JP2013206279A - スリップ値記録システム、車載端末、サーバ、スリップ値記録方法およびスリップ値記録プログラム - Google Patents

スリップ値記録システム、車載端末、サーバ、スリップ値記録方法およびスリップ値記録プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】車両が地点にてスリップするか否かを正確に判定できるスリップ値を容易に得る。
【解決手段】地点において車両がスリップしたことを示すスリップ情報が取得され、かつ、当該地点についての地点スリップ値と当該車両についての車両スリップ値との大小関係が所定関係となっている場合に、当該大小関係が所定関係とならないように地点スリップ値と車両スリップ値との少なくとも一方を補正するとともに、地点において車両がスリップしなかったことを示すスリップ情報が取得され、かつ、当該地点についての地点スリップ値と当該車両についての車両スリップ値との大小関係が所定関係となっていない場合に、当該大小関係が所定関係となるように地点スリップ値と車両スリップ値との少なくとも一方を補正する。
【選択図】図2

Description

本発明は、スリップ値記録システム、車載端末、サーバ、スリップ値記録方法およびスリップ値記録プログラムに関する。
予め登録したスリップ関連情報に基づいて、車両が地点においてスリップするか否かを予測する技術が知られている(特許文献1、参照)。特許文献1では、スリップ関連情報として、スタッドレスタイヤの装着有無、タイヤ溝の深さ、運転者のブレーキ操作の強弱が登録される。スリップ関連情報に基づいて車両が地点においてスリップするか否かを予測することにより、スリップすると予測される地点においてのみスリップに注意すべき旨の通知を行うことができる。
特開2009−26157号公報
特許文献1において、ユーザが入力したスタッドレスタイヤの装着有無とタイヤ溝の深さをスリップ関連情報に登録している。従って、スタッドレスタイヤの装着有無とタイヤ溝の深さの入力をユーザが適正に行わない場合には、スリップするか否かを予測が不正確になるという問題があった。また、特許文献1において、距離センサによって計測したタイヤ表面までの距離に基づいてスタッドレスタイヤの装着有無とタイヤ溝の深さを特定することも開示されている。この場合、距離センサが必要となるという問題があった。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたものであり、車両が地点にてスリップするか否かを正確かつ容易に予測する技術の提供を目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明において、スリップ値記録手段は、車両のスリップし易さを示す車両スリップ値を車両に対応付けて記録する。また、スリップ値記録手段は、地点でのスリップし易さを示す地点スリップ値を地点に対応付けて記録する。予測手段は、地点スリップ値と車両スリップ値との大小関係が所定関係である場合、当該地点スリップ値に対応する地点で当該車両スリップ値に対応する車両がスリップすると予測する。スリップ情報取得手段は、地点を車両が実際に走行した場合におけるスリップの発生有無を示すスリップ情報を取得する。スリップ値補正手段は、地点において車両がスリップしたことを示すスリップ情報が取得され、かつ、当該地点についての地点スリップ値と当該車両についての車両スリップ値との大小関係が所定関係となっていない場合に、当該大小関係が所定関係となるように地点スリップ値と車両スリップ値との少なくとも一方を補正する。一方、地点において車両がスリップしなかったことを示すスリップ情報が取得され、かつ、当該地点についての地点スリップ値と当該車両についての車両スリップ値との大小関係が所定関係となっている場合に、当該大小関係が所定関係とならないように地点スリップ値と車両スリップ値との少なくとも一方を補正する。
前記の構成において、予測手段は下記の表1にしたがってスリップの発生有無を予測する。
Figure 2013206279
すなわち、予測手段は、地点スリップ値と車両スリップ値との大小関係が所定関係となる地点と車両との組み合わせについてスリップが発生すると予測する。また、予測手段は、地点スリップ値と車両スリップ値との大小関係が所定関係とならない地点と車両との組み合わせについてスリップが発生しないと予測する。
前記の構成においてスリップ値補正手段は、下記の表2にしたがって地点スリップ値と車両スリップ値との少なくとも一方を補正する。
Figure 2013206279
ここで、地点スリップ値と車両スリップ値との大小関係が所定関係とならない地点と車両との組み合わせについて実際にスリップが発生した場合、予測手段は地点と車両との組み合わせについてスリップが発生しないと誤って予測することとなる。すなわち、実際のスリップの発生有無と予測手段による予測結果とが不整合となる。そこで、表2のケース3に示すように、地点スリップ値と車両スリップ値との大小関係が所定関係とならない地点と車両との組み合わせについて実際にスリップが発生したことを示すスリップ情報が取得された場合、スリップ値補正手段は、当該大小関係が所定関係となるように地点スリップ値と車両スリップ値との少なくとも一方を補正する。
また、地点スリップ値と車両スリップ値との大小関係が所定関係となる地点と車両との組み合わせについて実際にスリップが発生しなかった場合、予測手段は地点と車両との組み合わせについてスリップが発生すると誤って予測することとなる。すなわち、実際のスリップの発生有無と予測手段による予測結果とが不整合となる。そこで、表2のケース2に示すように、地点スリップ値と車両スリップ値との大小関係が所定関係となる地点と車両との組み合わせについて実際にスリップが発生しなかったことを示すスリップ情報が取得された場合、スリップ値補正手段は、当該大小関係が所定関係とならないように地点スリップ値と車両スリップ値との少なくとも一方を補正する。
以上説明した補正をスリップ値補正手段が繰り返して実行することにより、実際のスリップの発生有無と予測手段による予測結果とが整合する地点スリップ値と車両スリップ値とを得ることができる。すなわち、多数のスリップ情報に基づいて補正を行うことにより、スリップの発生有無を正確に予測できるように地点スリップ値と車両スリップ値との少なくとも一方を補正できる。このように、地点スリップ値と車両スリップ値との少なくとも一方は補正されていくため、地点スリップ値の初期値と車両スリップ値の初期値の少なくとも一方を容易に設定できる。すなわち、地点でのスリップし易さを正確に調査することなく、地点スリップ値の初期値を設定できる。同様に、車両のスリップし易さを正確に調査することなく、車両スリップ値の初期値を設定できる。すなわち、地点スリップ値と車両スリップ値との設定が容易であり、車両が地点にてスリップするか否かを正確かつ容易に予測することができる。また、地点や車両のスリップし易さが経時的に変化しても、当該変化に追従するように地点スリップ値と車両スリップ値との少なくとも一方を補正していくことができる。
