JP2013214197A - 入力装置、表示装置、および機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧電素子の数が増えた場合であっても、入力部に対する押圧荷重の検出感度が低下する可能性を低減することができる入力装置、表示装置、および機器を提供する。
【解決手段】入力装置X1は、タッチパネル2と、タッチパネル2に配置された複数の圧電素子3aと、タッチパネル2に対する押圧位置に基づいて、複数の圧電素子3のうち検出対象とすべき圧電素子3を決定し、決定した圧電素子3の出力信号に基づいてタッチパネル2に対する押圧荷重を検出する制御部53と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力装置、表示装置、および機器に関する。
近年、タッチパネルのような入力部を備えた入力装置において、使用者がこのタッチパネルを操作した場合に、使用者に対して、押圧感、なぞり感、肌触り感等の様々な触感を呈示する触覚伝達技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような入力装置は、タッチパネルと、タッチパネルに配置された圧電素子と、を備えている。また、入力装置は、圧電素子の出力信号に基づいてタッチパネルに対する押圧荷重を検出し、検出した押圧荷重が所定の基準を満たした際に、タッチパネルを押圧している使用者に対して触感を呈示するように圧電素子を駆動する制御部を備えている。
特開2003−122507号公報
ところで、使用者に対して十分な触感を呈示するためには、タッチパネル全体を十分に湾曲振動させる必要がある。すなわち、タッチパネルのサイズが大きくなるほど、タッチパネルに配置するべき圧電素子の数も増やす必要がある。そして、圧電素子の数が増えた場合、制御部において、全ての圧電素子の出力信号に基づいてタッチパネルに対する押圧荷重を検出しようとすると、全ての圧電素子の出力信号を平均化して所定の基準と比べることになり、タッチパネルに対する押圧荷重の検出感度が低下する。このため、圧電素子の数が増えた場合には、押圧荷重を検出するための工夫が必要となる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、圧電素子の数が増えた場合であっても、入力部に対する押圧荷重の検出感度が低下する可能性を低減することができる入力装置、表示装置、および機器に関する。
本発明の入力装置における一態様は、入力部と、前記入力部に配置された複数の圧電素子と、前記入力部に対する押圧位置に基づいて、複数の前記圧電素子のうち検出対象とすべき前記圧電素子を決定し、決定した前記圧電素子の出力信号に基づいて前記入力部に対する押圧荷重を検出する制御部と、を備える。
本発明の表示装置における一態様は、本発明に係る入力装置と、前記入力装置に対向して配置された表示パネルと、前記表示パネルが収容された筐体と、を備える。
本発明の機器における一態様は、本発明に係る表示装置を備える。
本発明の入力装置、表示装置、および携帯端末は、圧電素子の数が増えた場合であっても、入力部に対する押圧荷重の検出感度が低下する可能性を低減することができる、という効果を奏する。
本実施形態に係る入力装置の概略構成を示すブロック図である。 タッチパネルの概略構成を示す平面図である。 入力領域を4つの区画領域に分割した状態を示す図である。 記録部に記録されたデータ構造の一例を示す図である。 制御部の押圧荷重の検出動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る表示装置の概略構成を示す断面図である。 本実施形態に係る携帯端末の概略構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、本発明の一実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材を簡略化して示したものである。したがって、本発明に係る入力装置、表示装置、および機器は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、符号は、同一または類似する構成のものについて、例えば、「圧電素子3a〜3d」のように、同一の符号に小文字のアルファベットの付加符号を付すことがある。また、この場合において、単に「圧電素子3」という等、上記の付加符号を省略することがあるものとする。
