JP2013208042A - 電力系統監視システム - Google Patents

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    • Y04S10/50Systems or methods supporting the power network operation or management, involving a certain degree of interaction with the load-side end user applications

Abstract

【課題】本発明の実施形態が解決しようとする課題は、安定した電力系統の運用を可能とする電力系統監視システムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の実施形態の電力系統監視システムは、電力系統監視情報を受信し、監視情報記録データとして保存する監視情報記録手段と、事象が定義された事象定義情報と、事象同士の因果関係を抽出する因果関係抽出手段と、因果関係と監視情報記録データとを比較して、事象定義情報により定義された各事象の条件付確率を計算する条件付確率計算手段と、を備える。
また、受信した電力系統監視情報と事象定義情報とを比較して、事象が発生したか否かを判断し、事象が発生したと判断した場合の電力系統監視情報を観測事象として保存する事象発生判断手段と、条件付確率表と観測事象と因果関係とに基づいて、将来または過去の設備の状態に対して確率推論を行う確率推論手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電力系統監視システムに関する。
近年、地球環境問題への関心の高まりから、太陽光発電や風力発電など自然エネルギーを利用した分散型電源の電力系統への連系が急増している。これらの自然エネルギーを利用した分散型電源は、天候・気象などの自然条件によって出力変動が生じやすく、連系している電力系統の周波数変動や電圧変動に悪影響を与えてしまうという問題点がある。このような従来と比較すると不確実性がはるかに大きい状況における電力系統の監視制御の必要性が出てきている。
また、従来電力系統に関しては比較的冗長度が高い情報が得られる状況下で、観測事象と電力潮流方程式を満足する結果との差を最小二乗化する状態推定が行われるのが一般的であった。しかし、今後ICT技術を用いた次世代送電網の拡大に伴い、電力系統がメッシュ化するなかで、電力系統の複雑性に比して十分な観測情報が得られず、従来行われてきたような状態推定が適用できないような状況下で電力系統の監視を行う必要性が生じてくることも考えられる。
ところで、不確実な情報の環境下において、意思決定を支援する方法の一つとしてベイジアンネットワークが知られている。ベイジアンネットワークは不確実な情報のもと、事象間の因果関係を表すグラフ構造をもちいて、与えられた観測事象から、推定したい事象の生起する確率を計算することによって推論を行うことが出来る。
特開2006−94649号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、安定した電力系統の運用を可能とする電力系統監視システムを提供することを目的とする。
本発明の実施形態の電力系統監視システムは、電力系統監視情報を受信し、監視情報記録データとして保存する監視情報記録手段と、事象が定義された事象定義情報と、事象同士の因果関係を抽出する因果関係抽出手段と、因果関係と監視情報記録データとを比較して、事象定義情報により定義された各事象の条件付確率を計算する条件付確率計算手段と、を備える。
また、受信した電力系統監視情報と事象定義情報とを比較して、事象が発生したか否かを判断し、事象が発生したと判断した場合の電力系統監視情報を観測事象として保存する事象発生判断手段と、条件付確率表と観測事象と因果関係とに基づいて、将来または過去の設備の状態に対して確率推論を行う確率推論手段と、を備える。
第1の実施形態における電力系統監視システム1の構成を示す機能ブロック図。 第1の実施形態における監視情報記録データD12に格納されるデータの一例を示す図。 第1の実施形態における事象定義情報D17を示すデータの一例。 第1の実施形態における因果関係抽出手段14の動作を示すフローチャート。 第1の実施形態における因果関係グラフD13の一例を示す図。 第1の実施形態における条件付確率表計算手段の動作を示すフローチャート。 第1の実施形態における因果関係グラフD13と条件付確率の一例を示す図。 第1の実施形態における条件付確率表D14の一例を示す図。 第1の実施形態における事象発生判断手段17の動作を示すフローチャート。 第1の実施形態における確率推論手段16の動作を示すフローチャート。 第1の実施形態における因果関係グラフD13の一例を示す図。 第1の実施形態における一般化した因果関係グラフD13の一例を示す図。 第2の実施形態における電力系統監視システム1の構成を示す機能ブロック図。 第2の実施形態における因果関係抽出手段14の動作を示すフローチャート。 第2の実施形態における条件付確率表計算手段15の動作を示すフローチャート。 第3の実施形態における電力系統監視システム1の構成を示す機能ブロック図。 第3の実施形態における電力系統予測手段21の動作を示すフローチャート。 第3の実施形態における事象発生判断手段22の動作を示すフローチャート。 第4の実施形態における電力系統監視システム1の構成を示す機能ブロック図。 第4の実施形態における条件付確率表計算手段15の動作を示すフローチャート。