スリップ値記録手段は、車両スリップ値を車両に対応付けて記録し、地点スリップ値を地点に対応付けて記録すればよく、単体の装置によって備えられなくてもよい。例えば、スリップ値記録手段は、車両に備えられたナビゲーション装置等の車載端末と、当該車載端末と通信可能なサーバとに分散して備えられてもよい。そして、車載端末では車両スリップ値を記録し、サーバでは地点スリップ値を記録してもよい。この場合、スリップ値補正手段を車載端末とサーバとに分散して備えさせ、車載端末では車両スリップ値を補正し、サーバでは地点スリップ値を補正してもよい。この場合、車載端末とサーバの双方でスリップ情報が必要となるため、スリップ情報取得手段も車載端末とサーバとに分散して備えさせればよい。なお、通常、スリップ情報の生成は車載端末で行われるため、車載端末のスリップ情報取得手段は車載端末内でスリップ情報を生成し、取得することとなる。
ここで、地点スリップ値と車両スリップ値との大小関係が所定関係となるとは、地点スリップ値が車両スリップ値よりも大きいことであってもよいし、地点スリップ値が車両スリップ値よりも小さいことであってもよい。スリップ値補正手段は、地点スリップ値と車両スリップ値との少なくとも一方を補正すればよく、例えば車両スリップ値が車両のスリップし易さを示す値として信頼できる場合には、地点スリップ値のみを補正してもよい。また、地点スリップ値が地点でのスリップし易さを示す値として信頼できる場合には、車両スリップ値のみを補正してもよい。さらに、大小関係が所定関係とならないように地点スリップ値と車両スリップ値との少なくとも一方を補正するとは、必ずしも一度の補正によって大小関係が所定関係であったものが所定関係とならなくなるように補正することを意味しない。すなわち、スリップ値補正手段は、一回の補正における補正量を少なくし、複数回の補正によって大小関係が所定関係であったものが所定関係とならないように補正してもよい。また、スリップ値補正手段は、複数回の補正によって大小関係が所定関係でなかったものが所定関係となるように補正してもよい。
また、スリップ値補正手段は、地点スリップ値と車両スリップ値との差が大きいほど、地点スリップ値と車両スリップ値との少なくとも一方についての補正量を大きくしてもよい。ここで、地点スリップ値と車両スリップ値との差が大きい場合、大小関係が所定関係であったものが所定関係とならなくなるまでに必要な補正回数、および、大小関係が所定関係でなかったものが所定関係となるまでに必要な補正回数が多くなる。これに対して、1回の補正あたりの補正量を大きくすることにより、大小関係が所定関係であったものが所定関係とならなくなるまでに必要な補正回数、および、大小関係が所定関係でなかったものが所定関係となるまでに必要な補正回数を抑制できる。すなわち、実際のスリップの発生有無と予測手段による予測結果との不整合を早期に解消できる。
また、スリップ値補正手段は、車両スリップ値と地点スリップ値との双方を補正してもよい。これにより、実際のスリップの発生有無と予測手段による予測結果とが整合するように、車両スリップ値と地点スリップ値とが双方とも補正することができる。従って、車両のスリップし易さを正確に調査することなく車両スリップ値の初期値を設定できるとともに、地点でのスリップし易さを正確に調査することなく地点スリップ値の初期値を設定できる。
さらに、スリップ値補正手段は、地点スリップ値の信頼度が高い地点についてのスリップ情報が取得された場合ほど、車両スリップ値の補正量を大きくしてもよい。地点スリップ値の信頼度が高い場合、実際のスリップの発生有無と、予測手段による予測結果との不整合を生じさせている要因が車両スリップ値にある可能性が高いと推定できる。すなわち、スリップ値補正手段は、実際のスリップの発生有無と予測手段による予測結果との不整合の要因となる車両スリップ値の補正量を大きくすることにより、当該不整合を早期に解消できる。
また、スリップ値補正手段は、過去においてスリップ情報が取得された回数が多い地点ほど、当該地点の地点スリップ値の信頼度が高いとしてもよい。すなわち、スリップ情報が取得された回数が多い地点ほど、当該地点についての地点スリップ値がすでに適正な値へと補正されている可能性が高く、当該地点についての地点スリップ値の信頼度が高いと推定できる。
また、スリップ値記録手段は、地点において車両のスリップが発生したことを示すスリップ情報が最初に取得された場合に、当該車両に対応する車両スリップ値を、当該地点に対応する地点スリップ値の初期値として記録してもよい。これにより、地点でのスリップし易さを調査することなく地点スリップ値の初期値を記録できる。また、一度も車両がスリップしていない地点について無駄に地点スリップ値が記録されることが防止できる。
さらに、スリップ値記録手段は、車両の状態を示す車両情報に基づく値を、当該車両に対応する車両スリップ値の初期値として記録してもよい。これにより、車両のスリップし易さを示す車両スリップ値として、ある程度、信頼できる値を初めから記録できる。従って、実際のスリップの発生有無と予測手車両情報段による予測結果との不整合が解消されるまでの補正回数を抑制できる。車両情報は、車両のスリップし易さに関連する車両の状態を示す情報であればよく、例えばタイヤに関する情報であってもよいし、車両の重量に関する情報であってもよいし、車両の運転者の運転操作の傾向に関する情報であってもよい。
さらに、予測手段は、地点スリップ値が車両スリップ値よりも大きい場合に、当該地点スリップ値に対応する地点で当該車両スリップ値に対応する車両がスリップすると予測してもよい。すなわち、地点スリップ値が車両スリップ値よりも大きいことを、これらの大小関係が所定関係であることとしてもよい。この場合、スリップ値補正手段は、地点において車両がスリップしたことを示すスリップ情報が取得され、かつ、当該地点についての地点スリップ値が当該車両についての車両スリップ値以下である場合に、当該地点スリップ値が当該車両スリップ値よりも大きくなるように当該地点スリップ値と当該車両スリップ値との少なくとも一方を補正する。また、スリップ値補正手段は、地点において車両がスリップしなかったことを示すスリップ情報が取得され、かつ、当該地点についての地点スリップ値が当該車両についての車両スリップ値よりも大きい場合に、当該地点スリップ値が当該車両スリップ値以下となるように当該地点スリップ値と当該車両スリップ値との少なくとも一方を補正する。これにより、車両がスリップし易い地点ほど、値が大きくなる地点スリップ値を得ることができる。また、スリップし易い車両ほど、値が小さくなる車両スリップ値を得ることができる。
なお、本発明のように、スリップ値を補正する手法は、この処理を行う方法やプログラムとしても適用可能である。また、本発明の手法を適用したスリップ値記録システム、方法、プログラムは、単独の装置として実現される場合もあれば、例えばサーバと車載端末のような複数の装置として実現される場合もある。さらに、地点スリップ値と車両スリップ値との大小関係に応じて車両スリップ値を補正する車載端末は、本発明の特別な技術的特徴を備える。同様に、地点スリップ値と車両スリップ値との大小関係に応じて地点スリップ値を補正するサーバも、本発明の特別な技術的特徴を備える。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、スリップ値記録システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
