JP2013207012A - 半導体装置の製造方法および露光装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法および露光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】断続的に露光工程を行う場合であっても、液浸露光装置の位置合わせ精度を維持する。
【解決手段】露光装置20のステージ100上に、基板600を載置する(基板載置工程)。次いで、基板600と、露光装置20に設けられた光学系200との間に、第1液体を供給し、当該第1液体を介して基板600を露光する(露光工程)。少なくとも第1液体をステージ100上に供給する以外の期間において、第2液体を、第1液体と異なる位置から、ステージ100の周辺に設けられた排水溝120に供給して、露光装置20の温度の変化を抑制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置の製造方法および露光装置に関する。
近年、液浸露光装置など、様々な露光装置が提案されている。
特許文献1(特開2006−134999号公報)には、以下のような露光装置が記載されている。露光対象物の周縁部に対応するように、保持台に溝が設けられている。洗浄液供給手段は、溝に洗浄液を供給する。これにより、保持台に設けられた溝に異物が付着または堆積することを抑制することができるとされている。
特開2006−134999号公報
本発明者は、液浸露光装置の排水溝に残っている液体量が、露光工程の位置合わせ精度に影響を与えることを見出した。
本発明によれば、
露光装置のステージ上に基板を載置する基板載置工程と、
前記基板と、前記露光装置に設けられた光学系との間に第1液体を供給し、当該第1液体を介して前記基板を露光する露光工程と、
を備え、
少なくとも前記第1液体を前記ステージ上に供給する以外の期間において、
第2液体を、前記第1液体と異なる位置から、前記ステージの周辺に設けられた排水溝に供給して、前記露光装置の温度の変化を抑制する半導体装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、
基板を載置するステージと、
前記基板を露光する光学系と、
前記基板と前記光学系との間に第1液体を供給する第1供給部と、
前記ステージの周辺に設けられた排水溝と、
前記第1供給部と異なる位置に設けられ、第2液体を供給して前記排水溝に流す第2供給部と、
前記基板を露光するときに前記第1供給部から前記第1液体を供給させる第1制御と、少なくとも前記第1液体を前記ステージ上に供給する以外の期間に前記第2供給部から前記第2液体を供給させて、温度の変化を抑制する第2制御と、を行う制御部と、
を備える露光装置が提供される。
本発明者は、排水溝の液体量が変化することによってステージが熱変形することを見出した。このようにステージが熱変形したとき、露光工程の位置合わせ精度が変化してしまう可能性がある。そこで、本発明者は、当該排水溝に常に液体が残っている状態を維持することにより、ステージの熱変形を抑制することを考えた。
本発明によれば、少なくとも第1液体をステージ上に供給する以外の期間において、第2液体を、第1液体と異なる位置から、ステージの周辺に設けられた排水溝に供給する。これにより、排水溝は常に液体が残っている状態とすることができる。すなわち、ステージの熱変形を抑制することができる。したがって、断続的に露光工程を行う場合であっても、露光装置の位置合わせ精度を維持することができる。
本発明によれば、断続的に露光工程を行う場合であっても、液浸露光装置の位置合わせ精度を維持することができる。
第1の実施形態に係る露光装置の構成を示す図である。 第1の実施形態に係る露光装置の構成を示す平面図である。 第1の実施形態に係る露光装置の構成を示す図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための図である。 第2の実施形態に係る露光装置の構成を示す図である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための図である。 第3の実施形態に係る露光装置の構成を示す図である。 第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための図である。 第4の実施形態に係る露光装置の構成を示す図である。 第5の実施形態に係る露光装置の構成を示す図である。 第5の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための図である。 第6の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1〜図5を用い、第1の実施形態に係る半導体装置10の製造方法および露光装置20について説明する。第1の実施形態に係る半導体装置10の製造方法は、以下の工程を備えている。まず、露光装置20のステージ100上に、基板600を載置する(基板載置工程)。次いで、基板600と、露光装置20に設けられた光学系200との間に、第1液体を供給し、当該第1液体を介して基板600を露光する(露光工程)。少なくとも第1液体をステージ100上に供給する以外の期間において、第2液体を、第1液体と異なる位置から、ステージ100の周辺に設けられた排水溝120に供給して、露光装置20の温度の変化を抑制する。以下、詳細を説明する。
まず、図4を用い、第1の実施形態に係る半導体装置10の製造方法の概略について説明する。図4は、第1の実施形態に係る半導体装置10の製造方法を説明するための断面図である。ここで、基板600は、たとえば半導体基板である。具体的には、基板600は、たとえばシリコン基板である。
図4のように、基板600には、開口部(符号不図示)を有する素子分離領域680が形成されている。たとえば、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法により、SiOからなる素子分離領域680が形成されている。または、STI(Shallow Trench Isolation)法により、素子分離領域680が形成されていてもよい。
基板600のうち所定の位置に、ゲート絶縁層700およびゲート電極820が設けられている。ゲート絶縁層700およびゲート電極820をマスクとして、基板600に不純物を注入することにより、エクステンション領域640が形成されている。ゲート絶縁層700およびゲート電極820の側壁には、側壁絶縁膜780が形成されている。
また、ゲート電極820および側壁絶縁膜780をマスクとして、基板600に不純物を注入することにより、ソース領域610およびドレイン領域620が形成されている。
基板600上、ゲート電極820上および素子分離領域680上には、層間絶縁層900が設けられている。層間絶縁層900には、ソース領域610およびドレイン領域620と接するビア840が設けられている。ビア840上には、配線860が設けられている。さらに、複数の層間絶縁層900が積層されている。これにより、多層配線層が形成されている。