図1は、本実施形態に係る入力装置X1の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、入力装置X1は、タッチパネル2、圧電素子3、タッチパネルドライバ4、および触覚伝達ドライバ5を備えている。
タッチパネル2は、使用者が指あるいはペン等で操作した箇所を入力位置として検出する入力部である。図2は、タッチパネル2の概略構成を示す平面図である。図2に示すように、タッチパネル2は、入力領域E1および非入力領域E2を有している。入力領域E1は、使用者が入力操作をすることができる領域である。非入力領域E2は、使用者が入力操作をすることができない領域である。本実施形態に係る非入力領域E2は、入力領域E1を取り囲むように当該入力領域E1の外側に位置しているが、これに限らない。例えば、入力領域E1内に非入力領域E2が位置していてもよい。
本実施形態では、タッチパネル2は、投影型の静電容量方式のタッチパネルであるが、これに限らず、表面型の静電容量方式のタッチパネル、抵抗膜方式のタッチパネル、表面弾性波方式のタッチパネル、赤外線方式のタッチパネル、電磁誘導方式のタッチパネル等であってもよい。すなわち、タッチパネル2の方式については特に限定されない。
タッチパネル2は、基体21、第1検出電極パターン22、第2検出電極パターン23、および検出用配線24を備えている。なお、タッチパネル2は、第1検出電極パターン22、第2検出電極パターン23、および検出用配線24以外に、非入力領域E2を加飾する加飾層、検出電極パターン22,23を保護する保護層、あるいは基体21の主面を保護する保護フィルム等が設けられていてもよい。
基体21は、第1検出電極パターン22、第2検出電極パターン23、および検出用配線24を支持する役割を有する。基体21は、絶縁性を有するとともに、基体21の主面に交差する方向に入射する光に対して透光性を有する構成とされている。このため、基体2の構成材料としては、例えば、ガラスあるいはプラスチック等が挙げられる。
第1検出電極パターン22は、入力領域E1に対応する基体21に接近した使用者の指との間において静電容量を発生し、Y方向における入力位置を検出する役割を有する。第1検出電極パターン22は、入力領域E1に対応する基体21上に、Y方向に並んで複数
設けられている。
第2検出電極パターン23は、入力領域E1に対応する基体21に接近した使用者の指との間において静電容量を発生し、X方向における入力位置を検出する役割を有する。第2検出電極パターン23は、入力領域E1に対応する基体21上に、X方向に並んで複数設けられている。
なお、第1検出電極パターン22と第2検出電極パターン23とが交差する部分には、図示しない絶縁体が設けられている。すなわち、絶縁体は、第1検出電極パターン22と第2検出電極パターン23との間に設けられている。絶縁体により第1検出電極パターン22と第2検出電極パターン23とは電気的に絶縁されることになる。
第1検出電極パターン3および第2検出電極パターン4の構成材料としては、透光性を有する導電性部材が挙げられる。透光性を有する導電性部材としては、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、ATO(Al-Doped Zinc Oxide)、酸化錫、酸化亜鉛、あるいは導電性高分子等が挙げられる。
検出用配線24は、第1検出電極パターン22および第2検出電極パターン23に対して電圧を印加する役割、および、第1検出電極パターン22および第2検出電極パターン23と使用者の指との間において発生した静電容量の変化を検出する役割を有する。検出用配線24は、その一端部が第1検出電極パターン22および第2検出電極パターン23と電気的に接続され、その他端部が外部導通領域G1に位置している。なお、外部導通領域G1には、図示しないフレキシブル基板が接続される。検出用配線24は、このフレキシブル基板を介して、タッチパネルドライバ4と電気的に接続される。
検出用配線24は、例えば、硬質で高い形状安定性を得るべく、金属薄膜で構成されている。金属薄膜としては、例えば、アルミニウム膜、アルミニウム合金膜、クロム膜とアルミニウム膜との積層膜、クロム膜とアルミニウム合金膜との積層膜、銀膜、銀合金膜、あるいは金合金膜が挙げられる。
圧電素子3は、触覚伝達ドライバ5の制御により、圧電正効果を利用して、タッチパネル2に対する押圧荷重を検出するための荷重検出モード31と、圧電逆効果を利用して、タッチパネル2を湾曲振動させる触感呈示モード32とのいずれかのモードで動作する。荷重検出モード31では、圧電素子3は、タッチパネル2に対する押圧荷重に対応する出力信号を触覚伝達ドライバ5へ供給する。触感呈示モード32では、圧電素子3は、触覚伝達ドライバ5から供給される駆動信号に応じてタッチパネル2を湾曲振動させて、タッチパネル2を押圧している使用者(押圧対象)に対して駆動信号に応じた所定の触感を呈示する。なお、圧電素子3は、モノモルフ、ユニモルフ、バイモルフ等のいずれであってもよい。
