JP2013212028A - 電動モータの回転情報検出方法、電動モータの回転情報検出装置、電動モータ制御装置 - Google Patents

電動モータの回転情報検出方法、電動モータの回転情報検出装置、電動モータ制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013212028A
JP2013212028A JP2012081905A JP2012081905A JP2013212028A JP 2013212028 A JP2013212028 A JP 2013212028A JP 2012081905 A JP2012081905 A JP 2012081905A JP 2012081905 A JP2012081905 A JP 2012081905A JP 2013212028 A JP2013212028 A JP 2013212028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
electric motor
ripple
waveform data
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012081905A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5773932B2 (ja
Inventor
Akishi Ozawa
晃史 小澤
Katsuomi Nagahama
克臣 長濱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Mobility Corp
Original Assignee
Omron Automotive Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Automotive Electronics Co Ltd filed Critical Omron Automotive Electronics Co Ltd
Priority to JP2012081905A priority Critical patent/JP5773932B2/ja
Publication of JP2013212028A publication Critical patent/JP2013212028A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5773932B2 publication Critical patent/JP5773932B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P7/00Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors
    • H02P7/0094Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors wherein the position is detected using the ripple of the current caused by the commutator

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Abstract

【課題】ノイズの影響を低減して、電動モータの回転情報を精度よく検出すること。
【解決手段】電動モータに流れる電流の時系列波形データを周波数解析して、得られた周波数のスペクトルの低域にある極大値を有する周波数を基本周波数候補Fbとする。基本周波数候補Fbのうち、最大振幅を有する周波数Fbmに、電動モータの整流子数と電動モータに流れる電流の変化特性とに基づいて予め設定された係数を乗じて、リプル周波数候補Frbを算出する。周波数のスペクトルでリプル周波数候補Frbの両隣にある極大値を有する周波数をリプル周波数候補Frr、Frlとして追加する。これらリプル周波数候補Frb、Frr、Frlの最大振幅が所定のしきい値以上である場合に、該最大振幅を有するリプル周波数候補Frlをリプル周波数と推定する。このリプル周波数に基づいて、電動モータの回転情報を検出する。
【選択図】図6

Description

本発明は、電動モータに流れる電流の変化に基づいて、電動モータの回転数や回転角といった回転情報を検出する方法および装置と、検出した回転情報に基づいて電動モータの回転を制御する装置に関する。
従来、エンコーダなどの外部検出手段を用いずに、駆動中の電動モータに流れる電流の変化に基づいて、電動モータの回転数などの回転情報を検出する方法および装置が提案されている。
たとえば、特許文献1では、ブラシを備えた電動モータに流れる電流を検出して、この電流波形の周波数分析を行い、リプル(ripple:脈動電流)の周波数を抽出する。電動モータのブラシと摺接する整流子が切り替わる度に、電動モータに流れる電流にリプルが発生するため、リプル周波数と整流子数により、電動モータの回転数が求められる。
また、特許文献2では、電動モータの入力電流波形を所定の間隔でサンプリングして、サンプリングデータを採取し、該データを時間軸方向に一定周期で順次シフトさせて複数のシフトサンプリングデータを作成する。そして、サンプリングデータと各シフトサンプリングデータの差分の絶対値の和の値を、一定周期でプロットして正規化電流波形を取得し、該波形を周波数分析して得た高調波の基本周波数に基づいて、電動モータの回転数を演算する。