以上のような構成を有する半導体装置10のうち、何れかの構成要素をパターニングするために、フォトリソグラフィー工程を行う。具体的には、素子分離領域680を形成する際にSiNなどのマスク層をパターニングする工程、ゲート絶縁層700並びにゲート電極820をパターニングする工程、または層間絶縁層900にビア840または配線860を形成する際にビアホールまたは排水溝を形成する工程などにおいて、フォトリソグラフィー工程を行う。当該フォトリソグラフィー工程は、後述する露光装置20を用い、基板600上に塗布された感光性樹脂膜(不図示)を露光する露光工程を備えている。
次に、図1〜図3を用い、第1の実施形態に係る露光装置20について説明する。図1および図3は、第1の実施形態に係る露光装置20の構成を示す図である。図2は、第1の実施形態に係る露光装置20の構成を示す平面図である。第1の実施形態に係る露光装置20は、基板600を載置するステージ100と、基板600を露光する光学系200と、第1供給部320と、排水溝120と、第2供給部340と、制御部400と、を備えている。第1供給部320は、光学系200に隣接して設けられ、基板600と光学系200との間に第1液体を供給している。排水溝120は、ステージ100の周辺に設けられている。第2供給部340は、第1供給部320と異なる位置に設けられ、第2液体を供給して排水溝120に流している。制御部400は、基板600を露光するときに第1供給部320から第1液体を供給させる第1制御と、少なくとも第1液体をステージ100上に供給する以外の期間に第2供給部340から第2液体を供給させて、露光装置20の温度の変化を抑制する第2制御と、を行う。以下、露光装置20の構成について詳細を説明する。なお、それぞれの図は、露光装置20を模式的に表したものである。
第1の実施形態に係る露光装置20は、液浸露光装置である。液浸露光装置は、光学系200と露光対象物である基板600との間を液体で満たして基板600を露光する。これにより、露光における解像度を液体の屈折率の比率だけ高めることができる。
図1のように、ステージ100上には、光源220、コンデンサーレンズ240、ミラー260、レチクル280および光学系200が設けられている。
光源220は、基板600を露光するための光を出射する。光源220は、たとえばArFエキシマレーザ光である。その場合、露光光の波長は193nmである。または、光源220は、たとえばKrFエキシマレーザ光であってもよい。その場合、露光光の波長は248nmである。光源220は、たとえば水平方向に光を出射する。
光源220のうち光の出射側には、コンデンサーレンズ240が設けられている。コンデンサーレンズ240は、光源220から出射された光を収束させる。なお、光源220とコンデンサーレンズ240との間に、絞り(不図示)が設けられていてもよい。
コンデンサーレンズ240のうち光源220と反対側には、ミラー260が設けられている。ミラー260は、コンデンサーレンズ240からの光を、レチクル280側に向けて反射させる。
ミラー260の反射側には、レチクル280が設けられている。レチクル280は、レチクル移動機構282上に載置されている。レチクル移動機構282は、レチクル280の位置を調整する。レチクル移動機構282は、レチクル280の位置を検出する位置検出手段(不図示)をさらに備えている。位置検出手段は、たとえば、レーザー干渉計である。また、レチクル280の表面は、たとえば光源220の光の出射方向に対して垂直に配置されている。レチクル移動機構282は、レチクル280の位置を示す信号を制御部400に送信する。
レチクル280の表面には、露光パターン(不図示)が設けられている。当該露光パターンには、上記したフォトリソグラフィー工程のいずれかのパターンが形成されている。このレチクル280は、たとえばプロセスノードが10nm以上90nm以下である露光工程に用いられる。半導体装置10がロジック系回路を有している場合、露光パターンのハーフピッチは、たとえば40nm以上90nm以下である。または、半導体装置10がメモリ系回路を有している場合、露光パターンのハーフピッチは、たとえば10nm以上28nm以下である。ここでいう「ハーフピッチ」とは、ゲート電極820の線幅の中心から、そのゲート電極820に隣接するゲート電極820の中心までの距離のことをいう。このような微細パターンを露光するための露光工程は、高い位置合わせ精度が要求される。したがって、このような微細パターンを露光する場合、本実施形態は特に有効である。
レチクル280の鉛直下には、光学系200が設けられている。光学系200は、鏡筒(符号不図示)、複数のレンズ(不図示)等を備えている。光学系200は、レチクル280を通った露光光を縮小させて、基板600に投影する。
光学系200の近くには基板計測部290が設けられている。基板計測部290は、配線(符号不図示)を介して制御部400に接続している。基板計測部290は、ステージ100上に載置された基板600への露光が行われる前に、基板600の位置及び形状を計測する。
第1供給部320は、第1供給配管322を備えている。第1供給部320は、第1供給配管322を介して、光学系200の端部に接続している。第1供給部320は、第1供給配管322を介して、基板600と光学系200との間に第1液体を供給する。
ここで、「第1液体」とは、空気よりも屈折率が大きく、露光光の波長における透過率が高い液体であることが好ましい。具体的には、「第1液体」は、たとえば水である。言い換えれば、第1液体は、いわゆる超純水である。第1液体が超純水である場合、第1液体の屈折率は、1.436である。これにより、第1液体を介した露光における開口数は、空気中での露光における開口数よりも大きくなる。
たとえば、光学系200の端部のうち、第1供給配管322の反対側には、第1排水配管324が接続されている。第1排水配管324は、第1供給部320から供給された第1液体の一部または全部を排水する。なお、第1排水配管324は、排水機構(不図示)に接続していてもよい。当該排水機構は、第1排水配管324内の流速を調整する。これにより、基板600上に第1液体を残すことなく、露光工程を行うことも可能である。また、たとえば、全ての第1液体は、排水溝120に排出されていてもよい。また、第1排水配管324は、たとえば、後述する排水溝120に接続されていていてもよい。
ステージ移動機構160上には、ステージ100が設けられている。ステージ100上には、感光性樹脂膜(不図示)が塗布された基板600が載置されている。ステージ移動機構160は、ステージ100を、X、YおよびZ方向に移動させることができる。ステージ移動機構160のうち、XおよびY方向の移動機構(不図示)は、たとえばモーターである。これにより、ステージ100をXY方向に移動させることにより、光学系200のショット領域を移動させていくことができる。また、ステージ移動機構160のうち、Z方向の移動機構(不図示)は、たとえばピエゾ素子である。これにより、基板600と光学系200との焦点が合うように調整することができる。ステージ移動機構160は、ステージ100上のXYZ位置を検出する位置検出手段(不図示)をさらに備えている。位置検出手段は、たとえば、レーザー干渉計である。この場合、ステージ移動機構160は、たとえばステージ100のXYZ位置を示す信号を制御部400に送信する。