スリップ値記録システムを示すブロック図である。 (2A)はナビゲーション装置の処理のフローチャート、(2B)はサーバの処理のフローチャートである。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)スリップ値記録システムの構成:
(1−1)ナビゲーション装置の構成:
(1−2)サーバの構成:
(2)スリップ値記録処理:
(2−1)ナビゲーション装置の処理:
(2−2)サーバの処理:
(3)他の実施形態:
(1)スリップ値記録システムの構成:
図1は、スリップ値記録システム1のブロック図である。スリップ値記録システム1は、ナビゲーション装置10とサーバ50とを含む。ナビゲーション装置10は、車両に搭載された車載端末である。
車両は、位置センサ41と挙動安定化ECU(Electronic Control Unit)42とユーザI/F部43と通信部44とを備える。位置センサ41は車両の現在位置を特定するための信号を生成する各種センサであり、例えばGPS受信部や車速センサやジャイロセンサ等を含む。挙動安定化ECU42は、車両のスリップを検出した場合に、当該スリップを回避するように操舵装置や駆動装置や制動装置の動作を制御するコンピュータである。例えば、挙動安定化ECU42は、車両の横滑りを抑制するESC(Electronic Stability Control)や、車輪の空転を抑制するTCS(Traction Control System)や、制動時の車輪のロックを抑制するABS(Antilock Brake System)等の機能を実行する。従って、挙動安定化ECU42は、ESCの機能により横方向のスリップを検出でき、TCSとABSの機能により車輪の回転方向のスリップを検出できる。挙動安定化ECU42は、スリップを検出した場合に、スリップ信号をナビゲーション装置10の制御部20に出力する。ユーザI/F部43は、音声を出力するスピーカと、映像を出力するディスプレイと、ユーザの入力操作を受け付ける入力部とを含む。通信部44は、サーバ50と通信するための回路によって構成される。
(1−1)ナビゲーション装置の構成:
ナビゲーション装置10は、CPUとRAMとROM等を備える制御部20と記録媒体30とを備えており、当該記録媒体30やROMに記録されたナビゲーションプログラム21を制御部20が実行する。記録媒体30は、地図情報30aと車両スリップ値Tとを記録する。地図情報30aは、車両が走行可能な道路の位置や形状を記録する。車両スリップ値Tは、車両のスリップし易さを示す値であり、値が小さいほど車両がスリップし易いことを示す。
ナビゲーションプログラム21は、車両側スリップ情報取得部21aと車両スリップ値記録部21bと予測部21cと車両スリップ値補正部21dとを含む。
車両側スリップ情報取得部21aは、地点を車両が実際に走行した場合におけるスリップの発生有無を示すスリップ情報SIを取得する機能を制御部20に実行させるモジュールである。すなわち、車両側スリップ情報取得部21aの機能により制御部20は、サーバ50において登録された地点を車両が実際に走行した際に、挙動安定化ECU42からスリップ信号が出力されたか否かを判定する。以下、地点と表記した場合、サーバ50において登録された地点を意味することとする。車両側スリップ情報取得部21aの機能により制御部20は、地点を走行した際にスリップ信号が出力された場合に、スリップが発生したことを示す情報を生成し、当該情報をスリップ情報SIとして取得する。一方、車両側スリップ情報取得部21aの機能により制御部20は、地点を走行した際にスリップ信号が出力されなかった場合に、スリップが発生しなかったことを示す情報を生成し、当該情報をスリップ情報SIとして取得する。
さらに、車両側スリップ情報取得部21aの機能により制御部20は、地点以外を走行した際にスリップ信号が出力された場合にも、スリップが発生したことを示す情報を生成し、当該情報をスリップ情報SIとして取得する。また、車両側スリップ情報取得部21aの機能により制御部20は、スリップ信号が出力された時刻における車両の現在位置と、車両スリップ値Tとをスリップ情報SIに対応付ける。さらに、車両側スリップ情報取得部21aの機能により制御部20は、通信部44を介して、スリップ情報SIをサーバ50に送信する。なお、車両側スリップ情報取得部21aの機能により制御部20は、車両が地点に対して所定距離まで接近した場合に、サーバ50から当該地点の位置と、当該地点についての地点スリップ値Eとを示す通知情報GIを受信しており、当該通知情報GIに基づいて車両が地点を走行しているか否かを判定できる。
車両スリップ値記録部21bは、車両のスリップし易さを示す車両スリップ値Tを車両に対応付けて記録する機能を制御部20に実行させるモジュールである。本実施形態において、車両スリップ値記録部21bの機能により制御部20は、ユーザI/F部43に対するユーザの入力操作に基づいて、車両にスタッドレスタイヤが装着されているか否か示す車両情報を取得し、当該車両情報に基づいて車両スリップ値Tの初期値を記録媒体30に記録する。具体的に、車両スリップ値記録部21bの機能により制御部20は、スタッドレスタイヤが装着されている場合には所定の初期値T1を車両スリップ値Tとして記録媒体30に記録し、スタッドレスタイヤが装着されていない場合には初期値T2(<T1)を車両スリップ値Tとして記録媒体30に記録する。上述のように車両スリップ値Tは値が小さいほど車両がスリップし易いことを示すため、車両スリップ値記録部21bの機能により制御部20は、スタッドレスタイヤが装着されている場合の方が車両スリップ値Tとして値の大きい初期値T1を記録する。また、車両スリップ値記録部21bの機能により制御部20は、後述する車両スリップ値補正部21dの機能により車両スリップ値Tが補正された場合には、当該補正がなされた車両スリップ値Tを記録媒体30にて上書きする。
予測部21cは、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの大小関係が所定関係(E>T)である場合、当該地点スリップ値Eに対応する地点で当該車両スリップ値Tに対応する車両がスリップすると予測する機能を制御部20に実行させるモジュールである。本実施形態において、予測部21cの機能により制御部20は、下記の表3にしたがって車両が地点にてスリップするか否かを予測する。
Figure 2013206279
すなわち、予測部21cの機能により制御部20は、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの大小関係がE>Tである場合に、車両が地点においてスリップすると予測する。また、予測部21cの機能により制御部20は、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの大小関係がE>Tでない場合に、すなわちE≦Tである場合、車両が地点においてスリップしないと予測する。なお、予測部21cの機能により制御部20は、通知情報GIに基づいて地点スリップ値Eを取得できる。また、予測部21cの機能により制御部20は、ユーザI/F部43によってスリップ警告を音声または映像により出力する。
車両スリップ値補正部21dは、車両スリップ値Tを補正する機能を制御部20に実行させるモジュールである。本実施形態において、車両スリップ値補正部21dの機能により制御部20は、下記の表4にしたがって車両スリップ値Tを補正する。