圧電素子3は、タッチパネル2の非入力領域E2に配置されている。本実施形態では、タッチパネル2の一方の長辺に沿って圧電素子3が2つ(圧電素子3a、圧電素子3c)、タッチパネル2の他方の長辺に沿って圧電素子3が2つ(圧電素子3b、圧電素子3d)、合計4つの圧電素子3がタッチパネル2の非入力領域E2に配置されている。なお、圧電素子3は複数有していればよく、その数については特に限定されない。
本実施形態では、圧電素子3a〜3dそれぞれに対して、個別に、図示しないフレキシブル基板が接続されている。圧電素子3a〜3dは、このフレキシブル基板を介して、触覚伝達ドライバ5と電気的に接続される。このため、本実施形態では、圧電素子3a〜3d毎に個別に圧電素子3a〜3dの出力信号を取得することができるとともに、圧電素子
3a〜3dに対して個別に駆動信号を供給することができる。
タッチパネルドライバ4は、第1検出電極パターン22および第2検出電極パターン23と使用者の指との間において発生した静電容量の変化に基づいて、タッチパネル2に対する使用者の押圧位置を算出する。タッチパネルドライバ4は、算出した押圧位置を触覚伝達ドライバ5へ供給する。なお、タッチパネルドライバ4は、例えば、外部導通領域G1に接続されたフレキシブル基板と電気的に接続された図示しない回路基板上に設けられている。なお、回路基板は、例えば、後述するバックライト102の背面側に配置される。
触覚伝達ドライバ5は、信号受付部51、記録部52、制御部53、および信号供給部54を備えている。なお、信号受付部51、制御部53、および信号供給部54は、以下で説明するようにプログラム等のソフトウェアにて実現してもよいし、デジタル回路等のハードウェアにて実現してもよい。なお、触覚伝達ドライバ5は、タッチパネルドライバ4と同様、例えば、圧電素子3に接続されたフレキシブル基板と電気的に接続された回路基板上に設けられている。
信号受付部51は、圧電素子3a〜3dのそれぞれから供給された押圧荷重に対応する出力信号を受け付ける。信号受付部51は、受け付けた出力信号に対して、圧電素子3a〜3dのそれぞれを識別するための素子識別情報を付加する。信号受付部51は、素子識別情報を付加した出力信号を制御部53へ供給する。
記録部52は、入力領域E1を複数の区画領域に分割した場合における、複数の区画領域のそれぞれを識別するための区画識別情報を記録する。ここで、記録部52は、触覚伝達ドライバ5が有するROMあるいはRAM等のメモリによって実現される。
図3は、入力領域E1を4つの区画領域A〜Dに分割した状態を示す図である。図3に示すように、入力領域E1は、4つの区画領域A〜Dのそれぞれが均等な面積となるように、4つの区画領域A〜Dを有している。本実施形態では、区画領域Aに対応して圧電素子3aが配置されている。また、区画領域Bに対応して圧電素子3bが配置されている。また、区画領域Cに対応して圧電素子3cが配置されている。さらに、区画領域Dに対応して圧電素子3dが配置されている。
なお、上記では、入力領域E1を4つの区画領域に分割した例について説明したが、これに限らない。入力領域E1を分割する区画領域の数については任意である。
図4は、記録部52に記録されたデータ構造の一例を示す図である。図4に示すように、記録部52には、区画領域および区画識別情報が記録されている。また、記録部52には、区画識別情報に対応付けられて素子識別情報も記録されている。例えば、区画領域Aに対応付けられて、区画識別情報(X1,Y1)、(X1,Y2)、(X2,Y2)、(X2,Y1)が記録されている。なお、図3および図4に示すX1〜X3は、入力領域E1のX座標をそれぞれ示している。また、Y1〜Y3は、入力領域E1のY座標をそれぞれ示している。また、区画識別情報に対応付けられて、素子識別情報「圧電素子3a」が記録されている。
制御部53は、タッチパネル2に対する押圧位置に基づいて、複数の圧電素子3のうち検出対象とすべき圧電素子3を決定し、決定した圧電素子3の出力信号に基づいてタッチパネル2に対する押圧荷重を検出する。以下、制御部53による押圧荷重の検出動作について図5を用いて詳細に説明する。