図3のように、ステージ100には、基板600を固定するための吸着口(符号不図示)が設けられている。吸着口は、吸着配管(符号不図示)を介して、基板吸着部380に接続している。基板吸着部380は、基板600の裏面側を陰圧にすることにより、基板600をステージ100に固定する。
また、図3のように、ステージ100の周辺には、排水溝120が設けられている。ここでいう「排水溝120」とは、露光用の第1液体および後述する第2液体を排出するための溝のことである。排水溝120は、ステージ100の一部として形成されている。言い換えれば、排水溝120の液体が気化するとき、ステージ100のうち排水溝120側の温度が低下する。このため、ステージ100のうち排水溝120側から熱変形が起きる可能性がある。また、排水溝120が乾いた状態におけるステージ100の温度は、露光工程中のように排水溝120に液体が残っている状態におけるステージ100の温度と異なってしまう。そこで、以下のように、第2供給部340から第2液体を排水溝120に供給することにより、排水溝120に液体が残っている状態を維持する。
第2供給部340は、第1供給部320と異なる位置に設けられている。第2供給部340は、第2供給配管342を備えている。第2供給部340は、第2供給配管342を介して、排水溝120に接続している。また、第2供給部340は、第2液体を供給して排水溝120に流す。ここで、少なくとも第1供給部320が第1液体をステージ100上に供給する以外の期間において、第2供給部340は、第2液体を排水溝120に供給する。これにより、露光装置20の温度を調節する。半導体装置10の製造工程における第2液体の調整方法については、詳細を後述する。
ここでいう「第2液体」とは、少なくとも露光工程の前に気化熱等の特性が把握され、露光工程中に当該特性が変化しない液体のことである。具体的には、「第2液体」は、たとえば、第1液体と同一の気化熱を有する。言い換えれば、「第2液体」は、第1液体と同一の比熱を有する。さらに言えば、「第2液体」は、第1液体と同一である。具体的には、「第2液体」は、第1液体と同じように、いわゆる超純水である。「第2液体」は第1液体と同一の気化熱を有することにより、後述する第2制御によって、露光装置20の温度の変化を抑制することができる。なお、第2液体が第1液体と異なる場合は、第2液体の熱的特性に基づいて、制御部400が後述する第2制御を行えばよい。
また、排水機構360は、排水配管362を介して、排水溝120に接続している。排水機構360は、排水溝120内の液体を外部に排出する。また、排水機構360は、たとえば、排水溝120から排出される排出量を計測するフローメータ(不図示)を備えていてもよい。この場合、排水機構360は、当該フローメータが計測した排水量を示す信号を制御部400に送信する。
再度、図1に戻って説明する。露光装置20は、制御部400を備えている。制御部400は、配線(符号不図示)を介して、レチクル移動機構282、基板計測部290、ステージ移動機構160、第1供給部320および第2供給部340に接続している。
制御部400は、レチクル移動機構282から送信されたレチクル280の位置を示す信号と、ステージ移動機構160から送信されたステージ100のXYZ位置を示す信号と、基板計測部290から送信された基板600の計測結果を受信する。制御部400は、これらの信号に基づいて、それぞれの位置を調整するための位置制御信号をレチクル移動機構282およびステージ移動機構160に送信する。レチクル移動機構282は、当該制御部400から送信された位置制御信号に基づいて、レチクル280の位置を調整する。ステージ移動機構160は、当該位置制御信号に基づいて、ステージ100の位置を移動させ、基板600の位置を調整する。
制御部400は、基板600を露光するときに第1供給部320から第1液体を供給させる(第1制御)。具体的には、制御部400は、基板600を露光するとき、第1供給部320に対して第1制御を行うための第1制御信号を送信する。制御部400は、基板計測工程においても、第1制御信号を送信してもよい。第1供給部320は、当該第1制御信号を受信したとき、基板600と光学系200との間に第1液体を供給する。
また、制御部400は、少なくとも第1液体をステージ100上に供給する以外の期間に、第2供給部340から第2液体を供給させて、露光装置20の温度の変化を抑制する(第2制御)。具体的には、制御部400は、当該期間において、第2供給部340に対して第2制御を行うための第2制御信号を送信する。第2供給部340は、当該第2信号を受信したとき、第2液体を供給して排水溝120に流す。
制御部400は、記憶部(不図示)を備えていてもよい。たとえば、記憶部は、第1供給部320が供給する第1液体量、排水溝120の容積、または後述する立ち上げ工程に必要な時間等を記憶していていてもよい。
以上の露光装置20の各構成部材は、それぞれ同一の温度となるように制御されていてもよい。さらには、基板600がステージ100上に載置される前に、露光装置20と同一の温度となるように調整されていてもよい。具体的には、露光装置20内にヒーター(不図示)が設けられている。このヒーターによって、たとえば、露光装置20は、クリーンルームの大気温度と同一の温度となるように制御されている。
次に、図2を用い、排水溝120近傍の平面視での構成について詳細を説明する。図2は、第1の実施形態に係る露光装置20の構成を示す平面図である。それぞれの図は、排水溝120近傍の構成を模式的に表したものであり、その他の構成は省略している。
図2のように、ステージ100のうち基板600を載置する領域を囲むように、排水溝120が設けられている。排水溝120は、たとえば、円形である。
第2供給部340は、たとえば第2液体の供給を調整するバルブ344をさらに備えている。第2供給部340は、バルブ344を介して、第2供給配管342に接続している。
第2供給配管342は、たとえば、平面視で排水溝120に等間隔で接続されている。第2供給部340は、第2供給配管342を介して、第2液体を供給する。第2供給配管342は、たとえば4方向に分離されている。ここでは、4つの第2供給配管342のうち2つの第2供給配管342は、平面視でステージ100のうち基板600を載置する領域を挟んで互いに対向する位置に接続している。このように、第2供給配管342が平面視で排水溝120に等間隔で配置されていることにより、平面視で均等にステージ100の温度の変化を抑制することができる。
次に、図5を用い、半導体装置10の製造工程における排水溝120内の液体量について説明する。図5は、第1の実施形態に係る半導体装置10の製造方法を説明するための図である。