電流などの変動値の時系列の波形データを、フーリエ変換などのアルゴリズムで周波数解析して、周波数の波形データに変換し、振幅の高い周波数を抽出することは、特許文献3に開示されているように、一般に行われている。特許文献3では、高いピークを有する周波数のゲインレベルの変動に基づいて、電動モータに結合された機械の故障を診断する。
ところで、駆動中の電動モータに流れる電流には、リプル以外に、外部要因や電動モータの機械的なばらつきなどに起因したノイズが発生することがある。このため、電流波形を周波数解析して得た波形で、ノイズの周波数の振幅がリプルの周波数の振幅と同様に、他より大きく突出して、ノイズの周波数をリプルの周波数として誤検出してしまうおそれがある。このように誤検出した周波数では、電動モータの回転情報を精度よく検出することができない。
特開2004−80921号公報 特開2005−341744号公報 特開2010−166686号公報
本発明の課題は、ノイズの影響を低減して、電動モータの回転情報を精度よく検出することである。
本発明では、ブラシを備えた電動モータに流れる電流を検出し、該電流に発生するリプルの周波数に基づいて、電動モータの回転情報を検出する電動モータの回転情報検出方法において、電動モータに流れる電流の時系列波形データを周波数解析して、得られた周波数単位の波形データの所定の低域にある極大値を有する周波数を基本周波数候補とし、電動モータの整流子数と電動モータに流れる電流の変化特性とに基づいて予め設定された係数を、基本周波数候補に乗じて、リプル周波数候補を算出し、周波数単位の波形データでリプル周波数候補の両隣にある極大値を有する周波数をリプル周波数候補として追加し、リプル周波数候補の最大振幅が所定のしきい値以上である場合に、該最大振幅を有するリプル周波数候補をリプル周波数とする。
また、本発明では、ブラシを備えた電動モータに流れる電流を検出する電流検出手段を備え、電動モータに流れる電流に発生するリプルの周波数に基づいて、電動モータの回転情報を検出する電動モータの回転情報検出装置において、さらに、電流検出手段により検出した電流の時系列波形データを周波数解析する解析手段と、リプル周波数を推定する推定手段とを備える。推定手段は、解析手段による周波数解析で得られた周波数単位の波形データの所定の低域にある極大値を有する周波数を基本周波数候補とし、電動モータの整流子数と電動モータに流れる電流の変化特性とに基づいて予め設定された係数を、基本周波数候補に乗じて、リプル周波数候補を算出し、周波数単位の波形データでリプル周波数候補の両隣にある極大値を有する周波数をリプル周波数候補として追加し、リプル周波数候補の最大振幅が所定のしきい値以上である場合に、該最大振幅を有するリプル周波数候補をリプル周波数と推定する。
また、本発明では、ブラシを備えた電動モータに流れる電流を検出する電流検出手段を備え、電動モータに流れる電流に発生するリプルの周波数に基づいて、電動モータの回転情報を検出し、該回転情報に基づいて電動モータの駆動を制御する電動モータ制御装置において、さらに、前記解析手段と前記推定手段とを備える。
上記によると、電動モータの電流の時系列波形データを周波数解析して得られた周波数単位の波形データにおいて、低域にある基本周波数とほぼ比例関係にあるリプル周波数を確実に検出することができる。このため、ノイズの影響を低減して、リプル周波数に基づいて、電動モータの回転情報を精度よく検出することができる。また、精度よく検出した電動モータの回転情報に基づいて、電動モータの回転を適切に制御することができる。
また、本発明では、上記電動モータの回転情報検出方法において、電動モータに流れる電流の時系列波形データを周波数解析する前に、電流の時系列波形データの近似関数を算出して、該近似関数に基づいて電流の時系列波形データの傾向を補正してもよい。
また、本発明では、上記電動モータの回転情報検出装置において、さらに、解析手段により電動モータに流れる電流の時系列波形データを周波数解析する前に、電流の時系列波形データの近似関数を算出して、該近似関数に基づいて電流の時系列波形データの傾向を補正する補正手段を備えてもよい。
また、本発明では、上記電動モータの回転情報検出方法において、リプル周波数に基づいてフィルタ係数を算出し、電動モータに流れる電流の時系列波形データをフィルタ係数でフィルタリング処理して、リプル電流の時系列波形データを抽出し、リプル電流の時系列波形データからリプルパルス信号を生成してもよい。
また、本発明では、上記電動モータの回転情報検出装置において、さらに、推定手段により推定したリプル周波数に基づいてフィルタ係数を算出する算出手段と、電動モータに流れる電流の時系列波形データをフィルタ係数でフィルタリング処理して、リプル電流の時系列波形データを抽出する抽出手段と、リプル電流の時系列波形データからリプルパルス信号を生成する生成手段とを備えてもよい。
本発明によれば、ノイズの影響を受けずに、リプル周波数を確実に検出して、電動モータの回転情報を精度よく検出することができる。また、精度よく検出した回転情報に基づいて、電動モータの回転を適切に制御することができる。