図5は、制御部53の押圧荷重の検出動作の一例を示すフローチャートである。図5に示すように、制御部53は、信号受付部51から供給された、素子識別情報が付加された出力信号を取得する(Op1)。本実施形態では、制御部53は、素子識別情報「圧電素子3a〜3d」がそれぞれ付加された4つの出力信号を取得したものとする。そして、制御部53は、タッチパネルドライバ4から供給された、タッチパネル2に対する使用者の押圧位置を取得する(Op2)。
次に、制御部53は、記録部52に記録された区画識別情報に基づいて、Op2にて取得された押圧位置がどの区画領域に含まれているのかを判定する(Op3)。本実施形態では、制御部53は、Op2にて取得された押圧位置が区画領域Aに含まれていたと判定したものとする。なお、制御部53は、記録部52にアクセスするだけで、押圧位置がどの区画領域に含まれているのかを容易に判定することができる。
そして、制御部53は、Op3にて判定された区画領域が示す区画識別情報に対応付けられた素子識別情報を記録部52から読み出す(Op4)。本実施形態では、Op3にて判定された区画領域Aが示す区画識別情報(X1,Y1)、(X1,Y2)、(X2,Y2)、(X2,Y1)に対応付けられた素子識別情報「圧電素子3a」を、記録部52から読み出す。
なお、Op2〜Op4の処理が終了した後に、Op1の処理を実行してもよい。
そして、制御部53は、Op1にて取得された出力信号の中から、Op4にて読み出された素子識別情報に対応する出力信号を抽出する(Op5)。本実施形態では、制御部53は、Op1にて取得された4つの出力信号の中から、Op4にて読み出された素子識別情報「圧電素子3a」に対応する出力信号を抽出する。具体的には、制御部53は、素子識別情報「圧電素子3a」が付加された出力信号を抽出する。なお、抽出した出力信号以外の出力信号については、制御部53により削除される。
そして、制御部53は、Op5にて抽出された出力信号に対応する圧電素子3を検出対象とすべき圧電素子3として決定する(Op6)。すなわち、制御部53は、Op5にて抽出された出力信号に対応する圧電素子3以外の圧電素子3については検出対象とすべき圧電素子3として決定しない。本実施形態では、制御部53は、圧電素子3aを検出対象とすべき圧電素子3aとして決定する。なお、Op6の処理は、Op5において制御部53が出力信号を抽出していることにより、Op5の処理と実質的に同じである。本明細書では、説明の便宜上、Op5の処理とOp6の処理とを2つに分けて記載するものとする。
そして、制御部53は、Op6にて決定された圧電素子3の出力信号に基づいてタッチパネル2に対する押圧荷重を検出する(Op7)。本実施形態では、制御部53は、圧電素子3aの出力信号に基づいてタッチパネル2に対する押圧荷重を検出する。そして、制御部53は、Op7にて検出された押圧荷重が所定の基準以上であるか否かを判定する(Op8)。なお、この所定の基準は、制御部53内のメモリに記録されていてもよいし、記録部52に記録されていてもよい。また、この所定の基準は、適宜に変更できることが好ましい。
Op7にて検出された押圧荷重が所定の基準以上であると判定すれば(Op8にてYES)、制御部53は、触感を呈示するための駆動信号を生成し、生成した駆動信号を信号供給部54へ供給する(Op9)。一方、Op7にて検出された押圧荷重が所定の基準未満であると判定すれば(Op8にてNo)、制御部53は、図5の処理を終了する。
信号供給部54は、制御部53により生成された駆動信号を圧電素子3へ供給する。これにより、圧電素子3は駆動し、駆動した圧電素子3によって、タッチパネル2は上下方向(タッチパネル2の厚み方向)に湾曲振動する。タッチパネル2の湾曲振動により、使用者に対して触感を呈示することができる。
なお、信号供給部54は、タッチパネル2に配置された全ての圧電素子3a〜3dへ駆動信号を供給することが好ましい。このようにすると、全ての圧電素子3a〜3dにより、タッチパネル2の全体を大きく湾曲振動させることが可能となるからである。また、信号供給部54は、Op6にて決定された圧電素子3にのみ駆動信号を供給してもよい。このようにすると、Op6にて決定された圧電素子3のみが駆動し、Op6にて決定された圧電素子3以外の圧電素子3については駆動しないことから、圧電素子3を駆動するための電力を低く抑えつつ、押圧位置の周辺を中心としてタッチパネル2をある程度湾曲振動させることが可能となる。