図5のように、まず、搬送ロボット(不図示)は、感光性樹脂膜(不図示)が塗布された基板600を露光装置20のステージ100上に載置する(基板載置工程)。たとえば当該期間において、制御部400は、上述した第2制御を行うための信号を第2供給部340に送信する。第2供給部340は、当該信号に基づいて、第2液体を排水溝120に供給して、露光装置20の温度の変化を抑制する。
次いで、基板載置工程の後で、露光工程の前に、基板600の位置及び形状を計測する(基板計測工程)。第1の実施形態では、この基板計測工程において、光学系200がステージ100上に位置している。したがって、基板計測工程から、第1供給部320は、基板600と光学系200との間に第1液体を供給し始める。
このとき、制御部400は、排水溝120に残っている第1液体および第2液体の総液体量を一定量に維持する。これにより、排水溝120が乾いた状態となることがない。すなわち、ステージ100の温度の変化を抑制することができる。さらに、排水溝120内の液体も含めたステージ100全体の熱容量を一定に維持することができる。したがって、ステージ100の熱変形量を一定に保つことができる。
排水溝120の総液体量を一定量に維持する方法としては、二つ挙げられる。
第1の方法としては、事前に排水溝120に流入する第1液体量を把握しておく方法が挙げられる。具体的には、制御部400の記憶部に第1液体量を保存しておく。
ここで、第1供給部320が供給する第1液体の第1液体量は、光学系200と基板600との間を満たすことが出来る量である。このため、当該第1液体量は、光学系200の大きさで一定量に見積もることができる。したがって、事前に第1液体量を把握しておくことにより、以下のようにして排水溝120の総液体量を一定量に維持することができる。
第1供給部320が第1液体を供給し始めたとき、制御部400は、第1液体量の分だけ第2液体量を減らすための信号を第2供給部340に送信する。第2供給部340は、当該信号に基づいて、第2液体量を減少させる。このようにして、排水溝120の総液体量を一定量に維持することができる。第1供給部320が第1液体の供給を停止したときは、この逆を行えばよい。
第2の方法としては、排水溝120から排出される排出量を測定する方法が挙げられる。具体的には、排水機構360は、排水溝120から排出される排出量を計測するフローメータを備えている。
ここで、排水溝120から排出される液体の排出量は一定である、または一定に制御できる。このため、排水溝120の容積を事前に把握しておくことにより、排水溝120からの排出量に基づいて、排水溝120内に残っている総液体量を算出することが可能である。たとえば、以下のようにして排水溝120の総液体量を一定量に維持することができる。
フローメータは、露光工程以外の期間においても、常に排出量を計測している。排水機構360は、当該フローメータが計測した排水量を示す信号を制御部400に送信する。第1供給部320が第1液体を供給し始めたとき、排水量が増加する。制御部400は、当該排水量の増加分だけ第2液体量を減らすための信号を第2供給部340に送信する。第2供給部340は、当該信号に基づいて、第2液体量を減少させる。このようにして、排水溝120の総液体量を一定量に維持することができる。第1供給部320が第1液体の供給を停止したときは、この逆を行えばよい。
次いで、基板計測工程の後に、露光工程を行う。当該露光工程において、第1供給部320は、基板600と光学系200との間に第1液体を供給する。当該第1液体を介して、基板600を露光する。露光工程において、ステージ100を走査することにより、順次、基板600上のショット領域を移動していく。基板600全体を露光したとき、露光工程を終了する。
露光工程の後、ステージ100から基板600を搬出する(基板搬出工程)。このとき、第1供給部320は、第1液体の供給を停止する。これに伴って、制御部400は、第1液体量の減少分だけ第2液体量を増やすための信号を第2供給部340に送信する。これにより、制御部400は、排水溝120に残っている第1液体および第2液体の総液体量を一定量に維持する。
基板搬出工程の後、次の基板が搬入されてくるまで一定の時間待機する。次の基板が搬入されたとき、再度、基板載置工程以降を行っていく。
以上の工程を一定の周期で行っていく。その際に、少なくとも第1供給部320が第1液体をステージ100上に供給する以外の期間において、第2供給部340は、第2液体を、排水溝120に供給して、露光装置20の温度の変化を抑制する。第1の実施形態では、制御部400は、排水溝120に残っている第1液体および第2液体の総液体量を一定量に維持する。
次に、第1の実施形態の効果について説明する。
近年、半導体装置10の微細化に伴い、露光工程に用いられる露光装置20には、高い位置精度が求められている。具体的には、位置合わせ精度は、数nm以内であることが望ましいとされている。そのため、露光装置20における微小な熱変形が生じた場合であっても、半導体装置10のパターン不良を生じさせてしまう可能性がある。
ここで、第2供給部340を有しない露光装置20の第1の比較例について考える。この比較例の場合では、露光工程において、液浸露光を行うときだけに第1液体が基板600と光学系200との間に供給される。露光工程の後、第1液体の供給は停止する。
このとき、ステージ100における第1液体は、徐々に気化していく。第1液体は、常に面内均一に気化するとは限らない。また、第1液体は、一定の速度で気化するとは限らない。したがって、時間的および空間的において、第1液体の気化量は一定ではない。このように、ステージ100の温度が変化したとき、ステージ100は熱変形する。ステージ100の熱変形は、露光装置20の位置合わせ精度に影響する。
たとえば、排水溝120に残った第1液体が気化するとき、ステージ100のうち排水溝120側の温度が低下する。このため、ステージ100のうち排水溝120側から、ステージ100の熱変形が起きる。したがって、ステージ100の面内において位置合わせ精度が変化してしまう可能性がある。
また、次の基板600が搬入されるまでの間に、排水溝120は乾いた状態となることも考えられる。排水溝120が乾いた状態におけるステージ100の温度は、露光工程中のように排水溝120に第1液体が残っている状態におけるステージ100の温度と異なってしまう。この場合、再度、露光工程を開始するまでの間に第1液体を供給しても、ステージ100の温度が前の露光工程と同じ温度になっているとは限らない。したがって、半導体装置10の製造工程中の各々のタイミングによって、位置合わせ精度が変化してしまう可能性がある。
以上のように、露光工程の毎に、露光装置20の位置合わせ精度が変化してしまう可能性がある。