本発明の一実施形態による電動モータ制御装置の構成図である。 同装置の電動モータ回転情報検出用の制御ブロック図である。 図2の傾向補正ブロックの詳細図である。 図2のFFTブロックの詳細図である。 リプル周波数の推定処理の手順を示したフローチャートである。 モータ電流を高速フーリエ変換して得た周波数のスペクトルの一例を示した図である。 モータ電流の時系列波形データの一例を示した図である。 図7の周波数のスペクトルの一例を示した図である。 図2のバンドパスフィルタ設計ブロックの詳細図である。 図2のフィルタリング処理ブロックの詳細図である。 図2のリプルパルス処理ブロックの詳細図である。 リプル電流の二値化処理の手順を示したフローチャートである。 リプル電流とリプルパルス信号の一例を示した図である。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。各図において、同一の部分または対応する部分には、同一符号を付してある。
まず、本発明の一実施形態による電動モータ制御装置100の構成を、図1を参照しながら説明する。
電動モータ制御装置100の制御部1は、マイクロコンピュータから成る。モータ駆動部2は、1対のリレーまたは4つのスイッチング素子を備えた開閉回路から成る。制御部1は、モータ駆動部2を動作させて、バッテリ5から電動モータ4に電流を流して、電動モータ4を回転させる。
電動モータ4は、ブラシと整流子を備えたDCモータから成る。制御部1は、電動モータ4の動力により、駆動対象物30を動作させる。たとえば、駆動対象物30は、車両のパワーウインドウであり、電動モータ制御装置100は、パワーウインドウ用のECU(電子制御装置)である。
電流検出部3は、電動モータ4に流れるモータ電流を所定周期で検出して、制御部1に出力する。電動モータ4の駆動中、電動モータ4のブラシと摺接する整流子が切り替わる度に、モータ電流にリプル(ripple:脈動電流)が発生する。制御部1の回転情報検出部10は、後述するように、モータ電流のリプルの周波数に基づいて、電動モータ4の回転数と回転角などの回転情報を検出する。
電動モータ制御装置100は、本発明の「電動モータの回転情報検出装置」の一例である。電流検出部3は、本発明の「電流検出手段」の一例である。
制御部1の位置検出部20は、回転情報検出部10で検出された電動モータ4の回転角に基づいて、駆動対象物30の動作位置を検出する。制御部1は、回転情報検出部10で検出された回転数に基づいて、モータ駆動部2を動作させて、電動モータ4の回転速度を制御する。また、制御部1は、回転情報検出部10で検出された回転角や、位置検出部20で検出された動作位置に基づいて、モータ駆動部2を動作させて、電動モータ4の回転量や、駆動対象物30の動作量を制御する。
次に、本発明の一実施形態による電動モータ4の回転情報検出方法を、図2〜図13を参照しながら説明する。本方法を実行するのは、電動モータ制御装置100の制御部1である。
制御部1には、図2に示すような、電動モータ4の回転情報検出用の制御ブロック11〜16が設けられている。これらのブロックの各機能は、実際にはソフトウェアによって実現されるが、ハードウェアで実現してもよい。図1の電流検出部3で検出された電動モータ4のモータ電流値は、随時、制御部1に入力されて、制御部1の内蔵メモリに所定数保存される。そして、所定サンプル数のモータ電流値が時系列波形データとして、図2の傾向補正ブロック11に入力される。傾向補正ブロック11は、本発明の「補正手段」の一例である。
傾向補正ブロック11では、図3(a)に示す2次関数近似ブロック11aで、図3(b)に示すようなモータ電流の時系列波形データを、最小二乗法により2次関数で近似して、図3(c)に示すような近似データを算出する。そして、モータ電流の時系列波形データの各値から、近似データの各値を減算して、モータ電流の時系列波形データの傾向を補正する。
これにより、たとえば、図3(b)に示すように波形全体にわたって下降および上昇の度合いが大きかったモータ電流の時系列波形データは、図3(d)に示すように下降および上昇の度合いが抑えられた波形データとなる。傾向補正後のモータ電流の時系列波形データは、傾向補正ブロック11から、図2のFFT(高速フーリエ変換)ブロック12へ出力される。FFTブロック12は、本発明の「解析手段」の一例である。
FFTブロック12では、傾向補正後のモータ電流の時系列波形データを、FFTにより周波数解析する。これにより、図4(b)に示すような傾向補正後のモータ電流の時系列波形データが、たとえば図4(c)に示すような周波数のスペクトル(周波数単位の波形データ)に変換される。
周波数解析により得られたスペクトルは、FFTブロック12から、図2のリプル周波数推定ブロック13へ出力される。リプル周波数推定ブロック13は、本発明の「推定手段」の一例である。
リプル周波数推定ブロック13では、まず、図6に示すように、スペクトルの所定の低域にある、極大値を有する周波数を全て基本周波数候補Fbとする(図5のステップS1)。次に、基本周波数候補Fbのうち、最大振幅を有する周波数Fbmを検出する(図5のステップS2)。そして、その周波数Fbmに所定の係数Kを乗じて、リプル周波数候補Frbを算出する(ステップS3)。