本発明の実施形態の電力系統監視システムについて図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
(構成)
図1は、自然エネルギー等の分散電源が連系された場合など、従来に比して不確実性が大きい電力系統を監視する電力系統監視システム1を示すブロック図である。
電力系統監視システム1は、プログラムによって実現される監視情報記録手段13、因果関係抽出手段14、条件付確率表計算手段15、確率推論手段16、事象発生判断手段17、および事象定義登録手段18と、メモリ・HDD等の記憶手段に記憶される電力系統監視情報D11、監視情報記録データD12、因果関係グラフD13、条件付確率表D14、観測事象D15、確率推論結果D16、およびD事象定義情報D17から構成される。
情報収集手段12は、電力系統11から電力系統監視情報D11(具体的には周波数、電圧、発電機出力、線路潮流、調相投入量、タップ位置、遮断機入り切り情報など)を収集する。
監視情報記録手段13は、情報収集手段12が収集した電力系統監視情報D11を、情報を収集した時刻とともに、監視情報記録データD12に記録する。事象定義登録手段17は事象定義情報D17を登録する。因果関係抽出手段14は監視情報記録データD12および事象定義情報D17から因果関係グラフD13を作成する。条件付確率計算手段15は監視情報記録データD12および因果関係グラフD13とから、条件付確率表D14を作成する。
事象発生判断手段17は、電力系統情報D11と事象定義情報D17とから、観測事象D15を作成する。確率推論手段16は観測事象D15と条件付確率表D14とから、確率推論結果D16を作成する。
(作用)
次に、以上のように構成した電力系統監視システム1の動作について図2乃至図12を用いて説明する。
監視情報記録手段13が作成する監視情報記録データD12に図2を用いて説明する。図2は、監視情報記録データD12の一例である。監視情報記録データD12には、「時刻」、「機器名」、「データ種別1」、「データ種別2」、および「収集値」が記録されている。ここで、「データ種別1」には、状態変化データを示すSVあるいは周期計測データを示すTMが記録されている。また、「データ種別2」には、「データ種別1」がTMの場合は情報収集手段12が収集したデータの種類を記録し、「データ種別1」がSVの場合は機器状態が記録されている。
例えば、「時刻:8:43、機器名:総需要、データ種別1:TM、データ種別2:総需要、収集値:12000MW」は、8時43分の総需要が12000MWであることを示し、「時刻:8:43、機器名:発電機G1、データ種別1:TM、データ種別2:有効電力出力、収集値:100MW」は、8時43分の発電機G1の有効電力出力は100MWであることを示している。さらに、「時刻:8:43、機器名:遮断機1、データ種別1:SV、データ種別2:入り/切り、収集値:入り」は、8時43分の遮断機1の状態が入りであることを示している。
次に、事象定義登録手段18が作成する事象定義情報D17について図3を用いて説明する。図3は、事象定義情報D17の一例である。事象定義情報D17は、利用者が事象定義登録手段18を利用することによって、事前に定義された値であり、機器における上限および下限の閾値が記録されている。事象定義には、「番号」、「機器名」、「データ種別1」、「データ種別2」、「上限/下限」、および「閾値」が記録されている。ここで、「機器名」、「データ種別1」、および「データ種別2」には、図2に示す情報と同様の情報が記録されているので、説明は省略する。「上限/下限」には、「データ種別1」がTMの場合は定義するデータの上限であるか下限であるかを記録し、「データ種別1」がSVの場合は何れも記録していない。「閾値」には、「データ種別1」がTMの場合には定義するデータの上限または下限の閾値を記録し、「データ種別1」がSVの場合は機器の正常時の状態を記録している。
例えば、「番号:1、機器名:系統周波数、データ種別1:TM、データ種別2:系統周波数、上限/下限:上限、閾値:50.5Hz」は、系統周波数の上限閾値が50.5Hzであることを示し、「番号:2、機器名:系統周波数、データ種別1:TM、データ種別2:系統周波数、上限/下限:下限、閾値:49.5Hz」は、系統周波数の下限閾値が49.5Hzであることを示している。また、「番号:9001、機器名:遮断機1、データ種別1:SV、データ種別2:入り/切り、上限/下限:−、閾値:入り」は、遮断機1の正常時の状態は入り状態であることを示している。
因果関係抽出手段14の動作について図4を用いて説明する。図4は因果関係抽出手段14の動作を示すフローチャートである。因果関係抽出手段14の動作は以下のステップを備える。
・監視情報記録手段13により作成された監視情報記録データD12を取り込む(S11)。
・事象定義登録手段18により作成された事象定義情報D17を取り込む(S12)。
・監視情報記録データD12および事象定義情報D17から、因果関係を抽出する(S13)。
・抽出した因果関係を表すグラフである因果関係グラフD13を作成する(S14)。
ここで、因果関係を抽出するステップS13について説明する。事象Aと事象Bとの間に因果関係A→Bがあるとは、数1に示す式が成立する場合をいう。
Figure 2013208042