第2の比較例として、第2供給部340を有しない露光装置20において、ダミー基板に対して露光工程を行う場合について考える。露光工程が周期的に行われない場合、上記のように第1液体の気化が生じ、露光装置20の位置合わせ精度が変化してしまう可能性がある。そこで、ダミー基板に対して露光工程を行うという方法も考えられる。この場合、仮の露光工程を行うことにより、排水溝120に第1液体を流すことができる。これにより、次の基板600に対する露光工程では、露光装置20の温度は定常状態になっている。このようにして位置合わせ精度を復帰させることができる。しかし、当該ダミー基板に係る時間によって、露光装置20のスループットが低下してしまう可能性がある。
第3の比較例として、特許文献1に記載の技術では、洗浄液供給手段が排水溝120に洗浄液を供給することが開示されている。洗浄液は、溝に付着した異物を除去するための液体である。しかし、その洗浄液によって排水溝120が常に満たされているわけではない。時間的に不規則な洗浄工程を行った場合、ステージ100の温度がバラついてしまう可能性がある。
これに対して、第1の実施形態によれば、少なくとも第1液体をステージ100上に供給する以外の期間において、第2液体を、第1液体と異なる位置から、ステージ100の周辺に設けられた排水溝120に供給する。これにより、排水溝120は常に液体が残っている状態とすることができる。第1液体をステージ100上に供給する以外の期間においても、ステージ100の温度を露光工程と同じ温度とすることができる。すなわち、ステージの熱変形を抑制することができる。
また、第1の実施形態によれば、第2液体を排水溝120に供給している間、露光装置20の温度を維持することができる。したがって、たとえば、露光工程が周期的に行われない場合、すなわち断続的に露光工程を行う場合であっても、露光装置20のスループットを低下させることがない。
以上のように、第1の実施形態によれば、断続的に露光工程を行う場合であっても、露光装置の位置合わせ精度を維持することができる。
なお、第1の実施形態では、必ずしも露光装置20の温度またはステージ100の温度を検出している必要は無い。排水溝120は常に液体が残っている状態とすることができれば、ステージ100の温度を維持することができる。たとえば、第1の実施形態のように、排水溝120に残っている第1液体および第2液体の総液体量を一定量に維持する方法などを適用すればよい。
(第2の実施形態)
図6は、第2の実施形態に係る露光装置20の構成を示す図である。第2の実施形態は、排水溝120の総液体量を制御する方法を除いて、第1の実施形態と同様である。以下、詳細を説明する。
図6のように、露光装置20は、たとえば液位センサー520を備えている。液位センサー520は、たとえば、排水溝120が満水となる位置に設けられている。液位センサー520は、配線(符号不図示)を介して、制御部400に接続している。液位センサー520は、液体にふれたとき、当該液位センサー520の位置まで液面が到達したことを示す信号を制御部400に送信する。
次に、図7を用い、第2の実施形態の半導体装置10の製造方法について説明する。図7は、第2の実施形態に係る半導体装置10の製造方法を説明するための図である。
図7のように、まず基板載置工程を行う。このとき、第2供給部340は、第2液体を排水溝120に供給して、露光装置20の温度の変化を抑制する。第2の実施形態では、たとえば、第1供給部320が第1液体をステージ100上に供給する以外の期間において、第2供給部340は、たとえば一定量の第2液体を供給する。この第2液体の供給量は、排水溝120の容積未満である。また、当該供給量は、予め制御部400の記憶部に保存されている。
次いで、基板載置工程の後で、露光工程の前に、基板600の位置及び形状を計測する(基板計測工程)。基板計測工程から、第1供給部320は、基板600と光学系200との間に第1液体を供給し始める。
このとき、制御部400は、排水溝120に残っている液体が排水溝120から溢れないように維持する。これにより、排水溝120が乾いた状態となることがない。すなわち、ステージ100の温度の変化を抑制することができる。さらに、排水溝120内の液体も含めたステージ100全体の熱容量を一定の範囲に維持することができる。したがって、ステージ100の熱変形量を一定の範囲に保つことができる。
制御部400は、たとえば以下のようにして、排水溝120に残っている液体が排水溝120から溢れないように維持する。
第1供給部320が第1液体を供給し始めたとき、排水溝120の総液体量は増加し始める。次いで、排水溝120内の液面は上昇し、液位センサー520に接する。このとき、液位センサー520は、当該液位センサー520の位置まで液面が到達したことを示す信号を制御部400に送信する。制御部400は、液位センサー520からの信号を受信したとき、第2液体量を減らすための信号を第2供給部340に送信する。第2供給部340は、当該信号に基づいて、第2液体量を減少させる。これにより、総液体量は、排水溝120の容積を超えることがない。すなわち、液体が排水溝120から溢れることがない。
さらに、排水溝120内の液面は上昇するとき、液位センサー520は、上記した信号を制御部400に送信し続ける。この間、制御部400は、第2液体量を減らすための信号を第2供給部340に送信しつづける。第2供給部340は、当該信号に基づいて、第2液体量を減少させ続ける。このようにして、排水溝120に残っている液体が排水溝120から溢れないように維持することができる。第1供給部320が第1液体の供給を停止したときは、この逆を行えばよい。
次いで、基板計測工程の後に、露光工程を行う。以降の工程は、第1の実施形態と同様である。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第2の実施形態によれば、排水溝120に残っている液体が排水溝120から溢れないように維持する。これにより、排水溝120が溢れることがない。すなわち、ステージ100の温度の変化を抑制することができる。さらに、排水溝120内の液体も含めたステージ100全体の熱容量を一定の範囲に維持することができる。したがって、ステージ100の熱変形量を一定の範囲に保つことができる。
また、第2液体が第1液体と異なる場合など、第2液体が基板600に触れることによってパターン不良が起こる可能性がある。したがって、排水溝120に残っている液体が排水溝120から溢れないように維持することにより、ステージ100上に載置された基板600が第2液体と触れることを防止することができる。
なお、第2の実施形態では、基板載置工程において、第2供給部340が一定量の第2液体を供給する場合について説明した。または、第2供給部340は、第2液体を任意の量で供給してもよい。この場合、制御部400は、液位センサー520の信号に基づいて、第2液体の供給量を制御する。
(第3の実施形態)
図8は、第3の実施形態に係る露光装置20の構成を示す図である。第3の実施形態は、露光装置20が排水溝120の近傍に設けられた温度センサー540をさらに備えている点を除いて、第1の実施形態と同様である。以下、詳細を説明する。