係数Kは、電動モータ4に備わる整流子の数Rと、電動モータ4に流れる電流の変化特性とに基づいて、予め設定されている。具体的には、整流子の数Rを、回転子が1回転したときに電動モータ4に流れた電流の時系列波形データの基本波の数Bで除した値を、係数Kとして設定している(係数K=整流子数R/基本波数B)。
たとえば、電動モータ4に備わる整流子が8つあって、電動モータ4の回転子が1回転したときのモータ電流の時系列波形データが、図7に実線で示すように変化した場合、リプルは8つ発生している。これは、電動モータ4の回転子が1回転したときに、ブラシと摺接する整流子が8回切り替わって、その度にブラシと整流子の間で電流の流れ方(大小)が変化するからである。
また、図7では、8つのリプルが発生する間に、リプルが重畳されたモータ電流の大きな基本波は、破線で示すように2つ(2周期)発生している。この場合、整流子数R=8を、基本波数B=2で除して、係数K=4となる(係数K=整流子数R/基本波数B=8/2=4)。つまり、係数Kは、電動モータ4の整流子数R(=1回転あたりのリプル数)と基本波数Bの比である。
図7に示すようなモータ電流の時系列波形データを、FFTにより周波数解析すると、図8に示すようなスペクトルが得られる。図8において、低域にある極大値を有する周波数は、モータ電流の基本波の周波数、つまり基本周波数である。そして、高域で最大振幅の極大値を有する周波数は、リプル周波数である。リプル周波数は、基本周波数の約4倍になっている。つまり、リプル周波数は基本周波数の約係数K倍であり、リプル周波数と基本周波数はほぼ比例関係にある。
電動モータ4の整流子数Rは、たとえば電動モータ4の仕様書などに開示されている。電動モータ4の1回転あたりの基本波数Bは、電動モータ4毎に異なるため、たとえば予め実験により計測しておく。
上記のようなデータの特性に着目して、図5のステップS3では、基本周波数候補Fbmを係数K倍して、リプル周波数候補Frbを算出している。
また、図5のステップS1で、基本周波数候補Fbを検出するスペクトルの低域(図5のステップS1、図6、図8)は、電動モータ4の使用領域に、電動モータ4の1回転あたりの基本波数Bを乗じた値以下の範囲に設定されている。たとえば、電動モータ4の使用領域が50Hzで、基本波数Bが2の場合、50Hz×2=100Hzであるため、上記低域は0〜100Hzとなる。
図5のステップS3でリプル周波数候補Frbを算出すると、図6に示すように、スペクトルでリプル周波数候補Frbの両隣にある極大値を有する周波数をリプル周波数候補Frr、Frlとして追加する(図5のステップS4)。そして、これらリプル周波数候補Frb、Frr、Frlの各振幅のうち、最大振幅Amを検出し(ステップS5)、該最大振幅Amが所定のしきい値以上か否かを判定する(ステップS6)。
ここで、最大振幅Amが所定のしきい値以上であれば(ステップS6:YES)、最大振幅Amを有するリプル周波数候補Frb、Frr、Frlをリプル周波数と推定する(ステップS7)。図6の例では、リプル周波数候補Frb、Frr、Frlのうち、リプル周波数候補Frlの振幅が最大で、かつ、しきい値以上であるため、リプル周波数候補Frlをリプル周波数と推定する。
一方、最大振幅Amが所定のしきい値未満であれば(図5のステップS6:NO)、周波数Fbmを基本周波数候補Fbから除外する(ステップS8)。そして、ステップS2以降の処理を再び実行する。
リプル周波数推定ブロック13で推定されたリプル周波数は、リプル周波数推定ブロック13から、図2のバンドパスフィルタ設計ブロック14へ出力される。バンドパスフィルタ設計ブロック14は、本発明の「算出手段」の一例である。
バンドパスフィルタ設計ブロック14では、図9に示すように、入力されたリプル周波数に基づいて、ブロック14aで低域側のエッジ周波数を設定し、ブロック14bで高域側のエッジ周波数を設定する。詳しくは、リプル周波数を所定比率C%増減した値を、それぞれ高域側と低域側のエッジ周波数とする。
リプル周波数+(リプル周波数のC%)=高域側のエッジ周波数
リプル周波数−(リプル周波数のC%)=低域側のエッジ周波数
そして、ブロック14cで低域側と高域側のエッジ周波数に基づいて、バンドパスフィルタ係数を計算する。具体的には、窓関数法による一般的なFIR(有限インパルス応答)フィルタを設計して、各フィルタ係数を算出する。以下、手順を説明する。
低域側のエッジ周波数Flと高域側のエッジ周波数Fhを設定した後、サンプリング周波数Fsで正規化したエッジ角周波数ωl、ωhを決定する。
ωl=2πFl/Fs、ωh=2πFh/Fs
次に、ωc=(ωh−ωl)/2をカットオフ角周波数とするローパスフィルタHl(n)を設計する。
Hl(n)=sin(n×ωc)/πn (n=0、±1、・・・、±M)
次に、窓関数W(n)を乗じる。
Hlw(n)=Hl(n)×W(n)
そして、以下の関係式を用いて、バンドパスフィルタのフィルタ係数Hbp(n)を算出する。
ω0=(ωl+ωh)/2
Hbp(n)=2cos(n×ω0)×Hlw(n)
算出されたフィルタ係数は、バンドパスフィルタ設計ブロック14から、図2のフィルタリング処理ブロック15へ出力される。フィルタリング処理ブロック15は、本発明の「抽出手段」の一例である。
フィルタリング処理ブロック15では、入力されたフィルタ係数で、モータ電流の時系列波形データをフィルタリング処理して、リプル電流の時系列波形データを抽出する。詳しくは、図10(a)に示すフィルタ演算ブロック15aで、入力されたフィルタ係数を用いた一般的なFIRフィルタ演算を行うことにより、図10(b)に示すようなモータ電流の時系列波形データから、図10(c)に示すようなリプル電流だけの時系列波形データを抽出する。