このように、制御部53は、タッチパネル2に対する押圧位置に基づいて、複数の圧電素子3のうち検出対象とすべき圧電素子3を決定する。すなわち、制御部53は、複数の圧電素子3のうち、押圧位置に対して最も近くに位置する圧電素子3を検出対象とすべき圧電素子3として決定する。そして、制御部53は、決定した圧電素子3の出力信号に基づいてタッチパネル2に対する押圧荷重を検出する。すなわち、制御部53は、押圧位置に対して最も近くに位置する圧電素子3の出力信号のみに基づいてタッチパネル2に対する押圧荷重を検出する。それゆえ、入力装置X1では、圧電素子3の数が増えた場合であっても、タッチパネル2に対する押圧荷重の検出感度が低下する可能性を低減することができる。
なお、使用者によって入力領域E1の中心部(X2,Y2)が押圧された場合、制御部53は、複数の圧電素子3の全てを検出対象とすべき圧電素子3として決定する。この場合、制御部53は、複数の圧電素子3の出力信号を平均化してタッチパネル2に対する押圧荷重を検出する。また、使用者によって区画領域Aと区画領域Bとの境界が押圧された場合、制御部53は、複数の圧電素子3のうち、区画領域Aに対応して配置された圧電素子3aおよび区画領域Bに対応して配置された圧電素子3bを、検出対象とすべき圧電素子3として決定する。この場合、制御部53は、圧電素子3aおよび圧電素子3bの出力信号を平均化してタッチパネル2に対する押圧荷重を検出する。なお、区画領域Aと区画領域Cとの境界が押圧された場合、区画領域Bと区画領域Dとの境界が押圧された場合、および区画領域Cと区画領域Dとの境界が押圧された場合であっても、これと同様である。
また、上記では、4つの区画領域A〜Dに対応して4つの圧電素子3a〜3dが配置されている例について説明したが、これに限らない。1つの区画領域に対応して2以上の圧電素子3が配置されていてもよい。
次に、入力装置X1を備えた表示装置Y1について、図6を参照しながら説明する。
図6に示すように、本実施形態に係る表示装置Y1は、入力装置X1と、入力装置X1に対向して配置される液晶表示装置Z1とを備えている。
液晶表示装置Z1は、液晶パネル101、バックライト102、および第1筐体103を備えている。
液晶パネル101は、表示のために液晶組成物を利用した表示パネルである。なお、液晶パネル101の代わりに、プラズマパネル、有機ELパネル、電子ペーパ等の表示パネ
ルを用いてもよい。ここで、有機ELパネルは、電圧を印加すると発光する物質を利用した表示パネルである。具体的には、有機ELパネルは、ジアミン類等の有機物を用いた発光体を基板に蒸着し、5〜10Vの直流電圧を印加することで表示が行われる。なお、液晶パネル2の代わりに有機ELパネルを用いた場合には、バックライト102は不要となる。
バックライト102は、光源102aおよび導光板102bを備えている。光源102aは、導光板102bに向けて光を出射する役割を担う部材であり、例えば、LED(Light Emitting Diode)から構成される。なお、LEDの代わりに、冷陰極蛍光ランプ、ハロゲンランプ、キセノンランプ、EL(Electro-Luminescence)であってもよい。導光板102bは、液晶パネル101の下面全体にわたって、光源102aからの光を略均一に導くための役割を担う部材である。
第1筐体103は、液晶パネル101およびバックライト102を収容する役割を担うものであり、上側筐体103aおよび下側筐体103bを備えている。第1筐体103の構成材料としては、例えば、ポリカーボネート等の樹脂、あるいは、ステンレス、アルミニウム等の金属が挙げられる。
ここで、入力装置X1と液晶表示装置Z1とは、支持体104を介して接続される。すなわち、入力装置X1と液晶表示装置Z1との間に空間が生じるように、入力装置X1と液晶表示装置Z1とは、支持体104を介して接続される。本実施形態では、支持体104は、上側筐体103aに設けられているが、これに限らない。支持体104は、下側筐体103bに設けられていてもよい。また、本実施形態では、支持体104は、入力装置X1における基体21の4つの隅部に位置しているが、4つの隅部以外の部位にも位置していてもよい。支持体104は、入力装置X1における基体21の湾曲振動を抑制しないように、弾性を有している。このため、支持体104の構成材料としては、例えば、シリコーンゴム、ウレタンゴム、発泡ウレタン、あるいはその他ゴム類等が挙げられる。
このように、入力装置X1は、液晶表示装置Z1の液晶パネル101を透視しながら、入力装置X1の入力領域E1を入力操作することによって、各種の情報を入力することができる。また、入力装置X1は、基体21を押圧している使用者に対して触感を呈示することができる。
表示装置Y1は、入力装置X1を備えているので、圧電素子3の数が増えた場合であっても、タッチパネル2に対する押圧荷重の検出感度が低下する可能性を低減することができる。