図8のように、排水溝120の近傍には、温度を計測する温度センサー540が設けられている。ここでは、たとえば、二つの温度センサー540が設けられている。一方の温度センサー540は、たとえば、ステージ100側の内部に埋め込まれている。これにより、ステージ100の温度を計測することができる。他方の温度センサー540は、たとえば、排水溝120の内部に設けられている。これにより、排水溝120に残った液体の温度を計測することができる。
温度センサー540は、配線(符号不図示)を介して、制御部400に接続されている。温度センサー540は、計測した温度を示す信号を制御部400に送信する。ここでいう「計測した温度」とは、ステージ100の温度、または排水溝120内の液体の温度である。
また、ステージ100内には、温度調整部560が設けられている。この温度調整部560は、たとえばステージ100の温度を調整する。温度調整部560は、たとえばステージ100内に平面視で螺旋状に設けられたヒーターである。温度調整部560は、露光装置20内のその他の部分に設けられていてもよい。制御部400は、配線(符号不図示)を介して、温度調整部560に接続している。
次に、図9を用い、第3の実施形態の半導体装置10の製造方法について説明する。図9は、第3の実施形態に係る半導体装置10の製造方法を説明するための図である。
第3の実施形態において、第1供給部320および第2供給部340から最大量で第1液体および第2液体を供給しても、第1液体および第2液体の総液体量は、排水溝120の容積を超えることがないと仮定する。
図9のように、まず基板載置工程を行う。このとき、第2供給部340は、第2液体を排水溝120に供給する。温度センサー540は、計測した温度を示す信号を制御部400に送信する。
制御部400は、温度センサー540が計測する温度に基づいて、当該温度が所定の温度となるように、排水溝120に残っている第1液体および第2液体の総液体量を調整する。言い換えれば、このとき、制御部400は、第2供給部340から供給する第2液体量を調整する。このように、直接、温度をモニターしながら、第2液体量を調整する。これにより、露光装置20の温度の変化を抑制する。したがって、ステージ100が熱変形を起こすことがない。なお、第2液体量は、必ずしも一定でなくてもよい。
次いで、基板載置工程の後で、露光工程の前に、基板600の位置及び形状を計測する(基板計測工程)。基板計測工程から、第1供給部320は、基板600と光学系200との間に第1液体を供給し始める。
第1供給部320が第1液体を供給し始めたとき、排水溝120の総液体量は増加し始める。このとき、ステージ100の温度または排水溝120の温度が微弱に変化する。温度センサー540は、変化した温度を示す信号を制御部400に送信する。先と同様にして、制御部400は、温度センサー540が計測する温度に基づいて、当該温度が所定の温度となるように、排水溝120に残っている第1液体および第2液体の総液体量を調整する。具体的には、制御部400は、第2液体量を減らすための信号を第2供給部340に送信する。第2供給部340は、当該信号に基づいて、第2液体量を減少させる。このようにして、露光装置20の温度の変化を抑制する。第1供給部320が第1液体の供給を停止したときは、この逆を行えばよい。
次いで、基板計測工程の後に、露光工程を行う。以降の工程は、第1の実施形態と同様である。
なお、一連の工程において、排水溝120に残っている総液体量を調整するだけでは、温度を制御できない場合も考えられる。この場合、制御部400は、たとえば温度センサー540が計測する温度に基づいて、当該温度が所定の温度となるように、温度調整部560により温度を調整してもよい。これにより、露光装置20の温度の変化を確実に抑制することができる。
第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第3の実施形態によれば、排水溝120の近傍には、温度センサー540が設けられている。また、制御部400は、温度センサー540が計測する温度に基づいて、当該温度が所定の温度となるように、排水溝120に残っている第1液体および第2液体の総液体量を調整する。このように、直接、温度をモニターしながら、第2液体量を調整する。したがって、ステージ100の熱変形を確実に抑制することができる。
(第4の実施形態)
図10は、第4の実施形態に係る露光装置20の構成を示す平面図である。第4の実施形態は、第2供給配管が複数設けられている点を除いて、第1の実施形態と同様である。以下、詳細を説明する。
図10のように、大流量の第2供給配管342と、小流量の第2供給配管346とが設けられている。大流量の第2供給配管342の径は、たとえば、小流量の第2供給配管346よりも大きい。また、第2供給配管342および第2供給配管346は、それぞれバルブ344およびバルブ348を有している。ここでは、第2供給配管342および第2供給配管346は、同一の第2供給部340に接続している。
大流量の第2供給配管342に設けられたバルブ344を開けることにより、排水溝120に大量の第2液体を流すことができる。一方で、小流量の第2供給配管346に設けられたバルブ348を開けることにより、排水溝120に少量の第2液体を流すことができる。
第2供給配管342および第2供給配管346は、たとえば、平面視で排水溝120に互いに交互に等間隔で接続されている。これにより、平面視で均等にステージ100の温度の変化を抑制することができる。
第4の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第4の実施形態によれば、第2供給配管が複数設けられていてもよい。これにより、ステージ100の温度に応じて、第2液体の流量を調整することができる。
(第5の実施形態)
図11は、第5の実施形態に係る露光装置20の構成を示す図である。第5の実施形態は、ステージが複数設けられている点を除いて、第1の実施形態と同様である。以下、詳細を説明する。
図11のように、第5の実施形態では、ステージが光学系200よりも多く設けられている。具体的には、一つの光学系200に対して、第1のステージ101および第2のステージ102が設けられている。なお、ステージはさらに複数設けられていてもよい。
第1のステージ101および第2のステージ102は、それぞれ同一の構成を備えている。たとえば、第1のステージ101および第2のステージ102には、それぞれ独立して第2供給部340が設けられている。
制御部400は、ステージ移動機構160により、第1のステージ101および第2のステージ102を移動させる。二つの第1のステージ101および第2のステージ102は互いに交互に入れ替わることにより、光学系200の下に移動することができる。これにより、それぞれのステージ上に載置した基板600を交互に露光することができる。
ここで、現在、第1のステージ101は、光学系200の下に位置している。一方、第2のステージ102は、光学系の下に位置していない。