抽出されたリプル電流の時系列波形データは、フィルタリング処理ブロック15から、図2のリプルパルス処理ブロック16へ出力される。リプルパルス処理ブロック16は、本発明の「生成手段」の一例である。
リプルパルス処理ブロック16では、図11(b)に示すようなリプル電流の時系列波形データを、二値化処理して、図11(c)に示すような矩形波のリプルパルス信号を生成する。
詳しくは、図12および図13に示すように、リプル電流の時系列波形データの時系列を追って、極小値を検出し、かつ、その極小値が所定の−(マイナス)側の不感帯しきい値以下であり、かつ、前回のリプルパルスが「High」(高レベル)であれば(ステップS11:YES)、リプルパルスを「Low」(低レベル)とする(ステップS12)。また、極大値を検出し、かつ、その極大値が所定の+(プラス)側の不感帯しきい値以上であり、かつ、前回のリプルパルスが「Low」であれば(ステップS13:YES)、リプルパルスを「High」とする(ステップS14)。
なお、初回は、たとえば、リプル電流の時系列波形データで、極小値を検出し、かつ、その極小値が所定の−側の不感帯しきい値以下であれば、リプルパルスを「Low」とする。また、極大値を検出し、かつ、その極大値が所定の+側の不感帯しきい値以上であれば、リプルパルスを「High」とする。
上記により生成されたリプルパルス信号は、リプルパルス処理ブロック16から、図1の回転情報検出部10へ出力される。
回転情報検出部10は、入力されたリプルパルス信号に基づいて、電動モータ4の回転数と回転角などの回転情報を検出する。たとえば、回転数は、電動モータ4の整流子数と単位時間あたりのパルス数とに基づいて算出したり、1パルスの幅の逆数を算出したりする。回転角は、基点からのパルス数に基づいて算出する。回転情報検出部10は、リプルパルス信号から複数時点の回転情報を連続して検出する。
図2のリプル周波数推定ブロック13で推定されたリプル周波数からも、電動モータ4の回転数を演算することができる(回転数=リプル周波数/電動モータ4の極数×60)。この場合は、一時点の回転数が検出される。
傾向補正ブロック11とFFTブロック12を経てから、リプル周波数推定ブロック13でリプル周波数を推定するのにかかる時間より、回転情報検出部10で、リプルパルス信号から各時点の電動モータ4の回転情報を検出するのにかかる時間の方が、短くなっている。
上記実施形態によると、電動モータ4の電流の時系列波形データをFFTで周波数解析して得られた周波数のスペクトルにおいて、低域にある基本周波数とほぼ比例関係にあるリプル周波数を確実に検出することができる。このため、図6に破線で示すように、リプル周波数候補でない振幅の大きいノイズがモータ電流に発生しても、ノイズの周波数をリプル周波数と誤検出するのを防止することができる。
よって、ノイズの影響を受けずに、リプル周波数に基づいて、電動モータ4の回転情報を精度よく検出することができる。また、精度よく検出した電動モータ4の回転情報に基づいて、電動モータ4の回転を適切に制御することができる。
ところで、電動モータ4の動き始めや停止直前では、電動モータ4の電流が上昇傾向や下降傾向になる。このため、そのときのモータ電流の時系列波形データをFFTで周波数解析すると、得られた周波数のスペクトルの低域で極大値が顕著に出ず、基本周波数候補Fbを検出できないおそれがある。
然るに、上記実施形態では、傾向補正ブロック11で、モータ電流の時系列波形データの傾向を近似関数(2次関数)により補正してから、FFTブロック12で周波数解析している。このため、FFTで得られた周波数のスペクトルの低域で極大値を顕著に出して、基本周波数候補Fbを確実に検出することができる。
さらに、上記実施形態では、リプル周波数に基づいて、リプル電流の時系列波形データを抽出し、該波形データからリプルパルス信号を生成している。このため、リプルパルス信号から電動モータ4の回転数と回転角を複数時点で連続して検出することができる。また、リプル周波数から電動モータ4の回転数を直接演算するより、リプルパルス信号から電動モータ4の回転数などを検出する方が、検出の精度と分解能を上げることができる。
本発明は、上述した以外にも種々の実施形態を採用することができる。たとえば、上記実施形態では、モータ電流の時系列波形データをFFTで周波数解析した例を示したが、本発明はこれに限定するものではなく、DFT(離散フーリエ変換)などの他のアルゴリズムで周波数解析するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、リプル周波数に基づいて窓関数法によるFIRフィルタを設計して、バンドパスフィルタ係数を算出し、FIRフィルタ演算によりモータ電流の時系列データからリプルパルス電流の時系列データを抽出した例を示したが、本発明はこれに限定するものではない。これ以外のリプル周波数に基づく信号処理方法により、モータ電流の時系列データからリプルパルス電流の時系列データを抽出するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、パワーウインドウ用のECUから成る電動モータ制御装置100に本発明を適用した例を示したが、これ以外のブラシを備えた電動モータの回転情報が必要な種々の装置に、本発明は適用することが可能である。