ここで、ti(X)は事象Xが過去i回目に発生した時刻を示し、Tsは事前に設定された値とする。また、ti(X)に添え字iがあるのは、一般に事象Xは何度も発生し得るため、それらを区別する必要があるからである。したがって、例えば事象Xが1回目に発生した時刻はt1(X)、2回目に発生した時刻はt2(X)である。
数1は、ある事象同士があまり離れた時間で発生した場合、それらの因果関係は薄いと考える。逆に短い時間間隔で発生した事象は何らかの因果関係があるとする。Tsはそのような因果関係のある事象同士を抽出するための閾値として設定する。以後、Tsを因果関係抽出閾値と呼ぶ。
次に、抽出した因果関係を表す因果関係グラフD13を作成するステップS14について説明する。因果関係グラフD13の一例を図5に示す。ここでは、ステップS13によってA→C、B→C、C→D、C→Eの因果関係が抽出された場合について示している。例えば、Aを始点とする矢印がCに接続し、同様にBを視点とする矢印がCに接続している。
ここでは、ここの因果関係同士(例えばA→CとB→C)は全く別々のタイミングで発生したものである場合も同一の因果関係グラフD13として作成してもよい。つまり、数2および数3が成立する場合であっても、同一の因果関係グラフD13として作成する。
Figure 2013208042

Figure 2013208042

以降、因果関係グラフD13における各事象(A〜E)のそれぞれをノードと呼び、A→Bの因果関係がある場合ノードAを親ノード、ノードBを子ノードと呼ぶ。
条件付確立表計算手段15の動作について図6を用いて説明する。図6は条件付確立表計算手段15の動作を示すフローチャートである。条件付確立表計算手段15の動作は以下のステップを備える。
・因果関係抽出手段14により作成された因果関係グラフD13を取り込む(S21)。
・監視情報記録手段13により作成された監視情報記録データD12を取り込む(S22)。
・各事象に対する条件付確率を計算する(S23)。
・条件付確率表D14を作成する(S24)。
次に、各事象に対する条件付確率を計算するステップS23について説明する。
まず、事象Aの観測期間をT、観測周期をΔtとすると、観測周期ΔtをN回繰り替えすことで観測期間Tとなる(T=Δt×N)。このとき、観測期間T中に事象Aが観測された回数をn(A)とすると、事象Aの発生確率を数4にて定義出来る。夫々の事象の発生確率は、監視情報記録データD12に保存された過去のデータから抽出される。
Figure 2013208042

また、観測周期Δt内に発生した事象は同時に発生した事象と考える。すなわち、数5が成立する場合は、事象Aと事象Bは同時に発生したとする。
Figure 2013208042

これにより、事象Aと事象Bが同時に発生した回数をn(A,B)とすると、事象Aと事象Bが同時に発生する確率は、数6で定義することが出来る。
Figure 2013208042

同様に、事象Aと事象Bと事象Cが同時に発生する確率は、事象Aと事象Bが同時に発生した回数をn(A,B,C)とすると、数7で定義することが可能である。
Figure 2013208042