光学系200の下に位置していない第2のステージ102上には、基板計測部290が設けられている。基板計測部290は、配線(符号不図示)を介して、制御部400に接続している。基板計測部290は、第1のステージ101上に載置された基板600に対して露光が行われている間、第2のステージ102上に載置された基板600に対して位置及び形状を計測する。これにより、露光装置20のスループットを向上させることができる。
次に、図12を用い、第5の実施形態に係る半導体装置10の製造方法について説明する。図12は、第5の実施形態に係る半導体装置10の製造方法を説明するための図である。図12(a)は、第1のステージ101における排水溝120内の液体量を示している。一方、図12(b)は、第2のステージ102における排水溝120内の液体量を示している。
図12のように、第1のステージ101では、まず基板載置工程を行う。このとき、第2のステージ102は、基板600が搬入されてくるのを待っている状態である。この間、それぞれのステージにおける第2供給部340は、第2液体を排水溝120に供給して、露光装置20の温度の変化を抑制する。
次いで、基板載置工程の後で露光工程の前において、制御部400は、第1のステージ101を基板計測部290の下に移動させる。ここで、基板計測部290は、第1のステージ101上に載置された基板600の位置及び形状を計測する(基板計測工程)。第5の実施形態における基板計測工程では、光学系200は第1のステージ101上に位置していない。このため、当該基板計測工程において、第1のステージ101上に第1液体は供給されていない。一方で、第2のステージ102では、露光工程を行う。
次いで、制御部400は、第1のステージ101を光学系200の下に移動させる。一方、第2のステージ102を基板計測部290の下に移動させる。次いで、第1のステージ101上に載置された基板600に対して露光工程を行う。このとき、第1のステージ101では、第1供給部320は第1液体を供給し始める。一方で、第2のステージ102では基板載置工程を行う。次いで、第2のステージ102上に載置された基板600に対して計測工程を行う。
ここで、第1のステージ101上に載置された基板600に対して露光工程を行っている期間に、第2のステージ102の排水溝120に第2液体を供給する。ステージが3つ以上の場合は、第1のステージ101と異なる他のステージ全てに対して当該工程を行う。これにより、第1のステージ101上に載置された基板600に対して露光工程を行っている期間において、第1液体が供給されていない第2のステージ102が熱変形を起こすことを抑制することができる。
また、第1のステージ101上に載置された基板600に対して露光工程を行っている期間に、第2のステージ102(他のステージの少なくとも一つ)の排水溝120に第2液体を供給するとともに、当該第2のステージ102(他のステージの少なくとも一つ)に載置された基板600に対して基板計測工程を行う。第2のステージ102は、排水溝120に第2液体が供給され、位置合わせ精度が維持されている。これにより、第1のステージ101上に載置された基板600に対して露光工程を行っている期間に、第2のステージ102の位置合わせ精度が維持された状態で、当該第2のステージ102に載置された基板600に対して基板計測工程を行うことができる。したがって、露光装置20の位置合わせ精度を維持するとともに、スループットを向上させることができる。
次いで、制御部400は、第2のステージ102を光学系200の下に移動させる。次いで、第1のステージ101から基板を搬出する(基板搬出工程)。一方、第2のステージ102上に載置された基板600に対して露光工程を行う。
以上の工程を、第1のステージ101および第2のステージ102に対して交互に繰り返し行っていく。第1のステージ101および第2のステージ102において、少なくとも第1液体をそれぞれのステージ上に供給する以外の期間において、第2液体をそれぞれの排水溝120に供給して、露光装置20の温度の変化を抑制する。
第5の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第5の実施形態によれば、ステージが光学系200よりも多く設けられている。第1のステージ101上に載置された基板600に対して露光工程を行っている期間に、他のステージの排水溝120に第2液体を供給する。これにより、第1のステージ101上に載置された基板600に対して露光工程を行っている期間においても、第1液体が供給されていない他のステージの位置合わせ精度を維持することができる。
(第6の実施形態)
図13は、第6の実施形態に係る半導体装置10の製造方法を説明するための図である。第6の実施形態は、装置停止後に露光装置20の温度を定常状態にする立ち上げ工程を行う点を除いて、第1の実施形態と同様である。以下、詳細を説明する。
露光装置20は、複数の基板600に対して間欠的に連続して処理を行うとは限らない。たとえば、25枚の基板600が準備されたカセット(不図示)を露光装置20にセットすることにより、当該カセット内の基板600を連続して処理する。例えば、次のカセットがセットされない間、露光装置20は一時停止する。このとき、露光装置20は、いわゆるアイドル状態となる。ここでいう「アイドル状態」とは、露光装置20が基板600を処理することなく停止しており、基板600が搬送されてくるのを待っている状態のことをいう。また、ここでいう「露光装置20が停止した状態」とは、少なくとも第1液体または第2液体が供給されていない状態のことをいう。
図13を用い、露光装置20を停止した後の立ち上げ工程について具体的に説明する。
図13のように、基板載置工程から基板搬出工程まで、第1の実施形態と同様に行う。ここで、基板搬出工程後、一定の期間、基板600が搬送されてこない状態となったと仮定する。すなわち、上記した「露光装置20が停止した状態」となる。その一定期間経過後、次に処理する基板600が搬送されてきたとき、露光装置20を再起動させる。
ここで、露光装置20を停止した後で再起動させるときに排水溝120に第2液体を供給することにより、露光装置20の温度を定常状態にする(立ち上げ工程)。当該立ち上げ工程を開始してから露光工程を再開するまでの時間は、連続して露光工程を行うときに基板600を露光装置20に搬入してから露光工程を開始するまでの時間よりも長い。言い換えれば、露光装置20を停止した後で再起動させるときは、次の基板600の処理を開始する前に、立ち上げ工程の時間を追加する。
ここでいう露光装置20の温度における「定常状態」とは、複数の基板600に対して間欠的に連続して処理を行っているときの露光装置20の温度状態のことをいう。
当該立ち上げ工程の時間は、少なくとも一つの基板600に対して基板載置工程から露光工程を終了するまでの時間よりも短い。言い換えれば、立ち上げ工程の時間は、ダミー基板を処理するために必要な時間よりも短い。
立ち上げ工程において、たとえば温度センサーにより露光装置20の温度を計測する。露光装置20の温度を定常状態となったとき、立ち上げ工程を終了する。次いで、基板載置工程を行う。これにより、露光装置20の位置合わせ精度が復帰した状態で露光工程を再開することができる。
または、立ち上げ工程に必要な時間をあらかじめ設定しておいてもよい。この場合、事前に、排水溝120に第2液体を供給して、露光装置20の温度が定常状態になるための時間を計測しておく。当該時間を、制御部400の記憶部に保存する。この場合でも、露光装置20の位置合わせ精度が復帰した状態で露光工程を再開することができる。
第6の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第6の実施形態によれば、露光装置20を停止した後で再起動させるときに立ち上げ工程を行う。具体的には、排水溝120に第2液体を供給することにより、露光装置20の温度を定常状態にする。これにより、露光装置20が停止した後であっても、露光装置20の位置合わせ精度が復帰した状態で露光工程を再開することができる。
以上の実施形態において、排水溝120に第2液体を供給して露光装置20の温度の変化を抑制するために、複数の実施形態を説明した。しかし、これらの実施形態は、重複して適用することも可能である。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
10 半導体装置
20 露光装置
100 ステージ
101 第1のステージ
102 第2のステージ
120 排水溝
160 ステージ移動機構
200 光学系
220 光源
240 コンデンサーレンズ
260 ミラー
280 レチクル
282 レチクル移動機構
290 基板計測部
320 第1供給部
322 第1供給配管
324 第1排水配管
340 第2供給部
342 第2供給配管
344 バルブ
346 第2供給配管
348 バルブ
360 排水機構
362 排水配管
380 基板吸着部
400 制御部
520 液位センサー
540 温度センサー
560 温度調整部
600 基板
610 ソース領域
620 ドレイン領域
640 エクステンション領域
680 素子分離領域
700 ゲート絶縁層
780 側壁絶縁膜
820 ゲート電極
840 ビア
860 配線
900 層間絶縁層

Claims (13)

  1. 露光装置のステージ上に基板を載置する基板載置工程と、
    前記基板と、前記露光装置に設けられた光学系との間に第1液体を供給し、当該第1液体を介して前記基板を露光する露光工程と、
    を備え、
    少なくとも前記第1液体を前記ステージ上に供給する以外の期間において、
    第2液体を、前記第1液体と異なる位置から、前記ステージの周辺に設けられた排水溝に供給して、前記露光装置の温度の変化を抑制する半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第2液体は、前記第1液体と同一の気化熱を有する半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記排水溝に残っている前記第1液体および前記第2液体の総液体量を一定量に維持する半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記排水溝に残っている液体が前記排水溝から溢れないように維持する半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記露光装置は、
    前記排水溝の近傍に設けられ、温度を計測する温度センサーをさらに備える半導体装置の製造方法。
  6. 請求項5に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記温度センサーが計測する前記温度に基づいて、当該温度が所定の温度となるように、前記排水溝に残っている前記第1液体および前記第2液体の総液体量を調整する半導体装置の製造方法。
  7. 請求項5または6に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記露光装置は、
    前記温度を調整する温度調整部をさらに備え、
    前記温度センサーが計測する前記温度に基づいて、当該温度が所定の温度となるように、前記温度調整部により前記温度を調整する半導体装置の製造方法。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記ステージは、前記光学系よりも多く設けられており、
    第1の前記ステージ上に載置された前記基板に対して前記露光工程を行っている期間に、前記第1のステージと異なる他の前記ステージの前記排水溝に前記第2液体を供給する半導体装置の製造方法。
  9. 請求項8に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記基板載置工程の後で前記露光工程の前に、前記基板の位置及び形状を計測する基板計測工程をさらに備え、
    前記第1のステージ上に載置された前記基板に対して前記露光工程を行っている期間に、前記他のステージの前記排水溝に前記第2液体を供給するとともに、当該他のステージに載置された前記基板に対して前記基板計測工程を行う半導体装置の製造方法。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記露光装置を停止した後で再起動させるときに前記排水溝に前記第2液体を供給することにより、前記露光装置の前記温度を定常状態にする立ち上げ工程をさらに備え、
    当該立ち上げ工程を開始してから前記露光工程を再開するまでの時間は、連続して前記露光工程を行うときに前記基板を前記露光装置に搬入してから前記露光工程を開始するまでの時間よりも長い半導体装置の製造方法。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記露光装置を停止した後で再起動させるときに前記排水溝に前記第2液体を供給することにより、前記露光装置の前記温度を定常状態にする立ち上げ工程をさらに備え、
    当該立ち上げ工程の時間は、少なくとも一つの前記基板に対して前記基板載置工程から前記露光工程を終了するまでの時間よりも短い半導体装置の製造方法。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法において、
    平面視で前記排水溝に等間隔で接続された配管を介して、前記第2液体を供給する半導体装置の製造方法。
  13. 基板を載置するステージと、
    前記基板を露光する光学系と、
    前記基板と前記光学系との間に第1液体を供給する第1供給部と、
    前記ステージの周辺に設けられた排水溝と、
    前記第1供給部と異なる位置に設けられ、第2液体を供給して前記排水溝に流す第2供給部と、
    前記基板を露光するときに前記第1供給部から前記第1液体を供給させる第1制御と、少なくとも前記第1液体を前記ステージ上に供給する以外の期間に前記第2供給部から前記第2液体を供給させて、温度の変化を抑制する第2制御と、を行う制御部と、
    を備える露光装置。
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