3 電流検出部
4 電動モータ
11 傾向補正ブロック
12 FFTブロック
13 リプル周波数推定ブロック
14 バンドパスフィルタ設計ブロック
15 フィルタリング処理ブロック
16 リプルパルス処理ブロック
100 電動モータ制御装置
Am リプル周波数候補の最大振幅
B 整流子数
Fb 基本周波数候補
Frb、Frl、Frr リプル周波数候補
K 係数

Claims (7)

  1. ブラシを備えた電動モータに流れる電流を検出し、該電流に発生するリプルの周波数に基づいて、前記電動モータの回転情報を検出する電動モータの回転情報検出方法において、
    前記電動モータに流れる電流の時系列波形データを周波数解析して、得られた周波数単位の波形データの所定の低域にある極大値を有する周波数を基本周波数候補とし、
    前記電動モータの整流子数と前記電動モータに流れる電流の変化特性とに基づいて予め設定された係数を、前記基本周波数候補に乗じて、リプル周波数候補を算出し、
    前記周波数単位の波形データで前記リプル周波数候補の両隣にある極大値を有する周波数をリプル周波数候補として追加し、
    前記リプル周波数候補の最大振幅が所定のしきい値以上である場合に、該最大振幅を有する前記リプル周波数候補をリプル周波数とする、ことを特徴とする電動モータの回転情報検出方法。
  2. 請求項1に記載の電動モータの回転情報検出方法において、
    前記電動モータに流れる電流の時系列波形データを周波数解析する前に、
    前記電流の時系列波形データの近似関数を算出して、該近似関数に基づいて前記電流の時系列波形データの傾向を補正する、ことを特徴とする電動モータの回転情報検出方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電動モータの回転情報検出方法において、
    前記リプル周波数に基づいてフィルタ係数を算出し、
    前記電動モータに流れる電流の時系列波形データを前記フィルタ係数でフィルタリング処理して、リプル電流の時系列波形データを抽出し、
    前記リプル電流の時系列波形データからリプルパルス信号を生成する、ことを特徴とする電動モータの回転情報検出方法。
  4. ブラシを備えた電動モータに流れる電流を検出する電流検出手段を備え、
    前記電動モータに流れる電流に発生するリプルの周波数に基づいて、前記電動モータの回転情報を検出する電動モータの回転情報検出装置において、
    前記電流検出手段により検出した電流の時系列波形データを周波数解析する解析手段と、
    前記リプル周波数を推定する推定手段と、をさらに備え、
    前記推定手段は、
    前記解析手段による周波数解析で得られた周波数単位の波形データの所定の低域にある極大値を有する周波数を基本周波数候補とし、
    前記電動モータの整流子数と前記電動モータに流れる電流の変化特性とに基づいて予め設定された係数を、前記基本周波数候補に乗じて、リプル周波数候補を算出し、
    前記周波数単位の波形データで前記リプル周波数候補の両隣にある極大値を有する周波数をリプル周波数候補として追加し、
    前記リプル周波数候補の最大振幅が所定のしきい値以上である場合に、該最大振幅を有する前記リプル周波数候補をリプル周波数と推定する、ことを特徴とする電動モータの回転情報検出装置。
  5. 請求項4に記載の電動モータの回転情報検出装置において、
    前記解析手段により前記電動モータに流れる電流の時系列波形データを周波数解析する前に、前記電流の時系列波形データの近似関数を算出して、該近似関数に基づいて前記電流の時系列波形データの傾向を補正する補正手段を備えた、ことを特徴とする電動モータの回転情報検出装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載の電動モータの回転情報検出装置において、
    前記推定手段により推定した前記リプル周波数に基づいてフィルタ係数を算出する算出手段と、
    前記電動モータに流れる電流の時系列波形データを前記フィルタ係数でフィルタリング処理して、リプル電流の時系列波形データを抽出する抽出手段と、
    前記リプル電流の時系列波形データからリプルパルス信号を生成する生成手段と、を備えた、ことを特徴とする電動モータの回転情報検出装置。
  7. ブラシを備えた電動モータに流れる電流を検出する電流検出手段を備え、
    前記電動モータに流れる電流に発生するリプルの周波数に基づいて、前記電動モータの回転情報を検出し、該回転情報に基づいて前記電動モータの駆動を制御する電動モータ制御装置において、
    前記電流検出手段により検出した電流の時系列波形データを周波数解析する解析手段と、
    前記リプル周波数を推定する推定手段と、をさらに備え、
    前記推定手段は、
    前記解析手段による周波数解析で得られた周波数単位の波形データの所定の低域にある極大値を有する周波数を基本周波数候補とし、
    前記電動モータの整流子数と前記電動モータに流れる電流の変化特性とに基づいて予め設定された係数を、前記基本周波数候補に乗じて、リプル周波数候補を算出し、