また、事象Aと事象Bが発生した場合に、事象Cが発生する条件付確率は数8で求められる。
Figure 2013208042

ここで、上述した条件付確率を算出する一例について図7を用いて説明する。図7は事象Aを「発電機Xの出力が上限超過」する事象、事象Bを「発電機Yの出力が上限超過」する事象、事象Cを「送電線Zの有効電力潮流が上限超過」する事象として、因果関係グラフD13に夫々の条件付確率を付加した一例である。
数9は、発電機Xと発電機Zの出力が上限を超過しないときに、送電線Zの有効電力潮流が上限超過しない確率は99.5%であることを示している。数10は、発電機Yの出力が上限を超過したときに、送電線Zの有効電力潮流が上限超過する確立は78.0%であることを示している。
Figure 2013208042

Figure 2013208042

次に、事象Aと事象Bとが発生した場合、事象Cが発生する条件付確率は上述した数8にて定義されるが、書き換えると数11にて表すことが出来る。
Figure 2013208042

ここで、事象Aと事象Bとに因果関係が無い(すなわち独立)な場合は、数12にて表すことが可能である。
Figure 2013208042

さらに、事象A、事象B、事象Cに限定せず、確率変数(X…X)に一般化すると、数13と表すことが可能である。
Figure 2013208042

ここで、π(Xi)は確率変数Xiの因果関係グラフD13における親ノードの確率変数の集合を表す。確率変数Xiに親ノードが無い(π(Xi)=φ)場合は、確率変数Xiの条件付確率は確率変数Xiが発生する確率と同様であり、数14にて表される。
Figure 2013208042

一般的に、因果関係グラフD13において、親ノードがある状態π(Xi)=x(xは親ノード群の各値で構成したベクトル)のもとでn通りの離散状態(y1,…yn)を持つ変数Xjの条件付確率分布は数15にて表される。
Figure 2013208042

次に、条件付確率表D14を作成するステップS24について説明する。
各事象に対する条件付確率を計算するステップ23の数15にて算出された確率分布を各行として、親ノードが取り得る全ての状態π(Xj)=(x1,…xn)のそれぞれについて列を構成した一例について図8を用いて説明する。図8は、変数Xjについての条件付確率表D14であり各項目値に確率値を定めている。
次に、事象発生判断手段17の動作について図9を用いて説明する。図9は事象発生判断手段17の動作を示すフローチャートである。事象発生判断手段17の動作は以下のステップを備える。
・事象定義登録手段18により作成された事象定義情報D17を取り込む(S31)。
・情報収集手段12により作成された電力系統監視情報D11を取り込む(S32)。
・事象定義情報D17および電力系統監視情報D11に基づいて、事象が発生したか否かを判断する(S33)。
・事象が発生したと判断された場合(S33のYES)は、その時の電力系統監視情報D11を観測事象D15として保存する(S34)。
ここで、観測事象D15は情報収集手段12により収集された電力系統における監視情報のうち、事象定義情報D17に定義された事象の何れかが発生した情報である。
次に、確率推論手段16の動作について図10を用いて説明する。図10は確率推論手段16の動作を示すフローチャートである。確率推論手段16の動作は以下のステップを備える。
・因果関係抽出手段14により作成された因果関係グラフD13を取り込む(S41)。
・条件付確率表計算手段15により作成された条件付確率表D14を取り込む(S42)。
・事象発生判断手段17により作成された観測事象D15を取り込む(S43)。
・因果関係グラフD13、条件付確率表D14、および観測事象D15から周辺事後確率を算出する(S44)。
・算出した周辺事後確率を確率推論結果D16として図示しない表示部に出力する(S45)。
次に、因果関係グラフD13、条件付確率表D14、および観測事象D15から周辺事故確率を算出するステップS44について説明する。
まず、因果関係グラフD13により因果関係のグラフ構造が定まると、それを構成するすべての確率変数(X1,…,Xn)が同時に発生する確率である同時確率は数16のように展開することができる。ここで、π(Xj)はXjの親ノードの確率変数の集合をあらわす。
Figure 2013208042

例えば、図11における因果関係グラフD13が与えられた場合、その全ての確率変数の結合確率は、数17で表される。
Figure 2013208042

確率変数がC=cとして観測される確率を示す周辺事後確率P(C=c)は数18にて表される。
Figure 2013208042

ここで、πA,C(a)、πB,C(b)をそれぞれノードCの親ノードA、Bからのメッセージ、λD,C(c)、λE,C(c)をノードCの子ノードD、Eへのメッセージとすると、夫々は数19にて表される。
Figure 2013208042

また、数18および数19から周辺事後確率P(C=c)は数20にて表される。
Figure 2013208042

さらに、観測事象D15により確率変数がE=eと観測された場合の周辺事後確率P(C=c|E=e)は数21にて表される。
Figure 2013208042

上記のように、因果関係グラフD13、条件付確率表D14、および観測事象D15から周辺事後確率を算出している。
上述した周辺事後確率の算出方法について一般化した場合について図12を用いて説明する。図12は、一般化した因果関係グラフD13の一例を示す図である。以下は反復計算で行うが、まず、反復回数kにおける、ノードXからその子ノードDjへのメッセージの更新は、以下の手順で求めることが出来る。
ステップ1:親ノードからのメッセージ(数22)と条件付き確率の積について、全ての状態に関する総和を、数23を用いて計算する。
Figure 2013208042

Figure 2013208042

ステップ2:Dj以外の子ノードからのメッセージ(数24)の積を、数25を用いて計算する。
Figure 2013208042

Figure 2013208042

ステップ3:これらの積として、ノードXから子ノードDjへのメッセージを、数26を用いて計算する。
Figure 2013208042

また、反復回数kにおけるノードXからその親Ujへのメッセージ(数27)の更新は以下のように行うことができる。
Figure 2013208042

ステップ1:Uj以外の親からのメッセージ(数28)と条件付き確率の積の全ての状態に関する総和を、数29を用いて計算する。
Figure 2013208042

Figure 2013208042

ステップ2:全ての子からのメッセージ(数30)の積を、数31を用いて計算する。
Figure 2013208042

Figure 2013208042

ステップ3:これらの積を取り、さらにノードXの状態による総和を、数32を用いて計算する。
Figure 2013208042

最後に、ノードXにおける事後確率の計算は以下のように行うことができる。
ステップ1:親からのメッセージ(数33)と条件付確率の積の総和を数34を用いて計算する。
Figure 2013208042

