールの入力イベントである場合に、当該送信された表示キャッシュデータのうちスクロール先のデータ部分に対応付けられて前記キャッシュデータ記憶手段により記憶された識別子を、前記入力イベントに応じた表示情報として前記クライアント装置へ送信する、
    ようにしたコンピュータ読み込み可能なプログラム。
  10. 請求項9に記載のサーバ装置に対して入力イベントを送信するクライアント装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    ユーザ操作に応じた入力イベントを前記サーバ装置へ送信する入力イベント送信手段、
    前記サーバ装置から送信されたデータを受信するデータ受信手段、
    このデータ受信手段により受信されたデータが前記表示キャッシュデータとその識別子である場合は、当該表示キャッシュデータとその識別子を対応付けて登録するキャッシュデータ登録手段、
    前記入力イベント送信手段により送信されたユーザ入力イベントに応答して、前記データ受信手段により受信されたデータが表示情報としての識別子である場合は、当該識別子に対応付けられて前記キャッシュデータ登録手段により登録された表示キャッシュデータを表示するキャッシュデータ表示手段、
    前記入力イベント送信手段により送信されたユーザ入力イベントに応答して、前記データ受信手段により受信されたデータが表示情報としての描画データである場合は、当該描画データを表示する描画データ表示手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。
  11. ネットワークを介したクライアント装置からの表示要求イベントを受信し、その表示要求イベントに基づいた表示情報を当該クライアント装置へ送信するサーバ装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    複数のデータ部分からなる表示キャッシュデータの各データ部分の表示情報をその表示情報を識別する識別情報と対応付けて記憶するキャッシュ記憶手段、
    前記表示キャッシュデータの一部のデータ部分の表示情報を前記クライアント装置からの表示要求に基づいて送信する際は、その表示情報を前記識別情報と共に送信する第1送信手段、
    前記クライアント装置から前記表示キャッシュデータの内の他のデータ部分の表示情報の表示要求イベントを受信した際は、そのデータ部分が前記クライアント装置に対して既に送信済みの表示情報であるか否かを判別し、送信済みであれば、そのデータ部分の表示情報は送信せず、そのデータ部分に対応付けて前記キャッシュ記憶手段に記憶された識別情報を前記クライアント装置へ送信する第2送信手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。
  12. 請求項11に記載のサーバ装置に対して表示要求イベントを送信するクライアント装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記サーバ装置から送信されたデータを受信する受信手段、
    この受信手段により受信されたデータが前記表示キャッシュデータの一部のデータ部分の表示情報と識別情報である場合は、当該表示情報と識別情報を対応付けて順次登録するキャッシュ登録手段、
    前記表示要求イベントに応答して前記受信手段により受信されたデータが表示情報の無い識別情報である場合は、当該識別情報に対応付けて前記キャッシュ登録手段に登録された表示情報を読み出して表示し、前記表示要求イベントに応答して前記受信手段により受信されたデータが表示情報である場合は、当該表示情報を表示する表示手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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