次に、表示装置Y1を備えた携帯端末P1について、図7を参照しながら説明する。
図7に示すように、本実施形態に係る携帯端末P1は、例えば、携帯電話、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)等であって、表示装置Y1と、音声入力部201と、音声出力部202と、キー入力部203と、第2筐体204とを備えている。
音声入力部201は、例えば、マイク等により構成されており、使用者の音声等が入力される。音声出力部202は、スピーカ等により構成されており、相手方からの音声等が出力される。キー入力部203は、例えば、機械的なキーにより構成される。なお、キー入力部203は、表示画面に表示された操作キーであってもよい。第2筐体204は、表示装置Y1、音声入力部201、音声出力部202、およびキー入力部203を収容する役割を担う部材である。
他にも、携帯端末P1は、必要な機能に応じて、デジタルカメラ機能部、ワンセグ放送用チューナ、赤外線通信機能部等の近距離無線通信部、および各種インタフェース等を備える場合もあるが、これらの詳細についての図示および説明は省略する。
携帯端末P1は、表示装置Y1を備えているので、圧電素子3の数が増えた場合であっても、タッチパネル2に対する押圧荷重の検出感度が低下する可能性を低減することができる。
なお、上記では、携帯端末P1に音声入力部201を備えている例について説明したが、これに限らない。すなわち、携帯端末P1には音声入力部201は備えられていなくともよい。
また、上記では、携帯端末P1は、表示装置Y1、音声入力部201、音声出力部202、およびキー入力部203を収容する第2筐体204を備えている例について説明したが、これに限らない。第2筐体204を別個独立に設けることなく、表示装置Y1における第1筐体103が携帯端末P1の筐体となる態様であってもよい。
さらに、表示装置Y1は、上記の携帯端末P1の代わりに、産業用途で使用される表示器、車載用途で使用される表示器、電子手帳、パーソナルコンピュータ、複写機、ゲーム用の端末装置、テレビ、デジタルカメラ等の種々の機器に備えられていてもよい。
X1 入力装置
Y1 表示装置
P1 携帯端末(機器)
2 タッチパネル(入力部)
3a〜3d 圧電素子
52 記録部
53 制御部
101 液晶パネル(表示パネル)
103 第1筐体(筐体)

Claims (9)

  1. 入力部と、
    前記入力部に配置された複数の圧電素子と、
    前記入力部に対する押圧位置に基づいて、複数の前記圧電素子のうち検出対象とすべき前記圧電素子を決定し、決定した前記圧電素子の出力信号に基づいて前記入力部に対する押圧荷重を検出する制御部と、を備える入力装置。
  2. 前記入力部は、複数の区画領域を有した入力領域を有しており、
    複数の前記圧電素子は、複数の前記区画領域のそれぞれに対応して配置されており、
    前記制御部は、前記入力部に対する押圧位置を含む前記区画領域に対応して配置された圧電素子を検出対象とすべき圧電素子として決定する、請求項1に記載の入力装置。
  3. 複数の前記区画領域のそれぞれを識別するための区画識別情報が記録された記録部をさらに備え、
    前記制御部は、前記記録部に記録された前記区画識別情報に基づいて、前記入力部に対する押圧位置がどの前記区画領域に含まれているのかを判定する、請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記制御部は、検出した押圧荷重が所定の基準を満たした際に、前記入力部を押圧している押圧対象に対して触感を呈示するように前記圧電素子を駆動させる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の入力装置。
  5. 前記制御部は、複数の前記圧電素子の全てを駆動させる、請求項4に記載の入力装置。
  6. 前記制御部は、検出対象とすべき前記圧電素子として決定された当該圧電素子のみを駆動させる、請求項4に記載の入力装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の入力装置と、
    前記入力装置に対向して配置された表示パネルと、
    前記表示パネルが収容された筐体と、を備えた表示装置。
  8. 前記表示パネルは、液晶パネルまたは有機ELパネルである、請求項7に記載の表示装置。
  9. 請求項7または8に記載の表示装置を備えた機器。
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