Figure 2013206279
すなわち、車両スリップ値補正部21dの機能により制御部20は、表4のケース3に示すように、地点において車両がスリップしたことを示すスリップ情報SIが取得され、かつ、当該地点についての地点スリップ値Eが車両スリップ値T以下である(E>Tでない)場合に、地点スリップ値Eが車両スリップ値Tよりも大きくなる(E>Tとなる)ように車両スリップ値Tを減少補正する。
また、車両スリップ値補正部21dの機能により制御部20は、表4のケース2に示すように、地点において車両がスリップしなかったことを示すスリップ情報SIが取得され、かつ、当該地点についての地点スリップ値Eが車両スリップ値Tよりも大きい場合、地点スリップ値Eが車両スリップ値T以下となる(E>Tとならない)ように車両スリップ値Tを増加補正する。
さらに、車両スリップ値補正部21dの機能により制御部20は、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの差が大きいほど、車両スリップ値Tの補正量ΔTを大きくする。すなわち、車両スリップ値補正部21dの機能により制御部20は、地点スリップ値Eから車両スリップ値Tを減算した値の絶対値に対して所定の係数β1,β2(0<β1<1,0<β2<1)を乗算した値を補正量ΔTとする。なお、係数β1,β2は、互いに同じ値であってよいし、異なる値であってもよい。例えば、β1<β2とすることにより、車両スリップ値Tを増加させる補正を促進してもよい。反対に、β1>β2とすることにより、車両スリップ値Tを減少させる補正を促進してもよい。
(1−2)サーバの構成:
サーバ50は、CPUとRAMとROM等を備える制御部60と記録媒体70と通信部80とを備えており、当該記録媒体70やROMに記録されたサーバプログラム61を制御部60が実行する。記録媒体70は、地図情報70aと地点スリップ値DB(Database)70bとを記録する。地図情報70aは、ナビゲーション装置10の地図情報30aと同様である。地点スリップ値DB70bにおいて、車両が走行できる道路上の複数の地点が登録され、当該複数の地点のそれぞれについて地点スリップ値Eが対応付けて記録される。地点スリップ値Eは、地点でのスリップし易さを示す値であり、値が大きいほど地点において車両がスリップし易いことを示す。通信部80は、車両と通信するための回路によって構成される。
サーバプログラム61は、サーバ側スリップ情報取得部61aと地点スリップ値記録部61bと地点スリップ値補正部61cと地点スリップ値通知部61dとを含む。
サーバ側スリップ情報取得部61aは、地点を車両が実際に走行した際におけるスリップの発生有無を示すスリップ情報SIを取得する機能を制御部60に実行させるモジュールである。すなわち、サーバ側スリップ情報取得部61aの機能により制御部60は、車両からスリップ情報SIを受信して取得する。なお、スリップ情報SIには、スリップ信号が出力された時刻における車両の現在位置と、車両スリップ値Tとが対応付けられている。
地点スリップ値記録部61bは、地点でのスリップし易さを示す地点スリップ値Eを地点に対応付けて記録する機能を制御部60に実行させるモジュールである。本実施形態において、地点スリップ値記録部61bの機能により制御部60は、地点において車両のスリップが発生したことを示すスリップ情報SIが最初に取得された場合に、当該車両に対応する車両スリップ値Tを、当該地点に対応する地点スリップ値Eの初期値として記録する。すなわち、地点スリップ値記録部61bの機能により制御部60は、車両がスリップしたことを示すスリップ情報SIが取得され、かつ、当該スリップ情報SIに対応付けられた現在位置が地点スリップ値DB70bの地点として未登録である場合、当該現在位置を地点スリップ値DB70bにて新たな地点として登録する。地点スリップ値記録部61bの機能により制御部60は、スリップ情報SIに対応付けられた現在位置が、地点スリップ値DB70bに登録された地点の位置から所定距離以内に存在しない場合に、当該現在位置が地点として未登録であると判断してもよい。また、地点スリップ値記録部61bの機能により制御部60は、後述する地点スリップ値補正部61cの機能により地点スリップ値Eが補正された場合には、当該補正がなされた地点スリップ値Eを地点スリップ値DB70bにて上書きする。
地点スリップ値補正部61cは、地点スリップ値Eを補正する機能を制御部60に実行させるモジュールである。本実施形態において、地点スリップ値補正部61cの機能により制御部60は、前記の表4にしたがって車両スリップ値Tを補正する。すなわち、地点スリップ値補正部61cの機能により制御部60は、表4のケース3に示すように、地点において車両がスリップしたことを示すスリップ情報SIが取得され、かつ、当該地点についての地点スリップ値Eが車両スリップ値T以下である(E>Tでない)場合に、地点スリップ値Eが車両スリップ値Tよりも大きくなる(E>Tとなる)ように地点スリップ値Eを増加補正する。
また、地点スリップ値補正部61cの機能により制御部60は、表4のケース2に示すように、地点において車両がスリップしなかったことを示すスリップ情報SIが取得され、かつ、当該地点についての地点スリップ値Eが車両スリップ値Tよりも大きい(E>Tである)場合に、地点スリップ値Eが車両スリップ値T以下となる(E>Tとならない)ように地点スリップ値Eを減少補正する。
さらに、地点スリップ値補正部61cの機能により制御部60は、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの差が大きいほど、地点スリップ値Eの補正量ΔEを大きくする。すなわち、地点スリップ値補正部61cの機能により制御部60は、地点スリップ値Eから車両スリップ値Tを減算した値の絶対値に対して所定の係数γ1,γ2(0<γ1<1,0<γ2<1)を乗算した値を補正量ΔEとする。なお、係数γ1,γ2は、互いに同じ値であってよいし、異なる値であってもよい。例えば、γ1<γ2とすることにより、車両スリップ値Tを減少させる補正を促進してもよい。反対に、γ1>γ2とすることにより、車両スリップ値Tを増加させる補正を促進してもよい。
地点スリップ値通知部61dは、車両が地点スリップ値DB70bに登録された地点に対して所定距離以内に接近した場合に、当該地点の位置と、当該地点に対応する地点スリップ値Eを示す通知情報GIを車両に送信する機能を制御部60に実行させるモジュールである。すなわち、地点スリップ値通知部61dの機能により制御部60は、車両から所定時間周期または所定走行距離周期で送信される監視情報に基づいて車両の現在位置を特定し、当該現在位置が地点スリップ値DB70bに登録された地点に対して所定距離以内に接近した場合に通知情報GIを車両に送信する。
前記実施形態において、車両スリップ値補正部21dを実行するナビゲーション装置10の制御部20、および、地点スリップ値補正部61cを実行するサーバ50の制御部60は、スリップ値補正手段に相当する。また、車両スリップ値記録部21bを実行するナビゲーション装置10の制御部20、および、地点スリップ値記録部61bを実行するサーバ50の制御部60は、スリップ値記録手段に相当する。さらに、車両側スリップ情報取得部21aを実行するナビゲーション装置10の制御部20、および、サーバ側スリップ情報取得部61aを実行するサーバ50の制御部60は、スリップ情報取得手段に相当する。
ここで、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの大小関係がE>Tとならない地点と車両との組み合わせについて実際にスリップが発生した場合、予測部21cの機能により制御部20は地点と車両との組み合わせについてスリップが発生しないと誤って予測することとなる。すなわち、実際のスリップの発生有無と予測部21cによる予測結果とが不整合となる。そこで、表4のケース3に示すように、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの大小関係がE>Tとならない地点と車両との組み合わせについて実際にスリップが発生したことを示すスリップ情報SIが取得された場合、スリップ値補正手段は、当該大小関係がE>Tとなるように地点スリップ値Eを増加補正し、車両スリップ値Tを減少補正する。
また、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの大小関係がE>Tとなる地点と車両との組み合わせについて実際にスリップが発生しなかった場合、予測部21cの機能により制御部20は地点と車両との組み合わせについてスリップが発生すると誤って予測することとなる。すなわち、実際のスリップの発生有無と予測部21cによる予測結果とが不整合となる。そこで、表4のケース2に示すように、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの大小関係がE>Tとなる地点と車両との組み合わせについて実際にスリップが発生しなかったことを示すスリップ情報SIが取得された場合、スリップ値補正手段は、当該大小関係がE>Tとならないように(E≦Tとなるように)地点スリップ値Eを減少補正し、車両スリップ値Tを増加補正する。
以上説明した補正をスリップ値補正手段が繰り返して実行することにより、実際のスリップの発生有無と予測部21cによる予測結果とが整合する地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとを得ることができる。すなわち、多数のスリップ情報SIに基づいて補正を行うことにより、スリップの発生有無を正確に予測できるように地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとを補正できる。このように、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tは適正な値へと補正されていくため、地点スリップ値Eの初期値と車両スリップ値Tの初期値とを容易に設定できる。すなわち、地点でのスリップし易さを正確に調査することなく、地点スリップ値Eの初期値を設定できる。同様に、車両のスリップし易さを正確に調査することなく、車両スリップ値Tの初期値を設定できる。すなわち、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの設定が容易であり、車両が地点にてスリップするか否かを正確かつ容易に予測することができる。また、地点や車両のスリップし易さが経時的に変化しても、当該変化に追従するように地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとを補正していくことができる。また、車両がスリップし易い地点ほど、値が大きくなる地点スリップ値Eを得ることができる。また、スリップし易い車両ほど、値が小さくなる車両スリップ値Tを得ることができる。なお、車両スリップ値Tの値が大きくなるほど、車両スリップ値Tに対応する車両のスリップに対する耐性が高いということができる。
また、スリップ値補正手段は、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの差の絶対値が大きいほど、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tについての補正量ΔE,ΔTを大きくする。ここで、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの差の絶対値が大きい場合、大小関係がE>TであったものがE>Tとならなくなる(E≦Tとなる)までに必要な補正回数、および、大小関係がE>Tでなかった(E≦Tであった)ものがE>Tとなるまでに必要な補正回数が多くなる。これに対して、1回の補正あたりの補正量ΔE,ΔTを大きくすることにより、大小関係がE>TであったものがE>Tとならなくなる(E≦Tとなる)までに必要な補正回数、および、大小関係がE>Tでなかった(E≦Tであった)ものがE>Tとなるまでに必要な補正回数を抑制できる。すなわち、実際のスリップの発生有無と予測部21cによる予測結果との不整合を早期に解消できる。
また、車両スリップ値記録部21bの機能により制御部20は、地点において車両のスリップが発生したことを示すスリップ情報SIが最初に取得された場合に、当該車両に対応する車両スリップ値Tを、当該地点に対応する地点スリップ値Eの初期値として記録する。これにより、地点でのスリップし易さを調査することなく地点スリップ値Eの初期値を記録できる。また、一度も車両がスリップしていない地点が地点スリップ値DB70bにおいて無駄に登録されることが防止できる。
さらに、車両スリップ値記録部21bの機能により制御部20は、スタッドレスタイヤの装着有無を示す車両情報に基づく値T1,T2を、当該車両に対応する車両スリップ値Tの初期値として記録する。これにより、車両のスリップし易さを示す車両スリップ値Tとして、ある程度、信頼できる値を初めから記録できる。従って、車両スリップ値Tが適正な値へと補正されるまでの補正回数を抑制できる。
(2)スリップ値記録処理:
(2−1)ナビゲーション装置の処理:
図2Aは、スリップ値記録処理のうちナビゲーション装置10が実行する処理のフローチャートである。まず、車両側スリップ情報取得部21aの機能により制御部20は、サーバ50から通知情報GIを受信する(S100)。すなわち、車両側スリップ情報取得部21aの機能により制御部20は、車両がサーバ50の地点スリップ値DB70bに登録された地点に対して所定距離以内に接近した場合に、通知情報GIを受信する。次に、予測部21cの機能により制御部20は、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの大小関係がE>Tであるか否かを判定する(S105)。すなわち、予測部21cの機能により制御部20は、記録媒体30に記録されている車両スリップ値Tと、通知情報GIが示す接近中の地点についての地点スリップ値Eとに基づいて、車両が接近中の地点においてスリップするか否かを判定する。
地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの大小関係がE>Tであると判定した場合(S105:Y)、予測部21cの機能により制御部20は、車両が接近中の地点においてスリップすると予測し、スリップ警告を出力する(S110)。これにより、運転者はスリップが発生しにくい運転操作をすることができる。一方、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの大小関係がE>Tであると判定しなかった場合(S105:N)、予測部21cの機能により制御部20は、スリップ警告を出力することなく、次の処理(S115)へと移行する。
車両側スリップ情報取得部21aの機能により制御部20は、通知情報GIが示す地点を車両が通過したことを確認する(S115)。例えば、車両側スリップ情報取得部21aの機能により制御部20は、通知情報GIが示す地点の位置から車両の現在位置までの距離が増加中であり、かつ、当該距離が所定値以上となった場合に、通知情報GIが示す地点を車両が通過したとしてもよい。次に、車両側スリップ情報取得部21aの機能により制御部20は、通知情報GIが示す地点にてスリップが発生したか否かを判定する(S120)。例えば、車両側スリップ情報取得部21aの機能により制御部20は、挙動安定化ECU42からスリップ信号が出力された時刻における車両の現在位置が、通知情報GIが示す地点の位置から所定距離以内であるか否かを判定する。
通知情報GIが示す地点にてスリップが発生したと判定した場合(S120:Y)、車両側スリップ情報取得部21aの機能により制御部20は、スリップが発生したことを示すスリップ情報SIをサーバ50に送信する(S125)。次に、車両スリップ値補正部21dの機能により制御部20は、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの大小関係がE>Tであるか否かを判定する(S130)。そして、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの大小関係がE>Tであると判定されなかった場合(S130:N)、車両スリップ値補正部21dの機能により制御部20は、車両スリップ値Tを補正量ΔTだけ減少補正する(S135)。すなわち、表4のケース3に該当するとして、車両スリップ値Tを減少補正する。補正量ΔTは、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの差の絶対値に係数β1を乗算した値である。一方、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの大小関係がE>Tであると判定された場合(S130:Y)、車両スリップ値補正部21dの機能により制御部20は、車両スリップ値Tを補正することなく処理を終了させる。すなわち、表4のケース1に該当し、実際のスリップの発生有無と予測部21cによる予測結果とが整合するとして、車両スリップ値Tを補正しない。
一方、通知情報GIが示す地点にてスリップが発生したと判定しなかった場合(S120:N)、車両側スリップ情報取得部21aの機能により制御部20は、スリップが発生しなかったことを示すスリップ情報SIをサーバ50に送信する(S140)。次に、車両スリップ値補正部21dの機能により制御部20は、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの大小関係がE>Tであるか否かを判定する(S145)。そして、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの大小関係がE>Tであると判定された場合(S145:Y)、車両スリップ値補正部21dの機能により制御部20は、車両スリップ値Tを補正量ΔTだけ増加補正する(S150)。すなわち、表4のケース2に該当するとして、車両スリップ値Tを増加補正する。一方、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの大小関係がE>Tであると判定されなかった場合(S145:N)、車両スリップ値補正部21dの機能により制御部20は、車両スリップ値Tを補正することなく処理を終了させる。すなわち、表4のケース4に該当し、実際のスリップの発生有無と予測部21cによる予測結果とが整合するとして、車両スリップ値Tを補正しない。
(2−2)サーバの処理:
図2Bは、スリップ値記録処理のうちサーバ50が実行する処理のフローチャートである。まず、地点スリップ値通知部61dの機能により制御部60は、車両が地点スリップ値DB70bに登録された地点に対して所定距離以内に接近したか否かを判定する(S200)。そして、車両が地点に対して所定距離以内に接近した場合(S200:Y)、地点スリップ値通知部61dの機能により制御部60は、地点スリップ値Eを示す通知情報GIを車両に送信する(S210)。通知情報GIを車両に送信すると、サーバ側スリップ情報取得部61aの機能により制御部60は、通知情報GIが示す地点を通過した車両からスリップ情報SIを受信する(S220)。
次に、地点スリップ値補正部61cの機能により制御部60は、車両が地点にてスリップしたことをスリップ情報SIが示すか否かを判定する(S230)。そして、車両が地点にてスリップしたことをスリップ情報SIが示すと判定した場合(S230:Y)、地点スリップ値補正部61cの機能により制御部60は、地点についての地点スリップ値Eとスリップ情報SIの送信元の車両の車両スリップ値Tとの大小関係がE>Tであるか否かを判定する(S240)。そして、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの大小関係がE>Tであると判定されなかった場合(S240:N)、地点スリップ値補正部61cの機能により制御部60は、地点スリップ値Eを補正量ΔEだけ増加補正する(S250)。すなわち、表4のケース3に該当するとして、地点スリップ値Eを増加補正する。補正量ΔEは、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの差の絶対値に係数γ1を乗算した値である。一方、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの大小関係がE>Tであると判定された場合(S240:Y)、地点スリップ値補正部61cの機能により制御部60は、地点スリップ値Eを補正することなく処理を終了させる。すなわち、表4のケース1に該当し、実際のスリップの発生有無と予測部21cによる予測結果とが整合するとして、地点スリップ値Eを補正しない。
一方、車両が地点にてスリップしたことをスリップ情報SIが示すと判定しなかった場合(S230:N)、地点スリップ値補正部61cの機能により制御部60は、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの大小関係がE>Tであるか否かを判定する(S260)。そして、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの大小関係がE>Tであると判定された場合(S260:Y)、地点スリップ値補正部61cの機能により制御部60は、地点スリップ値Eを補正量ΔEだけ減少補正する(S270)。すなわち、表4のケース2に該当するとして、地点スリップ値Eを減少補正する。一方、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの大小関係がE>Tであると判定されなかった場合(S260:N)、地点スリップ値補正部61cの機能により制御部60は、地点スリップ値Eを補正することなく処理を終了させる。すなわち、表4のケース4に該当し、実際のスリップの発生有無と予測部21cによる予測結果とが整合するとして、地点スリップ値Eを補正しない。
(3)他の実施形態:
予測部21cの機能により制御部20は、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの大小関係が少なくともE>Tである場合にスリップが発生すると予測すればよく、E>(T+α)である場合に車両が地点においてスリップすると予測してもよい。なお、αは正の定数とする。すなわち、車両スリップ値Tにマージンαを加算した値が地点スリップ値Eよりも小さくならない限り、車両が地点にてスリップすると予測しないようにしてもよい。これにより、地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの値が近似する場合に、スリップが発生すると誤って予測することが防止できる。
さらに、車両スリップ値補正部21dの機能により制御部20は、地点スリップ値Eの信頼度が高い地点についてのスリップ情報SIが取得された場合ほど、車両スリップ値Tの補正量ΔTを大きくしてもよい。地点スリップ値Eの信頼度が高い場合、実際のスリップの発生有無と予測部21cによる予測結果との不整合を生じさせている要因が車両スリップ値Tにある可能性が高いと推定できる。そのため、車両スリップ値の補正量ΔTを大きくすることにより、実際のスリップの発生有無と予測部21cによる予測結果との不整合を早期に解消できる。具体的に、車両スリップ値補正部21dの機能により制御部20は、過去においてスリップ情報SIが取得された回数が多い地点ほど、当該地点の地点スリップ値Eの信頼度が高いとしてもよい。すなわち、スリップ情報SIが取得された回数が多い地点ほど、当該地点についての地点スリップ値Eがすでに適正な値へと補正されている可能性が高く、当該地点についての地点スリップ値Eの信頼度が高いと推定できる。
例えば、以下の構成によって、スリップ情報SIが取得された回数に基づく地点スリップ値Eの信頼度に応じて車両スリップ値Tの補正量ΔTを大きくしてもよい。すなわち、サーバ50の地点スリップ値DB70bにおいて地点ごとに地点スリップ値Eとともに当該地点についてスリップ情報SIが取得された取得回数を記録する。そして、地点スリップ値通知部61dの機能により制御部60は、車両が接近中の地点についての地点スリップ値Eと取得回数とを示す通知情報GIを送信する。さらに、ナビゲーション装置10において、車両スリップ値補正部21dの機能により制御部20は、車両スリップ値Tの補正量ΔTを得るための係数β1,β2を通知情報GIが示す取得回数に比例させる。これにより、過去にスリップ情報SIが取得された回数が多い地点についてのスリップ情報SIが取得された場合ほど、車両スリップ値Tの補正量ΔTを大きくすることができる。
なお、補正量ΔT,ΔEは必ずしも可変でなくてもよく、スリップ値補正手段は、一定の補正量ΔT,ΔEにより車両スリップ値Tと地点スリップ値Eとを補正してもよい。車両スリップ値記録部21bの機能により制御部20は、必ずしも車両情報に応じた車両スリップ値Tの初期値を記録しなくてもよく、例えば任意の一定値を車両スリップ値Tの初期値として記録してもよい。この場合でも、車両スリップ値Tを適正な値へと補正していくことができる。同様に、地点スリップ値記録部61bの機能により制御部60も、任意の一定値を地点スリップ値Eの初期値として記録してもよい。また、車両スリップ値記録部21bの機能により制御部20は、車両のスリップし易さを調査した結果に基づく信頼度の高い車両スリップ値Tを最初から記録してもよい。この場合、必ずしも車両スリップ値Tを補正しなくてもよく、サーバ50において地点スリップ値Eのみを補正してもよい。同様に、地点スリップ値記録部61bの機能により制御部60は、地点でのスリップし易さを調査した結果に基づく信頼度の高い地点スリップ値Eを最初から記録してもよい。この場合、必ずしも地点スリップ値Eを補正しなくてもよく、ナビゲーション装置10において車両スリップ値Tのみを補正してもよい。
また、ナビゲーション装置10に地点スリップ値DB70bを備えさせることにより、ナビゲーション装置10において地点スリップ値Eと車両スリップ値Tの双方を補正するようにしてもよい。同様に、サーバ50に車両ごとに車両スリップ値Tを記録したデータベースを備えさせることにより、サーバ50において地点スリップ値Eと車両スリップ値Tの双方を補正するようにしてもよい。さらに、予測部21cは、サーバ50において実行されてもよく、サーバ50が予測結果を車両に通知するようにしてもよい。すなわち、ナビゲーション装置10とサーバ50とは、予測に使用される地点スリップ値Eと車両スリップ値Tとの少なくとも一方を補正すればよく、予測部21cを実行する装置が別に備えられてもよい。
1…スリップ値記録システム、10…ナビゲーション装置、20…制御部、21…ナビゲーションプログラム、21a…車両側スリップ情報取得部、21b…車両スリップ値記録部、21c…予測部、21d…車両スリップ値補正部、30…記録媒体、30a…地図情報、41…位置センサ、43…ユーザI/F部、44…通信部、50…サーバ、60…制御部、61…サーバプログラム、61a…サーバ側スリップ情報取得部、61b…地点スリップ値記録部、61c…地点スリップ値補正部、61d…地点スリップ値通知部、70…記録媒体、70a…地図情報、70b…地点スリップ値DB、80…通信部、T…車両スリップ値、E…地点スリップ値、42…挙動安定化ECU、GI…通知情報。

Claims (12)

  1. 車両のスリップし易さを示す車両スリップ値を前記車両に対応付けて記録し、地点でのスリップし易さを示す地点スリップ値を前記地点に対応付けて記録するスリップ値記録手段と、
    前記地点スリップ値と前記車両スリップ値との大小関係が所定関係である場合、当該地点スリップ値に対応する前記地点で当該車両スリップ値に対応する前記車両がスリップすると予測する予測手段と、
    前記地点を前記車両が実際に走行した場合におけるスリップの発生有無を示すスリップ情報を取得するスリップ情報取得手段と、
    前記地点において前記車両がスリップしたことを示す前記スリップ情報が取得され、かつ、当該地点についての前記地点スリップ値と当該車両についての前記車両スリップ値との大小関係が前記所定関係となっていない場合に、当該大小関係が前記所定関係となるように前記地点スリップ値と前記車両スリップ値との少なくとも一方を補正するとともに、
    前記地点において前記車両がスリップしなかったことを示す前記スリップ情報が取得され、かつ、当該地点についての前記地点スリップ値と当該車両についての前記車両スリップ値との大小関係が前記所定関係となっている場合に、当該大小関係が前記所定関係とならないように前記地点スリップ値と前記車両スリップ値との少なくとも一方を補正するスリップ値補正手段と、
    を備えるスリップ値記録システム。
  2. 前記スリップ値補正手段は、前記地点スリップ値と前記車両スリップ値との差が大きいほど、前記地点スリップ値と前記車両スリップ値との少なくとも一方についての補正量を大きくする、
    請求項1に記載のスリップ値記録システム。
  3. 前記スリップ値補正手段は、前記車両スリップ値と前記地点スリップ値との双方を補正する、
    請求項1または請求項2のいずれかに記載のスリップ値記録システム。
  4. 前記スリップ値補正手段は、前記地点スリップ値の信頼度が高い前記地点についての前記スリップ情報が取得された場合ほど、前記車両スリップ値の前記補正量を大きくする、
    請求項3に記載のスリップ値記録システム。
  5. 前記スリップ値補正手段は、過去において前記スリップ情報が取得された回数が多い前記地点ほど、当該地点についての前記地点スリップ値の信頼度が高いとする、
    請求項4に記載のスリップ値記録システム。
  6. 前記スリップ値記録手段は、前記地点において前記車両のスリップが発生したことを示す前記スリップ情報が最初に取得された場合に、当該車両に対応する前記車両スリップ値を、当該地点に対応する前記地点スリップ値の初期値として記録する、
    請求項3から請求項5のいずれか一項に記載のスリップ値記録システム。
  7. 前記スリップ値記録手段は、前記車両の状態を示す車両情報に基づく値を、当該車両に対応する前記車両スリップ値の初期値として記録する、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のスリップ値記録システム。
  8. 前記予測手段は、
    前記地点スリップ値が前記車両スリップ値よりも大きい場合に、当該地点スリップ値に対応する前記地点で当該車両スリップ値に対応する前記車両がスリップすると予測し、 前記スリップ値補正手段は、
    前記地点において前記車両がスリップしたことを示す前記スリップ情報が取得され、かつ、当該地点についての前記地点スリップ値が当該車両についての前記車両スリップ値以下の場合に、当該地点スリップ値が当該車両スリップ値よりも大きくなるように当該地点スリップ値と当該車両スリップ値との少なくとも一方を補正するとともに、
    前記地点において前記車両がスリップしなかったことを示す前記スリップ情報が取得され、かつ、当該地点についての前記地点スリップ値が当該車両についての前記車両スリップ値よりも大きい場合に、当該地点スリップ値が当該車両スリップ値以下となるように当該地点スリップ値と当該車両スリップ値との少なくとも一方を補正する、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のスリップ値記録システム。
  9. 車両のスリップし易さを示す車両スリップ値を前記車両に対応付けて記録するスリップ値記録手段と、
    地点を前記車両が実際に走行した場合におけるスリップの発生有無を示すスリップ情報を取得するスリップ情報取得手段と、
    前記地点において前記車両がスリップしたことを示す前記スリップ情報が取得され、かつ、当該地点でのスリップし易さを示す地点スリップ値と当該車両についての前記車両スリップ値との大小関係が所定関係となってない場合に、当該大小関係が前記所定関係となるように前記車両スリップ値を補正するとともに、
    前記地点において前記車両がスリップしなかったことを示す前記スリップ情報が取得され、かつ、当該地点についての前記地点スリップ値と当該車両についての前記車両スリップ値との大小関係が前記所定関係となっている場合に、当該大小関係が前記所定関係とならないように前記車両スリップ値を補正するスリップ値補正手段と、
    を備える車載端末。
  10. 地点でのスリップし易さを示す地点スリップ値を前記地点に対応付けて記録するスリップ値記録手段と、
    前記地点を車両が実際に走行した場合におけるスリップの発生有無を示すスリップ情報を前記車両から取得するスリップ情報取得手段と、
    前記地点において前記車両がスリップしたことを示す前記スリップ情報が取得され、かつ、当該地点でのスリップし易さを示す地点スリップ値と当該車両についての前記車両スリップ値との大小関係が所定関係となっていない場合に、当該大小関係が前記所定関係となるように前記地点スリップ値を補正するとともに、
    前記地点において前記車両がスリップしなかったことを示す前記スリップ情報が取得され、かつ、当該地点についての前記地点スリップ値と当該車両についての前記車両スリップ値との大小関係が前記所定関係となっている場合に、当該大小関係が前記所定関係とならないように前記地点スリップ値を補正するスリップ値補正手段と、
    を備えるサーバ。
  11. 車両のスリップし易さを示す車両スリップ値を前記車両に対応付けて記録し、地点でのスリップし易さを示す地点スリップ値を前記地点に対応付けて記録するスリップ値記録工程と、
    前記地点スリップ値と前記車両スリップ値との大小関係が所定関係である場合、当該地点スリップ値に対応する前記地点で当該車両スリップ値に対応する前記車両がスリップすると予測する予測工程と、
    前記地点を前記車両が実際に走行した場合におけるスリップの発生有無を示すスリップ情報を取得するスリップ情報取得工程と、
    前記地点において前記車両がスリップしたことを示す前記スリップ情報が取得され、かつ、当該地点についての前記地点スリップ値と当該車両についての前記車両スリップ値との大小関係が前記所定関係となっていない場合に、当該大小関係が前記所定関係となるように前記地点スリップ値と前記車両スリップ値との少なくとも一方を補正するとともに、
    前記地点において前記車両がスリップしなかったことを示す前記スリップ情報が取得され、かつ、当該地点についての前記地点スリップ値と当該車両についての前記車両スリップ値との大小関係が前記所定関係となっている場合に、当該大小関係が前記所定関係とならないように前記地点スリップ値と前記車両スリップ値との少なくとも一方を補正するスリップ値補正工程と、
    を含むスリップ値記録方法。
  12. 車両のスリップし易さを示す車両スリップ値を前記車両に対応付けて記録し、地点でのスリップし易さを示す地点スリップ値を前記地点に対応付けて記録するスリップ値記録機能と、
    前記地点スリップ値と前記車両スリップ値との大小関係が所定関係である場合、当該地点スリップ値に対応する前記地点で当該車両スリップ値に対応する前記車両がスリップすると予測する予測機能と、
    前記地点を前記車両が実際に走行した場合におけるスリップの発生有無を示すスリップ情報を取得するスリップ情報取得機能と、
    前記地点において前記車両がスリップしたことを示す前記スリップ情報が取得され、かつ、当該地点についての前記地点スリップ値と当該車両についての前記車両スリップ値との大小関係が前記所定関係となっていない場合に、当該大小関係が前記所定関係となるように前記地点スリップ値と前記車両スリップ値との少なくとも一方を補正するとともに、
    前記地点において前記車両がスリップしなかったことを示す前記スリップ情報が取得され、かつ、当該地点についての前記地点スリップ値と当該車両についての前記車両スリップ値との大小関係が前記所定関係となっている場合に、当該大小関係が前記所定関係とならないように前記地点スリップ値と前記車両スリップ値との少なくとも一方を補正するスリップ値補正機能と、
    をコンピュータに実行させるスリップ値記録プログラム。
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