Figure 2013208042

ステップ2:全ての子からのメッセージ(数35)の積を数36を用いて計算する。
Figure 2013208042

Figure 2013208042

ステップ3:これらの積を取り、ノードXにおける周辺事後確率を数37を用いて計算する。
Figure 2013208042

ここで、上述した周辺事後確率の計算において、反復回数kを大きくすることによって、周辺事後確率はある値に収束する。
次に、周辺事後確率を確率推論結果D16として図示しない表示部に出力するステップS45について説明する。ここでは、周辺事後確率を算出するステップS44にて算出された周辺事後確率を、確率推論結果D16として電力系統監視システム1に設置された図示しない表示部に表示する。
(効果)
因果関係グラフD13、条件付確率表D14、および観測事象D15に基づいて、周辺事後確率を算出することにより、ある事象が発生した場合の原因の推論を行うことができる。また逆にある事象が観測データとして得られた場合に、その結果得られる事象を推論することも可能となる。したがって、電力系統のより安定的な運用を行う電力系統監視システムを提供することが可能である。
また、条件付確率表D14はグラフ構造など利用しなくても、数6や数7に表される同時確率を計算することによって算出できるが、確率変数の数をn個としたときに、その組み合わせはある確率変数が0または1の2通りを取ることを考えると、2のn乗と非常に多くなってくるため実用上問題が生じる。ところが、予め因果関係グラフを作成しておくことで親子関係にあるノードにのみ着目して計算することが可能になり、組み合せ数を大幅に削減することが可能となる。
(第2の実施形態)
(構成・作用)
第2の実施形態における電力系統監視システム1について図13を参照して説明する。本実施形態において、第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。本実施形態の構成が第1の実施形態に示す構成と異なる点は、因果関係グラフD131、〜D13nおよび条件付確率表D141〜D14nを複数備える点である。
図14は、電力系統監視システム1の因果関係抽出手段14における因果関係抽出方法を示す処理フローチャートである。第1の実施形態で述べた内容と異なる点は、ステップS131からステップS13nで因果関係抽出閾値Ts1〜Tsnに応じて、因果関係グラフD131〜D13nを作成する点である。つまり、ここで抽出された因果関係抽出グラフD131〜D13nは、異なる因果関係抽出閾値に基づいて抽出されている。
図15は電力系統監視システム1における条件付確立表計算手段15の条件付確率計算方法を示す処理フローチャートである。第1の実施形態で述べた内容と異なる点は、ステップS231からステップS23nで因果関係グラフD131〜D13nに応じた条件付き確率表D141〜D14nを計算する点である。
(効果)
電力系統における事象は扱う問題によって、どのような時間領域で考えるべきかが異なってくる。例えば過渡安定度を扱う場合は〜数秒オーダーの時間領域で扱うべきなのに対して、電圧安定性や周波数変動を扱う場合は〜数分オーダーといった、より長い時間領域で扱うのが適切である。
したがって、本実施形態では第1の実施形態の効果に加え、夫々異なる因果関係抽出閾値に応じた因果関係グラフD131〜D13nを作成し、この因果関係グラフD13に基づいて条件付確立表D141〜D14nを計算し、時間領域に応じた周辺事後確率を算出することが可能である。
(第3の実施形態)
(構成・作用)
第3の実施形態における電力系統監視システム1について図16を参照して説明する。本実施形態において、第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。本実施形態の構成が第1の実施形態に示す構成と異なる点は、事象発生判断手段17、および観測事象D15を廃し、電力系統予測手段21、電力系統予測情報D21、事象発生予測手段22、および事象発生予測値D22を備える点である。
電力系統予測手段21は、電力系統状態予測手段21は、電力系統12から電力系統監視情報D11(具体的には周波数、電圧、発電機出力、線路潮流、調相投入量、タップ位置、遮断機入り切り情報など)を収集し将来(一般には数時間先)の系統状態を予測し、電力系統予測情報D21を作成する。
事象発生予測手段22は、電力系統予測情報D21と事象定義情報D17とから、事象発生予測値D22を作成する。確率推論手段16は以降、第1の実施形態で説明したのと同様の処理を行う。
図20は、電力系統監視システム1の電力系統予測手段21の電力系統予測方法を示す処理フローチャートである。第1の実施形態で述べた内容と異なる点について述べる。電力系統予測方法は下記ステップを備える。
・情報収集手段12により作成された電力系統監視情報D11を取り込む。(S32)
・取り込んだ電力系統監視情報D11から将来の電力系統状態を予測する。(S331)予測の方法は従来から例えば、予想総需要を現在状態に応じてシフトするといった方法がある。
・予測した将来の電力系統状態を電力系統状態予測情報D21として出力する。(S341)
図21は、電力系統監視システム1の事象発生予測手段22の事象発生予測方法を示す処理フローチャートである。第1の実施形態で述べた内容と異なる点について述べる。事象発生予測方法は下記のステップを備える。
・事象定義登録手段18により作成された事象定義情報D17を取り込む(S31)。
・電力系統予測手段21により作成された電力系統予測情報D21を取り込む(S321)。
・事象定義情報D17および電力系統監視情報D11に基づいて、予測した将来の系統状態に事象が発生するか否かを判断する(S351)。ここでの判断方法は、例えば第1の実施形態に述べた方法と同様に電力系統予測情報D21が事象定義情報D17に定義した情報に該当するか(すなわち事象が発生するか)を判断する。
・将来の系統状態に事象が発生すると判断された場合(S351のYES)は、その時の電力系統予測情報D21を事象発生予測値D22として保存する(S361)。
(第4の実施形態)
(構成・作用)
第4の実施形態における電力系統監視システム1について図19を参照して説明する。本実施形態において、第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。本実施形態の構成が第1の実施形態に示す構成と異なる点は、条件付確立表計算手段151が、因果関係グラフD13を編集する点である。
図20は、電力系統監視システム1における条件付確立表計算手段151の条件付確率計算方法を示す処理フローチャートである。第1の実施形態で述べた内容と異なる点について述べる。
ステップS231は周辺分布を計算する。例えば同時分布P(A,B,C)がわかっているときは、数38で計算することができる。
Figure 2013208042

ステップS25はステップS26で求めた周辺分布を参照し、因果関係の小さい、すなわち事前に設定された閾値より小さい周辺分布確率をもつ親子関係を削除する。
(効果)
本実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加え、因果関係の低い親子関係を因果関係グラフD13から削除することが可能である。そのため、周辺事後確率を算出する精度を向上させることが可能である。
本発明に係る実施形態によれば、安定した電力系統の運用を可能とする電力系統監視システムを提供することが可能となる。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…電力系統監視システム
11…電力系統
12…情報収集手段
13…記録手段
14…因果関係抽出手段
15…条件付確率表計算手段
16…確率推論手段
17…事象発生判断手段
18…事象定義登録手段
21…電力系統予測手段
22…事象発生予測手段
D11…電力系統監視情報
D12…監視情報記録データ
D13…因果関係グラフ
D14…条件付確率表
D15…観測事象
D16…確率推論結果
D17…事象定義情報
D21…電力系統予測情報
D22…事象発生予測値

Claims (8)

  1. 電力系統に設置された電気設備の情報を示す電力系統監視情報を受信し、監視情報記録データとして保存する監視情報記録手段と、
    前記電力系統監視情報に対応して事象が定義された事象定義情報と、前記監視情報記録データとを比較して、事象同士の因果関係を抽出する因果関係抽出手段と、
    前記因果関係と前記監視情報記録データとを比較して、前記事象定義情報により定義された各事象の条件付確率を計算する条件付確率計算手段と、
    受信した前記電力系統監視情報と前記事象定義情報とを比較して、事象が発生したか否かを判断し、事象が発生したと判断した場合の前記電力系統監視情報を観測事象として保存する事象発生判断手段と、
    前記条件付確率表と前記観測事象と前記因果関係とに基づいて、将来または過去の設備の状態に対して確率推論を行う確率推論手段と、
    を備える電力系統監視システム。
  2. 前記因果関係抽出手段は、2つの異なる事象が発生する時間差が、事前に設定された因果関係抽出閾値より小さい場合に、因果関係があると判断する
    請求項1に記載の電力系統監視システム。
  3. 前記因果関係抽出手段は、複数の前記因果関係抽出閾値を備え、各々の前記因果関係抽出閾値に応じて前記因果関係を抽出する
    請求項2に記載の電力系統監視システム。
  4. 前記確率推論手段は、前記条件付確率表と前記観測事象と前記因果関係に基づいて、発生した事象の原因を推定する
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電力系統監視システム。
  5. 前記確率推論手段は、前記条件付確率表と前記観測事象と前記因果関係に基づいて、発生した事象にともなって、将来に新たに発生する事象を推定する
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電力系統監視システム。
  6. 前記条件付確率計算手段は、前記因果関係と前記監視情報記録データとを比較して、条件付確率を計算すると共に、周辺分布確率を算出し、前記周辺分布確率が事前に設定された値より小さい前記因果関係を削除して前記条件付確率を再度計算する
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電力系統監視システム。
  7. 前記確率推論手段は、前記条件付確率計算手段により削除された因果関係に基づいて、将来または過去の設備の状態に対して確率推論を行う
    請求項6に記載の電力系統監視システム。
  8. 電力系統に設置された電気設備の情報を示す電力系統監視情報を受信し、監視情報記録データとして保存する監視情報記録手段と、
    前記電力系統監視情報に対応して事象が定義された事象定義情報と、前記監視情報記録データとを比較して、事象同士の因果関係を抽出する因果関係抽出手段と、
    前記因果関係と前記監視情報記録データとを比較して、前記事象定義情報により定義された各事象の条件付確率を計算する条件付確率計算手段と、
    前記電力系統監視情報に基づいて将来の電力系統の状態を予測し、電力系統予測情報を作成する電力系統予測手段と、
    前記事象定義情報と前記電力系統予測情報とを比較して、将来事象が発生するか否かを判断し、事象が発生すると判断した場合の前記電力系統監視情報を事象発生予測値として保存する事象発生予測手段と、
    前記条件付確率表と前記事象発生予測値と前記因果関係とに基づいて、将来または過去の設備の状態に対して確率推論を行う確率推論手段と、
    を備える電力系統監視システム。
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