    前記周波数単位の波形データで前記リプル周波数候補の両隣にある極大値を有する周波数をリプル周波数候補として追加し、
    前記リプル周波数候補の最大振幅が所定のしきい値以上である場合に、前記最大振幅を有する前記リプル周波数候補をリプル周波数と推定する、ことを特徴とする電動モータ制御装置。
JP2012081905A 2012-03-30 2012-03-30 電動モータの回転情報検出方法、電動モータの回転情報検出装置、電動モータ制御装置 Expired - Fee Related JP5773932B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012081905A JP5773932B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 電動モータの回転情報検出方法、電動モータの回転情報検出装置、電動モータ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012081905A JP5773932B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 電動モータの回転情報検出方法、電動モータの回転情報検出装置、電動モータ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013212028A true JP2013212028A (ja) 2013-10-10
JP5773932B2 JP5773932B2 (ja) 2015-09-02

Family

ID=49529390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012081905A Expired - Fee Related JP5773932B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 電動モータの回転情報検出方法、電動モータの回転情報検出装置、電動モータ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5773932B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017189024A (ja) * 2016-04-06 2017-10-12 株式会社ミツバ モータ装置
CN109991479A (zh) * 2019-03-22 2019-07-09 中国科学院新疆天文台 多波束接收机的快速射电暴实时探测装置、系统与方法
JP2020102988A (ja) * 2018-12-25 2020-07-02 株式会社デンソー モータ制御装置
GB2580962A (en) * 2019-02-01 2020-08-05 Digipulse Ltd Motor waveform filtering to determine commutation timing

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7069914B2 (ja) * 2018-03-22 2022-05-18 三菱自動車工業株式会社 移動部材の移動量制御装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6464581A (en) * 1987-09-03 1989-03-10 Hioki Electric Works Revolution counter for dc motor
JP2007236170A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Asmo Co Ltd 回転電機の回転数測定方法及び回転電機の回転数測定装置
JP2007318837A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Aisin Seiki Co Ltd リプル検出装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6464581A (en) * 1987-09-03 1989-03-10 Hioki Electric Works Revolution counter for dc motor
JP2007236170A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Asmo Co Ltd 回転電機の回転数測定方法及び回転電機の回転数測定装置
JP2007318837A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Aisin Seiki Co Ltd リプル検出装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017189024A (ja) * 2016-04-06 2017-10-12 株式会社ミツバ モータ装置
JP2020102988A (ja) * 2018-12-25 2020-07-02 株式会社デンソー モータ制御装置
GB2580962A (en) * 2019-02-01 2020-08-05 Digipulse Ltd Motor waveform filtering to determine commutation timing
CN109991479A (zh) * 2019-03-22 2019-07-09 中国科学院新疆天文台 多波束接收机的快速射电暴实时探测装置、系统与方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5773932B2 (ja) 2015-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5773932B2 (ja) 電動モータの回転情報検出方法、電動モータの回転情報検出装置、電動モータ制御装置
Shifat et al. An effective stator fault diagnosis framework of BLDC motor based on vibration and current signals
US9777748B2 (en) System and method of detecting cavitation in pumps
Urresty et al. Diagnosis of interturn faults in PMSMs operating under nonstationary conditions by applying order tracking filtering
CN108134550B (zh) 用于电机控制系统的容错相电流测量
Zanardelli et al. Identification of intermittent electrical and mechanical faults in permanent-magnet AC drives based on time–frequency analysis
JP6420885B1 (ja) 電磁振動成分の除去方法、回転機械診断方法、及び回転機械診断装置
CN110336507B (zh) 共振频率的检测、机械共振的抑制方法、装置及介质
JP2012058221A (ja) 電気機器の巻線診断システム
US9270216B2 (en) Method and device for processing a motor signal
Kalaskar et al. Motor current signature analysis to detect the fault in induction motor
JP2004527996A (ja) 整流する直流電動機の駆動軸の回転位置測定を補正する方法
KR102382628B1 (ko) 위상 정보를 활용한 기어박스의 고장 감지 장치 및 방법
Ralev et al. Accurate rotor position detection for low-speed operation of switched reluctance drives
US20180180454A1 (en) Control circuit and method for checking the plausibility of a rotor position angle
JP4735439B2 (ja) 永久磁石式同期電動機の初期磁極位置推定装置
JP6550476B2 (ja) 信号を分析するための方法およびその方法を実行するための装置
US11788911B2 (en) Estimating motor drive torque and velocity
EP2556381B1 (en) Speed and rotor position estimation of electrical machines using rotor slot harmonics or higher order rotor slot harmonics
JPH03291539A (ja) 電動機のころがり軸受の異常検出方法
CN109085501B (zh) 一种直流有刷电机转矩转角和转速的检测方法
JP2014007807A (ja) 直流モータの回転数演算装置
US11482952B1 (en) Method for determining zero crossing occurrence in alternating current signal with constant frequency of permanent magnet synchronous motor with high noise immunity and low delay and associated motor device
EP3534528A1 (en) Motor control device and current ripple detection method for dc motor
CN114966204A (zh) 用于检测旋转变压器的相位延迟的装置和方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150630

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150630

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5773932

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees